JP5028437B2 - マスクブランク用ガラス基板の製造方法、マスクブランクの製造方法及び露光用フォトマスクの製造方法 - Google Patents

マスクブランク用ガラス基板の製造方法、マスクブランクの製造方法及び露光用フォトマスクの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、マスクブランク用ガラス基板の製造方法、マスクブランクの製造方法及び露光用マスクの製造方法に関する。
近年、半導体デバイスの微細化に伴って、光リソグラフィー技術において露光光として、例えば、ArFエキシマレーザー(露光波長193nm)等の短波長の光が用いられるようになってきた。また、光リソグラフィー技術において使用される露光用フォトマスク及びこの露光用フォトマスクを製造するためのマスクブランクの技術分野においても、上述の短波長の露光光に対して光を遮断できる遮光膜や、位相を変化させる位相シフト膜の開発が急速に行われ、様々な膜材料が提案されている。
ところで、上記マスクブランク用ガラス基板や、このマスクブランク用ガラス基板を製造するための合成石英ガラス基板の内部には、異物や気泡などの欠陥が存在しないことが要求されている。特許文献1には、ガラス基板内に、波長が200nm以下の波長の検査光を導入したときにガラス基板の内部欠陥から発生される蛍光を検出してガラス基板に存在する内部欠陥(異物や気泡など)を検出する欠陥検出方法が開示されている。
特開2007−86050号公報
ところが、上述の欠陥検出方法によって内部欠陥が存在しないと判定されたガラス基板であっても、特に表裏面の近傍付近に微小な欠陥が残っている場合のあることが判明した。本願発明者がその原因を究明した結果、以下のことが判明した。
図6は従来のマスクブランク用ガラス基板の欠陥検査工程の説明図であり、図7は図6におけるガラス基板10の斜視図である。図6、図7において、符号10は検査対象たるガラス基板であり、このガラス基板10は、2つの主表面11,12と、4つの端面13,14,15,16とを有する。2つの主表面11,12と、4つの端面13,14,15,16とが交差する角部には、面取り面13a,13b,14a,14b,15a,15b,16a,16bが形成されている。
検査光Lは、図中左方から端面13に対して垂直に照射されてガラス基板10の内部に導入される。検査光Lは、ガラス基板10の厚さtgより少し大きい幅 (上下幅)t
を有し、かつ実質的にはほぼ平行な光である。それゆえ、検査光Lは、実際には、端面13と、面取り面13a,13bとを通じて内部に導入されることになる。なお、検査光Lの横幅(表・裏面に平行な方向の幅)も上記上下幅tと略同等程度の幅を有する。したがって、ガラス基板を表・裏面に平行な方向に移動することによって検査光をガラス基板全体に導入してガラス基板全体を検査するようにしている。
ここで、検査光Lは端面13からはほぼ垂直に入射されるが、面取り面13a,13bを通じて内部に導入される光は、これら面取り面に対して45°前後の角度で入射し、ガラス基板10内の領域S1,S2を通過することになる。このため、面取り面13a,1
3bから入射する際に、これらの面で屈折と反射が起こり、これらの面から入射して領域S1,S2を通過する検査光の強度が、端面13から垂直に入射して他の領域を通過する検査光の強度に比較してかなり弱くなると考えられる。その結果、領域S1,S2内にある欠陥Ka,Kb等に照射される検査光の強度が十分でなくなり、微小な内部欠陥から発生する蛍光も十分でなくなると考えられる。
本発明は、上述の背景のもとでなされたものであり、その目的は、マスクブランク用ガラス基板の製造の際に、マスクブランク用ガラス基板の主表面近傍の微小な内部欠陥をも洩れなく検出可能とし、実質的に全ての領域の内部欠陥を良好に検出して欠陥のない製品を得ることができるマスクブランク用ガラス基板の製造方法、マスクブランクの製造方法及び露光用フォトマスクの製造方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段は以下の通りである。
(1)2つの主表面と4つの端面を有する薄板状のマスクブランク用ガラス基板を準備する基板準備工程と、
一端面から波長200nm以下の実質的に平行光の検査光を前記ガラス基板内に導入して内部欠陥を検出する欠陥検査工程とを有するマスクブランク用ガラス基板の製造方法であって、
前記欠陥検査工程は、一端面から検査光を一方の主表面側に傾斜させてガラス基板内に導入し、さらに前記一端面と対向する端面から検査光を前記一方の主表面と対向する主表面側に傾斜させてガラス基板内に導入することで、前記検査光によって前記ガラス基板の内部欠陥から発生する蛍光の有無を検査するものであり、
蛍光が検出されないガラス基板を選定することを特徴とするマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
(2)前記ガラス基板が、前記2つの主表面と前記4つの端面とが交差する角部に面取り面が形成されていることを特徴とする(1)に記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
(3)前記欠陥検査工程は、前記の一端面および一端面に対向する端面からの検査光の導入に加えて、前記検査光をいずれの主表面に対しても傾斜させずにいずれかの端面からガラス基板内に導入して前記内部欠陥から発生する蛍光の有無を検査することを特徴とする(1)または(2)のいずれかに記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
(4)前記ガラス基板に導入される検査光は、所定の発散角度を有する発散光であることを特徴とする(1)または(2)のいずれかに記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
(5)前記検査光は、凹レンズまたは凹面鏡により、発散光にして端面から前記ガラス基板内に導入されるものであることを特徴とする(4)に記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
