JP5022672B2 - サンプリングミキサおよび受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体通信などの無線通信装置の無線回路に用いられる、信号を時間的に離散化し周波数変換およびフィルタリングを行うデシメーション比可変サンプリングミキサおよび受信機に関する。
従来のサンプリングミキサとしては、特許文献1に記載された電流変換された信号をサンプリングし、スイッチトキャパシタ回路でフィルタ効果を持たせたものがあった。図8は、前記特許文献1に記載された従来のサンプリングミキサの回路図である。
図8において、サンプリングミキサ800は、受信した無線周波数(RF)信号を電流に変換するトランスコンダクタンスアンプ(TA)1と、TAから出力されたRF電流信号をサンプリングする同相サンプリングミキサ部2と、逆相サンプリングミキサ部3と、同相サンプリングミキサ部2と逆相サンプリングミキサ部3を制御する信号を生成するデジタルコントロールユニット4を備えている。
同相サンプリングミキサ部2は、FETで構成されたサンプリングスイッチ5と、サンプリングスイッチ5でサンプリングされた信号を放電することなく連続時間で積分するヒストリ容量(Ch)6と、サンプリングスイッチ5でサンプリングされた信号の積分と放出を繰り返すローテーション容量(Cr)7、8、9、10、11、12、13、14と、ローテーション容量7〜14で放出した信号をバッファするバッファ容量(Cb)15と、ローテーション容量7〜14とバッファ容量15の接続をオン、オフするダンプスイッチ16と、信号を放出したあとのローテーション容量7〜14をリセットするリセットスイッチ17と、ヒストリ容量6とローテーション容量7〜14との接続をオン、オフする積分スイッチ18、19、20、21、22、23、24、25と、ローテーション容量7〜14とバッファ容量15との接続をオン、オフする放出スイッチ26、27、28、29、30、31、32、33とを備えている。
ダンプスイッチ16とリセットスイッチ17と積分スイッチ18〜25と放出スイッチ26〜33は、FET(n型)で構成されている。n型FETは、ゲート電圧が高いハイ状態でオンし、ゲート電圧が低いロー状態でオフする。逆相サンプリング部3は、同相サンプリングミキサ部2と同じ構成をしている。
デジタルコントロールユニット4は、レジスタ8個用いたシフトレジスタ34と、図示されていない局部発振器と局部発振器の出力を分周する分周器を備えている。シフトレジスタ34は、積分スイッチ18〜25に接続している。分周器は、放出スイッチ26〜29に接続された端子35と放出スイッチ30〜33に接続された端子36に接続している。
図9は、デジタルコントロールユニット4が生成する制御信号のタイミングチャートを示す。CKV_LO信号は、サンプリングスイッチ5のゲートに入力される。CNT_SV0〜7信号は、積分スイッチ18〜25のゲートにそれぞれに入力される。CNT_SAZ信号は、端子35から放出スイッチ26、27、28、29のゲートに入力される。CNT_SBZ信号は、端子36から放出スイッチ30、31、32、33のゲートに入力される。CNT_Dは、ダンプスイッチ16のゲートに入力される。CNT_Rは、リセットスイッチ17のゲートに入力される。
サンプリングミキサ800の動作について同相サンプリングミキサ部2を用いて説明する。TA1は、RF信号をRF電流信号に変換し同相サンプリングミキサ部2に出力する。同相サンプリングミキサ部2では、サンプリングスイッチ5がRF電流信号とほぼ同じ周波数の局部発振(LO)信号でサンプリングする。サンプリングされたRF電流信号は、時間的に離散化された離散信号となる。
離散信号は、ヒストリ容量6とローテーション容量7〜14に積分される時にフィルタリングとデシメーション(decimation:間引き)をされる。始めに、CNT_SV0信号によりローテーション容量7がヒストリ容量6と接続し、離散信号をCNT_SV0がハイになっている期間(CKV_LO信号8周期)積分する。
CNT_SV0がローになるとローテーション容量7はヒストリ容量6と接続をオフして、CNT_SV1信号によりローテーション容量8がヒストリ容量6と接続する。ローテーション容量8は、CKV_LO8周期の離散信号を積分した後、ヒストリ容量6と接続をオフする。
同じようにローテーション容量9〜14は、CNT_SV2〜7信号により、CKV_LO8周期ごとに順番にヒストリ容量6と接続し離散信号を積分する。CNT_SV0〜7信号は、シフトレジスタ34から出力されている。
端子37にLO信号周波数の1/8の信号(LO/8信号)が分周器からシフトレジスタのクロックとして入力される。よって、シフトレジスタ34は、CKV_LO8周期ごとに信号を次のレジスタにシフトさせて、CNT_SV0〜7信号を生成している。
このとき、CKV_LO8周期の離散信号を積分することで、8タップのFIR(Finite Impulse Response)フィルタ効果を持ち、サンプリングレートはCKV_LOの8周期分の信号を移動平均した効果で1/8にデシメーションされる。このフィルタ効果を1段目FIRフィルタとする。
また、ヒストリ容量6にローテーション容量7〜14が順番に接続することでIIR(Infinite Impulse Response)フィルタ効果を持つ。このフィルタ効果を1段目IIRフィルタとする。
次に、ローテーション容量7〜10に積分された信号は、CNT_SAZ信号によりバッファ容量15に放出される。ローテーション容量7〜10のそれぞれに積分された信号をまとめてバッファ容量15に放出する。信号をバッファ容量15に放出した後、ダンプスイッチ16は、CNT_D信号によりオフする。ダンプスイッチ16がオフしている期間に、リセットスイッチ17がCNT_R信号によりオンしてローテーション容量7〜10に残っている信号をリセットする。
このとき、ローテーション容量7〜10にそれぞれ積分された信号をまとめてバッファ容量15に放出することで、4タップのFIRフィルタ効果を持ち、サンプリングレートはローテーション容量7〜10にそれぞれ積分された信号を移動平均した効果で1/4にデシメーションされる。
ローテーション容量11〜14も同じように、CNT_SBZ信号によりそれぞれに積分された信号をまとめてバッファ容量15に放出する。これにより、4タップのFIRフィルタ効果と1/4デシメーションされる。このフィルタ効果を2段目FIRフィルタとする。CNT_SAZ信号、CNT_SBZ信号は、デジタルコントロールユニット4内で、LO信号を64分周した信号(LO/64信号)である。
また、ローテーション容量7〜10及び、ローテーション容量11〜14のグループが順番にバッファ容量15に接続することでIIRフィルタ効果を持つ。このフィルタ効果を2段目IIRフィルタとする。
逆相サンプリングミキサ部3も同様の動作を行っている。同相サンプリングミキサ部2と異なる点は、サンプリングスイッチ5とサンプリングスイッチ38のゲートに入力する信号の位相が180度ずれていて、サンプリングのタイミングが位相で180度ずれている点である。サンプリングスイッチ38には、LO信号と180度位相がずれたLOB信号が入力されている。
図10に、LO信号周波数を2.4GHzとしたときのサンプリングミキサ800の周波数特性を示す。これより、サンプリングミキサ800は、ゲイン23dB、カットオフ周波数1.0MHzのフィルタ効果を持っているとしていた。
米国特許出願公開第2003/0083033号明細書(第7−8頁、図11a)
しかしながら、前記従来の構成では、1段目FIRフィルタで1/8デシメーションを行い、2段目FIRフィルタで1/4デシメーションを行っているため、サンプリングミキサ全体で1/32デシメーションを行っていた。サンプリングレートは、RF周波数によってきまり、サンプリングミキサ出力信号のサンプリングレートは、RF周波数の1/32となっていた。
