JP5026153B2 - 管の超音波探傷方法及び装置 - Google Patents

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本発明は、小径電縫鋼管や鍛接鋼管などの管の超音波探傷方法及び装置に関する。特に、本発明は、管端同士が突き合わされた状態で軸方向に搬送(いわゆるEnd to End搬送)される複数の管を探触子回転型の超音波探傷機で連続的に探傷する方法及び装置において、管の両端部の未探傷領域を大きく低減することが可能な超音波探傷方法及び装置に関する。
小径電縫鋼管や鍛接鋼管の溶接部に対する品質保証は、非破壊検査や水圧試験によって行うことがJIS規格(JIS G3462、G3453)によって規定されている。
上記のJIS規格には、超音波探傷方法又は渦流探傷方法の何れかによって非破壊検査を行うことも規定されているが、一般的には検査精度に優れる超音波探傷方法が適用されている。そして、小径の鋼管に対しては、探触子を鋼管の周方向に回転させて全周を探傷する探触子回転型の超音波探傷機を用いた超音波探傷方法(例えば、特許文献1〜12参照)が好適に用いられる。
一方、小径電縫鋼管や鍛接鋼管は、帯状の鋼板を連続的に円筒状に成形することによって製管されるが、製造上の都合(例えば、鍛接鋼管の場合、高温状態で製管されるため、製管直後に超音波探傷することができない)により、製管直後ではなく、鋼管を所定の長さ(例えば、製品長)に切断した後に超音波探傷するのが一般的である。そして、この切断後の鋼管を1本毎に個別に探傷するのは効率が悪いため、管端同士が突き合わされた状態で軸方向に搬送(いわゆるEnd to End搬送)される複数の鋼管を超音波探傷機で連続的に探傷することにより、探傷効率を高める方法が提案されている(例えば、特許文献13参照)。
特開昭59−79851号公報 特開昭60−86463号公報 特開昭60−263855号公報 特開昭61−260160号公報 特開昭62−147359号公報 特開昭62−153741号公報 特開昭62−153743号公報 特開昭62−153744号公報 特開昭64−38647号公報 特開平4−25761号公報 特開平6−273388号公報 特開2001−27631号公報 特開昭59−12354号公報
しかしながら、End to End搬送によって搬送される複数の管(例えば、小径電縫鋼管や鍛接鋼管など)を探触子回転型の超音波探傷機で連続的に探傷する場合、主として以下の理由により、管の両端部に未探傷領域が生じるという問題がある。
図1は、従来のEnd to End搬送における管の搬送速度の設定状況を説明するための模式図である。図1に示すように、従来のEnd to End搬送では、超音波探傷機1に対して搬送方向上流側に位置する管の搬送速度VI、超音波探傷機1に対して搬送方向下流側に位置する管の搬送速度VO、超音波探傷機1で探傷中の管の搬送速度Vの順に速くなるように(すなわち、VI>VO>Vとなるように)、管Pの搬送速度が設定される。具体的には、超音波探傷機1に対して上流側に位置する搬送ローラCRIの周速度をVIに設定し、超音波探傷機1の入側直近及び出側直近に位置する搬送ローラCR1、CR2の周速度をVに設定し、超音波探傷機1に対して下流側に位置する搬送ローラCROの周速度をVOに設定することにより、上記の管Pの搬送速度を実現している。
なお、図1では、管の搬送方向上流側の領域を2箇所に分割し、最も上流側に位置する管の搬送速度VI−1が、これよりも下流側に位置する管の搬送速度VI−2よりも速くなるように(すなわち、VI−1>VI−2>VO>Vとなるように)、管Pの搬送速度が設定されている例を示す。具体的には、超音波探傷機1に対して最も上流側に位置する搬送ローラCRI−1の周速度をVI−1に設定し、これよりも下流側に位置する搬送ローラCRI−2の周速度をVI−2に設定することにより、上記の管Pの搬送速度を実現している。
従来のEnd to End搬送では、1本目の管P1を搬送ローラCRI−1上に載置した(図1(a)参照)後、搬送ローラCRI−1、CRI−2で超音波探傷機1に向けて段階的に速度を落として管P1を軸方向に搬送する。そして、例えば管P1の先端部が超音波探傷機1の入側直近に位置する搬送ローラCR1とこの搬送ローラCR1の上方に配置されたピンチローラPR1との間で挟持されたタイミングで、2本目の管P2を搬送ローラCRI−1上に載置する(図1(b)参照)。
