JP5024259B2 - センサ装置及びセンサ装置の自己診断方法 - Google Patents
センサ装置及びセンサ装置の自己診断方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5024259B2 JP5024259B2 JP2008253418A JP2008253418A JP5024259B2 JP 5024259 B2 JP5024259 B2 JP 5024259B2 JP 2008253418 A JP2008253418 A JP 2008253418A JP 2008253418 A JP2008253418 A JP 2008253418A JP 5024259 B2 JP5024259 B2 JP 5024259B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor element
- self
- diagnosis
- sensor
- reference potential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
歪ゲージ抵抗2b及び2dの共通接続点(電位VSP)と、歪ゲージ抵抗2a及び2cの共通接続点(電位VSM)とは、夫々増幅調整部4の入力端子に接続されており、増幅調整部4は、両接続点の電位差を増幅率Avで増幅した電圧VOUTを出力する。
VOUT=Av・(VSP−VSM)+VOFS …(1)
尚、VOFSは、増幅調整部4の回路において発生するオフセット電圧である。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、その目的は、通常動作時における断線の検出も可能にして自己診断を行うことができるセンサ装置,及びセンサ装置の自己診断方法を提供することにある。
請求項8記載のセンサ装置によれば、基準電位を、電流源回路を介してセンサ素子に印加される電位を分圧した電位とする。この場合、基準電位が例えば請求項7のグランドレベルと比較してより高くなるので、その分だけ電位確定用抵抗素子の抵抗値を小さくすることができる。
そして、スイッチ回路のオンオフ状態を自己診断時と通常動作時とで異なるように制御し、自己診断時にはセンサ素子の出力端子と基準電位との間の抵抗値を変化させてセンサ素子の出力電圧を変化させ、その際に、抵抗値調整手段は、電流源回路を介してセンサ素子に印加される電圧の変化に応じてセンサ素子の出力電圧の変化が一定となるように、前記出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を調整する。また、通常動作時には、電位確定用抵抗素子と直列に接続されているスイッチ回路をオフさせる。
以下、本発明の第1実施例について図1を参照して説明する。図1は、本実施例の圧力センサ装置11の構成を示すものである。尚、図18と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。圧力センサ装置11では、センサ素子1の出力端子VSMとグランド(基準電位)との間に抵抗素子R1_1,R1_2(電位確定用抵抗素子)の直列回路を接続し、抵抗素子R1_2に対して並列にスイッチ回路S1を接続している。
また、出力端子VSP側についてはスイッチ回路S2を削除し、抵抗素子R2(電位確定用抵抗素子)を直接グランドに接続している。そして、抵抗素子R1_1,R1_2の抵抗値の和は、抵抗素子R2の抵抗値に等しくなるように設定されている。すなわち、
R1_1+R1_2=R2 …(1.1)
である。
R1_1<R2 …(1.2)
となるから、圧力センサ装置11の出力電圧VOUTを変化させることができる。
図2は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。第2実施例の圧力センサ装置12は、センサ素子1の出力端子VSPとグランドとの間に抵抗素子R2_1,R2_2の直列回路を接続し、抵抗素子R2_2に対して並列にスイッチ回路S2を接続している。この場合、各抵抗素子の抵抗値の関係は、
R1_1+R1_2=R2_1+R2_2 …(2.1)
となっている。
次に、第2実施例の作用について説明する。第2実施例では、第1実施例と同様に、圧力センサ装置12について自己診断を行う場合は、自己診断信号V_DIGを与えてスイッチ回路S1をオンにして抵抗素子R1_2を短絡する。スイッチ回路S2については、常時オフ状態を維持させる。この場合、各抵抗素子の抵抗値の関係は、
R1_1<R2_1+R2_2 …(2.2)
となる。
図3及び図4は本発明の第3実施例を示すものである。第3実施例の圧力センサ装置13は、第2実施例の構成において、出力端子VSPはそのままとし、出力端子VSMを抵抗素子R1により直接プルダウンしたものである。この場合、抵抗素子R1の抵抗値は、
R1=R2_1 …(3.1)
とする。
R1<R2_1+R2_2 …(3.2)
となる。この場合のタイミングチャートは図4に示すようになり、端子VSP,VSMの電位は上昇する方向に変化する。
