JP2019219344A - 管の溶接部の超音波探傷方法 - Google Patents

管の溶接部の超音波探傷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】管の溶接部の溶接線が蛇行している場合であっても良好な探傷精度を得ることが可能な超音波探傷方法を提供する。【解決手段】本発明は、溶接線検出器11の複数の相対位置において、取付ヘッド1の追従量を記憶する第1ステップと、第1ステップで記憶した相対追従量のうち、溶接線検出器の現在の相対位置Lmから所定距離Xnだけ離間した位置に溶接線検出器が位置しているときの取付ヘッドの相対追従量δ’nmを抽出する第2ステップと、溶接線検出器の現在の相対位置Lmにおける取付ヘッドの相対追従量δmと、第2ステップで抽出した相対追従量δ’nmと、所定距離Ynとに基づき、溶接線W1に対するアレイ型超音波探触子2の現在の離間距離ynmを算出する第3ステップと、第3ステップで算出した離間距離ynmに応じて、アレイ型超音波探触子の探傷条件を設定する第4ステップと、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、管の溶接部を超音波探傷する方法に関する。特に、本発明は、管の溶接部の溶接線が蛇行している場合であっても良好な探傷精度を得ることが可能な超音波探傷方法に関する。
従来、UO管や電縫管などの管の軸方向に延びる溶接部を探傷する方法として、管の外面に超音波探触子を対向配置し、超音波探触子に対して管を軸方向に相対移動させながら超音波探傷する方法が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。特に、溶接部の長手方向(管の軸方向)に延びるきず(軸方向きず)を探傷する場合には、超音波探触子から管の周方向に沿って超音波を送受信する斜角超音波探傷方法が用いられる。
上記の超音波探傷方法において、超音波探触子から送信された超音波を溶接部の所望する位置に入射させること等を目的として、溶接部の溶接線(溶接部の中心線)の位置に超音波探触子が追従するように、管の軸方向(溶接部の長手方向)に直交する方向に超音波探触子を移動させる方法が用いられている。
具体的には、例えば光学式の溶接線検出器によって溶接部の溶接線の位置を検出し、この検出した溶接線の位置に応じて、管の軸方向に直交する方向に超音波探触子を移動させている。溶接線検出器と超音波探触子とは、管の軸方向について異なる位置に配置されるのが一般的である。具体的には、溶接線検出器によって検出した溶接線の位置に応じて超音波探触子を移動させるため、溶接線検出器は先端側(管を軸方向に搬送する場合、搬送方向下流側)に配置され、超音波探触子は溶接線検出器よりも後端側(管を軸方向に搬送する場合、搬送方向上流側)に配置される。
上記の追従方法を適用した超音波探傷方法によれば、溶接部の溶接線が蛇行していない(管の軸方向に平行に延びている)場合には、溶接線と超音波探触子との離間距離(管の軸方向に直交する方向についての離間距離)が一定に保たれるため、精度の良い探傷が可能である。
しかしながら、実際には、溶接部の溶接線が蛇行している場合が多い。溶接線が蛇行している場合、上記の追従方法を適用した超音波探傷方法では、溶接線と超音波探触子との離間距離が変化する。すなわち、溶接線が蛇行している場合、溶接線検出器によって検出した溶接線の位置(管の軸方向に直交する方向の位置)と、これよりも後端側に配置された超音波探触子から超音波を送受信する溶接部における溶接線の位置(管の軸方向に直交する方向の位置)とが異なり、その差も一定ではないため、溶接線と超音波探触子との離間距離が変化することになる。
したがい、溶接線と超音波探触子との離間距離が一定である場合に好適となるように超音波探触子の探傷条件を設定したとしても、離間距離が変化することに起因して、探傷精度が悪化するおそれがある。
特許文献1には、溶接線検出器(特許文献1では「シーム部温度分布計測手段」)によって検出した溶接部の溶接線(特許文献1では「溶接シーム位置」)の位置に超音波探触子が追従するように、管の軸方向に直交する方向に超音波探触子を移動させる方法が開示されているものの、溶接部の溶接線が蛇行している場合の問題や、その解決方法について、何ら開示されていない。
特開2009−222408号公報
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、管の溶接部の溶接線が蛇行している場合であっても良好な探傷精度を得ることが可能な超音波探傷方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、アレイ型超音波探触子及び該アレイ型超音波探触子が取り付けられた取付ヘッドを用いて、前記取付ヘッドに対して軸方向に相対移動する管の溶接部を超音波探傷する方法であって、前記取付ヘッドは、前記管の外面に対向配置され、先端側で前記溶接部の溶接線の位置を検出し、該検出した溶接線の位置に前記管の軸方向に延びる前記取付ヘッドの所定の基準線が相対的に追従するように、前記管に対して前記管の軸方向に直交する方向に相対移動し、前記アレイ型超音波探触子は、前記取付ヘッドの後端側に取り付けられ、前記管に対して前記取付ヘッドと一体的に相対移動して前記管の溶接部を超音波探傷し、以下の第1〜第4ステップを含むことを特徴とする管の溶接部の超音波探傷方法を提供する。
(1)第1ステップ:前記管の軸方向についての前記取付ヘッドの複数の相対位置において、前記管に対する前記取付ヘッドの相対的な追従量である相対追従量を記憶する。
(2)第2ステップ:前記第1ステップで記憶した相対追従量のうち、前記管の軸方向についての前記アレイ型超音波探触子の現在の相対位置に前記取付ヘッドが位置しているときの前記取付ヘッドの相対追従量δ’nmを抽出する。
(3)第3ステップ:前記取付ヘッドの現在の相対位置Lにおける前記取付ヘッドの相対追従量δと、前記第2ステップで抽出した前記相対追従量δ’nmと、前記管の軸方向に直交する方向についての前記アレイ型超音波探触子の取付位置とに基づき、前記管の軸方向に直交する方向についての前記溶接線に対する前記アレイ型超音波探触子の現在の離間距離ynmを算出する。
(4)第4ステップ:前記第3ステップで算出した前記離間距離ynmに応じて、前記アレイ型超音波探触子の探傷条件を設定する。
本発明によれば、取付ヘッドに対して軸方向に相対移動する管の溶接部の溶接線の位置が、取付ヘッドによって(取付ヘッドの先端側で)逐次検出される。そして、検出した溶接線の位置に取付ヘッドの基準線(管の軸方向に延びる所定の基準線。例えば、取付ヘッドの中心線)が相対的に追従するように、取付ヘッドは管に対して管の軸方向に直交する方向に相対移動する。
この際、取付ヘッドの後端側に取り付けられたアレイ型超音波探触子も、取付ヘッドと一体的に相対移動することになる。
なお、本発明において、「先端側」とは、管の軸方向についての取付ヘッドの相対移動方向下流側を意味し、「後端側」とは、管の軸方向についての取付ヘッドの相対移動方向上流側を意味する。例えば、管の軸方向について、管が静止し、取付ヘッドが移動する場合、「先端側」は、取付ヘッドの移動方向下流側となり、「後端側」は、取付ヘッドの移動方向上流側となる。また、管の軸方向について、管が移動し、取付ヘッドが静止する場合、「先端側」は、管の移動方向上流側となり、「後端側」は、管の移動方向下流側となる。
また、本発明において、「相対的に追従するように、・・・相対移動する」とは、管の軸方向に直交する方向について、管が静止し、取付ヘッドが追従して移動する場合と、取付ヘッドが静止し、管が追従して移動する場合の双方を含む概念である。後者の場合、具体的には、取付ヘッドが静止し、溶接線の位置が取付ヘッドの基準線に追従するように、管が回転する態様を例示できる。
そして、本発明によれば、第1ステップにおいて、管の軸方向についての取付ヘッドの複数の相対位置(取付ヘッドの先端側の複数の相対位置)における取付ヘッドの相対的な追従量である相対追従量を記憶する。すなわち、管の軸方向に直交する方向についての、取付ヘッドの初期相対位置(相対的な追従動作の開始時点における取付ヘッドの相対位置)に対する、取付ヘッドの複数の相対位置において検出した溶接線の位置に応じて相対移動した取付ヘッドの相対移動量を記憶する。取付ヘッドの複数の各相対位置における取付ヘッドの相対追従量は、溶接線の位置を検出する取付ヘッドの先端側の各相対位置における溶接線の位置に応じて決まる。なお、取付ヘッドが静止し、管が回転することで追従する場合には、追従動作に伴う管の回転角(追従動作の開始時点における管の回転位置に対する回転角)に管の外半径を乗算した値が取付ヘッドの相対追従量にほぼ相当することになる。
次いで、本発明によれば、第2ステップにおいて、第1ステップで記憶した相対追従量のうち、管の軸方向についての現在のアレイ型超音波探触子の相対位置に取付ヘッドが位置しているときの取付ヘッドの相対追従量δ’nmを抽出する。前述のように、取付ヘッドの複数の各相対位置における取付ヘッドの相対追従量は、取付ヘッドの各相対位置における溶接線の位置に応じて決まる。このため、相対追従量δ’nmは、現在のアレイ型超音波探触子の相対位置(管の軸方向についての相対位置)における溶接線の位置と相関を有することになる。
管の軸方向に直交する方向についての溶接線に対するアレイ型超音波探触子の現在の離間距離ynmは、取付ヘッドの現在の相対位置Lにおける取付ヘッドの相対追従量δと、第2ステップで抽出した相対追従量δ’nm(現在のアレイ型超音波探触子の相対位置における溶接線の位置と相関を有する量)と、管の軸方向に直交する方向についてのアレイ型超音波探触子の取付位置とに応じて数学的に求めることができる。
したがい、本発明によれば、第3ステップにおいて、相対追従量δと、相対追従量δ’nmと、管の軸方向に直交する方向についてのアレイ型超音波探触子の取付位置とに基づき、アレイ型超音波探触子の現在の離間距離ynmを算出することが可能である。
最後に、本発明によれば、第4ステップにおいて、第3ステップで算出した離間距離ynmに応じて、アレイ型超音波探触子の探傷条件を設定する。すなわち、溶接部の溶接線が蛇行し、これに応じて離間距離ynmが変化する場合であっても、算出した離間距離ynmに応じた好適な探傷条件を設定することができるため、良好な探傷精度を得ることが可能である。
本発明において、具体的には、前記取付ヘッドは、先端側に取り付けられた溶接線検出器を具備し、該溶接線検出器で検出した溶接線の位置に前記基準線が相対的に追従するように、前記管の軸方向に直交する方向に相対移動し、前記アレイ型超音波探触子は、前記溶接線検出器の取付位置よりも後端側に所定距離Xだけ離間し、なお且つ、前記基準線に対して前記管の軸方向に直交する方向に所定距離Yだけ離間した位置に取り付けられ、前記第1ステップにおいて、前記管の軸方向についての前記溶接線検出器の複数の相対位置において、前記取付ヘッドの相対追従量を記憶し、前記第2ステップにおいて、前記第1ステップで記憶した相対追従量のうち、前記管の軸方向についての前記溶接線検出器の現在の相対位置Lから前記所定距離Xだけ離間した相対位置に前記溶接線検出器が位置しているときの前記取付ヘッドの相対追従量δ’nmを抽出し、前記第3ステップにおいて、前記溶接線検出器の現在の相対位置Lにおける前記取付ヘッドの相対追従量δと、前記第2ステップで抽出した前記相対追従量δ’nmと、前記所定距離Yとに基づき、前記アレイ型超音波探触子の現在の離間距離ynmを算出することが可能である。
本発明において、更に具体的には、例えば、前記第3ステップにおいて、前記溶接線に対する前記アレイ型超音波探触子の現在の離間距離ynmを以下の式(1)によって算出することが可能である。
Figure 2019219344
ただし、前記式(1)において、Yは、前記取付ヘッドの前記基準線に対して前記管の軸方向に直交する方向の一方の側を正の値とし、他方の側を負の値とする。また、δ及びδ’nmは、前記取付ヘッドの初期相対位置に対して前記管の軸方向に直交する方向の前記一方の側を正の値とし、前記他方の側を負の値とする。
本発明において、好ましくは、前記第4ステップにおいて、前記離間距離ynmに応じた前記管の周方向の探傷屈折角を少なくとも設定する。
本発明者らの調査した結果によれば、離間距離ynmに応じて、きずからのエコー強度が最大となる探傷屈折角が異なる。このため、上記の好ましい方法によれば、きずからのエコー強度が最大となる探傷屈折角を、離間距離ynmに応じて設定することで、良好な探傷精度を得ることが可能である。
本発明によれば、管の溶接部の溶接線が蛇行している場合であっても良好な探傷精度を得ることが可能である。
本発明の一実施形態に係る管の溶接部の超音波探傷方法に用いる装置の概略構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る管の溶接部の超音波探傷方法に用いる装置の概略構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る超音波探傷方法を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態に係る超音波探傷方法を説明するための模式図である。 探傷屈折角θnmを固定値にした場合に、離間距離ynmの変化によりきずからのエコー強度がどのように変化するかを調査した結果の一例を示す図である。
以下、添付図面を適宜参照しつつ、本発明の一実施形態に係る管の溶接部の超音波探傷方法について説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係る管の溶接部の超音波探傷方法に用いる装置の概略構成を示す模式図である。図1は平面図を、図2は管Pの搬送方向から見た断面図を示す。なお、図1及び図2において、振動子21は、アレイ型超音波探触子2の内部を透視した状態で図示している。また、図1において、取付ヘッド1及びアレイ型超音波探触子2は、管Pの外面に対向配置されていない状態(溶接部Wの超音波探傷を行う前の状態)を図示している。さらに、図2において、取付ヘッド1及びアレイ型超音波探触子2は、管Pの外面に対向配置されている状態(溶接部Wの超音波探傷を行っている状態)を図示している。また、図2では、一つのアレイ型超音波探触子2(2a)のみを図示している。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る超音波探傷方法は、取付ヘッド1に対して軸方向(以下、適宜「L方向」という)に相対移動する管Pの溶接部Wを超音波探傷する方法である。本実施形態に係る超音波探傷方法では、取付ヘッド1及びアレイ型超音波探触子2が管PのL方向については静止する一方、管PがL方向に移動する(所定の搬送装置によって搬送される)。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、管Pの方が静止する一方、取付ヘッド1及びアレイ型超音波探触子2の方が管PのL方向についても移動する構成を採用することも可能である。
本実施形態に係る超音波探傷方法に用いる装置は、取付ヘッド1と、アレイ型超音波探触子2とを備えている。
取付ヘッド1は、超音波探傷を行う際に管Pの外面に対向配置される。取付ヘッド1は、先端側に取り付けられた溶接線検出器11を具備する。溶接線検出器11は、溶接部Wの溶接線W1の位置(管Pの軸方向に直交する方向(以下、適宜「T方向」という)についての溶接線W1の位置)を検出する。溶接線検出器11としては、特に限定されるものではないが、例えば、光学式の溶接線検出器を用いることができる。具体的には、例えば、管PのL方向に直交する方向(T方向)に延びる線状のレーザ光を溶接部Wに照射し、その反射光を2次元のカメラ等で撮像して画像処理を施すことで、溶接部WのT方向の形状を検出し、その頂点を溶接線W1の位置とする溶接線検出器を用いることができる。
取付ヘッド1は、溶接線検出器11で検出した溶接部Wの溶接線W1の位置に管PのL方向に延びる取付ヘッド1の所定の基準線(本実施形態では、取付ヘッド1及び溶接線検出器11の中心線)Lが相対的に追従するように、管Pに対して管PのT方向に相対移動する。取付ヘッド1の追従機構や制御方法は公知のものを適用可能であるため、ここでは詳細な説明を省略する。なお、本実施形態に係る超音波探傷方法では、管PのT方向について、管Pが静止し、取付ヘッド1が追従して移動する場合について説明する。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、取付ヘッド1が静止し、管Pが追従して移動する構成を採用することも可能である。この場合、取付ヘッド1が静止し、溶接線の位置が取付ヘッド1の基準線に追従するように、所定の回転ローラ等によって管Pが回転する態様を例示できる。
なお、図2に示すように、本実施形態の取付ヘッド1は、バネ機構12及びこれに接続された回動機構13を具備しており、アレイ型超音波探触子2は、回動機構13に取り付けられている。バネ機構12は、バネ力によってアレイ型超音波探触子2を下方に付勢する機構であり、回動機構13は、アレイ型超音波探触子2をバネ機構12に対して回動自在に取り付ける機構である。これにより、取付ヘッド1がT方向に相対移動した際にも、アレイ型超音波探触子2は管Pの外面に接触した状態を維持する。
アレイ型超音波探触子2は、取付ヘッド1において、溶接線検出器11の取付位置よりも後端側(管Pの搬送方向下流側)に所定距離Xだけ離間し、なお且つ、基準線Lに対して管PのT方向に所定距離Yだけ離間した位置に取り付けられている。アレイ型超音波探触子2は、管Pに対して取付ヘッド1と一体的に相対移動して、管Pの溶接部Wを超音波探傷する。
アレイ型超音波探触子2は一つでも良いが、本実施形態では、管PのL方向について異なる位置に取り付けられた複数(4つ)のアレイ型超音波探触子2(2a〜2d)を備えている。複数のアレイ型超音波探触子2を備える場合、所定距離Yは、何れのアレイ型超音波探触子2についても同じ値に設定しても良いし、アレイ型超音波探触子2毎に異なる値に設定してもよい。
本実施形態のアレイ型超音波探触子2としては、管PのT方向に複数の振動子21が配列された1次元アレイ型超音波探触子を用いているが、本発明はこれに限るものではなく、管PのL方向及びT方向に複数の振動子21がマトリックス状に配列された2次元アレイ型超音波探触子を用いることも可能である。
以下、図3及び図4を適宜参照しつつ、上記の装置を用いた本実施形態に係る超音波探傷方法について説明する。
図3及び図4は、本実施形態に係る超音波探傷方法を説明するための模式図である。図3は平面図を、図4は管Pの搬送方向から見た断面図を示す。なお、図3及び図4において、振動子21は、アレイ型超音波探触子2の内部を透視した状態で図示している。また、図3及び図4において、取付ヘッド1及び一部のアレイ型超音波探触子2は、管Pの外面に対向配置されている状態(溶接部Wの超音波探傷を行っている状態)を図示している。さらに、図4では、一つのアレイ型超音波探触子2(2a)のみを図示している。
本実施形態に係る超音波探傷方法は、第1〜第4ステップを含む。以下、各ステップについて、具体的に説明する。
<第1ステップ>
第1ステップでは、管PのL方向についての取付ヘッド1の複数の相対位置において、管Pに対する取付ヘッド1の相対的な追従量である相対追従量を記憶する。具体的には、第1ステップでは、管PのL方向についての溶接線検出器11の複数の相対位置において、取付ヘッド1の相対追従量を記憶する。
図3に示す取付ヘッド1の初期相対位置(相対的な追従動作の開始時点における取付ヘッド1の基準線Lの相対位置)Hは、溶接線W1の端点に相当する。取付ヘッド1は、管PのT方向について、この初期相対位置Hに対して、溶接線検出器11の複数の各相対位置において検出した溶接線W1の位置に応じて、管PのT方向に相対移動する。図3に示す状態では、取付ヘッド1(取付ヘッド1の基準線L)は、初期相対位置Hに対してT方向にδだけ相対移動している。第1ステップでは、追従動作を開始してからのこの管PのT方向への取付ヘッド1の相対移動量(相対移動量の変遷)を相対追従量として逐次記憶する。
<第2ステップ>
第2ステップでは、第1ステップで記憶した相対追従量のうち、管PのL方向についてのアレイ型超音波探触子2の現在の相対位置に取付ヘッド1が位置しているときの取付ヘッド1の相対追従量δ’nmを抽出する。具体的には、第2ステップでは、管PのL方向についての溶接線検出器11の現在の相対位置Lから所定距離Xだけ離間した位置に溶接線検出器11が位置しているときの取付ヘッド1の相対追従量δ’nmを抽出する。図3に示す状態では、管PのL方向について溶接線検出器11が現在のアレイ型超音波探触子2aと同じ相対位置にあるときの取付ヘッド1の基準線Lの相対位置H’と初期相対位置Hとの離間距離である相対追従量δ’nmを抽出することになる。
<第3ステップ>
第3ステップでは、取付ヘッド1の現在の相対位置Lにおける取付ヘッド1の相対追従量δと、第2ステップで抽出した相対追従量δ’nmと、管PのT方向についてのアレイ型超音波探触子2の取付位置とに基づき、管PのT方向についての溶接線W1に対するアレイ型超音波探触子2の現在の離間距離ynmを算出する。具体的には、第3ステップでは、溶接線検出器11の現在の相対位置Lにおける取付ヘッド1の相対追従量δと、第2ステップで抽出した相対追従量δ’nmと、所定距離Yとに基づき、管PのT方向についての溶接線W1に対するアレイ型超音波探触子2の現在の離間距離ynmを算出する。
具体的には、本実施形態の第3ステップでは、アレイ型超音波探触子2の現在の離間距離ynmを以下の式(1)によって算出する
Figure 2019219344
ただし、式(1)において、添字mは管PのL方向についての溶接線検出器11の相対位置に関わる添字であり、添字nはアレイ型超音波探触子2に関わる添字である。
また、Yは、取付ヘッド1の基準線Lに対して管PのT方向の一方の側を正の値とし、他方の側を負の値とする。例えば、図3において、紙面の右側を正の値とし、左側を負の値とするのであれば、アレイ型超音波探触子2a、2bのYは負の値となり、アレイ型超音波探触子2c、2dのYは正の値となる。
さらに、式(1)において、δ及びδ’nmは、取付ヘッド1の初期相対位置Hに対して管PのT方向の前記一方の側を正の値とし、前記他方の側を負の値とする。前述のように、Yについて図3の紙面の右側を正の値とし、左側を負の値とするのであれば、δ及びδ’nmについても、図3の紙面の右側が正の値となり、左側が負の値となる。図3に図示されているδ及びδ’nmの場合、δは負の値となり、δ’nmは正の値となる。
以上に説明した第1ステップ〜第3ステップは、管PのL方向についての溶接線検出器11の複数の各相対位置(時間的又は距離的な所定のサンプリングピッチ毎の各相対位置)において実行される。また、本実施形態のように、複数のアレイ型超音波探触子2を備える場合には、上記の第2ステップ及び第3ステップは、アレイ型超音波探触子2毎に実行される。すなわち、離間距離ynmは、管PのL方向についての溶接線検出器11の各相対位置においてアレイ型超音波探触子2毎に算出される。例えば、離間距離ynmを算出する、管PのL方向についての溶接線検出器11の相対位置Lが100点(m=1〜100)で、アレイ型超音波探触子2が4つ(n=1〜4)であれば、400点の離間距離ynm(m=1〜100、n=1〜4)を逐次算出することになる。
<第4ステップ>
第4ステップでは、第3ステップで算出した離間距離ynmに応じて、アレイ型超音波探触子2の探傷条件を設定する。
具体的には、本実施形態の第4ステップでは、離間距離ynmに応じた管Pの周方向の探傷屈折角θnmを少なくとも設定(更新)する。探傷条件として、設定した探傷屈折角θnmに応じた適切な探傷ゲートや、設定した探傷屈折角θnmに応じた適切なきず検出しきい位置も併せて設定(更新)することが好ましい。
なお、探傷屈折角θnmは、アレイ型超音波探触子2が具備する各振動子21に設定する超音波送信の遅延時間を公知の方法で調整することにより設定可能である。
具体的には、図4に示すように、管PのT方向についての溶接線W1に対するアレイ型超音波探触子2の現在の離間距離がynmである場合に、管Pの中心Cと溶接線W1とを結ぶ線分と、管Pの中心Cとアレイ型超音波探触子2(複数の振動子21の中心)とを結ぶ線分の成す中心角をφnmとし、管Pの内半径をrとし、外半径をdとすると、幾何学的に求める以下の式(2)及び式(3)を満足するように、探傷屈折角θnmを設定することが好ましい。
Figure 2019219344
上記の式(2)及び(3)における変数kは、以下の表1に示す各探傷スキップの何れを用いるかによって選択される。
Figure 2019219344
上記の式(2)において、離間距離ynmは第3ステップによって算出され、外半径d及び変数kは既知である。したがい、上記の式(2)に基づき、中心角φnmが算出される。この算出した中心角φnmと、既知の外半径d、内半径r及び変数kとを上記の式(3)の右辺に入力することで、適切な探傷屈折角θnmを算出することが可能である。
上記のように探傷屈折角θnmを設定することにより、アレイ型超音波探触子2から送信された超音波Uを溶接部Wの所望する位置(0.5スキップ及び1.5スキップの場合には管Pの内面、1.0スキップ及び2.0スキップの場合には管Pの外面)に入射させることができ、良好な探傷精度を得ることが期待できる。
ただし、実際の管Pは完全な真円ではないこと等に起因して、真に適切な探傷屈折角θnmが、上記の式(2)及び(3)の幾何学計算によって求まる探傷屈折角θnmからズレる可能性もある。このため、実際に探傷する管Pと同種・同寸法の管に人工きずを設けた試験管を用意し、この試験管に対して、アレイ型超音波探触子2の離間距離ynm及び探傷屈折角θnmを変更した探傷試験を行って、離間距離ynmに応じた適切な探傷屈折角θnmを試験的に求めることも可能である。
図5は、探傷屈折角θnmを固定値にした場合に、離間距離ynmの変化によりきずからのエコー強度がどのように変化するか(探傷精度がどのように変化するか)を調査した結果の一例を示す図である。
図5に示す結果は、管Pとして、外径22inch、肉厚25.4mmのUO鋼管を用い、このUO鋼管の溶接部W内面に人工きずとしてN5ノッチを設けた場合に得られた相対エコー強度である。図中に示す「44deg」等の数値は、探傷屈折角θnmの値を意味する。
図5に示すように、例えば、離間距離ynmが85mmの場合、最適な探傷屈折角θnmは44degである。しかしながら、探傷屈折角θnmを44degに固定し、離間距離ynmが+5mm変動して90mmになった場合、相対エコー強度は約−6dB低下することが分かる。この離間距離ynmが90mmである場合には、探傷屈折角θnmを44degから48degに変更することで相対エコー強度を最大にできることが分かる。
本実施形態に係る超音波探傷方法によれば、図5に示すような結果に基づき、第3ステップで算出した離間距離ynmに応じて、アレイ型超音波探触子2の探傷条件(少なくとも探傷屈折角θnm)を設定(更新)するので、良好な探傷精度を得ることが可能である。
なお、図5では、管PとしてUO鋼管を用いた場合を例に挙げたが、本発明はこれに限るものではなく、管Pとして電縫管を用いる場合も同様に適用可能である。
1・・・取付ヘッド
2,2a,2b,2c,2d・・・アレイ型超音波探触子
11・・・溶接線検出器
21・・・振動子
P・・・管
W・・・溶接部
W1・・・溶接線

Claims (4)

  1. アレイ型超音波探触子及び該アレイ型超音波探触子が取り付けられた取付ヘッドを用いて、前記取付ヘッドに対して軸方向に相対移動する管の溶接部を超音波探傷する方法であって、
    前記取付ヘッドは、前記管の外面に対向配置され、先端側で前記溶接部の溶接線の位置を検出し、該検出した溶接線の位置に前記管の軸方向に延びる前記取付ヘッドの所定の基準線が相対的に追従するように、前記管に対して前記管の軸方向に直交する方向に相対移動し、
    前記アレイ型超音波探触子は、前記取付ヘッドの後端側に取り付けられ、前記管に対して前記取付ヘッドと一体的に相対移動して前記管の溶接部を超音波探傷し、
    前記管の軸方向についての前記取付ヘッドの複数の相対位置において、前記管に対する前記取付ヘッドの相対的な追従量である相対追従量を記憶する第1ステップと、
    前記第1ステップで記憶した相対追従量のうち、前記管の軸方向についての前記アレイ型超音波探触子の現在の相対位置に前記取付ヘッドが位置しているときの前記取付ヘッドの相対追従量δ’nmを抽出する第2ステップと、
    前記取付ヘッドの現在の相対位置Lにおける前記取付ヘッドの相対追従量δと、前記第2ステップで抽出した前記相対追従量δ’nmと、前記管の軸方向に直交する方向についての前記アレイ型超音波探触子の取付位置とに基づき、前記管の軸方向に直交する方向についての前記溶接線に対する前記アレイ型超音波探触子の現在の離間距離ynmを算出する第3ステップと、
    前記第3ステップで算出した前記離間距離ynmに応じて、前記アレイ型超音波探触子の探傷条件を設定する第4ステップと、
    を含むことを特徴とする管の溶接部の超音波探傷方法。
  2. 前記取付ヘッドは、先端側に取り付けられた溶接線検出器を具備し、該溶接線検出器で検出した溶接線の位置に前記基準線が相対的に追従するように、前記管の軸方向に直交する方向に相対移動し、
    前記アレイ型超音波探触子は、前記溶接線検出器の取付位置よりも後端側に所定距離Xだけ離間し、なお且つ、前記基準線に対して前記管の軸方向に直交する方向に所定距離Yだけ離間した位置に取り付けられ、
    前記第1ステップにおいて、前記管の軸方向についての前記溶接線検出器の複数の相対位置において、前記取付ヘッドの相対追従量を記憶し、
    前記第2ステップにおいて、前記第1ステップで記憶した相対追従量のうち、前記管の軸方向についての前記溶接線検出器の現在の相対位置Lから前記所定距離Xだけ離間した相対位置に前記溶接線検出器が位置しているときの前記取付ヘッドの相対追従量δ’nmを抽出し、
    前記第3ステップにおいて、前記溶接線検出器の現在の相対位置Lにおける前記取付ヘッドの相対追従量δと、前記第2ステップで抽出した前記相対追従量δ’nmと、前記所定距離Yとに基づき、前記アレイ型超音波探触子の現在の離間距離ynmを算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管の溶接部の超音波探傷方法。
  3. 前記第3ステップにおいて、前記溶接線に対する前記アレイ型超音波探触子の現在の離間距離ynmを以下の式(1)によって算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の管の溶接部の超音波探傷方法。
    Figure 2019219344
    ただし、前記式(1)において、Yは、前記取付ヘッドの前記基準線に対して前記管の軸方向に直交する方向の一方の側を正の値とし、他方の側を負の値とする。また、δ及びδ’nmは、前記取付ヘッドの初期相対位置に対して前記管の軸方向に直交する方向の前記一方の側を正の値とし、前記他方の側を負の値とする。
  4. 前記第4ステップにおいて、前記離間距離ynmに応じた前記管の周方向の探傷屈折角を少なくとも設定する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の管の溶接部の超音波探傷方法。
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