JP5022694B2 - 現像ローラ、現像ローラの製造方法、現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
このような電子写真装置に用いられる現像ローラは感光体と所定の接触幅をもって圧接、または近接し、ブレードで薄層化された現像剤を担持するため、変形し易く、かつ変形回復性に優れる必要がある。さらに、これらの現像ローラには画像ムラを発生させないために適度かつ均一な導電性を有することが要求される。
(特許文献2)。しかしながら、使用する状況や目的によっては、ブリードの問題が生じる場合もある。
。
以下に、本発明をより詳細に説明する。
その由来構造を含有しているものがあげられる。
式(I)中、nは1〜5の整数であり、R1 は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、R
2 およびR3 は、それぞれ独立して、水素原子または炭素原子数1〜5のアルキル基である。
炭素原子数1〜5のアルキル基としては、具体的に、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-ブチル基、i-ブチル基、sec-ブチル基、t-ブチル基、n-ペンチル基、i-ペンチル基が挙げられる。
該カーボンブラックのDBP吸収量は60ml/100g以上110ml/100g以下の範囲内で同じ導電性を得ようとした場合、その値が高いほど、少ない添加量で所望の導電性が得られ易く、逆にその値が低いほど、カーボンブラック自体の添加量が多くなり、抵抗安定性を得られ易くなる。
カーボンブラックの揮発分は、カーボンブラック表面に存在するカルボキシキル基、水酸基、キノン基の如き官能基量を示しており、カーボンブラックの分散性、および溶剤における安定性や再凝集のし易さに影響する。なお、本発明において、揮発分は、JIS K6221の規定に従って測定したものである。
また、前記カーボンブラックの添加量としては、使用するカーボンブラックの種類によって異なるために特に限定されないが、通常、ゴム100重量部に対して5質量部以上85重量部以下、好ましくは10質量部以上70重量部以下の範囲において、現像ローラに要求される導電性および硬度に応じて適宜設定される。 カーボンブラックの配合量が60重量部以下であれば、ゴムローラの導電性及び硬度が高くなりすぎることはない。さらに、樹脂層内での分布の均一性が上がるため、導電性の均一性も向上する。一方、カーボンブラックの配合量が5重量部以上であれば、実用上許容できるレベルの導電性を確保することができる。さらに、添加したカーボンブラックを十分パーコレートすることが可能となり、導電性を安定させることができる。
なお、作製される現像ローラの外径精度を損なわない限り、弾性体層の厚さに特に制限はないものの、一般に、弾性体層の厚さを過度に厚くすると、ゴム成型体の作製コストを適正な範囲に抑えることが難しくなる。これらの実用上の制約を考慮すると、弾性体層の厚さは、好ましくは6.0mm以下、より好ましくは5.0mm以下とすることが望ましい。従って、弾性体層の厚さは、0.5mm以上6.0mm以下の範囲に選択する構成とすることが望ましく、1.0mm以上5.0mm以下の範囲に選択する構成とすることがより望ましい。また、弾性体層の厚さは、その硬度に応じて適宜選択されるものである。
軸芯体としてニッケル鍍金を施したSUS製の芯金(直径8mm)の外周面に、さらに接着剤を塗布、焼き付けしたものを用いた。
ここで、ゴムAを40質量部、ゴムBを60質量部とブレンドしたゴムの粘度は、100Pa・sであった。
弾性体層に用いるゴム成分を、ゴムBのみに変更し、100質量部とした以外は実施例1と同様にして現像ローラ2を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、17°、n-ヘキサンによる抽出量は4.4質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分を、エチレン、プロピレン、および第三成分として6,7−ジメチル−4− エチリデン−1,6− オクタジエンを用いた共重合体からなる粘度340Pa・sのゴム〔以下、ゴムCとする〕に変更し、100質量部とした以外は実施例1と同様にして現像ローラ3を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、25°、n-ヘキサンによる抽出量は3.8質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分を、ゴムCと、エチレン、プロピレン、および第三成分として6,7−ジメチル−4− エチリデン−1,6− オクタジエン用いた共重合体からなる粘度800Pa・sのゴム〔以下、ゴムDとする〕とのブレンドとし、ゴムCを60質量部、ゴムDを40質量部とした以外は実施例1と同様にして現像ローラ4を作製した。ここで、ゴムCを60質量部、ゴムDを40質量部とブレンドしたゴムの粘度は、620Pa・sであった。なお、弾性体層のMD−1硬度は、30°、n-ヘキサンによる抽出量は3.1質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分を、ゴムCとゴムDのブレンドとし、ゴムCを30質量部、ゴムDを70質量部とした以外は実施例1と同様にして現像ローラ5を作製した。ここで、ゴムCを30質量部、ゴムDを70質量部とブレンドしたゴムの粘度は、800Pa・sであった。
