JP5025618B2 - 光通信システム、光通信方法、制御装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

光通信システム、光通信方法、制御装置、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP5025618B2
JP5025618B2 JP2008275351A JP2008275351A JP5025618B2 JP 5025618 B2 JP5025618 B2 JP 5025618B2 JP 2008275351 A JP2008275351 A JP 2008275351A JP 2008275351 A JP2008275351 A JP 2008275351A JP 5025618 B2 JP5025618 B2 JP 5025618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
time
optical
wavelength
transmission time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008275351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010103893A (ja
Inventor
俊二 木村
学 吉野
浩崇 中村
一貴 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2008275351A priority Critical patent/JP5025618B2/ja
Publication of JP2010103893A publication Critical patent/JP2010103893A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5025618B2 publication Critical patent/JP5025618B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、時分割多重光且つ波長分割多重光アクセスシステムにおけるトラフィック制御を目的とした光通信技術に関し、主に一対多接続の双方向光通信システムの上り通信トラフィック制御技術を行う光通信システム、光通信方法、制御装置、プログラムおよび記録媒体に関するものである。
近年、インターネットの普及に伴い、高速な光アクセスサービスの普及が進んでいる。光通信システムは、これまで中継網などに用いられる高価なシステムであったが、Passive Optical Network(PON)の実現により急速な経済化が進み、現実的な価格でFTTHサービスを提供できるようになった。
図14に典型的なPONの構成と上りトラフィックの流れを示す。図中、1は親ノード、2(1)〜2(n)はn個の子ノード、3Aはn対1分岐の光カプラ、4は主加入者光ファイバ回線、5(1)〜5(n)はn本の分岐加入者光ファイバ回線、#1〜#nは子ノード2(1)〜2(n)が送信した上り信号、を示す。子ノード2(1)〜2(n)から親ノード1へ向かう通信を「上り通信」、その逆方何の通信を「下り通信」と呼ぶのが一般的であるので、本明細書でも特別に断らない限り同様の表現を用いることにする。また、本発明は上り通信に関するもので、基本的に下り通信方式によらないため、背景技術の説明も上り通信の説明に留める。
PONにおいては、加入者間で親ノードと主加入者光ファイバ回線を共有できるため、1加入者当たりの装置コストが低く、経済的な光ネットワークを構成することができるが、その反面、元来、n個の光受信器と集線スイッチで実現している機能を親ノード1台で代替するため、極めて複雑な制御機能が実装されている。
各子ノード2(1)〜2(n)から送信される上り信号は、お互いの送信した光信号が親ノード1に届いたときに時間的に重ならないよう、送信タイミングとその送信時間を親ノード1によって制御している。この送信タイミングと送信時間の割当てを行う際に、あらかじめ決まった割当て周期毎に各子ノードへの割当て時間を決定し、また効率向上のために、複数の異なる要求帯域を受け付ける方式が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、TDM−PONネットワークにおいては、上り信号に使われる光信号の波長が単一であるため、同時に使用する加入者が増加すると、1加入者あたりの割当て時間は短くなってしまい、伝送速度の劣化を生じるという課題があった。この課題を克服するために、波長分割多重(WaveLength Division Multiprexing:WDM)を用いた技術が提案されている(特許文献2)。
図15に、WDM/TDM−PONの構成を示す。図14に記載のものと同じものには同じ符号を付けた。3Bは1:k分岐の光カプラ、6はWDM/TDM−PONの親ノード、7(1)〜7(k)は親ノード6の有する光受信器、8(1)〜8(k)は波長可変フィルタ、9(1)〜9(n)はWDM/TDM−PONのn個の子ノード、10Aは波長合分波器、18はWDM/TDM−PON制御装置としての光通信用集積回路、λ1〜λnは子ノード9(1)〜9(n)に割当てられた波長、を示す。
このWDM/TDM−PONと呼ばれる光通信ネットワークでは、各子ノード9(1)〜9(n)に固有の波長λ1〜λnが割当てられており、上り方向の光信号は親ノード6の有する光受信器7の数kだけ異なる波長間での重なりが許されるため、従来のTDM−PONの保証伝送速度に比べてk倍の保証伝送速度を得ることができる。また、親ノード1内の波長可変フィルタ8(1)〜8(k)の透過波長を切り替えることで、親ノード6の有する光受信器7(1)〜7(k)の間で受信を担当する子ノードの割当てを柔軟に変更できることから、光受信器間の負荷バランスを平滑化し、上り通信の伝送機器利用効率や公平性を高めることができる。
しかしながら、子ノード9(1)〜9(n)の数nと同じだけの波長λ1〜λnを使用することや、親ノード1内の波長可変フィルタ8(1)〜8(k)が各子ノード9(1)〜9(n)からの信号毎にその透過波長を切り替える必要があることから、大変高価なものになってしまうという課題があった。
特開2003−087281号公報 特開2005−354252号公報
以上のように、従来のTDM−PON方式では、上り信号の波長が1波であるため、同時に使用する加入者が増加すると、1加入者あたりの割当て時間は短くなってしまい、伝送速度の劣化を生じるという課題があった。
また、WDM/TDM−PON方式では、親ノードの有する光受信器数kを乗じた保証伝達速度を得ることかでき、また親ノード内の波長可変フィルタの透過波長を切り替えることで、親ノードの有する複数の光受信器の間で受信を受け持つ信号の割当てを柔軟に変更できることから、光受信器間の負荷バランスを平滑化し、上り通信の伝送機器利用効率や公平性を高めることができるが、子ノードの数と同じだけの波長を使用することや、親ノード内の波長可変フィルタが各子ノードの信号毎にその透過波長を切り替える必要があることから、大変高価なものになってしまうという課題があった。
本発明の目的は、WDM/TDM−PONのもつ高い保証伝送速度や子ノードの割当てを柔軟に変更できる機能を維持しながら、使用波長数を削減し、高価な波長可変フィルタを用いずに上り通信を実現できるようにすることである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明の光通信システムは、1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続の光通信システムであって、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信システムにおいて、前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうちの少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させ、前記親ノードは、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および前記送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定する際に、前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする。
請求項2にかかる発明の光通信システムは、1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続の光通信システムであって、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信システムにおいて、前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうちの少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させ、前記親ノードは、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および前記送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定する際に、前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で該送信時間を割当てることで信号受信時間が前記単位時間と等しくなる光受信器があればその光受信器に割当て、無い場合は信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載の光通信システムにおいて、前記単位時間を、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする
請求項4にかかる発明の光通信システムは、1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続の光通信システムであって、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信システムにおいて、前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうちの少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させ、前記親ノードは、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、前記k個の光受信器に割当てられる子ノードの数が平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、前記単位時間を、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の光通信システムにおいて、前記送信時間の割当ての結果、各光受信器の信号受信時間が前記単位時間を超過し又は余剰が発生する場合は、前記要求送信時間の廃棄は行わず、次に要求送信時間の割当てを決定する際に、次の単位時間内に前記超過の時間を既割当て時間として取り扱い、又は該余剰の時間を割当てが行われていない空き時間として取り扱うことを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の光通信システムにおいて、前記子ノードが複数の優先クラスに分類されている場合、前記送信時間の割当てを、最も高い優先クラスに属する子ノード群から、順次優先度の高い順に、最も優先度の低いクラスに属する子ノード群まで、順番に適用することを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の光通信システムにおいて、送信時間を割当てる条件が同一の光受信器が複数存在した場合、該複数の光受信器の受信波長の中で、該送信時間を要求している子ノードが最も速く変更できる波長をもつ光受信器を選択することを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、請求項1乃至7のいずれか1つに記載の光通信システムにおいて、波長切換を伴う送信時間の割当てを、m(m:正の整数)単位時間毎に行い、それ以外の単位時間は直前の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して送信時間を割当てることを特徴とする。
請求項9にかかる発明は、請求項1乃至のいずれか1つに記載の光通信システムにおいて、波長切換を伴う送信時間の割当てを、送信時間の割当てを要求する子ノードの組み合わせに変化があった後の最初の単位時間のみ行い、それ以外の単位時間は最初の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して、送信時間を割当てることを特徴とする。
請求項10にかかる発明の光通信方法は、1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続の光通信システムにおける前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信方法であって、前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうちの少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させ、前記親ノードは、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および前記送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定する際に、前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする。
請求項11にかかる発明の光通信方法は、1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続の光通信システムにおける前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信方法であって、前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうちの少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させ、前記親ノードは、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および前記送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定する際に、前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で該送信時間を割当てることで信号受信時間が前記単位時間と等しくなる光受信器があればその光受信器に割当て、無い場合は信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする。
請求項12にかかる発明は請求項10又は11に記載の光通信方法において、前記単位時間を、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする。
請求項13にかかる発明の光通信方法は、1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続の光通信システムにおける前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信方法であって、前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうちの少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させ、前記親ノードは、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、前記k個の光受信器に割当てられる子ノードの数が平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、前記単位時間を、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする。
請求項14にかかる発明は、請求項1乃至1のいずれか1つに記載の光通信方法において、前記送信時間の割当ての結果、各光受信器の信号受信時間が前記単位時間を超過し又は余剰が発生する場合は、前記要求送信時間の廃棄は行わず、次に要求送信時間の割当てを決定する際に、次の単位時間内に前記超過の時間を既割当て時間として取り扱い、又は該余剰の時間を割当てが行われていない空き時間として取り扱うことを特徴とする。
請求項15にかかる発明は、請求項10乃至14のいずれか1つに記載の光通信方法において、前記子ノードが複数の優先クラスに分類されている場合、前記送信時間の割当てを、最も高い優先クラスに属する子ノード群から、順次優先度の高い順に、最も優先度の低いクラスに属する子ノード群まで、順番に適用することを特徴とする。
請求項16にかかる発明は、請求項11乃至15のいずれか1つに記載の光通信方法において、信時間割当てる条件が同一の光受信器が複数存在した場合、該複数の光受信器の受信波長の中で、該送信時間を要求している子ノードが最も速く変更できる波長をもつ光受信器を選択することを特徴とする。
請求項17にかかる発明は、請求項1乃至1のいずれか1つに記載の光通信方法において、波長切換を伴う送信時間の割当てを、m(m:正の整数)単位時間毎に行い、それ以外の単位時間は直前の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して送信時間を割当てることを特徴とする。
請求項18にかかる発明は、請求項1乃至1のいずれか1つに記載の光通信方法において、波長切換を伴う送信時間の割当てを、送信時間の割当てを要求する子ノードの組み合わせに変化があった後の最初の単位時間のみ行い、それ以外の単位時間は最初の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して、送信時間を割当てることを特徴とする。
請求項19にかかる発明の制御装置は、1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続からなり、前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちのいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうち少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させた光通信システムにおける、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信を実施するために、前記親ノードに装備される制御装置であって、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする。
請求項20にかかる発明の制御装置は、1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続からなり、前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちのいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうち少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させた光通信システムにおける、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信を実施するために、前記親ノードに装備される制御装置であって、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で該送信時間を割当てることで信号受信時間が前記単位時間と等しくなる光受信器があればその光受信器に割当て、無い場合は信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする。
請求項21にかかる発明は請求項19又は20に記載の制御装置において、前記単位時間を、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする。
請求項22にかかる発明の制御装置は、1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続からなり、前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちのいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうち少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させた光通信システムにおける、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信を実施するために、前記親ノードに装備される制御装置であって、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、前記k個の光受信器に割当てられる子ノードの数が平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、前記単位時間を、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする。
請求項23にかかる発明は、請求項19乃至22のいずれか1つに記載の制御装置において、前記送信時間の割当ての結果、各光受信器の信号受信時間が前記単位時間を超過し又は余剰が発生する場合は、前記要求送信時間の廃棄は行わず、次に要求送信時間の割当てを決定する際に、次の単位時間内に前記超過の時間を既割当て時間として取り扱い、又は該余剰の時間を割当てが行われていない空き時間として取り扱うことを特徴とする。
請求項24にかかる発明は、請求項19乃至23のいずれか1つに記載の制御装置において、前記子ノードが複数の優先クラスに分類されている場合、前記送信時間の割当てを、最も高い優先クラスに属する子ノード群から、順次優先度の高い順に、最も優先度の低いクラスに属する子ノード群まで、順番に適用することを特徴とする。
請求項25にかかる発明は、請求項19乃至24のいずれか1つに記載の制御装置において、送信時間を割当てる条件が同一の光受信器が複数存在した場合、該複数の光受信器の受信波長の中で、該送信時間を要求している子ノードが最も速く変更できる波長をもつ光受信器を選択することを特徴とする。
請求項26にかかる発明は、請求項19乃至25のいずれか1つに記載の制御装置において、波長切換を伴う送信時間の割当てを、m(m:正の整数)単位時間毎に行い、それ以外の単位時間は直前の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して送信時間を割当てることを特徴とする。
請求項27にかかる発明は、請求項19乃至2のいずれか1つに記載の制御装置において、波長切換を伴う送信時間の割当てを、送信時間の割当てを要求する子ノードの組み合わせに変化があった後の最初の単位時間のみ行い、それ以外の単位時間は最初の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して、送信時間を割当てることを特徴とする。
請求項28にかかる発明のプログラムは、1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続からなり、前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちのいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうち少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させた光通信システムにおける、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向のトラフィックを制御するプログラムであって、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定するステップを有し、前記ステップは、前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする。
請求項29にかかる発明のプログラムは、1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続からなり、前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちのいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうち少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させた光通信システムにおける、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向のトラフィックを制御するプログラムであって、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定するステップを有し、前記ステップは、前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で該送信時間を割当てることで信号受信時間が前記単位時間と等しくなる光受信器があればその光受信器に割当て、無い場合は信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする。
請求項30にかかる発明は、請求項28又は29に記載のプログラムにおいて、前記単位時間は、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする。
請求項31にかかる発明のプログラムは、1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続からなり、前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちのいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうち少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させた光通信システムにおける、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向のトラフィックを制御するプログラムであって、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、前記k個の光受信器に割当てられる子ノードの数が平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定するステップを有し、前記単位時間は、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする。
請求項32にかかる発明は請求項28乃至31のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、前記ステップは、前記送信時間の割当ての結果、各光受信器の信号受信時間が前記単位時間を超過し又は余剰が発生する場合は、前記要求送信時間の廃棄は行わず、次に要求送信時間の割当てを決定する際に、次の単位時間内に前記超過の時間を既割当て時間として取り扱い、又は該余剰の時間を割当てが行われていない空き時間として取り扱うことを特徴とする。
請求項33にかかる発明は、請求項28乃至32のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、前記ステップは、前記子ノードが複数の優先クラスに分類されている場合、前記送信時間の割当てを、最も高い優先クラスに属する子ノード群から、順次優先度の高い順に、最も優先度の低いクラスに属する子ノード群まで、順番に適用することを特徴とする。
請求項34にかかる発明は、請求項28乃至33のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、前記ステップは、送信時間を割当てる条件が同一の光受信器が複数存在した場合、該複数の光受信器の受信波長の中で、該送信時間を要求している子ノードが最も速く変更できる波長をもつ光受信器を選択することを特徴とする。
請求項35にかかる発明は、請求項28乃至34のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、波長切換を伴う送信時間の割当てを、m(m:正の整数)単位時間毎に行い、それ以外の単位時間は直前の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して送信時間を割当てる別のステップを有することを特徴とする。
請求項36にかかる発明は、請求項28乃至3のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、波長切換を伴う送信時間の割当てを、送信時間の割当てを要求する子ノードの組み合わせに変化があった後の最初の単位時間のみ行い、それ以外の単位時間は最初の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して、送信時間を割当てる別のステップを有することを特徴とする。
請求項37にかかる発明の記録媒体は、請求項28乃至36のいずれか1つに記載のプログラムが記録されていることを特徴とする。
本発明によれば、WDM/TDM−PONのもつ高い保証伝送速度や、子ノードの割当てを柔軟に変更できる機能を、子ノードの光送信器の送信波長を変更することで実現しているため、この機能を維持しながら、使用波長数は親ノード内の光受信器の数と同数にまで削減することができ、また高価な波長可変フィルタを用いずに、比較的安価な波長可変光源を子ノードに使うことで、経済的な光通信ネットワークを実現することができる。
また、送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で該送信時間を割当てることで信号受信時間が前記単位時間と等しくなる光受信器があればその光受信器に割当て、無い場合は信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄することで、超過時間や余剰時間の発生を最小限に抑えることができる。
さらに、送信時間を割当てる条件が同一の光受信器が複数存在した場合、該複数の光受信器の受信波長の中で、該送信時間を要求している子ノードが最も速く変更できる波長をもつ光受信器を選択することができるので、波長の切換時間による伝達効率の劣化を最低限に抑えることができる。
また、波長切換えを伴う送信時間の割当ての頻度を変化させることで、送信時間の充填度の劣化と波長の切換時間による伝送効率の劣化のトレードオフを調整する自由度を有することができる。
<第1実施例>
図1に本発明の第1実施例の光通信システムの構成を示す。図1において、図14および図15に記載のものと同様のものには同様の符号を付けた。10Bは波長合分波器、12は光通信システムの親ノード、13(1)〜13(n)は子ノード、14(1)〜14(k)は親ノード12の光受信器、15はWDM/TDM−PON制御装置としての光通信用集積回路、を示す。
本実施例の光通信システムは、親ノード12に波長の異なるk個の光受信器14(1)〜14(k)を有しており、n個の子ノード13(1)〜13(n)の光送信器は、この親ノード12の光受信器14(1)〜14(k)の波長に対応した波長に切換可能な波長可変光源を有しており、波長の一致した任意の光受信器と任意の子ノードとの間で上り通信を行うことができる。この波長可変機能を利用して、親ノード12の各光受信器14(1)〜14(k)が単位時間内に受信する上り信号を、光受信器間で可能な限り均等(平滑)に割当てることができれば、各光受信器の利用効率や公平性を高めることができることは明らかである。
この方式では、k=1の場合は従来のTDM−PONと同一であるので効果が無く、k=nの場合は親ノード12の光受信器14(1)〜14(k)と子ノード13(1)〜13(n)が1対1となり、帯域占有型のネットワークとなるため、要求送信時間を割当てる機能が意味を成さなくなるので、経済性の観点からも1<k<nの範囲で用いたときに効果が得られることがわかる。
図15のWDM/TDM−PONの光通信システムの構成と比較すると、図15の親ノード6内の高価な波長可変フィルタ8(1)〜8(k)の代わりに、子ノード13(1)〜13(n)に比較的安価な波長可変光源を用いているので、経済的な光通信システムを構成できることがわかる。また、上り通信で使用する波長数も、従来のWDM/TDM−PONの光通信システムではnであるのに対し、本実施例の光通信システムではそれより少ないkですむため、部品の品種削減による経済効果が得られることがわかる。なお、図1では便宜上、全ての子ノード13(1)〜13(n)が全ての波長(k個)を選択可能とし、最も高い効果が得られる例を示したが、少なくとも1つ以上の子ノードが、2種類以上の波長の切換え機能を有すれば、限定的ではあるが、効果が得られることは明白である。
<第2実施例>
図2に本発明の第2実施例の光通信システムを示す。図2において、図1に記載のものと同様のものには同様の符号を付けた。4(1)〜4(4)は主加入者光ファイバ回線を示し、19(1)〜19(4)は固定波長フィルタを示す。親ノード12とn個の子ノードを接続する光ファイバ、光カプラ、光合分波器などの構成は、1対多接続の構成になっている限り任意であり、図2に示すような4対4分岐光カプラ3Cを用いても、カプラの右半分から右側を親ノードとみなせば1対多接続となっているので、同様の効果が得られる。この実施例では、第1実施例に比べて親ノード12内に波長合分波器10Bが不要となり、代わりに19(1)〜19(4)で示した安価な固定波長フィルタを用いて構成できるので、経済的な光通信システムを構成できる。もちろん、固定波長フィルタ19(1)〜19(4)は光受信器14(1)〜14(4)に内蔵されていても構わない。図2中の光カプラ3C,3Dの分岐数は、4対4と8対1の例を示したが、任意の分岐数に対して有効である。
親ノード12は、事前に子ノード13(1)〜13(n)から得られた要求送信時間の情報を元に、各子ノード13(1)〜13(n)の送信波長、送信タイミング、送信時間を光通信用集積回路15で決定し、下り通信を通じて子ノード13(1)〜13(n)を制御する。簡単のため、図2中では下り通信用の装置類は省略した。上り信号の伝送効率や加入者間の公平性は、子ノード13(1)〜13(n)の要求送信時間を、親ノード12の有する光受信器14(1)〜14(k)の信号受信時間として、如何に隙間無く可能な限り均等(平滑)に割当てるか、あるいは、光受信器14(1)〜14(k)に割当てられる子ノードの数を如何に可能な限り均等(平滑)に割当てるかで決まる。
<要求送信時間の割当ての第1の例>
図3に要求送信時間の割当ての第1の例を示す。第1の例では、便宜上、親ノード12の光受信器数k=3、送信時間を要求した子ノード数n=6(便宜上n=6としたが、全ての子ノードが送信時間を要求する必要はない)、子ノード13(1)〜13(6)の要求した送信時間T1〜T6は全て同一で5(単位は任意)である。親ノード12の各光受信器14(1)〜14(3)の信号受信時間の単位時間は10とした。図3において、図1、図2に記載のものと同様のものには同様の符号を付けた。送信時間T1〜T6は矩形の横幅で示した。
各子ノードの要求送信時間が等しく、かつ全ての子ノードが全ての波長を選択可能な場合、各光受信器が受け持つ子ノードの数を同一にすれば平滑化できるので、例えば、子ノードの番号順に親ノードの光受信器の番号が小さい側から1つずつ割当てて行き、k番目の光受信器14(k)の次は1番目の光受信器14(1)に戻って割当てを続け、送信時間を要求した全ての子ノードを割当てたところで割当てが終了する。これにより、図3では、光受信器14(1)に2つの子ノード13(1),13(4)の送信時間T1,T4が、光受信器14(2)に2つの子ノード13(2),13(5)の送信時間T2,T5が、光受信器14(3)に2つの子ノード13(3),13(6)の送信時間T3,T6が、それぞれ割当てられる。つまり、各光受信器に割り当てられる子ノードの数が平滑化されるように、割り当てられる。一部の子ノードが一部の波長の選択機能しか持たないような、より一般的な場合のフローチャートを図4に示す。
<要求送信時間の割当ての第2の例>
図5に要求送信時間の割当ての第2の例を示す。図3に記載のものと同様のものには同様の符号を付けた。第2の例も、便宜上、親ノード12の光受信器数k=3、送信時間を要求した子ノード数n=6(便宜上n=6としたが、全ての子ノードが送信時間を要求する必要はない)である。子ノード13(1)〜13(6)の要求した送信時間T1〜T6は、各々順番に2,6,4,8,7,3(単位は任意)である。親ノード12の各光受信器14(1)〜14(3)の信号受信時間の単位時間は10とした。この例では、送信時間を要求した子ノードのうち、波長可変数の少ない子ノードを優先し、波長可変数が同一のときは要求送信時間の長い子ノードを優先して、信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当てるが、その送信時間を割当てたとき単位時間を超えるときはその送信時間を廃棄する。
ここでは、簡単のために、各子ノード13(1)〜13(6)の波長可変数が同一である場合について説明する。まず、子ノードの要求した送信時間の中で最も長いのが子ノード13(4)の要求送信時間T4=8であるので、これを光受信器14(1)に割当てる。このようにして、要求送信時間の長い順に空き時間の最も長い光受信器に再帰的に割当ててゆけば、各光受信器間の信号受信時間を平滑化できる。これらの動作を実現するプログラムのフローチャートを図6に示す。
<要求送信時間の割当ての第3の例>
図7は、要求送信時間の割当ての前記した第2の例の課題を解決した第3の例を示す。図3に記載のものと同様のものには同様の符号を付けた。第3の例でも、便宜上、親ノード12の光受信器数k=3、送信時間を要求した子ノード数=6(便宜上n=6としたが、全ての子ノードが送信時間を要求する必要はない)である。子ノード13(1)〜13(6)の要求した送信時間T1〜T6は各々順番に2,6,3,10,7,2(単位は任意)である。親ノード12の各光受信器14(1)〜14(3)の信号受信時間の単位時間は10とした。この例では、送信時間を要求した子ノードのうち波長可変数の少ない子ノードを優先し、波長可変数が同一のときは要求送信時間の長い子ノードを優先し、送信時間を割当てることで信号受信時間が単位時間と等しくなる光受信器があればそれに割当て、無い場合は信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当てるが、その送信時間を割当てたとき単位時間を超えるときはその送信時間を廃棄する。
ここでも、簡単のために、各子ノード13(1)〜13(6)の波長可変数が同一である場合について説明する。上記した送信時間T1〜T6の場合、第2の例(図5)の方法で要求送信時間を割当てると、図7(a)に示すように、子ノード13(6)の要求割当て時間T6=2が廃棄されてしまう。これは空き時間の最も長い光受信器に割当てることによって、最も小さな要求送信時間よりも小さな余剰時間が単位時間内にできてしまったことによる。
これに対し、第3の例では、空き時間の最も長い光受信器に割当てる前に、割当てたことによって単位時間が完全に割当てられた状態になることを優先して制御するので、子ノード13(3)の要求送信時間T3=3は光受信器14(3)ではなく、光受信器14(2)に対して割当てられる。これにより、子ノード13(6)の要求割当て時間T6=2が廃棄されずにすむことが分かる。この、第3の例の動作を実現するプログラムのフローチャートを図8に示す。
以上の説明では、単位時間に要求送信時間が完全に割当てられる例を中心に説明した。これらの要求送信時間の割当ての第1〜第3の例では、n個の子ノードから要求された送信時間の総和を子ノードの数と親ノード12の光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値を単位時間として設定しても同様の結果が得られる。現実には完全に割当てられるはうが少ないので、単位時間として固定の値を設定した場合よりも、要求送信時間が廃棄される確率が上がる代わりに、単位時間内に生じる余剰時間を小さく抑えることができ、最小時間で次の割当てを開始できるメリットがある。この場合は、各フローチャートの最初のプロセスで、この計算を行って単位時間を設定すればよい。
<要求送信時間の割当ての第4の例>
次に、超過および余剰時間が生じた掛合について説明する。図9は、要求送信時間の割当ての第4の例を示す。図3に記載のものと同様のものには同様の符号を付けた。第4の例では、便宜上、h(hは正の整数)回目の要求送信時間の割当てとh+1回目の要求送信時間の割当てが同一の条件とし、親ノード12の光受信器数k=3、送信時間を要求した子ノード数n=6(便宜上n=6としたが、全ての子ノードが送信時間を要求する必要はない)である。子ノード13(1)〜13(6)の要求した送信時間T1〜T6は各々順番に3,6,3,8,7,3(単位は任意)である。親ノード12の各光受信器14(1)〜13(3)の信号受信時間の単位時間は10とした。
図9から明確なように、h回目の割当てでは、光受信器14(1)には超過時間、光受信器14(3)には余剰時間が生じているが、これらをh+1回目の割当て時に超過時間を既割当て時間とし、余剰時間を空き時間として取り扱うことで、平滑化を実現できることが分かる。
<要求送信時間の割当ての第5の例>
図10は、要求送信時間の割当ての第5の例を示す図である。図3に記載のものと同様のものには同様の符号を付けた。この第5の例は、子ノードが複数の優先クラスに分類されている場合、要求送信時間の割当てを、最も高い優先クラスに属する子ノード群から、順次優先度の高い順に最も優先度の低いクラスに属する子ノード群まで、順番に適用する場合の例である。
図10では第2の例(図5)と同一条件での要求送信時間の割当てを行っており、子ノード13(3)、13(4)、13(5)が優先クラスである場合の結果を示している。子ノード13(1)〜13(6)の要求送信時間T1〜T6の2,6,4,8,7,3のうちの要求送信時間T3,T4,T5の4,8,7を先に割当て、要求送信時間T1,T2,T6の2,6,3を後で割当てる。結果として図10のような割当てとなる。
<要求送信時間の割当ての第6の例>
図11は、要求送信時間の割当ての第6の例である。図3に記載のものと同様のものには同様の符号を付けた。これまでの例では、要求送信時間を割当てる条件が同一の光受信器が複数存在した場合、光受信器に便宜上付けた番号の小さいものを優先して要求送信時間を割当てた。この第6の例は、要求送信時間を割当てる条件が同一の光受信器が複数存在した場合、該複数の光受信器の受信波長の中で、該要求送信時間を要求している子ノードが最も早く波長変更できる波長をもつ光受信器を選択する場合の例である。図11では、子ノード13が波長を変化させる時間を最低限に抑え、波長変更時間による伝送効率の低下を最小限に抑える効果がある。図11では第2の例(図5)と同一条件での要求送信時間の割当てを行っているが、子ノード13(4)と子ノード13(5)の初期波長はλ2で、子ノード13(5)の有している波可変光源は、λ2からλ3へ変化するよりもλ2からλ1に変化するほうが速いとする場合である。
最も要求送信時間の長い子ノード13(4)は、1番最初に割当てを実行されるので、どの光受信器に対して割当てられても良いが、その初期波長はλ2であり、波長を変更しなければ波長変更時間がかからないので、応答時間が速くなる。従って、第6の例では、子ノード13(4)は光受信器14(2)に割当てられる。また、次に要求送信時間の長い子ノード13(5)は光受信器14(1)か14(3)に割当てられるが、初期波長はλ2であり、λ3に変化するよりもλ1に変化するほうが速いので、光受信器14(1)に割当てられる。このようにして、これまで番号の小さな光受信器に便宜上割当ててきた部分を、子ノードの波長可変光源の波長変更速度を用いて条件付けることで、波長変更速度による伝送効率の劣化を改善することができる。
<要求送信時間の割当ての第7の例>
図12は、各々要求送信時間の割当ての第7の例を示す。図3に記載のものと同様のものには同様の符号を付けた。16は本発明の要求送信時間の割当てを実行する単位時間、17は従来のPONの帯域割当て方法で各波長の要求送信時間の割当てを実行する単位時間、を示す。図11の第6の例で説明してきた子ノードの送信波長の変化を許容する要求送信時間の割当て方法は、送信波長の切換を生じるため、一定の伝送効率の劣化が予測される。
そこで、第7の例では、全ての単位時間に本発明の要求送信時間の割当て方法を用いるのではなく、波長切換を伴う要求送信時間の割当てを、m(m:正の整数)単位時間毎(つまり、一定時間毎)に行い、それ以外の単位時間では直前の波長切換を伴う要求送信時間の割当てで決められた波長を維持して、要求送信時間を割当てる。本発明の要求送信時間の割当て(単位時間16)以外の部分(単位時間17)は、波長毎に従来のPONで用いられている帯域割当て方法を用いればよい。ただ、この方法では子ノードの送信波長の変化の頻度が下がるので、伝送効率の劣化を改善できるが、本発明の光通信システムで割当てられる単位時間16に送信時間を要求しない限り、波長が変化しないことになる。
<要求送信時間の割当ての第8の例>
図13は、各々要求送信時間の割当ての第8の例を示す。図3に記載のものと同様のものには同様の符号を付けた。第8の例では、図12で説明した第7の例の問題を解決するために、波長切換を伴う要求送信時間の割当てを、送信時間を要求する子ノードの組み合わせ(数や番号など)に変化があった後の最初の単位時間(単位時間16)のみ行い、それ以外の単位時間は最初の波長切換を伴う要求送信時間の割当てで決められた波長を維持することで、送信時間を要求する子ノード13の組合せに変化がない間のみ、従来のPONで用いられる帯域割当て方法を用いるため、図12の例よりは波長の最適化が確実に行われる。
これまで説明した全ての制御機能は、親ノード12の制御装置としての光通信用集積回路15の記憶部に記録されたプログラムの実行によって実現されるか、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリやRAMのような揮発他のメモリなどの記該媒体との組み合わせにより実現されるものとする。また、これら記憶媒体とは、インターネットなどのネットワークや電話回線などの通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部のRAM(揮発性メモリ)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
なお、これまで説明した第1および第2実施例、要求送信時間割当ての第1〜第7の例において、単位時間と単位時間の間の時間を0として説明したが、本発明による単位時間内への効率的な割当ての効果は、単位時間と単位時間の間の時間の有無/固定/可変に因らず有効であることは明らかである。
本発明の第1の実施例の光通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例の光通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の要求送信時間の割当ての第1の例の説明図である。 図3の要求送信時間の割当ての第1の例を実現するプログラムのフローチャートである。 本発明の要求送信時間の割当ての第2の例の説明図である。 図5の要求送信時間の割当ての第2の例を実現するプログラムのフローチャートである。 本発明の要求送信時間の割当ての第3の例の説明図である。 図7の要求送信時間の割当ての第3の例を実現するプログラムのフローチャートである。 本発明の要求送信時間の割当ての第4の例の説明図である。 本発明の要求送信時間の割当ての第5の例の説明図である。 本発明の要求送信時間の割当ての第6の例の説明図である。 本発明の要求送信時間の割当ての第7の例の説明図である。 本発明の要求送信時間の割当ての第8の例の説明図である。 従来のTDM−PONの構成を示すブロック図である。 従来のWDM/TDM−PONの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1:親ノード
2(1)〜2(n):子ノード
3A,3B,3C,3D:光カプラ
4、4(1)〜4(4):主加入者光ファイバ回線
5(1)〜5(n):分岐加入者光ファイバ回線
6:WDM/TDM−PONの親ノード
7(1)〜7(k):親ノードの光受信器
8(1)〜8(k):波長可変フィルタ
9(1)〜9(n):WDM/TDM−PONの子ノード
10A,10B:波長合分波器
12:親ノード
13(1)〜13(n):子ノード
14(1)〜14(k):親ノードの光受信器
15:光通信用集積回路
16:単位時間
17:単位時間
18:光通信用集積回路
19(1)〜19(4):固定波長フィルタ
n:子ノードの数
k:波長の数(親ノードの有する光受信器の数)
#1〜#n:子ノードが送信した上り信号
λ1〜λk〜λn:子ノードに割当てられた波長(1<k<n)
T1〜T6:要求送信時間

Claims (37)

  1. 1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続の光通信システムであって、
    前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信システムにおいて、
    前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうちの少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、
    前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させ、
    前記親ノードは、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、
    前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および前記送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定する際に、
    前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする光通信システム。
  2. 1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続の光通信システムであって、
    前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信システムにおいて、
    前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうちの少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、
    前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させ、
    前記親ノードは、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、
    前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および前記送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定する際に、
    前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で該送信時間を割当てることで信号受信時間が前記単位時間と等しくなる光受信器があればその光受信器に割当て、無い場合は信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする光通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の光通信システムにおいて、
    前記単位時間を、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする光通信システム。
  4. 1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続の光通信システムであって、
    前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信システムにおいて、
    前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうちの少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、
    前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させ、
    前記親ノードは、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、前記k個の光受信器に割当てられる子ノードの数が平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、
    前記単位時間を、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする光通信システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の光通信システムにおいて、
    前記送信時間の割当ての結果、各光受信器の信号受信時間が前記単位時間を超過し又は余剰が発生する場合は、前記要求送信時間の廃棄は行わず、次に要求送信時間の割当てを決定する際に、次の単位時間内に前記超過の時間を既割当て時間として取り扱い、又は該余剰の時間を割当てが行われていない空き時間として取り扱うことを特徴とする光通信システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の光通信システムにおいて、
    前記子ノードが複数の優先クラスに分類されている場合、前記送信時間の割当てを、最も高い優先クラスに属する子ノード群から、順次優先度の高い順に、最も優先度の低いクラスに属する子ノード群まで、順番に適用することを特徴とする光通信システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の光通信システムにおいて、
    送信時間を割当てる条件が同一の光受信器が複数存在した場合、該複数の光受信器の受信波長の中で、該送信時間を要求している子ノードが最も速く変更できる波長をもつ光受信器を選択することを特徴とする光通信システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の光通信システムにおいて、
    波長切換を伴う送信時間の割当てを、m(m:正の整数)単位時間毎に行い、それ以外の単位時間は直前の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して送信時間を割当てることを特徴とする光通信システム。
  9. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の光通信システムにおいて、
    波長切換を伴う送信時間の割当てを、送信時間の割当てを要求する子ノードの組み合わせに変化があった後の最初の単位時間のみ行い、それ以外の単位時間は最初の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して、送信時間を割当てることを特徴とする光通信システム。
  10. 1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続の光通信システムにおける前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信方法であって、
    前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうちの少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、
    前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させ、
    前記親ノードは、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、
    前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および前記送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定する際に、
    前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする光通信方法
  11. 1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続の光通信システムにおける前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信方法であって、
    前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうちの少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、
    前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させ、
    前記親ノードは、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、
    前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および前記送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定する際に、
    前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で該送信時間を割当てることで信号受信時間が前記単位時間と等しくなる光受信器があればその光受信器に割当て、無い場合は信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする光通信方法。
  12. 請求項10又は11に記載の光通信方法において、
    前記単位時間を、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする光通信方法。
  13. 1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続の光通信システムにおける前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信方法であって、
    前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうちの少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、
    前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させ、
    前記親ノードは、前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、前記k個の光受信器に割当てられる子ノードの数が平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、
    前記単位時間を、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする光通信方法。
  14. 請求項1乃至1のいずれか1つに記載の光通信方法において、
    前記送信時間の割当ての結果、各光受信器の信号受信時間が前記単位時間を超過し又は余剰が発生する場合は、前記要求送信時間の廃棄は行わず、次に要求送信時間の割当てを決定する際に、次の単位時間内に前記超過の時間を既割当て時間として取り扱い、又は該余剰の時間を割当てが行われていない空き時間として取り扱うことを特徴とする光通信方法。
  15. 請求項10乃至14のいずれか1つに記載の光通信方法において、
    前記子ノードが複数の優先クラスに分類されている場合、前記送信時間の割当てを、最も高い優先クラスに属する子ノード群から、順次優先度の高い順に、最も優先度の低いクラスに属する子ノード群まで、順番に適用することを特徴とする光通信方法。
  16. 請求項11乃至15のいずれか1つに記載の光通信方法において、
    信時間割当てる条件が同一の光受信器が複数存在した場合、該複数の光受信器の受信波長の中で、該送信時間を要求している子ノードが最も速く変更できる波長をもつ光受信器を選択することを特徴とする光通信方法。
  17. 請求項1乃至1のいずれか1つに記載の光通信方法において、
    波長切換を伴う送信時間の割当てを、m(m:正の整数)単位時間毎に行い、それ以外の単位時間は直前の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して送信時間を割当てることを特徴とする光通信方法。
  18. 請求項1乃至1のいずれか1つに記載の光通信方法において、
    波長切換を伴う送信時間の割当てを、送信時間の割当てを要求する子ノードの組み合わせに変化があった後の最初の単位時間のみ行い、それ以外の単位時間は最初の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して、送信時間を割当てることを特徴とする光通信方法。
  19. 1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続からなり、
    前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちのいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうち少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、
    前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させた光通信システムにおける、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信を実施するために、前記親ノードに装備される制御装置であって、
    前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、
    前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする制御装置
  20. 1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続からなり、
    前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちのいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうち少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、
    前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させた光通信システムにおける、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信を実施するために、前記親ノードに装備される制御装置であって、
    前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、
    前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で該送信時間を割当てることで信号受信時間が前記単位時間と等しくなる光受信器があればその光受信器に割当て、無い場合は信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とする制御装置
  21. 請求項19又は20に記載の制御装置において、
    前記単位時間を、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする制御装置。
  22. 1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続からなり、
    前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちのいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうち少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、
    前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させた光通信システムにおける、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向の光通信を実施するために、前記親ノードに装備される制御装置であって、
    前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、前記k個の光受信器に割当てられる子ノードの数が平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定し、
    前記単位時間を、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とする制御装置。
  23. 請求項19乃至22のいずれか1つに記載の制御装置において、
    前記送信時間の割当ての結果、各光受信器の信号受信時間が前記単位時間を超過し又は余剰が発生する場合は、前記要求送信時間の廃棄は行わず、次に要求送信時間の割当てを決定する際に、次の単位時間内に前記超過の時間を既割当て時間として取り扱い、又は該余剰の時間を割当てが行われていない空き時間として取り扱うことを特徴とする制御装置。
  24. 請求項19乃至23のいずれか1つに記載の制御装置において、
    前記子ノードが複数の優先クラスに分類されている場合、前記送信時間の割当てを、最も高い優先クラスに属する子ノード群から、順次優先度の高い順に、最も優先度の低いクラスに属する子ノード群まで、順番に適用することを特徴とする制御装置。
  25. 請求項19乃至24のいずれか1つに記載の制御装置において、
    送信時間を割当てる条件が同一の光受信器が複数存在した場合、該複数の光受信器の受信波長の中で、該送信時間を要求している子ノードが最も速く変更できる波長をもつ光受信器を選択することを特徴とする制御装置。
  26. 請求項19乃至25のいずれか1つに記載の制御装置において、
    波長切換を伴う送信時間の割当てを、m(m:正の整数)単位時間毎に行い、それ以外の単位時間は直前の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して送信時間を割当てることを特徴とする制御装置。
  27. 請求項19乃至2のいずれか1つに記載の制御装置において、
    波長切換を伴う送信時間の割当てを、送信時間の割当てを要求する子ノードの組み合わせに変化があった後の最初の単位時間のみ行い、それ以外の単位時間は最初の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して、送信時間を割当てることを特徴とする制御装置。
  28. 1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続からなり、
    前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちのいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうち少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、
    前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させた光通信システムにおける、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向のトラフィックを制御するプログラムであって、
    前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定するステップを有し、
    前記ステップは、前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とするプログラム
  29. 1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続からなり、
    前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちのいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうち少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、
    前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させた光通信システムにおける、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向のトラフィックを制御するプログラムであって、
    前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、該信号受信時間が前記k個の光受信器間で平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定するステップを有し、
    前記ステップは、前記送信時間を要求した子ノードのうち、可変波長数の少ないものから順に、同じ可変波長数の場合は送信時間の長いものから順に、該子ノードが送信可能な波長の前記光受信器の中で該送信時間を割当てることで信号受信時間が前記単位時間と等しくなる光受信器があればその光受信器に割当て、無い場合は信号受信時間の空き時間が最も長い光受信器に割当て、前記単位時間を超過する場合は該送信時間を廃棄し、前記送信時間を要求した全ての子ノードの送信時間が割当てられ若しくは廃棄されるまでそれを再帰的に繰り返すことを特徴とするプログラム。
  30. 請求項28又は29に記載のプログラムにおいて、
    前記単位時間は、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とするプログラム
  31. 1個の親ノードとn(n:正の整数)個の子ノードとの間を光伝送路で接続した一対多接続からなり、
    前記子ノードが具備する光送信器の送信波長として、各々k(k:1<k<nなる整数)種類の波長のうちのいずれか1つの波長を用い、少なくとも1個以上の前記子ノードに、前記k種類の波長のうち少なくとも2つ以上の波長から送信波長を選択する機能を具備させ、
    前記親ノードに前記k種類の波長の光信号を各々受信するk個の光受信器を具備させた光通信システムにおける、前記子ノードから前記親ノードに向かう上り方向のトラフィックを制御するプログラムであって、
    前記子ノードから申告される送信時間を前記k個の光受信器に対し単位時間における信号受信時間として割当てる際に、前記k個の光受信器に割当てられる子ノードの数が平滑化されるように、前記送信波長を選択する機能を具備した子ノードの送信波長および送信時間を要求した子ノードの送信時間と送信タイミングを決定するステップを有し、
    前記単位時間は、前記n個の子ノードの要求送信時間の総和を、送信時間を要求した前記子ノードの数と前記親ノードの光受信器数kのいずれか小さい方の数で除した値とすることを特徴とするプログラム。
  32. 請求項28乃至31のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
    前記ステップは、前記送信時間の割当ての結果、各光受信器の信号受信時間が前記単位時間を超過し又は余剰が発生する場合は、前記要求送信時間の廃棄は行わず、次に要求送信時間の割当てを決定する際に、次の単位時間内に前記超過の時間を既割当て時間として取り扱い、又は該余剰の時間を割当てが行われていない空き時間として取り扱うことを特徴とするプログラム。
  33. 請求項28乃至32のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
    前記ステップは、前記子ノードが複数の優先クラスに分類されている場合、前記送信時間の割当てを、最も高い優先クラスに属する子ノード群から、順次優先度の高い順に、最も優先度の低いクラスに属する子ノード群まで、順番に適用することを特徴とするプログラム。
  34. 請求項28乃至33のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
    前記ステップは、送信時間を割当てる条件が同一の光受信器が複数存在した場合、該複数の光受信器の受信波長の中で、該送信時間を要求している子ノードが最も速く変更できる波長をもつ光受信器を選択することを特徴とするプログラム。
  35. 請求項28乃至34のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
    波長切換を伴う送信時間の割当てを、m(m:正の整数)単位時間毎に行い、それ以外の単位時間は直前の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して送信時間を割当てる別のステップを有することを特徴とするプログラム。
  36. 請求項28乃至3のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
    波長切換を伴う送信時間の割当てを、送信時間の割当てを要求する子ノードの組み合わせに変化があった後の最初の単位時間のみ行い、それ以外の単位時間は最初の波長切換を伴う送信時間の割当てで決められた波長を維持して、送信時間を割当てる別のステップを有することを特徴とするプログラム。
  37. 請求項28乃至36のいずれか1つに記載のプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
JP2008275351A 2008-10-27 2008-10-27 光通信システム、光通信方法、制御装置、プログラムおよび記録媒体 Expired - Fee Related JP5025618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008275351A JP5025618B2 (ja) 2008-10-27 2008-10-27 光通信システム、光通信方法、制御装置、プログラムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008275351A JP5025618B2 (ja) 2008-10-27 2008-10-27 光通信システム、光通信方法、制御装置、プログラムおよび記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010103893A JP2010103893A (ja) 2010-05-06
JP5025618B2 true JP5025618B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=42294088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008275351A Expired - Fee Related JP5025618B2 (ja) 2008-10-27 2008-10-27 光通信システム、光通信方法、制御装置、プログラムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5025618B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101758310B1 (ko) 2011-01-11 2017-07-27 삼성전자주식회사 아날로그 디지털 컨버터 및 이를 포함하는 이미지 센서

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4655610B2 (ja) * 2004-12-07 2011-03-23 沖電気工業株式会社 光通信システム
CA2592448C (en) * 2005-01-26 2013-01-15 Kenneth Kerpez Capacity management system for passive optical networks
JP4551280B2 (ja) * 2005-06-08 2010-09-22 株式会社日立製作所 光アクセス網システム
JP4416005B2 (ja) * 2007-05-09 2010-02-17 株式会社日立製作所 Ponシステムにおける動的帯域割当方式
JP4820791B2 (ja) * 2007-09-21 2011-11-24 株式会社日立製作所 パッシブ光ネットワークシステムおよびレンジング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010103893A (ja) 2010-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5669613B2 (ja) 動的帯域割当方法、光通信ネットワーク及び局側装置
US8184979B2 (en) Optical OFDMA network with dynamic sub-carrier allocation
JP5283592B2 (ja) 光通信システム、光通信方法、制御装置、プログラム、および記録媒体
JP5513245B2 (ja) 光通信システム及び光通信方法
JP2010068067A (ja) 帯域割当方法及び帯域割当装置
JPH1174922A (ja) 時分割多重化方法、および通信ネットワークの中心局とネットワーク端末で使用される関連設備
WO2014094643A1 (en) Round trip time aware dynamic bandwidth allocation for ethernet passive optical network over coaxial network
CN111698581B (zh) 用于在无源光网络中控制突发的上游传输的设备和方法
JP2011146780A (ja) 通信遅延の緩和方法
KR101585362B1 (ko) 파장 대역 할당 방법
WO2015162875A1 (ja) 光ノード装置、光ネットワーク制御装置、および光ネットワーク制御方法
JP4770525B2 (ja) 動的帯域割当方法並びに局側装置及び宅側装置
Shen et al. A novel semi-flexible grid optical path network that utilizes aligned frequency slot arrangement
CN103888382A (zh) Wdm-ofdm-pon的三维带宽分配方法和系统
JP5025618B2 (ja) 光通信システム、光通信方法、制御装置、プログラムおよび記録媒体
JP5273815B2 (ja) トラフィック制御方法、トラフィック制御装置、制御プログラム、記録媒体、および光通信システム
WO2010116411A1 (ja) 局側通信装置、光通信システムおよびリソース割り当て方法
JP6301168B2 (ja) 局側終端装置
Kitsuwan et al. Performance of elastic optical network with spectrum slicing for fragmented bandwidth allocation
JP4553238B2 (ja) 光通信方法、光伝送装置、プログラム、および記録媒体。
Ding et al. Routing, modulation level and spectrum allocation with dynamic modulation level conversion in elastic optical networks
JP5759636B2 (ja) 光ネットワークにおいて帯域幅を割り当てる方法
WO2019082557A1 (ja) リソース分配装置及びリソース分配方法
CN112913164B (zh) 时分和波分复用
JP2003087281A (ja) 動的帯域割当回路、動的帯域割当方法、動的帯域割当プログラムおよび記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120619

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5025618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees