JP5023080B2 - 画像生成装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二値化された写真や絵等の画像データと、文字データを画像変換した文字画像データとを重ね合わせて、印刷装置に印刷させる画像生成装置及び画像形成装置に関する。
一般的に、写真や絵等の画像データと文字画像データとを重ね合わせて印刷する印刷装置がよく知られている。
このような、一般的な印刷装置では、それぞれの画像データを重ね合わせる際、利用者が判読可能なように、文字の輪郭部分を白抜きにする等の処理を行っていた。
例えば、特許文献1には、テキストイメージをシフトさせてマスクパターンを作成し、背景写真及びマスクパターン並びにテキストイメージを合成して、合成後のテキスト輪郭部を白化処理とする印刷装置が提案されている。
特許文献2には、ホストコンピュータから受信される印刷データにおいて、テキストデータの周囲を囲むドットを白化処理にすることによりウォーターマークとテキストデータとの違いを明確にし、見易い印刷イメージを得ることができる印刷装置が提案されている。
特許文献3には、図40(C)、図49、及び図92に示されるように、写真又はイラスト画像の中に文字が枠付きで出力する印刷装置が提案されている。
特開2005−173802号公報 特開2007−45133号公報 特開平9−172544号公報
しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置では、テキストイメージを上、下、左、又は右にシフトさせてそれらの結果から背景写真のマスクパターンを作成しているので、そのために必要なメモリの記憶容量が大きくなり、また、CPUの負荷が大きくなりその分処理時間が長くなるという課題があった。
また、背景画像となる写真等の画像データには、濃い色の部分と淡い色の部分との両方が含まれている場合が多い。
更に、特許文献1〜3の技術では、合成する画像データの濃淡を考慮することなく、文字画像データを直接又は間接に加工し、文字の輪郭部を白化処理し、背景画像となる写真等の画像データと合成するので、無駄な処理が多くなるという課題があった。例えば、背景画像となる画像データに淡い色が多く含まれている場合、このような白化処理を施さなくとも、利用者は合成後の文字を判別可能であるが、特許文献1〜3の技術では、合成する写真画像データの濃淡にかかわらず、白化処理を実行するので、メモリ容量を無駄に消費し、またCPUに無駄な負荷がかかる場合があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、比較的低い負荷で、背景となる二値化画像データの濃淡に応じて、適切に白化処理する画像生成装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。なお、本明細書内で言う二値化画像データとは、写真、イラスト、又は、ロゴや表題に使用されるようなサイズが大きな文字のデータのことである。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像生成装置の第1の特徴は、二値化された画像データを二値化画像データとして記憶する二値化画像データ記憶手段と、文字データを画像変換して生成された文字画像データを記憶する文字画像データ記憶手段と、前記文字画像データ記憶手段に記憶された文字画像データから文字画素を検出する文字画素検出手段と、前記文字画像データと前記二値化画像データとを重ね合わせた場合に、前記文字画素検出手段により検出された文字画素と重なり合う前記二値化画像データの画素に対する周辺画素のうち黒画素である数を周辺画素数として計数する周辺画素数計数手段と、前記周辺画素数計数手段により計数された周辺画素数が所定の閾値以上か否かを判定する画像領域判定手段と、前記画像領域判定手段により所定の閾値以上と判定された前記二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理する白画素変換処理手段と、前記白画素変換処理手段により白化処理された二値化画像データと前記文字画像データとを重ね合わせることにより合成画像データを生成する合成画像データ生成手段とを備えたことにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像生成装置の第2の特徴は、二値化された画像データを二値化画像データとして記憶する二値化画像データ記憶手段と、文字データを画像変換して生成された文字画像データを記憶する文字画像データ記憶手段と、前記文字画像データ記憶手段に記憶された文字画像データから文字画素を検出する文字画素検出手段と、前記文字画像データと前記二値化画像データとを重ね合わせた場合に、前記文字画素検出手段により検出された文字画素と重なり合う前記二値化画像データの画素に対する周辺画素のうち黒画素である数を周辺画素数として計数する周辺画素数計数手段と、前記周辺画素数計数手段により計数された周辺画素数が複数の画素数範囲のうちいずれの画素数範囲に属するかを判定する画像領域判定手段と、前記画像領域判定手段により判定された画素数範囲に応じて、前記二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理する白画素変換処理手段と、前記白画素変換処理手段により白化処理された二値化画像データと前記文字画像データとを重ね合わせることにより合成画像データを生成する合成画像データ生成手段とを備えたことにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像生成装置の第3の特徴は、二値化されたカラーの画像データを二値化画像データとして記憶する二値化画像データ記憶手段と、文字データを画像変換して生成された文字画像データを記憶する文字画像データ記憶手段と、前記文字画像データ記憶手段に記憶された文字画像データから文字画素を検出する文字画素検出手段と、前記文字画像データと前記二値化画像データとを重ね合わせた場合に、前記文字画素検出手段により検出された文字画素と重なり合う前記二値化画像データの画素に対する周辺画素のうち前記文字画素と同色である周辺画素の数を周辺画素数として計数する周辺画素数計数手段と、前記周辺画素数計数手段により計数された前記周辺画素数が、色毎に設けられた所定の閾値以上か否かを判定する画像領域判定手段と、前記画像領域判定手段により所定の閾値以上と判定された前記二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理する白画素変換処理手段と、前記白画素変換処理手段により白化処理された二値化画像データと前記文字画像データとを重ね合わせることにより合成画像データを生成する合成画像データ生成手段とを備えたことにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像生成装置の第4の特徴は、二値化されたカラーの画像データを二値化画像データとして記憶する二値化画像データ記憶手段と、文字データを画像変換して生成された文字画像データを記憶する文字画像データ記憶手段と、前記文字画像データ記憶手段に記憶された文字画像データから文字画素を検出する文字画素検出手段と、前記文字画像データと前記二値化画像データとを重ね合わせた場合に、前記文字画素検出手段により検出された文字画素と重なり合う前記二値化画像データの画素に対する周辺画素のうち前記文字画素と同色である周辺画素の数を周辺画素数として計数する周辺画素数計数手段と、前記周辺画素数計数手段により計数された前記周辺画素数が、色毎に複数設けられた画素数範囲のうちいずれの画素数範囲に属するかを判定する画像領域判定手段と、前記画像領域判定手段により判定された画素数範囲に応じて、前記二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理する白画素変換処理手段と、前記白画素変換処理手段により白化処理された二値化画像データと前記文字画像データとを重ね合わせることにより合成画像データを生成する合成画像データ生成手段とを備えたことにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置の第1の特徴は、第1〜第4の特徴のうちいずれかを有する画像生成装置を備え、前記合成画像データ生成手段により生成された合成画像データに基づいて、印刷媒体に印刷を行う印刷手段、を更に備えたことにある。
本発明に係る画像生成装置及び画像形成装置によれば、比較的低い負荷で、背景となる二値化画像データの濃淡に応じて、適切に白化処理することができる。
本発明の実施例1である画像生成装置が適用された印刷システムの全体構成を示した全体構成図である。 本発明の実施例1である画像生成装置が適用された印刷システムの構成を示した構成図である。 本発明の実施例1である画像生成装置のCPUの構成を説明した図である。 周辺画素数計数部による周辺画素数の計数処理を説明した図であり、(a)は、文字画像データの一例を示しており、(b)は、二値化画像データの一例を示している。 本発明の実施例1である画像生成装置の処理フローを示したフローチャートである。 本発明の実施例1である画像生成装置による作用を模式的に説明した図である。 本発明の実施例1である画像生成装置により生成された合成画像データの一例を示した図である。 本発明の実施例2である画像生成装置のCPUの構成を説明した図である。 本発明の実施例2である画像生成装置の処理フローを示したフローチャートである。 本発明の実施例2である画像生成装置により生成された合成画像データの一例を示した図である。 本発明の実施例3である画像生成装置のCPUの構成を説明した図である。 本発明の実施例3である画像生成装置の処理フローを示したフローチャートである。 本発明の実施例4である画像生成装置が備える画像生成回路の構成を説明した図である。 本発明の実施例5である画像生成装置が備える画像生成回路の構成を説明した図である。 本発明の実施例5である画像生成装置が備える画像生成回路のシアン画像生成回路の構成を説明した図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施例1では、端末とネットワークを介して接続されると共に、背景となる二値化画像データの濃淡に応じて、この二値化画像データの白化処理を行い、この白化処理後の二値化画像データに文字画像データを重ね合わせる画像生成装置が適用された印刷システムを例に挙げて説明する。
<印刷システムの構成>
図1は、本発明の実施例1である画像生成装置が適用された印刷システムの全体構成を示した全体構成図である。
図1に示すように、印刷システム10は、画像形成装置100と、入出力装置3と、スキャナ4と、端末6とを備えており、端末6はネットワーク5を介して画像生成装置1と接続されている。また、画像形成装置100は、画像生成装置1と、印刷装置2とを備えている。
印刷装置2は、画像生成装置1から合成画像データを受信すると、この受信した合成画像データに基づいて印刷媒体に印刷を行う。
入出力装置3は、有機EL(electroluminescence)ディスプレイや、液晶ディスプレイ等の表示部を備えており、表示部は、画像生成装置1から供給された出力信号に基づいて、二値化画像データ又は文字画像データを選択させるための操作画面、又は合成画像データを生成させるための操作画面等の各種操作画面を表示する。
また、入出力装置3は、マウスやキーボード等の入力部を備えており、入力部は、利用者の操作に基づいて、二値化画像データ又は文字画像データを選択する操作信号や、合成画像データの生成を要求する操作信号等を生成し、この生成した操作信号を画像生成装置1へ供給する。
スキャナ4は、走査ユニットを備え、この走査ユニットが載置された原稿Aを走査し、画像データを読み取り、この読み取った画像データを画像生成装置1へ供給する。
端末6は、一般的な計算機の構成を有しており、文字コードで表される文字データを生成し、この生成された文字データを、ネットワーク5を介して画像生成装置1へ供給する。
<画像生成装置1の構成>
次に、本発明の実施例1である画像生成装置1の構成について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施例1である画像形成装置1が適用された印刷システム10の構成を示した構成図である。
図2に示す画像生成装置1は、入出力インタフェース11と、スキャナコントローラ12と、ネットワークコントローラ13と、二値化処理部14と、イメージ画像変換部15と、出力インタフェース16と、CPU17と、ROM18と、RAM19と、ハードディスク20とを備えており、それぞれは、バス30を介して接続されている。
入出力インタフェース11は、入出力装置3とのインタフェース装置であり、入出力装置3により生成された操作信号をCPU17に供給し、また、CPU17により生成された出力信号を入出力装置3に供給し各種画面を表示させる。
スキャナコントローラ12は、スキャナ4とのインタフェース装置であり、CPU17からの指示に基づいて、スキャナ4に原稿Aを読み取らせ、この読み取らせた原稿Aの画像データを二値化処理部14に供給する。
ネットワークコントローラ13は、LANカードやシリアルポートなどの通信装置であり、このネットワークコントローラ13を介してネットワーク5に接続することによって、端末6から文字データを受信することができる。
二値化処理部14は、CPU17の指示に基づいて、スキャナ4により読み取られた画像データを、二値化処理する。具体的には、画像データを画素毎に黒又は白、即ち“1”又は“0”の二値化データに変換する。
出力インタフェース16は、印刷装置2との接続インタフェースであり、CPU17からの指示により、合成画像データを印刷装置2へ送信する。
ROM18は、不揮発性半導体等で構成され、CPU17が実行する各種制御プログラム等を記憶している。
RAM19は、揮発性半導体等で構成され、CPU17が各種処理を実行する上で必要なデータ等を記憶する。
ハードディスク20は、その機能上、二値化画像データ記憶部20aと、文字画像データ記憶部20bと、合成画像データ記憶部20cとを備える。
二値化画像データ記憶部20aは、二値化処理部14により二値化された二値化画像データを記憶する。
文字画像データ記憶部20bは、入出力装置3から入力された文書原稿のデータを文字画像データとして記憶する。
合成画像データ記憶部20cは、CPU17により生成された合成画像データを記憶する。
なお、画像生成装置1(1A,1B,1C,1D)は、印刷装置2の中に搭載され、印刷装置2は印刷ヘッドを表わすものでも良い。
図3は、本発明の実施例1である画像生成装置1のCPU17の構成を説明した図である。
図3に示すように、CPU17は、その機能上、文字画素検出部17aと、周辺画素数計数部17bと、画像領域判定部17cと、白画素変換処理部17dと、合成画像データ生成部17eとを備える。
文字画素検出部17aは、文字画像データ記憶部20bに記憶された文字画像データに対して主走査方向及び副走査方向に走査することにより、文字画素、即ち黒画素を検出する。
周辺画素数計数部17bは、文字画像データ記憶部20bに記憶された文字画像データと、二値化画像データ記憶部20aに記憶された二値化画像データとを重ね合わせた場合に、文字画素検出部17aにより検出された文字画素と重なり合う二値化画像データの画素の周辺画素数を計数する。文字画素検出部17aの黒画素の有無に関係無く、二値化画像データの周辺画素数を全ての領域で計数するときには、文字画素検出部17aから周辺画素数計数部17bへの制御は不要となる。
このとき、文字画像データの表示サイズと、二値化画像データの表示サイズとが同一である場合、例えば、両方の表示サイズがA4サイズである場合、文字画像データ及び二値化画像データに基づいてそれぞれを表示した際における画像の左上の角を一致させるように重ね合わせた場合における周辺画素数を計数する。
また、文字画像データの表示サイズと二値化画像データの表示サイズとが同一ではない場合、例えば、利用者が入出力装置3からそれぞれのデータの重ね合わせる場所を決定する操作を行うと、入出力装置3は、背景データとなる二値化画像データにおいて、文字画像データを表示させる座標を含む操作信号を画像生成装置1へ供給し、周辺画素数計数部17bは、この操作信号に基づいて、文字画像データと二値化画像データとを重ね合わせた場合における周辺画素数を計数する。
図4は、周辺画素数計数部17bによる周辺画素数の計数処理を説明した図である。図4(a)は、文字画像データの一例を示しており、図4(b)は、二値化画像データの一例を示している。
図4(a)に示すように、文字画素検出部17aは、文字画像データ102の中に文字画素、即ち黒画素を検出する。この黒画素を注目画素101とし、かつ、該注目画素101と同一座標に重なる二値化画像データにおける画素を注目対応画素103としたときに、周辺画素数計数部17bは、この注目対応画素103の周辺画素104が黒画素、即ち“1”である数を周辺画素数mとして計数する。
ここでは、注目対応画素103から四方に2画素分、即ち注目対応画素103周辺の20画素を周辺画素104とする。
図4(b)に示した例では、注目対応座標103に対応する周辺画素104は、全て黒、即ち“1”であるので、周辺画素数計数部17bは、周辺画素数mを“20”として計数する。
図3に示す画像領域判定部17cは、周辺画素数計数部17bにより計数された周辺画素数が閾値th1以上か否かを判定する。
ここで、この閾値th1が高すぎると、背景となる二値化画像データの濃い部分において文字画素周辺の白化処理がされなくなるので、利用者にとって、印刷された印刷物の文字が判読しづらくなる。一方、閾値th1が低すぎると、背景となる二値化画像データの白化処理の必要がない淡い部分においても、文字画素周辺の白化処理がされてしまうので、無駄にメモリやCPU等のリソースを消費することとなる。そのため、予め提供者等が実測に基づいた適正な値を予め算出し、提供者や利用者等が予め適正な値を設定しておく必要がある。
白画素変換処理部17dは、画像領域判定部17cにより周辺画素数が閾値th1以上であると判定された二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理する。
図4(b)に示した例では、周辺画素数mが閾値th1以上である場合、白画素変換処理部17dは、周辺画素104、即ち注目対応画素103の周辺20画素分の値を“1”から“0”に変更することにより白化処理する。
合成画像データ生成部17eは、白画素変換処理部17dにより白化処理された二値化画像データと文字画像データとを重ね合わせることにより合成画像データを生成する。
<画像生成装置1の作用>
次に、本発明の実施例1である画像生成装置1の作用について説明する。
図5は、本発明の実施例1である画像生成装置1の処理フローを示したフローチャートである。
図5に示すように、CPU17は、利用者による操作により入出力装置3から供給された、いずれかの文字画像データを選択する操作信号に基づいて、ハードディスク20の文字画像データ記憶部20bから文字画像データを読み出す(ステップS101)。
次に、CPU17は、利用者による操作により入出力装置3から供給された、いずれかの二値化画像データを選択する操作信号に基づいて、ハードディスク20の二値化画像データ記憶部20aから二値化画像データを読み出す(ステップS102)。
そして、CPU17の文字画素検出部17aは、ステップS101において読み出した文字画像データを走査し(ステップS104)、この文字画像データに文字画素、即ち黒画素が含まれているか否かを判定する(ステップS105)。
ステップS105において、文字画像データに文字画素が含まれていると判定された場合、周辺画素数計数部17bは、文字画像データと二値化画像データとを重ね合わせた場合に、ステップS105において検出された文字画素と、二値化画像データにおける同一座標となる画素の周辺画素数mを計数する(ステップS106)。
次に、画像領域判定部17cは、ステップS106において、計数された周辺画素数mが予め定められた閾値th1以上であるか否かを判定する(ステップS107)。
ステップS107において、周辺画素数mが予め定められた閾値th1未満であると判定された場合(NOの場合)、処理をステップS109に移行する。
一方、ステップS107において、周辺画素数mが予め定められた閾値th1以上であると判定された場合(YESの場合)、白画素変換処理部17dは、画像領域判定部17cにより閾値th1以上と判定された二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理する(ステップS108)。
次に、CPU17は、文字画像データについて1ページ分の走査が終了した場合(ステップS109)、即ち、文字画像データの主走査方向及び副走査方向について全て走査された場合、合成画像データ生成部17eは、白画素変換処理部17dにより白化処理された二値化画像データと文字画像データとを重ね合わせる、即ち、二値化画像データと文字画像データとをOR処理することにより合成画像データを生成し、生成した合成画像データを合成画像データ記憶部20cに記憶させる(ステップS110)。
そして、CPU17は、合成画像データ記憶部20cに記憶された合成画像データを印刷装置2が認識可能なデータフォーマットに変換した後(ステップS111)、出力インタフェース16を介して、この変換された合成画像データを印刷データとして印刷装置2へ送信する(ステップS112)。
なお、本発明の実施例1である画像生成装置1では、複数の二値化画像データ及び文字画像データから、複数の合成画像データを生成する場合、ステップS101〜S112の処理を繰り返し実行する。
図6は、本発明の実施例1である画像生成装置1による作用を模式的に説明した図である。
図6に示すように、CPU17は、文字画像データ記憶部20bから文字画像データ401を読み出すと共に、二値化画像データ記憶部20aから二値化画像データ402を読み出す。
そして、周辺画素数計数部17bが、文字画像データ401と二値化画像データ402とを重ね合わせた場合に、文字画素検出部17aにより検出された文字画素と重なり合う二値化画像データの画素の周辺画素数mを計数し、画像領域判定部17cが、周辺画素数mが閾値th1以上と判定した場合、白画素変換処理部17dが、画像領域判定部17cにより閾値th1以上と判定された二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理し、白化処理画像データ403を生成する。
これにより、白化処理画像データ403は、二値化画像データ402のうち、文字画像データ401の文字画素と同一座標の注目対応画素の周辺部分が白化される。
そして、合成画像データ生成部17eは、白画素変換処理部17dにより白化処理された二値化画像データである白化処理画像データ403と、文字画像データ401とをOR処理することにより、合成画像データ404を生成する。
図6に示すように、合成画像データ404は、文字画像データの文字画素と同一座標の画素である注目対応画素の周辺画素の濃淡に応じて、二値化画像データ402の白化処理された白化処理画像データ403に文字画像データを重ね合わせて生成されている。
図7は、本発明の実施例1である画像生成装置1により生成された合成画像データの一例を示した図である。
図7に示すように、白化処理された二値化画像データである白化処理画像データ405に文字画像データ406を重ね合わせた場合、白化処理画像データ405のうち、注目対応画素の周辺画素数が比較的高い高濃度領域405aについては、白化処理がなされている。
一方、二値化画像データ405のうち、注目対応画素の周辺画素数が比較的低い低濃度領域405bについては、白化処理がなされない。
以上のように、本発明の実施例1である画像生成装置1によれば、背景画像となる写真や絵等の二値化画像データの濃淡に応じて、適切に白化処理を実行するので、比較的低い負荷で、利用者にとって、読み易い印刷物を印刷装置2に印刷させることができる。
なお、本発明の実施例1である画像生成装置1では、周辺画素数mが閾値th1以上である場合、白画素変換処理部17dは、周辺画素104、即ち注目対応画素の周辺20画素を白化処理したが、これに限らず、周辺8画素(8近傍画素)を白化処理したり、周辺4画素(4近傍画素)を白化処理したりするようにしてもよい。また、白化処理を施す画素を周辺24画素、若しくは、周辺48画素に拡大してもよい。
本発明の実施例1では、端末とネットワークを介して接続されると共に、背景となる二値化画像データの濃淡に応じて、この二値化画像データの白化処理を行い、この白化処理後の二値化画像データに文字画像データを重ね合わせる画像生成装置が適用された印刷システムを例に挙げて説明した。
本発明の実施例2では、端末とネットワークを介して接続されると共に、背景となる二値化画像データの濃淡に応じて、この二値化画像データの白化処理を段階的に行い、この白化処理後の二値化画像データに文字画像データを重ね合わせる画像生成装置が適用された印刷システムを例に挙げて説明する。
<印刷システムの構成>
本発明の実施例2である画像生成装置1Aが適用された印刷システム10Aは、図2に示した本発明の実施例1である画像生成装置1が適用された印刷システム10と同一の構成を有するので、説明を省略する。なお、本発明の実施例2である画像生成装置1Aと印刷装置2とで画像形成装置100Aを構成する。
<画像生成装置1Aの構成>
次に、本発明の実施例2である画像生成装置1Aの構成について詳細に説明する。
画像生成装置1Aは、入出力インタフェース11と、スキャナコントローラ12と、ネットワークコントローラ13と、二値化処理部14と、イメージ画像変換部15と、出力インタフェース16と、CPU17Aと、ROM18と、RAM19と、ハードディスク20とを備えており、CPU17A以外の構成については、それぞれ本発明の実施例1である画像生成装置1が備えるそれぞれ同一符号が付された構成と同一であるので、説明を省略する。
図8は、本発明の実施例2である画像生成装置1AのCPU17Aの構成を説明した図である。
図8に示すように、CPU17Aは、その機能上、文字画素検出部17aと、周辺画素数計数部17bと、画像領域判定部17fと、白画素変換処理部17mと、合成画像データ生成部17eとを備える。
これらの構成のうち、文字画素検出部17aと、周辺画素数計数部17bと、合成画像データ生成部17eとについては、本発明の実施例1である画像生成装置1のCPU17が備えるそれぞれ同一符号が付された構成と同一であるので、説明を省略する。
画像領域判定部17fは、周辺画素数計数部17bにより計数された周辺画素数が複数の画素数範囲のうちいずれの画素数範囲に属するかを判定する。具体的には、画像領域判定部17fは、周辺画素数計数部17bにより計数された周辺画素数が閾値th1以上であれば第1の画素数範囲とし、周辺画素数が閾値th1未満、かつ閾値th2以上であれば第2の画素数範囲とし、周辺画素数が閾値th2未満であれば第3の画素数範囲とする。
白画素変換処理部17mは、第1周辺領域内白画素変換処理部17gと、第2周辺領域内白画素変換処理部17hと、第3周辺領域内白画素変換処理部17jと、複合部17kとを備える。
第1周辺領域内白画素変換処理部17gは、画像領域判定部17fにより、周辺画素数計数部17bにより計数された周辺画素数が、第1の画素数範囲、即ち閾値th1以上であると判定された場合、第1周辺領域として複合部17kに記憶された二値化画像データの注目対応画素の周辺20画素を白化処理する。
第2周辺領域内白画素変換処理部17hは、画像領域判定部17fにより、周辺画素数計数部17bにより計数された周辺画素数が、第2の画素数範囲、即ち閾値th1未満、かつ閾値th2以上であると判定された場合、第2周辺領域として複合部17kに記憶された二値化画像データの注目対応画素の周辺8画素を白化処理する。
第3周辺領域内白画素変換処理部17jは、画像領域判定部17fにより、周辺画素数計数部17bにより計数された周辺画素数が、第3の画素数範囲、即ち閾値th2未満であると判定された場合、第3周辺領域として複合部17kに記憶された二値化画像データの注目対応画素の周辺4画素を白化処理する。
複合部17kは、二値化画像データ記憶部20aから供給された二値化画像データを一時的に記憶し、複合化する。具体的には、第1周辺領域内白画素変換処理部17g、第2周辺領域内白画素変換処理部17h、及び第3周辺領域内白画素変換処理部17jにより白化処理された二値化画像データを合成画像データ生成部17eへ供給する。
<画像生成装置1Aの作用>
次に、本発明の実施例2である画像生成装置1Aの作用について説明する。
図9は、本発明の実施例2である画像生成装置1Aの処理フローを示したフローチャートである。
ステップS101〜ステップS106の各処理については、図5に示した本発明の実施例1である画像生成装置1の処理フローにおけるステップS101〜ステップS106の各処理と同一であるので、説明を省略する。
ステップS106において、周辺画素数計数部17bにより周辺画素数mが計数されると、画像領域判定部17fは、ステップS106において計数された周辺画素数mが予め定められた閾値th1以上であるか否かを判定する(ステップS207)。
ステップS207において、周辺画素数mが予め定められた閾値th1以上であると判定された場合(YESの場合)、第1周辺領域内白画素変換処理部17gは、第1周辺領域として複合部17kに記憶された二値化画像データの文字画素と同一座標となる画素、即ち注目対応画素の周辺20画素を白化処理する(ステップS208)。具体的には、第1周辺領域内白画素変換処理部17gは、画像領域判定部17cにより所定の閾値th1以上と判定された二値化画像データにおける注目対応画素の周辺20画素を全て“0”にする。
一方、ステップS207において、周辺画素数mが予め定められた閾値th1未満であると判定された場合(NOの場合)、画像領域判定部17fは、周辺画素数mが予め定められた閾値th2以上であるか否かを判定する(ステップS209)。
ステップS209において、周辺画素数mが予め定められた閾値th2以上であると判定された場合(YESの場合)、第2周辺領域内白画素変換処理部17hは、第2周辺領域として複合部17kに記憶された二値化画像データの文字画素と同一座標となる画素、即ち注目対応画素の周辺8画素を白化処理する。具体的には、第2周辺領域内白画素変換処理部17hは画像領域判定部17cにより閾値th2以上であると判定された二値化画像データにおける注目対応画素の周辺8画素(8近傍画素)を全て“0”にする。
一方、ステップS209において、周辺画素数mが予め定められた閾値th2未満であると判定された場合(NOの場合)、第3周辺領域内白画素変換処理部17jは、第3周辺領域として複合部17kに記憶された二値化画像データの文字画素と同一座標となる画素、即ち注目対応画素の周辺4画素を白化処理する。具体的には、第3周辺領域内白画素変換処理部17jは画像領域判定部17cにより閾値th2未満であると判定された二値化画像データにおける注目対応画素の周辺4画素(4近傍画素)を全て“0”にする。
次に、CPU17Aは、文字画像データについて1ページ分の走査が終了した場合(ステップS212)、即ち、文字画像データの主走査方向及び副走査方向の全ての画素について走査された場合、合成画像データ生成部17eは、複合部17kから供給された白化処理された二値化画像データと、文字画像データ記憶部20bから読み出した文字画像データとを重ね合わせる、即ちOR処理することにより合成画像データを生成し、生成した合成画像データを合成画像データ記憶部20cに記憶させる(ステップS213)。
そして、CPU17Aは、合成画像データ記憶部20cに記憶された合成画像データを印刷装置2が認識可能なデータフォーマットに変換した後(ステップS214)、出力インタフェース16を介して、この変換された合成画像データを印刷データとして印刷装置2へ送信する(ステップS215)。
なお、本発明の実施例2である画像生成装置1Aでは、複数の二値化画像データ及び文字画像データから、複数の合成画像データを生成する場合、ステップS101〜S215の処理を繰り返し実行する。
図10は、本発明の実施例2である画像生成装置1Aにより生成された合成画像データの一例を示した図である。
図10に示すように、二値化画像データ301に文字画像データ302を重ね合わせた場合、二値化画像データ301のうち、文字画素の周辺が濃い、即ち注目対応画素の周辺画素数が比較的高い高濃度領域301aについては、20画素分の白化処理がなされている。
一方、二値化画像データ205のうち、文字画素の周辺が淡い、即ち注目対応画素の周辺画素数が比較的低い低濃度領域301bについては、4画素分の白化処理がなされている。
以上のように、本発明の実施例2である画像生成装置1Aによれば、背景となる画像データの濃淡に応じて、この画像データの白化処理を段階的に行うので、利用者にとって、より読み易い印刷物を印刷装置2に印刷させることができる。
なお、本発明の実施例2である画像生成装置1Aでは、背景となる二値化画像データの濃淡に応じて、この二値化画像データの白化処理を3段階に分割して行ったが、3段階に限らず、多数の段階に分割して二値化画像データの白化処理を行うようにしてもよい。
本発明の実施例1では、端末とネットワークを介して接続されると共に、背景となる二値化画像データの濃淡に応じて、この二値化画像データの白化処理を行い、この白化処理後の二値化画像データに文字画像データを重ね合わせる画像生成装置が適用された印刷システムを例に挙げて説明した。
本発明の実施例3では、端末とネットワークを介して接続されると共に、背景となるカラーの二値化画像データにおいて、重ね合わせる文字画像データの文字画素周辺における同一色の濃淡に応じて、この二値化画像データの白化処理を行い、この白化処理後の画像データに文字画像データを重ね合わせて印刷装置に印刷させる画像生成装置が適用された印刷システムを例に挙げて説明する。
<印刷システムの構成>
本発明の実施例3である画像生成装置1Bが適用された印刷システム10Bは、図2に示した本発明の実施例1である画像生成装置1が適用された印刷システム10と同一の構成を有するので、説明を省略する。なお、本発明の実施例3である画像生成装置1Bと印刷装置2とで画像形成装置100Bを構成する。
<画像生成装置1Bの構成>
次に、本発明の実施例3である画像生成装置1Bの構成について詳細に説明する。
画像生成装置1Bは、入出力インタフェース11と、スキャナコントローラ12と、ネットワークコントローラ13と、二値化処理部14と、イメージ画像変換部15と、出力インタフェース16と、CPU17Aと、ROM18と、RAM19と、ハードディスク20とを備えており、CPU17A以外の構成については、それぞれ本発明の実施例1である画像生成装置1が備えるそれぞれ同一符号が付された構成と同一であるので、説明を省略する。
図11は、本発明の実施例3である画像生成装置1BのCPU17Bの構成を説明した図である。
図11に示すように、CPU17Bは、その機能上、文字画素検出部17aと、文字画素色判定部17qと、周辺画素数計数部17pと、画像領域判定部17rと、白画素変換処理部17nと、合成画像データ生成部17eとを備える。
これらの構成のうち、文字画素検出部17aと、合成画像データ生成部17eとについては、それぞれ本発明の実施例1である画像生成装置1のCPU17が備えるそれぞれ同一符号が付された構成と同一であるので、説明を省略する。
文字画素色判定部17qは、文字画素検出部17aにより検出された文字画素の色を検出する。具体的には、文字画素色判定部17qは、文字画素検出部17aにより検出された文字画素の色が、シアン、マゼンダ、イエロー、及びブラックのうちいずれであるかを判定する。
周辺画素数計数部17pは、文字画像データ記憶部20bに記憶された文字画像データと、二値化画像データ記憶部20aに記憶された二値化画像データとを重ね合わせた場合に、文字画素検出部17aにより検出された文字画素と重なり合う二値化画像データの画素、即ち注目対応画素の周辺画素のうち文字画素色判定部17qにより検出された色と同色である周辺画素の数を周辺画素数として計数する。
画像領域判定部17rは、文字画素色判定部17qにより検出された色と同色の周辺画素数が、色毎に設けられた所定の閾値以上か否かを判定する。例えば、文字画素色判定部17qにより検出された文字画素の色がシアンである場合、画像領域判定部17rは、シアンの閾値以上か否かを判定し、文字画素色判定部17qにより検出された文字画素の色がマゼンダである場合、画像領域判定部17rは、マゼンダの閾値以上か否かを判定し、文字画素色判定部17qにより検出された文字画素の色がイエローである場合、画像領域判定部17rは、イエローの閾値以上か否かを判定し、文字画素検出部17aにより検出された文字画素の色がブラックである場合、画像領域判定部17rは、ブラックの閾値以上か否かを判定する。
白画素変換処理部17nは、画像領域判定部17rより所定の閾値以上と判定された二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理する。
<画像生成装置1Bの作用>
次に、本発明の実施例3である画像生成装置1Bの作用について説明する。
図12は、本発明の実施例3である画像生成装置1Bの処理フローを示したフローチャートである。
ステップS101〜ステップS105の各処理については、図5に示した本発明の実施例1である画像生成装置1の処理フローにおけるステップS101〜ステップS105の各処理と同一であるので、説明を省略する。
ステップS105において、文字画像データに文字画素が含まれていると判定された場合、文字画素色判定部17qは、文字画素検出部17aにより検出された文字画素の色が、シアンであるか否かを判定する(ステップS306)。
ステップS306において、文字画素検出部17aにより検出された文字画素の色が、シアンであると判定された場合(YESの場合)、周辺画素数計数部17pは、文字画像データと二値化画像データとを重ね合わせた場合に、ステップS105において検出された文字画素と、二値化画像データにおける同一座標の画素における周辺画素のうち、シアンの周辺画素の数を周辺画素数m1として計数する(ステップS307)。
次に、画像領域判定部17rは、ステップS307において、計数されたシアンの周辺画素数m1が予め定められたシアンの閾値th_c以上であるか否かを判定する(ステップS308)。
ステップS308において、シアンの周辺画素数m1が予め定められた閾値th_c未満であると判定された場合(NOの場合)、処理をステップS310に移行する。
一方、ステップS308において、シアンの周辺画素数m1が予め定められた閾値th_c以上であると判定された場合(YESの場合)、白画素変換処理部17nは、画像領域判定部17rにより閾値th_c以上と判定された二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理する(ステップS309)。尚、ステップS309で背景となる二値化画像データは、同色のシアンの二値化画像データだけでも良いし、シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラックの全ての色の二値化画像データでも良い(後述するS324、S334、及び、S343も同様)。前者の場合(同色のみ白化処理)には、文字画像データの輪郭が異なる色になり判別可能で、後者の場合(CMYK4色全て白化処理)には、カラー背景に色文字が白抜きで重ね合わされる。
次に、CPU17は、文字画像データについて1ページ分の走査が終了した場合(ステップS310)、即ち、文字画像データの主走査方向及び副走査方向の全ての画素について走査された場合、合成画像データ生成部17eは、白画素変換処理部17nにより白化処理された二値化画像データと文字画像データとを重ね合わせる、即ち、二値化画像データと文字画像データとをOR処理することにより合成画像データを生成し、生成した合成画像データを合成画像データ記憶部20cに記憶させる(ステップS311)。
一方、ステップS306において、文字画素検出部17aにより検出された文字画素の色が、シアンではないと判定された場合(NOの場合)、文字画素色判定部17qは、文字画素検出部17aにより検出された文字画素の色がマゼンダであるか否かを判定する(ステップS321)。
ステップS321において、文字画素検出部17aにより検出された文字画素の色が、マゼンダであると判定された場合(YESの場合)、ステップS222〜S226において、ステップS307〜S311の処理と同様の処理を実行する。
具体的には、ステップS322〜S326において、周辺画素数計数部17pが、文字画像データと二値化画像データとを重ね合わせた場合に、文字画素検出部17gにより検出された文字画素と重なり合う二値化画像データの画素におけるマゼンダの周辺画素数m2を計数し、画像領域判定部17rが、マゼンダの周辺画素数m2がマゼンダの閾値th_m以上か否かを判定し、白画素変換処理部17nが、画像領域判定部17rよりマゼンダの閾値th_m以上と判定された二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理し、合成画像データ生成部17eが、1頁分の合成画像データを生成し、生成した合成画像データを合成画像データ記憶部20cに記憶させる。
一方、ステップS321において、文字画素検出部17aにより検出された文字画素の色が、マゼンダではないと判定された場合(NOの場合)、文字画素色判定部17qは、文字画素検出部17aにより検出された文字画素の色がイエローであるか否かを判定する(ステップS331)。
ステップS331において、文字画素検出部17aにより検出された文字画素の色が、イエローであると判定された場合(YESの場合)、ステップS332〜S336において、ステップS307〜S311の処理と同様の処理を実行する。
具体的には、ステップS332〜S336において、周辺画素数計数部17pが、文字画像データと二値化画像データとを重ね合わせた場合に、文字画素検出部17gにより検出された文字画素と重なり合う二値化画像データの画素におけるイエローの周辺画素数m3を計数し、画像領域判定部17rが、イエローの周辺画素数m3がイエローの閾値th_y以上か否かを判定し、白画素変換処理部17nが、画像領域判定部17rよりイエローの閾値th_y以上と判定された二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理し、合成画像データ生成部17eが、1頁分の合成画像データを生成し、生成した合成画像データを合成画像データ記憶部20cに記憶させる。
ステップS331において、文字画素検出部17aにより検出された文字画素の色が、イエローではないと判定された場合(NOの場合)、ステップS341〜S345において、ステップS307〜S311の処理と同様の処理を実行する。
具体的には、ステップS341〜S345において、周辺画素数計数部17pが、文字画像データと二値化画像データとを重ね合わせた場合に、文字画素検出部17gにより検出された文字画素と重なり合う二値化画像データの画素におけるブラックの周辺画素数m3を計数し、画像領域判定部17rが、ブラックの周辺画素数m4がブラックの閾値th_k以上か否かを判定し、白画素変換処理部17nが、画像領域判定部17rよりブラックの閾値th_k以上と判定された二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理し、合成画像データ生成部17eが、1頁分の合成画像データを生成し、生成した合成画像データを合成画像データ記憶部20cに記憶させる。
次に、CPU17は、合成画像データ記憶部20cに記憶された合成画像データを印刷装置2が認識可能なデータフォーマットに変換した後(ステップS313)、出力インタフェースを介して、この変換された合成画像データを印刷装置2へ送信する(ステップS314)。
なお、本発明の実施例3である画像生成装置1Bでは、複数の二値化画像データ及び文字画像データから、複数の合成画像データを生成する場合、ステップS101〜S314の処理を繰り返し実行する。
以上のように、本発明の実施例3である画像生成装置1Bによれば、背景となるカラーの二値化画像データにおいて、重ね合わせる文字画像データの文字画素周辺における同一色の濃淡に応じて、この二値化画像データの白化処理を行い、この白化処理後の画像データに文字画像データを重ね合わせて印刷装置2に印刷させるので、二値化画像データ及び文字画像データがカラー画像であっても、比較的低い負荷で、利用者にとって、読み易い印刷物を印刷装置2に印刷させることができる。
なお、本発明の実施例3である画像生成装置1Bでは、背景となるカラーの二値化画像データにおいて、重ね合わせる文字画像データの文字画素周辺における同一色の濃淡に応じて、この二値化画像データの白化処理を行ったが、これに本発明の実施例2である画像生成装置1Aの技術を適用することにより、背景となるカラーの二値化画像データにおいて、重ね合わせる文字画像データの文字画素周辺における同一色の濃淡に応じて、この二値化画像データの白化処理を段階的に行うようにしてもよい。
具体的には、本発明の実施例3である画像生成装置1Bは、周辺画素数計数部17pが、文字画像データとカラーの二値化画像データとを重ね合わせた場合に、文字画素検出部17aにより検出された文字画素と重なり合う二値化画像データの画素に対する周辺画素のうち文字画素と同色である周辺画素の数を周辺画素数として計数し、画像領域判定部17rが、周辺画素数計数部17pにより計数された周辺画素数が、色毎に複数設けられた画素数範囲のうちいずれの画素数範囲に属するかを判定し、白画素変換処理部17nが、画像領域判定部17rにより判定された画素数範囲に応じて、二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理するようにしてもよい。
本発明の実施例1では、CPU17が、背景となる二値化画像データの濃淡に応じて、二値化画像データの白化処理を行い、この白化処理後の二値化画像データに文字画像データを重ね合わせる画像生成装置1が適用された印刷システム10を例に挙げて説明した。
本発明の実施例4では、本発明の実施例1である画像生成装置1のCPU17が備える文字画素検出部17aと、周辺画素数計数部17bと、画像領域判定部17cと、白画素変換処理部17dと、合成画像データ生成部17eとが、回路により構成された画像生成装置が適用された印刷システムを例に挙げて説明する。
<印刷システムの構成>
本発明の実施例4である画像生成装置1Cが適用された印刷システム10Cは、CPU17を除き、図2に示した本発明の実施例1である画像生成装置1が適用された印刷システム10と同一の構成を有しており、CPU17の代わりに、画像生成回路200を備えている。なお、本発明の実施例4である画像生成装置1Cと印刷装置2とで画像形成装置100Cを構成する。
<画像生成回路200の構成>
次に、本発明の実施例4である画像生成装置1Cが備える画像生成回路200の構成について詳細に説明する。
図13は、本発明の実施例4である画像生成装置1Cが備える画像生成回路200の構成を説明した図である。
図13に示すように、画像生成回路200は、一時記憶メモリ201〜203と、D−F/F(ディレイ−フリップフロップ)回路204〜212と、加算器213と、比較器214と、ディレイライン215,226と、NANDゲート216と、ANDゲート群228と、P/S(パラレル/シリアル)変換部219〜221と、一時記憶メモリ222〜224と、ライン毎のP/S変換部225と、OR回路227とを備えている。
二値化画像データ記憶部20aから読み出された二値化画像データは、先入れ先出し方式の一時記憶メモリ201〜203を介してD−F/F回路204〜212へ入力される。これら一時記憶メモリ201〜203及びD−F/F回路204〜212により、3×3のウィンドウを構成している。二値化画像データの注目画素であるD−F/F回路208の出力以外を加算器213で加算し、その加算した結果を比較器214に入力する。比較器214の別の入力は、所定の閾値th1に設定しておく。なお、当該閾値th1は、利用者による入出力装置3から入力操作に基づいて設定されるようにしてもよい。
比較器214では、加算器213から供給される値と閾値th1とを比較し、二値化画像データの注目対応画素の周辺画素数が閾値th1よりも大きい時に、値“1”を出力する。
また、二値化画像データと同時に文字画像データ記憶部20bから読み出された文字画像データが、(2ライン+2画素)分データを遅延させるディレイライン215を介してNANDゲート216に入力される。
NANDゲート216は、文字画素が有り、かつ、二値画像データの注目対応画素の周辺画素数が所定の閾値th1よりも大きい場合に、ライン217に値“0”を出力する。これによって、文字画素周辺に配置される周辺画素8つがANDゲート群218によりクリア、即ち白化処理される。なお、文字画素を有さない場合、又は、二値化画像データの注目対応画素の周辺画素数が所定の閾値th1以下の場合には、ANDゲート群218により、周辺画素8つはクリアされることなく、そのままの値をP/S変換部219〜221へ出力する。
P/S変換部219〜221は、nライン、n+1ライン、及びn+2ライン毎に各画素を時系列に変換する。具体的には、n+2ラインがD−F/F回路204〜206、n+1ラインがD−F/F回路207〜209、nラインがD−F/F回路210〜212にそれぞれ対応し、P/S変換部219は、D−F/F回路204〜206に対応する画素を出力し、P/S変換部220は、D−F/F回路207〜209に対応する画素を出力し、P/S変換部221は、D−F/F回路210〜212に対応する画素を出力する。
P/S変換部219の出力は、一時記憶メモリ222〜223を介して、2ライン遅らせてライン毎のP/S変換部225へ入力され、P/S変換部220の出力は、一時記憶メモリ224を介して、1ライン遅らせてライン毎のP/S変換部225へ入力され、P/S変換部221の出力は、直接、ライン毎のP/S変換部225へ入力される。
ライン毎のP/S変換部225は、nライン、n+1ライン、又は、n+2ラインをライン単位で時系列に並べ替えて(切替えて)、OR回路227に入力する。また、ディレイライン215から出力された文字画像データは、P/S変換部221の遅延分だけ遅延させてOR回路227に入力される。OR回路227は、文字画像データと文字画素周辺に位置する白化処理された二値化画像データとを重ね合わせた合成画像データを生成する。
このように、本発明の実施例4では、本発明の実施例1である画像生成装置1のCPU17に代えて、画像生成回路200により構成することができる。
具体的には、一時記憶メモリ201〜203とD−F/F回路204〜212とが、文字画素検出部17aを構成し、D−F/F回路204〜212と加算器213とが、周辺画素数計数部17bを構成し、比較器214が画像領域判定部17cを構成し、NANDゲート216と、ANDゲート群218と、P/S変換部219〜221と、一時記憶メモリ222〜224と、ライン毎のP/S変換部225とが白画素変換処理部17dを構成し、OR回路227が、合成画像データ生成部17eを構成する。
以上のように、本発明の実施例4である画像生成装置1Cによれば、本発明の実施例1である画像生成装置1と同様に、背景画像となる写真や絵等の二値化画像データの濃淡に応じて、適切に白化処理を実行するので、比較的低い負荷で、利用者にとって、読み易い印刷物を印刷装置2に印刷させることができる。
なお、本発明の実施例4である画像生成装置1Cが備える画像生成回路200では、説明を簡略化する為に、D−F/F回路204〜212により、3×3のウィンドウを用いる例について説明したが、これに限らず、例えば、7×7や9×9等のもっと大きなウィンドウを使用するようにしてもよい。
本発明の実施例3では、CPU17Bが、背景となるカラーの二値化画像データにおいて、重ね合わせる文字画像データの文字画素周辺における同一色の濃淡に応じて、二値化画像データの白化処理を行い、この白化処理後の二値化画像データに文字画像データを重ね合わせて印刷装置に印刷させる画像生成装置1Bを備える印刷システム10Bを例に挙げて説明した。
本発明の実施例5では、CPU17Bが備える文字画素検出部17aと、文字画素色判定部17qと、周辺画素数計数部17pと、画像領域判定部17rと、白画素変換処理部17nと、合成画像データ生成部17eとが回路により構成された画像生成装置を備える印刷システムを例に挙げて説明する。
<印刷システムの構成>
本発明の実施例5である画像生成装置1Dが適用された印刷システム10Dは、CPU17Bを除き、本発明の実施例3である画像生成装置1Bが適用された印刷システム10Bと同一の構成を有し、CPU17Bの代わりに、画像生成回路300を備えている。なお、本発明の実施例5である画像生成装置1Dと印刷装置2とで画像形成装置100Dを構成する。
<画像生成回路300の構成>
次に、本発明の実施例5である画像生成装置1Dが備える画像生成回路300の構成について詳細に説明する。
図14は、本発明の実施例5である画像生成装置1Dが備える画像生成回路300の構成を説明した図である。
図14に示すように、画像生成回路300は、シアン画像生成回路200cと、マゼンダ画像生成回路200mと、イエロー画像生成回路200yと、ブラック画像生成回路200kとを備える。
シアン画像生成回路200cには、二値化画像データ記憶部20aから背景となるカラーの二値化画像データのうちシアン画像が供給されると共に、この二値化画像データに重ね合わせる文字画像データのシアン画像が文字画像データ記憶部20bから供給される。シアン画像生成回路200cは、重ね合わせた文字画像データのシアンの文字画素周辺における二値化画像データにおけるシアンの濃淡に応じて、二値化画像データの白化処理を行う。そして、この白化処理後の二値化画像データに文字画像データを重ね合わせて合成画像データを生成し、この生成した合成画像データを合成画像データ記憶部20cに供給する。
マゼンダ画像生成回路200mには、二値化画像データ記憶部20aから背景となるカラーの二値化画像データのうちマゼンタ画像が供給されると共に、この二値化画像データに重ね合わせる文字画像データのマゼンタ画像が文字画像データ記憶部20bから供給される。マゼンダ画像生成回路200mは、重ね合わせた文字画像データのマゼンダの文字画素周辺における二値化画像データにおけるマゼンダの濃淡に応じて、二値化画像データの白化処理を行う。そして、この白化処理後の二値化画像データに文字画像データを重ね合わせて合成画像データを生成し、この生成した合成画像データを合成画像データ記憶部20cに供給する。
イエロー画像生成回路200yには、二値化画像データ記憶部20aから背景となるカラーの二値化画像データのうちイエロー画像が供給されると共に、この二値化画像データに重ね合わせる文字画像データのイエロー画像が文字画像データ記憶部20bから供給される。イエロー画像生成回路200yは、重ね合わせた文字画像データのイエローの文字画素周辺における二値化画像データにおけるイエローの濃淡に応じて、二値化画像データの白化処理を行う。そして、この白化処理後の二値化画像データに文字画像データを重ね合わせて合成画像データを生成し、この生成した合成画像データを合成画像データ記憶部20cに供給する。
ブラック画像生成回路200kには、二値化画像データ記憶部20aから背景となるカラーの二値化画像データのうちブラック画像が供給されると共に、この二値化画像データに重ね合わせる文字画像データのブラック画像が文字画像データ記憶部20bから供給される。ブラック画像生成回路200kは、重ね合わせた文字画像データのブラックの文字画素周辺における二値化画像データにおけるブラックの濃淡に応じて、二値化画像データの白化処理を行う。そして、この白化処理後の二値化画像データに文字画像データを重ね合わせて合成画像データを生成し、この生成した合成画像データを合成画像データ記憶部20cに供給する。
なお、二値化画像データのCMYK4色と文字画像データのCMYK4色のデータ入力を同時に行い、処理することが必要である。
<シアン画像生成回路200cの構成>
次に、本発明の実施例5である画像生成装置1Dが備える画像生成回路300のシアン画像生成回路200cの構成について詳細に説明する。なお、マゼンダ画像生成回路200mと、イエロー画像生成回路200yと、ブラック画像生成回路200kとは、シアン画像生成回路200cと同様であるので、説明を省略する。
図15は、本発明の実施例5である画像生成装置1Dが備える画像生成回路300のシアン画像生成回路200cの構成を説明した図である。
図15に示すように、シアン画像生成回路200cは、一時記憶メモリ201〜203と、D−F/F回路204〜212と、加算器213と、比較器214と、ディレイライン215,226と、NANDゲート216と、ANDゲート群228と、P/S変換部219〜221と、一時記憶メモリ222〜224と、ライン毎のP/S変換部225と、OR回路227とを備えている。
ここで、本発明の実施例5である画像生成装置1Dが備える画像生成回路300のシアン画像生成回路200cの構成のうち、一時記憶メモリ201〜203と、D−F/F回路204〜212と、加算器213と、比較器214と、ディレイライン215,226と、NANDゲート216と、P/S変換部219〜221と、一時記憶メモリ222〜224と、ライン毎のP/S変換部225と、OR回路227とは、それぞれ本発明の実施例4である画像生成装置1Cが備える画像生成回路200が備えるそれぞれ同一符号が付された構成と同一であるので、説明を省略する。
NANDゲート216は、文字画素が有り、かつ、二値画像データの注目対応画素の周辺画素数が所定の閾値th1よりも大きい場合に、値“0”をANDゲート群228へ出力すると共に、マゼンダ画像生成回路200mと、イエロー画像生成回路200yと、ブラック画像生成回路200kとに出力する。
ANDゲート群228は、D−F/F回路204〜212、NANDゲート216、マゼンダ画像生成回路200mのNANDゲート216、イエロー画像生成回路200yのNANDゲート216、及びブラック画像生成回路200kのNANDゲート216から信号が入力され、論理積によりP/S変換部219〜221へ出力する。
このように、文字画素が有り、かつ、二値画像データの注目画素の周辺画素数がシアン閾値th_cよりも大きい場合、NANDゲート216の出力値は“0”であるので、ANDゲート群228は、P/S変換部219〜221へ“0”を出力する。また、マゼンダ画像生成回路200mのNANDゲート216、イエロー画像生成回路200yのNANDゲート216、及びブラック画像生成回路200kのNANDゲート216から入力される値のうちいずれか1つが“0”である場合、ANDゲート群228は、P/S変換部219〜221へ“0”を出力する。
これにより、文字画素周辺に配置される二値化画像データの注目対応画素の周辺画素8つがANDゲート群218により、二値化画像データのCMYK4色がクリア、即ち白化処理される。
以上のように、本発明の実施例5である画像生成装置1Dによれば、本発明の実施例3である画像生成装置1Bと同様に、背景となるカラーの二値化画像データにおいて、重ね合わせる文字画像データの文字画素周辺における同一色の濃淡に応じて、二値化画像データの白化処理を行い、この白化処理後の二値化画像データに文字画像データを重ね合わせて印刷装置に印刷させるので、利用者にとって、読み易い印刷物を印刷装置2に印刷させることができる。
なお、本発明の実施例5である画像生成装置1Dが備える画像生成回路300のシアン画像生成回路200cでは、説明を簡略化する為に、D−F/F回路204〜212により、3×3のウィンドウを用いる例について説明したが、これに限らず、例えば、7×7や9×9等のもっと大きなウィンドウを使用するようにしてもよい。
以上の実施例では、主に二値化画像データをスキャナ4から、文字画像データを端末6から入力した場合を例にしているが、これに制約されるものではなく、二値化画像データを端末6から、文字画像データをスキャナ4から入力し、若しくは、両データをスキャナ4又は端末6から入力し、それらのデータを使用することも可能である。
1,1A,1B,1C,1D…画像生成装置
2…印刷装置
3…入出力装置
4…スキャナ
6…端末
10,10A,10B,10C,10D…印刷システム
11…入出力インタフェース
12…スキャナコントローラ
13…ネットワークコントローラ
14…二値化処理部
15…イメージ画像変換部
16…出力インタフェース
17,17A,17B…CPU
17a…文字画素検出部
17b,17p…周辺画素数計数部
17c,17r…画像領域判定部
17d,17m,17n…白画素変換処理部
17e…合成画像データ生成部
17f…画像領域判定部
17g…第1周辺領域内白画素変換処理部
17h…第2周辺領域内白画素変換処理部
17j…第3周辺領域内白画素変換処理部
17k…複合部
20…ハードディスク
20a…二値化画像データ記憶部
20b…文字画像データ記憶部
20c…合成画像データ記憶部
100,100A,100B,100C,100D……画像形成装置
200,300…画像生成回路
200c…シアン画像生成回路
200k…ブラック画像生成回路
200m…マゼンダ画像生成回路
200y…イエロー画像生成回路

Claims (5)

  1. 二値化された画像データを二値化画像データとして記憶する二値化画像データ記憶手段と、
    文字データを画像変換して生成された文字画像データを記憶する文字画像データ記憶手段と、
    前記文字画像データ記憶手段に記憶された文字画像データから文字画素を検出する文字画素検出手段と、
    前記文字画像データと前記二値化画像データとを重ね合わせた場合に、前記文字画素検出手段により検出された文字画素と重なり合う前記二値化画像データの画素に対する周辺画素のうち黒画素である数を周辺画素数として計数する周辺画素数計数手段と、
    前記周辺画素数計数手段により計数された周辺画素数が所定の閾値以上か否かを判定する画像領域判定手段と、
    前記画像領域判定手段により所定の閾値以上と判定された前記二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理する白画素変換処理手段と、
    前記白画素変換処理手段により白化処理された二値化画像データと前記文字画像データとを重ね合わせることにより合成画像データを生成する合成画像データ生成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像生成装置。
  2. 二値化された画像データを二値化画像データとして記憶する二値化画像データ記憶手段と、
    文字データを画像変換して生成された文字画像データを記憶する文字画像データ記憶手段と、
    前記文字画像データ記憶手段に記憶された文字画像データから文字画素を検出する文字画素検出手段と、
    前記文字画像データと前記二値化画像データとを重ね合わせた場合に、前記文字画素検出手段により検出された文字画素と重なり合う前記二値化画像データの画素に対する周辺画素のうち黒画素である数を周辺画素数として計数する周辺画素数計数手段と、
    前記周辺画素数計数手段により計数された周辺画素数が複数の画素数範囲のうちいずれの画素数範囲に属するかを判定する画像領域判定手段と、
    前記画像領域判定手段により判定された画素数範囲に応じて、前記二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理する白画素変換処理手段と、
    前記白画素変換処理手段により白化処理された二値化画像データと前記文字画像データとを重ね合わせることにより合成画像データを生成する合成画像データ生成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像生成装置。
  3. 二値化されたカラーの画像データを二値化画像データとして記憶する二値化画像データ記憶手段と、
    文字データを画像変換して生成された文字画像データを記憶する文字画像データ記憶手段と、
    前記文字画像データ記憶手段に記憶された文字画像データから文字画素を検出する文字画素検出手段と、
    前記文字画像データと前記二値化画像データとを重ね合わせた場合に、前記文字画素検出手段により検出された文字画素と重なり合う前記二値化画像データの画素に対する周辺画素のうち前記文字画素と同色である周辺画素の数を周辺画素数として計数する周辺画素数計数手段と、
    前記周辺画素数計数手段により計数された前記周辺画素数が、色毎に設けられた所定の閾値以上か否かを判定する画像領域判定手段と、
    前記画像領域判定手段により所定の閾値以上と判定された前記二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理する白画素変換処理手段と、
    前記白画素変換処理手段により白化処理された二値化画像データと前記文字画像データとを重ね合わせることにより合成画像データを生成する合成画像データ生成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像生成装置。
  4. 二値化されたカラーの画像データを二値化画像データとして記憶する二値化画像データ記憶手段と、
    文字データを画像変換して生成された文字画像データを記憶する文字画像データ記憶手段と、
    前記文字画像データ記憶手段に記憶された文字画像データから文字画素を検出する文字画素検出手段と、
    前記文字画像データと前記二値化画像データとを重ね合わせた場合に、前記文字画素検出手段により検出された文字画素と重なり合う前記二値化画像データの画素に対する周辺画素のうち前記文字画素と同色である周辺画素の数を周辺画素数として計数する周辺画素数計数手段と、
    前記周辺画素数計数手段により計数された前記周辺画素数が、色毎に複数設けられた画素数範囲のうちいずれの画素数範囲に属するかを判定する画像領域判定手段と、
    前記画像領域判定手段により判定された画素数範囲に応じて、前記二値化画像データにおける画素の周辺画素を白化処理する白画素変換処理手段と、
    前記白画素変換処理手段により白化処理された二値化画像データと前記文字画像データとを重ね合わせることにより合成画像データを生成する合成画像データ生成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像生成装置。
  5. 請求項1〜4項のいずれか1項記載の画像生成装置を備え、
    前記合成画像データ生成手段により生成された合成画像データに基づいて、印刷媒体に印刷を行う印刷手段、
    を更に備えたことを特徴とする画像形成装置。
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