したがって、RF信号の周波数と比較して変調帯域が狭い場合には、サンプリングレートを1/32デシメーションした信号をアナログ−デジタル(AD)変換した後の信号雑音比(SNR)を充分に確保できたが、RF信号の周波数に比較して変調帯域が広い場合には、サンプリングレートを1/32デシメーションすると量子化雑音が大きくなり、AD変換後のSNRが充分確保できなかった。
また、広い範囲のRF周波数を使用するシステム(例えば、デジタルテレビ等)や、マルチバンド対応では、サンプリングミキサ出力信号のサンプリングレートの範囲が受信したRF信号に応じて広くなっていた。低い周波数のRF信号受信時にAD変換後のSNRが充分になるようにデシメーションを設計すると、高い周波数のRF信号受信時には、サンプリングレートが高いままAD変換を行う必要があった。したがって、高速動作のAD変換器が必要となり、消費電流が増加するという事情があった。
本発明は、前記従来の事情に鑑みてなされたものであって、受信した信号のRF周波数と変調帯域の比帯域に応じて出力信号のサンプリングレートを最適化することができるサンプリングミキサおよび受信機を提供することを目的とする。
本発明のサンプリングミキサは、電流変換された受信信号を連続時間で積分するヒストリ容量と、前記ヒストリ容量に所定時間接続され、前記受信信号を積分する複数のローテーション容量と、前記複数のローテーション容量から放出された信号を積分するバッファ容量と、を備えるサンプリングミキサであって、前記ヒストリ容量と前記複数のローテーション容量の接続を切り替える複数の積分切替手段と、前記複数のローテーション容量と前記バッファ容量の接続を切り替える複数の放出切替手段と、前記複数の積分切替手段の接続を切り替える複数のローテーション容量切替手段と、前記複数の放出切替手段の接続を切り替える複数の放出信号用切替手段と、前記複数のローテーション容量切替手段および前記複数の放出信号用切替手段を切り替える制御手段と、を備え、前記複数のローテーション容量で積分した信号を前記バッファ容量に放出する場合に、前記バッファ容量に同時に接続する前記複数のローテーション容量の組み合わせを切り替えるものである。
これにより、バッファ容量に同時に接続された複数のローテーション容量に積分された信号を移動平均した効果によって、サンプリングレートのデシメーション比が切り替えられる。よって、受信した信号のRF周波数と変調帯域の比帯域に応じて、出力信号のサンプリングレートを最適化でき、また、AD変換時の量子化雑音を低減することができる。
また、本発明のサンプリングミキサは、前記ローテーション容量を8個有し、前記ローテーション容量を4個、2個または1個ずつ前記バッファ容量に同時に接続するものである。
これにより、本発明のサンプリングミキサはデシメーション比を3段階に切り替えることができるので、RF周波数と比較して変調帯域が広い信号を受信する場合でも、RF周波数と変調帯域の比帯域に応じて出力信号のサンプリングレートを最適化することができる。
また、本発明のサンプリングミキサは、前記ローテーション容量を2個ずつ前記バッファ容量に同時に接続する場合に、前記ローテーション容量を2個ずつまとめた4グループで前記受信信号を順番に積分し、前記ローテーション容量を1個ずつ前記バッファ容量に接続する場合に、前記ローテーション容量のそれぞれで前記受信信号を順番に積分するものである。
また、本発明のサンプリングミキサは、前記ローテーション容量を2個ずつ前記バッファ容量に同時に接続する場合に、前記ローテーション容量を2個ずつまとめた2グループで前記受信信号を順番に積分し、前記ローテーション容量を1個ずつ前記バッファ容量に接続する場合に、前記ローテーション容量2個で前記受信信号を順番に積分するものである。
これにより、動作する回路を少なく制御しているので消費電流を抑えることができる。
また、本発明のサンプリングミキサは、前記受信信号の周波数に対応する基準信号を発振する局部発振器と、前記局部発振器の出力信号を分周し、前記複数の放出切替手段を切り替える分周器と、を備える。
これにより、デシメーション比を切り替えるごとに局部発振信号を必要とせず、1個の局部発振器でデシメーション比を切り替えることができるので、回路規模を低減することができる。
また、本発明のサンプリングミキサは、前記ローテーション容量を12個有し、前記ローテーション容量を4個、3個または2個ずつ前記バッファ容量に同時に接続するものである。
また、本発明のサンプリングミキサは、前記制御手段が、前記受信信号の周波数、または通信を行っている無線システムに応じて、前記複数のローテーション容量切替手段および前記複数の放出信号用切替手段を切り替えるものである。
これにより、RF周波数と変調帯域の比帯域に応じてサンプリングレートのデシメーション比を変化させることで、高速動作するAD変換器を必要とせず消費電流を抑えることができる。
また、本発明のサンプリングミキサは、前記バッファ容量に同時に接続する複数のローテーション容量のうち少なくとも一つの容量値が他とは異なるものである。
これにより、ノッチを深くし、減衰量を大きく取れるようにローテーション容量値で重み付けした信号を積分することができる。
また、本発明のサンプリングミキサは、前記ローテーション容量を8個有し、前記ローテーション容量を5個、3個または2個ずつ前記バッファ容量に同時に接続するものである。
また、本発明のサンプリングミキサは、前記ローテーション容量を12個有し、前記ローテーション容量を5個、4個または3個ずつ前記バッファ容量に同時に接続するものである。
また、本発明のサンプリングミキサは、前記制御手段が、前記受信信号の周波数、または通信を行っている無線システムに応じて、前記複数のローテーション容量切替手段および前記複数の放出信号用切替手段を切り替えるものである。
さらに、本発明の受信機は、無線信号を受信するアンテナと、前記アンテナに接続され、受信信号を増幅する増幅器と、前記増幅器に接続され、前記受信信号を周波数変換および時間離散化したベースバンド信号を生成するサンプリングミキサと、前記サンプリングミキサに接続され、前記ベースバンド信号を処理する信号処理部とを備える。
これにより、本発明の受信機は、RF周波数と比較して変調帯域が広い受信信号について、AD変換時の量子化雑音を低減することができる。また、RF周波数と変調帯域の比帯域に応じてデシメーション比を変化させることで、高速動作するAD変換器を必要とせず消費電流を抑えることができる。
本発明によれば、バッファ容量に同時に信号を放出するローテーション容量の数を変えることで、サンプリングレートのデシメーション比を切り替えることができる。これにより、RF周波数と比較して変調帯域が広い受信信号について、AD変換時の量子化雑音を低減することができる。また、RF周波数と変調帯域の比帯域に応じてデシメーション比を変化させることで、高速動作するAD変換器を必要とせず消費電流を抑えられる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。また、図面において、同一のものについては同一符号を付して表示する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるサンプリングミキサの回路図である。図1において、サンプリングミキサ100は、TA(トランスコンダクタンスアンプ)1と、同相サンプリングミキサ部102と、逆相サンプリングミキサ部103と、デジタルコントロールユニット104と、制御部105とから構成されている。なお、制御部105が本発明に係る制御手段に相当する。
同相サンプリングミキサ部102は、FETで構成されたサンプリングスイッチ5と、ヒストリ容量(Ch)6と、ローテーション容量(Cr)7〜14と、バッファ容量(Cb)15と、FETで構成されたダンプスイッチ16と、FETで構成されたリセットスイッチ17と、積分スイッチ18〜25と、放出スイッチ26〜33と、FETで構成されたローテーション容量切替スイッチ40、41、42、43、44、45と、FETで構成された放出信号用スイッチ46、47、48、49、50、51とを備えている。積分スイッチ18〜25が本発明に係る積分切替手段に相当し、放出スイッチ26〜33が放出切替手段に相当し、ローテーション容量スイッチ40〜45がローテーション切替手段に相当し、放出信号用スイッチ46〜51が放出信号用切替手段に相当する。
ローテーション容量切替スイッチ40は、放出スイッチ26と放出スイッチ27のゲート間に接続されている。放出信号用スイッチ46は、放出スイッチ26と積分スイッチ19のゲート間に接続されている。同様に、ローテーション容量切替スイッチ41〜45は、放出スイッチ27〜33のそれぞれのゲート間に接続し、放出信号用スイッチ47〜51は、放出スイッチ27〜33と積分スイッチ20〜25のそれぞれのゲート間に接続している。
ローテーション容量切替スイッチ40、42、43、45のゲートは、制御部105の制御信号SW_Aに接続されている。ローテーション容量切替スイッチ41、44のゲートは、制御部105の制御信号SW_Bに接続されている。放出信号用スイッチ46、48、49、51のゲートは、制御部105の制御信号SW_Cに接続されている。放出信号用スイッチ47、50のゲートは、制御部105の制御信号SW_Dに接続されている。
逆相サンプリングミキサ部103は、同相サンプリングミキサ部102と同じ構成で、サンプリングスイッチのゲートに入力される信号が180度の位相差を持ち、サンプリングのタイミングが位相で180度ずれている。
図2は、デジタルコントロールユニット104が生成する制御信号のタイミングチャートである。CKV_LO信号は、サンプリングスイッチ5のゲートに入力される。CNT_SV0〜7信号は、積分スイッチ18〜25のゲートにそれぞれに入力される。
サンプリングミキサ100の動作について同相サンプリングミキサ部102を用いて説明する。同相サンプリングミキサ部102は、CKV_LO信号8周期分の離散信号をヒストリ容量Ch6とローテーション容量Cr7〜14で積分することで1段目FIRフィルタとなる。このとき、サンプリングレートは移動平均の効果で1/8にデシメーションされる。また、同相サンプリングミキサ部102は、ヒストリ容量6に接続するローテーション容量7〜14が順番に切り替わることで1段目IIRフィルタとなる。
次にローテーション容量7〜10に積分された信号をバッファ容量15に放出する。このとき、バッファ容量15にまとめて信号を放出するローテーション容量の数を4個、2個、1個のいずれかに切り替えることで、2段目FIRフィルタの移動平均の効果のデシメーション比は、1/4、1/2、1(デシメーションなし)の3段階に切り替えることができる。
ローテーション容量4個からまとめて信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_A、制御信号SW_Bはハイ、制御信号SW_C、制御信号SW_Dはローである。これにより、ローテーション容量7〜10に接続された放出スイッチ26〜29のゲートが接続され、CNT_SV4信号でバッファ容量15に積分された信号が放出される。
同じように、ローテーション容量11〜14に接続された放出スイッチ30〜33のゲートが接続され、CNT_SV0信号でバッファ容量15に出力される。ローテーション容量4個からまとめて信号を放出しているので、2段目FIRフィルタは4タップで、サンプリングレートは1/4にデシメーションされる。
ローテーション容量2個からまとめて信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_A、制御信号SW_Dはハイ、制御信号SW_B、制御信号SW_Cはローである。これにより、ローテーション容量7、8に接続された放出スイッチ26、27のゲートが接続され、CNT_SV2信号でバッファ容量15に積分された信号が放出される。
同じように、放出スイッチ28、29のゲート、放出スイッチ30、31のゲート、放出スイッチ32、33のゲートが接続され、それぞれCNT_SV4信号、CNT_SV6信号、CNT_SV0信号でバッファ容量15に信号を放出する。ローテーション容量2個からまとめて信号を放出しているので、2段目FIRフィルタは2タップで、サンプリングレートは1/2にデシメーションされる。
ローテーション容量1個から信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_C、制御信号SW_Dはハイ、制御信号SW_A、制御信号SW_Bはローである。これにより、ローテーション容量7〜14は、順番にバッファ容量15に接続し、積分した信号を放出する。このとき、2段目FIRフィルタの効果は無く、サンプリングレートは変わらずデシメーションされない。
また、バッファ容量15と、4個、2個、1個ずつにまとめられたローテーション容量が順番に接続することで2段目IIRフィルタとなっている。
図3(a)、(b)、(c)は、サンプリングミキサ100の特性を示す。このとき、LO信号周波数は470MHzである。図3(a)は周波数特性であり、バッファ容量15にまとめて信号を放出するローテーション容量の数を変えてもノッチの数が変わるだけで、周波数特性は変わらない。図3(b)は図3(a)のカットオフ周波数付近を拡大した周波数特性を示している。これより、ローテーション容量の数を変えてもカットオフ周波数は変化していない。
図3(c)は、時間波形を示している。図に示すように、ローテーション容量4個からまとめて信号を放出する波形はサンプル間隔が広いのでサンプリングレートが低く、ローテーション容量2個、1個から信号を放出する波形はサンプル間隔が狭いのでサンプリングレートが高い。
制御部105は、受信信号の周波数や通信を行っている無線システム等の情報に応じて、制御信号SW_A、制御信号SW_B、制御信号SW_C、制御信号SW_Dの制御を行う。制御部105は、あらかじめ受信信号の周波数またはチャネルごとに出力信号のサンプリングレートが最適となるデシメーション比を記憶している。つまり、バッファ容量15に同時に接続されるローテーション容量の組み合わせを記憶している。
ユーザーが操作により周波数またはチャネルを指定したときは、その指定された周波数またはチャネルに応じた制御信号を制御部105は出力する。または、無線システムの報知チャネル(例えばGSMにおけるBCCH等)やサービスセット識別子等から通信を行う周波数またはチャネルの情報をサンプリングミキサ100の後段に接続された信号処理部より得て、制御部105は制御信号を出力する。
放出スイッチ26〜33のゲートに入力する信号は、デジタルコントロールユニット104から積分スイッチ18〜25のゲートに入力する信号を共用している。よって、デジタルコントロールユニット104は、端子37に入力するLO/8信号を生成する分周器のみを備えている。
以上より、本実施の形態のサンプリングミキサによれば、バッファ容量に同時に信号を放出するローテーション容量の数を変えることで、サンプリングレートのデシメーション比を切り替えることができる。
これにより、RF周波数と比較して変調帯域が広い受信信号について、AD変換時の量子化雑音を低減することができる。また、RF周波数と変調帯域の比帯域に応じてデシメーション比を変化させることで、高速動作するAD変換器を必要とせず消費電流を抑えられる。
また、本実施の形態では、スイッチを構成する素子をn型FETとしたがp型FETでもかまわないし、n型FETとp型FETを組み合わせて使用してもかまわない。また、スイッチに微小電気機械システム(MEMS)を使用してもかまわない。
また、本実施の形態では、ローテーション容量の数を8個としたが、これに限らない。また、本実施の形態では、バッファ容量に同時に信号を放出するローテーション容量の数を4個、2個、1個と切り替えるとしたが、これに限らない。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるサンプリングミキサ200の回路図である。以下、実施の形態1と異なる点のみ説明する。
本実施の形態は、実施の形態1におけるn型FET放出信号用スイッチ46〜51(図1)をp型FETとしたサンプリングミキサであり、ローテーション容量切替スイッチと放出信号用スイッチを同一信号で制御するとしている。
図4において、同相サンプリングミキサ部202は、n型FETの放出信号用スイッチ46〜51のかわりにp型FETの放出信号用スイッチ52〜57を備えている。放出信号用スイッチ52は、放出スイッチ26と積分スイッチ19のゲート間に接続されている。同様に、放出信号用スイッチ53〜57は、放出スイッチ27〜33と積分スイッチ20〜25のそれぞれのゲート間に接続している。
放出信号用スイッチ52、54、55、57のゲートは、制御部205の制御信号SW_Aに接続されている。放出信号用スイッチ53、56のゲートは、制御部205の制御信号SW_Bに接続されている。p型FETは、ゲート電圧が高いハイ状態でオフし、ゲート電圧が低いロー状態でオンする。
逆相サンプリングミキサ部203は、同相サンプリングミキサ部203と同じ構成で、サンプリングスイッチのゲートに入力される信号が180度位相差を持ち、サンプリングのタイミングが位相で180度ずれている。
2段目FIRフィルタの動作について説明する。ローテーション容量4個からまとめて信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_A、制御信号SW_Bはハイである。これにより、2段目FIRフィルタは4タップで、サンプリングレートは1/4にデシメーションされる。
ローテーション容量2個からまとめて信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_Aはハイ、制御信号SW_Bはローである。これにより、2段目FIRフィルタは2タップで、サンプリングレートは1/2にデシメーションされる。
ローテーション容量1個から信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_A、制御信号SW_Bはローである。このとき、2段目FIRフィルタの効果は無く、サンプリングレートは変わらずデシメーションはされない。
制御部205は、受信信号の周波数や通信を行っている無線システム等の情報に応じて、制御信号SW_A、制御信号SW_Bの制御を行う。以上より、本実施の形態のサンプリングミキサによれば、実施の形態1の効果に加えて、制御部による制御を簡単にすることができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3におけるサンプリングミキサ300の回路図である。以下、実施の形態1と異なる点のみ説明する。
本実施の形態は、実施の形態1の放出信号用スイッチ46〜51、およびローテーション容量切替スイッチ42〜45を省略し、デジタルコントロールユニット304にシフトレジスタ切替スイッチ60、61と、局部発振器70と、局発切替スイッチ71、72、73と、分周器74、75、76を備えたサンプリングミキサである。
図5において、シフトレジスタ切替スイッチ60を積分スイッチ21と積分スイッチ25のゲート間に接続し、シフトレジスタ切替スイッチ61を積分スイッチ19と積分スイッチ25のゲート間に接続している。
シフトレジスタ切替スイッチ60のゲートは、制御部305の制御スイッチSW_Fに接続されている。シフトレジスタ切替スイッチ61のゲートは、制御部305の制御信号SW_Eに接続されている。
局発切替スイッチ71は、局部発振器70と分周器74に接続され、ゲートは制御部305の制御信号SW_Bに接続されている。局発切替スイッチ72は、局部発振器70と分周器75に接続され、ゲートは制御部305の制御信号SW_Fに接続されている。局発切替スイッチ73は、局部発振器70と分周器76に接続され、ゲートは、制御部305の制御信号SW_Eに接続されている。
逆相サンプリングミキサ部303は、同相サンプリングミキサ部302と同じ構成で、サンプリングスイッチに入力される信号が180度位相差を持ち、サンプリングのタイミングが位相で180度ずれている。
2段目FIRフィルタの動作について説明する。ローテーションキャパシタ容量4個からまとめて信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_A、制御信号SW_Bはハイ、制御信号SW_E、制御信号SW_Fはローである。
局部発振器70は、局発切替スイッチ71を介して分周器74に接続される。分周器74は、LO信号を64分周したLO/64信号を、放出スイッチ26〜29のゲートと、放出スイッチ30〜33のゲートに差動で出力する。これにより、2段目FIRフィルタは4タップで、サンプルレートを1/4にデシメーションされる。
ローテーション容量2個からまとめて信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_A、制御信号SW_Fはハイ、制御信号SW_B、制御信号SW_Eはローである。
局部発振器70は、局発切替スイッチ72を介して分周器75に接続される。分周器74は、LO信号を32分周したLO/32信号を、放出スイッチ26、27のゲートと、放出スイッチ28、29のゲートに差動で出力する。これにより、2段目FIRフィルタは2タップで、サンプルレートを1/2にデシメーションされる。
また、ローテーション容量11〜14は使用しないので、積分スイッチ22〜24に接続されたレジスタ63〜66を動作させなくてよい。よって、シフトレジスタ62において、レジスタ63〜66の消費電流を削減できる。
ローテーション容量1個から信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_Eはハイ、制御信号SW_A、制御信号SW_B、制御信号SW_Fはローである。局部発振器70は、局発切替スイッチ73を介して分周器76に接続される。
分周器76は、LO信号を1/16分周したLO/16信号を、放出スイッチ26のゲートと放出スイッチ27のゲートに差動で出力する。これより、2段目FIRフィルタの効果は無く、サンプリングレートは変わらずデシメーションはされない。
また、ローテーション容量8〜14は使用しないので、積分スイッチ20〜24に接続されたレジスタ63〜68を動作させなくてよい。よって、シフトレジスタ62において、レジスタ63〜68の消費電流を削減できる。
制御部305は、受信信号の周波数や通信を行っている無線システム等の情報に応じて、制御信号SW_A、制御信号SW_B、制御信号SW_E、制御信号SW_Fの制御を行う。以上より、本実施の形態のサンプリングミキサによれば、実施の形態1の効果に加えて、消費電流を削減することができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4におけるサンプリングミキサ400の回路図である。以下に実施の形態3と異なる点のみ説明する。
本実施の形態は、実施の形態3における局発切替スイッチ71、72、73と、分周器74、75、76を省略し、放出信号用スイッチ46、47、58、59を備えたサンプリングミキサである。
図6において、放出信号用スイッチ58を放出スイッチ29と積分スイッチ18のゲート間に接続している。放出信号用スイッチ59を放出スイッチ27と積分スイッチ18のゲート間に接続している。
シフトレジスタ切替スイッチ60を積分スイッチ21と積分スイッチ25のゲート間に接続し、シフトレジスタ切替スイッチ61を積分スイッチ19と積分スイッチ25のゲート間に接続している。
