JP5028328B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、解像度変換機能を備える画像処理装置における画像処理技術に関するものである。
従来より、解像度変換機能の1つとして、低解像度の複数の画像データから高解像度の画像データを生成する超解像処理技術が知られている。当該技術を用いれば、低解像度のデバイスにより取得された画像データであっても、高解像度の画像データに変換することができる(例えば、特許文献1参照)。
しかし、超解像処理技術の利用にあたっては、サブピクセル単位(1画素よりも小さい単位)で位相をずらした低解像度の画像データを複数用意しておく必要があり、事前の準備に時間がかかる。このため、これまでは、デジタルビデオカメラで撮影された動画像データやデジタルカメラで撮影された静止画像データ等、高品質な画像データが要求される特定の分野に、その利用が限定されていた(例えば特許文献2参照)。
しかし、最近では、複写機やファクシミリ装置といった画像処理装置の分野においても、高品質な画像データが要求されるようになってきている。このため、当該分野における超解像処理技術の適用が検討されるようになってきた。
ここで、複写機やファクシミリ装置等の画像処理装置は、従来、ライン順次で原稿の読み取りを行うのが一般的であり、読み取り装置としては、CCDラインセンサやコンタクトイメージセンサ等を用いていた。
しかし、近年、デジタルカメラの普及に伴って、CCDエリアイメージセンサの低価格化が進み、複写機やファクシミリ装置等の画像処理装置においても、CCDエリアイメージセンサが用いられるようになってきている。
このため、画像処理装置への超解像処理技術の適用にあたっては、読み取り装置として、CCDエリアイメージセンサが用いられる場合について検討することが望ましい。
特開2007−151080号公報 WO2004/068862
ここで、CCDエリアイメージセンサは、通常(デジタルビデオカメラ等で用いられる場合)、フレーム単位(主走査・副走査方向の画像データの同時取得)で撮像を行う。
しかしながら、複写機やファクシミリ等の画像処理装置において超解像度処理を行う場合は、位相をずらした複数の画像データを効率的に取得するために、CCDエリアイメージセンサを副走査方向に動作させる。
そして、このようにして得られる画像データは、フレーム単位で処理するのではなく、CCDエリアイメージセンサを構成する各ラインごとに処理する。このような処理をすることにより、位相がずれた画像データを副走査方向の1回の動作で、ライン数分取得することができるからである。
このとき、CCDエリアイメージセンサの動作範囲を原稿サイズの範囲内に限定してしまうと、得られるライン数分の画像データにより網羅される原稿上の領域が、均等にならなくなってしまう。つまり、得られる画像データが網羅する原稿上の領域が、原稿の中央部分において多く、原稿の上流部分と下流部分において少なくなってしまう。
図24、25を用いて具体例を挙げて説明する。例えば、CCDエリアイメージセンサの1フレームのサイズが主走査方向=290mm、副走査方向=200mmであったとする。最上流の位置にCCDエリアイメージセンサがあった場合、第1フレームが網羅する領域は、原稿の上端から副走査方向の1フレームのサイズと同じ200mmの位置までとなる。
次にCCDエリアイメージセンサを副走査方向に10mm移動させると、第2フレームが網羅する領域は、最上流から10mmの位置から210mmの位置までとなる。
ここで、この2枚の画像データ(第1及び第2フレームの画像データ)を比べると、原稿の最上流から10mmの部分には、画像データが1枚しか存在していない。一方、原稿の中央の10mmから200mmまでの部分には、2枚の画像データが存在していることとなる(図24参照)。
そして、CCDエリアイメージセンサが原稿サイズの範囲内を移動した結果得られるライン数分の画像データは、図25(a)のようになる。つまり、画像データの多い部分と少ない部分とが必ず生じることとなる(図25(b))。
このように、CCDエリアイメージセンサの動作範囲を原稿サイズの範囲内に限定してしまうと、副走査方向の上流部分の画像データのデータ量と下流部分の画像データのデータ量は少なくなる。反対に、副走査方向の中央部分に向かうに従って画像データのデータ量が多くなる。
この場合(図25(a)に示す画像データを用いた場合)、超解像処理を行ったとしても、所望の解像度を有する画像データを得ることはできない。
一方で、このような事態を回避すべく、CCDエリアイメージセンサの動作範囲を広げ、原稿サイズの範囲よりも大きく設定することが考えられる。しかしながら、CCDエリアイメージセンサの動作範囲を拡大すると、画像処理装置の大型化を招くこととなり、望ましくない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、エリアイメージセンサを用いた画像処理装置において解像度変換を行うにあたり、所望の解像度を有する画像データを省スペースで生成できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
読み取り位置を主走査方向及び副走査方向にずらして原稿を読み取ることにより取得された複数の画像データであって、該原稿の副走査方向の各位置における、取得された画像データの枚数が異なる該複数の画像データを処理する画像処理装置であって、
ターゲットとなる解像度の設定を受け付ける受付手段と、
前記設定された解像度に到達する第1の枚数の画像データが取得された、前記原稿の副走査方向の第1の位置において、該第1の枚数の画像データを用いて超解像処理する超解像処理手段と、
前記第1の枚数より少ない第2の枚数の画像データが取得された、前記原稿の副走査方向の第2の位置において、該取得された画像データを用いて変倍処理する変倍処理手段と、
前記超解像処理手段により超解像処理された第1の位置の画像データと前記変倍処理手段により変倍処理された第2の位置の画像データとを合成し、前記読み取った原稿から前記受付手段により設定を受け付けた解像度の画像データを生成する生成手段とを備える。
本発明によれば、エリアイメージセンサを用いた画像処理装置において解像度変換を行うにあたり、所望の解像度を有する画像データを省スペースで生成することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
1.画像処理装置の構成
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる画像処理装置100の外観を示す図である。画像処理装置100は原稿を読み取って画像データを生成するスキャナ部110と、生成された画像データを印刷するプリンタ部120と、画像処理装置100の各種動作設定を行う操作部130とに大別することができる。
スキャナ部110は、原稿を露光走査して得られた反射光をCCDエリアイメージセンサに入力することで反射光を電気信号に変換する。スキャナ部110はさらに電気信号をR、G、B各色からなる輝度信号に変換した後、当該輝度信号を画像データとして、後述する制御装置に出力する。
