JP5026294B2 - コンテンツ再生装置 - Google Patents

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本発明は、コンテンツ再生装置に関し、特に、映像や音声などのコンテンツを再生可能なコンテンツ再生装置に関するものである。
携帯電話などのモバイル端末に代表される通信端末は近年著しく多機能化し、従来のデジタルカメラ機能や非接触ICカード機能などのみならず、さらに動画および/または音声のコンテンツ(以下、単に「コンテンツ」という)を再生することができるモバイル端末も普及している。このような通信端末を用いることにより、ユーザは、時間や場所にほとんど左右されることなく、コンテンツを視聴することができるようになった。
特に、最近は、携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービス(以下、ワンセグ放送という)による地上デジタルテレビジョン放送(以下、デジタル放送という)の受信機能を搭載した携帯電話が急速に普及しつつある。このような、ワンセグ放送を受信してデジタル放送を再生できる通信端末を用いることにより、ユーザは、放送波の届くエリア内であれば、場所を問わず、例えば移動中であっても、デジタル放送を視聴することができる。
また、これらのワンセグ放送視聴可能な通信端末には、放送される番組をメモリに記憶(録画)することにより、録画した番組を後から再生できるものも増えている。さらに、このようにして録画した番組を再生する際に、当該番組の放送が終了する前でも、録画を継続しながら、録画済みの部分から再生を開始できる追っかけ再生(タイムシフト再生)の機能を搭載した通信端末もある。このような端末により、デジタル放送を視聴するユーザにとっての利便性は著しく向上した。
ところで、最近の携帯電話のような通信端末は、上述したように端末本体が非常に多機能化した結果、コンテンツを視聴している最中に、他の機能の割り込みにより、その視聴が中断されることがある。例えば、リアルタイムでワンセグ放送の再生中、または録画したコンテンツを再生中の携帯電話において、電話を着信したり電子メール(以下、単に「メール」という)を受信したりという割り込みが発生することがある。
このような割り込みが発生した際、その割り込み動作が優先される場合(例えばコンテンツの再生中に電話の着信があり、それに応じてユーザが通話を開始する場合)には、コンテンツの再生を一時停止して、(例えば電話の通話終了により)割り込み動作が終了したら、コンテンツの再生を一時停止した場面から再生を再開できる通信端末も既に知られている。なお、リアルタイムでワンセグ放送を再生中に発生した割り込み動作が優先される場合には、割り込み発生時からのワンセグ放送のデータ(ストリーム)をバッファに蓄積し、割り込みの動作が終了したら、バッファに蓄積されたデータを読み出してタイムシフト再生を開始できる通信端末もある。このような端末を用いれば、割り込み動作中に放送される内容も逃さず視聴することができる。
しかしながら、上述のようにコンテンツの再生を中断し、その後再生を再開すると、ユーザにとっては、当該コンテンツの続きの(未知の)場面から再生が再開されるため、再生を中断した前後のコンテンツの内容的な連続性および関連性を把握するのが困難になったり、その把握に若干の時間を要することがある。ユーザが再生中断前のコンテンツの内容を思い出すことに意識を傾けている間も、再生再開されたコンテンツは進行してしまうため、再生されるコンテンツの新しい内容に意識を集中できないという問題もある。
特に、電話の通話またはメールの閲覧などの割り込み動作を優先させてコンテンツの再生を中断した場合、ユーザは、その後電話で会話をしたりメールの内容を把握するために、意識や思考の対象をコンテンツから一旦切り離すことが多い。また、コンテンツの再生を中断してから長い時間が経過してしまうと、ユーザは、再生を中断するまでに視聴していたコンテンツの内容を思い出すのが一層難しくなる。
このような事情に対処し得るものとして、メディアに記録されたコンテンツの再生を中断した際に再生中断位置を記憶して、後に再生を再開する場合には、その再生中断位置から予め設定された分量だけ遡って(つまり巻き戻して)、コンテンツの再生を再開できるコンテンツ再生装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−355681号公報
上記特許文献1に記載のコンテンツ再生装置によれば、中断した再生を再開する際には、再生を中断する少し前の場面からコンテンツを再生再開できる。したがって、ユーザは、再生が中断される少し前のコンテンツの内容を再び視聴できるため、再生中断前のコンテンツの内容を容易に思い出すことができ、そのコンテンツの続きの再生に備えることができる。
しかしながら、このようなコンテンツ再生装置は、再生再開時に遡る分量、つまり巻き戻す分量を一定値として予め設定しておく必要がある。そのため、コンテンツ再生中にユーザがその再生を中断した際の多種多様な状況にそれぞれ対応するのは困難である。
例えば、コンテンツの再生を中断してから比較的長い期間が経過した後に再生再開した場合には、予め設定された分量の巻き戻しがされても、ユーザがそのコンテンツの内容をスムーズに思い出すのに充分でないことも想定される。また、例えば、コンテンツの内容的に区切りの良い場面で、ユーザが自らの意思で再生を中断したコンテンツを後に再生再開する場合、予め設定された分量だけ巻き戻されると、ユーザが望む以上に場面が遡ってしまい、ユーザは必要以上に重複した分量の視聴を余儀なくされ、ストレスになることも考えられる。すなわち、所定の巻き戻しの分量が一定値として予め規定されている場合、ユーザの望む適切な分量の巻き戻しを各状況に応じて提供することは不可能である。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、映像や音声などのコンテンツの再生を中断した後に再生再開する際に、当該再生中断されたコンテンツの内容を、ユーザがスムーズにストレスなく把握できるように再生再開するコンテンツ再生装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係るコンテンツ再生装置の発明は、
コンテンツの再生を制御する再生制御部と、
前記再生制御部による前記コンテンツの再生停止時におけるコンテンツ属性情報およびコンテンツ再生停止位置情報を記憶するとともに、前記コンテンツを録画する記憶部と、
前記再生制御部により前記コンテンツの再生中に、新規イベントによる割り込み処理を検知して、当該割り込み処理の発生を前記再生制御部に通知する割り込み処理検知部と、
を備え、
前記再生制御部は、前記割り込み処理検知部より割り込み処理の発生の通知を受けると、前記コンテンツの再生を停止すると共に、前記コンテンツ属性情報として割り込みの情報および前記コンテンツ再生停止位置情報を前記記憶部に記憶し、当該コンテンツの再生を再開する際には、前記記憶部にコンテンツ属性情報として記憶された前記割り込みの情報に基づいてコンテンツの巻き戻し量を決定し、前記コンテンツ再生停止位置情報に基づくコンテンツの再生停止位置から当該決定したコンテンツの巻き戻し量だけ遡って、該コンテンツの再生を再開するよう制御することを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のコンテンツ再生装置において、
前記再生制御部は、前記割り込みがユーザ操作による場合には前記コンテンツの巻き戻し量を少なくし、前記割り込みがユーザ操作によるものでない場合には前記コンテンツの巻き戻し量を多くするものである。

本発明によれば、コンテンツの再生を停止した際の種々の状況に基づいて、再生再開時にそれぞれの状況に適した分量の巻き戻し量を算出し、ユーザの所望に応じた分量だけ過不足なく巻き戻して再生を再開することができ、ユーザにとっての利便性を著しく向上することができる。すなわち、ユーザは、再生を中断したコンテンツを再生再開する際に、コンテンツを再生中断した前後の内容をスムーズにストレスなく把握できる。
以下、本発明の各実施の形態について、図面を参照して説明する。以下の各実施の形態においては、本発明のコンテンツ再生装置の一例として、例えばワンセグ放送を再生可能な携帯電話を想定して説明する。しかしながら、本発明のコンテンツ再生装置は携帯電話に限定されるものではなく、例えばPDAなどの任意のデジタル放送受信装置などに適用することも可能である。また、本発明は、コンテンツ再生装置が受信するデジタル放送についてもワンセグ放送に限定されるものではなく、フルセグ放送(HDTV)などを受信する放送受信装置にも適用できる。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る携帯電話の概略構成を示す機能ブロック図である。
携帯電話100は、全体を制御する制御部10と、アンテナ部11を介して音声データおよびメールのデータを含む情報を送受信する無線部12とを備えている。無線部12を用いて通信相手の端末と通信することにより、携帯電話100は電話の通話やメールのメッセージの交換を行う。なお、電話の通話およびメールの送受信を行う際の携帯電話100の通常の動作は公知技術であるため、より詳細な説明は省略する。
また、携帯電話100は、ワンセグ放送によるデジタル放送を再生するためのテレビジョン受信機の機能を搭載しており、地上デジタル放送の放送波を受信する放送受信用のアンテナ部13とチューナ部14とを有している。チューナ部14は、アンテナ部13で受信した受信信号(RF信号)を、制御部10からの周波数(チャンネル)指定命令に基づいてチューニングする。復調部15は、チューナ部14でチューニングされた放送波を、トランスポートストリーム(TS)信号に復調して分離部16に供給する。
分離部16は、復調されたTS信号を、パケットIDに応じて、音声パケット、映像パケット、字幕パケットなどに分離する。分離部16でTS信号から分離された音声パケットは音声デコード部17に、映像パケットは映像デコード部18に、字幕パケットは字幕デコード部19に入力される。
音声デコード部17は、入力された音声パケット内の音声データをデコードしてスピーカ20に出力し、スピーカ20は音声デコード部17から出力される音声を出力する。映像デコード部18、字幕デコード部19は、それぞれ入力された映像パケット内の映像データ、字幕パケット内の字幕データをデコードして画面制御部21に出力する。画面制御部21は、制御部10からの命令に基づいて、映像デコード部18および字幕デコード部19よりそれぞれ出力される映像および字幕テキストに基づく画面イメージを映像表示部22に表示する。このようにして、ワンセグ放送の(字幕表示可能な)映像および音声を再生することができる。なお、字幕の表示を含め、ワンセグ放送を再生する際の携帯電話100の通常の動作は公知技術であるため、より詳細な説明は省略する。
また、携帯電話100は、ユーザからの入力を受け付ける各種キーやボタンなどで構成される入力部23と、各種情報を記憶する記憶部24とを備えている。記憶部24は、入力した情報および各種アプリケーション等を記憶したり、ワークメモリなどとしても機能する他、デジタル放送で放送される番組を記憶(録画)したりコンテンツなどを記憶することもできる。記憶部24に記憶したコンテンツの映像を映像表示部22に表示させ、音声をスピーカ20から出力させて、当該コンテンツを再生することができる。
記憶部24はバッファ25を含み、放送されているデジタル放送の番組をこのバッファ25に記憶しながら、記憶済みのデータを適宜バッファ25から読み出して再生する追っかけ再生(タイムシフト再生)をすることもできる。この追っかけ再生の機能により、番組を録画している最中でも、録画済みの任意の箇所から再生を行うことができる。デジタル放送の通常の録画および再生または追っかけ再生(タイムシフト再生)の動作も公知技術であるため、より詳細な説明は省略する。
記憶部24はさらに、コンテンツ情報記憶部26を含んでいる。コンテンツ情報記憶部26は、映像コンテンツなどの各種コンテンツの属性情報を記憶する。例えば、コンテンツの属性情報として、そのコンテンツの再生履歴(再生回数および前回再生時の日時、ならびに再生が中断された場合の再生停止箇所および再生停止日時など)や、コンテンツのジャンル(映画、ドラマ、スポーツなど)など、そのコンテンツに関する種々の属性情報を記憶できる。
さらに、携帯電話100は、コンテンツデータ解析部27を備えている。コンテンツデータ解析部27は、音声、映像および字幕の各デコード部17〜19がデコードした任意の時点におけるそれぞれのデータを、所定の観点から解析する。例えば、音声デコード部17によりデコードされた任意の場面における音声データに基づく音量を解析したり、映像デコード部18によりデコードされた任意の場面における映像データに含まれる動きベクトル量を解析したり、字幕デコード部19によりデコードされた任意の場面における字幕データに基づいて、その字幕の量(例えば文字数)を解析したりできる。
なお、制御部10は、その内部にタイマ28および割り込み処理検知部29を備えている。タイマ28は、カウンタにより所定の時間の長さを計測することができる他、予め設定された現在時刻を出力したり、所定の時刻の到来を通知することができる。割り込み処理検知部29は、制御部10が所定の処理の制御を行っている最中に、他の所定の要因により発生した割り込み処理を、その割り込み処理の種類と共に検知して制御部10に通知する。例えば、割り込み処理検知部29は、制御部10がコンテンツの再生処理を制御している最中に、その再生処理に対する割り込みとして、電話の着信を検知したり、メールの受信を検知したり、またはタイマ28により所定の時刻の到来を検知したり、あるいは再生停止処理を要求するユーザ操作による入力部23からの入力などを検知し、制御部10に通知する。
次に、図2のフローチャートおよび図3の表示画面例を参照して、本実施の形態の携帯電話100において、コンテンツ再生中にその再生を中断する動作を説明する。なお、本実施の形態では、予め記憶部24に記憶されたコンテンツを再生する場合について説明する。
図2のスタート時点において、携帯電話100は、記憶されたコンテンツを再生している状態とする。この時、制御部10は、記憶部24からコンテンツのデータを読み出し、そのデータを各種デコード部17〜19がデコードするよう制御する。音声デコード部17は音声データをデコードしてスピーカ20に出力し、スピーカ20は音声デコード部17から出力される音声を出力する。映像デコード部18は映像データをデコードして画面制御部21に出力し、字幕デコード部19は字幕データをデコードして画面制御部21に出力する。画面制御部21は、制御部10からの命令に基づいて、映像デコード部18より出力される映像に基づく画面イメージを映像表示部22に表示する。なお、字幕を表示する設定になっている場合には、画面制御部21は、制御部10からの命令に基づいて、映像デコード部18および字幕デコード部19よりそれぞれ出力される映像および字幕テキストに基づく画面イメージを映像表示部22に表示する。
このようにしてコンテンツを再生している最中に、割り込み処理検知部29は、新規イベントによる、再生動作に対する割り込みの発生を検知した場合(ステップS11のYes)、その割り込みの発生を制御部10に通知する。なお、この場合の「新規イベント」とは、コンテンツの再生を中断すべき要因を意味し、例えば無線部12から電話の着信が発生したり、メールの受信が発生したり、あるいはユーザが入力部23の一時停止キーを押すなどの操作により再生停止処理の要求が発生したりすることをいう。
次に、割り込み処理検知部29は、ステップS11にて検知した割り込み要求が、ユーザの操作による割り込みであるか否かを判定する(ステップS13)。上述した、ユーザが入力部23の一時停止キーを押す操作による再生停止処理の要求は「ユーザの操作による(ユーザの意図に基づく)割り込み」であり、また上述した電話の着信およびメールの受信は(ユーザの意図とは関係ないタイミングで発生するため)「ユーザ操作による割り込みではない」と判定する。また、タイマ28により設定された時刻の到来による再生停止処理の要求も「ユーザ操作による割り込みではない」と判定する。
ステップS13にて割り込み要求がユーザの操作によるものと判定された場合、制御部10は、現在再生中のコンテンツの再生を停止する処理を行う(ステップS17)。さらに、制御部10は、ステップS17にて再生停止した際のコンテンツの再生停止箇所を「コンテンツ再生停止位置情報」として記憶部24のコンテンツ情報記憶部26に記憶する。それと共に、制御部10は、再生停止した際のコンテンツに関する情報を「コンテンツ属性情報」としてコンテンツ情報記憶部26に記憶する(ステップS19)。本実施の形態では、コンテンツ属性情報として、ステップS13にて判定した、割り込みがユーザの操作によるものか否かの情報と、ステップS17にて再生を停止した日時の情報と、をコンテンツ情報記憶部26に記憶する。
ステップS19にてコンテンツ属性情報およびコンテンツ再生停止位置情報を記憶したら、本実施の形態による再生停止の動作は終了する。
また、ステップS13にて、割り込みがユーザの操作によるものでないと判定された場合、つまり電話の着信やメールの受信などの場合、制御部10は、割り込み発生の旨を映像表示部22に表示すると共に、当該割り込みの動作を優先して処理するか否かの選択を受け付ける(ステップS15)。例えば、図3(A)に示すように、携帯電話100にてコンテンツを視聴中に電話の着信があった場合、図3(B)に示すように、映像表示部22に電話着信の旨を表示し、着信中の電話に出るかどうかの選択入力を受け付ける(ステップS15)。
ステップS15にて、割り込みの動作を優先して処理する入力がされた場合、制御部10は、現在再生中のコンテンツの再生を停止する処理を行い(ステップS17)、上述したコンテンツ再生停止位置情報およびコンテンツ属性情報をコンテンツ情報記憶部26に記憶する(ステップS19)。ここでも、コンテンツ属性情報として、ステップS13にて判定した、割り込みがユーザの操作によるものか否かの情報と、ステップS17にて再生を停止した日時の情報とをコンテンツ情報記憶部26に記憶する。
ステップS19にてコンテンツ属性情報およびコンテンツ再生停止位置情報を記憶したら、本実施の形態による再生停止の動作は終了する。なお、この場合のように再生停止動作の原因となった割り込みがユーザの操作によるものでない場合、つまり電話の着信やメールの受信などの場合には、図2における動作の終了時点(エンド)は、その割り込み動作の開始になる。したがって、電話の着信の場合には電話の通話アプリケーションを起動し、メール受信の場合にはメール閲覧アプリケーションを起動して、それぞれの動作に移行する。例えば、図3(B)で説明した例において着信中の電話に出た場合には、携帯電話100は、図3(C)に示すように、電話のアプリケーションによる電話機能の動作になる。
なお、ステップS15にて、割り込みの動作を優先しない処理の入力がされた場合、すなわち割り込みの動作を行わない場合、制御部10は、コンテンツの再生を停止せずに続行する。したがって、この場合、ユーザは、割り込みとして発生した電話の着信やメールの受信などの動作をそれ以降行わずに、コンテンツの続きを視聴できる。例えば、図3(B)で説明した例において、着信中の電話に出ない選択が入力されると、携帯電話100は、そのままコンテンツの再生を続行する。
次に、図4〜6を参照して、本実施の形態による携帯電話100において、再生中断したコンテンツの再生を再開する動作を説明する。
図4は、本実施の形態による再生中断したコンテンツの再生を再開する動作を説明するフローチャートである。図4のスタート時点において、携帯電話100は、図2にて説明した再生停止動作の後に、その再生が中断されたコンテンツの再生を再開する状態とする。ここでの再生再開を指示するきっかけになる動作は、例えば、ユーザが入力部23にて一時停止を解除するキーを押す操作や、コンテンツを停止した続きから再生する設定がされている場合に再生キーを押す操作や、電話の通話が終了して電話アプリケーションを終了した処理や、メールの閲覧が終了してメール閲覧アプリケーションを終了した処理や、タイマ28により設定された時刻の到来による再生再開の処理などが想定できる。
コンテンツの再生再開が指示されると、まず、制御部10は、記憶部24のコンテンツ情報記憶部26に記憶されたコンテンツ属性情報およびコンテンツ再生停止位置情報を読み出す(ステップS21)。ここでは、コンテンツ再生停止位置情報と共に、図2のステップS19にて記憶したコンテンツ属性情報である、割り込みがユーザの操作によるものか否かの情報と、コンテンツの再生を停止した日時の情報とを読み出す。
次に、制御部10は、読み出したコンテンツ属性情報に基づいて、コンテンツ再生再開時の巻き戻し量を決定する(ステップS22)。コンテンツ再生再開時の巻き戻し量とは、コンテンツ再生再開時に、再生を停止した時までのコンテンツの内容をユーザが容易に思い出すことができるよう、コンテンツの再生停止位置よりも遡って(つまり巻き戻して)再生する分量である。この巻き戻し量は、ユーザの嗜好に応じて種々の設定をすることができるが、ユーザの一般的な傾向に基づいて設定するのが好適である。
本実施の形態では、コンテンツ属性情報のうちコンテンツの再生を停止した日時の情報と、タイマ28の出力に基づく再生再開時の現在時刻とから算出した、コンテンツの再生を停止した時点から再生を再開した現在時までの時間の長さに応じて、コンテンツの巻き戻し量を決定する。例えば、図5(A)に示すように、再生を停止した時間が長くなればなるほど、コンテンツの巻き戻し量を多くする。これは、再生を停止してから再生を再開するまでの時間が長くなるほど、再生停止時のコンテンツの内容に対するユーザの記憶が薄れる傾向に基づいている。なお、ここでは、説明の便宜のため、巻き戻し量を「巻き戻し時間」として時間の観点から例示する。
このような巻き戻し量は、各条件に対応した一覧表(タイムテーブル)を予め記憶部24に記憶させておくこともでき、または算出した再生停止時間の長さに基づいて、予め定義された条件式に従って制御部10が演算することにより求めることもできる。
また、本実施の形態では、コンテンツの巻き戻し量を決定する因子として、コンテンツ属性情報のうち、割り込みがユーザの操作によるものか否かの情報も用いる。すなわち、割り込みがユーザ操作による場合には巻き戻し量を少なくし、割り込みがユーザ操作によるものでない場合には巻き戻し量を多くする。これは、ユーザが自らの意思で再生を停止した場合には、例えば区切れの良い場面などを選んで停止したり、また自らの意思で再生停止キーを押す瞬間の場面の印象は強いものであるが、再生の停止がユーザ自らの意思でない場合には、予告なく突然再生が中断されるため、その前後のユーザの記憶は断片的になりやすいという傾向に基づいている。
コンテンツの巻き戻し量は、上述した2つのコンテンツ属性情報のどちらかを用いるようにできる。しかしながら、例えば図5(B)に示すように、2つのコンテンツ属性情報の組み合わせに基づいて、すなわち再生を停止した時間の長短、および再生停止がユーザ操作によるものか否かに応じて、より細かい状況に対応してコンテンツの巻き戻し量を決定するのが好適である。
このようにコンテンツ属性情報に基づいてコンテンツの巻き戻し量を決定したら、制御部10は、コンテンツ情報記憶部26から読み出したコンテンツ再生停止位置情報に基づいて、コンテンツの再生が停止された箇所を特定する。次に、制御部10は、その特定した箇所から上記決定されたコンテンツの巻き戻し量の分だけ遡った箇所にて、再生中断したコンテンツの再生を再開する(ステップS23)。したがって、本実施の形態では、制御部10と、画面制御部21とを含んで、再生制御部を構成している。
このようにすることで、携帯電話100は、コンテンツの再生を中断した際の状況に応じて、ユーザにとってちょうど良いと感じられるような、適切な分量だけ巻き戻して再生を再開することができる。
例えば、携帯電話100を用いて、図6の(A)から(D)まで連続して示すような内容のコンテンツを再生する際に、図6(A)に示す場面から図6(B)に示す場面が再生された時点で再生が中断されたとする。ユーザ自らが一時停止キーを押して再生を中断して、その後すぐに再生を再開するような場合には、再生再開時の巻き戻しはほとんど行われず、図6(C)から図6(D)へとコンテンツの続きが再生される。また、ユーザ自らが一時停止キーを押して再生を中断して、その後少し時間が経過してから再生を再開する場合は、再生再開時に少しだけ巻き戻しが行われ、例えば図6(B)の場面に巻き戻しされて再生が再開される。
さらに、図6(A)に示す場面から図6(B)に示す場面が再生された時点で、電話の着信やメールの受信などにより再生が中断され、それに応じてユーザが通話やメールの閲覧を開始したとする。ユーザが通話やメールの閲覧をすぐに終了し、比較的短い時間で再生を再開した場合、再生再開時に少しだけ巻き戻しが行われ、例えば図6(B)の場面に巻き戻しされて再生が再開される。また、通話やメールの閲覧に時間がかかるなどして、比較的長い時間が経過した後に再生を再開する場合は、再生再開時にある程度の巻き戻しが行われ、例えば図6(A)の場面に巻き戻しされて再生が再開される。
すなわち、ユーザ自らが再生を中断したり、またはその中断時間が短い場合には必要以上に巻き戻しを行わずに再生が再開される。また、ユーザが意図せずに再生が中断されたり、またはその中断時間が長い場合には、それぞれの状況に応じて適切な長さの巻き戻しを行った状態で再生が再開される。したがって、ユーザは、再生中断されたコンテンツの内容を、中断の状況に応じてスムーズにストレスなく把握できる。
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態による動作について説明する。本実施の形態では、上述した第1実施の形態において、コンテンツ再生再開時の巻き戻し量を決定する要素となる、図2のステップS19にてコンテンツ情報記憶部26に記憶するコンテンツ属性情報を変更する。
上述した第1実施の形態では、コンテンツ属性情報として、ステップS13にて判定した割り込みがユーザ操作によるものか否かの情報と、ステップS17にて再生を停止した日時の情報とをコンテンツ情報記憶部26に記憶した。本実施の形態では、第1実施の形態にて記憶したコンテンツ属性情報に代えて、または第1実施の形態のコンテンツ属性情報と合わせて、ステップS17でコンテンツの再生を停止した時点における当該コンテンツのデータ量、および/または、当該コンテンツのジャンルを、ステップS19にてコンテンツ情報記憶部26に記憶する。
コンテンツの再生停止時点での映像や音声などに含まれる情報量が比較的多い場合、再生停止時までのコンテンツの内容を再生再開時にユーザが思い出したり、または再生再開時のコンテンツの新しい内容にユーザが対応するのが困難になると想定される。したがって、本実施の形態では、再生停止時点(本実施の形態では、必要に応じて再生停止時点の前後を含む所定の範囲も含め「再生停止時点」とする)での映像や音声などに含まれる情報量が比較的多い場合に、再生再開時の巻き戻し量を多く設定する。また、再生停止時点での映像や音声などに含まれる情報量が比較的少ない場合には、再生再開時の巻き戻し量を少なく設定する。
再生停止時点での映像や音声などに含まれる情報量の測定に際し、携帯電話100のコンテンツデータ解析部27は、音声、映像および字幕の各デコード部17〜19がデコードした再生停止時点におけるそれぞれのデータを解析する。具体的には、コンテンツデータ解析部27は、音声デコード部17によりデコードされた音声データに基づく再生停止時の場面における音量、映像デコード部18によりデコードされた映像データに含まれる再生停止時の場面における動きベクトル量、字幕デコード部19によりデコードされた字幕データに基づく再生停止時の場面における字幕の文字数などのうち、少なくとも1つを解析する。
再生を中断したコンテンツを再生再開する際には、図4のステップS21にて上記コンテンツ属性情報およびコンテンツ再生停止位置情報を読み出し、ステップS22にてコンテンツ属性情報に基づいて巻き戻し量を決定する。この巻き戻し量の決定のために、上述した音声、映像および字幕の各データから得られる動きベクトル量、音量、字幕の文字数の各情報量と、それに応じた再生再開時の巻き戻し量との対応関係を、それぞれ予め設定して記憶部24に記憶しておく。また、動きベクトル量、音量、字幕の文字数の各情報量に基づいて、第1実施の形態と同様に、予め定義された条件式に従って制御部10が演算することにより求めてもよい。
このようにすることで、再生を停止した時点での場面が、例えば物語が激しく変動する場面であるなど大きな動きを伴う場面や、大音量で盛り上がりのある場面、または多数の字幕が表示されている場面のような場合、再生再開時には、再生停止時の場面の情報量に応じて長めの巻き戻しが行われる。したがって、ユーザは、再生再開時にコンテンツの内容をスムーズに把握できる。また、再生を停止した時点の場面が、動きの少ない場面や、音量が小さいまたは無音の場面、または表示されている字幕が少ないもしくは全くない場面のような場合は、再生再開時に少な目の量の巻き戻しが行われる。したがって、ユーザは、再生再開時に必要以上に巻き戻されたコンテンツを視聴せずに済む。
さらに、コンテンツの再生を停止する際に、それまで再生されていたコンテンツのジャンルによって、そのコンテンツが提供する情報量には、一般的にかなりの差がある。コンテンツの再生を停止する際に、情報量が比較的多いコンテンツを再生していた場合も、再生停止時までのコンテンツの内容を再生再開時にユーザが思い出したり、または再生再開時のコンテンツの新しい内容にユーザが対応するのが困難になると想定される。したがって、本実施の形態では、再生停止時点でのコンテンツのジャンルを判定し、比較的情報量の多いジャンルの場合には再生再開時の巻き戻し量を多く設定する。また、再生停止時点でのコンテンツのジャンルが比較的情報量の少ないジャンルの場合には、再生再開時の巻き戻し量を少なく設定する。
このようなコンテンツのジャンル情報は、復調部15が復調したトランスポートストリーム(TS)信号に含まれる番組配列情報(SI)から番組情報を得ることができる。このようにして得た番組情報からコンテンツのジャンル情報を抽出し、コンテンツ情報記憶部26に記憶する。また、デジタル放送を録画したコンテンツを用いる場合は、コンテンツを記憶部24に記憶(録画)する際に、それと共に地上デジタルTV放送における電子番組表(EPG)の番組情報から番組のジャンル情報を抽出して、コンテンツ情報記憶部26に記憶することもできる。さらに、ダウンロードしたコンテンツなどのように、外部から導入するコンテンツの場合は、提供されるコンテンツに予めジャンル情報を属性情報として付加することもできる。このような属性情報付きコンテンツを外部からダウンロード、またはメモリーカードなどのメディアから導入して、再生時にジャンル情報をコンテンツ情報記憶部26に記憶する。
この場合も、巻き戻し量を決定するために、上述したコンテンツのジャンル情報と、それに応じた再生再開時の巻き戻し量との対応関係を、それぞれ予め設定して記憶部24に記憶しておく。
このようにすることで、再生を停止した時点の場面が、例えばニュースなど情報量の多いジャンル、または重要な情報が含まれると想定されるジャンルの場合、再生再開時には、再生停止時の場面の情報量に応じて長めの巻き戻しが行われる。したがって、ユーザは、再生再開時にコンテンツの内容をスムーズに把握できる。また、再生を停止した時点の場面が、リラクゼーション用のコンテンツなど、情報量が少ないか、または含まれる情報がそれほど重要でないと想定されるジャンルの場合、再生再開時に少な目の量の巻き戻しが行われる。したがって、ユーザは、再生再開時に必要以上に巻き戻されたコンテンツを視聴せずに済む。
なお、本実施の形態では、コンテンツ属性情報として、上述したコンテンツの再生停止時点におけるデータ量と、再生停止時点におけるコンテンツのジャンルとの一方を用いることも、または両方を組み合わせて用いても良い。さらに、これらのコンテンツ属性情報の一方または両方を、第1実施の形態で用いたコンテンツ属性情報と適宜組み合わせて用いるようにすれば、ユーザが再生を停止した時点の種々の状況に応じて、適切な巻き戻し量を提供できる。
(第3実施の形態)
次に、本発明の第3実施の形態による動作について説明する。本実施の形態では、上述した第2実施の形態と同様に、コンテンツ再生再開時の巻き戻し量を決定する要素となる、図2のステップS19にてコンテンツ情報記憶部26に記憶するコンテンツ属性情報を変更する。
本実施の形態では、第1および第2実施の形態にて記憶したコンテンツ属性情報に代えて、またはこれらのコンテンツ属性情報と合わせて、ステップS17でコンテンツの再生を停止した時点における当該コンテンツの再生回数、および/または、当該コンテンツの再生回数が2回目以上の場合の該コンテンツの前回再生時の日時情報を、ステップS19にてコンテンツ情報記憶部26に記憶する。
録画済みのコンテンツを何度も再生するような場合、再生回数が少ないうちは、ユーザのコンテンツに対する馴染みは薄いが、何度か再生するうちに、ユーザは徐々にコンテンツに慣れて、その内容に馴染み、ある程度記憶に残るようになる。したがって、本実施の形態では、コンテンツの再生回数が少ない場合に、再生再開時の巻き戻し量を多めに設定する。また、コンテンツの再生回数が多い場合は、再生再開時の巻き戻し量を少なく設定する。
コンテンツの再生回数は、コンテンツ属性情報として、最初にコンテンツを記憶部24に記憶する際に、当該コンテンツに関連付けてコンテンツ情報記憶部26に記憶する。その後、制御部10は、このコンテンツが再生される毎に、再生回数を加算してコンテンツ属性情報を更新する。
再生を中断したコンテンツを再生再開するに際し、図4のステップS21にて上記コンテンツ属性情報およびコンテンツ再生停止位置情報を読み出し、ステップS22にてコンテンツ属性情報に基づいて巻き戻し量を決定する。この巻き戻し量の決定のために、上述したコンテンツの再生回数と、それに応じた再生再開時の巻き戻し量との対応関係を、それぞれ予め設定して記憶部24に記憶しておく。このコンテンツの再生回数とそれに応じた再生再開時の巻き戻し量との対応関係は、コンテンツの再生回数が多くなると再生再開時の巻き戻し量が少なくなるように設定する。また、コンテンツの再生回数に基づいて、第1および第2実施の形態と同様に、予め定義された条件式に従って制御部10が演算することにより決定してもよい。
このようにすることで、再生回数が少ないコンテンツについては、再生中断後の再生再開時に長めの巻き戻しが行われる。したがって、ユーザは、馴染みのないコンテンツの再生再開時に、その内容をスムーズに把握できる。また、再生回数が多いコンテンツについては、再生再開時に少ない量の巻き戻しが行われる。したがって、ユーザは、馴染みのあるコンテンツの再生再開時に必要以上に巻き戻されたコンテンツを視聴せずに済む。
さらに、録画済みのコンテンツの再生回数が2回目以上の場合であっても、前回再生した時点から経過した時間が長くなると、再生停止時までのコンテンツの内容に対するユーザの記憶は薄れる傾向にある。したがって、本実施の形態では、コンテンツを前回再生した時から比較的長い時間が経過した後に再生再開する場合、再生再開時の巻き戻し量を多く設定する。また、前回再生時から比較的短い時間しか経過していない状態で再生を再開する場合には、再生再開時の巻き戻し量を少なく設定する。
コンテンツの前回再生時の時間情報は、コンテンツ属性情報として、コンテンツが再生されるたびに、制御部10が、上述したコンテンツの再生回数の加算と共に、再生された日時を、当該コンテンツに関連付けてコンテンツ情報記憶部26に記憶する。
コンテンツの巻き戻し量を決定する際には、コンテンツ属性情報のうち上述したコンテンツ前回再生時の時間情報と、タイマ28の出力に基づく再生再開時の現在時刻とから算出した、コンテンツの前回再生時から再生を再開した現在時までの時間の長さに応じて決定する。この場合の巻き戻し量の決定は、コンテンツの前回再生時からの経過時間が長くなると再生再開時の巻き戻し量が多くなるように設定した対応関係を記憶部24に記憶しておく。また、コンテンツ前回再生時からの経過時間に基づいて、予め定義された条件式に従って制御部10が演算することにより決定してもよい。
このようにすることで、今までに複数回再生したコンテンツであっても、前回の再生から長い時間が経過している場合、再生再開時には長めの巻き戻しが行われる。したがって、ユーザは、再生再開時にコンテンツの内容をスムーズに把握できる。また、前回の再生中断から短い時間しか経過していない場合、再生再開時に少な目の量の巻き戻しが行われる。したがって、ユーザは、馴染みのあるコンテンツの再生再開時に必要以上に巻き戻されたコンテンツを視聴せずに済む。
また、本実施の形態では、コンテンツ属性情報として、上述したコンテンツの再生回数と、コンテンツの再生回数が2回目以上の場合の前回再生時の日時情報との一方を用いることも、または両方を組み合わせて用いても良い。さらに、これらのコンテンツ属性情報の一方または両方を、第1および第2実施の形態で用いたコンテンツ属性情報と適宜組み合わせて用いるようにすれば、ユーザが再生を停止した時点の種々の状況に応じて、さらに適切な巻き戻し量を提供できる。
例えば、コンテンツ属性情報として、上述したコンテンツの再生回数と、第1実施の形態で説明した、再生停止がユーザ操作によるものか否か、および再生停止時間の情報との組み合わせに基づいて巻き戻し量を設定すると、図7に示すように、各種の状況に応じた対応関係をきめ細かく設定できる。
なお、本発明は、上述した実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変更または変形が可能である。例えば、第1実施の形態において、イベントによる割り込みが発生した時点(図2のステップS11でYes)ですぐに再生を停止しても良い。その場合、図2のステップS15にて割り込み動作を優先しない入力がユーザによってされた時にも、再生再開までに若干の時間が経過する場合には、その再生停止時間に応じて上述した再生再開時の巻き戻しを行う。
また、上述した各実施の形態においては、説明の便宜のため、種々のコンテンツ属性情報について適宜区切って説明したが、各実施の形態で説明した各種のコンテンツ属性情報のうち少なくとも1つを任意に選択して、そのコンテンツ属性情報に基づいて再生再開時の巻き戻し量を決定しても良い。
さらに、上述した各実施の形態では、記憶部24に予め記憶されたコンテンツの再生を中断する場合について説明したが、第1および第2実施の形態では、現在放送中のデジタル放送を受信してリアルタイムで再生している最中に、その再生を中断する場合にも実施できる。
この場合、再生を停止したデジタル放送を再生再開する際に、再生を停止するよりも前の時点におけるコンテンツデータが必要になる。そのため、再生再開時の巻き戻しが可能なモードでデジタル放送をリアルタイム再生する場合には、放送されている番組を(録画モードでなくても)バッファ25に常に記憶(録画)しながら再生を行う。ただし、リアルタイムでの再生中は、バッファ25に蓄積することが必要な番組のデータは、例えば図7に示すような、コンテンツ属性情報に基づいて決定される巻き戻し量のうち最大の分量(図7の例では7秒ぶん)で充分である。そのため、最大の巻き戻しに必要な分量を超えるデータは、古いものから絶えず破棄しながら(録画を伴う)リアルタイム再生を行うのが好適である。
このようにして、リアルタイムで放送中の番組のデータをバッファ25に蓄積しながら再生を行い、図2のステップS17にて再生停止処理が行われたら、バッファ25に蓄積されている番組データのうち、再生停止時までの最大の巻き戻し分の番組のデータと共に、引き続きその後の番組のデータも継続してバッファ25に録画する。当該番組を後に再生再開する際は、再生停止位置から決定された巻き戻し量の分だけ遡った時点から再生を開始し、その後は番組のデータを順次バッファ25から読み出して、番組の終了までタイムシフト再生を行う。
なお、上述した各実施の形態に用いるコンテンツはデジタル放送で放送されるコンテンツに限定されるものではなく、種々のコンテンツに適用できる。さらに、上述した各実施の形態に用いるコンテンツは、映像および音声データにより構成されるコンテンツに限定されるものでもなく、例えば音声データのみによるコンテンツにも適用できる。本発明は、各種コンテンツを放送やダウンロードにより取得する場合のみならず、メモリーカードや他のメディアによって端末本体に取り込んで再生する際にも適用できる。
本発明の第1実施の形態に係る携帯電話の概略構成を示す機能ブロック図である。 第1実施の形態に係る携帯電話によるコンテンツ再生中から再生停止までの動作を説明するフローチャートである。 第1実施の形態に係る携帯電話による割り込み発生前から割り込み処理開始後までの動作の際の表示画面例を示す図である。 第1実施の形態に係る携帯電話によるコンテンツ再生再開の動作を説明するフローチャートである。 コンテンツ属性情報とコンテンツ巻き戻し量との対応関係の例を示す図である。 第1実施の形態に係る携帯電話による再生再開時の巻き戻し処理を説明する概念図である。 コンテンツ属性情報とコンテンツ巻き戻し量との対応関係の例を示す図である。
符号の説明
10 制御部
11 アンテナ部
12 無線部
13 放送受信用アンテナ部
14 チューナ部
15 復調部
16 分離部
17 音声デコード部
18 映像デコード部
19 字幕デコード部
20 スピーカ
21 画面制御部
22 映像表示部
23 入力部
24 記憶部
25 バッファ
26 コンテンツ情報記憶部
27 コンテンツデータ解析部
28 タイマ
29 割り込み処理検知部
100 携帯電話

Claims (2)

  1. コンテンツの再生を制御する再生制御部と、
    前記再生制御部による前記コンテンツの再生停止時におけるコンテンツ属性情報およびコンテンツ再生停止位置情報を記憶するとともに、前記コンテンツを録画する記憶部と、
    前記再生制御部により前記コンテンツの再生中に、新規イベントによる割り込み処理を検知して、当該割り込み処理の発生を前記再生制御部に通知する割り込み処理検知部と、を備え、
    前記再生制御部は、前記割り込み処理検知部より割り込み処理の発生の通知を受けると、前記コンテンツの再生を停止すると共に、前記コンテンツ属性情報として割り込みの情報および前記コンテンツ再生停止位置情報を前記記憶部に記憶し、当該コンテンツの再生を再開する際には、前記記憶部にコンテンツ属性情報として記憶された前記割り込みの情報に基づいてコンテンツの巻き戻し量を決定し、前記コンテンツ再生停止位置情報に基づくコンテンツの再生停止位置から当該決定したコンテンツの巻き戻し量だけ遡って、該コンテンツの再生を再開するよう制御することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 前記再生制御部は、前記割り込みがユーザ操作による場合には前記コンテンツの巻き戻し量を少なくし、前記割り込みがユーザ操作によるものでない場合には前記コンテンツの巻き戻し量を多くする
    請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
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