JP2007040771A - ノイズ測定用半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来のノイズ測定装置は、素子の制御、あるいは出力の測定を行うための配線から混入する外来ノイズの影響のために、精度の高い1/fノイズ測定を行うことが困難である問題があった。
【解決手段】
本発明にかかるノイズ測定用半導体装置は、素子自体が発生する1/fノイズ特性を測定するための半導体装置であって、1/fノイズ測定対象となる被測定素子102と、被測定素子102の制御端子に制御信号を与える制御回路103と、被測定素子102と制御回路103とが同一半導体基板上に形成されるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ノイズ測定用半導体装置に関し、特に同一半導体基板上に被測定素子と被測定素子の制御回路あるいは出力を増幅する増幅回路を有するノイズ測定用半導体装置に関する。
近年、エレクトロニクス分野においてアナログ回路のデジタル回路化が進んでいるが、素子のアナログ特性の必要性は減るどころか、ますますその重要度を高めている。デジタル化できないアナログ回路が依然存在するからである。また、デジタル回路において動作クロックが高周波になると、配線の遅延から回路ブロックの論理遷移時間と安定時間の差がなくなり、デジタル回路であってもアナログ回路として扱う必要がでてくるためである。そのためデジタル回路に使用される素子のアナログ特性を把握することが非常に重要となっている。
素子のアナログ特性の中で最も把握しなければならない特性の一つとしてノイズ特性がある。素子のノイズ特性は、素子が出力する信号レベルに対するノイズレベルの比によってS/N(Signal/Noise)特性として表される。信号に含まれるノイズが多くなると、信号の品質が劣化し、更に回路を誤動作させる恐れがある。素子のノイズの一つに1/fノイズと呼ばれる周波数に反比例して大きくなる性質のノイズがある。1/fノイズは、MOSトランジスタである場合、トランジスタのゲート酸化膜の汚染や結晶欠陥から生じるゲート酸化膜のトラップが、キャリアをランダムに補足、放出することで発生する。このようなノイズは一般的に非常に微小であるため、精度の良いノイズ測定をする必要がある。素子のノイズ特性の測定装置が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている従来のノイズ測定装置700を図7に示す。ノイズ測定装置700は、半導体基板701上に形成されたMOSトランジスタ702のノイズ特性を測定するものである。半導体基板701は、MOSトランジスタ702のソース、ドレイン、ゲートの各端子に接続される測定用端子を有している。
MOSトランジスタ702のソースは、測定用端子を介して接地電位に接続されている。MOSトランジスタ702のゲートに接続される測定用端子には、電池群703で生成され、電池群703に接続される抵抗が直列に接続される抵抗群704によって分圧された電圧が供給されている。MOSトランジスタのドレインに接続される測定用端子には、負荷抵抗RLを介して可変直流電圧供給装置705が接続されている。また、負荷抵抗RLとドレインの測定用端子との間のノードはノイズ測定器706が接続されており、このノイズ測定器でMOSトランジスタ702のノイズを測定する。
しかしながら、従来のノイズ測定装置700によっても、半導体基板701の測定用端子に、配線を用いて電圧源及び測定器を接続しなければならない。この配線は、測定系の条件にもよるが、ある程度の長さを必要とする。そのため、この配線を介して外来ノイズが測定系に混入する。
図8に素子のノイズ特性の一例として1/fノイズの測定結果のグラフを示す。図8に示すグラフは、周波数に対するノイズ強度を示すものである。また、1/fノイズは周波数に反比例して増加する性質を持つノイズである。図8に示すように、100Hz付近でノイズ特性にピークとなっている部分が外来ノイズによる影響である。
上記のように、従来のノイズ測定装置は、外来ノイズの影響のために素子自体の1/fノイズ特性のみの測定が困難である問題がある。