放出信号用スイッチ46、59とシフトレジスタ切替スイッチ61のゲートは、制御部305の制御信号SW_Eに接続されている。放出信号用スイッチ47、58とシフトレジスタ切替スイッチ60のゲートは、制御部305の制御スイッチSW_Fに接続されている。
逆相サンプリングミキサ部303は、同相サンプリングミキサ部203と同じ構成で、サンプリングスイッチのゲートに入力される信号が180度位相差を持ち、サンプリングのタイミングが位相で180度ずれている。
2段目FIRフィルタの動作について説明する。ローテーション容量4個からまとめて信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_A、制御信号SW_Bはハイ、制御信号SW_E、制御信号SW_Fはローである。これにより、2段目FIRフィルタは4タップで、サンプリングレートを1/4にデシメーションされる。
ローテーション容量2個からまとめて信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_A、制御信号SW_Fはハイ、制御信号SW_B、制御信号SW_Eはローである。これにより、2段目FIRフィルタは2タップで、サンプリングレートは1/2にデシメーションされる。
また、ローテーション容量11〜14は使用しないので、積分スイッチ22〜24に接続されたレジスタ63〜66を動作させなくてよい。よって、シフトレジスタ62において、レジスタ63〜66の消費電流を削減できる。
ローテーション容量1個から信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_Eはハイ、制御信号SW_A、制御信号SW_B、制御信号SW_Fはローである。これにより、2段目FIRフィルタの効果は無く、サンプリングレートは変わらずデシメーションはされない。
また、ローテーション容量8〜14は使用しないので、積分スイッチ20〜24に接続されたレジスタ63〜68を動作させなくてよい。よって、シフトレジスタ62において、レジスタ63〜68の消費電流を削減できる。
制御部305は、受信信号の周波数や通信を行っている無線システム等の情報に応じて、制御信号SW_A、制御信号SW_B、制御信号SW_E、制御信号SW_Fの制御を行う。以上より、本実施の形態のサンプリングミキサによれば、実施の形態3の効果に加えて、分周器を必要とせず回路規模を低減できる。
(実施の形態5)
図11は、本発明の実施の形態5におけるサンプリングミキサ600の回路図である。以下、実施の形態1と異なる点のみ説明する。本実施の形態は、実施の形態1において8個であったローテーション容量の数を12個としたサンプリングミキサである。サンプリングミキサ600は、同相サンプリングミキサ部602と、逆相サンプリングミキサ部603と、デジタルコントロールユニット604と、制御部605とを備えている。
同相サンプリングミキサ部602は、ローテーション容量(Cr)607〜618と、積分スイッチ619〜630と、放出スイッチ631〜642と、ローテーション容量切替スイッチ643〜649と、放出信号用スイッチ650〜656とを備えている。
ローテーション容量切替スイッチ643は、放出スイッチ632と放出スイッチ633のゲート間に接続されている。同様に、ローテーション容量切替スイッチ644〜649は、放出スイッチ633〜641のそれぞれのゲート間に接続されている。放出スイッチ631と放出スイッチ632のゲート間は接続されている。同様に、放出スイッチ635と放出スイッチ636のゲート間、放出スイッチ641と放出スイッチ642のゲート間は接続されている。放出信号用スイッチ650は、放出スイッチ632と積分スイッチ621のゲート間に接続されている。同様に、放出信号用スイッチ651〜656は、放出スイッチ633、634、636、638〜640と積分スイッチ622、623、625、627〜629のそれぞれのゲート間に接続されている。
ローテーション容量切替スイッチ643、649のゲートは、制御部605の制御信号SW_Aに接続されている。ローテーション容量切替スイッチ646のゲートは、制御部605の制御信号SW_Bに接続されている。ローテーション容量切替スイッチ645、647のゲートは、制御部605の制御信号SW_Cに接続されている。ローテーション容量切替スイッチ644、648のゲートは、制御部605の制御信号SW_Dに接続されている。放出信号用スイッチ651、655のゲートは、制御部605の制御信号SW_Cに接続されている。放出信号用スイッチ652、654のゲートは、制御部605の制御信号SW_Dに接続されている。放出信号用スイッチ653のゲートは、制御部653の制御信号SW_Eに接続されている。放出信号用スイッチ650、656のゲートは、制御部605の制御信号SW_Fに接続されている。
逆相サンプリングミキサ部605は、同相サンプリングミキサ部602と同じ構成で、サンプリングスイッチに入力される信号が180度位相差を持ち、サンプリングのタイミングが位相で180度ずれている。
デジタルコントロールユニット604は、レジスタ12個を用いたシフトレジスタを備え、積分スイッチ619〜630に接続されている。図12は、デジタルコントロールユニット604が生成する制御信号のタイミングチャートである。CKV_LO信号は、サンプリングスイッチ5のゲートに入力される。CNT_SV0〜11信号は、積分スイッチ619〜630のゲートにそれぞれ入力される。
サンプリングミキサ600の動作について同相サンプリングミキサ部602を用いて説明する。同相サンプリングミキサ部602は、CKV_LO信号2周期分の離散信号をヒストリ容量6とローテーション容量607〜618で積分することで1段目FIRフィルタとなる。このとき、サンプリングレートは1/2にデシメーションされる。
次にローテーション容量607〜618に積分された信号をバッファ容量15に放出する。このとき、バッファ容量15にまとめて信号を放出するローテーション容量の数を4個、3個、2個のいずれかに切り替えることで、2段目FIRフィルタのデシメーション比は、1/4、1/3、1/2の3段階に切り替えることができる。
ローテーション容量4個からまとめて信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_A、制御信号SW_B、制御信号SW_Dはハイ、制御信号SW_C、制御信号SW_E、制御信号SW_Fはローである。これにより、ローテーション容量607〜610に接続された放出スイッチ631〜634のゲートが接続され、CNT_SV4信号でバッファ容量15に信号が放出される。ローテーション容量611〜618についても同様に、ローテーション容量4個(ローテーション容量611〜614、615〜618)からまとめて信号を放出する。よって、サンプリングレートは1/4にデシメーションされる。
ローテーション容量3個からまとめて信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_A、制御信号SW_C、制御信号SW_Eはハイ、制御信号SW_B、制御信号SW_D、制御信号SW_Fはローである。これにより、ローテーション容量607〜609に接続された放出スイッチ631〜633のゲートが接続され、CNT_SV3信号でバッファ容量15に信号が放出される。ローテーション容量610〜618(ローテーション容量610〜612、613〜615、616〜618)についても同様に、ローテーション容量3個からまとめて信号を放出する。よって、サンプリングレートは1/3にデシメーションされる。
ローテーション容量2個からまとめて信号をバッファ容量15に放出するときは、制御信号SW_D、制御信号SW_Fはハイ、制御信号SW_A、制御信号SW_B、制御信号SW_C、制御信号SW_Eはローである。これにより、ローテーション容量609、610に接続された放出スイッチ633、634のゲートが接続され、CNT_SV4信号でバッファ容量15に信号が放出される。ローテーション容量607、608、611〜618(ローテーション容量607〜608、611〜612、613〜614、615〜616、617〜618)についても同様に、ローテーション容量2個からまとめて信号を放出する。よって、サンプリングレートは1/2にデシメーションされる。
以上から、サンプリングミキサ600全体としてのデシメーション比は、1/8、1/6、1/4に切り替えることができる。
ここで一例として、サンプリングミキサ600を地上デジタル放送(RF周波数=470MHz〜770MHz)に適用した場合について説明する。サンプリングミキサ600の出力信号をAD変換した後でSNR>70dB必要であるとする。今回の例では、サンプリングミキサの後段に図示されていないΔΣ型のAD変換器(ΔΣADC)が接続されるとする。ΔΣADCの一般的な特性としては、40倍オーバーサンプリングでAD変換後のSNR=70dBで、ΔΣADCに入力する前に折り返し歪を除去するFIRフィルタ(1/2デシメーション)が必要である。よって、サンプリングミキサ600〜ΔΣADCのデシメーション比は、1/16、1/12、1/8に切り替えられる。切り替える条件は、ΔΣADC入力時のサンプリングレートが40MHz以上である。したがって、RF周波数470MHz以上482MHz未満の時には、1/8デシメーション行い、サンプリングレートは、59MHz〜61MHzとなる。RF周波数482MHz以上644MHz未満の時には、1/12デシメーション行い、サンプリングレートは41MHz〜54MHzとなる。RF周波数644MHz以上の時には、1/16デシメーション行い、サンプリングレートは41MHz〜48MHzとなる。すなわち、サンプリングミキサ600をRF周波数470MHz〜770MHzに適用した場合、サンプリングミキサ600の後段に接続されるΔΣADCの最高動作周波数は61MHzである。一方、サンプリングミキサのデシメーション比を最低の1/8に固定した場合のΔΣADCの最高動作周波数は96MHzである。したがって、デシメーション比を変えられることで今回の例では、動作周波数を36%下げることができる。今回は、地上デジタル放送について説明したが、他の広帯域通信システムに適用しても良い。
以上より、本実施の形態のサンプリングミキサによれば、バッファ容量に同時に信号を放出するローテーション容量の数を変えることで、サンプリングレートのデシメーション比を切り替えることができる。これにより、サンプリングミキサの後段にAD変換器を接続する場合において、AD変換器の動作周波数を下げ、消費電流を抑えることができる。
(実施の形態6)
図13は、本発明の実施の形態6におけるサンプリングミキサ700の回路図である。以下、実施の形態1と異なる点のみ説明する。本実施の形態は、実施の形態1における同相サンプリングミキサ部102、逆相サンプリングミキサ部103の代わりに、同相サンプリングミキサ部702、逆相サンプリングミキサ部703を備えたサンプリングミキサである。
本実施の形態は、同相サンプリングミキサ部702において、実施の形態1の同相サンプリングミキサ部102におけるローテーションキャパシタ7〜14、積分スイッチ18〜25、放出スイッチ26〜33の代わりに、ローテーション容量部707〜714を備えている。また、同相サンプリングミキサ部702は、ローテーション容量切替スイッチ720〜726と、放出信号用スイッチ729〜733とを備えている。逆相サンプリングミキサ部703は、同相サンプリングミキサ部702と同じ構成で、サンプリングスイッチに入力される信号が180度位相差を持ち、サンプリングのタイミングが位相で180度ずれている。
図14は、ローテーション容量部707の回路図である。ローテーション容量部707は、ローテーション容量7a、7b、積分スイッチ18a、18b、及び、放出スイッチ26a、26bを備えている。ローテーション容量7a、7bのそれぞれの容量値は、ローテーション容量7(図1参照)の半分である。積分スイッチ18a、18bのゲートには同一の制御信号が入力し、ローテーション容量7a、7bに同時に信号を積分する。ローテーション容量7aに積分された信号は、放出スイッチ26aのゲートに入力された制御信号により放出される。また、ローテーション容量7bに積分された信号は、放出スイッチ26bのゲートに入力された制御信号により放出される。つまり、ローテーション容量7a、7bは、同時に信号を積分し、異なるタイミングで放出することができる。または、放出スイッチ26a、26bのゲートに同一の制御信号が入力されることで同時に放出もできる。ローテーション容量部708〜714についてもローテーション容量部707と同様の構成をしている。
図13において、ローテーション容量部707は、ローテーション容量部708とローテーション容量部714とに接続されている。ローテーション容量部708〜714も同様に接続されている。ローテーション容量切替スイッチ720は、ローテーション容量部708とローテーション容量部709の間に接続されている。同様に、ローテーション容量切替スイッチ721〜726は、ローテーション容量部709〜714のそれぞれの間に接続されている。放出信号用スイッチ728は、ローテーション容量部714とデジタルコントロールユニット104との間に接続されている。同様に、放出信号用スイッチ729〜733は、ローテーション容量部708〜710、712、713のそれぞれの間に接続されている。
ローテーション容量切替スイッチ720、723、724、726のゲートは、制御部105の制御信号SW_Aに接続されている。ローテーション容量切替スイッチ721、725のゲートは、制御部105の制御信号SW_Bに接続されている。放出信号用スイッチ728、729、731、732のゲートは、制御部105の制御信号SW_Cに接続されている。放出信号用スイッチ730、733のゲートは、制御部105の制御信号SW_Dに接続されている。
2段目FIRフィルタの動作について説明する。ローテーション容量部707〜714に積分された信号をバッファ容量15に放出することで2段目FIRフィルタが構成される。このとき、バッファ容量15にまとめて信号を放出するローテーション容量部の個数を切り替えることで2段目FIRフィルタのデシメーション比は、1/4、1/2、1の3段階に切り替えられる。
デシメーション比1/4のときは、制御信号SW_A、制御信号SW_Bはハイ、制御信号SW_C、制御信号SW_Dはローである。このとき、ローテーション容量部707内の1個のローテーション容量とローテーション容量部708〜710内の全てのローテーション容量とローテーション容量部711内の1個のローテーション容量とが、デジタルコントロールユニット104のCNT_SV5信号により、まとめてバッファ容量15に信号を放出する。同様に、ローテーション容量部711内の1個のローテーション容量とローテーション容量部712〜714内の全てのローテーション容量とローテーション容量部707内の1個のローテーション容量とが、デジタルコントロールユニット104のCNT_SV1信号により、まとめてバッファ容量15に信号を放出する。バッファ容量15に同時に接続するローテーション容量部の数は5個であるが、CNT_SV1信号、CNT_SV5信号で出力するタイミングは、CKV_LOの4周期ごとになっているのでデシメーション比は1/4となる。
デシメーション比1/2のときは、制御信号SW_A、制御信号SW_Dはハイ、制御信号SW_B,制御信号SW_Cはローである。このとき、ローテーション容量部707内の1個のローテーション容量とローテーション容量部708内の2個のローテーション容量とローテーション容量部709内の1個のローテーション容量とが、CNT_SV3信号により、まとめてバッファ容量15に信号を放出する。以下、同様の動作でCNT_SV5、7、1信号で放出される。バッファ容量15に同時に接続するローテーション容量部の数は3個であるが、CNT_SV1、3、5、7信号で出力するタイミングは、CKV_LOの2周期ごとになっているのでデシメーション比は1/2となる。
デシメーション比1のときは、制御信号SW_C、制御信号SW_Dはハイ、制御信号SW_A、制御信号SW_Bはローである。このとき、ローテーション容量部707内の1個のローテーション容量とローテーション容量部708内の1個のローテーション容量とが、CNT_SV2信号により、まとめてバッファ容量15に信号を放出する。以下、同様の動作でCNT_SV3、4、5、6、7、0、1信号で放出される。バッファ容量15に同時に接続するローテーション容量部の数は2個であるが、CNT_SV0〜7信号で出力するタイミングは、CKV_LOの1周期ごとになるのでデシメーション比は1となる。
図15は、サンプリングミキサ700の周波数特性を示す。このとき、LO信号周波数は470MHzである。図に示すように、実施の形態1のサンプリングミキサ100の場合(図3(a))よりもノッチが深くなっている。これは、ノッチを深くし、減衰量を大きく取れるように、積分したタイミングが異なる信号がローテーション容量値で重み付けされバッファ容量15に接続するためである。なお、本実施の形態では、ローテーション容量部のローテーション容量値をそれぞれ元のローテーション容量の半分としたが、それ以外でもよい。本実施の形態のサンプリングミキサ700によれば、実施の形態1のサンプリングミキサ100の周波数特性よりも、ノッチが深く減衰量が大きく取れることで、折り返し成分を除去できる。
以上より、本実施の形態のサンプリングミキサによれば、バッファ容量に同時に信号を放出するローテーション容量部の数を変えることで、サンプリングレートのデシメーション比を切り替えることができる。さらに、ローテーション容量値に重み付けをしてノッチを深くすることができ、より折り返し成分を除去できる。
また、本実施の形態では、バッファ容量に同時に接続するローテーション容量部の数を5個、3個、2個としたが、これ以上の数でもかまわない。
(実施の形態7)
図16は、本発明の実施の形態7におけるサンプリングミキサ900の回路図である。以下、実施の形態5と異なる点のみ説明する。本実施の形態は、実施の形態5における同相サンプリングミキサ部602、逆相サンプリングミキサ部603の代わりに、同相サンプリングミキサ部902、逆相サンプリングミキサ部903を備えたサンプリングミキサである。
本実施の形態は、同相サンプリングミキサ部902において、実施の形態5の同相サンプリングミキサ部602におけるローテーション容量607、609〜611、613、615〜617、積分スイッチ619、621〜623、625、627〜629、放出スイッチ631、633〜635、637、639〜641の代わりにローテーション容量部907、909〜911、913、915〜917を備えている。ローテーション容量部907、909〜911、913、915〜917は、図14に示すローテーション容量部707と同様の構成である。逆相サンプリングミキサ部903は、同相サンプリングミキサ部902と同じ構成で、サンプリングスイッチに入力される信号が180度位相差を持ち、サンプリングのタイミングが位相で180度ずれている。
図16において、ローテーション容量部907は、ローテーション容量部909とローテーション容量部917と接続されている。ローテーション容量部909〜911、913、915〜917も同様に接続されている。
2段目FIRフィルタの動作について説明する。デシメーション比1/4のときは、ローテーション容量部907内の1個のローテーション容量とローテーション容量608とローテーション容量部909、910内の全てのローテーション容量とローテーション容量部911内の1個のローテーション容量と(すなわち、5個のローテーション容量(部))が、まとめてバッファ容量部15に信号を放出する。他のローテーション容量部、ローテーション容量についても同様である。
デシメーション比1/3のときは、ローテーション容量部907内の1個のローテーション容量とローテーション容量608とローテーション容量部909内の全ての容量とローテーション容量部910内の1個のローテーション容量と(すなわち、4個のローテーション容量(部))が、まとめてバッファ容量15に信号を放出する。他のローテーション容量部、ローテーション容量についても同様である。
デシメーション比1/2のときは、ローテーション容量部907内の1個のローテーション容量とローテーション容量608とローテーション容量部909内の1個の容量と(すなわち、3個のローテーション容量(部))が、まとめてバッファ容量15に信号を放出する。他のローテーション容量部、ローテーション容量についても同様である。
本実施の形態のサンプリングミキサ900によれば、積分したタイミングが異なる信号が、ノッチを深くし、減衰量を大きく取れるようにローテーション容量値で重み付けされバッファ容量15に接続することで、実施の形態5のサンプリングミキサ600の周波数特性よりも、ノッチが深く減衰量が大きく取れる。
以上より、本実施の形態のサンプリングミキサによれば、バッファ容量に同時に信号を放出するローテーション容量の数を変えることで、サンプリングレートのデシメーション比を切り替えることができる。さらに、ローテーション容量値で重み付けをしてノッチを深くすることができ、より折り返し成分を除去できる。
(実施の形態8)
本実施の形態では、実施の形態1から7で説明したサンプリングミキサを用いた無線機について説明する。
図7は、本発明の実施の形態8における無線機500のブロック図である。図7において、アンテナ501と低雑音増幅器502が接続し、低雑音増幅器502と実施の形態1から7で説明したサンプリングミキサのいずれかのサンプリングミキサ503、504が接続し、サンプリングミキサ503とサンプリングミキサ504が信号処理部505に接続している。送信部は図示していない。
このように構成された無線機500について、受信時のその動作を説明する。本実施の形態の無線機500は、アンテナ501で受信した受信信号を低雑音増幅器502で増幅し、サンプリングミキサ503、504に出力する。サンプリングミキサ503、504は、受信信号を周波数変換及び時間離散化したベースバンド信号を信号処理部505に出力する。
サンプリングミキサ503とサンプリングミキサ504との違いは、サンプリングスイッチにおけるサンプリングのタイミングが位相で90度ずれている点である。これにより直交復調される。信号処理部505は、入力されたベースバンド信号を処理して、音声、データ等をユーザーに出力する。
サンプリングミキサ503、504の制御部は、受信信号の周波数や通信を行っている無線システム等の情報に応じて、バッファ容量に同時に信号を放出するローテーション容量の数を制御する。
以上説明したように、本実施の形態の無線機によれば、バッファ容量に同時に信号を放出するローテーション容量の数を変えることで、サンプリングレートのデシメーション比を切り替えることができる。
これにより、RF周波数と比較して変調帯域が広い受信信号について、AD変換時の量子化雑音を低減することができる。また、RF周波数と変調帯域の比帯域に応じてデシメーション比を変化させることで、高速動作するAD変換器を必要とせず消費電流を抑えられる。
また、本実施の形態では、サンプリングミキサ内の制御部の制御信号よりバッファ容量に同時に信号を放出するローテーション容量の数を切り替えていたが、信号処理部からの制御信号で切り替えてもよい。
本発明にかかるサンプリングミキサは、無線通信装置の無線部回路に有用であり、信号の周波数を変換するのに有用である。
本発明の実施の形態1におけるサンプリングミキサ100の回路図 本発明の実施の形態1におけるデジタルコントロールユニット104が生成する信号のタイミングチャート図 本発明の実施の形態1におけるサンプリングミキサ100の周波数特性を示す図 本発明の実施の形態2におけるサンプリングミキサ200の回路図 本発明の実施の形態3におけるサンプリングミキサ300の回路図 本発明の実施の形態4におけるサンプリングミキサ400の回路図 本発明の実施の形態8における無線機500のブロック図 従来のサンプリングミキサの回路図 従来のサンプリングミキサのデジタルコントロールユニットが生成する信号のタイミングチャート図 従来のサンプリングミキサの周波数特性を示す図 本発明の実施の形態5におけるサンプリングミキサ600の回路図 本発明の実施の形態5におけるデジタルコントロールユニット604が生成する信号のタイミングチャート図 本発明の実施の形態6におけるサンプリングミキサ700の回路図 本発明の実施の形態6におけるローテーション容量部707の回路図 本発明の実施の形態6におけるサンプリングミキサ700の周波数特性を示す図 本発明の実施の形態7におけるサンプリングミキサ900の回路図
符号の説明
1 トランスコンダクタンスアンプ
2、102、202、302、402、602、702、902 同相サンプリングミキサ部
3、103、203、303、403、603、703、903 逆相サンプリングミキサ部
4、104、304、404、604 デジタルコントロールユニット
5、38 サンプリングスイッチ
6 ヒストリ容量
7、8、9、10、11、12、13、14、607、608、609、610、611、612、613、614、615、616、617、618 ローテーション容量
15 バッファ容量
16 ダンプスイッチ
17 リセットスイッチ
18、19、20、21、22、23、24、25、619、620、621、623、624、625、626、627、628、629、630 積分スイッチ
26、27、28、29、30、31、32、33、631、632、633、634、635、636、637、638、639、640、641、642 放出スイッチ
34、62 シフトレジスタ
35、36、37 端子
40、41、42、43、44、45、643、644、645、646、647、648、649、720、721、722、723、724、725、726 ローテーション容量切替スイッチ
46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、650、651、652、653、654、655、656、728、729、730、731、732、733 放出信号用スイッチ
60、61 シフトレジスタ切替スイッチ
62 シフトレジスタ
63、64、65、66、67、68 レジスタ
70 局部発振器
71、72、73 局発切替スイッチ
74、75、76 分周器
100、200、300、400、503、504、600、700、900 サンプリングミキサ
105、205、305、605 制御部
500 無線機
501 アンテナ
502 低雑音増幅器
505 信号処理部
707、708、709、710、711、712、713、714 ローテーション容量部
800 サンプリングミキサ

Claims (12)

  1. 電流変換された受信信号を連続時間で積分するヒストリ容量と、前記ヒストリ容量に所定時間接続され、前記受信信号を積分する複数のローテーション容量と、前記複数のローテーション容量から放出された信号を積分するバッファ容量と、を備えるサンプリングミキサであって、
    前記ヒストリ容量と前記複数のローテーション容量の接続を切り替える複数の積分切替手段と、
    前記複数のローテーション容量と前記バッファ容量の接続を切り替える複数の放出切替手段と、
    前記複数の積分切替手段の接続を切り替える複数のローテーション容量切替手段と、
    前記複数の放出切替手段の接続を切り替える複数の放出信号用切替手段と、
    前記複数のローテーション容量切替手段および前記複数の放出信号用切替手段を切り替える制御手段と、を備え、
    前記複数のローテーション容量で積分した信号を前記バッファ容量に放出する場合に、前記バッファ容量に同時に接続する前記複数のローテーション容量の組み合わせを切り替えるサンプリングミキサ。
  2. 請求項1記載のサンプリングミキサであって、
    前記ローテーション容量を8個有し、
    前記ローテーション容量を4個、2個または1個ずつ前記バッファ容量に同時に接続するサンプリングミキサ。
  3. 請求項記載のサンプリングミキサであって、
    前記ローテーション容量を2個ずつ前記バッファ容量に同時に接続する場合に、前記ローテーション容量を2個ずつまとめた4グループで前記受信信号を順番に積分し、
    前記ローテーション容量を1個ずつ前記バッファ容量に接続する場合に、前記ローテーション容量のそれぞれで前記受信信号を順番に積分するサンプリングミキサ。
  4. 請求項記載のサンプリングミキサであって、
    前記ローテーション容量を2個ずつ前記バッファ容量に同時に接続する場合に、前記ローテーション容量を2個ずつまとめた2グループで前記受信信号を順番に積分し、
    前記ローテーション容量を1個ずつ前記バッファ容量に接続する場合に、前記ローテーション容量2個で前記受信信号を順番に積分するサンプリングミキサ。
  5. 請求項記載のサンプリングミキサであって、
    前記受信信号の周波数に対応する基準信号を発振する局部発振器と、
    前記局部発振器の出力信号を分周し、前記複数の放出切替手段を切り替える分周器と、を備えるサンプリングミキサ。
  6. 請求項1に記載のサンプリングミキサであって、
    前記ローテーション容量を12個有し、
    前記ローテーション容量を4個、3個または2個ずつ前記バッファ容量に同時に接続するサンプリングミキサ。
  7. 請求項1記載のサンプリングミキサであって、
    前記制御手段は、前記受信信号の周波数、または通信を行っている無線システムに応じて、前記複数のローテーション容量切替手段および前記複数の放出信号用切替手段を切り替えるサンプリングミキサ。
  8. 請求項1に記載のサンプリングミキサであって、
    前記バッファ容量に同時に接続する複数のローテーション容量のうち少なくとも一つの容量値が他とは異なるサンプリングミキサ。
  9. 請求項記載のサンプリングミキサであって、
    前記ローテーション容量を8個有し、
    前記ローテーション容量を5個、3個または2個ずつ前記バッファ容量に同時に接続するサンプリングミキサ。
  10. 請求項記載のサンプリングミキサであって、
    前記ローテーション容量を12個有し、
    前記ローテーション容量を5個、4個または3個ずつ前記バッファ容量に同時に接続するサンプリングミキサ。
  11. 請求項記載のサンプリングミキサであって、
    前記制御手段は、前記受信信号の周波数、または通信を行っている無線システムに応じて、前記複数のローテーション容量切替手段および前記複数の放出信号用切替手段を切り替えるサンプリングミキサ。
  12. 無線信号を受信するアンテナと、
    前記アンテナに接続され、受信信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器に接続され、前記受信信号を周波数変換および時間離散化したベースバンド信号を生成する請求項1から11のいずれか一項記載のサンプリングミキサと、
    前記サンプリングミキサに接続され、前記ベースバンド信号を処理する信号処理部と、を備える受信機。
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