図5は本発明の第4実施例を示すものであり、第3実施例と異なる部分について説明する。第4実施例の圧力センサ装置14では、第3実施例の圧力センサ装置13に対して、抵抗素子R1とグランドとの間にスイッチ回路S1を配置し、スイッチ回路S1については常時オン状態を維持させる。この場合、スイッチ回路S1,S2は、第2実施例と同様に同一特性のトランジスタで構成する。
図6は本発明の第5実施例を示すものであり、第2,第4実施例と異なる部分について説明する。第5実施例の圧力センサ装置15は、第4実施例の圧力センサ装置14を改良したものであるが、回路構成としては、第2実施例の圧力センサ装置12と同じである。但し、スイッチ回路S1,S2のオンオフ状態は、第2実施例と異なっている。すなわち、第5実施例では、スイッチ回路S1については常時オン状態を維持させ、スイッチ回路S2については第4実施例と同様に、通常動作時にオン,自己診断時にオフさせる。
R1_1=R2_1 …(5.1)
となり、自己診断時には、
R1_1<R2_1+R2_2 …(5.2)
となる。これにより、通常動作時におけるスイッチ回路S2のオン抵抗を、端子VSM側について補償する。
図7は本発明の第6実施例を示すものである。第6実施例の圧力センサ装置16は、出力端子VSMを抵抗素子R1により直接プルダウンし、出力端子VSPとグランドとの間に、抵抗素子R2とスイッチ回路S2との直列回路を接続する。そして、スイッチ回路S2を、通常動作時はオンにして、自己診断時にはオフにする。したがって、通常動作時は、
R1=R2 …(6.1)
となり、自己診断時には、抵抗素子R2の下端をオープン状態にする。
以上のように第6実施例によれば、スイッチ回路S2を、抵抗素子R2と直列に接続して自己診断時にオフさせて出力端子VSPをハイインピーダンス状態にして、出力端子VSPの電位を変化させることができる。
図8は本発明の第7実施例を示すものである。第7実施例の圧力センサ装置17は、第6実施例の圧力センサ装置16を改良したもので、抵抗素子R1とグランドとの間にスイッチ回路S1を挿入する。そして、スイッチ回路S1は常時オン状態に維持する。これにより、通常動作時にスイッチ回路S2をオンした場合に発生するオン電圧を、端子VSM側について補償する。
追加するスイッチ回路のオン抵抗を小さくするには、MOSFETで構成する場合、ゲート幅Wとゲート長Lとの比W/Lを大きくする必要があり、スイッチ回路のサイズが大きくなってしまう。これに対して、論理回路を追加する方が、回路サイズがより小さくなる。
図9は本発明の第8実施例を示すものである。第8実施例の圧力センサ装置18は、例えば第1実施例の圧力センサ装置11について、抵抗素子R1_1,R2及びスイッチ回路S1の一端に、電位がグランドよりも高く設定される基準電位VD_REFを与えるように構成したものである。
VSP=VSM≒VSI/2 …(8.1)
となっている。したがって、第1〜第7実施例ではプルダウンされた抵抗素子の両端には電圧VSI/2が印加されるが、第8実施例で印加される電圧は(VSI/2−VD_REF)となる。
VD_REF={RO1L/(RO1H+RO1L)}・VSI …(8.2)
であるから、例えば、RO1H=3・RO1L,とすれば、
VD_REF=VSI/4 …(8.3)
となる。したがって、プルダウンされた抵抗素子の両端に印加される電圧は、
VSI/2−VSI/4=VSI/4 …(8.4)
となり、他の実施例の1/2となるので、プルダウン用抵抗素子の抵抗値を1/2にすることができる。
以上のように第8実施例によれば、基準電位を、センサ駆動電流発生回路3を介してセンサ素子1に印加される電位VSIを分圧した電位としてグランドレベルよりも高い電位にすることで、その分だけ抵抗素子R1,R2の抵抗値を小さくできる。
図10乃至図13は本発明の第9実施例を示すものである。第1〜第8実施例において、自己診断時における圧力センサ装置の出力電圧変化ΔVOUTは、端子VSP,VSMの何れもプルダウンされる場合は、
そこで、第9実施例では、(9.1)式に含まれている項(Is・Rs2)に応じて、自己診断時のプルダウン抵抗値R1_DIGを自動調整することで、出力電圧変化ΔVOUTの精度向上を図る。
I1=VI1_REF/RI1_REF …(9.5)
そして、差動回路30において、入力端子IP,IN間には、抵抗素子R22の端子電圧VAが印加される。
VIP−VIN=VA …(9.6)
VIP,VINは、それぞれ入力端子IP,INに印加される電圧である。そして、トランジスタQ3,Q4のコレクタからエミッタに流れる電流IQ3,IQ4は、(9.7),(9.8)式となる。
IQ3=I1+VA/RIN …(9.7)
IQ4=I1−VA/RIN …(9.8)
この時、トランジスタQ3,Q4のエミッタ電位VP,VNは、(9.9),(9.10)式となる。
VP=VCC−(kT/q)ln(IQ3/Is) …(9.9)
VN=VCC−(kT/q)ln(IQ4/Is) …(9.10)
kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子の電荷、IsはトランジスタQ3,Q4の逆方向飽和電流である。
VQ9 =VN−2VF …(9.11)
VQ10=VP−2VF …(9.12)
また、VI2_REFを入力端子I2_REFに印加される電圧とすると、定電流発生回路29において、トランジスタQ48のコレクタ電流(定電流)I2は(9.13)式となる。
I2=VI2_REF/RI2_REF …(9.13)
差動増幅部31におけるトランジスタQ9側に流れる電流をIx,Q10側に流れる電流をIyとすると、定電流I2との関係は、(9.14)式となる。
I2=Ix+Iy …(9.14)
(9.14)式より電流Ix,Iyの増減は互いに逆になる。変数ΔI2を電流をIx,Iyの差で定義する。即ち、
Ix−Iy=2・ΔI2 …(9.15)
と表す。(9.14)式,(9.15)式より
Ix=I2/2+ΔI2,Iy=I2/2−ΔI2 …(9.16)
となる。
VN−2VF−VE=(kT/q)ln(Ix/Is’) …(9.17)
VP−2VF−VE=(kT/q)ln(Iy/Is’) …(9.18)
そして、(9.18)式と(9.17)式との差をとり、(9.9),(9.10)式を使うと、
VP−VN=(kT/q)ln(Iy/Ix)
(kT/q)ln(IQ4/IQ3)=(kT/q)ln(Iy/Ix)
となるから、
IQ4/IQ3=Iy/Ix …(9.19)
の関係が成り立つ。すると、(9.7),(9.8),(9.16),(9.19)式より、(9.15)式を計算すると、
Ix−Iy=2・ΔI2=(VA/RIN)・(I2/I1) …(9.20)
となる。
VI1_REF=VK …(9.22a)
VI2_REF=VSI=Rs・Is …(9.22b)
である。また、IP、INにはR22が接続されているので、
VIP−VIN=−IR22・R22 …(9.23)
である。(9.21)式に(9.22a),(9.22b),(9.23)式を代入し、(9.2),(9.4)式を使って整理すると
VO=−IO・RO+VREF …(9.25)
となる。ROは、オペアンプOP31に接続されている帰還抵抗である。
DフリップフロップDF0,DF1,…,DFN−1の各出力端子Qは、ANDゲートAND0,AND1,…,ANDN−1の一方の入力端子にそれぞれ接続されており、各ANDゲートの他方の入力端子には自己診断信号V_DIGが共通に与えられている。
端子VSM,VSPのプルダウン抵抗素子の抵抗値は、以下のような関係で設定する。
R1_1=r/2 …(9.32)
R1_2=R1_3=…=R1_N−1=r …(9.33)
R2=R1_0+R1_1+…+R1_N−1+R1_N …(9.34)
ここで、rは抵抗素子の直列回路(抵抗ラダー)を構成する単位抵抗値である。
<通常動作時>
通常動作時は、自己診断信号V_DIGはインアクティブ(Lレベル)であるから、全てのANDゲートAND0〜ANDN−1の出力信号がLレベルとなり、スイッチ回路S1_0〜S1_N−1は全てオフになる。この場合、端子VSMのプルダウン抵抗値R1_NORは、
R1_NOR=R1_0+R1_1+…+R1_N−1+R1_N
=R2 …(9.36)
となり、端子VSPのプルダウン抵抗値R2_NORは、
R2_NOR=R2 …(9.37)
となる。したがって、
R1_NOR=R2_NOR…(9.38)
となり、端子VSM,VSPは、同じ抵抗値でプルダウンされる。
この時、コンパレータCP0,…,CPi−1の出力信号はLレベルであるから、スイッチ回路S1_0〜S1_i−1はオフになり、コンパレータCPi,…,CPN−1の出力信号はHレベルであるから、スイッチ回路S1_i〜S1_N−1はオンになる。したがって、端子VSMのプルダウン抵抗値R1_DIGは、
R1_DIG=R1_0+…+R1_i
=R1_0+(i−1/2)・r …(9.39)
となる。また、スイッチ回路S2はオフしているので、端子VSP側はプルダウンされない。
図14及び図15は本発明の第10実施例を示すものであり、第9実施例と異なる部分について説明する。第10実施例では、自己診断時に出力端子VSM,VSPの双方をプルダウンすると共に、双方のプルダウン抵抗値を自動調整する場合である。第10実施例の圧力センサ装置41では、センサ素子1の端子VSPとグランドとの間に、抵抗素子R2に替えて、抵抗素子R2_0,R2_1,R2_2,…,R2_N−1,R2_Nの直列回路が接続されている。
R2_0=β・R1_0 …(10.1)
R2_1=β・R1_1=β・(r/2) …(10.2)
R2_2=…=R2_N−1=β・r …(10.3)
また、通常動作時に、端子VSM,VSPを同じ抵抗値でプルダウンするため、
R1_NOR=R2_NOR …(10.4)
R1_NOR=R1_0+(N−3/2)・r+R1_N …(10.5)
R2_NOR=R2_0+R2_1+R2_2+…+R2_N−1+R2_N
=β・{R1_0+(N−3/2)・r}+R2_N …(10.6)
を満足するように、抵抗素子R2_Nの抵抗値は設定されている。
<通常動作時>