特開2003−149286号
従来のノイズ測定装置は、素子の制御、あるいは出力の測定を行うための配線から混入する外来ノイズの影響のために、精度の高い1/fノイズ測定を行うことが困難である問題があった。
本発明にかかるノイズ測定用半導体装置は、素子自体が発生する1/fノイズ特性を測定するための半導体装置であって、1/fノイズ測定対象となる被測定素子と、前記被測定素子の制御端子に制御信号を与える制御回路と、前記被測定素子の出力を増幅する増幅回路と、前記被測定素子と前記制御回路と前記増幅回路とが同一半導体基板上に形成されるものである。
本発明にかかるノイズ測定用半導体装置によれば、被測定素子の制御回路を被測定素子と同一半導体基板上に形成したことによって、被測定素子と制御回路との距離を極めて短くすることが可能である。これによって、被測定素子の制御端子に外来ノイズの混入を防止することが可能である。また、被測定素子と被測定素子の出力を増幅する増幅回路とを同一半導体基板上に形成することで、被測定素子と増幅回路との距離を極めて短くすることが可能である。これによって、増幅回路の入力への外来ノイズの混入を防止できるため、被測定素子で発生するノイズを選択的に増幅して出力することが可能である。上記のことより、本発明によれば、被測定素子自体の1/fノイズ特性を精度良く測定することが可能である。
本発明のノイズ測定用半導体装置によれば、素子の制御、あるいは出力の測定を行うための配線から混入する外来ノイズの影響を低減した、精度の高い1/fノイズ測定を行うことが可能である。
実施の形態1
実施の形態1にかかるノイズ測定装置100を図1に示す。図1に示すように、ノイズ測定装置100は、ノイズ測定用半導体装置(例えば、半導体基板)101を有しており、半導体基板101上には、被測定素子であるMOSトランジスタ102と制御回路103が形成されている。この半導体基板101上には、さらにMOSトランジスタ102のドレインに接続される端子Pin1、2が形成されている。端子Pin1には負荷抵抗RLを介して可変直流電圧供給装置104が接続され、端子Pin2にはノイズ測定器105が接続されている。
MOSトランジスタ102はソースが接地電位に接続され、ドレインは端子Pin1及びPin2に接続されている。端子Pin1、2はMOSトランジスタ102までの距離が短くなるように配置されている。MOSトランジスタ102の制御端子(例えば、ゲート)には制御回路103から制御信号(例えば、制御電圧)が供給される。制御回路103は、定電圧供給用回路106、抵抗群107、スイッチ群108、デコーダ回路109を有している。
定電圧供給用回路106は、所定の電圧を出力する回路である。抵抗群107は、定電圧供給用回路106が出力端子と接地電位との間に抵抗器が直列に接続されおり、各抵抗器との間から定電圧供給用回路106が出力する電圧を抵抗分割比に応じて分圧した複数の電圧を出力する。
スイッチ群108は、MOSトランジスタを複数有している。複数のMOSトランジスタはそれぞれのソースが抵抗群107の各抵抗器の間の接続点ノードに接続されている。また、複数のMOSトランジスタのゲートは、それぞれデコーダ回路109に接続されている。複数のMOSトランジスタのドレインは、1つのノードで接続され、そのノードが制御回路103の出力となっており、MOSトランジスタ102のゲートに接続されている。
デコーダ回路109は、ビット制御用端子を有しており、そのビット制御用端子から入力される信号によって、スイッチ群108のMOSトランジスタをそれぞれ制御する。デコーダ回路109によって、スイッチ群の複数のMOSトランジスタのうちいずれか一つのMOSトランジスタを導通状態とすることで、抵抗群107が出力する電圧のいずれかの電圧を選択してMOSトランジスタ102のゲートに供給する。