(6)前記凹レンズは、端面の前に配置されたシリンドリカルレンズであることを特徴とする(5)に記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
(7)前記凹面鏡は、端面の前に配置されたシリンドリカル凹面鏡であることを特徴とする(5)に記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
(8)(1)から(7)のいずれかに記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法によって製造されたマスクブランク用ガラス基板の主表面にパターン形成用の薄膜を形成する工程を備えたことを特徴とするマスクブランクの製造方法。
(9)(8)に記載のマスクブランクの製造方法によって製造されたマスクブランクの前記パターン形成用の薄膜に露光用の微細パターンを形成する工程を有することを特徴とする露光用フォトマスクの製造方法。
(10)2つの主表面と4つの端面を有する薄板状のマスクブランク用ガラス基板を準備する基板準備工程と、
前記ガラス基板の主表面にパターン形成用の薄膜を形成する薄膜形成工程と、
一端面から波長200nm以下の実質的に平行光の検査光を前記ガラス基板内に導入して内部欠陥を検出する欠陥検査工程と
を有するマスクブランクの製造方法であって、
前記欠陥検査工程は、検査光を一方の主表面側に傾斜させて一端面からガラス基板内に導入し、さらに検査光を前記一方の主表面と対向する主表面側に傾斜させて前記一端面と対向する端面からガラス基板内に導入することで、前記検査光によって前記ガラス基板の内部欠陥から発生する蛍光の有無を検査するものであり、
蛍光が検出されないマスクブランクを選定することを特徴とするマスクブランクの製造方法。
(11)2つの主表面と4つの端面を有する薄板状のマスクブランク用ガラス基板を準備する基板準備工程と、
前記ガラス基板の主表面にパターン形成用の薄膜を形成する薄膜形成工程と、
前記薄膜に露光用の微細パターンを形成する微細パターン形成工程と、
一端面から波長200nm以下の実質的に平行光の検査光を前記ガラス基板内に導入して内部欠陥を検出する欠陥検査工程と
を有する露光用フォトマスクの製造方法であって、
前記欠陥検査工程は、検査光を一方の主表面側に傾斜させて一端面からガラス基板内に導入し、さらに検査光を前記一方の主表面と対向する主表面側に傾斜させて前記一端面と対向する端面からガラス基板内に導入することで前記検査光によって前記ガラス基板の内部欠陥から発生する蛍光の有無を検査するものであり、
蛍光が検出されない露光用フォトマスクを選定することを特徴とする露光用フォトマスクの製造方法。
上述の手段によれば、前記検査工程は、実質的に平行光である検査光を、ガラス基板の一端面から一方の主表面側に傾斜させてガラス基板内に導入し、さらに前記一端面と対向する端面から検査光を前記一方の主表面と対向する主表面側に傾斜させてガラス基板内に導入することにより、検査光をガラス基板表面近傍を含む所定領域まで確実に到達させることが容易になり、マスクブランク用ガラス基板の主表面近傍の微小な内部欠陥をも洩れなく検出することが容易になり、欠陥のない製品を容易に得ることが可能になる。
また、検査対象のガラス基板の形状によっては、一端面側からと、対向する端面側からの両方の検査光がともに及ばない領域が生じる場合があるが、さらにいずれの主表面に対しても傾斜させずにいずれかの端面から検査光を導入することで、検査すべき所定領域全体に確実に到達させることができる。また、検査光を所定の発散角度を有する発散光として、一端面側からと対向する端面側からの両方から検査光を導入することによっても、検査すべき所定領域全体に確実に到達させることができる。
本発明の実施の形態1にかかるマスクブランク用ガラス基板の製造方法における欠陥検査工程に関する説明図である。 図1のA部拡大図である。 本発明の実施の形態1にかかるマスクブランク用ガラス基板の製造方法における欠陥検査工程を実施するための装置構成を示す図である。 欠陥検出の説明図である。 本発明の実施の形態2にかかるマスクブランク用ガラス基板の製造方法における欠陥検査工程に関する説明図である。 従来のマスクブランク用ガラス基板の欠陥検査方法の説明図である。 図6におけるガラス基板10の斜視図である。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1にかかるマスクブランク用ガラス基板の製造方法における内部欠陥検査工程に関する説明図、図2は図1のA部拡大図、図3は本発明の実施の形態1にかかるマスクブランク用ガラス基板の製造方法における内部欠陥検査工程を実施するための装置構成を示す図、図4は欠陥検出の説明図である。以下、これらの図面を参照にしながら本発明の実施の形態1にかかるマスクブランク用ガラス基板の製造方法、マスクブランクの製造方法、および露光用フォトマスクの製造方法を説明する。なお、本実施の形態1の内部欠陥検査工程における検査対象であるマスクブランク用ガラス基板は、上述の従来のマスクブランク用ガラス基板の検査方法の対象であるマスクブランク用ガラス基板と同じものであるので、同一の部分には同一の符号を付して説明する。
実施の形態1にかかるマスクブランク用ガラス基板の製造方法は、(1)内部欠陥検査の対象となるマスクブランク用ガラス基板の研削工程、(2)マスクブランク用ガラス基板の欠陥検査工程、(3)マスクブランク用ガラス基板の研磨工程からなる。また、実施の形態1にかかるマスクブランクの製造方法は、前記の(1)〜(3)の工程で製造したマスクブランク用ガラス基板に対して、(4)マスクブランクの製造工程を行う。さらに、実施の形態1にかかる露光用フォトマスクの製造方法は、(4)の工程で製造したマスクブランクに対して、(5)露光用フォトマスクの製造工程を行う。上記工程のうち、本実施の形態の最大の特徴は、(2)マスクブランク用ガラス基板の内部欠陥の検査工程で用いるマスクブランク用ガラス基板の内部欠陥の検査方法にあり、他の工程は、概ね公知の工程を用いるので、以下では、公知の工程の説明は必要最小限にし、マスクブランク用ガラス基板の欠陥検査方法を中心に説明する。なお、(2)マスクブランク用ガラス基板の内部欠陥検査工程は、(3)マスクブランク用ガラス基板の研磨工程後のガラス基板や、(4)マスクブランクの製造工程後のマスクブランクや、(5)露光用フォトマスクの製造工程後の露光用フォトマスクに対して行っても内部欠陥検査の精度には実質的な差はない。ただ、(3)のマスクブランク用ガラス基板の研磨工程や(4)マスクブランクの製造工程及び、(5)露光用フォトマスクの製造工程を先に行ってからであると、内部欠陥のある不合格品となるものも含めたすべてのガラス基板に対して研磨や薄膜の成膜を行うため、大きな無駄が生じるので、(3)の研磨工程前に行うことが好ましい。なお、より確実に内部欠陥を発見することに重点を置く場合には、ガラス基板の研磨工程が完了しているマスクブランク用ガラス基板や、そのガラス基板にパターン形成用薄膜が形成されたマスクブランクや、露光用フォトマスクで内部欠陥検査工程を行うとよい。