なお、弾性体層のMD−1硬度は、37°、n-ヘキサンによる抽出量は2.4質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分を、エチレン、プロピレン、および第三成分として7−メチル−6−プロピル−4− エチリデン−1,6− オクタジエンを用いた共重合体からなる粘度380Pa・sのゴム〔以下、ゴムEとする〕に変更し、100質量部とした以外は実施例1と同様にして現像ローラ6を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、27°、n-ヘキサンによる抽出量は4.2質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分を、エチレン、プロピレン、および第三成分として8−メチル−4−エチリデン−1,7− ノナジエンを用いた共重合体からなる粘度410Pa・sのゴム〔以下、ゴムFとする〕に変更し、100質量部とした以外は実施例1と同様にして現像ローラ7を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、29°、n-ヘキサンによる抽出量は3.6質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分を、ゴムCと、液状ブタジエンゴム〔以下、ゴムGとする〕とのブレンドとし、ゴムCを80質量部、ゴムGを20質量部とした以外は実施例1と同様にして現像ローラ8を作製した。ここで、ゴムCを80質量部、ゴムGを20質量部とブレンドしたゴムの粘度は、430Pa・sであった。なお、弾性体層のMD−1硬度は、34°、n-ヘキサンによる抽出量は4.4質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分として、ゴムCを100質量部とし、カーボンブラックとして、#32(商品名、三菱化学社製)〔以下、カーボンブラックIとする〕を40量部に変更した以外は実施例1と同様にして現像ローラ9を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、25°、n-ヘキサンによる抽出量は3.8質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分として、ゴムCを100質量部とし、カーボンブラックとして、Printex 60(商品名、Degussa社製)〔以下、カーボンブラックJとする〕を30量部に変更した以外は実施例1と同様にして現像ローラ10を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、24°、n-ヘキサンによる抽出量は4.0質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分として、ゴムCを100質量部とし、カーボンブラックとして、#52(商品名、三菱化学社製)〔以下、カーボンブラックKとする〕を45量部に変更した以外は実施例1と同様にして現像ローラ11を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、26°、n-ヘキサンによる抽出量は3.7質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分として、ゴムCを100質量部とし、カーボンブラックとして、旭#70(商品名、旭カーボン社製)〔以下、カーボンブラックLとする〕を70量部に変更した以外は実施例1と同様にして現像ローラ12を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、38°、n-ヘキサンによる抽出量は3.5質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分として、ゴムCを100質量部とし、カーボンブラックとして、#45L(商品名、三菱化学社製)〔以下、カーボンブラックMとする〕を50量部に変更した以外は実施例1と同様にして現像ローラ13を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、29°、n-ヘキサンによる抽出量は3.3質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分として、ゴムCを100質量部とし、カーボンブラックとして、Printex L6(商品名、Degussa社製)〔以下、カーボンブラックNとする〕を25量部に変更した以外は実施例1と同様にして現像ローラ14を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、24°、n-ヘキサンによる抽出量は4.0質量%であった。