可変直流電圧供給装置104は、出力する電圧値を変更できる直流電圧源であって、非測定物となるMOSトランジスタ102へ電流を供給する。また、負荷抵抗RLは、一端が可変直流電圧供給装置104に接続され、他の一端が端子Pin1を介してMOSトランジスタ102のドレインに接続されている。MOSトランジスタ102に流れる電流によって、負荷抵抗RLのMOSトランジスタ102側の端子には、電流量に応じた電圧が発生する。つまり、負荷抵抗RLによって、MOSトランジスタ102の電流出力を電圧に変換する。ノイズ測定器105は、ノイズの電圧レベルを測定する機器であって、例えばノイズアナライザ、スペクトラムアナライザ等の測定器である。
ここで、制御回路103の定電圧供給用回路106について詳細に説明する。定電圧供給用回路106の回路の一例を図2に示す。図2に示す回路は、バンドギャップリファレンス回路であって、増幅器AMP1の出力端子が定電圧供給用回路106の出力端子となっている。また、定電圧供給用回路106は、増幅器AMP1の入力電圧を生成する入力部X、Yを有している。
入力部Xは、NPNトランジスタTr1と抵抗R1とを有している。NPNトランジスタTr1のエミッタが接地電位に接続され、ベースとコレクタが接続されたダイオード接続となっている。さらに、NPNトランジスタTr1のコレクタは抵抗R1を介して増幅器AMP1の出力に接続されている。NPNトランジスタTr1のコレクタと抵抗器R1との間のノードには電圧Vxが発生し、電圧Vxが増幅器AMP1の正転端子に入力される。
入力部Yは、NPNトランジスタTr2と抵抗R2、R3とを有している。NPNトランジスタTr2のエミッタが接地電位に接続され、ベースとコレクタが接続されたダイオード接続となっている。さらに、NPNトランジスタTr2のコレクタは抵抗R2に接続され、抵抗R2は抵抗R3を介して増幅器AMP1の出力に接続されている。抵抗器R2と抵抗器R3との間のノードには電圧Vyが発生し、電圧Vyが増幅器AMP1の反転端子に入力される。
バンドギャップリファレンス回路は、異なる構成の入力部X、Yであっても、電圧Vx、Vyが等しくなる出力電圧Voutを生成する回路である。ここで、NPNトランジスタTr1、Tr2は、エミッタサイズの異なるトランジスタであって、抵抗R1、R2は抵抗値が同じになるように設定してある。
実施の形態1にかかるノイズ測定装置100の動作について詳細に説明する。実施の形態1にかかるノイズ測定装置100は、非測定物であるMOSトランジスタ102のゲート電圧をMOSトランジスタ102と同一基板上に形成される制御回路103で生成する。制御回路103は、複数の電圧が生成されており、スイッチ群108とデコーダ回路109とで複数の電圧のいずれか一つの電圧を選択し、MOSトランジスタ102に供給する。MOSトランジスタ102に供給する電圧は、MOSトランジスタ102の測定条件に基づいて、測定者が選択するものである。
MOSトランジスタ102のゲートに制御回路103から所定の電圧が供給されると、MOSトランジスタ102は、所定の電圧に応じた導通状態となり、電流を流す。負荷抵抗RLのMOSトランジスタ102側には、MOSトランジスタ102に流れる電流の電流量に基づいた電圧が発生する。また、MOSトランジスタ102に流れる電流は、半導体基板101とは分離された可変直流電圧供給装置104から供給される。
ここで、MOSトランジスタ102は、ゲート酸化膜の汚染や結晶欠陥から生じるゲート酸化膜のトラップが、キャリアをランダムに補足、放出することで流れる電流量にゆらぎが発生する。この電流量の揺らぎが、負荷抵抗RLで電圧の揺らぎとしてノイズレベルになる。このノイズレベルをノイズ測定器105で測定する。
実施の形態1にかかるノイズ測定装置100によれば、非測定物となるMOSトランジスタ102のゲート電圧は、MOSトランジスタ102と同一の半導体基板上に形成される制御回路103によって供給される。このことから、MOSトランジスタ102と制御回路103との距離を、MOSトランジスタ102と制御回路103が分離している場合に比べ、非常に接近させることが可能である。従って、MOSトランジスタ102と制御回路103とを接続する配線を介して外来ノイズが混入する可能性をほとんどなくすことが可能である。つまり、MOSトランジスタ102と制御回路103とを接続する配線を介して混入する外来ノイズがMOSトランジスタ102によって増幅されることはない。このことから、実施の形態1にかかるノイズ測定装置100によれば、素子自体のノイズが微小な場合であっても、素子のノイズ特性を精度良く測定することが可能である。
混入する外来ノイズは、例えば電源ノイズ(例えば、ハム)などの比較的周波数の低いノイズが多く、本実施の形態は、素子自体の低周波ノイズ(例えば、1/fノイズ)特性を測定する場合に有効である。
なお、被測定回路であるトランジスタ102の1/fノイズの測定にあたっては、定電圧供給用回路106、スイッチ群108等の測定回路を構成するトランジスタの発生するノイズが測定に影響を与えないようにする必要があるが、これは既知の方法によってノイズを低減することによって達成できる。たとえば、トランジスタがMOSトランジスタである場合には、ゲート長Lとゲート幅Wの比が一定である場合には、ゲート長Lが大きい方が1/fノイズを低減できることが知られているので、被測定回路であるトランジスタ102に対して、定電圧供給用回路106、スイッチ群108を構成するトランジスタのゲート長Lを大きくすることでノイズを低減することができる。
また、図2に示すように定電圧供給回路106のバンドギャップリファレンスとなるTr1、Tr2がバイポーラトランジスタである場合には、ベース領域とエミッタ領域との接触面積を減らすことにより、ベース領域を流れる総電流量を低減しノイズを減らすことができる。このように、同一の半導体基板上に形成され、被測定物であるMOSトランジスタ102の測定系を構成する定電圧供給用回路106及びスイッチ群108が発生するノイズを測定に影響を及ぼさないレベルまで低減することができる。つまり、測定系が発生するノイズは、被測定物であるMOSトランジスタ102が発生するノイズに対して影響を与えない。従って、本実施の形態のノイズ測定装置100によれば、素子自体が発生するノイズを精度良く測定することが可能である。
実施の形態2
実施の形態2にかかるノイズ測定装置200を図3に示す。本実施の形態の説明において実施の形態1と同様のものについては同様の符号を付して説明を省略する。図3に示すように、実施の形態2にかかるノイズ測定装置200は、被測定素子であるMOSトランジスタ202と同一の半導体基板201上にMOSトランジスタ202のノイズを増幅する増幅回路203を有している。ノイズ測定器105は、増幅回路203で増幅されたノイズを半導体基板201上の端子Pin2を介して測定する。
本実施の形態では、MOSトランジスタ202のゲート電圧は、実施の形態1と同様の同一の半導体基板201上に形成された制御回路、あるいは半導体基板とは分離された電圧源から供給される。また、MOSトランジスタ202のドレインは、端子Pin1を介して負荷抵抗RLの一端に接続され、負荷抵抗RLの他の一端は可変直流電圧供給装置104に接続されている。MOSトランジスタ202のソースは接地電位に接続されている。
MOSトランジスタ202のドレインに接続される配線であって、MOSトランジスタ202に隣接した部分に増幅回路203の入力端子が接続され、増幅回路203を介してノイズ測定器が接続されている。増幅回路203の回路の一例を図4に示す。図4に示すように、増幅回路203は、カップリングコンデンサC1で交流成分のみを増幅器AMP2に入力することで、交流信号であるノイズ信号のみを増幅して出力する回路である。ここで、増幅回路203とMOSトランジスタ202は、それぞれのノイズの影響を分離するために、別々に接地電位を供給することが好ましい。
実施の形態2にかかるノイズ測定装置200の動作について説明する。実施の形態2にかかるノイズ測定装置200は、被測定素子であるMOSトランジスタ202のゲートに電圧を供給する。これによって、MOSトランジスタ202を導通状態とすることで、MOSトランジスタ202には電圧とノイズが発生する。
この発生したノイズは、増幅回路203によって増幅され、増幅したノイズをノイズ測定器105で測定する。この場合、ノイズ測定器105で得られた結果に対して、増幅回路203の電圧増幅率を考慮して結果を補正する必要がある。
また、実施の形態2では、MOSトランジスタ202で発生するノイズを増幅回路203を介して出力しているため、増幅回路203で発生するノイズの影響を予め測定する必要がある。増幅回路111のノイズ測定回路を図5に示す。
図5に示すように、MOSトランジスタ202のノイズ測定時に増幅回路203の入力に接続されるMOSトランジスタ202に代えて、増幅回路203の入力を接地電位に接続することで、増幅回路203、負荷抵抗RL、可変直流電圧供給装置104だけのノイズ特性を測定することが可能である。
図5に示すノイズ測定回路で、増幅回路203、負荷抵抗RL、可変直流電圧供給装置104だけのノイズ特性を測定し、この結果をMOSトランジスタ202のノイズ特性の測定結果に対して効力することで、より精度の高いMOSトランジスタ202のノイズ特性を得ることが可能である。
実施の形態2にかかるノイズ測定装置200によれば、被測定素子であるMOSトランジスタ202で発生したノイズを、増幅回路203で増幅して出力する。これによって、半導体基板201とノイズ測定器105とを接続する配線で外来ノイズが混入した場合であっても、外来ノイズに対して、MOSトランジスタ202で発生したノイズのレベルを大きくすることが可能である。つまり、MOSトランジスタ202で発生したノイズへの外来ノイズの影響を低減することが可能である。
また、増幅回路203、負荷抵抗RL、可変直流電圧供給装置104だけのノイズ特性を予め測定することが可能であるため、MOSトランジスタ202のノイズ測定の結果に対して、この結果を考慮することでより精度の高いノイズ特性を測定することが可能である。
さらに、実施の形態1と同様に被測定素子であるMOSトランジスタ202のゲート電圧を供給する制御回路をMOSトランジスタ202と同一の半導体基板上に形成することで、実施の形態1と同様に精度の高いノイズ特性の測定が可能である。
また、同一の半導体基板上に形成され、被測定物であるMOSトランジスタ102の測定系を構成する定電圧供給用回路106、スイッチ群108及び増幅回路203は、実施の形態1と同様に既知の方法により発生する1/fノイズを測定に影響を及ぼさないレベルまで低減することができる。つまり、測定系が発生するノイズは、被測定物であるMOSトランジスタ102が発生するノイズに対して影響を与えない。従って、本実施の形態のノイズ測定装置200によれば、素子自体が発生するノイズを精度良く測定することが可能である。
実施の形態3
実施の形態3にかかるノイズ測定装置300を図6に示す。実施の形態2にかかるノイズ測定装置200が半導体基板201上に形成されたMOSトランジスタ202のノイズ特性を測定していたのに対して、実施の形態3にかかるノイズ測定装置は、半導体基板301上に形成されたバイポーラトランジスタのノイズ特性をする点で異なる。実施の形態1あるいは2と同様のものには同様の符号を付して説明を省略する。
実施の形態3にかかるノイズ測定装置300は、半導体基板301上にトランジスタ302が形成されている。つまり、実施の形態2のMOSトランジスタ202をNPNトランジスタに置き換えたものである。NPNトランジスタ302のエミッタ、コレクタ、ベースは、それぞれMOSトランジスタ202のソース、ドレイン、ゲートに相当する部分である。
また、NPNトランジスタ302のベースには、実施の形態1と同様の同一の半導体基板301上に形成された制御回路、あるいは半導体基板とは分離された電圧源から電圧が供給される。ここで、本実施の形態では、NPNトランジスタを測定しているため、NPNトランジスタ302のベースには、電流によってNPNトランジスタ302を制御する制御回路を接続してもよい。
つまり、実施の形態3にかかるノイズ測定装置300によれば、実施の形態1あるは実施の形態2と同様に精度の高いノイズ特性の測定がバイポーラトランジスタにおいても行うことが可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、適宜変更することが可能である。例えば、制御回路は、上記実施例に限られたものではなく、適宜ノイズの発生を抑制した電圧源とすることが可能である。また、増幅回路も適宜ノイズの発生を抑制した増幅回路とすることが可能である。また、バンドギャップリファレンス回路のTr1、Tr2をゲート長Lの大きなノイズの発生を抑制したMOSトランジスタにより実現することもできる。
実施の形態1にかかるノイズ測定回路を示す図である。 実施の形態1にかかる定電圧供給用回路を示す図である。 実施の形態2にかかるノイズ測定回路を示す図である。 実施の形態2にかかる増幅回路を示す図である。 実施の形態2にかかる増幅回路のみのノイズ特性を測定する回路を示す図である。 実施の形態3にかかるノイズ測定回路を示す図である。 従来のノイズ測定回路を示す図である。 従来のノイズ測定回路による1/fノイズと外来ノイズの関係を示すグラフである。
符号の説明
100 ノイズ測定装置
101 半導体基板
102 トランジスタ
103 制御回路
104 可変直流電圧供給装置
105 ノイズ測定器
106 定電圧供給用回路
107 抵抗群
108 スイッチ群
109 デコーダ回路
111 増幅回路
200 ノイズ測定装置
201 半導体基板
202 トランジスタ
203 増幅回路
300 ノイズ測定装置
301 半導体基板
302 トランジスタ
Pin1 端子
Pin2 端子
X 入力部
Y 入力部

Claims (8)

  1. 素子自体が発生する1/fノイズ特性を測定するための半導体装置であって、
    1/fノイズ測定対象となる被測定素子と、
    前記被測定素子の制御端子に制御信号を与える制御回路と、
    前記被測定素子の出力を増幅する増幅回路と、
    前記被測定素子と前記制御回路と前記増幅回路とが同一半導体基板上に形成されるノイズ測定用半導体装置。
  2. 素子自体が発生する1/fノイズ特性を測定するための半導体装置であって、
    1/fノイズ測定対象となる被測定素子と、
    前記被測定素子の制御端子に制御信号を与える制御回路と、
    前記被測定素子と前記制御回路とが同一半導体基板上に形成されるノイズ測定用半導体装置。
  3. 素子自体が発生する1/fノイズ特性を測定するための半導体装置であって、
    1/fノイズ測定対象となる被測定素子と、
    前記被測定素子の出力を増幅する増幅回路と、
    前記被測定素子と前記増幅回路とが同一半導体基板上に形成されるノイズ測定用半導体装置。
  4. 前記制御回路は、定電圧を出力する定電圧供給用回路と、複数の抵抗器が直列に接続され、前記複数の抵抗器のそれぞれのノードの抵抗分割比に基づいて前記定電圧を分割した複数の所定の電圧を出力する抵抗群と、前記複数の抵抗器のそれぞれの接続点ノードと前記被測定素子の制御端子との間に接続される複数のスイッチ素子を有するスイッチ群と、前記複数のスイッチのそれぞれを制御するデコーダ回路とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のノイズ測定用半導体装置。
  5. 前記制御回路は、前記被測定素子よりもノイズが少ない半導体素子を用いて構成されていることを特徴とする請求項1又は2、4に記載のノイズ測定用半導体装置。
  6. 前記増幅回路は、前記被測定素子よりもノイズが少ない半導体素子を用いて構成されていることを特徴とする請求項1又は3に記載のノイズ測定用半導体装置。
  7. 測定対象となる被測定素子に対して同一半導体基板上に形成される制御回路が出力する制御信号によって該被測定素子の制御端子を制御し、
    前記制御に基づいた前記被測定素子の出力結果を前記半導体基板とは分離された測定器にて半導体素子自体が発生する1/fノイズ特性を測定する方法。
  8. 前記制御回路は、前記被測定素子よりもノイズが少ない半導体素子を用いて構成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体素子自体が発生する1/fノイズ特性を測定する方法。

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