JP5022989B2 - 動作制御プログラム、動作制御方法、動作制御システム、及び画像形成装置 - Google Patents

動作制御プログラム、動作制御方法、動作制御システム、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、動作制御プログラム、動作制御方法、動作制御システム、及び画像形成装置に関し、特に、タイマサービス要求時に発生するタイマサービス未確保を要因としたエラーの検出技術に関する。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等に適用される情報処理装置(コンピュータ)では、下記特許文献1に示されるように、CPUは、CPU上で動作する各アプリケーションに対してそれぞれにタイマサービスを提供する。CPUが有するタイマ機能は、多くても数個であるが、当該各アプリケーションの動作に必要となるタイマは数十個である等、CPUが有するタイマ機能の数よりも、各アプリケーションの動作のために必要となるタイマの数の方が大きくなることが多い。そこで、CPUは、(1)1つのハードウェアタイマを使用して各アプリケーションに複数のタイマとしてのサービスを提供するために、OS或いはOS相当機能がタイマサービス確保関数を用意しておき、各アプリケーションから上記タイマサービス確保関数が呼び出されると、当該呼び出しの戻り値としてタイマID(数値)を返却し、(2)各アプリケーションは、当該返却されたタイマIDをタイマID格納領域に格納し、(3)この格納後、各アプリケーションは、タイマサービスを利用するときに当該格納されているタイマIDを引数として指定することで、タイマサービスの提供を受ける。
特開2005−182223号公報
上記返却されたタイマIDは、タイマ確保サービス関数が呼び出される度に独自の値が用いられるため、各アプリケーションは、それぞれのタイマサービス要求時に個別のタイマIDを用いることで、上記1つのハードウェアタイマから、他のアプリケーションが要求するタイマサービスとは独立したタイマサービスを受けられる。しかし、いずれかのアプリケーションが、上記タイマIDを確保せずにタイマサービスを要求してタイマサービスの提供を受けてしまうこともあり得る。この場合、当該アプリケーションは、上記の正式なタイマID確保を行っていないので、他のアプリケーションとは異なる独自のタイマIDを有するとは限らず、このため、他のアプリケーションと同じタイマIDを用いてタイマサービスを要求してしまう事態も生じ得る。このように複数のアプリケーションが、同じタイマIDを用いてタイマサービスを受けると、制御プログラムの最も基本的な機能であるタイミング制御ができなくなる等の大きな不具合を生じる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、アプリケーションの動作時におけるタイマサービス未確保を要因とするエラーを迅速に検出して、複数のアプリケーションが同一のタイマIDを用いることで生じる不具合を未然に防止することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、複数のアプリケーションからのタイマサービス確保要求に応じて、その戻り値としてタイマIDを返却し、これら各アプリケーションによるタイマサービス要求時には当該タイマIDに対応するタイマサービスを提供することで、1つのハードウェアタイマが各アプリケーションに対して複数のタイマとしてサービスを提供するように、コンピュータを機能させる動作制御プログラムであって、
前記各アプリケーションの動作前に、当該各アプリケーションのタイマID格納領域を全て予め定められた初期値に初期化する初期化部と、
前記初期化部による前記初期化後に、前記各アプリケーションからのタイマサービス確保の要求に応じて、当該サービス確保要求を行ったアプリケーションに対して、前記初期値以外の値からなるタイマIDを返却することによって、当該サービス確保要求を行った各アプリケーションの前記タイマID格納領域に、前記返却した前記タイマIDを格納させるタイマID返却部と、
前記各アプリケーションから前記各アプリケーションの前記タイマID格納領域に格納されている前記タイマIDを用いたタイマサービスの要求がされると、当該要求をしたアプリケーションに対してタイマサービスを提供するタイマサービス提供部と、
前記アプリケーションによるタイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記初期値か否かを判別するタイマID判別部としてコンピュータを機能させ、
前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別部によって前記初期値であると判別されたとき、前記タイマサービス提供部は、前記タイマIDに基づくタイマサービスの提供を行わず、
前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別部によって前記初期値であると判別されたとき、当該タイマサービス要求を行ったアプリケーションが、動作を停止させるアプリケーションとして予め設定されているか否かを判定するシステム停止判定部と、
前記システム停止判定部によって、前記アプリケーションが前記動作停止させるアプリケーションであると判定された場合に、前記各アプリケーションの全ての動作を停止させるシステム停止部として、更にコンピュータを機能させる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の動作制御プログラムであって、前記初期化部が、前記初期化として、C言語仕様上の大域変数のゼロ初期化を行うように、コンピュータを機能させる。
また、請求項に記載の発明は、複数のアプリケーションからのタイマサービス確保要求に応じて、その戻り値としてタイマIDを返却し、これら各アプリケーションによるタイマサービス要求時には当該タイマIDに対応するタイマサービスを提供することで、1つのハードウェアタイマが、各アプリケーションに対して、複数のタイマとしてサービスを提供する動作制御方法であって、
前記各アプリケーションの動作前に、当該各アプリケーションのタイマID格納領域を全て予め定められた初期値に初期化する初期化ステップと、
前記初期化後に、前記各アプリケーションからのタイマサービス確保の要求に応じて、当該サービス確保要求を行ったアプリケーションに、前記初期値以外の値からなるタイマIDを返却することによって、当該サービス確保要求を行った各アプリケーションの前記タイマID格納領域に、前記返却した前記タイマIDを格納させるタイマID返却ステップと、
前記各アプリケーションから前記各アプリケーションの前記タイマID格納領域に格納されている前記タイマIDを用いたタイマサービスの要求がされると、当該要求をしたアプリケーションに対してタイマサービスを提供するタイマサービス提供ステップと、
前記アプリケーションによるタイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記初期値か否かを判別するタイマID判別ステップと、を備え、
前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別ステップで前記初期値であると判別されたとき、前記タイマサービス提供ステップは、前記タイマIDに基づくタイマサービスの提供を行わず、
前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別ステップによって前記初期値であると判別されたとき、当該タイマサービス要求を行ったアプリケーションが、動作を停止させるアプリケーションとして予め設定されているか否かを判定するシステム停止判定ステップと、
前記システム停止判定ステップによって、前記アプリケーションが前記動作停止させるアプリケーションであると判定された場合に、前記各アプリケーションの全ての動作を停止させるシステム停止ステップと、を備える
また、請求項に記載の発明は、複数のアプリケーションからのタイマサービス確保要求に応じて、その戻り値としてタイマIDを返却し、これら各アプリケーションによるタイマサービス要求時には当該タイマIDに対応するタイマサービスを提供することで、1つのハードウェアタイマが、各アプリケーションに対して、複数のタイマとしてサービスを提供する動作制御システムであって、
前記各アプリケーションの動作前に、当該各アプリケーションのタイマID格納領域を全て予め定められた初期値に初期化する初期化部と、
前記初期化部による前記初期化後に、前記各アプリケーションからのタイマサービス確保の要求に応じて、当該サービス確保要求を行ったアプリケーションに、前記初期値以外の値からなるタイマIDを返却することによって、当該サービス確保要求を行った各アプリケーションの前記タイマID格納領域に、前記返却した前記タイマIDを格納させるタイマID返却部と、
前記各アプリケーションから前記各アプリケーションの前記タイマID格納領域に格納されている前記タイマIDを用いたタイマサービスの要求がされると、当該要求をしたアプリケーションに対してタイマサービスを提供するタイマサービス提供部と、
前記アプリケーションによるタイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記初期値か否かを判別するタイマID判別部と、を備え、
前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別部によって前記初期値であると判別されたとき、前記タイマサービス提供部は、前記タイマIDに基づくタイマサービスの提供を行わず、
前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別部によって前記初期値であると判別されたとき、当該タイマサービス要求を行ったアプリケーションが、動作を停止させるアプリケーションとして予め設定されているか否かを判定するシステム停止判定部と、
前記システム停止判定部によって、前記アプリケーションが前記動作停止させるアプリケーションであると判定された場合に、前記各アプリケーションの全ての動作を停止させるシステム停止部と、を備える
これらの発明では、初期化部が各アプリケーションのタイマID格納領域を全て上記初期値に初期化した後に、各アプリケーションからのタイマサービス確保の要求に応じて、タイマID返却部が、当該アプリケーションに上記初期値以外の値からなるタイマIDを返却し、タイマサービス提供部は、タイマサービスを要求したアプリケーションのタイマIDがタイマID判別部によって上記初期値と判別されたときは当該アプリケーションに対してタイマサービスを提供しない。このため、いずれかのアプリケーションが、タイマサービス確保を行わず、タイマID格納領域にタイマIDが格納されてない状態でタイマサービスを要求すると、当該アプリケーションはタイマID格納領域に格納されている上記初期値を用いてタイマサービス要求を行うことになる。これにより、タイマサービス要求時に用いられるタイマIDが初期値か否かを判別することで、正式なタイマサービス要求か否かを迅速に検出してエラー処理を行うことが可能になるため、複数のアプリケーションが、他のアプリケーションと同じタイマIDを用いてタイマサービスを要求してしまうことによる不具合を未然に防止できる。また、上記初期値に一致するタイマIDを用いたアプリケーションを特定することが可能なので、タイマサービス未確保を要因とするエラー発生時に、当該エラーの原因解明に役立てることができる。