[実施例15]現像ローラ15
弾性体層に用いるゴム成分として、ゴムCを100質量部とし、架橋剤として用いる有機過酸化物を、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、パーヘキサ3M(商品名、日本油脂社製)〔以下、架橋剤Pとする〕を7.0量部に変更した以外は実施例1と同様にして現像ローラ15を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、24°、n-ヘキサンによる抽出量は4.6質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分として、ゴムCを100質量部とし、共架橋剤であるトリアリルイソシアヌレート添加しなかった以外は実施例1と同様にして現像ローラ15を作製した。現像ローラ15は、現像ローラ3の弾性体層からトリアリルイソシアヌレートを除いたものに相当する。なお、弾性体層のMD−1硬度は、22°、n-ヘキサンによる抽出量は4.9質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分として、ゴムCを100質量部とし、架橋剤として用いる有機過酸化物を、2,5−ジ−メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン、パーヘキシン25B(商品名、日本油脂社製)〔以下、架橋剤Rとする〕を7.5量部に変更した以外は実施例1と同様にして現像ローラ17を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、25°、n-ヘキサンによる抽出量は3.7質量%であった。
原料コンパウンドは実施例8と同じものを作成し、そのゴム分(ゴムA100質量部)に対して、分散性硫黄「Sulfax 200S」(商品名、鶴見化学工業社製、純度99.5%)1.6質量部、ジ-2-ベンゾチアゾリルジスルフィド「ノクセラーDM」(商品名、大内新興化学社製)1.2質量部、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド「ノクセラーTRA」(商品名、大内新興化学社製)1質量部、テトラメチルチウラムモノスルフィド「ノクセラーTS」(商品名、大内新興化学社製)0.8質量部を添加し、20℃に冷却した二本ロール機にて10分間混練して、弾性体層用コンパウンドを得た。この弾性体用コンパウンドを用いた以外は、実施例1と同様にして現像ローラ17を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、36°、n-ヘキサンによる抽出量は4.6質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分として、ゴムCを100質量部とし、被覆層として、アルコール可溶性ポリアミド樹脂「アミランCM8000」(商品名、東レ社製)100質量部に対し、導電剤としカーボンブラック「MA11」(商品名、三菱化学社製)を22質量部添加し、メタノールを主溶剤として用い、十分に撹拌して、均一な固形分18%の有機溶剤混合溶液となるよう調整した。この塗料溶液中に、上記弾性ローラを浸漬してコーティングした後、引上げて乾燥させ、85℃にて30分間加熱処理することで、約15μmの被覆層〔以下、被覆層Uとする〕を弾性体層の外周に設けた以外は、実施例1と同様にして現像ローラ19を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度、n-ヘキサンによる抽出量は、現像ローラ3と同様で、それぞれ25°、3.8質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分として、ゴムCを100質量部とし、被覆層として、ポリオール「ニッポラン5230」(商品名、日本ポリウレタン工業社製)の固形分100質量部に対し、導電剤としてカーボンブラック「MA11」(商品名、三菱化学社製)を22質量部添加し、メチルエチルケトンを主溶剤として用い、十分に撹拌して、均一な固形分12質量%の有機溶剤混合溶液となるよう調整した。この塗料溶液中に、上記弾性ローラを浸漬してコーティングした後、引上げて乾燥させ、130℃にて30分間加熱処理することで、厚さ約20μmの被覆層〔以下、被覆層Vとする〕を弾性体層の外周に設けた以外は、実施例1と同様にして現像ローラ20を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度、n-ヘキサンによる抽出量は、現像ローラ3と同様で、それぞれ25°、3.8質量%であった。
弾性体層に用いるゴム成分として、ゴムCを100質量部として、実施例1と同様にして弾性体層のみの弾性ローラを作成した。つまり現像ローラ3の弾性ローラを作成した。この弾性ローラに被覆層を設けることなく、そのまま現像ローラ21とした。なお、弾性体層のMD−1硬度、n-ヘキサンによる抽出量は、現像ローラ3と同様で、それぞれ25°、3.8質量%であった。
NBR「Nipol 1043」(商品名、日本ゼオン社製)100質量部、酸化亜鉛5質量部、ステアリン酸2質量部、炭酸カルシウム30質量部、2−メルカプトベンズイミダゾール(MB)0.5質量部、カーボンブラックHを50質量部、ポリエステル系可塑剤「ポリサイザーW−340」(商品名、大日本インキ社製)80質量部を、50℃に調節した密閉型ミキサーにて10分間混練して、原料コンパウンドを調製した。さらに、ゴム分(ゴムA100質量部)に対して、「パーヘキシン25B−40」(商品名、日本油脂社製商品名;40%品)9.0質量部、トリアリルイソシアヌレート「TAIC」(商品名、日本化成社製)4質量部を添加し、20℃に冷却した二本ロール機にて10分間混練して、弾性体層用コンパウンドを得た。NBR「Nipol 1043」は常温におてい固体状態であり、流動性をほとんど持たない。
実施例1同様にして、この弾性ローラの外周上に、被覆層Tを形成して現像ローラ26を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、57°、n-ヘキサンによる抽出量は21.8質量%であった。
原料コンパウンドとしてポリエステル系可塑剤「ポリサイザーW−340」(商品名、大日本インキ社製)の添加量を、40質量部に変更したものを用いた以外、比較例5と同様にして現像ローラ27を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、71°、n-ヘキサンによる抽出量は14.6質量%であった。
弾性体層用コンパウンドを作成するために、EPDM「エスプレン 201」(商品名、住友化学社製)100質量部、酸化亜鉛5質量部、ステアリン酸1.5質量部、炭酸カルシウム30質量部、2−メルカプトベンズイミダゾール(MB)0.5質量部、カーボンブラックHを50質量部、炭化水素系可塑剤「P−300」(商品名、シェル化学社製)40質量部を、50℃に調節した密閉型ミキサーにて10分間混練して、原料コンパウンドを調製した。さらに、ゴム分(ゴムA100質量部)に対して、「パーヘキシン25B−40」(商品名、日本油脂社製商品名;40質量%品)6.5質量部、トリアリルイソシアヌレート「TAIC」(商品名、日本化成社製)2.5質量部を添加し、20℃に冷却した二本ロール機にて10分間混練して、弾性体層用コンパウンドを得た。EPDM「エスプレン 201」は常温では固体状態であり、本発明の液状ゴムには相当しない。
この弾性体用コンパウンドを用いた以外は、比較例26と同様にして現像ローラ28を作製した。なお、弾性体層のMD−1硬度は、66°、n-ヘキサンによる抽出量は16.7質量%であった。
なお、架橋剤Sは分散性硫黄を用いており、勇気過酸化物ではない。
<硬度(ニップ巾)>
直径30mmの曲面を有する長さ300mmの半円柱状のガラスを用いて、現像ローラの軸芯体に対し片側500g(計1kg)の荷重をかけて、直径30mmの曲面に圧接した時のニップ巾を反対側からマイクロスコープにてそのニップ状態を観察し、評価とした。なお、測定する現像ローラは25℃、相対湿度50%RHの環境下に8時間以上放置した上で、25℃、相対湿度50%RH環境下にて測定を行った。
A:現像ローラ中央部でも0.8mm以上のニップ巾
B:現像ローラ中央部で0.7mm以上0.8mm未満のニップ巾
C:現像ローラ中央部で0.5mm以上、0.7mm未満のニップ巾
D:現像ローラ中央部で0.5mm未満のニップ巾。
現像ローラの形状(寸法精度)は、以下の評価を行なった。
軸方向のゴム弾性体層の長さに対し、ゴム弾性体層の軸方向の両端それぞれ5%を除いて9分割し、切り口の各面(計10ヶ所)において1°毎に測定した外径の平均の最大値と最小値の差によって判断した。外径の測定は、レーザー測定機を周方向に1°ずつ回転させて測定し、計360の測定値を相加平均し、その点での平均外径値とした。液状ゴムを注入して成形する金型が同一のものを用いている。繰り返し測定した結果、同箇所の繰り返し測定精度は、10回測定ですべて3μm以内に収まっている。また、成型したローラ間における繰り返し精度も、本発明の効果を検証するには十分な安定度であり、実施例、比較例の現像ローラに関し、それぞれ10本ずつを測定しその相加平均により評価した。なお、測定する現像ローラは25℃、相対湿度50%RHの環境下に8時間以上放置した上で、25℃、相対湿度50%RH環境下にて測定を行った。
A:最大値と最小値の差が50μm以下のもの(研磨加工を必要としないもの)
B:最大値と最小値の差が50μmを超え、100μm以下のもの
または、表面研磨加工を行い、最大値と最小値の差が100μm以下のもの
C:最大値と最小値の差が100μmを超え、150μm以下のもの
なお、比較例5、6、7に関しては、弾性体層表面を研磨することにより形状を整えている。
カートリッジに現像ローラを組み込み、室温35℃、相対湿度85%RHの環境試験機内に14日間放置した後に、室温25℃、相対湿度50%RHの環境下にてカートリッジを分解し、感光体表面上への付着の有無、現像ローラ表面のブリード有無を目視で観察した。
A:感光体表面上への付着がなく、現像ローラ表面にもブリードが無い。
B:感光体表面上への付着がないが、現像ローラ表面に僅かにブリードがみられる。
C:感光体表面上への付着がないが、現像ローラ表面にブリードがみられる。
D:感光体表面上への付着がみられる。
上記により改造した画像形成装置を用いて、転写材にLETTERサイズの普通紙「XEROX 4024用紙」(商品名)を、10枚目は全面ベタ画像を、11枚目は全面ハーフトーンベタ画像の出力とした。なお、1〜10枚目は全面ハーフトーンベタ画像を出力した。全ての出力は、25℃、相対湿度50%RH環境下にて行った。
画像領域全体が一様であるベタ画像(10枚目)を、反射濃度計RD918(マクベス製)を使用し、ベタ印字した際のベタ黒部の濃度を5点測定し、その平均値を画像濃度とした。
A:平均値が1.20以上
B:平均値が1.15以上1.20未満
C:平均値が1.10以上1.20未満
D:平均値が1.10未満。
画像領域全体が一様であるベタ画像(10枚目)、ハーフトーン画像(11枚目)で得られた画像に表れる濃淡ムラを検査員5人に目視により観察し、下記基準の評価をしてもらった。そして、検査員5人の評価結果をランク付けし、その中央値(3番目の評価)を当該試料での評価とした。
A:濃淡ムラが、ベタ画像、ハーフトーン画像共に、目立たず、良好。
B:濃淡ムラが、ベタ画像ではやや目立つが問題ないレベルで、ハーフトーン画像では目立たず、良好。
C:濃淡ムラが、ベタ画像、ハーフトーン画像共にやや見られるが、問題ないレベル。
シアンカラーカートリッジの現像ローラとして、本実施例および比較例で作製した現像ローラ1〜28をそれぞれ組み込んだ後、各カートリッジを25℃±2℃、相対湿度50%RH±5%の環境に、60日間放置した後、画像を出力した。画像領域全体が一様であるベタ画像(10枚目)、ハーフトーン画像(11枚目)で得られた画像に表れる現像ローラ周期の画像印字方向と垂直な方向のスジ状の濃淡ムラを検査員5人の目視により観察し、下記基準の評価をしてもらった。そして、検査員5人の評価結果をランク付けし、その中央値(3番目の評価)を当該試料での評価とした。スジ状の濃淡ムラは、規制ブレード24と現像ローラ1表面との当接部に相当する箇所である。
A:スジ状の濃淡ムラが、ベタ画像、ハーフトーン画像共に、目立たず、良好。
B:スジ状の濃淡ムラが、ベタ画像ではやや目立つが問題ないレベルで、ハーフトーン画像では目立たず、良好。
C:スジ状の濃淡ムラが、ベタ画像、ハーフトーン画像共にやや見られるが、問題ないレベル。
上記評価(硬度、形状、ブリード、初期濃度、初期濃度ムラ、当接部画像)の結果を総合し、以下の基準で総合評価した。
A:6項目がAのもの
B:形状、初期濃度、当接部画像がB以上、硬度、ブリード、初期濃度ムラがC以上のもの
C:6項目全てがC以上のもの
D:いずれかにDがあるもの
上記の基準に基づき評価した結果を、表6に示した。
表6に示すとおり、実施例1〜21はいずれも良好な結果が得られ、その中でも実施例3、4、7、9、17は特に良好な結果が得られた。
2…現像装置
3…画像形成装置
11…軸芯体
12…弾性体層(基層)
13…被覆層(表層)
21・・・潜像担持体(感光ドラム)
22・・・現像剤塗布部材
23・・・現像剤(トナー)
24・・・規制ブレード
25・・・レーザー光
26・・・帯電部材
27・・・廃現像剤容器(廃トナー容器)
28・・・クリーニング部材
29・・・定着装置
30・・・駆動ローラ
31・・・転写ローラ
32・・・バイアス電源
33・・・テンションローラ
34・・・転写搬送ベルト
35・・・従動ローラ
36・・・転写紙
37・・・給紙ローラ
38・・・吸着ローラ
Claims (5)
- 請求項1に記載の現像ローラの製造方法であって、エチレン、プロピレン、及び前記化学式(I)で示される化合物からなる共重合体と有機過酸化物架橋剤とを含む液状ゴムを架橋させて前記弾性体層を形成する工程を有することを特徴とする現像ローラの製造方法。
- 前記有機過酸化物架橋剤は、2,5−ジ−メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ−メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシンから少なくとも一つとトリアリルイソシアヌレートとを含む請求項2に記載の現像ローラの製造方法。
- 請求項1に記載の現像ローラを有することを特徴とする現像装置。
- 請求項1に記載の現像ローラを有することを特徴とする画像形成装置。
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