JP5026399B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶ディスプレイ等から構成される表示装置を備えた電子機器に関するものである。
この種の電子機器として、ノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、単に「ノートPC」という)が知られている。ノートPCは、本体筐体及び蓋体筐体を備えて構成されている。本体筐体は、内部にコンピュータの構成部品を収容した箱体であり、その上面にはキーボードが設けられている。蓋体筐体は、本体筐体の上面に対向する面に表示画面を露出させる態様で液晶ディスプレイ等の表示装置を収容した箱体であり、本体筐体の上面に対して開閉可能となる態様で、本体筐体に回転可能に支持されている。
上記のノートPCにおいて、蓋体筐体の内部に2枚の副表示装置を並設した状態で収容し、必要に応じて蓋体筐体から一方の副表示装置を右方向に引出し、もう一方の副表示装置を左方向に引出すことにより、各副表示装置を主表示装置の左右両側にそれぞれ隣接して配置できるように構成されたノートPCが知られている(例えば特許文献1,2を参照)。
米国特許第6532146号明細書 特開平11−149328号
特許文献1,2のノートPCでは、主表示装置とは別個に、蓋体筐体内部に右用と左用の2枚の副表示装置を収容している。このため、副表示装置を装備していない通常のノートPCと比べて重量が増加し、ノートPCの可搬性が損なわれるという問題がある。また、通常、使用者が左右の副表示装置を両方同時に配置して使用することは稀であり、少なくとも左右いずれか一方の副表示装置を用いることができれば支障はないと考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、主表示装置の左右どちら側にも副表示装置を配置することができ、かつ、軽量化を図ることのできる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、主表示装置と、正面が開口するとともに前記主表示装置の背面全域を覆う大きさに形成され、前記主表示装置の背面に配置される中央位置と、前記中央位置から右方向に所定距離移動した右側位置と、前記中央位置から左方向に所定距離移動した左側位置との間で移動可能に構成される筐体と、前記筐体内に左右方向に移動可能に支持される副表示装置と、前記筐体を前記主表示装置に対して移動させる際の動力を前記副表示装置に伝えることにより、前記副表示装置を前記筐体に対して前記筐体と同方向に移動させる動力伝達手段と、を備え、前記筐体が前記右側位置に到達したときに、前記副表示装置を前記主表示装置の右側に隣接して配置させる一方、前記筐体が前記左側位置に到達したときに、前記副表示装置を前記主表示装置の左側に隣接して配置させるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記動力伝達手段は、前記主表示装置に設けられた第1ラックと、前記筐体に設けられた軸に支持され、前記第1ラックと噛み合う第1ピニオンと、前記副表示装置に設けられた第2ラックと、前記軸に支持されて前記第1ピニオンと一体的に回転し、前記第2ラックと噛み合う第2ピニオンとから構成されることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記動力伝達手段は、前記主表示装置に設けられたラックと、前記筐体に設けられた軸に支持され、前記ラックと噛み合うピニオンと前記副表示装置に設けられたガイドピンと、前記軸に支持されて前記ピニオンと一体的に回転するアームと、前記アームに設けられ、前記ガイドピンを案内する長孔とから構成されることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、携帯用のパーソナルコンピュータに適用されることが望ましい。
本発明の電子機器によれば、筐体内に収容された一つの副表示装置を主表示装置の左右どちら側にも隣接させて配置することができる。その結果、右用と左用の2つの副表示装置を装備した従来の電子機器と比べて軽量化を図ることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の電子機器を携帯用のパーソナルコンピュータ(以下、「ノートブック型パーソナルコンピュータ」という)に適用した場合の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態であるノートブック型パーソナルコンピュータ1(以下、単に「ノートPC1」と称する)を示した斜視図、図2は、図1に示したノートPC1における主表示装置20の右側に副表示装置40を隣接して配置した状態を示した図、図3は、図1に示したノートPC1における主表示装置20の左側に副表示装置40を隣接して配置した状態を示した図、図4は、図2に示したノートPC1を後ろから見た図である。また、図5はノートPC1の分解斜視図であり、図6は主表示装置20、蓋体筐体30及び副表示装置40の断面図である。
図1に例示されるノートPC1は、本体筐体10、主表示装置20、蓋体筐体30及び副表示装置40とを備えて構成されている。
本体筐体10は、図には明示していないが、その内部に制御手段であるCPUや記憶手段であるメモリ、電源装置であるバッテリー等のノートPC1の構成部品を収容する箱体であり、その上面11にキーボード12を備えている。キーボード12は、図示は省略するが、金属板によって構成したベース部材の上面にメンブレンスイッチシート及び複数のキートップ13を配設して構成した入力装置である。本体筐体10の上面11において手前側に位置する部位にはパームレスト領域14が確保してある。
主表示装置20は、正面に液晶ディスプレイや有機EL等からなる表示部21を備えた薄型平板状の箱体であり、本体筐体10の上面11に対して開閉可能となる態様でヒンジ部材22を介して本体筐体10に回転可能に支持されている。
蓋体筐体30は、主表示装置20の背面23のほぼ全域を覆う大きさに形成された薄型平板状の箱体であり、主表示装置20が閉じた状態にあるときにノートPC1の蓋体として機能するものである。蓋体筐体30は、図5及び図6に示すように正面が開口しており、開口面31の上端及び下端にはそれぞれレール32a,32b(図6にのみ図示)が設けられている。そして、この蓋体筐体30は、開口面31を主表示装置20の背面23に対向させた状態で、レール32a,32bを介して主表示装置20の背面23に左右方向に移動可能に支持されている。
上記のように構成される蓋体筐体30は、図1に示すようにその全体が主表示装置20の背面23に配置される「中央位置」と、図2に示すように中央位置から右方向に所定距離移動した「右側位置」と、図3に示すように収容位置から左方向に所定距離移動した「左側位置」との間で移動可能となっている。
副表示装置40は、正面に液晶ディスプレイや有機EL等からなる表示部41を備えた薄型の箱体であり、その幅寸法(左右方向寸法)は、主表示装置20の半分程度の大きさに形成されている。また、表示部41の高さ寸法は、主表示装置20の表示部21の高さ寸法とほぼ同じに形成されている。この副表示装置40は、図6に示すように、蓋体筐体30の内壁面に取り付けられたレール33a,33b(図6にのみ図示)によって、蓋体筐体30内に左右方向に移動可能に支持されている。
図5及び図6に示すように、上述した主表示装置20、蓋体筐体30及び副表示装置40との間には、動力伝達手段50が設けられている。
動力伝達手段50は、蓋体筐体30を主表示装置20に対して移動させる際の動力を副表示装置40に伝えることにより、副表示装置40を蓋体筐体30に対して蓋体筐体30と同方向に移動させるように構成されている。この動力伝達手段50により、副表示装置40は、図1に示すように主表示装置20の背面に配置される「収容位置」と、図2に示すように蓋体筐体30が右方向に移動するのに伴い、収容位置から右方向に移動して主表示装置20の右側に隣接して配置される「右側使用位置」と、図3に示すように蓋体筐体30が収容位置から左方向に移動するのに伴い、収容位置から左方向に移動して主表示装置20の左側に隣接して配置される「左側使用位置」との間で移動可能となっている。
動力伝達手段50は、第1ラック51、第1ピニオン52、第2ラック53及び第2ピニオン54とから構成されている。
第1ラック51は、図5に示すように主表示装置30の背面23の下端部中央位置に設けられている。第1ピニオン52は、第1ラック51と噛み合う円形歯車であり、蓋体筐体30の内壁面の下端に設けられた軸34に回転自在に軸支されている。第2ラック53は、図5に示すように副表示装置40の下縁部全域に亘って設けられている。第2ピニオン54は、第2ラック53と噛み合う円形歯車であり、図6に示すように蓋体筐体30の軸34に第1ピニオン52とともに軸支され、第1ピニオン52と一体的に回転する。
以下、副表示装置40の引出し機構及びその作用について説明する。図7は、副表示装置40が図1に示す「収容位置」から図2に示す「右側使用位置」に配置されるまでの機構を説明するための図である。図7の上図に示すように、副表示装置40が収容位置に配置された状態では、第1ピニオン52は第1ラックの中央に位置し、第2ピニオン54は、第2ピニオン53の中央に位置している。
使用者によって蓋体筐体30が主表示装置20に対して右方向に引き出されると、第1ピニオン52が第1ラック51と噛み合って回転して蓋体筐体30が右方向に移動すると同時に、第2ラック53と第2ピニオン54が噛み合っているため、副表示装置40が蓋体筐体30に対して右方向に移動する。
ここで、副表示装置40は蓋体筐体30に対して右方向に移動するから、副表示装置40の主表示装置20に対する移動距離は、必ず、蓋体筐体30の主表示装置20に対する移動距離よりも大きくなる。そのため、蓋体筐体30が所定距離右方向に移動して、第1ピニオン52が第1ラック51の右端に達したときに、副表示装置40が蓋体筐体30の右端に達するように、第1ラックの長さ2L、副表示装置40の幅寸法(左右方向の長さ)、蓋体筐体30の幅寸法(左右方向の長さ)、第1ピニオン52と第2ピニオン54の半径比等が調整されている。
図7の中図は、上記で説明したように第1ピニオン52が第1ラック51の右端に達し、かつ、副表示装置40が蓋体筐体30の右端に達したときの状態を示している。さらに、図7の中図に示す状態から蓋体筐体30が右方向に距離L引き出されると、第1ピニオン52は第1ラック51から外れているため第1ピニオン52は回転せず、蓋体筐体30と副表示装置40が一体となって右に動く。その結果、蓋体筐体30が右側位置に達するとともに、副表示装置40は、図7の下図に示すように、その全体が外部に露出した「右側使用位置」に配置される。
図7の中図に示したように、第1ラック51の長さを2Lとして、蓋体筐体30をL移動させる場合、副表示装置40の第2ラック52に噛み合う第2ピニオン54の半径が第1ピニオン52よりも大きいと、蓋体筐体30に対する副表示装置40の移動距離は、Lよりも大きくなる。逆に、第2ピニオン54の半径が第1ピニオン52よりも小さいと、蓋体筐体30に対する副表示装置40の移動距離は、Lより小さくなる。すなわち、第1ピニオン52と第2ピニオン54の半径の大小関係にかかわらず、主表示装置20に対する副表示装置40の移動距離は、主表示装置20に対する蓋体筐体30の移動距離よりも必ず長くなるから、蓋体筐体30に対して副表示装置40をどの程度移動させるかに依存して、第1ピニオン52と第2ピニオン54の半径比を適宜決めればよい。
次に、図8を参照しながら、副表示装置40が図1に示す「収容位置」から図3に示す「左側使用位置」に配置されるまでの機構について説明する。図8の上図に示すように、副表示装置40が収容位置に配置された状態では、第1ピニオン52は第1ラックの中央に位置し、第2ピニオン54は、第2ラック53の中央に位置している。
使用者によって蓋体筐体30が主表示装置20に対して左方向に引き出されると、第1ピニオン52が第1ラック51と噛み合って回転して蓋体筐体30が左方向に移動すると同時に、第2ラック53と第2ピニオン54が噛み合っているため、副表示装置40が蓋体筐体30に対して左方向に移動する。
副表示装置40の主表示装置20に対する移動距離は、蓋体筐体30の主表示装置20に対する移動距離よりも大きくなる。このため、図8の中図に示すように、蓋体筐体30が距離L左方向に移動して、第1ピニオン52が第1ラック51の左端に達したときに、副表示装置40は蓋体筐体30の左端に達する。
さらに、図8の中図に示す状態から蓋体筐体30が左方向に距離L引き出されると、第1ピニオン52は第1ラック51から外れているため第1ピニオン52は回転せずに、蓋体筐体30と副表示装置40が一体となって左に動く。その結果、蓋体筐体30が左側位置に達するとともに、副表示装置40は、その全体が外部に露出し、図8の下図に示すように「左側使用位置」に配置される。
以上説明したように、本実施の形態のノートPC1は、主表示装置20の背面23に配置される中央位置と、中央位置から右方向に所定距離移動した右側位置と、中央位置から左方向に所定距離移動した左側位置との間で移動可能に構成される蓋体筐体30と、この蓋体筐体30内に左右方向に移動可能に支持される副表示装置40と、蓋体筐体30を主表示装置20に対して移動させる際の動力を副表示装置40に伝えることにより、副表示装置40を蓋体筐体30に対して蓋体筐体30と同方向に移動させる動力伝達手段50とを備え、蓋体筐体30が右側位置に到達したときに、副表示装置40を主表示装置20の右側に隣接して配置させる一方、蓋体筐体30が左側位置に到達したときに、副表示装置40を主表示装置20の左側に隣接して配置させる構成とした。上記のように構成したことで、蓋体筐体30の幅寸法の半分程度の幅寸法に形成された一枚の副表示装置40を、主表示装置20の左右どちら側にも隣接させて配置することができる。その結果、右用と左用の2つの副表示装置を装備した従来のノートPCと比べて軽量化を図ることができる。
また、動力伝達手段50は、ラックアンドピニオンを用いた極めて簡易な構成であるから、動力伝達手段50を設けたことでノートPCが大型化するといったことはなく、ノートPC1の可搬性に影響を及ぼすことはない。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係るノートPC1について説明する。なお、上述した実施の形態1で説明した構成と同一の構成については同一の符号を付して説明する。
図9は、実施の形態2に係るノートPC1の分解斜視図であり、図10は、図9に示した主表示装置20、蓋体筐体30及び副表示装置40の断面図である。この実施の形態2では、実施の形態1の動力伝達手段50における第2ラック53及び第2ピニオン54を設ける替わりに、ガイドピン55とアーム56とを設けた構成としている。それ以外の構成は、実施の形態1と同じである。
図9及び図10に示すように、動力伝達手段50´は、ラック51´、ピニオン52´、ガイドピン55及びアーム56とから構成されている。
ラック51´は、上述した実施の形態1における第1ラック51と同様に、主表示装置30の背面23の下端部中央位置に設けられている。ピニオン52´は、ラック51´と噛み合う円形歯車であり、実施の形態1における第1ピニオン52と同様に、蓋体筐体30の内壁面の下端に設けられた軸34に回転自在に軸支されている。ガイドピン55は、副表示装置40の背面42に突出して設けられている。アーム56は、その基端部が蓋体筐体30の軸34にピニオン52´とともに軸支された平板状の棒材であり、ピニオン52´と一体的に回転する。このアーム56の上部には長孔57が形成され、この長孔57にガイドピン55が挿通されている。ガイドピン55は、アーム56の回転に伴って長孔57を案内される。
以下、図11を参照しながら、実施の形態2における副表示装置40の引出し機構及びその作用について説明する。図11の上図に示すように、副表示装置40が収容位置に配置された状態では、ピニオン52´はラック51´の中央に位置し、アーム56の先端部は蓋体筐体30の中央に位置している。
使用者によって蓋体筐体30が主表示装置20に対して右方向に引き出されると、ピニオン52´がラック51´と噛み合って回転して蓋体筐体30が右方向に移動すると同時に、アーム56の回転に伴ってガイドピン55がアーム56の長孔57を案内されることで、副表示装置40が蓋体筐体30に対して右方向に移動する。
ここで、副表示装置40は蓋体筐体30に対して右方向に移動するから、副表示装置40の主表示装置20に対する移動距離は、必ず、蓋体筐体30の主表示装置20に対する移動距離よりも大きくなる。そのため、蓋体筐体30が所定距離右方向に移動して、ピニオン52´がラック51´の右端に達したときに、副表示装置40が蓋体筐体30の右端に達するように、ラック51´の長さ、副表示装置40の幅寸法(左右方向の長さ)、蓋体筐体30の幅寸法(左右方向の長さ)、ピニオン52´の半径とアーム56の長さとの比などが調整されている。
図11の中図は、上記で説明したようにピニオン52´がラック51´の右端に達し、かつ、副表示装置40が蓋体筐体30の右端に達したときの状態を示している。さらに、図11の中図に示す状態から蓋体筐体30が右方向に引き出されると、ピニオン52´はラック51´から外れているためピニオン52´は回転せずに、蓋体筐体30と副表示装置40が一体となって右に動く。その結果、蓋体筐体30が右側位置に達するとともに、副表示装置40は、その全体が外部に露出し、図11の下図に示すように「右側使用位置」に配置される。
次に、図12を参照しながら、副表示装置40が図1に示す「収容位置」から図3に示す「左側使用位置」に配置されるまでの機構について説明する。図12の上図に示す状態から使用者によって蓋体筐体30が主表示装置20に対して左方向に引き出されると、ピニオン52´がラック51´と噛み合って回転して蓋体筐体30が左方向に移動すると同時に、アーム56の回転に伴ってガイドピン55がアーム56の長孔57を案内されることで、副表示装置40が蓋体筐体30に対して右方向に移動する。
副表示装置40の主表示装置20に対する移動距離は、蓋体筐体30の主表示装置20に対する移動距離よりも大きくなる。このため、図12の中図に示すように、蓋体筐体30が左方向に移動してピニオン52´がラック51´の左端に達したときに、副表示装置40は蓋体筐体30の左端に達する。
さらに、図12の中図に示す状態から蓋体筐体30が左方向に引き出されると、ピニオン52´はラック51´から外れているためピニオン52´は回転せずに、蓋体筐体30と副表示装置40が一体となって左に動く。その結果、蓋体筐体30が左側位置に達するとともに、副表示装置40は、その全体が外部に露出し、図12の下図に示すように「左側使用位置」に配置される。
以上説明したように、実施の形態2のノートPC1は、上記実施の形態1と同様に、主表示装置20の背面23に配置される中央位置と、中央位置から右方向に所定距離移動した右側位置と、中央位置から左方向に所定距離移動した左側位置との間で移動可能に構成される蓋体筐体30と、この蓋体筐体30内に左右方向に移動可能に支持される副表示装置40と、蓋体筐体30を主表示装置20に対して移動させる際の動力を副表示装置40に伝えることにより、副表示装置40を蓋体筐体30に対して蓋体筐体30と同方向に移動させる動力伝達手段50´とを備え、蓋体筐体30が右側位置に到達したときに、副表示装置40を主表示装置20の右側に隣接して配置させる一方、蓋体筐体30が左側位置に到達したときに、副表示装置40を主表示装置20の左側に隣接して配置させる構成とした。上記のように構成したことで、蓋体筐体30の幅寸法の半分程度の幅寸法に形成された一枚の副表示装置40を、主表示装置20の左右どちら側にも隣接させて配置することができる。その結果、右用と左用の2つの副表示装置を装備した従来のノートPCと比べて軽量化を図ることができる。
また、動力伝達手段50´は、ラックアンドピニオンとガイドピン55とアーム56を用いた簡易な構成であるから、上記実施の形態1の動力伝達手段50と同様に、ノートPC1が大型化するといったことはなく、ノートPC1の可搬性に影響を及ぼすことはない。
なお、動力伝達手段の構成については、上記実施の形態1,2で示した構成に限定されるものではなく、上記以外の構成としてもよい。
さらに、上記実施の形態では、本発明の電子機器をノートブック型パーソナルコンピュータに適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示装置を備えたその他の電子機器に適用することも可能である。
本発明のノートPCを示した概略斜視図である。 図1に示したノートPCの主表示装置の右側に副表示装置を隣接して配置した状態を示した図である。 図1に示したノートPCの主表示装置の左側に副表示装置を隣接して配置した状態を示した図である。 図2に示したノートPCを後ろから見た図である。 実施の形態1に係るノートPCの分解斜視図である。 図5に示した主表示装置、蓋体筐体及び副表示装置の断面図である。 副表示装置を右側使用位置へ移動させる機構の説明図である。 副表示装置を左側使用位置へ移動させる機構の説明図である。 実施の形態2に係るノートPCの分解斜視図である。 図9に示した主表示装置、蓋体筐体及び副表示装置の断面図である。 副表示装置を右側使用位置へ移動させる機構の説明図である。 副表示装置を左側使用位置へ移動させる機構の説明図である。
符号の説明
1 ノートブック型パーソナルコンピュータ(電子機器)
10 本体筐体
11 本体筐体の上面
12 キーボード
13 キートップ
14 パームレスト領域
20 主表示装置
21 表示部
22 ヒンジ部
23 主表示装置の背面
30 蓋体筐体
31 開口面
32a,32b レール
33a,33b レール
34 軸
40 副表示装置
41 表示部
42 副表示装置の背面
50 動力伝達手段
51 第1ラック
51´ ラック
52 第1ピニオン
52´ ピニオン
53 第2ラック
54 第2ピニオン
55 ガイドピン
56 アーム
57 長孔

Claims (4)

  1. 主表示装置と、
    正面が開口するとともに前記主表示装置の背面全域を覆う大きさに形成され、前記主表示装置の背面に配置される中央位置と、前記中央位置から右方向に所定距離移動した右側位置と、前記中央位置から左方向に所定距離移動した左側位置との間で移動可能に構成される筐体と、
    前記筐体内に左右方向に移動可能に支持される副表示装置と、
    前記筐体を前記主表示装置に対して移動させる際の動力を前記副表示装置に伝えることにより、前記副表示装置を前記筐体に対して前記筐体と同方向に移動させる動力伝達手段と、を備え、
    前記筐体が前記右側位置に到達したときに、前記副表示装置を前記主表示装置の右側に隣接して配置させる一方、前記筐体が前記左側位置に到達したときに、前記副表示装置を前記主表示装置の左側に隣接して配置させるように構成したことを特徴とする電子機器。
  2. 前記動力伝達手段は、
    前記主表示装置に設けられた第1ラックと、
    前記筐体に設けられた軸に支持され、前記第1ラックと噛み合う第1ピニオンと、
    前記副表示装置に設けられた第2ラックと、
    前記軸に支持されて前記第1ピニオンと一体的に回転し、前記第2ラックと噛み合う第2ピニオンとから構成されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記動力伝達手段は、
    前記主表示装置に設けられたラックと、
    前記筐体に設けられた軸に支持され、前記ラックと噛み合うピニオンと
    前記副表示装置に設けられたガイドピンと、
    前記軸に支持されて前記ピニオンと一体的に回転するアームと、
    前記アームに設けられ、前記ガイドピンを案内する長孔とから構成されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 携帯用のパーソナルコンピュータであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の電子機器。
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