また、請求項に記載の発明は、上述したように、前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別部によって前記初期値であると判別されたとき、当該タイマサービス要求を行ったアプリケーションが、動作を停止させるアプリケーションとして予め設定されているか否かを判定するシステム停止判定部と、
前記システム停止判定部によって、前記アプリケーションが前記動作停止させるアプリケーションであると判定された場合に、前記各アプリケーションの全ての動作を停止させるシステム停止部として、更にコンピュータを機能させる。
この発明によれば、上記タイマサービス要求を行ったアプリケーションがシステム停止判定部によって動作停止させるべきものと判定されると、システム停止部が上記各アプリケーションの全ての動作を停止させるので、1つのアプリケーションで発生したタイマサービス未確保によるエラーで、他のアプリケーションの動作にまで波及して不具合が及ぶという事態を低減することができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の動作制御プログラムであって、前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別部によって前記初期値であると判別されたとき、当該コンピュータの表示部にエラーメッセージを表示させる表示制御部として、更にコンピュータを機能させる。
この発明によれば、タイマサービスを要求したアプリケーションのタイマIDが前記タイマID判別部によって前記初期値であると判別されたときは、表示制御部が、表示部にエラーメッセージを表示させるので、ユーザに対して、アプリケーションの動作においてタイマサービス未確保を要因とするエラーが生じていることを認識させることが可能になる。
また、請求項に記載の発明は、記録媒体に画像形成を行う作像部と、
前記画像形成部に記録媒体を搬送する搬送部と、
前記画像形成部による画像形成後の記録媒体に対して画像定着動作を行う定着部と、
請求項に記載の動作制御システムとを備え、
前記各アプリケーションは、前記作像部による画像形成動作を制御するアプリケーションと、前記搬送部による搬送動作を制御するアプリケーションと、前記定着部による定着動作を制御するアプリケーションとからなる画像形成装置である。
この発明によれば、例えば、搬送部による搬送動作を制御するアプリケーションが、タイマサービス確保を行わずにタイマサービスを要求した場合、当該搬送部のアプリケーションはタイマID格納部に格納されている上記初期値を用いてタイマサービス要求を行うことになるので、搬送部のアプリケーションが、他の作像部及び定着部のアプリケーションと同じタイマIDを用いてタイマサービスを要求してしまうことで画像形成動作時に上記各部の動作の同期がとれない等といった不具合を防止可能である。
本願発明によれば、アプリケーションの動作時におけるタイマサービス未確保を要因とするエラーを迅速に検出して、複数のアプリケーションが同一のタイマIDを用いることで生じる不具合を未然に防止することが可能になる。
以下、本発明の一実施形態に係る動作制御プログラム、動作制御方法、動作制御システム、及び画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。
複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。この複合機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを有している。
また、複合機1のフロント部には、操作部47が設けられている。この操作部47には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー471と、印刷部数等を入力するためのテンキー472と、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部473と、表示部473で設定された設定内容等をリセットするリセットキー474と、実行中の印刷(画像形成)動作を停止させるためのストップキー475と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー477が備えられている。
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ部51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを制御部100(図2)へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部100へ出力する。
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ(図略)、搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。原稿搬送機構63は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット53と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を原稿読取スリット53を介してスキャナ部51から読取可能にしている。
また、原稿給送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部6の前面側を上方に移動させて原稿台52上面を開放することにより、原稿台52の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
本体部2は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40と、搬送機構131とを備える。
搬送機構131は、記録紙搬送路80に設けられている記録紙搬送用の各搬送ローラ81,463,464と、当該各搬送ローラ駆動用の駆動源(図略)と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462とを備える。
記録部40は、スキャナ部51で取得された画像データに基づきレーザ光等を出力して感光体ドラム43を露光する光学ユニット42と、感光体ドラム43上にトナー像を形成する現像部44と、感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写部41と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45とを備える。搬送ローラ463,464は、記録部40内の用紙搬送路中に設けられ、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48まで搬送する。
また、記録紙の両面に画像を形成する場合は、記録部40で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ463を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って記録部40の上流域に再度搬送し、記録部40により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48に排出する。
図2は複合機1の概略構成を示す機能ブロック図である。複合機1には、装置全体の動作制御を司る制御部100が備えられている。この制御部100には、原稿部50と、搬送機構131と、記録部40とが接続されている。なお、原稿部50は、原稿読取部5と原稿給送部6を備えてなる。また、制御部100には、原稿読取部5で読み取られた文書データ等が一時的に保存される画像メモリ140と、大量の文書データを保存可能な記憶容量を有する大容量のHDD(記憶装置)150とが接続されている。HDD150には、後述する本発明の一実施形態に係る動作制御プログラムがその一部をなすOS(Operating System)が記憶されている。当該OSは、コンピュータシステム全体を管理する基本ソフトウェアである。
画像処理部160は、スキャナ部51による原稿読み取り時には、スキャナ部51から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像に変換し、画質を向上させる画像処理を施す。画像処理部160は、当該画像データが印刷される場合は、出力状態に応じた画像処理を施し、例えばレーザ露光の場合には、レーザ信号にアナログ変調する。このアナログ変調された信号に基づいて記録部40でプリントアウトされる。また、スキャナ部51によって読み取った画像データを、HDD150に格納する場合には、画像処理部160は、画質向上のための画像処理後のデータを更に圧縮画像に変換し、画像メモリ140に書き込む。制御部100は、画像メモリ140に書き込まれた圧縮画像を、文書管理の対象となるファイルデータとしてHDD150に格納する。また、登録文書のプリントアウト時には、HDD150又はネットワーク上の各コンピュータから、プリントアウト対象のファイルデータ(圧縮画像)が画像メモリ140に書き出され、画像処理部160は、当該圧縮されたファイルデータを伸張処理し、上記出力状態に応じた画像処理を施した後、上記のように露光用のレーザ信号とする。
ファクシミリ通信部170は、ファクシミリ通信部170には、相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)を備え、公衆回線を通じて送信相手先のファクシミリとの間でデータ送受信を行う。
I/F部210は、ネットワーク接続された外部機器(例えば、パーソナルコンピュータ等)との間に介在して、当該外部機器とのデータ送受信を可能にする。
タイマ部180は、時間を計測し、アプリケーション部102の各アプリケーションに対してその計測結果を提供する。本実施形態では、タイマ部180は1つ備えられ、ハードウェアで構成されてなる。
制御部100は、CPUからなり、OS(Operating System)部101と、アプリケーション部102として機能する。OS部101は、HDD150に記憶されたOSに従って機能することで、例えば、操作部47、搬送機構131、原稿部50、及び記録部40の動作制御を司る多くのアプリケーションソフトで共通して利用される基本的な機能を提供する。アプリケーション部102は、操作部47、搬送機構131、原稿部50、及び記録部40等の各部の動作制御を司るそれぞれのアプリケーションとして機能する。制御部100では、これらOS部101とアプリケーション部102とによって装置全体の動作制御を司っている。なお、本実施形態では、制御部100を、複合機1におけるコンピュータ部分、或いは、動作制御システムとしてとらえてもよい。
OS部101について説明する。ここでは、OS部101の機能の中で、本発明の要部に関係する機能を説明する。
OS部101は、上記基本的機能の提供の他、さらに、アプリケーション部102の複数のアプリケーションからのタイマサービス確保要求に応じて、その戻り値としてタイマIDを返却し、これら各アプリケーションによるタイマサービス要求時には当該タイマIDに対応するタイマサービスを提供することで、1つのハードウェアタイマであるタイマ部180が上記各アプリケーションに対して、複数のタイマとしてタイマサービスを提供するように機能する。タイマサービスとは、例えば、タイマのスタート、経過時間の判定などのサービスグループ等からなる。
当該タイマサービスの提供を実現させるため、OS部101は、上記OS(動作制御プログラム)の下、初期化部1011と、タイマID返却部1012と、タイマサービス提供部1013と、タイマID判別部1014と、システム停止判定部1015と、システム停止部1016と、表示制御部1017として機能する。
初期化部1011は、上記各アプリケーションに設けられているタイマID格納領域を全て予め定められた初期値に初期化する処理を行う(大域的に初期化する)。初期化部1011は、例えば、C言語仕様上の大域変数のゼロ初期化処理を行い、当該初期値を「0」とする。初期化部1011による初期化ルーチンは、システム全体に対して1つだけ存在する。
タイマID返却部1012は、初期化部1011による上記初期化後に、上記各アプリケーションからのタイマサービス確保の要求に応じて、当該サービス確保要求を行ったアプリケーションに、当該サービス要求の戻り値として上記初期値以外の値からなるタイマIDを返却する。例えば、上記のように初期値が「0」とされる場合、タイマID返却部1012は、当該「0」以外の「1」、「2」、又は「3」…等の値をそれぞれタイマIDとして用いる。
タイマサービス提供部1013は、上記各アプリケーションからのタイマサービス要求時に、当該アプリケーションが用いる上記タイマIDに対応するタイマサービスを呼び出して提供する。
タイマID判別部1014は、上記アプリケーションによるタイマサービス要求があった時に、当該タイマサービスを要求してきたアプリケーションのタイマIDが上記初期値に一致するか否かを判別する。
さらに、タイマサービス提供部1013は、上記タイマサービスを要求してきたアプリケーションのタイマIDがタイマID判別部1014によって上記初期値であると判別されたときには、当該タイマIDに基づくタイマサービスを提供しないように制御する。
システム停止判定部1015は、上記タイマサービスを要求してきたアプリケーションのタイマIDがタイマID判別部1014によって上記初期値であると判別されたときに動作停止させるアプリケーションとして、1つ以上のアプリケーションを予め記憶している。システム停止判定部1015は、タイマサービスを要求したアプリケーションのタイマIDがタイマID判別部1014によって上記初期値に一致すると判別されたとき、当該タイマサービス要求を行ったアプリケーションが、上記動作停止させるアプリケーションであるか否かを判定する。
システム停止部1016は、システム停止判定部1015によって上記アプリケーションが動作停止させるものと判定された場合に、アプリケーション部102の各アプリケーションの全ての動作を停止させる。但し、システム停止判定部1015によって上記アプリケーションが動作停止させるものと判定された場合に、システム停止部1016は、当該動作停止の対象となったアプリケーションに対して予め関連付けられている1つ以上のアプリケーションを動作停止させるようにしてもよい。
表示制御部1017は、表示部473の表示制御を行う。
アプリケーション部102は、複合機1が実行可能な各機能を制御する複数のアプリケーションとして機能する。当該複数のアプリケーションは、例えば、プリンタ機能実行時の場合、記録部40のうち作像を担当する機構群でなる作像部を制御するアプリケーションと、前記搬送機構131による搬送動作を制御するアプリケーションと、記録部40のうち定着部45による定着動作を制御するアプリケーション等である。当該複数のアプリケーションプログラムは、HDD150に記憶されており、制御部100は、当該アプリケーションプログラムに従って動作することで、アプリケーション部102の各アプリケーションとして機能する。なお、当該各アプリケーションには、タイマIDを格納するためのタイマID格納領域(タイマID格納変数)が設けられている。
操作部47は、複合機1の操作に必要な各種の指示がユーザから入力されるものである。操作部47は、表示部473と、操作キー部470(スタートキー471、テンキー472、リセットキー474、ストップキー475、機能切換キー477等からなる)とを有している。
次に、複合機1における各アプリケーションに対するタイマサービス提供処理の第1実施形態を説明する。図3は複合機1における各アプリケーションに対するタイマサービス提供処理の第1実施形態を示すフローチャート、図4はタイマサービス提供処理時における情報伝達を示すブロック図である。以下には、プリンタ機能実行時の画像形成動作を例にして説明する。
例えば、複合機1の電源投入時に(少なくともプリンタ機能実行時の画像形成動作開始前)、OS部101の初期化部1011は、プリンタ機能実行時の画像形成動作を行う一連のアプリケーション(アプリケーション部102)、例えば上記作像部、搬送機構131、定着部45等の各部の動作制御を司るそれぞれのアプリケーションに対して、それぞれのアプリケーション内のタイマID格納領域を初期化させる(S1)。ここでは、初期化部1011は、C言語仕様上の大域変数のゼロ初期化処理を行い、当該初期値を「0」とする。各アプリケーション内のタイマID格納領域はこれを受けて全て初期化され(S11)、当該プリンタ機能実行時の画像形成動作を担当する全てのアプリケーション内のタイマID格納領域には初期値「0」が格納される。
そして、上記各アプリケーションが、タイマサービス提供の受領を可能とすべくタイマサービス確保を要求すると(S12)、OS部101のタイマID返却部1012は、当該各アプリケーションからのタイマサービス確保の要求を受けて(S2でYES)、タイマサービスを確保し、当該タイマサービス確保要求の戻り値として、上記初期値「0」以外の値からなるタイマID「1」、「2」、又は「3」…を各アプリケーションに対して返却する(S3)。このとき、タイマID返却部1012は、それぞれのアプリケーションに対して別個のタイマIDを返却する。各アプリケーション内のタイマID格納領域には、返却されてきたタイマIDが格納される(S13)。すなわち、タイマサービス確保の要求を行って、これに対するタイマIDの返却を受けたアプリケーションのタイマID格納領域は、格納されている値が、初期値「0」から、受け取ったタイマIDが示す値(初期値「0」以外の値)に書き換えられる。
この後、各アプリケーションのいずれかでタイマサービスが必要になった場合、当該アプリケーションが、タイマID格納領域に格納されているタイマIDを用いてタイマサービスを要求する(S14)。OS部101のタイマサービス提供部1013が当該タイマサービス要求を受けると(S4でYES)、タイマID判別部1014は、当該アプリケーションから受け取ったタイマIDが初期値「0」に一致するか否かを判別する(S5)。
ここで、タイマID判別部1014が、当該受け取ったタイマIDは初期値「0」に一致しないと判別した場合は(S5でNO)、タイマサービス提供部1013は、当該アプリケーションに対して、当該受け取ったタイマIDに対応するタイマサービスを呼び出して提供する(S8)。当該アプリケーションは、提供されたタイマサービスを受領する(S15)。すなわち、当該アプリケーションは、タイマID格納領域が初期値「0」からタイマIDが示す値(初期値「0」以外の値)に書き換えられており、既にタイマサービス確保処理を正式に終えているため、タイマサービス提供部1013は、タイマIDに対応するタイマサービスを提供する。
一方、タイマID判別部1014が、当該受け取ったタイマIDは初期値「0」に一致すると判別した場合は(S5でYES)、タイマサービス提供部1013は、当該受け取ったタイマIDに対応するタイマサービスを呼び出さずに、当該タイマサービス要求がエラーであると判定する(S6)。このエラー判定がされると、表示制御部1017は、表示部473にエラーメッセージを表示させる(S7)。例えば、表示制御部1017は、当該アプリケーションによるタイマサービス要求がエラーである旨のメッセージを表示部473に表示させる。
上記一連の処理によれば、複合機1の電源投入時に、OS部101の初期化部1011が各アプリケーションのタイマID格納領域を大域的に初期化し、動作初期時には、このタイマID格納領域に上記初期値が格納されているので、当該各アプリケーションのいずれかがタイマサービス確保要求を行わずにタイマサービスを要求しても、当該アプリケーションがタイマサービス要求に用いるタイマIDが上記初期値になる。このため、タイマID判別部1014が、アプリケーションがタイマサービス要求時に用いるタイマIDが上記初期値に一致すると判別した場合に、タイマサービス提供部1013が、当該タイマサービス要求を、タイマサービス確保を済ませていないタイマサービス要求としてエラーと判定し、当該要求されたタイマサービスを提供しないようにする。これにより、複数のアプリケーションが同一のタイマIDを用いることで生じる不具合が未然に防止される。
次に、複合機1における各アプリケーションに対するタイマサービス提供処理の第2実施形態を説明する。図5は複合機1における各アプリケーションに対するタイマサービス提供処理の第2実施形態を示すフローチャートである。以下、第1実施形態と同様にプリンタ機能実行時の画像形成動作を例にして説明し、第1実施形態と同様の処理は説明を省略する。
第2実施形態では、各アプリケーションからのタイマサービス要求時に、タイマID判別部1014が、当該アプリケーションから受け取ったタイマIDは初期値「0」に一致すると判別し(S25でYES)、タイマサービス提供部1013がエラー判定を行った後に(S26)、システム停止判定部1015によって、当該エラー判定されたタイマサービス要求を行ったアプリケーションがタイマサービス要求エラー発生時に動作停止の対象とされているアプリケーションであるか否かが判定される(S28)。
システム停止判定部1015によって、当該エラー判定とされたタイマサービス要求をしたアプリケーションがタイマサービス要求エラー発生時に動作停止の対象とされていると判定された場合は(S28でYES)、システム停止部1016が、当該プリンタ機能実行時の画像形成動作に関連付けられた各アプリケーションによる全ての動作制御を停止させる(S29)。これを受けて、当該各アプリケーションは動作制御を停止する(S56)。但し、システム停止判定部1015によって上記アプリケーションが動作停止させるべきものと判定された場合において、システム停止部1016は、当該動作停止の対象となったアプリケーションに対して予め関連付けられている1つ以上のアプリケーションのみについて動作停止させるようにしてもよい。