(1)内部欠陥検査の対象となるマスクブランク用ガラス基板の研削工程
公知の方法(例えば、特開平8−31723号公報、特開2003−81654号公報等参照)により作成された合成石英ガラスインゴットから、約152.4mm×約152.4mm×約6.85mmの板状体を切り出して合成石英のガラス基板を得る。このガラス基板は、対向する2つの主表面と、この両主表面に直交する4つの端面と有する。
上記ガラス基板の主表面と端面とが交差する角部に面取り加工を施した後、検査光を導入する端面に鏡面研磨を施して、検査光をガラス基板内部に導入できるようにしてマスクブランク用ガラス基板10を得る。このガラス基板10は、図6、図7に示されるマスクブランク用ガラス基板と同じものであり、2つの主表面11,12、4つの端面13,14,15,16、8つの面取り面13a,13b,14a,14b,15a,15b,16a,16bを有する。ここで、検査光を導入する端面(一端面)13およびそれに対向する端面14の表面粗さRa(算術平均粗さ)は約0.03μm以下とする。なお、マスクブランクの研磨工程で4つの端面全てに鏡面研磨を施すので、この研削工程の段階で、その他の端面14,15,16に対して鏡面研磨を施してもよい。こうして得られたマスクブランク用ガラス基板10は次の工程である内部欠陥の検査工程に供給される。
(2)マスクブランク用ガラス基板の欠陥検査工程
この工程では、上述のようにして得られたマスクブランク用ガラス基板10を以下説明する欠陥検査方法によってその内部欠陥の有無を検査する工程である。以下、この工程で用いるマスクブランク用ガラス基板の検査方法を説明する。なお、ここでは、検査光を端面13側から主表面11側に傾斜させて入射させ、検査光を端面14側から主表面12側に傾斜させて入射させるだけでは、所定領域全体に検査光が到達しない場合について説明するものとし、所定領域全体に検査光を行き渡らせるために、さらに端面13側から主表面11,12に対して傾斜させずに検査光を入射させることとする。図1は、本実施の形態1にかかるマスクブランク用ガラス基板の製造法における内部欠陥検査工程の説明図であり、その原理を説明する図である。図1において、まず、発散角度2mradの実質的に平行光である検査光Lを、ガラス基板10の端面13からガラス基板10内に導入し、そのときに欠陥から発生される蛍光を検出する。
すなわち、検査光Lが主表面11側に当たる方向に主表面11に対して傾斜角θgだけ傾斜させて入射させる。このとき、ガラス基板10内に導入される検査光Lのうち、端面13と面取り面13a,13bとが交差する角部を通過してガラス基板内に導入された光線をL1,L2とすると、このうち光線L1が、所定領域の主表面11側の境界面Eと、所定領域の端面13側の境界面Bとの交線Be上、あるいはそれよりも端面13側になるように、かつ、光線L2が、端面13と面取り面13aとが交差する角部と端面14と面取り面14aとが交差する角部とを通る境界面Hと所定領域の端面14側の境界面Dとの交線Dh上、あるいはそれよりも端面14側になるように、傾斜角θgを設定する必要がある。光線L1,L2がこれらの条件を満たさないと、例え、端面13側(いずれの端面側でも同じ)から主表面11,12に対して傾斜させずに検査光を入射させても、全ての所定領域に検査光を行き渡らせることができないので、確実な内部欠陥の検査が保証できない。なお、検査光Lは、端面13からガラス基板10内に導入されるときに、空気とガラス基板10との屈折率差で光線の角度が所定量だけ変わる。検査光Lの傾斜角θgは、ガラス基板10に入射する前の検査光の傾斜角であり、ガラス基板10に導入される際に光線L1,L2の角度が変わることを考慮して設定されるものである。
次に、検査光Lを、ガラス基板10の端面14からガラス基板10内に導入し、そのときに欠陥から発生される蛍光を検出する。
すなわち、検査光Lが主表面12側に当たる方向に主表面12に対して傾斜角θgだけ傾斜させて入射させる。このとき、ガラス基板10内に導入される検査光Lのうち、端面14と面取り面14a,14bとが交差する角部を通過してガラス基板内に導入された光線をL3,L4とすると、このうち光線L4が、所定領域の主表面12側の境界面Fと、所定領域の端面14側の境界面Dとの交線Df上、あるいはそれよりも端面14側になるように、かつ、光線L3が、端面13と面取り面13bとが交差する角部と端面14と面取り面14bとが交差する角部とを通る境界面Jと所定領域の端面13側の境界面Bとの交線Bj上、あるいはそれよりも端面13側になるように、傾斜角θgを設定する必要がある。光線L3,L4がこれらの条件を満たさないと、例え、端面13側(いずれの端面側でも同じ)から主表面11,12に対して傾斜させずに検査光を入射させても、全ての所定領域に検査光を行き渡らせることができないので、確実な内部欠陥の検査が保証できない。
さらに、検査光Lを、ガラス基板10のいずれかの端面(図1では端面13)からガラス基板10内に導入し、そのときに欠陥から発生される欠陥光を検出する。すなわち、検査光Lを主表面11,12に対して傾斜させずに入射させる。このとき、ガラス基板10内に導入される検査光Lのうち、端面13と面取り面13a,13bとが交差する角部を通過してガラス基板10内に導入された光線をL5,L6とすると、光線L5は境界面H
上を通り、光線L6は境界面J上を通ることになり、この検査光Lは、ガラス基板10内の境界面Hと境界面Jとに挟まれる領域全体に到達することになる。このような方法をとることにより、ガラス基板10内の境界面B,D,E,Fに囲まれる所定領域全体に検査光を行き渡させることができる。
ここで、所定領域のマスクブランク用ガラス基板で厚さ方向(主表面11と主表面12との間の方向)の範囲は、必ずしも厚さ方向の全領域に検査光が到達しなければならないわけではない。これは、研削工程終了後に、欠陥検査工程を行う場合においては、その後の研磨工程で、主表面11,12が研磨されることで両側から厚さ方向に所定量のガラスが削り取られる(図2の11a部分)ため、削り取られる領域に内部欠陥があっても、完成したマスクブランク用ガラス基板では、その内部欠陥は除去されているからである。ただし、パターン形成用の薄膜が形成される側の主表面とその反対側の主表面で研磨される量が若干異なることや、両主表面が完全なフラット形状ではないこと等を考慮して、厚さ方向の検査光が到達する領域には多少の余裕を持たせた方がよい(主表面11側の研磨工程後に露出する面であり、多少の余裕を持たせた仮想主表面が境界面Eであり、主表面12側の研磨工程後に露出する面であり、多少の余裕を持たせた仮想主表面が境界面Fである。)。例えば、約152mm×152mmの大きさの主表面(面取り部分含んだ大きさ)のマスクブランク用ガラス基板の場合、板厚(厚さ方向の厚さ)は、研削工程終了後の板厚6.85mmから6.35mmを目標に研磨される。前記の余裕を勘案すると、厚さ方向の基板中心を基準に最低限6.4mmの厚さの領域に検査光が到達すればよいということになる。すなわち、研削工程終了後のガラス基板において、厚さ方向の基板中心を基準に6.4mmよりも外側の部分については、後の研磨工程で除去されるので、検査すべき所定領域から外れても問題がないということになる。
一方、所定領域の主表面側の範囲は、マスクブランク用ガラス基板を用いてマスクブランクを製造し、そのマスクブランクを基に露光用フォトマスクを作製するときに、薄膜に転写パターンが形成される領域について最低限カバーできればよい。なぜなら、このマスクブランク用ガラス基板を基に露光用フォトマスクを作製し、これを露光装置のフォトマスクステージに設置して、転写対象物(ウェハ等)へのパターン転写を行った場合、転写パターンが形成される領域の外側の主表面11,12の領域の露光光は、薄膜で遮られるため、その領域に内部欠陥が存在しても、転写対象物に対して悪影響を与えないからである。
例えば、前記の約152mm×152mmの大きさの主表面のマスクブランク用ガラス基板の場合、転写パターンが形成される領域は、マスクブランクの中心を基準に132mm×132mmの内側の領域とすることが一般的である。この場合、最低限、端面13に平行であって、マスクブランクの中心から端面13に向かって66mmの距離に、所定領域の境界面Bが、端面14に平行であって、マスクブランクの中心から端面14に向かって66mmの距離に、所定領域の境界面Dがそれぞれ設定されていればよい。なお、露光用フォトマスクは、露光装置のフォトマスクステージで、露光光の光源側に薄膜が形成されない側の主表面が向く形で設置される。このため、所定領域の外側の領域においてもガラス基板10の内部まで露光光が照射されるため、内部欠陥があるとそこから蛍光が発生する。内部欠陥が所定領域の境界面B,D付近にあった場合、そこから発する蛍光が転写対象物へのパターン転写に悪影響を与えることがあり得る。このようなことを考慮する場合、所定領域をマスクブランクの中心を基準に142mm×142mmの内側の領域と、余裕をもって設定すると好ましい。さらに余裕を持たせるならば、所定領域を例えば146mm×146mmの内側の領域とするとより好ましい。
以上のことを勘案すると、約152mm×152mm×6.35mmのマスクブランク用ガラス基板を製造する場合、内部欠陥検査工程で検査すべき所定領域は、最低限で、基
板中心を基準に132mm×132mm×6.4mmのガラス基板内部とすればよい。また、より確実な内部欠陥検査が要求される場合においては、所定領域を基板中心を基準に142mm×142mm×6.45mmのガラス基板内部とすると好ましい。これにより、検査光Lをガラス基板10内の転写パターンが形成される領域に行き渡らせることができ、そのときに発生する欠陥光を検出することにより、比較的簡単に、漏れのない欠陥検出ができる。
上述の実施の形態において、上記傾き角θcは、具体的には、以下の通りとなる。
・検査光;ArFエキシマレーザー光(露光波長:193nm)
・ガラス基板10の材質;合成石英ガラス
・屈折率:1.52(露光波長:193nmにおいて)
・ガラス基板10の寸法
縦・横:約152×152mm、
厚さtg:6.4mm(研磨工程後の目標厚さ6.35mm+誤差範囲)
面取り量m(図2参照);0.6mm
・所定領域:132mm×132mm×6.4mm(基板中心を基準として)
・検査光の傾斜角度θg:2.4°
前記のようにマスクブランク用ガラス基板の完成時(研磨工程終了後)の縦横寸法が約152mm×152mm×6.35mm、面取り量mが0.6mmの場合、最低限検査光を到達させるべき所定領域を132mm×132mm×6.4mmとすると、傾斜角度θgは、2.4°であればよい。また、同じ基板寸法であり、検査光を到達させるべき所定領域を142mm×142mm×6.45mmとすると、傾斜角度θgは、4.8°であればよい。
次に、図3を参照しながら、上述の実施の形態1にかかる欠陥検査工程を実施するための装置構成を説明し、本発明の実施の形態1にかかるマスクブランク用ガラス基板の製造方法における欠陥検査工程をより詳しく説明する。図3において、符号20は、ガラス基板の欠陥検査装置である。このガラス基板の欠陥検査装置20は、検査光Lを発生してガラス基板に照射するためのレーザー装置21と、ガラス基板10を載せてX方向、Y方向、Z方向にそれぞれ移動させるとともにその位置情報を送出するXYZステージ22と、ガラス基板10で発生した欠陥光を検出するCCDカメラ23と、CCDカメラ23からの画像情報やXYZステージ22からの位置情報等を入力して所定の処理をするコンピュータ27とを有する。