続いて、1本目の管P1が搬送速度Vで搬送されながら超音波探傷機1で探傷中に、これよりも速い搬送速度(VI−1、VI−2)で搬送された2本目の管P2が管P1に追いつき、管P1の後端と管P2の先端とが突き合わされた状態となる(図1(c)参照)。管P1の後端と管P2の先端とが突き合わされた状態のまま、管P1及び管P2は超音波探傷機1で順次探傷され、この間に3本目の管P3が搬送ローラCRI−1上に載置され、超音波探傷機1に向けて搬送される(図1(d)参照)。そして、超音波探傷を終了した管P1の後端が超音波探傷機1の出側直近に位置する搬送ローラCR2とこの搬送ローラCR2の上方に配置されたピンチローラPR2との間を抜けた後、管P1は、管P2の搬送速度Vよりも速い搬送速度VOで搬送される(図1(e)参照)。これにより、管P1の後端と管P2の先端とが突き合わされた状態は解消し、管P1は次工程へと搬出される。以下、探傷する管Pの本数分だけ同様の手順が繰り返されることになる。
以上に説明した従来のEnd to End搬送によって搬送される複数の管を探触子回転型の超音波探傷機で連続的に探傷する場合、接触媒質(水など)も回転しながら探触子と管の外面との間に介在する。従来のEnd to End搬送では、管の突き合わせ部分に隙間が生じ(下流側の管の後端と上流側の管の先端とが離間し)、この隙間から管の内部に上記の接触媒質が流入する場合がある。
探触子回転型の超音波探傷機は、探触子を管の周方向に回転させながら管の外面と内面との間で超音波を反射させることにより探傷する構成であるが、上記のように管の内部に接触媒質が流入すると、探傷ノイズが生じて疵を過検出する(実際には疵が存在しない、或いは、有害となるような疵が存在しないにも関わらず、疵が存在すると判定する)虞がある。このため、従来のEnd to End搬送を用いた超音波探傷方法では、管端から管の内部に向けて接触媒質が流入する範囲を予測し、この予測した範囲を探傷領域から除外することにより、疵の過検出を防止している。このため、管の両端部に未探傷領域が生じるという問題がある。
上記管の両端部に未探傷領域が生じる問題に対する対応策として、(1)製品長よりも長い管を超音波探傷した後に、その両端部の未探傷領域を切断する方法や、(2)両端部の未探傷領域について手動の非破壊検査による再検査を実施する方法等が実施されている。
しかしながら、上記(1)の方法は、両端部の切断に起因して、製品の歩留まり低下や、作業員の工数増加(切断作業や切断後の端面の研磨等)に伴う製造効率の低下を招くという問題がある。また、上記(2)の方法は、手動による再検査が必要なため、製造効率の低下を招いたり、検査員の増員が必要になるという問題がある。
一方、特許文献9には、探傷ゲートの開閉タイミングの精度を向上させることにより、管の両端部における未探傷領域を低減する方法が提案され、特許文献4や12には、管の内部への接触媒質の流入を機械的に防止することにより、管の両端部における未探傷領域を低減する方法が提案されている。
しかしながら、上記特許文献4、9及び12に記載の方法では、何れも未探傷領域が十分に低減されない他、特許文献4や12に記載の方法では、接触媒質の流入を防止するための装置構成が複雑化するという問題もある。
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、管端同士が突き合わされた状態で軸方向に搬送(いわゆるEnd to End搬送)される複数の管を探触子回転型の超音波探傷機で連続的に探傷する方法及び装置において、管の両端部の未探傷領域を大きく低減することが可能な超音波探傷方法及び装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、管端同士が突き合わされた状態で軸方向に搬送される複数の管を探触子回転型の超音波探傷機で連続的に探傷する方法であって、前記超音波探傷機の出側直近における管の搬送速度を前記超音波探傷機の入側直近における管の搬送速度よりも遅く設定し、突き合わされた状態の管端を含む管の端部を探傷する際に、管の中央部を探傷するときに比べて、探傷感度を高めるか、或いは、疵検出しきい値を低下させることを特徴とする管の超音波探傷方法を提供するものである。
斯かる発明によれば、超音波探傷機の出側直近における管の搬送速度を超音波探傷機の入側直近における管の搬送速度よりも遅く設定するため、管端同士が突き合わされた状態で超音波探傷機に搬送されてきた一対の管の内、搬送方向下流側に位置する一方の管の後端と搬送方向上流側に位置する他方の管の先端とが互いに確実に押し付け合う状態になる。この結果、従来のように超音波探傷機の出側直近における管の搬送速度と超音波探傷機の入側直近における管の搬送速度とを同一に設定する場合に比べて、管の突き合わせ部分に隙間が生じ難く、管の内部に接触媒質が流入する虞を大幅に低減でき、管の両端部の未探傷領域を大きく低減することが可能である。なお、上記の搬送速度の設定は、例えば、超音波探傷機の入側直近及び出側直近に管を搬送するための搬送ローラを配置し、出側直近に配置した搬送ローラの周速度を入側直近に配置した搬送ローラの周速度よりも遅く設定することにより実現可能である。
ここで、End to End搬送によって搬送される管を超音波探傷した場合、管の両端部に設けた人工疵(ノッチ疵)と中央部に設けた人工疵(ノッチ疵)とでは、たとえ同じ大きさの人工疵であっても、管の両端部に設けた人工疵からのエコー高さの方が、管の中央部に設けた人工疵からのエコー高さよりも小さくなる(本発明者らの試験では、管の両端部に設けた人工疵からのエコー高さは、管の中央部に設けた人工疵からのエコー高さに比べて1.5〜4dB程度低下した)。これは、以下の理由によるものと推察される。
探触子回転型の超音波探傷機で管を探傷する場合、管は軸方向に搬送される一方、探触子は管の周方向に回転するため、探触子から送信された超音波は、管に対してスパイラル状に入射されることになる。そして、管の突き合わせ部分では、たとえ管端同士が押し付け合った状態であっても界面が存在するため超音波が反射し易い。このため、管の両端部に設けた人工疵には、スパイラル状に入射された超音波の一部しか照射されず(残りの超音波は上記の界面で反射する)、管の中央部に設けた人工疵からのエコー高さに比べて、エコー高さが低下するものと考えられる。また、管の曲がりや真円度の不良によって、管の突き合わせ部分に位置ズレ(突き合わせられた一方の管と他方の管との径方向の位置ズレ)が生じることが考えられる。これにより、探触子の回転中心と管の軸心との間に位置ズレが生じるため、管の中央部に設けた人工疵からのエコー高さに比べて、管の両端部に設けた人工疵からのエコー高さが低下することも考えられる。
実際の疵の場合も上記人工疵の場合と同様に、たとえ同じ大きさの疵であっても、管の両端部に生じた疵からのエコー高さの方が、管の中央部に生じた疵からのエコー高さよりも小さくなると考えられる。従って、管の中央部に対して適正な疵検出しきい値(所定値以上の強度を有するエコーを疵からのエコーとして検出するためのしきい値)と同じ疵検出しきい値で管の両端部を探傷すると、管の両端部に生じた疵を見逃す虞がある。このため、管の両端部を未探傷領域として扱う必要が生じる虞がある。一方、管の両端部に生じた疵を検出するために、管の全長に亘って探傷感度(エコーの増幅度)を高めたり、或いは、疵検出しきい値を低下させると、管の中央部において疵を過検出する、或いは、疵を過大評価する(実際の疵よりも大きな疵が存在すると判定する)虞がある。
以上に説明したように、突き合わされた状態の管端を含む管の端部に生じた疵からのエコー高さの低下に起因した未探傷領域の発生を低減し、なお且つ、管の中央部における疵の過検出又は過大評価を低減するため、前述のように、本発明に係る管の超音波探傷方法は、突き合わされた状態の管端を含む管の端部を探傷する際に、管の中央部を探傷するときに比べて、探傷感度(エコーの増幅度)を高めるか、或いは、疵検出しきい値を低下させている。
また、前記課題を解決するため、本発明は、管端同士が突き合わされた状態で軸方向に搬送される複数の管を連続的に探傷する超音波探傷装置であって、探触子回転型の超音波探傷機と、前記超音波探傷機に向けて管を軸方向に搬送すると共に、前記超音波探傷機で探傷した後の管を軸方向に搬送するための搬送手段と、前記超音波探傷機の入側に配置され、突き合わされた状態の管端を検知する管端検知センサと、前記超音波探傷機の探傷条件を制御すると共に、前記管端検知センサによって突き合わされた状態の管端を検知したタイミングからの管の搬送距離に基づき、管の搬送方向についての前記突き合わされた状態の管端の現在位置を演算する演算制御手段とを備え、前記搬送手段は、管の搬送方向に沿って配置された複数の搬送ローラを具備し、前記複数の搬送ローラの内、前記超音波探傷機の出側直近に配置された搬送ローラの周速度が、前記超音波探傷機の入側直近に配置された搬送ローラの周速度よりも遅く設定され、前記演算制御手段は、前記演算した突き合わされた状態の管端の現在位置が、前記超音波探傷機の具備する探触子の位置を含み管の搬送方向上流側から下流側に亘る所定の範囲内にある場合、前記所定の範囲外にあるときと比べて、探傷感度を高めるか、或いは、疵検出しきい値を低下させて探傷するように、前記超音波探傷機を制御することを特徴とする管の超音波探傷装置としても提供される。
本発明に係る管の超音波探傷方法及び装置によれば、管端同士が突き合わされた状態で軸方向に搬送(いわゆるEnd to End搬送)される複数の管を探触子回転型の超音波探傷機で連続的に探傷する方法及び装置において、管の両端部の未探傷領域を大きく低減することが可能である。
以下、添付図面を適宜参照しつつ、本発明に係る管の超音波探傷方法の一実施形態について説明する。
図2は、本発明に係る超音波探傷方法を実施するための超音波探傷装置の一例を概略的に示す模式図である。図2に示すように、本実施形態に係る超音波探傷装置100は、管端同士が突き合わされた状態で軸方向に搬送される複数の管Pを連続的に探傷するように構成されている。図2では、管Pの搬送方向(図2の白抜き矢符の方向)下流側に位置する管P1の後端と搬送方向上流側に位置する管P2の先端とが突き合わされた状態で、管P1が探傷されている状態を示している。
超音波探傷装置100は、探触子回転型の超音波探傷機1と、超音波探傷機1に向けて管Pを軸方向に搬送すると共に、超音波探傷機1で探傷した後の管Pを軸方向に搬送するための搬送手段2とを備えている。
本実施形態に係る超音波探傷機1は、管Pを挟んで対向配置された2つの探触子11、12を具備する。そして、各探触子11、12が管Pの周方向に回転すると共に、管Pが軸方向に搬送されることにより、管Pの全面が探傷可能に構成されている。本実施形態では、2つの探触子11、12を具備する構成について例示したが、1つの探触子を具備する構成、或いは、管Pの周方向に沿って配置した3つ以上の探触子を具備する構成を採用することも可能である。なお、探触子11、12を管Pの周方向に回転させるための機構や、探触子11、12と管Pの外面との間に接触媒質を介在させるための構造等については、公知の構成を採用可能であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る搬送手段2は、管Pの搬送方向に沿って配置された複数の搬送ローラ(図2では、超音波探傷機1の入側直近に位置する搬送ローラCR1及び出側直近に位置する搬送ローラCR2のみを図示)を具備する。管Pは、搬送方向に沿って配置された複数の搬送ローラの内、搬送方向上流側に位置する搬送ローラ上に載置された後、各搬送ローラを回転駆動することにより超音波探傷機1に向けて搬送され、超音波探傷機1での探傷終了後に次工程へと搬出される。そして、超音波探傷機1に対して搬送方向上流側に位置する管の搬送速度、搬送方向下流側に位置する管の搬送速度、超音波探傷機1で探傷中の管の搬送速度の順に速くなるように、管Pの搬送速度が設定されている。具体的には、超音波探傷機1に対して上流側に位置する搬送ローラ(図示せず)の周速度、超音波探傷機1に対して下流側に位置する搬送ローラ(図示せず)の周速度、超音波探傷機1の入側直近及び出側直近に位置する搬送ローラCR1、CR2の周速度の順に速くなるように、各搬送ローラの周速度を設定することにより、上記の管Pの搬送速度を実現している。
上記のように管Pの搬送速度を設定することにより、超音波探傷機1で探傷中の管P1に管P2が追いつき、管P1の後端部と管P2の先端部を探傷する際には、管P1の後端と管P2の先端とが突き合わされた状態になる。そして、管P1の探傷が終了した後には、管P1の後端と管P2の先端とが突き合わされた状態は解消し、管P1は次工程へと搬出される。以上の点では、本実施形態に係る超音波探傷装置100による管Pの搬送方法は、従来のEnd to End搬送と同じである。
しかしながら、本実施形態に係る超音波探傷装置100による管Pの搬送方法では、超音波探傷機1の出側直近における管Pの搬送速度V2が超音波探傷機1の入側直近における管Pの搬送速度V1よりも遅く設定されている点で、従来と異なる。なお、超音波探傷機1の出側直近における管Pの搬送速度V2は、管端同士が突き合わされた状態ではなく(すなわち、1本の管Pを単独で搬送している状態であり)、且つ、搬送ローラCR2のみで管Pを搬送している状態であり、なお且つ、管Pと搬送ローラCR2との間に滑りが生じていないと仮定した場合の搬送速度を意味する。超音波探傷機1の入側直近における管Pの搬送速度V1についても同様に、管端同士が突き合わされた状態ではなく、且つ、搬送ローラCR1のみで管Pを搬送している状態であり、なお且つ、管Pと搬送ローラCR1との間に滑りが生じていないと仮定した場合の搬送速度を意味する。
具体的には、超音波探傷機1の出側直近に配置された搬送ローラCR2の周速度をV2に設定し、超音波探傷機1の入側直近に配置された搬送ローラCR1の周速度をV1に設定することにより、上記の管Pの搬送速度を実現している。例えば、搬送ローラCR2の周速度V2は、搬送ローラCR1の周速度V1の90〜98%に設定される。搬送ローラCR2の周速度V2を搬送ローラCR1の周速度V1の98%より速く設定すると、搬送方向下流側に位置する一方の管P1の後端と搬送方向上流側に位置する他方の管P2の先端とが押し付け合う力が弱まるため、本発明の効果が低減するからである。また、搬送ローラCR2の周速度V2を搬送ローラCR1の周速度V1の90%より遅く設定すると、管P1、P2と搬送ローラCR2、CR1との間の滑りが大きくなるため、管P1、P2に疵が生じる虞があるからである。
以上に説明した本実施形態に係る超音波探傷装置100を用いた超音波探傷方法では、上記のように、超音波探傷機1の出側直近における管Pの搬送速度V2が超音波探傷機1の入側直近における管Pの搬送速度V1よりも遅く設定される。このため、管端同士が突き合わされた状態で超音波探傷機1に搬送されてきた一対の管P1、P2の内、搬送方向下流側に位置する一方の管P1の後端と搬送方向上流側に位置する他方の管P2の先端とが互いに確実に押し付け合う状態になる。この結果、従来のように超音波探傷機1の出側直近における管の搬送速度と超音波探傷機1の入側直近における管の搬送速度とを同一に設定する場合に比べて、管P1、P2の突き合わせ部分に隙間が生じ難く、管P1、P2の内部に接触媒質が流入する虞を大幅に低減できる。これにより、管Pの両端部の未探傷領域を大きく低減することが可能である。なお、管Pの肉厚が極端に小さいと、管Pの突き合わせ部分に位置ズレが生じ易くなるため、管Pの内部に接触媒質が流入する虞が高まる。従って、本発明に係る超音波探傷方法は、肉厚が約2.5mm以上の管Pに適用するのが好ましい。
なお、前述のように、End to End搬送によって搬送される管Pを超音波探傷した場合、たとえ同じ大きさの疵であっても、管Pの両端部に生じた疵からのエコー高さの方が、管Pの中央部に生じた疵からのエコー高さよりも小さくなる。このため、本実施形態に係る超音波探傷装置100を用いた超音波探傷方法では、好ましい態様として、管Pの両端部を探傷する際に、管Pの中央部を探傷するときに比べて、探傷感度(エコーの増幅度)を高める構成を採用している。
具体的には、図2に示すように、本実施形態に係る超音波探傷装置100は、超音波探傷機1の入側に配置され、突き合わされた状態の管端を検知する管端検知センサ3と、超音波探傷機1の探傷条件を制御すると共に、管Pの搬送方向についての前記管端の現在位置を演算する演算制御手段4とを備える構成とされている。
管端検知センサ3としては、例えば、溶接部に生じる渦電流と母材部に生じる渦電流との差異に基づいて溶接部を検知することを測定原理とした公知の溶接部検知用渦流式センサを転用することが可能である。溶接部検知用渦流式センサを転用できるのは、たとえ管端同士が押し付け合った状態であっても、ミクロ的には管Pの突き合わせ部分に微かな隙間(空隙)が存在するため、この空隙に生じる渦電流と管Pに生じる渦電流との間に差異が生じるからである。ただし、本発明は、これに限るものではなく、突き合わされた状態の管端を検知することができる限りにおいて、種々の構成の管端検知センサ3を採用することが可能である。
演算制御手段4には、管端検知センサ3から管端検知信号が入力される。一方、演算制御手段4には、搬送ローラCR1の上方に配置されたピンチローラPR1に取り付けられたパルスジェネレータ(図示せず)からピンチローラPR1の回転に伴うパルス信号が入力される。すなわち、上記のパルスジェネレータは、ピンチローラPR1が1回転する間に所定数のパルス信号を発生するように構成されており、この発生したパルス信号が演算制御手段4に逐次入力される。演算制御手段4は、入力されたパルス信号の数(パルス数)を計数する。そして、演算制御手段4は、管端検知センサ3によって管端を検知したタイミング(管端検知信号が入力されたタイミング)から計数したパルス数(N)と、ピンチローラPR1の外周長(CL)とに基づき、管端検知センサ3によって管端を検知したタイミングからの管Pの搬送距離を算出する。より具体的に説明すれば、演算制御手段4には、ピンチローラPR1の外周長(CL)をピンチローラPR1が1回転する間に発生するパルス数(NA)で除した値(例えば、CL/NA=10mm/パルス)が予め入力され記憶される。そして、演算制御手段4は、上記記憶された値(CL/NA)と、搬送ローラPR1の回転に伴って逐次入力されるパルス信号のパルス数(N)とを乗算することにより、管Pの搬送距離を算出する(すなわち、管Pの搬送距離=CL/NA・N)。つまり、本実施形態における管Pの搬送距離の算出は、ピンチローラPR1と管Pとの間に滑りが生じていないことを前提としている。
演算制御手段4は、前記算出した管Pの搬送距離に基づき、管Pの搬送方向についての前記管端の現在位置を演算する。すなわち、管Pの管端の現在位置は、管端検知センサ3の直下にある位置を基準として、前記算出した管Pの搬送距離だけ搬送方向下流側に離間した位置とされる。そして、演算制御手段4は、前記演算した管端の現在位置が、超音波探傷機1の具備する探触子11、12の位置(管Pの搬送方向についての位置)を含み管Pの搬送方向上流側から下流側に亘る所定の範囲内(図2に示すLの範囲内であり、例えば、探触子11、12の位置を基準として±50mmの範囲内)にある場合、前記所定の範囲外にあるときと比べて、探傷感度を高めて(0.1〜数dB程度高めて)探傷するように、超音波探傷機1を制御する。換言すれば、演算制御手段4は、管端を含むLの範囲内を管Pの両端部とみなす一方、Lの範囲外を管Pの中央部とみなす。そして、演算制御手段4は、管の両端部(管端を含むLの範囲内)を探傷する際に、管の中央部(Lの範囲外)を探傷するときに比べて、探傷感度を高めて探傷するように、超音波探傷機1が具備する増幅器のゲインを調整するように構成されている。
以上に説明した好ましい態様によれば、管Pの両端部に生じた疵からのエコー高さの低下に起因した未探傷領域の発生を低減し、なお且つ、管Pの中央部における疵の過検出を低減することが可能である。
本実施形態では、管Pの両端部を探傷する際に、管Pの中央部を探傷するときに比べて、探傷感度(エコーの増幅度)を高める構成について例示したが、本発明はこれに限るものではなく、管Pの両端部を探傷する際に、管Pの中央部を探傷するときに比べて、疵検出しきい値(所定値以上の強度を有するエコーを疵からのエコーとして検出するためのしきい値)を低下させる構成を採用することも可能である。
なお、前述のように、超音波探傷機1での探傷終了後の管Pは、次工程へと搬出されるが、この際、疵が検出されなかった管Pを健全品とし、疵が検出された管Pを不良品として分類して搬出するのみならず、不良品を両端部で疵を検出した管Pと中央部で疵を検出した管Pとに更に分類して搬出することも可能である。不良品を両端部で疵を検出した管Pと中央部で疵を検出した管Pとに更に分類して搬出する利点については後述する。
また、管端及びその極近傍の範囲内で疵を検出した場合(演算した管端の現在位置が、探触子11、12の位置及びその極近傍の範囲内にあるときに疵を検出した場合)、実際に疵が生じている管Pが搬送方向上流側及び下流側の何れに位置する管Pであるかの判断を誤る可能性がある。すなわち、真に管端(突き合わせ部分)で疵を検出した場合、上流側及び下流側の何れに位置する管に疵が生じているかを判断することはできない。また、ピンチローラPR1と管Pとの間に滑りが生じること等により、前述のようにパルスジェネレータを用いて算出した管Pの搬送距離にある程度の計算誤差が生じることもあるため、この計算誤差に起因して、演算した管端の現在位置が実際の管端の現在位置とずれる虞もある。このため、管端を除く管端の極近傍で疵を検出した場合であっても、上流側及び下流側の何れに位置する管Pに疵が生じているかの判断を誤る虞がある。従って、管端及びその極近傍の範囲内で疵を検出した場合には、健全品の中に不良品が混入する虞を無くすため、上流側及び下流側の何れに位置する管Pにも疵が生じていると判断し、双方の管Pを不良品として搬出することが好ましい。ただし、実際には、上流側及び下流側の双方の管Pに同時に疵が生じていることは希であるため、双方の管Pを不良品としてその端部を切断等するのでは、製品の歩留まり低下を招くことになる。従って、双方の管Pを不良品として搬出するものの、前述のように、中央部で疵を検出した管Pとは分類して搬出することが好ましい。これにより、中央部で疵を検出した管Pについては、手動の非破壊検査等による再検査を実施する必要が無いため、製造効率を維持することが可能である。一方、管端及びその極近傍の範囲内で疵を検出した管Pについては、再検査を実施して、不良品として搬出された双方の管Pのうち実際に疵が生じている管Pを特定すれば、製品の歩留まり低下を抑制することが可能である。
以下、実施例を示すことにより、本発明の特徴をより一層詳細に説明する。
図2を参照して説明した本発明に係る超音波探傷装置100を用いて、以下の(1)〜(5)に示す鍛接管の超音波探傷試験を行った。
(1)先ず最初に、超音波探傷機1内に、人工疵(疵種:ノッチ疵、深さ:管の肉厚×12.5%、軸方向長さ:10mm)を加工した鍛接管(規格:SGP(JIS G3452)、寸法:外径15A×長さ4m)を挿入し、管軸方向について、探触子11、12の位置と人工疵の中心位置とを一致させた状態(静止状態)として、Aスコープ上でエコー高さを観察した。そして、人工疵からのエコー高さがAスコープ上で50%となるように、超音波探傷機1の探傷感度(エコーの増幅度)を設定した。より具体的には、管を周方向に90°ピッチで回転させて、各位置での人工疵からのエコー高さを観察し、最も小さいエコー高さが50%となるように探傷感度を設定した。
(2)次に、手動の超音波探傷方法で探傷した結果、疵が検出されず健全であった上記(1)と同様の規格・寸法の鍛接管4本と、外面の両端部及び中央部に上記(1)と同様の人工疵を加工した上記(1)と同様の規格・寸法の鍛接管3本とを用意した。そして、これらの管を交互に搬送手段2に載置して軸方向に搬送(図3参照)し、管端同士が突き合わされた状態の7本の管を超音波探傷機1で連続的に探傷した。この際、超音波探傷機1の入側直近における管の搬送速度(搬送ローラCR1の周速度)は40m/minに設定し、超音波探傷機1の出側直近における管の搬送速度(搬送ローラCR2の周速度)は40m/minの95%の速度に設定した。以上の探傷試験を再現性を確認するために5回繰り返した。
(3)上記(2)の探傷試験によって、管の中央部に設けた人工疵からのエコー高さと、管の両端部に設けた人工疵からのエコー高さとを確認したところ、管の両端部に設けた人工疵からのエコー高さは、管の中央部に設けた人工疵からのエコー高さに比べて3.5dB程度低下していた。この結果に基づき、超音波探傷機1の疵検出しきい値をAスコープ上で50%に設定した場合において、管の両端部に設けた人工疵を全て検出可能な探傷感度を算出した。
(4)上記(1)と同様の規格・寸法の健全な鍛接管300本を用意した。そして、これらの管を搬送手段2に順次載置して搬送(搬送速度は上記(2)と同様)し、管端同士が突き合わされた状態の300本の管を超音波探傷機1で連続的に探傷した。より具体的には、超音波探傷機1の探傷感度を上記(1)で設定した探傷感度にした場合の300本の管の連続探傷と、超音波探傷機1の探傷感度を上記(3)で算出した探傷感度にした場合の300本の管の連続探傷との双方を行った。その結果、超音波探傷機1の探傷感度を上記(3)で算出した探傷感度にした場合には、超音波探傷機1の探傷感度を上記(1)で設定した探傷感度にした場合と比べて、管の中央部における疵の過検出数が10%増加した。以上の結果より、本発明に係る超音波探傷装置100を用いた超音波探傷方法(超音波探傷機1の探傷感度を上記(3)で算出した探傷感度にした場合)によれば、管の突き合わせ部分に隙間が生じ難く、管の内部に接触媒質が流入する虞を大幅に低減できるため、管の両端部の未探傷領域を大きく低減することが可能(本実施例では、管の両端部に設けた人工疵を全て検出可能)であるが、管の中央部において疵を過検出する点に改善の余地があるといえる。
(5)そこで、好ましい態様として、管の全長を探傷する場合、管の両端部(管端から50mmの範囲内)を探傷する際と、管の中央部を探傷する際とで、疵検出しきい値を別個の値に設定可能な構成を採用した。具体的には、管の両端部を探傷する際の疵検出しきい値をAスコープ上で50%に設定する一方、管の中央部を探傷する際の疵検出しきい値をAスコープ上で75%に設定した。そして、超音波探傷機1の探傷感度を上記(3)で算出した探傷感度に設定し、上記(4)で用意した300本の鍛接管を再び超音波探傷機1で連続的に探傷した。その結果、管の中央部における疵の過検出数は0となった。以上の結果より、上記の本発明の好ましい態様によれば、管の両端部に生じた疵からのエコー高さの低下に起因した未探傷領域の発生を低減し、なお且つ、管の中央部における疵の過検出を低減することが可能であるといえる。
図1は、従来のEnd to End搬送における管の搬送速度の設定状況を説明するための模式図である。 図2は、本発明に係る超音波探傷方法を実施するための超音波探傷装置の一例を概略的に示す模式図である。 図3は、本発明の実施例における管の搬送状況を説明するための模式図である。
符号の説明
1・・・超音波探傷機
2・・・搬送手段
3・・・管端検知センサ
4・・・演算制御手段
11,12・・・探触子
100・・・超音波探傷装置
CR1,CR2・・・搬送ローラ
PR1,PR2・・・ピンチローラ

Claims (2)

  1. 管端同士が突き合わされた状態で軸方向に搬送される複数の管を探触子回転型の超音波探傷機で連続的に探傷する方法であって、
    前記超音波探傷機の出側直近における管の搬送速度を前記超音波探傷機の入側直近における管の搬送速度よりも遅く設定し、
    突き合わされた状態の管端を含む管の端部を探傷する際に、管の中央部を探傷するときに比べて、探傷感度を高めるか、或いは、疵検出しきい値を低下させることを特徴とする管の超音波探傷方法。
  2. 管端同士が突き合わされた状態で軸方向に搬送される複数の管を連続的に探傷する超音波探傷装置であって、
    探触子回転型の超音波探傷機と、
    前記超音波探傷機に向けて管を軸方向に搬送すると共に、前記超音波探傷機で探傷した後の管を軸方向に搬送するための搬送手段と、
    前記超音波探傷機の入側に配置され、突き合わされた状態の管端を検知する管端検知センサと、
    前記超音波探傷機の探傷条件を制御すると共に、前記管端検知センサによって突き合わされた状態の管端を検知したタイミングからの管の搬送距離に基づき、管の搬送方向についての前記突き合わされた状態の管端の現在位置を演算する演算制御手段とを備え、
    前記搬送手段は、管の搬送方向に沿って配置された複数の搬送ローラを具備し、
    前記複数の搬送ローラの内、前記超音波探傷機の出側直近に配置された搬送ローラの周速度が、前記超音波探傷機の入側直近に配置された搬送ローラの周速度よりも遅く設定され
    前記演算制御手段は、前記演算した突き合わされた状態の管端の現在位置が、前記超音波探傷機の具備する探触子の位置を含み管の搬送方向上流側から下流側に亘る所定の範囲内にある場合、前記所定の範囲外にあるときと比べて、探傷感度を高めるか、或いは、疵検出しきい値を低下させて探傷するように、前記超音波探傷機を制御することを特徴とする管の超音波探傷装置。
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