一方、システム停止判定部1015によって、当該エラー判定とされたタイマサービス要求をしたアプリケーションがタイマサービス要求エラー発生時に動作停止の対象とされていないと判定された場合(S28でNO)、システム停止部1016は、当該エラー判定されたタイマサービス要求を行ったアプリケーションによる動作制御を停止させる(S31)。これを受けて、当該エラー判定されたタイマサービス要求を行ったアプリケーションは動作制御を停止する(S56)。
この一連の処理によれば、1つのアプリケーションで発生したタイマサービス未確保によるエラーで、他のアプリケーションの動作にまで波及して不具合が及ぶという事態を低減できる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、制御部100がOSとして機能し、当該OSが、第1及び第2実施形態に係る各アプリケーションに対するタイマサービス提供処理を行うとして説明しているが、上記動作制御プログラムに基づいてOS相当機能が当該タイマサービス提供処理を行ってもよい。また、上記動作制御プログラムがOSとは別個のプログラムとして構成され、制御部100が当該動作制御プログラムに従ってOS機能とは別個に、上記タイマサービス提供処理を行ってもよい。
また、上記各実施形態では、初期化部1011、タイマID返却部1012、タイマサービス提供部1013、タイマID判別部1014、システム停止判定部1015、システム停止部1016、及び表示制御部1017は、制御部100が動作制御プログラムに従って機能することで実現されるが、これに代えて、これら各部がハードウェアで構成されて複合機1に備えられるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、タイマサービス提供処理を受ける複数のアプリケーションをプリンタ機能実行時の画像形成動作に関連付けられた各アプリケーションを例に説明しているが、これはあくまでも例示であり、これらとは異なる他の複数のアプリケーションがタイマサービスの提供を受ける場合であっても、第1及び第2実施形態に係る各アプリケーションに対するタイマサービス提供処理が行われるものとしてもよいことは勿論である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。 複合機の概略構成を示す機能ブロック図である。 複合機における各アプリケーションに対するタイマサービス提供処理の第1実施形態を示すフローチャートである。 タイマサービス提供処理時における情報伝達を示すブロック図である。 複合機における各アプリケーションに対するタイマサービス提供処理の第2実施形態を示すフローチャートである。
符号の説明
1 複合機
40 記録部
45 定着部
100 制御部
101 OS部
1011 初期化部
1012 返却部
1013 タイマサービス提供部
1014 タイマID判別部
1015 システム停止判定部
1016 システム停止部
1017 表示制御部
102 アプリケーション部
131 搬送機構
180 タイマ部
461 給紙カセット

Claims (6)

  1. 複数のアプリケーションからのタイマサービス確保要求に応じて、その戻り値としてタイマIDを返却し、これら各アプリケーションによるタイマサービス要求時には当該タイマIDに対応するタイマサービスを提供することで、1つのハードウェアタイマが各アプリケーションに対して複数のタイマとしてサービスを提供するように、コンピュータを機能させる動作制御プログラムであって、
    前記各アプリケーションの動作前に、当該各アプリケーションのタイマID格納領域を全て予め定められた初期値に初期化する初期化部と、
    前記初期化部による前記初期化後に、前記各アプリケーションからのタイマサービス確保の要求に応じて、当該サービス確保要求を行ったアプリケーションに対して、前記初期値以外の値からなるタイマIDを返却することによって、当該サービス確保要求を行った各アプリケーションの前記タイマID格納領域に、前記返却した前記タイマIDを格納させるタイマID返却部と、
    前記各アプリケーションから前記各アプリケーションの前記タイマID格納領域に格納されている前記タイマIDを用いたタイマサービスの要求がされると、当該要求をしたアプリケーションに対してタイマサービスを提供するタイマサービス提供部と、
    前記アプリケーションによるタイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記初期値か否かを判別するタイマID判別部としてコンピュータを機能させ、
    前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別部によって前記初期値であると判別されたとき、前記タイマサービス提供部は、前記タイマIDに基づくタイマサービスの提供を行わず、
    前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別部によって前記初期値であると判別されたとき、当該タイマサービス要求を行ったアプリケーションが、動作を停止させるアプリケーションとして予め設定されているか否かを判定するシステム停止判定部と、
    前記システム停止判定部によって、前記アプリケーションが前記動作停止させるアプリケーションであると判定された場合に、前記各アプリケーションの全ての動作を停止させるシステム停止部として、更にコンピュータを機能させる動作制御プログラム。
  2. 前記初期化部が、前記初期化として、C言語仕様上の大域変数のゼロ初期化を行うように、コンピュータを機能させる請求項1に記載の動作制御プログラム。