レーザー装置21は、XYZステージ22に載せられたガラス基板10の端面13の側に設けられている。なお、点線で示したように、端面13に対向する端面14の側にもう1台設けてもよい。レーザー装置21から射出された検査光Lは、端面13及び端面14を通じてガラス基板10内に導入されるようになっている。レーザー装置21から射出される検査光は、ビーム形状が7.0mm×4.0mm、パワーが6mJ、周波数が400Hzのパルス状のArFエキシマレーザー光(波長:193nm)である。
XYZステージ22は、ガラス基板10を載置してこれをXYZ方向に移動でき、さらにガラス基板10を傾斜させることもできるようになっており、ガラス基板10を所望の位置に移動および傾斜させ、その位置情報をコンピュータ27に送出するものである。すなわち、検査光Lをガラス基板10の主表面11,12に対して傾斜角度θg°傾斜させるには、ガラス基板10側を傾斜させることで実現できる。なお、レーザー装置21を、検査光Lをガラス基板10の主表面11,12に対して傾斜させることができるような構成としてもよい。本欠陥検査を行う場合には、検査開始の位置にガラス基板10を設置し、ガラス基板10を検査光Lが主表面11側に当たるように、前記の条件を満たす傾斜角
度θgだけ傾斜させ、次に、レーザー装置21によって、ガラス基板10内に検査光Lを導入し、そのときの蛍光Lkc,Lkdの像をCCDカメラ23によって撮像し、その画像情報及び上記位置情報をコンピュータ27に送って蓄積する。次に、XYZステージ22を駆動してガラス基板10を、検査光Lの幅分だけY方向に移動させ、同様に、検査光Lを照射し、そのときの蛍光Lkc,Lkdの像をCCDカメラ23によって撮像し、その画像情報を並びに位置情報をコンピュータ27に送る。この動作を繰り返すことにより、端面13の一方の端から他方の端までの全ての領域から検査光Lを導入する。
次に、XYZステージ22上でガラス基板10を、端面14がレーザー装置21側に向くように移動させ、検査光Lが主表面12側に当たるように、前記条件を満たす傾斜角度θgだけ傾斜させる。そして、端面13から導入した場合と同様の操作を繰り返し、端面14の一方の端から他方の端までの全ての領域から検査光Lを導入する。最後に、XYZステージ22上でガラス基板10を、端面13がレーザー装置21側に向くように移動させ、検査光が主表面11,12に対して略平行であり、傾斜しないようにし、同様の操作を繰り返し、端面13の一方の端から他方の端まで全ての領域から検査光Lを導入する。これらの一連の工程により、ガラス基板10内の全ての領域に検査光Lを照射し、ガラス基板10内の全ての領域の蛍光の画像を蓄積する。なお、端面13側から主表面11側に傾斜させた検査光を導入して蛍光の画像蓄積の工程が終了後、端面14側からの検査光の導入の事前のセッティングについて、XYZステージ22は全く移動させず、ロボットハンド等で、ガラス基板10を反転(主表面12を表面にし、かつ端面14がレーザー装置21側に向くようにガラス基板10自体を回転させる)させるようにすると、位置調整や傾斜角度調整の手間がかからず好ましい。
CCDカメラ23は、表裏面のうちの一方の面である主表面11の側(図の上方、ただし、前記のガラス基板10を反転させた場合は、主表面12の側になる。)に配置され、ガラス基板10から発せられる光の情報に基づいた画像をつくる。すなわち、ガラス基板10の内部欠陥から発生される蛍光Lkc,Lkdを検知し、その蛍光による像を撮影し、その画像情報をコンピュータ27に送る。なお、この実施の形態1では、CCDカメラ23として、いわゆる白黒カメラを用いた。
コンピュータ27は、CCDカメラ23からの画像を入力して、ガラス基板10のY方向の各位置毎に画像処理し、このガラス基板10のY方向の各位置について、CCDカメラ23が受光する光Lkc,Lkd,Lgの光量(強度)を、ガラス基板10のX方向位置との関係で解析する。つまり、コンピュータ27は、光Lkc,Lkd,Lgの光量が所定閾値以上の局所的な光量を有する場合に、その所定閾値以上の局所的な光量の光Lkc,Lkdを内部欠陥Kc,Kdが発したと判断して、この内部欠陥Kc,Kdの位置(ガラス基板10におけるX方向及びY方向の位置)と共に、内部欠陥Kc,Kdが発する局所的な光量の光Lkc,Lkdの形状などから内部欠陥Kc,Kdの種類(局所脈理、内容物、異質物)を特定して検出する。
例えば、ガラス基板10に内部欠陥Kcとして局所脈理または内容物が存在する場合には、レーザー照射装置21からのArFエキシマレーザー光がガラス基板10に導入されることによって、上記局所脈理または内容物が図5(A)に示すように、所定閾値(1000counts)以上の局所的な光量の光Lkcを発し、合成石英ガラス基板4の局所脈理または内容物以外の領域が光Lgを発する。コンピュータ27は、CCDカメラ23が受光した光Lkc及びLgを画像処理して解析することで、所定閾値以上の局所的な光量の光Lkcの形状から内部欠陥Kcを局所脈理または異質物と判断し、且つその所定閾値以上の局所的な光量の光Lkcが発する位置に局所脈理または内容物が存在するとして、その局所脈理または内容物をその位置と共に検出する。ここで、図4(A)の場合、横軸はガラス基板10のX方向位置を、縦軸は光Lkc及びLgの光量(強度)をそれぞれ示す。
また、ガラス基板10に内部欠陥Kc,Kdとして異質物が存在する場合には、レーザー照射装置21からArFエキシマレーザー光がガラス基板10に導入されることによって、上記異質物が図4(B)に示すように、所定の範囲(例えば20〜50mm)に所定閾値(1000counts)以上の局所的な光量の光Lkdを発し、合成石英ガラス基板4の異質物以外の領域が光Lgを発する。コンピュータ27は、CCDカメラ23が受光した光Lkd及びLgを画像処理して解析することで、所定閾値以上の局所的な光量の光Lkdの形状から内部欠陥Kdを異質物と判断し、且つその所定閾値以上の局所的な光量の光Lkdが発生する位置に当該異質物が存在するとして、この異質物をその位置と共に検出する。ここで、図3(B)の場合も、横軸はガラス基板10のX方向位置を、縦軸は検出された光量(強度)をそれぞれ示す。
上記ガラス基板の欠陥検査装置20によって内部欠陥Kc,Kdが検出されないガラス基板10に対し、その主表面11、12を所望の表面粗さになるように鏡面・精密研磨し、洗浄処理を実施してマスクブランク用ガラス基板10を得る。このときの主表面11、12の表面粗さは、自乗平均平方根粗さ(Rms)で0.2nm以下が好ましい。
(3)マスクブランクの製造方法
次に、上述のようにして得たマスクブランク用ガラス基板10の主表面11上にマスクパターン形成用の薄膜(ハーフトーン膜)を公知のスパッタリング装置、例えば、DCマグネトロンスパッタリング装置等を用いて形成し、マスクブランクとしてのハーフトーン型位相シフトマスクブランクを得る。
(4)露光用マスクの製造方法
次に、上記マスクブランク(ハーフトーン型位相シフトマスクブランク)のハーフトーン膜に、公知のパターン形成方法によってパターンを形成して露光用マスクとしてのハートーン位相シフトマスクを得る。なお、このハーフトーン膜に用いられる材料としては、モリブデン、タンタル、タングステン、ジルコニウム等の遷移金属とシリコンとからなる遷移金属シリサイドを酸化、窒化、酸窒化させたものを主成分とする材料が挙げられる。また、ハーフトーン膜を、主として露光光に対する透過率を調整する透過率調整層と、主として膜中を透過する露光光に対して位相差を調整する位相調整層との2層以上の積層構造としてもよい。
(5)露光用フォトマスクの製造工程(製造方法)
次に、上記マスクブランク(ハーフトーン型位相シフトマスクブランク)のハーフトーン膜に、公知のパターン形成方法によってパターンを形成して露光用フォトマスクとしてのハートーン位相シフトマスクを得る。すなわち、上記ハーフトーン膜の表面にレジストを塗布した後、加熱処理してレジスト膜を形成し、このレジスト膜に所定のパターンを描画・現像処理し、レジストパターンを形成し、上記レジストパターンをマスクにして、ハーフトーン膜をドライエッチングしてハーフトーン膜パターンを形成し、レジストパターンを除去して、ガラス基板10上にハーフトーン膜パターンが形成された露光用フォトマスクを得る。
上記実施の形態1によれば、欠陥検査工程において、検査光Lを端面13から主表面11側に当たる方向に、主表面11に対して傾斜角θgだけ傾斜させて導入して蛍光の有無を検査し、次に検査光Lを端面14から主表面12側に当たる方向に、主表面12に対して傾斜角θgだけ傾斜させて導入して蛍光の有無を検査し、さらに検査光Lをいずれかの端面から主表面11,12に対して傾斜させずに導入して蛍光の有無を検査することにより、面取り面がある場合でも、検査光をガラス基板内部の表面近傍まで確実に到達させることを可能にし、確実な欠陥検出を可能にして効率的な検査を可能にしている。
なお、この実施の形態1の検査対象のガラス基板10のサイズの場合、検査光を3回導入しなければならなかったが、ガラス基板のサイズによっては、検査光Lを端面13から主表面11側に傾斜させて導入し、検査光Lを端面14から主表面12側に傾斜させて導入するだけで、所定領域全体に検査光が行き渡る場合においては、主表面11,12に対して傾斜させない3回目の検査光Lの導入は必ずしも必要ではない。2回の検査光の導入でもよい場合の条件としては、端面13からの主表面11側に傾斜させた検査光の導入時、光線L2が端面14と面取り面14aとが交差する角部上か、それよりも端面14側を通過すること、および、端面14からの主表面12側に傾斜させた検査光の導入時、光線L3が端面13と面取り面13bとが交差する角部上か、それよりも端面13側を通過することの2つの条件を満たすことである。
なお、上記実施の形態1では、欠陥検査工程において、内部欠陥Kc,Kdが発する光Lkc,Lkd,Lgを受光するCCDカメラ23を、主表面11の側に配置した例を示したが、これは、ArFエキシマレーザー光を導入する端面13,14以外の端面の側に配置してもよい。また、検査光が導入可能な程度に研磨されていれば、端面15と端面16からArFエキシマレーザー光を導入する配置としてもよい。
また、上記実施の形態では、露光光源がArFエキシマレーザーの場合を述べたが、波長が200nm以下、好ましくは波長が100nm〜200nmの光であればよく、F2エキシマレーザーであってもよい。また、ArFエキシマレーザーやF2エキシマレーザーと同じ波長を得るために、重水(D2)ランプ等の光源から光を分光させて中心波長がArFエキシマレーザー、F2エキシマレーザーと同じ光を用いても構わない。
また、上記実施の形態においては、CCDカメラ23をカラーカメラとして、ガラス基板10の内部欠陥及びこの内部欠陥以外の領域が発する、波長が200nm以上の露光波長の光よりも長い波長の光を受光して撮影し、コンピュータ27は、このCCDカメラ23の画像を赤、緑、青の色別に画像処理し、この色別に画像処理した光の強度(光量)分布から内部欠陥16を検出してもよい。この場合、コンピュータ27は、色別に画像処理した光の色や波長等の情報から内部欠陥を検出してもよい。また、内部欠陥の検出は、マスクブランク用ガラス基板の製造工程の最終段階で実施してもよい。
更に、上記実施の形態では、ガラス基板10の内部欠陥及びこの内部欠陥以外の領域が発する、露光波長の光よりも長い波長の光をCCDカメラ23が受光するものを述べたが、これらの光を分光器が受光して、内部欠陥の分光特性(波長及び強度)や、光15及び17の強度(光量)分布を測定して、内部欠陥を検出してもよい。
また、上記実施の形態では、マスクブランク用ガラス基板上にハーフトーン膜を形成したハーフトーン型位相シフトマスクブランクの場合を述べたが、これに限定されるものではない。例えば、ガラス基板10上にハーフトーン膜と、このハーフトーン膜上に遮光膜とを有するハーフトーン型位相シフトマスクブランクや、マスクブランク用ガラス基板7上に遮光膜が形成された、いわゆるバイナリー型のマスクブランクであっても構わない。この場合の遮光膜の構造としては、基板側から遮光層、表面反射防止層の2層積層構造や、さらにそれに基板と遮光層の間に裏面反射防止層を加えた3層積層構造などが挙げられる。遮光膜に用いられる材料としては、クロムを主成分とする材料がまず挙げられ、裏面反射防止層、遮光層、表面反射防止層に必要とされる特性を満たすように、これを主成分に適度に酸化、窒化、炭化等させた材料を、それぞれ用いるようにするとよい。また、クロム以外の遮光膜に適用可能な材料としては、たとえば、モリブデン、タングステン、ジルコニウム等の遷移金属とシリコンとからなる遷移金属シリサイドが挙げられ、クロムの場合と同様、これを主成分に適度に酸化、窒化、炭化等させた材料を使用するとよい。こ
のほかにも、タンタルを主成分として、適度に酸化、窒化、炭化等させた材料を用いて、2層積層構造あるいは3層積層構造の遮光膜を形成してもよい。尚、これらのハーフトーン型位相シフトマスクブランク、マスクブランクの遮光膜上にレジスト膜を形成していてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、検査対象のガラス基板10のサイズによっては、検査光を、検査光Lを端面13から主表面11側に傾斜させて導入、検査光Lを端面14から主表面12側に傾斜させて導入、検査光Lをいずれかの端面から主表面11,12に対して傾斜させずに導入と、ガラス基板10内に3回導入しなければならなかったが、この実施の形態2では、検査光源の略平行な検査光を凹レンズで発散光としてから、ガラス基板10内に導入させることによって、検査対象のガラス基板10のサイズによらずに、検査光Lをいずれかの端面から主表面11,12に対して傾斜させずに導入することを行わず、2回の検査光の導入で所定領域全体に検査光を行き渡らせることができるようになっている。
この実施の形態2は、図5に示すように、端面13(端面14)の手前に凹レンズ28を設置し、検査光Lを発散角度θcの発散光にし、かつ主表面11(主表面12)に対して傾斜角度θgだけ傾斜させ、ガラス基板10内に導入するようになっている。この場合の傾斜角度θgは、凹レンズ28の中心を通り、光線の角度が変化していない光線L9(光線L12)の主表面11(主表面12)に対する角度である。また、発散角度θcとは、端面13(端面14)と面取り面13a,13b(面取り面14a,14b)とが交差する各角部を通過してガラス基板10内に導入される光線L7,L8(光線L10,L11)のガラス基板10内に導入される前であって、実質的に平行光の検査光Lが凹レンズ28によって発散光とされた後の状態において、光線L7,L8(光線L10,L11)の延長線同士が交わる点において、これらの延長線がなす角度θcのことをいう。検査光の光線L7,L8(光線L10,L11)は、端面13(端面14)からガラス基板10内に導入されるときに、空気とガラス基板10との屈折率差で光線の角度が変わるため、ガラス基板10内の光線L7,L8(光線L10,L11)の延長線がなす角度はθcと同じではない。
この傾斜角度θgと発散角度θcは、以下のすべての条件を満たすようにそれぞれ設定される。すなわち、端面13からガラス基板10内に導入された検査光Lについては、光線L5が、境界面Eと境界面Bとの交線Be上かあるいはそれよりも端面13側を通り、かつ、光線L6が、端面14と面取り面14aとが交差する角部、あるいはそれよりも端面14側を通らなければならない。それに加え、端面14からガラス基板10内に導入された検査光Lについては、光線L9が、境界面Fと境界面Dとの交線Df上、あるいはそれよりも端面14側を通り、かつ、光線L8が、端面13と面取り面13bとが交差する角部、あるいはそれよりも端面13側を通らなければならない。
例えば、マスクブランク用ガラス基板の完成時(研磨工程終了後)の縦横寸法が約152mm×152mm×6.35mm、面取り量mが0.6mmの場合、最低限検査光を到達させるべき所定領域を132mm×132mm×6.4mmとすると、発散角度θcの半分の角度と傾斜角度θgとの和が2.4°以上であればよく、発散角度θcを0.8°、傾斜角度を2.0°とするとよい。
これらの条件を満たすことができる発散角度θcを有する検査光Lを主表面11側に傾斜角度θgだけ傾斜させて端面13から導入して、蛍光の有無を検査し、さらに、同じく発散角度θcを有する検査光Lを主表面12側に傾斜角度θgだけ傾斜させて端面14から導入して、蛍光の有無を検査することで、検査光を所定領域である132mm×132mm×6.4mmの全体に行き渡らせることができ、所定領域内のすべてに対して内部欠
陥の検査を行うことができる。
なお、本願発明では、凹レンズ28は検査光源からの実質的に平行な検査光を発散光とするために必要とするものであるので、球面の凹レンズであってもその機能を満たす。しかし、本願発明で必要とされるのは、基板の厚さ方向への検査光の発散であり、主表面に平行な方向への検査光の発散は必ずしも必要ではない。逆に発散させることによる検査光の光強度の減少を考慮すると、むしろ主表面に平行な方向への発散は最低限にすることが好ましい。これらのことを考慮すると、凹レンズ28には、シリンドリカルレンズを用いて、主として、基板の厚さ方向へだけ発散させることが望ましい。また、本願発明では、概ね平行な検査光を発散光とできればどのような手段を用いてもよく、凹面鏡を用いてもよい。この凹面鏡の場合においても、シリンドリカル凹面鏡を用いて、主として、基板の厚さ方向へだけ発散させることが望ましい。この他のマスクブランク用ガラス基板の製造方法、マスクブランクの製造方法、および露光用フォトマスクの製造方法に関する事項については、実施の形態1の場合と同様である。
(実施の形態3)
この実施の形態3は、ガラス基板の内部欠陥を検査する工程である欠陥検査工程を(3)マスクブランク用ガラス基板の研磨工程の前に行わず、(4)マスクブランクの製造工程後に行う点で、実施の形態1とは異なる。
(4)マスクブランクの製造工程で製造されたマスクブランクに対して、(2)マスクブランク用ガラス基板の内部欠陥検査工程と同様の方法で、ガラス基板の内部欠陥の検査を行った。マスクブランクのガラス基板の大きさは、縦横寸法が約152mm×152mm×6.35mm、面取り量mが0.6mmを目標に製造されているが、誤差を加味して最低限検査光を到達させるべき所定領域を132mm×132mm×6.4mmとすると、検査光の傾斜角度θgは2.4°であればよい。
この実施の形態によれば、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることができる。また、蛍光が基板主表面11と薄膜との界面で反射することから、蛍光の有無をより識別しやすいという効果も得られる。なお、マスクブランクのガラス基板10内への検査光の導入方法として、実施の形態2に示したように、検査光Lを凹レンズ28等を用いて発散角度θcを有する発散光にして、端面13側と端面14側からそれぞれガラス基板10の内部に導入するようにしてもよい。このときの発散角度θcおよび傾斜角度θgは、実施の形態2の場合と同様とすればよい。
(5)露光用フォトマスクの製造工程で製造された露光用フォトマスクに対して、マスクブランクに対して行った場合と同様の内部欠陥検査を行ってもよい。また、検査光を照射することで内部欠陥から発生する蛍光は、検査光の照射強度や内部欠陥の種類や構造によって、発生する蛍光の光量が大きく変化するので、より確実な内部欠陥排除が必要であれば、未研磨のガラス基板の段階、研磨して出来上がったマスクブランク用ガラス基板の段階、マスクブランクの段階、露光用フォトマスクの段階のうち、いずれか複数の段階や、全ての段階で内部欠陥検査を行ってもよい。
本発明は、超LSI等の製造の際に、超微細パターンの転写用マスクとして用いられる露光用フォトマスク、この露光用フォトマスクの材料として用いられるマスクブランク及びそのマスクブランクの材料として用いられるマスクブランク用ガラス基板の製造に利用することができる。
10・・・マスクブランク用ガラス基板
11,12・・・主表面(表裏面)
13,14,15,16・・・端面
13a,13b,14a,14b,15a,15b,16a,16b・・・面取り面
20・・・ガラス基板の欠陥検査装置
21・・・レーザー装置
22・・・XYZステージ
23・・・CCDカメラ
27 ・・・コンピュータ
28・・・シリンドリカルレンズ

Claims (11)

  1. 2つの主表面と4つの端面を有する薄板状のマスクブランク用ガラス基板を準備する基板準備工程と、
    一端面から波長200nm以下の実質的に平行光の検査光を前記ガラス基板内に導入して内部欠陥を検出する欠陥検査工程とを有するマスクブランク用ガラス基板の製造方法であって、
    前記欠陥検査工程は、一端面から検査光を一方の主表面側に傾斜させてガラス基板内に導入し、さらに前記一端面と対向する端面から検査光を前記一方の主表面と対向する主表面側に傾斜させてガラス基板内に導入することで、前記検査光によって前記ガラス基板の内部欠陥から発生する蛍光の有無を検査するものであり、
    蛍光が検出されないガラス基板を選定することを特徴とするマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
  2. 前記ガラス基板が、前記2つの主表面と前記4つの端面とが交差する角部に面取り面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
  3. 前記欠陥検査工程は、前記の一端面および一端面に対向する端面からの検査光の導入に加えて、さらに検査光をいずれの主表面に対しても傾斜させずにいずれかの端面からガラス基板内に導入して前記内部欠陥から発生する蛍光の有無を検査することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
  4. 前記ガラス基板に導入される検査光は、所定の発散角度を有する発散光であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
  5. 前記検査光は、凹レンズまたは凹面鏡により、発散光にして端面から前記ガラス基板内に導入されるものであることを特徴とする請求項4に記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
  6. 前記凹レンズは、端面の前に配置されたシリンドリカルレンズであることを特徴とする請求項5に記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
  7. 前記凹面鏡は、端面の前に配置されたシリンドリカル凹面鏡であることを特徴とする請求項5に記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のマスクブランク用ガラス基板の製造方法によって製造されたマスクブランク用ガラス基板の主表面にパターン形成用の薄膜を形成する工程を備えたことを特徴とするマスクブランクの製造方法。
  9. 請求項8に記載のマスクブランクの製造方法によって製造されたマスクブランクの前記パターン形成用の薄膜に露光用の微細パターンを形成する工程を有することを特徴とする露光用フォトマスクの製造方法。
  10. 2つの主表面と4つの端面を有する薄板状のマスクブランク用ガラス基板を準備する基板準備工程と、
    前記ガラス基板の主表面にパターン形成用の薄膜を形成する薄膜形成工程と、
    一端面から波長200nm以下の実質的に平行光の検査光を前記ガラス基板内に導入して内部欠陥を検出する欠陥検査工程と
    を有するマスクブランクの製造方法であって、
    前記欠陥検査工程は、検査光を一方の主表面側に傾斜させて一端面からガラス基板内に導入し、さらに検査光を前記一方の主表面と対向する主表面側に傾斜させて前記一端面と対向する端面からガラス基板内に導入することで、前記検査光によって前記ガラス基板の内部欠陥から発生する蛍光の有無を検査するものであり、
    蛍光が検出されないマスクブランクを選定することを特徴とするマスクブランクの製造方法。
  11. 2つの主表面と4つの端面を有する薄板状のマスクブランク用ガラス基板を準備する基板準備工程と、
    前記ガラス基板の主表面にパターン形成用の薄膜を形成する薄膜形成工程と、
    前記薄膜に露光用の微細パターンを形成する微細パターン形成工程と、
    一端面から波長200nm以下の実質的に平行光の検査光を前記ガラス基板内に導入して内部欠陥を検出する欠陥検査工程と
    を有する露光用フォトマスクの製造方法であって、
    前記欠陥検査工程は、検査光を一方の主表面側に傾斜させて一端面からガラス基板内に導入し、さらに検査光を前記一方の主表面と対向する主表面側に傾斜させて前記一端面と対向する端面からガラス基板内に導入することで前記検査光によって前記ガラス基板の内部欠陥から発生する蛍光の有無を検査するものであり、
    蛍光が検出されない露光用フォトマスクを選定することを特徴とする露光用フォトマスクの製造方法。
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