通常動作時は、自己診断信号V_DIGはインアクティブ(Lレベル)であるから、全てのANDゲートAND0〜ANDN−1の出力信号がLレベルとなり、スイッチ回路S1_0〜S1_N−1は全てオフになるから、(10.4)〜(10.6)式に示すように、出力端子VSM,VSPは同じ抵抗値でプルダウンされる。
第9実施例と同様に、出力電圧VOがVREFi−1とVREFiとの間にあるとする。出力端子VSMのプルダウン抵抗値R1_DIGは、第9実施例と同様である。出力端子VSPのプルダウン抵抗値R2_DIGは、
R2_DIG=β・R1_DIG …(10.7)
であるから、(9.1a)より、
図16は本発明の第11実施例を示すものである。第11実施例の圧力センサ装置51は、第9実施例の圧力センサ装置21より、出力端子VSP側の抵抗素子R2及びスイッチ回路S2を取り除き、通常動作時にプルダウンを行わない構成である。そして、端子VSM側については、第9実施例と同様にプルダウンを行う。この場合、増幅調整部4Aの入力段をバイポーラトランジスタで構成すれば、通常動作時においてセンサ素子1と増幅調整部4Aとの間が断線しても、入力電圧レベルが確定されるため、断線を検出することができる。
図17は本発明の第12実施例を示すものである。第12実施例は、本発明の圧力センサ装置を、車両における側面衝突検出用の圧力センサに適用した場合を具体的に示す。自動車の側面ドア61は、車体外側のドアアウタパネル61aと、車室内側のドアインナパネル61bとによって断面が中空となるように形成されており、このドア内空間61cには、圧力センサ62が、ドアインナパネル61bの内面のほぼ中央に固定して、ドア内空間61cの気圧を測定可能に設けられている。
車両の側面衝突検出用の圧力センサに限ることなく、その他の用途の圧力センサについても広く適用することができる。
また、圧力センサに限ることなく、加速度センサや歪みゲージ抵抗をブリッジ接続して構成されるセンサ素子を使用するものであれば適用が可能である。
Claims (21)
- 歪ゲージ抵抗をブリッジ接続して構成されるセンサ素子と、
このセンサ素子に駆動電流を供給する電流源回路と、
前記センサ素子の出力電圧を増幅する増幅回路と、
前記センサ素子の各出力端子と基準電位との間に接続され、抵抗値がそれぞれ等しく設定される1つ以上の電位確定用の抵抗素子と、
この電位確定用抵抗素子の少なくとも一方について、前記抵抗素子の一端と前記基準電位との間に配置される1つ以上のスイッチ回路と、
前記電流源回路を介して前記センサ素子に印加される電圧の変化に応じて、自己診断時における前記センサ素子の出力電圧の変化が一定となるように、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を調整する抵抗値調整手段とを備え、
前記スイッチ回路のオンオフ状態は、自己診断時と通常動作時とで異なるように制御され、
自己診断時には、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を変化させることで、前記センサ素子の出力電圧を変化させ、
通常動作時には、前記センサ素子の各出力端子が前記抵抗素子を介して前記基準電位に接続されることを特徴とするセンサ装置。 - 前記スイッチ回路は、前記抵抗素子に並列に接続され、自己診断時にオンされることで、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を減少させることを特徴とする請求項1記載のセンサ装置。
- 前記スイッチ回路が、トランジスタで構成される場合に、
前記スイッチ回路が接続されていない方の出力端子と前記基準電位との間に、前記スイッチ回路と同じ電気的特性のトランジスタで構成され、オフ状態に維持されるダミースイッチ回路を配置したことを特徴とする請求項2記載のセンサ装置。 - 前記スイッチ回路は、前記抵抗素子に並列に接続され、自己診断時にオフされることで、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を増加させることを特徴とする請求項1記載のセンサ装置。
- 前記スイッチ回路は、前記抵抗素子に直列に接続され、自己診断時にオフされることで、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間をハイインピーダンス状態にすることを特徴とする請求項1記載のセンサ装置。
- 前記スイッチ回路が、トランジスタで構成される場合に、
前記スイッチ回路が接続されていない方の出力端子と前記基準電位との間に、前記スイッチ回路と同じ電気的特性のトランジスタで構成され、オン状態に維持されるダミースイッチ回路を配置したことを特徴とする請求項4又は5記載のセンサ装置。 - 前記基準電位を、グランドレベルとすることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のセンサ装置。
- 前記基準電位を、前記電流源回路を介して前記センサ素子に印加される電位を分圧した電位とすることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のセンサ装置。