  3. 前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別部によって前記初期値であると判別されたとき、当該コンピュータの表示部にエラーメッセージを表示させる表示制御部として、更にコンピュータを機能させる請求項1又は請求項2に記載の動作制御プログラム。
  4. 複数のアプリケーションからのタイマサービス確保要求に応じて、その戻り値としてタイマIDを返却し、これら各アプリケーションによるタイマサービス要求時には当該タイマIDに対応するタイマサービスを提供することで、1つのハードウェアタイマが、各アプリケーションに対して、複数のタイマとしてサービスを提供する動作制御方法であって、
    前記各アプリケーションの動作前に、当該各アプリケーションのタイマID格納領域を全て予め定められた初期値に初期化する初期化ステップと、
    前記初期化後に、前記各アプリケーションからのタイマサービス確保の要求に応じて、当該サービス確保要求を行ったアプリケーションに、前記初期値以外の値からなるタイマIDを返却することによって、当該サービス確保要求を行った各アプリケーションの前記タイマID格納領域に、前記返却した前記タイマIDを格納させるタイマID返却ステップと、
    前記各アプリケーションから前記各アプリケーションの前記タイマID格納領域に格納されている前記タイマIDを用いたタイマサービスの要求がされると、当該要求をしたアプリケーションに対してタイマサービスを提供するタイマサービス提供ステップと、
    前記アプリケーションによるタイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記初期値か否かを判別するタイマID判別ステップと、を備え、
    前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別ステップで前記初期値であると判別されたとき、前記タイマサービス提供ステップは、前記タイマIDに基づくタイマサービスの提供を行わず、
    前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別ステップによって前記初期値であると判別されたとき、当該タイマサービス要求を行ったアプリケーションが、動作を停止させるアプリケーションとして予め設定されているか否かを判定するシステム停止判定ステップと、
    前記システム停止判定ステップによって、前記アプリケーションが前記動作停止させるアプリケーションであると判定された場合に、前記各アプリケーションの全ての動作を停止させるシステム停止ステップと、を備える動作制御方法
  5. 複数のアプリケーションからのタイマサービス確保要求に応じて、その戻り値としてタイマIDを返却し、これら各アプリケーションによるタイマサービス要求時には当該タイマIDに対応するタイマサービスを提供することで、1つのハードウェアタイマが、各アプリケーションに対して、複数のタイマとしてサービスを提供する動作制御システムであって、
    前記各アプリケーションの動作前に、当該各アプリケーションのタイマID格納領域を全て予め定められた初期値に初期化する初期化部と、
    前記初期化部による前記初期化後に、前記各アプリケーションからのタイマサービス確保の要求に応じて、当該サービス確保要求を行ったアプリケーションに、前記初期値以外の値からなるタイマIDを返却することによって、当該サービス確保要求を行った各アプリケーションの前記タイマID格納領域に、前記返却した前記タイマIDを格納させるタイマID返却部と、
    前記各アプリケーションから前記各アプリケーションの前記タイマID格納領域に格納されている前記タイマIDを用いたタイマサービスの要求がされると、当該要求をしたアプリケーションに対してタイマサービスを提供するタイマサービス提供部と、
    前記アプリケーションによるタイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記初期値か否かを判別するタイマID判別部と、を備え、
    前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別部によって前記初期値であると判別されたとき、前記タイマサービス提供部は、前記タイマIDに基づくタイマサービスの提供を行わず、
    前記タイマサービス要求時に用いられた前記タイマIDが前記タイマID判別部によって前記初期値であると判別されたとき、当該タイマサービス要求を行ったアプリケーションが、動作を停止させるアプリケーションとして予め設定されているか否かを判定するシステム停止判定部と、
    前記システム停止判定部によって、前記アプリケーションが前記動作停止させるアプリケーションであると判定された場合に、前記各アプリケーションの全ての動作を停止させるシステム停止部と、を備える動作制御システム
  6. 記録媒体に画像形成を行う作像部と、
    前記画像形成部に記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記画像形成部による画像形成後の記録媒体に対して画像定着動作を行う定着部と、
    請求項5に記載の動作制御システムとを備え、
    前記各アプリケーションは、前記作像部による画像形成動作を制御するアプリケーションと、前記搬送部による搬送動作を制御するアプリケーションと、前記定着部による定着動作を制御するアプリケーションとからなる画像形成装置
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