JP5024649B2 - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置及び画像形成システに関する。
画像形成装置は、シートに白黒又はカラーの画像を形成し、視覚をもってシートの内容を認識させるようにしたものであるが、視覚以外の感覚機能をもって認識できる機能を付加することが考えられる。
特許文献1においては、画像が記録された記録紙に匂いを付与し、これを持続させて使用者の快さを向上させることを目的で、画像が形成されたシートに熱を加える加熱手段の搬送方向下流側に匂い塗布手段を配設し、加熱手段により熱を加えられた後のシートに対して所定の匂いを塗布するものが開示されている(特許文献1)。
特開2004−258554号公報
しかしながら、上記従来例においては、匂い塗布手段は、排出ローラから排出されたシートに匂いを塗布するように構成されている。したがって、匂い塗布手段の実施形態としては、匂いを含む液体を噴射する噴射方式が採用されており、装置が複雑で大型となる。上記公報の明細書段落0041には、匂い塗布手段として匂いが含浸されたスポンジロールを用いてもよいとする点が示されているが、いずれにしても排出ローラの下流側に匂い塗布手段を設ける構成であるためにスポンジロールを受けるプラテン等を設ける必要があり、装置が複雑で大型化するという問題点があった。
本発明の目的は、簡単な構成で小型化することができる匂い付着体を有する画像形成装置を提供することにある。
請求項1に係る本発明は、シートに転写された現像剤をシートに定着させる定着装置と、この定着装置により現像剤が定着されたシートを排出させる排出ローラと、シートに匂いを付着させる匂い付着体と、を有し、前記匂い付着体は、シートの搬送方向において前記定着装置と前記排出ローラとの間に設けられ、前記定着装置と前記排出ローラとに保持されたシートに前記定着装置と前記排出ローラとの間で作用する引張力によりシートに押し付けられるようにして、シートに匂いを付着させる画像形成装置である。したがって、匂い付着体を定着装置と排出ローラとの間に設けたので、定着装置又は排出ローラを利用してシートを匂い付着体に押し付けることができ、簡単な構成となり、しかもスペースを小さくすることができる。
請求項2に係る本発明は、前記定着装置から前記排出ローラにシートを案内する案内部材をさらに有し、前記匂い付着体は、シート搬送方向において当該匂い付着体の上流側及び下流側が前記案内部材に支持されるシートに押し付けられる請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記匂い付着体は、匂い成分を含む弾性体を有する請求項1又は2記載の画像形成装置である。
請求項4に係る本発明は、前記匂い付着体は、ロール状に形成され、回転自在に支持されている請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置である。
請求項5に係る本発明は、前記匂い付着体は、通過するシートの幅と略等しい請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置である。請求項6に係る本発明は、前記匂い付着体は、通過するシートの幅よりも小さく、且つシートの通過方向と直交する方向に移動可能である請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置である。匂い付着体が通過するシートの幅と略等しい場合は、シートの全面に匂いを付着することができる。一方、匂い付着体を通過するシートの幅よりも小さく、且つシートの通過方向と直交する方向に移動可能であるようにした場合は、シートの選択された幅方向の一部に匂いを付着させることができる。
請求項7に係る本発明は、通過するシートに接触する位置と、通過するシートに接触しない位置とに移動自在である請求項1乃至6いずれか記載の画像形成装置である。通過するシートに匂い付着体を接触させたり、接触させないようにすることにより、シートそれぞれに匂いを付着させることができると共に、シートの通過方向の一部に匂いを付着させることができる。
請求項8に係る本発明は、画像形成装置本体と、この画像形成装置本体内にあって、シートに転写された現像剤をシートに定着させる定着装置と、この定着装置により現像剤が定着されたシートを前記画像形成装置本体から排出させる排出ローラと、シートに匂いを付着させる匂い付着体と、を有し、前記匂い付着体は、シートの搬送方向において前記定着装置と前記排出ローラとの間に設けられ、前記定着装置と前記排出ローラとに保持されたシートに前記定着装置と前記排出ローラとの間で作用する引張力によりシートに押し付けられるようにして、シートに匂いを付着させ、前記画像形成装置本体に対して着脱自在である画像形成装置である。したがって、匂い付着体を画像形成装置本体から着脱することができるので、様々な匂いを持つ匂い付着体に交換することができ、例えばシートを招待状、ダイレクトメール、食品等の広告、料理のレシピ等のシートの種類に応じた匂いをシートに付着させることができ、シートの内容について訴求力を高めることができる。
請求項9に係る本発明は、前記画像形成装置本体は、前記匂い付着体を着脱するための開閉カバーを有する請求項8記載の画像形成装置である。この開閉カバーを介して匂い付着体を着脱することができる。
請求項10に係る本発明は、前記匂い付着体は、前記開閉カバーに形成された移動用窓を介して外部に臨む摘みと連結されている請求項9記載の画像形成装置である。したがって、匂い付着体を移動するには、開閉カバーを開けることなく、外部に臨む摘みを介して行うことができる。
請求項11に係る本発明は、シートに転写された現像剤をシートに定着させる定着装置と、この定着装置により現像剤が定着されたシートを排出させる排出ローラと、シートに匂いを付着させる匂い付着体と、この匂い付着体を、通過するシートに接触する位置と通過するシートに接触しない位置とに動かす駆動手段とを有し、前記匂い付着体は、シートの搬送方向において前記定着装置と前記排出ローラとの間に設けられ、前記定着装置と前記排出ローラとに保持されたシートに前記定着装置と前記排出ローラとの間で作用する引張力によりシートに押し付けられるようにして、シートに匂いを付着させる画像形成装置である。したがって、前記駆動手段により、匂い付着体を通過するシートに接触する位置と通過するシートに接触しない位置とに自動的に移動させることができる。
請求項12に係る本発明は、通過するシートの位置を検知するシート位置検知手段と、このシート位置検知手段の出力結果に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と、をさらに有する請求項11記載の画像形成装置である。したがって、前記制御手段により、シートの通過方向の一部に匂いを付着させるのを自動的に行うことができる。
請求項13に係る本発明は、シートに転写された現像剤をシートに定着させる定着装置と、この定着装置により現像剤が定着されたシートを排出させる排出ローラと、通過するシートの幅よりも小さく、シートの通過方向とは直交方向に移動自在であるように支持され、シートに匂いを付着させる匂い付着体と、この匂い付着体を、通過するシートに接触する位置と通過するシートに接触しない位置とに動かす第1の駆動手段と、前記匂い付着体を通過するシートと直交方向に移動させる第2の駆動手段と、を有し、前記匂い付着体は、シートの搬送方向において前記定着装置と前記排出ローラとの間に設けられ、前記定着装置と前記排出ローラとに保持されたシートに前記定着装置と前記排出ローラとの間で作用する引張力によりシートに押し付けられるようにして、シートに匂いを付着させる画像形成装置である。したがって、第1の駆動手段及び第2の駆動手段により、シートの通過方向及びシートの通過方向と直交する方向の一部に匂いを付着させるのを自動的に行うことができる。
請求項14に係る本発明は、シートに転写された現像剤をシートに定着させる定着装置と、この定着装置により現像剤が定着されたシートを排出させる排出ローラと、シートに匂いを付着させる匂い付着体と、この匂い付着体を、通過するシートに接触する位置と通過するシートに接触しない位置とに動かす駆動手段と、シートの通過方向位置を検知するシート位置検知手段と、シートに匂いを付着すべきシートの通過方向の位置を設定する設定手段と、前記シート位置検知手段の出力結果及び前記設定手段の設定結果に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と、を有し、前記匂い付着体は、シートの搬送方向において前記定着装置と前記排出ローラとの間に設けられ、前記定着装置と前記排出ローラとに保持されたシートに前記定着装置と前記排出ローラとの間で作用する引張力によりシートに押し付けられるようにして、シートに匂いを付着させる画像形成システムである。したがって、前記制御手段により、設定手段で設定されたシートの通過方向位置に匂いを自動的に付着させることができる。
請求項15に係る本発明は、シートに転写された現像剤をシートに定着させる定着装置と、この定着装置により現像剤が定着されたシートを排出させる排出ローラと、通過するシートの幅よりも小さく、シートの通過方向とは直交方向に移動自在であるように支持され、シートに匂いを付着させる匂い付着体と、この匂い付着体を通過するシートに接触する位置と通過するシートに接触しない位置とに動かす第1の駆動手段と、前記匂い付着体を、通過するシートと直交方向に移動させる第2の駆動手段と、シートの通過方向位置を検知するシート位置検知手段と、シートに匂いを付着すべきシートの通過方向の位置及び通過方向とは直交する方向の位置を設定する設定手段と、前記シート位置検知手段の出力結果及び前記設定手段の設定結果に基づいて前記第1の駆動手段及び第2の駆動手段を制御する制御手段と、を有し、前記匂い付着体は、シートの搬送方向において前記定着装置と前記排出ローラとの間に設けられ、前記定着装置と前記排出ローラとに保持されたシートに前記定着装置と前記排出ローラとの間で作用する引張力によりシートに押し付けられるようにして、シートに匂いを付着させる画像形成システムである。したがって、前記制御手段により、設定手段で設定されたシートの通過方向及び通過方向とは直交する方向の位置に匂いを自動的に付着させることができる。
次に本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1乃至図6において、本発明の第1の実施形態が示されている。図1及び図2において、画像形成装置10は画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12内に後述する像形成手段14が搭載され、この画像形成装置本体12の上部に排出部16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部に、例えば2段のシート供給装置18,18が配置されている。
シート供給装置18は、例えばカセットからなるシート収納部20と、シート収納部20に収納された最上位のシートをピックアップするピックアップロール22と、ピックアップロール22によりピックアップされたシートを搬送するフィードロール24とを有し、シート収納部20に積層された状態で収納されているシートを像形成手段14へと供給する。
像形成手段14は電子写真方式のもので、現像剤像を担持する像担持体として用いられるドラム形状の感光体26と、この感光体26を一様帯電する帯電装置28と、この帯電装置28により帯電された感光体26に、光により潜像を書き込む光書込み装置30と、この光書込み装置30により形成された感光体26の潜像を現像剤により可視化する現像装置32と、この現像装置32による現像剤像を用紙に転写する例えば転写ロールからなる転写装置34と、感光体26に残存する現像剤をクリーニングするクリーニングブレードを備えたクリーニング装置36と、転写装置34により転写された用紙上の現像剤像を用紙に定着させる定着装置38とから構成されている。光書込み装置30は例えば走査型のレーザ露光装置からなり、後述するプロセスカートリッジ40を横切り、感光体26に潜像を形成する。なお、光書込み装置30は、他の実施形態としてLEDや面発光レーザ等を用いることができる。
画像形成手段14を構成する部材のうち、感光体26、帯電装置28、現像装置32及びクリーニング装置36は、プロセスカートリッジ40として一体化され交換できるようになっている。プロセスカートリッジ40は、画像形成装置本体12に対して着脱自在である。
フィードロール24のシート搬送方向下流にはレジストロール42が設けられ、このレジストロール42の下流側には、前述の転写装置36とプロセスカートリッジ40の感光体26とが設けられ、さらに下流側には前述の定着装置38が設けられている。
定着装置38は、加熱ロール44と加圧ロール46とを有し、この加熱ロール44と加圧ロール46とが互いに軸方向で当接してニップを形成し、このニップをシートが通過することにより、シートは熱と圧力を受け、シートに転写された現像剤がシートに定着される。
定着装置38の下流側には出口シュート48が設けられ、この出口シュート48によりシートが排出ローラ50に案内される。排出ローラ50は、例えば下部の駆動ロールと上部のピンチロールとが当接して構成され、定着装置38により現像剤が定着されたシートを前述した排出部16へ排出させる。
匂い付着体52は、定着装置38と排出ローラ50との間、より詳しくは出口シュート48と排出ローラ50との間に配置されている。この匂い付着体52の上方で画像形成装置本体12には開閉カバー54が開閉自在に設けられている。匂い付着体52は、画像形成装置本体12に対して着脱自在であり、開閉カバー54を開けることにより取り出すことができる。
図3において、匂い付着体52の第1の具体例が示されている。匂い付着体52は、円板状に形成された両側のフランジ部56,56と、該フランジ部56,56間に挟まれた円筒状の弾性体58とから構成されている。この匂い付着体52は、中心に挿入された支持軸60に回転自在に支持されている。支持軸60は、画像形成装置本体に固定される。弾性体58は例えばスポンジから構成され、この弾性体58に匂い成分が含浸されている。匂いの種類としては、香水、食べ物、化粧品、シャンプー、入浴剤、芳香剤、消臭剤等がある。種々の匂いを含む匂い付着体52を用意しておき、シートに形成する画像に応じて匂い付着体52を交換することができる。また、弾性体58の長さは、通過する最大サイズのシート(例えばA3)の通過方向とは直交する方向の幅と略等しくなっている。したがって、通過するシートの幅方向略全部に匂いを付着させることができる。弾性体52に付着させる匂いは一種類とは限らず、幅方向又は周方向に複数の匂い成分を含浸させることができる。
なお、匂い付着体52と支持軸60とを固定し、該匂い付着体52と支持軸60とを画像形成装置本体に回転自在に支持してもよい。
匂い付着体52は、図4に示すように、シートに接触する位置(実線で示す)と、シートに接触しない位置(2点鎖線で示す)とに移動可能となっている。シートに接触する位置にあっては、シートは定着装置38と排出ローラ50との間で引っ張り力が作用するので、シートにより弾性体56が押圧されて弾性変形し、弾性体56に含浸されている匂い成分をシートに効率良く付着させることができる。シートに接触しない位置への移動は手動で行うことができる。
図5及び図6において、匂い付着体52の第2の具体例が示されている。匂い付着体52の弾性体56は、通過するシート最小サイズのシート(例えばB5)の通過方向とは直交する方向の幅よりも小さく形成されている。また、弾性体56の径は、両側のフランジ部56,56の径よりも大きく形成され、シートの押圧による変形を許容するようになっている。この匂い付着体52は、支持軸58に回転自在であり、且つ摺動自在であるように支持されている。したがって、匂い付着体52は、支持軸58の軸方向に移動自在であるから、シートの通過方向とは直交する方向に例えば手動により移動させることができ、匂い付着体52を移動させることにより、匂いを付着させるべきシートの通過方向とは直交する方向の位置を選択することができる。
なお、匂い付着体52は、1つに限らず、複数にすることができ、その場合、それぞれの匂い付着体に別々の匂い成分を含ませることができる。
図7乃至図9において、本発明の第2の実施形態が示されている。この第2の実施形態に係る画像形成装置10は、開閉カバー54に移動用窓62がシートの通過方向とは直交する方向に長く形成され、この移動用窓62を介して摘み64が移動自在であるように外部に臨んでいる。摘み64は、図8及び図9に示すように、摺動用孔66が形成され、この摺動用孔66を介してレール68に摺動自在であるように支持されている。レール64は画像形形成装置本体12に両端が固定されている。摺動用孔66とレール68とは回転を阻止するため、例えば断面が方形状に形成されている。
また、摘み64は、連結機構を介して匂い付着体52に連結されている。即ち、摘み64は、ベルト状に形成された第1の連結部材70に固定されている。この第1の連結部材70は、例えば4つのプーリ72に掛けられ、このプーリ72を介してシートの通過方向とは直交する方向に回転できるようになっている。
一方、匂い付着体52は、第1の実施形態に用いた第2の具体例と同様であり、この匂い付着体52は、同じくベルト状に形成された第2の連結部材74に固定されている。この第2の連結部材74は、例えば4つのプーリ76に掛けられ、このプーリ76を介してシートの通過方向とは直交する方向に回転できるようになっている。
なお、シートは第2の連結部材74内を通過することにより匂い付着体52との接触が保たれる。
そして、第1の連結部材70と第2の連結部材74とは、互いに接触して摩擦力により同方向に回転するようになっている。摘み64と匂い付着体52とは、シートの通過方向とは直交する方向で同じ位置にあり、且つ同じ方向に移動する。したがって、開閉カバー54を閉じた状態にあって、摘み64を移動させると、第1の連結部材70と第2の連結部材74を介して匂い付着体52が同じ位置に移動するので、操作者は、開閉カバー54を開けることなく、匂い付着体52を所望の位置に移動させることができる。
なお、開閉カバー54には移動用窓62に沿って目盛り78が形成され、摘み64の位置が認識できるようになっている。
なお、この第2の実施形態の説明にあっては、第1の実施形態と同一部分については、図面に同一番号を付して説明を省略した。
図10乃至図15において、本発明の第3の実施形態が示されている。この第3の実施形態においては、図10に示すように、画像形成装置10はプリンタであり、例えばパーソナルコンピュータ80とLAN等の通信回線82を介して接続され、画像形成システムが構成されている。
パーソナルコンピュータ80においては、図11に示すように、シート84に形成する対象画像86を選択し、シートの先端から対象画像86の上端までの距離L1及びシートの先端から対象画像86の下端までの距離L2を設定するようになっている。距離L1,L2は、数値を入力してもよいが、画面上に表示した対象画像86をマウス等により指定することにより自動計算してもよい。
画像形成装置10は、図12に示すように、定着装置38と匂い付着体52との間にシートセンサ88が設けられている。このシートセンサ88は、定着装置38を通過しようとするシートの先端を検知する。また、画像形成装置10は、図13に示すように、匂い付着体52の支持軸60の両側に第1のリンク90,90が固定され、第1のリンク90,90の一つに第2のリンク92が当接し、さらに第2のリンク92に昇降モータ94が連結されており、この昇降モータ94により匂い付着体52が上下に動かすことができるようになっている。
また、画像形成装置10は、図14に示すように、CPU等の制御回路96を有し、この制御回路96にパーソナルコンピュータ80から送出された距離L1,L2が入力される。また、制御回路96には、シートセンサ88からの検知信号が入力される。制御回路96は、内部タイマ98を有し、パーソナルコンピュータ80で設定された距離L1,L2及びシートセンサ88からの検知信号に基づいて昇降モータ94を制御するようになっている。
図15において、上記制御回路96の制御フローが示されている。まずステップS10において、パーソナルコンピュータ80で設定された距離L1,L2を入力する。次のステップS12においては、シートセンサ88によりシートの先端が検知されたか否かを監視する。ステップS12において、シートの先端が検知されたと判定した場合は、次のステップS14に進み、距離L1に対応する時間が経過したか否かをタイマ98により監視する。ステップS14において、距離L1に対応する時間が経過したと判定した場合は次のステップS16に進み、昇降モータ94を作動させて匂い付着体52をシートに接触する位置まで上昇させる。次のステップS18においては、距離L2に対応する時間が経過したか否かをタイマ98により監視する。ステップS18において、距離L2に対応する時間が経過したと判定した場合は、次のステップS20に進み、昇降モータ94を作動させて匂い付着体52をシートに接触しない位置まで降下させ、処理を終了する。
したがって、この第3の実施形態によれば、図11に示した対象画像86に相当する上下位置に対応する部分に匂い付着体52が接触して匂いを対象画像86に自動的に付着させることができる。
なお、この第3の実施形態の説明にあっては、第1又は第2の実施形態と同一部分については、図面に同一番号を付して説明を省略した。
図16乃至図19において、本発明の第4の実施形態が示されている。この第4の実施形態においては、画像形成装置10は、図16に示すように、第2の実施形態で示したいずれか1つのプーリ72,76に移動モータ100を連結し、第2の連結部材74を介して匂い付着体52を移動できるようにしてある。また、匂い付着体52のホームポジションを検知するホームポジションセンサ102が設けられている。
パーソナルコンピュータにおいては、図17に示すように、距離L1,L2に加えて、シート82の通過方向とは直交する方向の一端から対象画像84の例えば中心までの距離L3を入力設定できる。
また、画像形成装置10は、図18に示すように、制御回路96には、パーソナルコンピュータ80から送出された距離L1,L2,L3が入力される。また、シートセンサ88からの検知信号に加え、ホームポジションセンサ102からの検知信号が入力される。制御回路96は、昇降モータ94に加え、例えばステッピングモータからなる移動モータ100を制御する。
図19において、上記制御回路96の制御フローが示されている。まずステップS22において、パーソナルコンピュータ80で設定された距離L1,L2,L3を入力する。次のステップS24においては、移動モータ100を駆動して匂い付着体52をホームポジションから距離L3だけ移動させる。次のステップS26においては、シートセンサ88によりシートの先端が検知されたか否かを監視する。ステップS26において、シートの先端が検知されたと判定した場合は、次のステップS28に進み、距離L1に対応する時間が経過したか否かをタイマ98により監視する。ステップS28において、距離L1に対応する時間が経過したと判定した場合は次のステップS30に進み、昇降モータ94を作動させて匂い付着体52をシートに接触する位置まで上昇させる。次のステップS32においては、距離L2に対応する時間が経過したか否かをタイマ98により監視する。ステップS32において、距離L2に対応する時間が経過したと判定した場合は、次のステップS34に進み、昇降モータ94を作動させて匂い付着体52をシートに接触しない位置まで降下させ、処理を終了する。
したがって、この第4の実施形態によれば、図17に示した対象画像86に相当する上下位置及び左右位置に対応する部分に匂い付着体52が接触して匂いを対象画像86に自動的に付着させることができる。
なお、この第4の実施形態の説明にあっては、第1乃至第3の実施形態と同一部分については、図面に同一番号を付して説明を省略した。
以上述べたように、本発明は、シートの画像に匂いを付着させる画像形成装置に利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置に用いた匂い付着体の第1の具体例を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の主要部を拡大して示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置に用いた匂い付着体の第2の具体例を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置に用いた匂い付着体の第2の具体例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置に用いた匂い付着体の連結機構を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置に用いた匂い付着体の連結機構を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成システムを示す構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成システムにおいて、匂いを付着させる対象画像の位置を設定するための説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置の主要部を拡大して示す側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置に用いた匂い付着体を昇降させるための機構を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置に用いた制御装置を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置における制御フローを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る画像形成装置に用いた匂い付着体の連結機構を示す側面図である。 本発明の第4の実施形態に係る画像形成システムにおいて、匂いを付着させる対象画像の位置を設定するための説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る画像形成装置に用いた制御装置を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る画像形成装置における制御フローを示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
26 感光体体
38 定着装置
48 出口シュート
50 排出ローラ
52 匂い付着体
54 開閉カバー
56 フランジ部
58 弾性体
60 支持軸
62 移動用窓
64 摘み
66 摺動用孔
68 レール
70 第1の連結部材
72 プーリ
74 第2の連結部材
76 プーリ
80 パーソナルコンピュータ
84 シート
86 対象画像
88 シートセンサ
94 昇降モータ
96 制御回路
100 移動モータ
102 ホームポジションセンサ

Claims (15)

  1. シートに転写された現像剤をシートに定着させる定着装置と、
    この定着装置により現像剤が定着されたシートを排出させる排出ローラと、
    シートに匂いを付着させる匂い付着体と、
    を有し、
    前記匂い付着体は、
    シートの搬送方向において前記定着装置と前記排出ローラとの間に設けられ、
    前記定着装置と前記排出ローラとに保持されたシートに前記定着装置と前記排出ローラとの間で作用する引張力によりシートに押し付けられるようにして、シートに匂いを付着させる
    画像形成装置。
  2. 前記定着装置から前記排出ローラにシートを案内する案内部材をさらに有し、
    前記匂い付着体は、シート搬送方向において当該匂い付着体の上流側及び下流側が前記案内部材に支持されるシートに押し付けられる請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記匂い付着体は、匂い成分を含む弾性体を有する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記匂い付着体は、ロール状に形成され、回転自在に支持されている請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
  5. 前記匂い付着体は、通過するシートの幅と略等しい請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
  6. 前記匂い付着体は、通過するシートの幅よりも小さく、且つシートの通過方向と直交する方向に移動可能である請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
  7. 前記匂い付着体は、通過するシートに接触する位置と、通過するシートに接触しない位置とに移動自在である請求項1乃至6いずれか記載の画像形成装置。
  8. 画像形成装置本体と、
    この画像形成装置本体内にあって、シートに転写された現像剤をシートに定着させる定着装置と、
    この定着装置により現像剤が定着されたシートを前記画像形成装置本体から排出させる排出ローラと、
    シートに匂いを付着させる匂い付着体と、
    を有し、
    前記匂い付着体は、
    シートの搬送方向において前記定着装置と前記排出ローラとの間に設けられ、
    前記定着装置と前記排出ローラとに保持されたシートに前記定着装置と前記排出ローラとの間で作用する引張力によりシートに押し付けられるようにして、シートに匂いを付着させ、
    前記画像形成装置本体に対して着脱自在である
    画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置本体は、前記匂い付着体を着脱するための開閉カバーを有する請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記匂い付着体は、前記開閉カバーに形成された移動用窓を介して外部に臨む摘みと連結されている請求項9記載の画像形成装置。
  11. シートに転写された現像剤をシートに定着させる定着装置と、
    この定着装置により現像剤が定着されたシートを排出させる排出ローラと、
    シートに匂いを付着させる匂い付着体と、
    この匂い付着体を、通過するシートに接触する位置と通過するシートに接触しない位置とに動かす駆動手段と、
    を有し、
    前記匂い付着体は、
    シートの搬送方向において前記定着装置と前記排出ローラとの間に設けられ、
    前記定着装置と前記排出ローラとに保持されたシートに前記定着装置と前記排出ローラとの間で作用する引張力によりシートに押し付けられるようにして、シートに匂いを付着させる
    画像形成装置。
  12. 通過するシートの位置を検知するシート位置検知手段と、
    このシート位置検知手段の出力結果に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と、
    をさらに有する請求項11記載の画像形成装置。
  13. シートに転写された現像剤をシートに定着させる定着装置と、
    この定着装置により現像剤が定着されたシートを排出させる排出ローラと、
    通過するシートの幅よりも小さく、シートの通過方向とは直交方向に移動自在であるように支持され、シートに匂いを付着させる匂い付着体と、
    この匂い付着体を、通過するシートに接触する位置と通過するシートに接触しない位置とに動かす第1の駆動手段と、
    前記匂い付着体を通過するシートと直交方向に移動させる第2の駆動手段と、
    を有し、
    前記匂い付着体は、
    シートの搬送方向において前記定着装置と前記排出ローラとの間に設けられ、
    前記定着装置と前記排出ローラとに保持されたシートに前記定着装置と前記排出ローラとの間で作用する引張力によりシートに押し付けられるようにして、シートに匂いを付着させる
    画像形成装置。
  14. シートに転写された現像剤をシートに定着させる定着装置と、
    この定着装置により現像剤が定着されたシートを排出させる排出ローラと、
    シートに匂いを付着させる匂い付着体と、
    この匂い付着体を、通過するシートに接触する位置と通過するシートに接触しない位置とに動かす駆動手段と、
    シートの通過方向位置を検知するシート位置検知手段と、
    シートに匂いを付着すべきシートの通過方向の位置を設定する設定手段と、
    前記シート位置検知手段の出力結果及び前記設定手段の設定結果に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記匂い付着体は、
    シートの搬送方向において前記定着装置と前記排出ローラとの間に設けられ、
    前記定着装置と前記排出ローラとに保持されたシートに前記定着装置と前記排出ローラとの間で作用する引張力によりシートに押し付けられるようにして、シートに匂いを付着させる
    画像形成システム。
  15. シートに転写された現像剤をシートに定着させる定着装置と、
    この定着装置により現像剤が定着されたシートを排出させる排出ローラと、
    通過するシートの幅よりも小さく、シートの通過方向とは直交方向に移動自在であるように支持され、シートに匂いを付着させる匂い付着体と、
    この匂い付着体を通過するシートに接触する位置と通過するシートに接触しない位置とに動かす第1の駆動手段と、
    前記匂い付着体を、通過するシートと直交方向に移動させる第2の駆動手段と、
    シートの通過方向位置を検知するシート位置検知手段と、
    シートに匂いを付着すべきシートの通過方向の位置及び通過方向とは直交する方向の位置を設定する設定手段と、
    前記シート位置検知手段の出力結果及び前記設定手段の設定結果に基づいて前記第1の駆動手段及び第2の駆動手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記匂い付着体は、
    シートの搬送方向において前記定着装置と前記排出ローラとの間に設けられ、
    前記定着装置と前記排出ローラとに保持されたシートに前記定着装置と前記排出ローラとの間で作用する引張力によりシートに押し付けられるようにして、シートに匂いを付着させる
    画像形成システム。
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