なお、原稿は原稿フィーダ150のトレイ140にセットされる。ユーザが操作部130から原稿の読み取りを指示すると、制御装置からスキャナ部110に原稿読み取り指示が与えられる。
スキャナ部110では、この指示を受け付けると原稿フィーダ150のトレイ140から原稿を1枚ずつフィードして、原稿の読み取り動作を行う。なお、原稿の読み取り方法は原稿フィーダ150による自動送り方式に限定されるものではなく、原稿を不図示のガラス面上に載置し、読み取り光学ユニットを移動させることにより原稿の読み取り動作を行う方式であってもよい。
プリンタ部120は、制御装置から受け取った画像データを用紙上に印刷する。なお、本実施形態では、画像処理方式として、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式を利用するものとして説明を行うが、本発明は当該方式に限られるものではない。例えば、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に印刷するインクジェット方式等を利用してもよい。
また、プリンタ部120には、異なる用紙サイズ又は異なる用紙向きを選択可能にするため、複数の用紙カセット170、180、190が設けられている。なお、排紙トレイ160には印刷後の用紙が排出される。
2.スキャナ部110の構成
図2は、スキャナ部110の構成を示す図である。図2の200と201はスキャナ部110の筐体である。203は一体型の読み取り光学ユニットであり、内部には照明装置204、反射ミラー205〜207、レンズ208、CCDエリアイメージセンサ209が内蔵されている。
CCDエリアイメージセンサ209は、超解像処理に用いる画像データを生成するのに適した設置方法により設置されていることが望ましい。但し、原稿の配置や光学路における処理により超解像処理に用いる画像データを生成する方法もあるため、必ずしも超解像処理に用いる画像データを生成するのに適した設置方法である必要はない。
読み取り光学ユニット203は、ステッピングモータ212の駆動により、搬送用ベルト211と滑車213とが動作することで副走査方向に移動できるように構成されている。本実施形態では、読み取り光学ユニット203が副走査方向に移動しながら、照明装置204が、原稿台202上の原稿に向けて光を照射する。
照明装置204により照射された原稿台202上の原稿からは、反射光が入力され、反射ミラー205〜207及びレンズ208を通ってCCDエリアイメージセンサ209にて受光される。このような構成のもと、CCDエリアイメージセンサ209が受光できるエリア(例えば主走査方向290mm、副走査方向200mm)を副走査方向に移動させることで、原稿を読み取ることができる。
ステッピングモータ212はケーブル214を介してモータ駆動制御回路215と接続され、モータ駆動制御回路215によって制御される。また、CCDエリアイメージセンサ209において生成された画像データはケーブル210を介して制御装置216に出力される。
3.制御装置216の内部構成
次に、制御装置216の内部構成について、図3を用いて詳細に説明する。図3の300はユーザインタフェースであり、ユーザパネル等を介してユーザからの指示を受け付け、データ処理装置301に対してコマンドを転送する。本実施形態にかかる画像処理装置100では、ユーザインタフェース300を介して、スキャナ部110に対する原稿読み取り指示やターゲット解像度の選択指示等を受け付ける(受付手段)。
データ処理装置301は、超解像処理や変倍処理を含む解像度変換処理を実行したり、モータ駆動制御回路215への制御指示を出力したりする。また、LANコントローラ305に画像データを転送したり、ユーザインタフェース300からコマンドを受信したりする。
さらに、RAM306やROM307、主走査用ルックアップテーブル303、副走査用ルックアップテーブル304と接続され、解像度変換処理を実行するのに必要なコマンドの送・受信を行ったりする。更に、CCDエリアイメージセンサ209から送信され、ADコンバータ302においてデジタル化された画像データを受信したりする。
4.CCDエリアイメージセンサ209の詳細
次に、CCDエリアイメージセンサ209の詳細について説明する。
4.1 CCDエリアイメージセンサの画素センサの配列
CCDエリアイメージセンサ209は、デジタルカメラなどに適用されるセンサと同じであり、従来の画像処理装置において用いられていたライン単位のセンサとは異なる。具体的には、原稿を読み取るための画素センサが、主走査方向及び副走査方向に2次元的に配列されている。
なお、ここでいう主走査方向とは、原稿台202上に載置された原稿をスキャナ部110が読み取る際、原稿に対して読み取り光学ユニット203が移動する方向に垂直な方向をいうものとする。一方、副走査方向とは、読み取り光学ユニット203が移動する方向と水平な方向をいうものとする。
図4は、一般的なCCDエリアイメージセンサの構成を示す図である。図4において、401はCCDエリアイメージセンサを構成する画素センサを示しており、主走査方向にH画素、副走査方向にL画素配列されている。CCDエリアイメージセンサの解像度は画素センサ間の距離Nにより決定される。
4.2 CCDエリアイメージセンサの設置方法および撮像処理方法
続いて、本実施形態にかかる画像処理装置100におけるCCDエリアイメージセンサ209の設置方法および撮像処理方法について説明する。なお、説明にあたっては、本実施形態にかかる画像処理装置100の特徴をより明確にするために、はじめに、一般的なデジタルカメラおよび一般的な画像処理装置におけるCCDエリアイメージセンサの設置方法および撮像処理方法について説明する。
(1)一般的なデジタルカメラの場合
CCDエリアイメージセンサがデジタルカメラ等に用いられる場合、通常、CCDエリアイメージセンサは入力される画像データを2次元領域として捉えて撮像を行う。つまり、1回の撮像において2次元に配列された画素センサをすべて用いる。
そして、CCDエリアイメージセンサは、撮像した画像データを横方向、縦方向に歪みのない画像データとするため、画素センサが傾斜なく配列されるように設置される。
例えば一般的なデジタルカメラ内にCCDエリアイメージセンサが設置される場合、図4の402の黒枠で示すラインの画素センサにより読み取られる撮像対象は、撮像対象の最上端部を構成することとなる。この際、生成される画像データはラインを構成する方向に対して傾きがないものとなる。
同様に、403の黒枠で示すラインの画素センサにより読み取られる撮像対象は、402の黒枠で示すラインの画素センサにより読み取られた撮像対象の位置とは異なる位置、すなわち垂直方向下の位置を構成することとなる。また、404は402で読み取った撮像対象の位置よりも、更に垂直方向に4つ下の位置を構成することとなる。
このように、デジタルカメラにおいてCCDエリアイメージセンサを用いる場合、画像データを2次元領域として撮像するため、CCDエリアイメージセンサを構成する画素センサは全て撮像対象の異なる位置を撮像することとなる。
(2)一般的な画像処理装置の場合
これに対して、一般的な画像処理装置の場合、CCDエリアイメージセンサの設置方法及び撮像処理方法は以下の通りとなる。
i)設置方法
画像処理装置の場合、CCDエリアイメージセンサは読み取り光学ユニットの基準となる設置位置に設置される。
一般的な画像処理装置では、光源から原稿に照射される光の反射光が画素センサに取り込まれる際、この反射光が画素センサに対して傾くことがないように取り込まれる。つまり、画素センサはほぼ傾斜なく反射光を取り込むことができるように設置される。
具体的には、CCDエリアイメージセンサにおける主走査方向は画素センサの設置面に対してほぼ水平に、副走査方向は、設置面に対してほぼ垂直に設置される。なお、このとき実際に存在するわずかな傾斜は補正され、傾斜がないものとして撮像処理がなされる。
ii)撮像処理方法
続いて、画像処理装置におけるCCDエリアイメージセンサの撮像処理方法について説明する。
画像処理装置では、CCDエリアイメージセンサが実装された読み取り光学ユニットを、副走査方向に移動させながら、原稿台に載置された原稿を読み取る。
つまり、402等の黒枠で示すラインに含まれる画素センサを、ラインセンサのように扱うことにより撮像処理を行う(このようなラインセンサを、読み取りラインセンサと称し、得られるデータをラインデータと呼ぶ)。
以下、読み取りラインセンサ402及び403によって読み取られることにより、画像処理装置においてどのような画像データが生成されるかについて具体例を挙げて説明する。なお、ここでの説明において読み取り対象とする原稿の画像データを図5に示す。図5における格子は、読み取りラインセンサ402等を構成する画素センサの解像度を示している。
読み取り光学ユニットが、原稿台下を副走査方向に移動すると、読み取りラインセンサ402、403により、順次、原稿が読み取られる。
つまり、図5に示す原稿のうち、読み取り光学ユニットの位置に対応する各読み取りラインセンサのライン幅に対応する部分が、順次、読み取られていく。
このときの読み取り動作を、図6〜図10を用いて説明する。読み取り光学ユニットが原稿台下を副走査方向へ移動すると、図6(a)、図7(a)、図8(a)、図9(a)で示す原稿の斜線部に、光源からの光が照射される。
いま、図6(a)の原稿の斜線部に光源からの光が照射されているとすると、CCDエリアイメージセンサでは、原稿からの反射光を検知して、光が照射された部分(斜線部)におけるライン幅部分のラインデータを生成する。
具体的には、読み取りラインセンサ402は図6(b)に示されるような画像データを生成する。同時に読み取りラインセンサ403は図6(c)に示されるような画像データを生成する。
2つの画像データ間において読み取り位置にずれがあるのは、2つの読み取りラインセンサ402、403が副走査方向に物理的な距離をもって設置されているためである。
そして、図6(d)、(e)に示すように、各読み取りラインセンサにおいて原稿が読み取られることにより生成された画像データは、読み取りラインセンサごとに異なる記憶媒体(RAM等)に記憶される。
次に、読み取り光学ユニットが移動し、光源が動くとともに、図7(a)に示すように読み取りラインセンサが読み取る原稿上の位置が変わると、読み取りラインセンサ402は図7(b)に示すような画像データを生成する。また、読み取りラインセンサ403は図7(c)に示すような画像データを生成する。
そして、各読み取りラインセンサ402、403において生成された画像データは、図7(d)、(e)に示すように、それぞれ、異なる記憶媒体(RAM等)に記憶される。
同様に、図8(a)の斜線部に示した位置で原稿が読み取られると、図8(b)、(c)に示すような画像データが生成される。そして、各読み取りラインセンサ402、403において生成された画像データは、図8(d)、(e)に示すように、読み取りラインセンサごとに異なる記憶媒体(RAM等)に記憶される。
更に、図9(a)の斜線部に示した位置で原稿が読み取られると、図9(b)、(c)に示すような画像データが生成される。そして、各読み取りラインセンサにおいて生成された画像データは、図9(d)、(e)に示すように、読み取りラインセンサごとに異なる記憶媒体(RAM等)に記憶される。
最終的には、原稿の全てに光源からの光が照射され、各読み取りラインセンサ402、403がそれぞれの位置にて原稿を読み取る。
このようにして、生成された画像データは、順次、記憶媒体に記憶されるため、最終的に図10(a)、(b)に示すような副走査方向に1画素分ずれた画像データが2枚生成される。
なお、全ての読み取りラインセンサが同様に動作すると、このように副走査方向にずれた画像データは、CCDエリアイメージセンサに含まれる読み取りラインセンサのライン数分だけ生成されることとなる。
つまり、このような撮像処理を行うと、一回の読み取り動作で副走査方向に連続して位相がずれた画像データを、複数枚(読み取りラインセンサのライン数分)生成することができる。
4.3 本実施形態にかかる画像処理装置100におけるCCDエリアイメージセンサの設置方法
これに対して、超解像処理の実行に際しては、上述のように主走査方向及び副走査方向に原稿の読み取り位置がずれた画像データを複数生成する必要がある。更に、このときの読み取り位置のずれは、1画素未満(サブピクセル)となっていることが必要である。
このため、本実施形態にかかる画像処理装置100の場合、CCDエリアイメージセンサは、以下のような設置方法により設置されている。
図11は、本実施形態にかかる画像処理装置100におけるCCDエリアイメージセンサ209の設置方法を説明するための図である。図11において、209はCCDエリアイメージセンサを示している。
図11に示すように、本実施形態にかかる画像処理装置100では、CCDエリアイメージセンサ209を、基準となる設置位置から主走査方向及び副走査方向に対して傾斜させて設置する点に特徴がある。
つまり、基準となる設置位置に設置された場合のCCDエリアイメージセンサ(図4)の主走査方向に対して、CCDエリアイメージセンサ209内の一番下に配列されている読み取りラインセンサが傾斜角度θをなすように設置する。
なお、この場合のCCDエリアイメージセンサ209を構成する画素センサの位置は、CCDエリアイメージセンサ209の左端上部を原点として、主走査方向をx方向、副走査方向をy方向として表すこととする。
つまり、左端上部の座標は(x,y)=(0,0)と表わし、右端上部の座標は(x,y)=(19,0)と表わすこととする。同様に、左端下部の座標は(x,y)=(0,9)と表わし、右端下部の座標は(x,y)=(19,9)と表わすこととする。
1103は、CCDエリアイメージセンサ209を構成する1ライン分の読み取りラインセンサを示している。読み取りラインセンサ1103は、主走査方向に配列された20個の画素センサにより構成されている。
つまり、座標位置がそれぞれ(0,4)、(1,4)、(2,4)、・・・・(19,4)の画素センサにより構成されている。
同様に読み取りラインセンサ1104は、座標位置がそれぞれ(0,5)、(1,5)、(2,5)、・・・・(19,5)の画素センサにより構成されている。
4.4 本実施形態にかかる画像処理装置100におけるCCDエリアイメージセンサによる撮像処理方法
次に、上記設置方法によりCCDエリアイメージセンサ209が設置された本実施形態にかかる画像処理装置100の場合における、撮像処理方法について説明する。なお、一般的な画像処理装置における撮像処理方法との相違を明確にするため、説明にあたっては、原稿の画像データとして図5を用いることとする。
以下、読み取りラインセンサ1103及び1104によって読み取られることにより、どのような画像データが生成されるかについて具体例を挙げて説明する。
なお、読み取りラインセンサ1103及び1104による読み取り動作は、読み取りラインセンサ402及び403による読み取り動作と同様である。ただし、基準となる設置位置に対して傾斜角度θを有しているため、各読み取りラインセンサでは、傾斜角度θだけ傾斜した画像データが生成されることとなる。
例えば、読み取りラインセンサ1103、1104は、図12(b)、(c)に示すような画像データが生成される。そして、図12(d)、(e)に示すように、これらの画像データは傾斜したままそれぞれ異なる記憶媒体(RAM等)に記憶される。
同様に、読み取り光学ユニット203が移動し、光源が動くとともに、図13(a)に示すように、読み取りラインセンサ1103、1104が読み取る原稿上の位置が変わると、図13(b)、(c)に示すような画像データが生成される。
そして、図13(d)、(e)に示すように、各読み取りラインセンサ1103、1104において生成された画像データはそれぞれ異なる記憶媒体(RAM等)に記憶される。
さらに、読み取り光学ユニット203が移動し、光源が動くとともに、図14(a)に示すように、読み取りラインセンサ1103、1104が読み取る原稿上の位置が変わると、図14(b)、(c)に示すような画像データが生成される。
そして、図14(d)、(e)に示すように、各読み取りラインセンサにおいて生成された画像データはそれぞれ異なる記憶媒体(RAM等)に記憶される。
読み取りラインセンサ1103、1104にて読み取られた原稿は、最終的には図15(a)、(b)に示すような画像データとなる(いずれも傾斜角度θの傾斜を有する画像データとなる)。
なお、図11を用いて説明したように、読み取りラインセンサ1103と読み取りラインセンサ1104は、物理的に副走査方向に1画素センサ分ずれている。したがって、読み取りラインセンサ1103を構成する画素センサと、読み取りラインセンサ1104を構成する画素センサとでは、水平方向に位相がずれている。
例えば、読み取りラインセンサ1103の座標(x,y)=(15,4)に位置する画素センサと、読み取りラインセンサ1104の座標(x,y)=(15,5)に位置する画素センサとでは、y軸方向における位置としてy=1画素センサ分ずれている。このずれは、副走査方向にΔβ画素センサ分のずれをもたらす。
一方、x軸方向における位置は全く同じx=15である。しかし、傾斜角度θにより、CCDエリアイメージセンサ209全体を傾斜させる前の主走査方向である水平方向で見ると、サブピクセル以内の微小量Δαだけ位相がずれている。
つまり、読み取りラインセンサ内においてx軸方向に同じ位置の画素センサであっても、CCDエリアイメージセンサ209を傾斜して設置することにより、主走査方向である水平方向に傾斜角度に依存した微小単位の位相ずれが発生する。
したがって、CCDエリアイメージセンサ209内に定義した読み取りラインセンサにより生成された画像データは、読み取りラインセンサ毎に、異なる位相ずれを持った画像データとなる。
例えば、図15(a)の読み取り画像データと図15(b)の読み取り画像データとでは、副走査方向にΔβ分ずれるだけでなく、主走査方向にもΔα分だけ、位相がずれたものとなっている。
なお、ここでは、2つの読み取りラインセンサ(読み取りラインセンサ1103、1104)について説明したが、CCDエリアイメージセンサを構成する他の読み取りラインセンサについても同様である。
このように、CCDエリアイメージセンサを傾斜して設置することにより、原稿の1回の読み取り動作で、副走査方向及び主走査方向の位相ずれが1画素未満の画像データを、読み取りラインセンサのライン数分生成することが可能となる。
5.制御装置216における解像度変換機能の説明
続いて、制御装置216における解像度変換機能について説明する。制御装置216における解像度変換機能は、超解像処理と変倍処理とを組み合わせることにより、ターゲット解像度の画像データを生成することを特徴としている。
そこで、以下では、まず、超解像処理の詳細について説明したうえで、本実施形態の制御装置216における解像度変換機能について説明することとする。
5.1 超解像処理の詳細
はじめに、超解像処理の詳細について、具体例を用いて説明する。図16は、スキャナ部110において取得された4枚の低解像度の画像データに基づいて、超解像処理を実施する場合の流れを説明するための図である。
スキャナ部110において取得された低解像度の画像データは、傾斜を有しているため、はじめにこれを補正する。この際、取得された低解像度の画像データの傾斜角度θは、CCDエリアイメージセンサ209を含む画像処理装置100の組み立て過程において、CCDエリアイメージセンサ209を読み取り光学ユニット203に実装した際に取得される値である。なお、傾斜角度θは、実装された機器固有の値として画像処理装置100内部の記憶媒体に保持されているものとする。
画像処理装置100では、当該傾斜角度情報を用いてアフィン変換を行うことで、生成された低解像度の画像データを回転させ、画像データを走査方向に対しての傾斜を減らすよう補償することで画像データの傾斜を補正する。
アフィン変換前の座標を(X,Y)、アフィン変換後の座標を(X’,Y’)、回転角度(CCDエリアイメージセンサ209の傾斜角度)をθとすると、式1に示すようなアフィン変換処理により傾斜を補正した画像データを得ることができる。
Figure 0005028328
上記アフィン変換処理により得られた画像データは、傾斜が補正された低解像度の画像データである。なお、このように傾斜を補正する方法はアフィン変換に限られるものではなく、他の方法を用いても良い。
そして、複数の画像データの傾斜が補正されると、続いて超解像処理が実施される。
図16において、1601〜1604は原稿を示している。また、1611は原稿をCCDエリアイメージセンサ209で読み取ることにより得られた画像データであって、傾斜が補正された基準低解像度画像データを示している。更に、1612〜1614は対象低解像度画像データを示している。
また、1621は基準低解像度画像データ1611と対象低解像度画像データ1612〜1614とを用いて超解像処理することにより得られた超解像画像データを示している。
更に、原稿1601〜1604をそれぞれ囲む点線矩形は、基準低解像度画像データ1611をCCDエリアイメージセンサ209で読み取った際の読み取り領域を示している。また、実線矩形は対象低解像度画像データ1612〜1614それぞれを、CCDエリアイメージセンサ209で読み取った際の読み取り領域を示している。
超解像処理に用いられる複数の低解像度画像データは、主走査方向と副走査方向に対して1画素未満の位相ずれが生じている。そして、この微小な位相ずれを利用することで超解像処理が可能となる。
したがって、生成される超解像画像データを構成する各画素(以下「超解像画素」という)の中には、基準低解像度画像データ及び対象低解像度画像データのいずれにも存在しない画素が存在する。
このような画素については、その超解像画素の周辺に存在する画素の画素値を表す画素データを用いて、所定の補間処理を行うことにより、合成を行いつつ超解像処理を行う。補間処理としては、バイ・リニア法、バイ・キュービック法、ニアレストレイバ法等を用いることができる。以下、図17を用いてバイ・リニア法による補間処理について説明する。
バイ・リニア法による補間処理を用いる場合、まず、基準低解像度画像データ及び対象低解像度画像データから、超解像画素1701の位置に最も近い距離にある最近傍画素1702を抽出する。そして、対象低解像度画像データのうち超解像画素位置を囲む4つの画素を周辺画素1702〜1705として決定し、周辺画素のデータ値に所定の重み付けを加えた値を平均化して、以下の式により超解像画素のデータ値を得る。
f(x,y)=[|x1―x|{|y1−y|f(x0,y0)+|y−y0|f(x0,y1)}+|x−x0|{|y1−y|f(x,y0)+|y−y0|f(x1,y1)}]/|x1−x0||y1−y0|
以上の処理を各超解像画素について繰り返すことにより、例えば、図16に示す低解像度画像データから解像度が2倍の超解像画像データ1621を得ることができる。なお、解像度は2倍に限らず、種々の倍率とすることができるものとする。また、補間処理に多くの低解像度画像データのデータ値を用いるほど、高精細な超解像画像を得ることが可能となる。
5.2 本実施形態における解像度変換機能の説明
次に、本実施形態にかかる画像処理装置100における解像度変換処理の流れについて図18のフローチャートを用いて説明する。尚、図18に示すフローチャートに従って実行される解像度変換処理は、ROM307に格納されたプログラムをデータ処理装置301が読み出して実行することにより実現される。
当該プログラムは、ユーザインタフェース300やLANコントローラ305からの原稿読み取り指示、及びターゲット解像度の選択指示を受け付けると、ステップS1801にて処理を開始する。
尚、ここではターゲット解像度を2400dpiとして説明するが、本実施形態にかかる画像処理装置100が選択可能なターゲット解像度は、2400dpiに限定されない。また、本実施形態で用いるCCDエリアイメージセンサ209の解像度は、主走査方向100dpi×副走査方向100dpiとして説明するが、これ以外の解像度を有するCCDエリアイメージセンサを用いてもよいことはいうまでもない。
ステップS1802では、読み取り動作を実行する。具体的には、CCDエリアイメージセンサ209が原稿の撮像を実行する。この時に取得される画像データの画素数は、フレームサイズを290mm×200mmとすると、CCDエリアイメージセンサ209の解像度は100dpiであるため、約1140画素×780画素となる。
スキャナ部110では、照明装置204により照明された光が原稿台202の原稿にて反射し、更に205から207までのミラーによって反射される。そして、レンズ208によって集光された後、CCDエリアイメージセンサ209にて受光される。
なお、CCDエリアイメージセンサ209では、受光した光信号をアナログ電圧に変換し、ケーブル210を介して点順次に制御装置216に出力する。
ステップS1803では、制御装置216が、受信したアナログ電圧をデジタル変換し、1140画素×780画素の画像データを生成する。ステップS1804では、生成した画像データをRAM306に格納する。
ステップS1805では、読み取り位置を移動する。この時の移動距離は予め決められているものとする(ただし、指示されたターゲット解像度などに基づいて変更するように構成してもよい)。本実施形態では、移動距離は約10mmと設定されているものとする。
なお、超解像処理を実行する為には、位相がずれた画像データを複数生成しなければならない。したがって、このときの移動距離は副走査方向に位相ずれを生じさせるものであることが望ましく、CCDエリアイメージセンサ209の副走査方向の解像度(100dpi)の整数倍にならないように設定されることが望ましい。
読み取り位置の移動は、データ処理装置301からモータ駆動制御回路215に制御信号を出力し、ステッピングモータ212が駆動した結果、読み取り光学ユニット203が移動することにより実現される。
この動作により、次に読み取り動作が実行された時にCCDエリアイメージセンサ209が読み取る原稿の位置は副走査方向に10mm移動することとなる。
ステップS1806では、読み取り位置が原稿終端(最終ライン)に移動したか否かを判断する。ここで、原稿終端まで移動していると判断された場合には、ステップS1807に進む。一方、原稿終端まで移動していないと判断した場合には、ステップS1802に戻り、読み取り動作を継続する。
ステップS1806において、読み取り位置が終端位置まで移動していると判断された時点で、RAM306には、副走査方向及び主走査方向の位相ずれが1画素未満の画像データが、読み取りラインセンサのライン数分記憶されていることとなる。本実施形態では、100dpiの画像データが21枚記憶されていることとなる。
但し、この21枚の画像データはそれぞれの読み取り位置が10mmずつ副走査方向にずれている為、画像データの疎密が出来てしまっている。そして、画像データの密な部分(副走査方向の中央部)は超解像処理によって2400dpiの超解像画像データに変換可能である。
一方、上流部分・下流部分は超解像処理により2400dpiにするには画像データのデータ量が不足している。そこで、制御装置216では、以下のような処理を実行する。なお、以下では、ステップS1804で記憶されている21枚の画像データをimg[m](m=0〜20)と表わすものとする。
ステップS1807では、L=0として変数Lに初期値0を設定する。変数Lは、超解像処理を実行する原稿上の副走査方向の位置を示す。本実施形態の場合、読み取り光学ユニット203は10mmずつ、220mm分を移動する。よって副走査位置は0〜20まで存在することとなる。
ステップS1808では、Lの数字に応じた主走査用LUTテーブル(H_TBL[L])303の値を読み込み、変数hmagに格納する。H_TBL303の具体例を、図19(a)に示す。同図に示すように、H_TBL303は、副走査位置(L)が入力されると、主走査方向において実現可能な解像度が出力される。
ステップS1809では、Lの数字に応じた副走査用LUTテーブル(V_TBL[L])304の値を読み込み、変数vmagに格納する。V_TBL304の具体例を、図19(b)に示す。同図に示すように、V_TBL304は副走査位置(L)が入力されると、副走査方向において実現可能な解像度が出力される。
ステップS1810では、超解像処理に用いる画像データを決定する。上述のように原稿端部では1枚の画像データしか選択することができないが、中央部分では最大20枚までの画像データを選択することができる。
ターゲット解像度である2400dpiの解像度変換を行うために必要な画像データを、副走査位置Lごとにそれぞれの枚数分選択する。つまり、副走査位置Lに対応した枚数の画像データを選択することで副走査位置Lにおいてターゲット解像度を実現することができる。
例えば、画像データをimg[m]とすると、L=0ならばm=0(画像データは1枚)であるが、L=11ならば、m=1〜20まで画像データを使うことができるため、N=20となる。図19(a)、(b)の場合、主走査方向、副走査方向共に100dpiから2400dpiに変換する超解像処理を実行することができる。
ステップS1811では、実際に指定されたimg[m]のN枚の画像データの読み込みを行う。読み込んだ画像データに対しては、ステップS1812にて超解像処理を実行する。この時、hmag、vmagそれぞれの解像度で超解像処理を実行し、1枚の超解像画像データを生成する。
ステップS1813では、ステップS1812で生成された超解像画像データについて、超解像処理におけるターゲット解像度である2400dpiに到達しなかった場合の解像度変換処理として、主走査方向、副走査方向についてそれぞれ変倍処理を実行する。この変倍処理方法については一般的に利用されている方法、例えばバイ・キュービック法などを利用することとする。
ただし、変倍処理方法はこれらに限定されるものではなく、好適な変倍処理を用いることにより2400dpiに解像度を変換するものとする。なお、ステップS1813において用いられる変倍率は、主走査方向については、(2400dpi−hmag)÷hmag、副走査方向については(2400dpi−vmag)÷vmagにより算出することができる。
以上の解像度変換処理における超解像処理と変倍処理との割合を図20の(a)、(b)に示す。解像度変換処理をする副走査方向の各位置に応じて、超解像処理と変倍処理の割合が変わり、これにより全ての副走査位置においてターゲット解像度である2400dpiの解像度を実現することができる。
例えば、図20では副走査位置Lにおいてhmag=800dpi、vmag=600dpiであるから、それぞれの変倍率は、
主走査変倍率=(2400dpi−800dpi)/800dpi=200%
副走査変倍率=(2400dpi−600dpi)/600dpi=300%
となる。
ステップS1814では、最終ライン(L=20)まで解像度変換処理が終了したか否かを判断し、終了していないと判断した場合には、Lをインクリメントする。一方、終了したと判断した場合には、ステップS1816に進む。
ステップS1816では、解像度変換処理が実行されたL=0〜20までの画像データ(21枚)を画像データの副走査方向の各位置に応じて合成する。これにより、低解像度の複数の画像データから超解像画像データを生成することが可能となる。
ステップS1816において生成された超解像画像データに対しては、ステップS1817において、領域に応じたフィルタリング処理が実行される。これは、領域ごとに超解像処理と変倍処理とを切り替えたことに起因して発生する切替時の段差を低減させるためである。例えば、変倍処理の割合が大きい原稿端部であるL=0〜3、L=16〜20では、既に変倍処理によって解像度が落ちている為、弱いフィルタが選択される(第1のフィルタリング手段)。
一方、L=8〜12では超解像処理が効果的に実行されているため、解像度は落ちていない。したがって、フィルタを強くしてL=0〜3、L=16〜20に近い解像度に落とすことで解像度の差分を低減させる(第2のフィルタリング手段)。
但し、フィルタリング処理に関しては設計時の調整事項であるため、ここに記述した内容に限定されるものではない。
例えば、原稿内の文字の位置を検出して、当該文字が超解像処理での解像度が低い領域に存在しなければ、フィルタリング処理で解像度を多く調整する必要も無くなる。また、OCR(文字認識)に利用する場合には、解像度は高い方が良いため、超解像処理での解像度が高い領域において、解像度を調整する必要はない。
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、超解像処理に用いる画像データを生成するにあたり、CCDエリアイメージセンサを原稿サイズの範囲内で動作させる構成とした。そして、超解像処理だけではターゲット解像度を実現することができない、原稿の上流部分と下流部分については、変倍処理を行うことで、ターゲット解像度を実現することとした。
この結果、所望の解像度を省スペースで実現することが可能となった。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、原稿サイズが最大の場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。
本実施形態では、原稿サイズが最大でない場合(例えばA3対応のスキャナ部でA4原稿を読み取る場合)について説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態との差異点を中心に説明する。
原稿サイズがCCDエリアイメージセンサの動作範囲に対して最大ではない場合、画像処理装置100における好適な原稿の載置位置は、副走査方向下流側に移動した位置となる(図21を参照)。これにより、フレームが重なる領域が原稿台202の端部に原稿を載置する場合よりも増え、超解像処理のみでターゲット解像度を実現できる副走査方向の位置が増えることになる。
このように載置された原稿について、第2の実施形態では、図22のフローチャートに従って解像度変換処理を実行する。但し、図22のフローチャートのステップS2201〜ステップS2217は図18のステップS1801〜ステップS1817と同一の処理であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS1818では、実際のA4サイズ領域について超解像処理と変倍処理とによってターゲット解像度を実現した超解像画像データを、適切にA4サイズに切り取る。
この場合、生成される超解像画像データは第1の実施形態と同じようになる。但し、実際の読み取り領域は超解像処理の割合が大きい場所とすることで、好適な超解像の画像データが得られることになる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、CCDエリアイメージセンサの読み取り動作範囲よりも原稿サイズが小さい場合に、最適な解像度変換処理が割り当てられることになる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、解像度変換処理をCCDエリアイメージセンサ209の副走査方向のラインを単位として実行する場合の実施形態を説明する。
図23を用いて、本実施形態におけるCCDエリアイメージセンサの撮像処理方法について説明する。この場合、CCDエリアイメージセンサについては、主走査方向の1ラインを1つの画像単位とし、副走査方向の画素センサの数を画像の単位としている。つまり、副走査方向は780ライン存在する為、画像データは780枚生成される。
第1の実施形態のように10mm単位で移動する場合、例えば図23の第1ラインは原稿上端0mmの位置から10mmずつで原稿下端部から200mmまで移動する。一方、第780ラインは原稿上端200mmから、原稿下端0mmまでを10mmずつ移動する。つまり、第1ラインから第780ラインまでは、主走査方向は1140画素(約100dpi)であり、副走査方向は200mm/10mmで20画素(約2.5dpi)の画像データが作成される。
但し、第3の実施形態における処理も図18と同じシーケンスで処理を実行するため、図18に沿って説明を行う。また、第3の実施形態の場合も、データ処理装置301がROM307に格納されたプログラムにより、上記処理を実行するものとする。
図3の300や305から原稿読み取り指示、及びターゲット解像度の選択指示を受け付けると、図18のステップS1801にて処理が開始される。尚、ここでもターゲット解像度を2400dpiとして説明するが、本発明はこれに限定されず、2400dpi以外のターゲット解像度を選択可能であることは言うまでもない。また、本実施形態にかかる画像処理装置100で利用するCCDエリアイメージセンサ209の解像度は100dpiとして説明するが、100dpi以外のCCDエリアイメージセンサを用いてもよいことはいうまでもない。
ステップS1802では、読み取り動作を実行する。具体的には、CCDエリアイメージセンサ209が原稿を読み取り、上述のように主走査方向1140画素の画像データを780枚生成する。
スキャナ部110では、照明装置204により照明された光が原稿台の原稿にて反射された後、205から207までのミラーによって反射される。そして、レンズ208によって集光されてCCDエリアイメージセンサ209にて受光される。
なお、CCDエリアイメージセンサ209では、受光した光信号をアナログ電圧に変換し、ケーブル210を介して点順次に制御装置216に出力する。
ステップS1803では、制御装置216が、受信したアナログ電圧をデジタル変換し、1140画素×780画素の画像データを生成する。ステップS1804では、生成した画像データをRAM306に格納する。
ステップS1805では、読み取り位置を移動する。この時の移動距離は予め決められているものとする(ただし、指示されたターゲット解像度などによって変更するように構成してもよい)。本実施形態では、移動距離は約10mmと設定されているものとする。
読み取り位置の移動は、データ処理装置301からモータ駆動制御回路215に制御信号を出力し、ステッピングモータ212を駆動した結果、読み取り光学ユニット203が移動することにより実現される。
この動作により、次に読み取り動作が実行された時にCCDエリアイメージセンサ209が読み取る原稿の位置は副走査方向に10mm移動していることとなる。
ステップS1806において、読み取り位置が終端位置に到達していると判断された時点で、1140画素×20画素の画像データが780枚生成されていることとなる。
但し、画像データの疎密は第1の実施形態と変わっておらず、原稿の上下流部分の画像データのデータ量が少なく、反対に原稿中央部の画像データのデータ量が多い。
ここで、画像データの密な部分(副走査方向の中央部)は超解像処理によって2400dpiの超解像画像データに変換することが可能である。一方、上流部分・下流部分は超解像処理で2400dpiにするには画像データのデータ量が不足している。本実施形態では、ステップS1804で記憶されている780枚の画像データをimg[m]とし、m=0〜779とする。
ステップS1807では、L=0として変数Lに初期値0を設定する。変数Lは、超解像処理を実行する原稿上の副走査方向の位置を示す。本実施形態の場合、副走査位置は0〜20まで存在することになる。これは、10mmずつで移動して読み取り動作を実行している為、第1の実施形態と第3の実施形態は同じ領域分割になる。
ステップS1808では、Lの数字に応じた主走査用LUTテーブル(H_TBL[L])303の値を読み込み、変数hmagに格納する。H_TBL303の具体例を、図19(a)に示す。同図に示すように、H_TBL303は、副走査位置(L)が入力されると、主走査方向において実現可能な解像度が出力される。
ステップS1809では、Lの数字に応じた副走査用LUTテーブル(V_TBL[L])304の値を読み込み、変数vmagに格納する。V_TBL304の具体例を、図19(b)に示す。同図に示すように、V_TBL304は、副走査位置(L)が入力されると、副走査方向において実現可能な解像度が出力される。
ステップS1810では、超解像処理に用いる画像データを決定する。上述のように原稿端部では1枚の画像データしか選択することができないが、中央部分では最大780枚までの画像データを選択することができる。
ステップS1811では、実際に指定されたimg[m]のN枚の画像データの読み込みを行う。読み込んだ画像データに対しては、ステップS1812にて超解像処理を実行する。この時、hmag、vmagそれぞれの解像度で超解像処理を実行し、1枚の超解像画像データを生成する。
ステップS1813では、ステップS1812で生成された超解像画像データについて、超解像処理におけるターゲット解像度である2400dpiに到達しなかった場合の解像度変換処理として、主走査方向、副走査方向についてそれぞれ変倍処理を実行する。この変倍処理方法については一般的に利用されている方法、例えばバイ・キュービック法などを利用することとする。
ただし、変倍処理方法はこれらに限定されるものではなく、好適な変倍処理を用いることにより2400dpiに解像度を変換するものとする。なお、ステップS1813において用いられる変倍率は、主走査方向については、(2400dpi−hmag)÷hmag、副走査方向については(2400dpi−vmag)÷vmagにより算出することができる。
以上の解像度変換処理における超解像処理と変倍処理との割合を図20の(a)、(b)に示す。解像度変換処理をする副走査方向の各位置に応じて、超解像処理と変倍処理の割合が変わり、これにより全ての副走査位置においてターゲット解像度である2400dpiの解像度を実現することができる。
例えば、図20では副走査位置Lにおいてhmag=800dpi、vmag=600dpiであるから、それぞれの変倍率は、
主走査変倍率=(2400dpi−800dpi)/800dpi=200%
副走査変倍率=(2400dpi−600dpi)/600dpi=300%
となる。
ステップS1814では、最終ライン(L=780)まで解像度変換処理が終了したか否かを判断し、終了していないと判断した場合には、Lをインクリメントする。一方、終了したと判断した場合には、ステップS1816に進む。
ステップS1816では、解像度変換処理が実行されたL=0〜780までの画像データ(780枚)を画像データの副走査方向の各位置に応じて合成する。これにより、低解像度の複数の画像データから超解像画像データを生成することが可能となる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、超解像処理に用いる画像データを生成するにあたり、CCDエリアイメージセンサを原稿サイズ内で動作させる構成とした。そして、超解像処理だけではターゲット解像度を実現することができない、原稿の上流部分と下流部分については、変倍処理を行うことで、ターゲット解像度を実現することとした。
この結果、所望の解像度を省スペースで実現することが可能となった。
[他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体を、システムあるいは装置に供給するよう構成することによっても達成されることはいうまでもない。この場合、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することにより、上記機能が実現されることとなる。なお、この場合、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合に限られない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。つまり、プログラムコードがメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって実現される場合も含まれる。
本発明の第1の実施形態にかかる画像処理装置100の外観を示す図である。 スキャナ部110の構成を示す図である。 制御装置216の内部構成を示す図である。 一般的なCCDエリアイメージセンサの構成を示す図である。 読み取り対象となる原稿の画像データの一例を示す図である。 一般的な画像処理装置において、読み取りラインセンサにより読み取られることにより生成される画像データを示す図である。 一般的な画像処理装置において、読み取りラインセンサにより読み取られることにより生成される画像データを示す図である。 一般的な画像処理装置において、読み取りラインセンサにより読み取られることにより生成される画像データを示す図である。 一般的な画像処理装置において、読み取りラインセンサにより読み取られることにより生成される画像データを示す図である。 一般的な画像処理装置において、読み取りラインセンサによる読み取りが完了した際に生成される画像データを示す図である。 画像処理装置100におけるCCDエリアイメージセンサの設置方法を説明するための図である。 画像処理装置100における読み取りラインセンサにより読み取られることにより生成される画像データを示す図である。 画像処理装置100における読み取りラインセンサにより読み取られることにより生成される画像データを示す図である。 画像処理装置100における読み取りラインセンサにより読み取られることにより生成される画像データを示す図である。 画像処理装置100における読み取りラインセンサによる読み取りが完了した際に生成される画像データを示す図である。 スキャナ部110において取得された4枚の低解像度の画像データに基づいて、超解像処理を実施する場合の流れを説明するための図である。 超解像処理の詳細を示す図である。 画像処理装置100における超解像処理の流れを示すフローチャートである。 主走査位置及び副走査位置における各解像度が記載されたテーブルを示す図である。 解像度変換の割合を示す図である。 原稿サイズが読み取り領域に対して最大でない場合の、好適な読み取り位置を示す図である。 画像処理装置100における超解像処理の流れを示すフローチャートである。 CCDエリアイメージセンサの撮像処理方法を説明するための図である。 原稿の範囲内をCCDエリアイメージセンサで読み取り動作することにより得られた画像データと、画像データの疎密との関係を示す図である。 CCDエリアイメージセンサで読み取り動作する場合の、重複領域を示した図である。

Claims (6)

  1. 読み取り位置を主走査方向及び副走査方向にずらして原稿を読み取ることにより取得された複数の画像データであって、該原稿の副走査方向の各位置における、取得された画像データの枚数が異なる該複数の画像データを処理する画像処理装置であって、
    ターゲットとなる解像度の設定を受け付ける受付手段と、
    前記設定された解像度に到達する第1の枚数の画像データが取得された、前記原稿の副走査方向の第1の位置において、該第1の枚数の画像データを用いて超解像処理する超解像処理手段と、
    前記第1の枚数より少ない第2の枚数の画像データが取得された、前記原稿の副走査方向の第2の位置において、該取得された画像データを用いて変倍処理する変倍処理手段と、
    前記超解像処理手段により超解像処理された第1の位置の画像データと前記変倍処理手段により変倍処理された第2の位置の画像データとを合成し、前記読み取った原稿から前記受付手段により設定を受け付けた解像度の画像データを生成する生成手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記原稿の副走査方向の各位置で取得された画像データを用いて超解像処理した場合の解像度が記録されたテーブルを保持する保持手段を更に備え、
    前記変倍処理手段は、前記保持手段により保持された解像度と、前記受付手段により設定された解像度との差分を用いて、前記第2の位置において変倍処理する際の変倍率を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記合成された画像データをフィルタリング処理するフィルタリング手段を更に備え
    前記フィルタリング手段は、前記超解像処理された画像データの解像度が前記受付手段により設定された解像度に到達しない、前記原稿の副走査方向の第2の位置の画像データに対するフィルタリング処理を、前記受付手段により設定された解像度に到達する、前記原稿の副走査方向の第1の位置の画像データに対するフィルタリング処理で用いられるフィルタよりも弱いフィルタを用いて行うことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記複数の画像データを生成するエリアイメージセンサを更に備え、
    前記エリアイメージセンサは、前記原稿の副走査方向の上端部から副走査方向の下端部までの範囲内を動作することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 読み取り位置を主走査方向及び副走査方向にずらして原稿を読み取ることにより取得された複数の画像データであって、該原稿の副走査方向の各位置における、取得された画像データの枚数が異なる該複数の画像データを処理する画像処理装置の画像処理方法であって、
    ターゲットとなる解像度の設定を受け付ける受付工程と、
    前記設定された解像度に到達する第1の枚数の画像データが取得された、前記原稿の副走査方向の第1の位置において、該第1の枚数の画像データを用いて超解像処理する超解像処理工程と、
    前記第1の枚数より少ない第2の枚数の画像データが取得された、前記原稿の副走査方向の第2の位置において、該取得された画像データを用いて変倍処理する変倍処理工程と、
    前記超解像処理工程において超解像処理された第1の位置の画像データと前記変倍処理工程において変倍処理された第2の位置の画像データとを合成し、前記読み取った原稿から前記受付手段により設定を受け付けた解像度の画像データを生成する生成工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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