JP5023939B2 - 無線タグ通信装置及び無線タグ通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線タグとの間で無線による情報の通信を行う無線タグ通信装置及び無線タグ通信システムに関し、特に、予めリスト化された複数の無線タグの存在を可及的速やかに確認するための改良に関する。
所定の情報が記憶された小型の無線タグ(応答器)から所定の無線タグ通信装置(質問器)により非接触にて情報の読み出しを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが知られている。このRFIDシステムは、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても無線タグ通信装置との通信によりその無線タグに記憶された情報を読み出すことが可能であることから、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されている。
斯かる無線タグ通信装置を用いた無線タグ通信システムの一形態として、予めリスト化された複数の無線タグの存在を確認するシステムが提案されている。例えば、特許文献1に記載された存在確認システムがそれである。斯かる技術は、店舗内における商品の棚卸し等に好適に利用されるものであり、例えば、管理対象である複数の物品(商品)それぞれに無線タグが貼られると共に、各物品と無線タグのIDとの対応関係がリスト化される。そして、無線タグ通信装置により各物品に貼られた無線タグとの間で通信が行われることで、店舗内に存在する物品を簡便且つ速やかに確認することができる。
特開2004−93423号公報
しかし、前述したような従来の技術では、前記無線タグ通信装置による確認のための通信が進行するのに伴い、存在が未確認である物品すなわち無線タグの数は漸減していくにもかかわらず、通信対象としての無線タグは当初のままであることから、すべての物品を確認するのに過大な時間を要すると共に、前記無線タグ通信装置のバッテリを無駄に消耗するという弊害があった。特に、店舗内における商品の棚卸し等において複数の物品にそれぞれ貼り付けられた無線タグとの間で通信を行う場合、それら物品の配置の関係で通信をスムーズに行うことができない無線タグが存在するおそれがあり、全ての無線タグを速やかに確認するのは困難である。このため、予めリスト化された複数の無線タグの存在を可及的速やかに確認し得る技術の開発が求められていた。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、予めリスト化された複数の無線タグの存在を可及的速やかに確認し得る無線タグ通信装置及び無線タグ通信システムを提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、無線タグに向けて送信信号を送信すると共に、その送信信号に応じて前記無線タグから返信される返信信号を受信することでその無線タグとの間で情報の通信を行う、移動可能に設けられた携帯式の無線タグ通信装置であって、その無線タグ通信装置の移動を判定する移動判定部と、その移動判定部による判定結果に基づいて、識別情報を指定することなく全ての前記無線タグの検出を行う第1の通信モードと、予め定められた複数の前記無線タグを定義するリストに含まれる何れかの無線タグに対応する識別情報を指定してその無線タグの検出を行う第2の通信モードとを、選択的に成立させる通信制御部とを、備えたことを特徴とするものである。
また、前記目的を達成するために、本第2発明の要旨とするところは、上記第1発明の無線タグ通信装置と、その無線タグ通信装置との間で情報の通信を行い得る、前記リストを記憶するサーバ装置とを、備え、前記無線タグ通信装置によりそのリストに含まれる複数の無線タグの存在を確認するための通信を行うものであることを特徴とする無線タグ通信システムである。
このように、前記第1発明によれば、無線タグ通信装置の移動を判定する移動判定部と、その移動判定部による判定結果に基づいて、識別情報を指定することなく全ての前記無線タグの検出を行う第1の通信モードと、予め定められた複数の前記無線タグを定義するリストに含まれる何れかの無線タグに対応する識別情報を指定してその無線タグの検出を行う第2の通信モードとを、選択的に成立させる通信制御部とを、備えたものであることから、無線タグ通信装置(それを携帯する利用者)の移動状態に応じて通信モードを適宜切り換えることができるため、未確認の無線タグとの間で効率的に通信を行うことができる。すなわち、予めリスト化された複数の無線タグの存在を可及的速やかに確認し得る無線タグ通信装置を提供することができる。
ここで、前記第1発明において、好適には、前記通信制御部は、前記移動判定部により予め定められた所定時間以上前記無線タグ通信装置の移動が判定されなかった場合には、前記第1の通信モードから第2の通信モードへ切り換え、前記リストに含まれる無線タグのうち未検出の無線タグの識別情報を指定して通信を行うものである。このようにすれば、無線タグ通信装置(それを携帯する利用者)の移動が滞っている場合に未確認の識別情報を指定しての通信に切り換えることで、重複した識別情報の読み取りを好適に回避でき、未確認の無線タグとの間で効率的に通信を行うことができる。
また、好適には、前記通信制御部は、前記移動判定部により前記無線タグ通信装置の往復移動が判定された場合には、前記第1の通信モードから第2の通信モードへ切り換え、前記リストに含まれる無線タグのうち未検出の無線タグの識別情報を指定して通信を行うものである。このようにすれば、無線タグ通信装置(それを携帯する利用者)が所定の位置を往復している場合に未確認の識別情報を指定しての通信に切り換えることで、重複した識別情報の読み取りを好適に回避でき、未確認の無線タグとの間で効率的に通信を行うことができる。
また、好適には、前記通信制御部は、前記移動判定部により前記無線タグ通信装置の通常移動が判定された場合には、前記第2の通信モードから第1の通信モードへ切り換えるものである。このようにすれば、対象となる無線タグの確認がスムーズに進行している場合に、全ての無線タグを通信対象とする通信に切り換えることで、未確認の無線タグとの間で効率的に通信を行うことができる。
また、好適には、前記通信制御部は、前記リストに含まれる無線タグのうち全ての無線タグが検出済みである場合には、前記第2の通信モードへの切り換えを禁止して第1の通信モードに固定するものである。このようにすれば、不要な通信モードの切り換えを抑制して好適な通信を実現できる。
また、好適には、前記リストを記憶する記憶装置を内蔵するものである。このようにすれば、実用的な態様でそのリストに含まれる複数の無線タグの存在を確認するための通信を行うことができる。
また、前記第2発明によれば、前記第1発明の無線タグ通信装置と、その無線タグ通信装置との間で情報の通信を行い得る、前記リストを記憶するサーバ装置とを、備え、前記無線タグ通信装置によりそのリストに含まれる複数の無線タグの存在を確認するための通信を行うものであることを特徴とする無線タグ通信システムであることから、無線タグ通信装置(それを携帯する利用者)の移動状態に応じて通信モードを適宜切り換えることができるため、未確認の無線タグとの間で効率的に通信を行うことができる。すなわち、予めリスト化された複数の無線タグの存在を可及的速やかに確認し得る無線タグ通信システムを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用される無線タグ通信システム10を説明する図である。この無線タグ通信システム10は、本第1発明の一実施例である無線タグ通信装置12と、その無線タグ通信装置12の通信対象である単数乃至は複数(図1では単数)の無線タグ14とから構成される所謂RFID(Radio Frequency Identification)システムであり、上記無線タグ通信装置12はそのRFIDシステムの質問器として、上記無線タグ14は応答器としてそれぞれ機能する。すなわち、上記無線タグ通信装置12から質問波F(送信信号)が上記無線タグ14に向けて送信されると、その質問波Fを受信した上記無線タグ14において所定の情報信号(データ)によりその質問波Fが変調され、応答波F(返信信号)として上記無線タグ通信装置12に向けて返信されることで、その無線タグ通信装置12と無線タグ14との間で情報の通信が行われる。この無線タグ通信システム10は、図5等を用いて後述するように、所定の通信領域内における物品80の管理等に好適に用いられるものであり、上記無線タグ14は管理対象である物品80に貼られる等してその物品80と一体的に設けられている。
図2は、上記無線タグ通信装置12の外観を示す斜視図である。この図2に示すように、本実施例の無線タグ通信装置12は、主に上記無線タグ14との間で情報の通信を行うための通信部16と、上記通信に関する所定の映像(画像)を表示させるための表示部18と、上記通信に関する種々の操作を行うための操作部20とを、備えている。この無線タグ通信装置12は、好適には、所定位置例えば上記無線タグ通信システム10の適用される室(乃至はその床)等に対して移動可能に設けられた携帯式装置すなわちハンディスキャナであり、上記無線タグ14の検索等に際して利用者が携帯して用いることができるようになっている。
上記通信部16は、前記無線タグ14に向けて送信信号を送信すると共に、その送信信号に応じてその無線タグ14から返信される返信信号を受信するための送受信アンテナ22を備えている。この送受信アンテナ22としては、例えば、パッチアンテナ等により、直線偏波平面アンテナや円偏波平面アンテナが好適に用いられる。また、上記表示部18は、液晶ディスプレイ等の表示装置であり、例えば、図2に示すように、後述するメモリ部76から読み出される検索対象となり得る無線タグ14のリストを表示させたり、検索対象である無線タグ14が検出されたことを示す映像を表示させるというように、前記無線タグ14との間の通信に関する様々な映像を表示させる。また、上記操作部20は、前記無線タグ14の検索を実行させるための検索ボタン30と、上記表示部18に表示されるカーソルを移動させる等の操作を行うための上下左右の移動ボタン32とを、備えている。前記無線タグ通信装置12は、例えば、上記検索ボタン30が押下されている間は継続して前記無線タグ14の検索を行う。
図3は、上記無線タグ通信装置12の構成を説明する図である。この図3に示すように、上記無線タグ通信装置12は、上記無線タグ14に対する情報の読み出しや、その無線タグ14の検索等を実行するためにその無線タグ14との間で情報の通信を行うものであり、送信信号をディジタル信号として出力したり、上記無線タグ14からの返信信号を復調する等のディジタル信号処理を実行するDSP(Digital Signal Processor)34と、そのDSP34により出力された送信信号を記憶する送信メモリ部36と、その送信メモリ部36から読み出される送信信号をアナログ信号に変換する送信信号D/A変換部38と、所定の周波数の局発信号を発生させる局部発振器40と、上記送信信号D/A変換部38によりアナログ信号に変換された送信信号の周波数をその局部発振器40から出力される局発信号の周波数だけ高くするアップコンバータ42と、そのアップコンバータ42から出力される送信信号を所定の増幅率で増幅する送信信号増幅部44と、前記送受信アンテナ22により受信される受信信号を所定の増幅率で増幅する受信信号増幅部46と、上記送信信号増幅部44により増幅された送信信号を前記送受信アンテナ22に供給すると共に、その送受信アンテナ22により受信された受信信号を上記受信信号増幅部46に供給する送受信分離部48と、上記受信信号増幅部46により増幅された受信信号の周波数を上記局部発振器40から出力される局発信号の周波数だけ低くするダウンコンバータ50と、そのダウンコンバータ50から出力される受信信号をディジタル信号に変換する受信信号A/D変換部52と、その受信信号A/D変換部52によりディジタル信号に変換された受信信号を記憶すると共に、上記DSP34によりその受信信号の読み出しが可能とされた受信メモリ部54とを、備えて構成されている。ここで、上記送受信分離部48としては、サーキュレータ若しくは方向性結合器等が好適に用いられる。
上記DSP34は、中央演算処理装置であるCPU、読出専用メモリであるROM、及び随時書込読出メモリであるRAM等から成り、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータシステムであり、前記無線タグ14への送信信号に対応するコマンドビット列を生成するコマンドビット列生成部56と、そのコマンドビット列生成部56から出力されたディジタル信号を符号化する符号化部58と、その符号化部58により符号化された信号を変調して上記送信メモリ部36に供給する変調部60と、上記受信メモリ部54から読み出された受信信号を復調して復調波を検出する復調部62と、その復調部62により復調された復調波を復号する復号部64と、その復号部64により復号された復号信号を解釈して前記無線タグ14の変調に関する情報信号を読み出す返答ビット列解釈部66と、その返答ビット列解釈部66により読み出された情報信号に応じて前記表示部18に所定の映像を表示させる等、その表示部18における表示を制御する表示制御部68と、所定位置例えば上記無線タグ通信システム10の適用される室(乃至はその床)等に対する前記無線タグ通信装置12の相対的な移動を判定する移動判定部70と、上記コマンドビット列生成部56等を介して前記無線タグ14を対象とする無線通信を制御する通信制御部72とを、機能的に備えている。また、前記無線タグ通信装置12は、データベースサーバ等との間で無線LAN通信により情報の送受信を行うための無線LAN通信部74と、その無線LAN通信部74により受信された情報や上記返答ビット列解釈部66により読み出された情報信号等、上記無線タグ14との通信に関する様々な情報を記憶するメモリ部76と、所定位置例えば上記無線タグ通信システム10の適用される室(乃至はその床)等に対する前記無線タグ通信装置12の相対的な加速度を検出する加速度センサ26と、所定のGPS衛星からの電波に基づいて前記無線タグ通信装置12の位置(緯度及び経度)を検出するGPS(Global Positioning Systems)28をを、備えている。上記移動判定部70及び通信制御部72の動作については、図7乃至図9等を用いて後述する。なお、後述するサーバ装置102との通信を行う必要がない態様では、上記無線LAN通信部74は必ずしも設けられなくともよい。
図4は、前記メモリ部76に記憶された無線タグリストを例示する図である。また、図5は、本実施例の無線タグ通信システム10において、収納庫78内に収納された物品80に貼られた無線タグ14を前記無線タグ通信装置12により検索する様子を説明する図である。この図5に示すように、本実施例の無線タグ通信システム10では、例えば、管理対象物である物品80a、80b、80c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に物品80という)にそれぞれ1つずつの無線タグ14a、14b、14c、・・・が貼り付けられており、それら無線タグ14の検索により各無線タグ14に対応する物品80の収納された位置が検出され、それら物品80の棚卸し等の管理を行い得るようになっている。ここで、各無線タグ14には、それぞれ所定のID(例えば8桁の数字)が後述するメモリ部94に記憶されており、そのIDによりそれぞれの無線タグ14が識別可能とされている。また、図4に示すように、前記無線タグ通信装置12のメモリ部76には、前記無線タグ通信システム10における管理対象である複数の無線タグ14それぞれのIDが、各無線タグ14が貼り付けられた物品80に関する情報と関連づけられて記憶されている。すなわち、前記無線タグ通信システム10における管理対象である全ての無線タグ14に関して、その無線タグ14の管理対象物として例えば書籍名、著者名、及び出版社等の情報が定義リストとして記憶されている。また、それぞれの無線タグ14が検出されたか否かを示す確認フラグON又はOFFが各無線タグ14のIDと関連づけられて記憶されるようになっている。換言すれば、前記無線タグ通信システム10に備えられた全ての無線タグ14に関して、それら無線タグ14が前記無線タグ通信装置12により検出されたか否か(検出既であるか未検出であるか)がその無線タグ通信装置12に内蔵された記憶装置としての前記メモリ部76の無線タグリストに記憶されるようになっている。
図6は、前記無線タグ14に備えられた無線タグ回路素子82の構成を説明する図である。この図6に示すように、上記無線タグ回路素子82は、前記無線タグ通信装置12との間で信号の送受信を行うためのアンテナ部84と、そのアンテナ部84により受信された信号を処理するためのIC回路部86とを、備えて構成されている。そのIC回路部86は、上記アンテナ部84により受信された前記無線タグ通信装置12からの質問波Fを整流する整流部88と、その整流部88により整流された質問波Fのエネルギを蓄積するための電源部90と、上記アンテナ部84により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部98に供給するクロック抽出部92と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶部として機能するメモリ部94と、上記アンテナ部84に接続されて信号の変調及び復調を行う変復調部96と、上記整流部88、クロック抽出部92、及び変復調部96等を介して上記無線タグ回路素子82の作動を制御するための制御部98とを、機能的に含んでいる。この制御部98は、前記無線タグ通信装置12と通信を行うことにより上記メモリ部94に上記所定の情報を記憶する制御や、上記アンテナ部84により受信された質問波Fを上記変復調部96において上記メモリ部94に記憶された情報信号に基づいて変調したうえで応答波Fとして上記アンテナ部84から反射返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図3に戻って、前記移動判定部70は、前記無線タグ通信装置12の移動を判定する。具体的には、前記無線タグ通信装置12に内蔵された前記加速度センサ26により検出されるその無線タグ通信装置12の加速度に基づいて、その無線タグ通信装置12の地面(収納庫78等が設置された床面)に対する移動を検出する。また、前記無線タグ通信装置12に内蔵されたGPS28により検出されるその無線タグ通信装置12の緯度及び経度に基づいて、その無線タグ通信装置12の緯度及び経度に関する移動を検出する。なお、本実施例では、前記無線タグ通信装置12が加速度センサ26及びGPS28を備えた構成を例示しているが、前記移動判定部70により前記無線タグ通信装置12の移動を検出し得るのであれば、その何れか一方をのみを備えたものであってもよい。また、他の検出装置により前記無線タグ通信装置12の移動を検出するものであっても構わない。
図7は、前記無線タグ通信システム10の管理領域内に設置された複数の収納庫78の間を前記無線タグ通信装置12が通常移動する様子を説明する図である。また、図8は、前記無線タグ通信システム10の管理領域内に設置された複数の収納庫78の間を前記無線タグ通信装置12が移動する際に(a)所定時間の移動停止及び(b)往復移動が行われた様子を説明する図である。前記移動判定部70は、好適には、前記無線タグ通信装置12の通常移動を判定する。例えば、前記無線タグ通信装置12が所定時間以上停止も往復移動もせずに移動を継続した場合には、その無線タグ通信装置12が通常移動を行ったものと判定する。また、前記移動判定部70は、好適には、前記無線タグ通信装置12が所定時間の移動停止を行ったか否かを判定する。換言すれば、予め定められた所定時間以上前記無線タグ通信装置12の移動が判定されなかったか否かを判定する。また、前記移動判定部70は、好適には、前記無線タグ通信装置12が所定回数以上の往復移動を行ったか否かを判定する。
ここで、前記通信制御部72は、前記移動判定部70による判定結果に基づいて、前記メモリ部76に記憶されたリストに含まれる全ての無線タグ14を通信対象としてそれら無線タグ14との間で情報の通信を行う第1の通信モードと、指定された識別情報(ID)に対応する少なくとも1つの前記無線タグ14を通信対象としてその無線タグ14との間で情報の通信を行う第2の通信モードとを、選択的に成立させる。すなわち、前記移動判定部70による判定結果に応じて、IDを無指定で全ての無線タグ14の検出を行う「Get All ID」コマンドによる全タグ読取モードと、IDを指定して検出を行う「Get This ID」コマンドによるタグ指定読取モードとを選択的に成立させる。具体的には、上記第1の通信モードにおいては、前記コマンドビット列生成部56により「Get All ID」コマンドに係るコマンドビット列を生成し、そのコマンドビット列に対応する通信を行う一方、上記第2の通信モードにおいては、前記コマンドビット列生成部56により、前記メモリ部76に記憶されたリストに含まれる無線タグ14のうち未検出(確認フラグがOFFである)の無線タグ14のIDを指定して「Get This ID」コマンドに係るコマンドビット列を生成し、そのコマンドビット列に対応する通信を行う。
また、前記通信制御部72は、好適には、前記移動判定部70により予め定められた所定時間以上前記無線タグ通信装置12の移動が判定されなかった場合には、前記第1の通信モードから第2の通信モードへ切り換え、前記メモリ部76に記憶されたリストに含まれる無線タグ14のうち未検出の無線タグ14(確認フラグがOFFであるもの)のIDを指定して通信を行うものである。図8に(a)で示すように、前記無線タグ通信装置12の移動が所定時間以上判定されなかった場合、すなわちその無線タグ通信装置12の所定時間以上の移動停止が判定される場合には、所定の無線タグ14(乃至はその無線タグ14の貼られた物品80)を検出するために利用者がその場に立ち止まっていることが考えられる。このため、斯かる場合にはIDを指定して検出を行う「Get This ID」コマンドによる第2の通信モードを自動的に成立させることで、探している無線タグ14の検出を効率よく行うことができる。
また、前記通信制御部72は、好適には、前記移動判定部70により前記無線タグ通信装置12の往復移動が判定された場合には、前記第1の通信モードから第2の通信モードへ切り換え、前記メモリ部76に記憶されたリストに含まれる無線タグ14のうち未検出の無線タグ14のIDを指定して通信を行うものである。図8に(b)で示すように、前記無線タグ通信装置12の往復移動が判定された場合には、所定の無線タグ14(乃至はその無線タグ14の貼られた物品80)を検出するために利用者がその場を往復移動していることが考えられる。このため、斯かる場合にはIDを指定して検出を行う「Get This ID」コマンドによる第2の通信モードを自動的に成立させることで、探している無線タグ14の検出を効率よく行うことができる。
また、前記通信制御部72は、好適には、前記移動判定部70により前記無線タグ通信装置12の通常移動が判定された場合には、前記第2の通信モードから第1の通信モードへ切り換えるものである。前記無線タグ通信装置12の通常移動が判定された場合には、任意の無線タグ14を検出するために利用者が前記収納庫78の間を移動していることが考えられる。このため、斯かる場合にはIDを指定せずに全ての無線タグ14の検出を行う「Get All ID」コマンドによる第1の通信モードを自動的に成立させることで、前記無線タグ通信システム10の管理領域内に存在する無線タグ14を効率よく検出することができる。また、前記通信制御部72は、前記メモリ部76に記憶されたリストに含まれる無線タグ14のうち全ての無線タグ14が検出済みである場合(全ての確認フラグがONである場合)には、前記第2の通信モードへの切り換えを禁止して第1の通信モードに固定するものである。
図9は、前記無線タグ通信装置12のDSP34による無線タグ通信制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)S1において、前記無線タグ通信装置12による無線タグ14の読取制御(検出制御)が開始されたか否かが判断される。このS1の判断が否定される場合には、S1の判断が繰り返されることにより待機させられるが、S1の判断が肯定される場合には、S2において、IDを指定せずに全ての無線タグ14の検出を行う全タグ読取モード(第1の通信モード)が成立させられ、前記コマンドビット列生成部56等を介して「Get All ID」コマンドに対応する通信処理が実行される。次に、S3において、S2の通信の結果得られた無線タグ14のIDが、前記メモリ部76に記憶されたリストと照会され、そのIDに対応する確認フラグがONとされる。次に、S4において、前記加速度センサ26やGPS28等により前記無線タグ通信装置12の移動に関する情報が検出(取得)される。次に、S5において、t秒以上前記無線タグ通信装置12の移動が判定されなかったか否かが判断される。このS5の判断が肯定される場合には、S7以下の処理が実行されるが、S5の判断が否定される場合には、S6において、前記無線タグ通信装置12が同じ場所をn回以上往復する移動が判定されたか否かが判断される。このS6の判断が否定される場合には、S1以下の処理が再び実行されるが、S6の判断が肯定される場合には、S7において、前記メモリ部76に記憶されたリスト内に未検出ID(確認フラグがOFFであるもの)があるか否かが判断される。このS7の判断が否定される場合には、S1以下の処理が再び実行されるが、S7の判断が肯定される場合には、S8において、IDを指定して検出を行うタグ指定読取モード(第2の通信モード)が成立させられ、前記コマンドビット列生成部56等を介して「Get This ID」コマンドに対応する通信処理が実行される。次に、S9において、S8の通信の結果得られた無線タグ14のIDが、前記メモリ部76に記憶されたリストと照会され、そのIDに対応する確認フラグがONとされる。次に、S10において、前記メモリ部76に記憶されたリストにおける全ての無線タグ14の検出が完了する等して、前記無線タグ通信装置12による無線タグ14の読取制御が終了させられるか否かが判断される。このS10の判断が否定される場合には、S5以下の処理が再び実行されるが、S10の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。以上の制御において、S4乃至S6が前記移動判定部70の動作に、S2及びS8が前記通信制御部72の動作にそれぞれ対応する。
このように、本実施例によれば、無線タグ通信装置12の移動を判定する移動判定部70(S4乃至S6)と、その移動判定部70による判定結果に基づいて、予め定められた複数の前記無線タグ14を定義するリストに含まれる全ての無線タグ14を通信対象としてそれら無線タグ14との間で情報の通信を行う第1の通信モードと、指定された識別情報に対応する少なくとも1つの前記無線タグ14を通信対象としてその無線タグ14との間で情報の通信を行う第2の通信モードとを、選択的に成立させる通信制御部72(S2及びS8)とを、備えたものであることから、前記無線タグ通信装置12(それを携帯する利用者)の移動状態に応じて通信モードを適宜切り換えることができるため、未確認の無線タグ14との間で効率的に通信を行うことができる。すなわち、予めリスト化された複数の無線タグの存在を可及的速やかに確認し得る無線タグ通信装置12を提供することができる。
また、前記通信制御部72は、前記移動判定部70により予め定められた所定時間以上前記無線タグ通信装置12の移動が判定されなかった場合には、前記第1の通信モードから第2の通信モードへ切り換え、前記リストに含まれる無線タグ14のうち未検出の無線タグ14のIDを指定して通信を行うものであるため、前記無線タグ通信装置12(それを携帯する利用者)の移動が滞っている場合に未確認のIDを指定しての通信に切り換えることで、重複した識別情報の読み取りを好適に回避でき、未確認の無線タグ14との間で効率的に通信を行うことができる。
また、前記通信制御部72は、前記移動判定部70により前記無線タグ通信装置12の往復移動が判定された場合には、前記第1の通信モードから第2の通信モードへ切り換え、前記リストに含まれる無線タグ14のうち未検出の無線タグ14のIDを指定して通信を行うものであるため、前記無線タグ通信装置12(それを携帯する利用者)が所定の位置を往復している場合に未確認のIDを指定しての通信に切り換えることで、重複した識別情報の読み取りを好適に回避でき、未確認の無線タグ14との間で効率的に通信を行うことができる。
また、前記通信制御部72は、前記移動判定部70により前記無線タグ通信装置12の通常移動が判定された場合には、前記第2の通信モードから第1の通信モードへ切り換えるものであるため、対象となる無線タグ14の確認がスムーズに進行している場合に、全ての無線タグ14を通信対象とする通信に切り換えることで、未確認の無線タグ14との間で効率的に通信を行うことができる。
また、前記通信制御部72は、前記リストに含まれる無線タグ14のうち全ての無線タグ14が検出済みである場合には、前記第2の通信モードへの切り換えを禁止して第1の通信モードに固定するものであるため、不要な通信モードの切り換えを抑制して好適な通信を実現できる。
また、前記無線タグ通信装置12は、前記リストを記憶する記憶装置としてのメモリ部76を内蔵するものであるため、実用的な態様でそのリストに含まれる複数の無線タグ14の存在を確認するための通信を行うことができる。
続いて、本発明の他の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、実施例相互に共通する部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
図10は、本第2発明の一実施例である無線タグ通信システム100について説明する図である。この図10に示すように、本実施例の無線タグ通信システム100は、前記無線タグ通信装置12及び複数の無線タグ14に加え、その無線タグ通信装置12との間で情報の通信を行い得る、前記リストを記憶するサーバ装置102を備え、前記無線タグ通信装置12によりそのリストに含まれる複数の無線タグ14の存在を確認するための通信を行うものである。
図11は、上記サーバ装置102の構成を例示する図である。この図11に示すように、上記サーバ装置102は、中央演算処理装置であるCPU104により随時書込読出メモリであるRAM108の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM106に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータであり、前記無線タグ通信装置12を介して前記無線タグ通信システム100による無線タグ14の管理をはじめとする各種制御を行うサーバである。また、図11に示すように、CRTやTFT等の映像表示装置110と、その映像表示装置110による映像の表示を制御するための映像表示制御装置であるビデオボード112と、キーボード等の入力装置114と、その入力装置114による入力を処理するための入力インターフェイス116と、同様に無線LANインターフェイスを備えた前記無線タグ通信装置12等と無線により情報の通信を行うための無線通信部118とを、備えて構成されている。また、予め定められた複数の前記無線タグ14を定義するリストすなわち前述した図4に示すようなタグリストを記憶する記憶装置120を備えている。
上述のように構成された無線タグ通信システム100において、前記無線タグ通信装置12は、前記サーバ装置102の記憶装置120に記憶されたリストを参照して前記制御を行う。すなわち、前記無線LAN通信部74を介して前記サーバ装置102の記憶装置120に記憶されたリストにおける無線タグ14のIDを読み出し、そのリストに記憶された無線タグ14を検出対象として前記通信制御を行う。また、前述の実施例と同様に、前記移動判定部70による判定結果に基づいて、そのリストに含まれる全ての無線タグ14を通信対象としてそれら無線タグ14との間で情報の通信を行う第1の通信モードと、指定されたIDに対応する少なくとも1つの前記無線タグ14を通信対象としてその無線タグ14との間で情報の通信を行う第2の通信モードとを、選択的に成立させる前述の制御を行う。
図12は、前記無線タグ通信システム100に備えられた無線タグ通信装置12のDSP34による無線タグ通信制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。なお、この図12に示す制御において、前述した図9に示す制御と共通のステップについては同一の符号を付してその説明を省略する。この図12に示す制御では、前述したS2の処理に続くS11において、前記無線LAN通信部74により前記サーバ装置102との通信が行われる。また、前述したS8の処理に続くS12において、前記無線LAN通信部74により前記サーバ装置102との通信が行われる。
このように、本実施例によれば、前記無線タグ通信装置12と、その無線タグ通信装置12との間で情報の通信を行い得る、前記リストを記憶するサーバ装置102とを、備え、前記無線タグ通信装置12によりそのリストに含まれる複数の無線タグ14の存在を確認するための通信を行うものであることから、前記無線タグ通信装置12(それを携帯する利用者)の移動状態に応じて通信モードを適宜切り換えることができるため、未確認の無線タグ14との間で効率的に通信を行うことができる。すなわち、予めリスト化された複数の無線タグ14の存在を可及的速やかに確認し得る無線タグ通信システム100を提供することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、前記移動判定部70及び通信制御部72は、何れも前記DSP34に機能的に備えられたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前記移動判定部70及び通信制御部72と等価な制御機能をそれぞれ個別に有する制御装置が前記DSP34とは別体として備えられたものであってもよい。また、これらの制御機能による制御動作は、ディジタル信号処理によるものであるとアナログ信号処理によるものであるとを問わない。
また、前述の実施例では、前記加速度センサ26及びGPS28を備えて、それらにより検出される位置情報により前記無線タグ通信装置12の移動を検出する例を説明したが、例えば、前記無線タグ通信装置12に位置検出用の無線タグ14を内蔵させ、その無線タグ14を他のリーダにより検出させてその検出結果を取得することにより前記無線タグ通信装置12の移動を検出するものであってもよい。すなわち、前記無線タグ通信システム10等の管理範囲内における所定位置に対する前記無線タグ通信装置12の相対的な移動を判定し得るのであればその態様は問わない。
また、前述の実施例では、指向性制御を特に行わない無線タグ通信装置12について説明したが、例えば、PAA(Phased Array Antenna)処理やAAA(Adaptive Array Antenna)処理等により前記無線タグ14との通信指向性を制御し得る無線タグ通信装置にも本発明は好適に適用されるものである。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明が好適に適用される無線タグ通信システムを説明する図である。 本発明の一実施例である無線タグ通信装置の外観を示す斜視図である。 図2に示す無線タグ通信装置の構成を説明する図である。 図2に示す無線タグ通信装置のメモリ部に記憶された無線タグリストを例示する図である。 図1に示す無線タグ通信システムにおいて、収納庫内に収納された物品に貼られた無線タグを図2に示す無線タグ通信装置により検索する様子を説明する図である。 図1に示す無線タグ通信システムの管理対象である無線タグに備えられた無線タグ回路素子の構成を説明する図である。 図1に示す無線タグ通信システムの管理領域内に設置された複数の収納庫の間を図2に示す無線タグ通信装置が通常移動する様子を説明する図である。 図1に示す無線タグ通信システムの管理領域内に設置された複数の収納庫の間を図2に示す無線タグ通信装置が移動する際に所定時間の移動停止及び往復移動が行われた様子を説明する図である。 図3に示す無線タグ通信装置のDSPによる無線タグ通信制御の要部を説明するフローチャートである。 本第2発明の一実施例である無線タグ通信システムについて説明する図である。 図10に示す無線タグ通信システムに備えられたサーバ装置の構成を例示する図である。 図10に示す無線タグ通信システムに備えられた図3に示す無線タグ通信装置のDSPによる無線タグ通信制御の要部を説明するフローチャートである。
符号の説明
10、100:無線タグ通信システム
12:無線タグ通信装置
14:無線タグ
70:移動判定部
72:通信制御部
76:メモリ部(記憶装置)
102:サーバ装置

Claims (7)

  1. 無線タグに向けて送信信号を送信すると共に、該送信信号に応じて前記無線タグから返信される返信信号を受信することで該無線タグとの間で情報の通信を行う、移動可能に設けられた携帯式の無線タグ通信装置であって、
    該無線タグ通信装置の移動を判定する移動判定部と、
    該移動判定部による判定結果に基づいて、識別情報を指定することなく全ての前記無線タグの検出を行う第1の通信モードと、予め定められた複数の前記無線タグを定義するリストに含まれる何れかの無線タグに対応する識別情報を指定して該無線タグの検出を行う第2の通信モードとを、選択的に成立させる通信制御部と
    を、備えたものであることを特徴とする無線タグ通信装置。
  2. 前記通信制御部は、前記移動判定部により予め定められた所定時間以上前記無線タグ通信装置の移動が判定されなかった場合には、前記第1の通信モードから第2の通信モードへ切り換え、前記リストに含まれる無線タグのうち未検出の無線タグの識別情報を指定して通信を行うものである請求項1に記載の無線タグ通信装置。
  3. 前記通信制御部は、前記移動判定部により前記無線タグ通信装置の往復移動が判定された場合には、前記第1の通信モードから第2の通信モードへ切り換え、前記リストに含まれる無線タグのうち未検出の無線タグの識別情報を指定して通信を行うものである請求項1に記載の無線タグ通信装置。
  4. 前記通信制御部は、前記移動判定部により前記無線タグ通信装置の通常移動が判定された場合には、前記第2の通信モードから第1の通信モードへ切り換えるものである請求項1から3の何れか1項に記載の無線タグ通信装置。
  5. 前記通信制御部は、前記リストに含まれる無線タグのうち全ての無線タグが検出済みである場合には、前記第2の通信モードへの切り換えを禁止して第1の通信モードに固定するものである請求項1から4の何れか1項に記載の無線タグ通信装置。
  6. 前記リストを記憶する記憶装置を内蔵するものである請求項1から5の何れか1項に記載の無線タグ通信装置。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載の無線タグ通信装置と、該無線タグ通信装置との間で情報の通信を行い得る、前記リストを記憶するサーバ装置とを、備え、前記無線タグ通信装置により該リストに含まれる複数の無線タグの存在を確認するための通信を行うものであることを特徴とする無線タグ通信システム。
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