- 前記抵抗値調整手段は、前記電流源回路において前記駆動電流を決定するために付与される電流決定電圧に応じて流れる第1電流と、前記センサ素子の印加電圧に応じて流れる第2電流との比に応じた電流を増幅して出力する電流増幅回路と、
前記電流増幅回路の出力電流を電圧に変換するI/V変換回路と、
電源とグランドとの間に接続される複数の基準抵抗素子と、
前記I/V変換回路によって変換された電圧と、前記基準抵抗素子によって分圧された各レベルの基準電位とを比較する複数のコンパレータとを備え、
これら複数のコンパレータの出力信号に応じて、自己診断時における各スイッチ回路のオンオフ状態を決定することを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のセンサ装置。 - 前記複数のコンパレータに対応してそれぞれ配置され、自己診断を行う場合に与えられる自己診断信号をトリガとして、各コンパレータの出力信号レベルを保持する複数のレベル保持回路を備えたことを特徴とする請求項9記載のセンサ装置。
- 歪ゲージ抵抗をブリッジ接続して構成されるセンサ素子と、
このセンサ素子に駆動電流を供給する電流源回路と、
前記センサ素子の出力電圧を増幅する増幅回路と、
前記センサ素子の出力端子の一方と基準電位との間に接続され、抵抗値がそれぞれ等しく設定される1つ以上の電位確定用の抵抗素子と、
この電位確定用抵抗素子の一端と前記基準電位との間に配置され、1つは前記電位確定用抵抗素子と直列に接続される1つ以上のスイッチ回路と、
前記電流源回路を介して前記センサ素子に印加される電圧の変化に応じて、自己診断時における前記センサ素子の出力電圧の変化が一定となるように、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を調整する抵抗値調整手段とを備え、
前記センサ素子の出力端子が接続される前記増幅回路の入力段は、バイポーラトランジスタで構成されており、
前記スイッチ回路のオンオフ状態は、自己診断時と通常動作時とで異なるように制御され、
自己診断時には、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を変化させることで、前記センサ素子の出力電圧を変化させ、
通常動作時には、前記電位確定用抵抗素子と直列に接続されているスイッチ回路がオフされることを特徴とするセンサ装置。 - 前記センサ素子は、圧力センサ又は加速度センサを構成するものであることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載のセンサ装置。
- 前記センサ素子は、車両側面のドア内部に配置される側面衝突検出用の圧力センサを構成するものであることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載のセンサ装置。
- 歪ゲージ抵抗をブリッジ接続して構成されるセンサ素子と、
このセンサ素子に駆動電流を供給する電流源回路と、
前記センサ素子の出力電圧を増幅する増幅回路と、
前記センサ素子の各出力端子と基準電位との間に接続され、抵抗値がそれぞれ等しく設定される1つ以上の電位確定用の抵抗素子と、
この電位確定用抵抗素子の少なくとも一方について、前記抵抗素子の一端と前記基準電位との間に配置される1つ以上のスイッチ回路とを備えてなるセンサ装置の自己診断方法において、
前記スイッチ回路のオンオフ状態を、自己診断時と通常動作時とで異なるように制御することで、自己診断時には、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を変化させて前記センサ素子の出力電圧を変化させ、通常動作時には、前記センサ素子の各出力端子を、前記抵抗素子を介して前記基準電位に接続させ、
前記電流源回路を介して前記センサ素子に印加される電圧の変化に応じて、自己診断時における前記センサ素子の出力電圧の変化が一定となるように、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を調整することを特徴とするセンサ装置の自己診断方法。 - 前記スイッチ回路を前記抵抗素子に並列に接続し、自己診断時にオンすることで、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を減少させることを特徴とする請求項14記載のセンサ装置の自己診断方法。
- 前記スイッチ回路を前記抵抗素子に並列に接続し、自己診断時にオフすることで、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を増加させることを特徴とする請求項14記載のセンサ装置の自己診断方法。
- 前記基準電位を、グランドレベルとすることを特徴とする請求項14乃至16の何れかに記載のセンサ装置の自己診断方法。
- 前記基準電位を、前記センサ素子に印加される電位を分圧した電位とすることを特徴とする請求項14乃至16の何れかに記載のセンサ装置の自己診断方法。
- 歪ゲージ抵抗をブリッジ接続して構成されるセンサ素子と、
このセンサ素子に駆動電流を供給する電流源回路と、
前記センサ素子の出力電圧を増幅する増幅回路と、
前記センサ素子の出力端子の一方と基準電位との間に接続され、抵抗値がそれぞれ等しく設定される1つ以上の電位確定用の抵抗素子と、
この電位確定用抵抗素子の一端と前記基準電位との間に配置され、1つは前記電位確定用抵抗素子と直列に接続される1つ以上のスイッチ回路と、
前記電流源回路を介して前記センサ素子に印加される電圧の変化に応じて、自己診断時における前記センサ素子の出力電圧の変化が一定となるように、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を調整する抵抗値調整手段とを備えてなるセンサ装置の自己診断方法において、
前記センサ素子の出力端子が接続される前記増幅回路の入力段を、バイポーラトランジスタで構成し、
前記スイッチ回路のオンオフ状態を、自己診断時と通常動作時とで異なるように制御し、
自己診断時には、前記センサ素子の出力端子と前記基準電位との間の抵抗値を変化させて、前記センサ素子の出力電圧を変化させ、
通常動作時には、前記電位確定用抵抗素子と直列に接続されているスイッチ回路をオフすることを特徴とするセンサ装置の自己診断方法。 - 前記センサ素子は、圧力センサ又は加速度センサを構成するものであることを特徴とする請求項14乃至19の何れかに記載のセンサ装置の自己診断方法。
- 前記センサ素子は、車両側面のドア内部に配置される側面衝突検出用の圧力センサを構成するものであることを特徴とする請求項14乃至20の何れかに記載のセンサ装置の自己診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008253418A JP5024259B2 (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | センサ装置及びセンサ装置の自己診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008253418A JP5024259B2 (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | センサ装置及びセンサ装置の自己診断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010085190A JP2010085190A (ja) | 2010-04-15 |
JP5024259B2 true JP5024259B2 (ja) | 2012-09-12 |
Family
ID=42249297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008253418A Expired - Fee Related JP5024259B2 (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | センサ装置及びセンサ装置の自己診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5024259B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5517777B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2014-06-11 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ブリッジ回路の断線検出回路および断線検出手段を有するシステム |
CN107907269A (zh) * | 2017-09-28 | 2018-04-13 | 芯海科技(深圳)股份有限公司 | 一种电阻电桥传感器诊断电路 |
CN109259744B (zh) * | 2018-09-30 | 2023-09-19 | 珠海亚特兰生命工程科技有限公司 | 高精度体内压力监测仪 |
CN112254875B (zh) * | 2020-10-26 | 2022-03-08 | 南通大学 | 一种电桥式传感器连接状态的判别电路及判别方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2536821B2 (ja) * | 1989-02-06 | 1996-09-25 | 株式会社石田衡器製作所 | 自己診断回路 |
JP3019550B2 (ja) * | 1991-10-14 | 2000-03-13 | 日産自動車株式会社 | 半導体センサの自己診断回路 |
JP3019549B2 (ja) * | 1991-10-14 | 2000-03-13 | 日産自動車株式会社 | 半導体加速度センサ |
JPH081390B2 (ja) * | 1992-10-07 | 1996-01-10 | 日本電気株式会社 | 故障検出回路付半導体センサ装置 |
JPH07270206A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-20 | Aisan Ind Co Ltd | 吸入空気量検出装置 |
JP2003042870A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-13 | Denso Corp | センサ用温度特性補正回路装置及びセンサの温度特性補正方法 |
JP4658817B2 (ja) * | 2006-01-19 | 2011-03-23 | Okiセミコンダクタ株式会社 | 半導体センサ回路 |
-
2008
- 2008-09-30 JP JP2008253418A patent/JP5024259B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010085190A (ja) | 2010-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2587270B1 (en) | Circuit for detecting disconnection of bridge circuit | |
US7109761B2 (en) | Comparator circuit | |
JP5962593B2 (ja) | 電流検出装置 | |
JP5024259B2 (ja) | センサ装置及びセンサ装置の自己診断方法 | |
US5506509A (en) | Circuit and method of measuring squib resistance | |
JPWO2004053507A1 (ja) | 電圧印加電流測定装置及びそれに使用されるスイッチ付き電流バッファ | |
JP5278114B2 (ja) | センサ装置 | |
JP4641775B2 (ja) | 磁気検出用半導体集積回路およびそれを搭載した電子部品 | |
US20180136681A1 (en) | Voltage reference buffer circuit | |
US20080197910A1 (en) | Input processing circuit and switch input circuit using the same | |
US9664753B2 (en) | Hall-effect-based magnetic field sensor having an improved output bandwidth | |
US20080048644A1 (en) | Current Mode Analog-to-Digital Converter | |
US8237505B2 (en) | Signal amplification circuit | |
US9893688B1 (en) | Offset calibration circuit and method for an amplifier circuit | |
JP5126536B2 (ja) | 磁気比例式電流センサのゲイン調整方法 | |
US9116028B2 (en) | Thermal flow sensor and method of generating flow rate detection signal by the thermal flow sensor | |
JPH10104305A (ja) | 電気負荷状態診断回路 | |
JP5023917B2 (ja) | センサ装置 | |
JP2007040771A (ja) | ノイズ測定用半導体装置 | |
JP2001108480A (ja) | センサ閾値回路 | |
JP2015215316A (ja) | ホール素子駆動回路 | |
JPWO2006057054A1 (ja) | 湿度計測装置 | |
US6750665B2 (en) | Semiconductor pressure detecting device | |
JP2021141443A (ja) | 半導体集積回路装置および電流検出回路 | |
JP2007218664A (ja) | 電流検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100916 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120229 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120313 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120522 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120604 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5024259 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |