図1は景品払出装置の外観側面図、図2は景品払出措置の外観正面図、図3はの景品払出装置の内部構造を示す分解斜視図、図4は駆動ユニットが下部筐体に取付けられた状態の側面図、図5は駆動ユニットの平面図、図6は駆動ユニットを店員側から見たときの正面図、図7は景品払出装置の外観斜視図を、(a)は店員側から見たとき、(b)は遊技者側から見たとき、図8は図6のA−A線矢視図、図9は図6のB−B線矢視図、図10は駆動ユニットに装填されるマガジンを示し、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は(a)のC−C断面図、図11は景品払出装置を示す制御ブロック図、図12は景品取出口の拡大斜視図、図13はマガジンをマガジン収容空間に収容するときの動作説明図であり、(a)はマガジンの挿入初期の状態、(b)はマガジンの挿入途中の状態、(c)はマガジンの挿入完了状態、図14は施錠センサの図であり、(a)は、図3のX−X線矢視図、(b)は、フォトマイクロセンサの概略の外形図、(c)は、ユニット着脱用扉を閉じたときの装置本体を内部側からみた概略図、図15は施錠機構を示す図であり、(a)は、解錠状態を示す図、(b)は、施錠状態を示す図、(c)は係合部材が施錠センサの検出部に挿入されていないことを示す図、(d)は係合部材が施錠センサの検出部に挿入されたことを示す図である。
本実施形態の景品払出装置1は、パチンコ店などの遊技場で貴金属などの高価な景品が収容されたカード状の特殊景品(以下、景品と略記する)を払い出す装置であり、図1に示すように、筐体2、駆動ユニット3、マガジンMなどで構成されている。また、本実施形態における景品払出装置1は、卓上タイプであり、遊技場のカウンタT上に設置されて利用されるものである。
また、本実施形態の景品払出装置1は、図3に示すように、払い出された景品を取り出すための後記する景品取出口27(景品取出し用扉24の後方)が店員側に向けられる店員側払出タイプと、図4に示すように、景品取出口27が遊技者(お客)側に向けられる遊技者側払出タイプと、の2つのタイプがあるが、以下は、店員側払出タイプに基づいて説明する。そして、店員側を前方とし、遊技者側を後方とする。
前記筐体2は、横長で(図2参照)、側面視したときの形状が、下部の奥行きが長く、上部に向かうにつれて奥行きが徐々に短くなる山型状に形成されている(図1参照)。また、筐体2は、図1に示すように、奥行き(幅)方向を中心にほぼ対称形状となるように形成されている。そして、筐体2の底面には、装置をカウンタT上にガタツキなく設置するための、高さ調節可能な4本の脚部21sが設けられている。
図3に示すように、前記筐体2は、上部筐体2Aと下部筐体2Bとが互いに分離可能に構成されており、上部筐体2Aに対して下部筐体2Bが、前後方向に反転取付可能に構成されている。
図1に示すように、前記上部筐体2Aは、ユニット着脱用扉22,23を備え、ユニット着脱用扉22,23が上下方向に互いに離れる方向に回動しながら解放するように構成されている。また、上側に位置するユニット着脱用扉22は、上部筐体2Aの高さ方向中央部から前面および上面全体を含んで大きく開放するようになっており、上面後端を軸として回動可能に支持されている。ユニット着脱用扉23は、上部筐体2Aの高さ方向中央部より下側の前面が下端部を軸として開放するようになっている。そして、ユニット着脱用扉23が請求項に記載の扉部材となる。
また、図3に示すように、上部筺体2Aの店員側前面の左右には、筺体2を略直角に内側に曲げた形状のパネル21a、21bが設けられていて、ユニット着脱用扉23は、パネル21a、21bの間に嵌まり込む形で閉じる形態となっている。そして、パネル21a、21bの内側には、請求項に記載の検出手段として、施錠センサS4が設置されている。なお、施錠センサS4の詳細については後記する。
そして、図3に示すように、ユニット着脱用扉23の裏面部(ユニット着脱用扉23を閉じたときに上部筺体2Aの内部に面する側)には、施錠機構4が設置される。
施錠機構4は、ユニット着脱用扉23に回動可能に取り付けられ、かつ、ユニット着脱用扉23の表面部(ユニット着脱用扉23を閉じたときに上部筺体2Aの外部に面する側)に設置される施錠具6(図2参照)と一体に動作する回転盤4aと、回転盤4aの左右に、ユニット着脱用扉23の平面と平行に左右動可能に設置される、2つの係合部材4b、4bと、回転盤4aと2つの係合部材4b、4bとを連結する2つの連結部材4c、4cと、からなる。
なお、施錠具6は、ユニット着脱用扉23の表面部に鍵が挿入される鍵穴6a(図2参照)を有していて、前記鍵穴6aに図示しない鍵を挿入して90°回転可能な機能を有するものとする。そして、回転盤4aは、施錠具の回転に同期して回転するものとする。
また、前記上部筐体2Aは、遊技者側に背面パネル22aを有し、この背面パネル22aが、水平方向外側にスライド可能に突出するようになっている。この背面パネル22aは、上部筐体2Aのほぼ背面全体が突出するようになっており、液晶や有機EL(エレクトロルミネッセンス)などで形成された薄型で大型の表示装置28が設けられている(図7(b)参照)。この表示装置28は、遊技者用に設けられたものであり、例えば払い出された景品の種類や枚数が表示されるようになっている。
前記下部筐体2Bには、店員側に、景品の払い出しが完了したときに開き、景品を取り出せるようにした景品取出し用扉24が設けられている。この景品取出し用扉24は、開放したときに、その先端の一部が下部筐体2Bの外部に突出するように回動可能に支持されている。
これらのユニット着脱用扉22,23、景品取出し用扉24および背面パネル22aは、すべてが完全に閉じられた場合には、側面視したときに筐体2から外側に突出しないようになっている。
また、前記上部筐体2Aに設けられたユニット着脱用扉22には、図2および図7(a)に示すように、店員用として使用される薄型で小型の表示装置26が設けられている。この表示装置26についても、前記表示装置28と同様に、液晶や有機ELなどの薄型の表示手段により構成されている。この表示装置26には、例えば、景品の残量や、景品詰まりが発生したときの警告が表示されるようになっている。
図3に示すように、前記下部筐体2Bは、基本構成が同一(後記する景品タイプを区分するための部分を除いて同一構成)の駆動ユニット3を複数台(本実施形態では4台であるが、この台数に限定されない)収容可能なユニット収容部25を備えている。このユニット収容部25は、上部が開放した凹状の空間によって構成されている(図1参照)。
また、前記下部筐体2Bには、前記景品取出し用扉24の裏側に、払い出された景品を取り出すための複数の景品取出口27(本実施形態では8箇所)が設けられている。この景品取出口27は、一の駆動ユニット3に対して2箇所設けられ、計8箇所に設けられている。この景品取出口27には、払い出された景品が前に払い出された景品に積み重なるようにして排出されるようになっている。
前記駆動ユニット3は、マガジン収容機構H1と、払出機構H2と、が1ユニット化して構成され、このマガジン収容機構H1が払出機構H2に対して前後方向に反転取付可能に構成されている。
前記マガジン収容機構H1は、マガジンMを収容する2つのマガジン収容空間Sa,Sbを備えている。このマガジン収容空間Sa,Sbは、それぞれ金属板で形成された、左右方向(駆動ユニット3の並び方向)に並んで位置する側板31a,31b,31cと、前後方向(奥行き方向)に位置する側板31d,31e,31f,31gと、で構成されている。側板31a,31b,31d,31eによって方形状に囲まれた内側の空間が、マガジン収容空間Saとして構成され、側板31b,31c,31f,31gによって方形状に囲まれた内側の空間が、マガジン収容空間Sbとして構成されている。なお、本実施形態では、側板31bが、マガジン収容空間Saとマガジン収容空間Sbの共通の部材として構成されている。
図4に示すように、前記側板31aは、側面視で横長矩形状の外形における前側に位置する上部角部が、略四角状に切り欠かれた切欠部31a1となって形成されている。また、前記側板31b,31cについても、同様にして、前側に位置する上部角部が、略四角形状に切り欠かれた切欠部31b1,31c1となって形成されている。また、図3に示すように、側板31dは、側板31a,31bの前方上縁部と同じ高さに形成され、側板31eは、側板31a,31bの後方上縁部と同じ高さに形成されている。また、側板31fは、側板31b,31cの前方上縁部と同じ高さに形成され、側板31gは、側板31b,31cの後方上縁部と同じ高さに形成されている。これにより、マガジン収容空間Sa,Sbを有するマガジン収容機構H1には、前方が後方よりも一段低く形成された本実施形態の開放部Pa,Pbが形成されるようになっている。
図6に示すように、前記側板31d,31fには、景品Q(図3参照)が排出される凹状に切り欠かれた開口部31d1,31f1が形成されている。なお、側板31a,31b,31cには、それぞれ適宜大きさの孔nが複数個(本実施形態では各4個)形成されており、マガジン収容機構H1の軽量化が図られている(図3および図4参照)。また、マガジン収容空間Sa,Sbには、マガジンMを収容する際の工程の容易化を図る各種部材、駆動ユニット3の着脱を容易化する部材が設けられているが、これについては後記する。
次に、マガジン収容機構H1の各種部材について説明する。
図8に示すように、マガジン収容機構H1は、揺動ガイド部34、案内ガイド部35、位置決めガイド部36、ガイド部37を備えている。なお、図8は、マガジン収容空間Sa側を示し、また、マガジン収容空間Saを構成する内壁には、紙面手前側の対向する内壁にも、揺動ガイド部34、案内ガイド部35、位置決めガイド部36(図示せず)が設けられている。つまり、マガジン収容空間Saには、一対の揺動ガイド部34、一対の案内ガイド部35、一対の位置決めガイド部36、一対のガイド部37を備えている。また、マガジン収容空間Sbを構成する内壁にも同様にして、一対の揺動ガイド部34、一対の案内ガイド部35、一対の位置決めガイド部36を備えている。したがって、図示している各ガイド部34,35,36,37以外については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、前記揺動ガイド部34は、マガジンMの揺動を許容しながら支持する円盤状の部材で形成され、側板31bの上部、かつ、マガジン収容空間Saの前後方向の中央部に固定されている。
図8に示すように、前記案内ガイド部35は、開放部Paと対向する側(マガジンMの挿入方向の奥側)の側板31eに固定され、所定の幅で上下方向に延びて形成されている。この案内ガイド部35は、上側に位置する範囲R1内ではその表面と中心線Oとの距離が寸法L1で形成された平坦面35bを有し、下側に位置する範囲R2内ではその表面と中心線Oとの距離が前記寸法L1よりも短い寸法L2で形成された平坦面35cを有し、さらに、その範囲R1と範囲R2との間の範囲R3では、平坦面35bと平坦面35cとの間で滑らかに連続的な面となるような傾斜面35aを有している。
前記位置決めガイド部36は、揺動ガイド部34の直径と同じ幅で形成された略長方形状の部材で形成され、側板31bの下部、かつ、マガジン収容空間Saの前後方向の中央部に固定されている。すなわち、位置決めガイド部36は、前記揺動ガイド部34に対して、マガジンMを駆動ユニット3に完全に装填したときに、図8において2点鎖線で示すように、マガジンMが垂直に起立した状態で収容される位置に形成されている。
さらに、前記マガジン収容空間Saには、前記案内ガイド部35と対向する側板31dに、所定の幅で上下方向に延びるガイド部37が設けられている。また、ガイド部37は、底部から所定高さ位置までの範囲R3内では、その表面と中心線Oとの距離が短く(前記寸法L2と同様)形成された平坦面37cを有し、所定高さよりも上側では、その表面と中心線Oとの距離が徐々に長くなる傾斜面37aを有している。
なお、前記した揺動ガイド部34、案内ガイド部35、位置決めガイド部36、ガイド部37の材質としては、マガジンMを円滑に動作させることができ、かつ、耐摩耗性などに優れるものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、ガラス繊維入りのポリアセタール(略称:POM)を挙げることができる。
以上のように、マガジン収容空間Saでは、側板31a,31bと、案内ガイド部35の平坦面35c,35cと、ガイド部37の平坦面37c,37cとで、マガジンMの揺動を防止するための本実施形態の側壁が構成されている。一方、マガジン収容空間Sbでは、側板31b,31cと、案内ガイド部35の平坦面35c,35cと、ガイド部37の平坦面37c,37cとで、マガジンMの揺動を防止するための本実施形態の側壁が構成されている。
図9に示すように、前記払出機構H2は、払い出し時に景品Q(図3参照)に搬送力を与えるものであり、収容ケースK、駆動モータ32A,32Bと、駆動力伝達機構33A,33Bと、を含んで構成されている。
前記収容ケースKは、上部が開放する形状で、薄板状の金属板を曲げ、孔あけ、溶着加工等により形成され、前記駆動モータ32A,32Bと駆動力伝達機構33A,33Bにより景品を払い出すための搬送手段が収容されている。
前記駆動モータ32Aは、回転力を得ることができる電動式のものであり、収容ケースK内の後寄りに横置きに設けられている。また、駆動モータ32Bは、駆動モータ32Aと同様なものであり、収容ケースK内の前寄りに横置きに設けられている。また、駆動モータ32Aと駆動モータ32Bは、同じ高さ位置で前後方向に位置するように(図8参照)、かつ、収容ケースKから突出しないように配置されている。なお、駆動モータ32A,32Bは、必要に応じて正逆両方向に回転可能なモータであってもよい。
また、前記駆動モータ32A,32Bは、駆動軸m1,m2を有し、駆動モータ32Aの駆動軸m1と、駆動モータ32Bの駆動軸m2とが、互いに逆向き(180度反転した向き)となるように配置されている。
前記駆動力伝達機構33Aは、プーリーP1,P2,P3,P4、駆動力伝達ベルトB1、景品搬送ベルトB2で構成されている。また、駆動力伝達機構33Bについても、同様に、プーリーP5,P6,P7,P8、駆動力伝達ベルトB3、景品搬送ベルトB4で構成されている。
前記プーリーP1は、駆動モータ32Aの駆動軸m1に固定され、駆動軸m1の回転とともに一緒に回転するようになっている。前記プーリーP2は、収容ケースKの前端に、駆動モータ32Bの斜め前方上方に位置するように回転自在に支持されている(図4参照)。前記プーリーP3は、プーリーP2と同軸で一体に回転するように収容ケースKに支持されている。前記プーリーP4は、プーリーP3とほぼ同径で、プーリーP3の後方に位置するように、収容ケースKに回転自在に支持されている。
前記駆動力伝達ベルトB1は、ゴムや合成樹脂などで形成された無端状のベルトであり、プーリーP1,P2に架け渡されている。
前記景品搬送ベルトB2は、ゴムや合成樹脂などで形成された無端状のベルトであり、前記駆動力伝達ベルトB1よりも幅広で、かつ、景品Qの幅よりも狭く形成され、プーリーP3,P4に掛け渡されている。この景品搬送ベルトB2は、その上側に位置する部分がマガジン収容空間Saの底部に露出しており、その表面には、景品Qを引っ掛けて搬送するための凸条の景品引っ掛け突起41が等間隔で3箇所に形成されている(図6、図8参照)。
なお、前記プーリーP5,P6,P7,P8、駆動力伝達ベルトB3および景品搬送ベルトB4は、前記した駆動力伝達機構33Aと同様に形成されているのでその説明を省略する。ただし、駆動力伝達機構33Aと駆動力伝達機構33Bとでは、駆動モータ32A,32Bの位置が異なるので、駆動力伝達機構33Aでは、プーリーP1とプーリーP2との距離が長くなるため、駆動力伝達ベルトB1の長さが長くなり、駆動力伝達機構33Bでは、プーリーP5とプーリーP6との距離が前記と比べて短くなるため、駆動力伝達ベルトB3の長さが短くなっている。
次に、駆動ユニット3の各マガジン収容空間Sa,Sbに装填されるマガジンMについて、図10を参照しながら説明する。
図10(a)〜(c)に示すように、前記マガジンMは、四角薄板状に形成された景品Qを厚み方向に複数枚積層した状態で収納することができる内部空間を有し、四角筒状の筐体50により形成されている。また、図10(a)に示すように、マガジンMの長手方向の側面には、内側に凹むように形成された凹状の案内溝51が上端面から下端面にかけて幅寸法Wで形成されている。この幅寸法Wは、前記した揺動ガイド部34および位置決めガイド部36が摺動しながら案内される寸法に設定されている。なお、マガジンMの反対側の側面にも、揺動ガイド部34および位置決めガイド部36と摺動可能な案内溝51が形成されている(図10(d)参照)。
図10(b)に示すように、前記マガジンMの正面には、縦長形状で幅広の窓52が形成され、この窓52から、収容された景品Qを視認できるようになっている。また、マガジンMの下端部には、マガジンMの外寸幅と幅がほぼ同じに形成された略四角形状のプレート53が固定されている。このプレート53には、その下端に、上下方向に動作可能な門型のシャッタ54が設けられ、このシャッタ54が図示しない付勢手段によって常に下方に付勢されるようになっている。一方、マガジンMが装填されるマガジン収容空間Sa,Sb内の底部の前端部には、図5に示すように、水平かつ後方に突出するシャッタ開閉板31S(斜線部分)が設けられ、このシャッタ開閉板31Sの先端縁部に凸状部31hが形成され、この凸状部31hにシャッタ54の内壁天井部が当接することで、シャッタ54が押し上げられて開放するようになっている。
また、図10(b)に示すように、前記シャッタ54の内側には、マガジンMを識別するためのマガジン識別部55が設けられている。このマガジン識別部55は、前方(紙面手前側)に突出する一対の識別片55a,55aが間隔を開けて形成されている。一方、マガジン収容空間Sa,Sb内の前記シャッタ開閉板31Sに形成された凸状部31hには、図5に示すように、識別片55a,55aと同じ間隔で形成された一対のスリット31i,31iが形成されている。このスリット31i,31i内を、識別片55a,55aが通り抜けできることで、マガジンMがマガジン収容空間Sa,Sb内に完全に装填できるようになっている。したがって、マガジンMに納められる景品Qの種類毎に、識別片55a,55aの間隔と、スリット31i,31iの間隔とをそれぞれ変えることで、マガジンMの装填位置の間違いを防止できるようになっている。このことにより、景品Qが複数種類ある場合、常に同じ種類の景品Qを同じ景品取出口27から払い出すことができるようになる。
また、図5に示すように、マガジン収容空間Sa,Sb内の底部の前記シャッタ開閉板31Sと対向する後端には、マガジンMの前後方向の逆挿しを防止するための、水平かつ前方に突出する逆挿し防止板31T(斜線部分)が設けられている。この逆挿し防止板31Tは、一対の突板部31j,31jを有している。つまり、装填位置は正しいが、マガジンMの前後を逆に挿した場合には、前記識別片55a,55aが突板部31j,31jに当接することで逆挿しを防止できるようになっている。
また、前記逆挿し防止板31Tには、突板部31jと突板部31jとの間に、凹状の切欠部31kが形成され、この切欠部31k内を後記する景品錘60のつまみ61が通り抜けできるようになっている。
また、前記したシャッタ開閉板31Sと逆挿し防止板31Tは、ねじ留めによって着脱自在に構成されており、店員側払出タイプと遊技者側払出タイプとを変更する際に、付け替えることができるようになっている(図5参照)。
なお、図示していないが、マガジンMの下端正面には、シャッタ54が上がったときに、景品1枚分の景品Qが通り抜けることができるスリット状の搬送路が形成されるようになっている。駆動ユニット3からマガジンMを抜き取った場合には、シャッタ54が降りて、前記スリット状の搬送路が閉じるようになって、例えばマガジンMを運搬中にマガジンMからの景品Qの脱落が防止される。
さらに、図10(c)に示すように、マガジンMの背面には、細縦長形状の窓56が形成され、この窓56から、内部に収容された景品Qを視認できるようになっている。また、マガジンMの下端背面には、横細長形状の2本のプレート57,58が固定されている。
また、図10(a)〜(c)に示すように、マガジンM内には、積層された景品Qの最上部に景品錘60が載せられている。この景品錘60は、平面視したときの形状が、景品Qとほぼ同じプレート状をしている(図10(d)参照)。また、景品錘60には、つまみ61が設けられ、このつまみ61が前記窓56から突出するようになっている。この景品錘60により、マガジンMの運搬中に景品Qが飛び跳ねて、積層状態が乱れるのを防止したり、装着後は、景品引っ掛け突起41による景品Qの払出しが確実になる。
なお、前記したプレート53、シャッタ54、プレート57,58、つまみ61などは、前記と同様なPOMなどの材質のものを使用して形成することができる。
また、マガジンMの上面には、線材を折り曲げて形成した取手62が設けられている。この取手62は、マガジンMの上部に回動自在に支持されており、使用時には筐体50から外側に突出させることで手に掛けて持ち運ぶことができ、非使用時には倒すことで筐体50から外側に突出しないようになっている。
図8に示すように、本実施形態の駆動ユニット3のマガジン収容空間Sa内には、マガジンM内の景品Qの有無を検知する景品有無センサS1が設けられている。この景品有無センサS1は、回動自在に支持された検出片71を有し、この検出片71は、搬送ベルトB2の脇に位置し(図5参照)、マガジンMが駆動ユニット3にセットされたときに、景品Qの下面が接触する位置に設けられている。この景品有無センサS1では、景品Qおよび景品錘60によって検出片71が押圧されている場合には、マガジンM内に景品Qが残っていると判断でき、また、検出片71が立ち上がった場合には、マガジンM内の景品が空になったと判断できる。ちなみに、景品錘60は、景品Qが空になってマガジンMの最下部に位置した場合でも検出片71を押圧しないように対応位置が切り欠かれており、マガジンMが空になった場合には、検出片71が押圧されないことによりマガジンMが空になったことが検出可能となっている。なお、ここではケース31A側の景品有無センサS1のみについて説明したが、ケース31B側についても、同様にして景品有無センサS1が設けられている。
図6に示すように、駆動ユニット3には、景品Qが指示された枚数だけ排出されたか否かを検知する景品カウントセンサS2,S2が設けられている。この景品カウントセンサS2は、側板31d,31fの外面に固定され、後方(紙面奥側)に付勢されるとともに前方(紙面手前側)に押されながら回動する検出片72を有し、この検出片72が下向きで開口部31d1内に突出するように構成されている。この景品カウントセンサS2では、払い出し指令に基づいて、景品Qが開口部31d1,31f1から排出されるときに、景品Qによって検出片72が前方に押圧され、景品Qが完全に払い出されることによって検出片72が弾性復帰することによって、1枚の景品Qが駆動ユニット3から排出されたと判断される。
図8に示すように、前記払出機構H2は、駆動ユニット3を制御するためのユニット制御部100を備えている。このユニット制御部100は、CPU、記憶装置、各種回路、入出力インターフェース回路などを備えて構成され、縦長箱形のケース101に収容され、このケース101が収容ケースKの背面に固定されるように構成されている。
前記ケース101には、ユニット固定部80が設けられている。このユニット固定部80は、金属製などの板材を折り曲げて形成したものであり、図5に示すように、左右方向(駆動ユニット3の幅方向)に細長く形成された板部80aを有し、板部80aの長手方向に延びる一縁部が垂直に折り曲げられた長片部80bと、長手方向両端の縁部が前記長片部80bとは逆向きに垂直に折り曲げられた短片部80c,80cと、が形成されている。また、長片部80bには、左右方向の中央部にねじ挿通穴80b1が穿設されている。また、ユニット固定部80は、板部80aがケース101の上面101aに、長片部80bが上方、短片部80c,80cが下方をそれぞれ向くように、蝶番81,81を介して回動自在に連結されている。
また、図8に示すように、払出機構H2の正面(図示左側)の下部には、オスコネクタ90が設けられており、このオスコネクタ90が下部筐体2Bの内側に設けられたメスコネクタ210と接続されるようになっている。このオスコネクタ90は、ユニット制御部100と電気的に接続されている。
また、図11に示すように、各駆動ユニット3に設けられたユニット制御部100は、筐体2側に設けられたメイン制御部200とそれぞれ接続されている。メイン制御部200には、CPU、記憶装置、各種回路、入出力インターフェースなどで構成され、作動させる必要のある駆動ユニット3に対して、所定の信号(払い出す景品Qの枚数など)を送信するようになっている。
また、前記ユニット制御部100は、駆動モータ32A,32B、景品有無センサS1、景品カウントセンサS2および景品抜き取りセンサS3と電気的に接続され、駆動モータ32A,32Bの回転および停止を制御する。また、ユニット制御部100は、景品有無センサS1からの信号に基づいてマガジンM内の景品Qが空になったことを検知した場合には、景品が空である旨の信号をメイン制御部200に送信する。この信号を受けたメイン制御部200は、店員側の表示装置26に、このマガジンMの景品Qが空になった旨を警告表示する。また、ユニット制御部100は、メイン制御部200からの景品払い出し枚数を示す信号に基づいて、景品カウントセンサS2からの信号に基づいてカウント枚数を確認しながら、景品Qの払い出しを行う。なお、景品Qの詰まりなどで、景品カウントセンサS2からの検出出力が得られなくなった場合には、表示装置26に警告表示を行う。
なお、前記景品抜き取りセンサS3は、払い出した景品Qが店員などにより景品取出口27から全部抜き取られたか否かを判断するセンサであり、図12に示すように、景品取出口27の底面に進退自在に支持され、突出する方向に付勢された検出片73を備えている。この検出片73は、景品Qが景品取出口27に払い出されると景品Qの重みによって押圧され、景品Qが全部抜き取られることにより底面から突出した状態に復帰する。このように検出片73が押され、そして復帰することにより、その位置の景品取出口27からの景品Qの抜き取りが完了したことが検知される。
また、メイン制御部200は、外部のPOS(Point Of Sales)装置300と通信可能に接続されるとともに、表示装置26、表示装置28、景品抜き取りセンサS3と接続されている。このメイン制御部200は、各駆動ユニット3などを統括的に制御するものであり、POS装置300からの景品払出指令に基づいて払い出しを要する景品に対応した(景品Qの払出しが必要な)駆動ユニット3に、払出しの要求信号を送るようになっている。また、各駆動ユニット3の現在の状態を監視して、表示装置26などにその状態(景品Qの残量など)を表示する。
さらに、メイン制御部200は、施錠センサS4とも接続されている。施錠センサS4は、パネル21a、21bの内部側の面に設置されていて、ユニット着脱用扉23の係合部材4bがパネル21a、21bの内部側の面に係合したか否かを判断するセンサである。
図14に、パネル21bの内部側の面に設置される施錠センサS4を示す。図14の(a)は、図3のX−X線矢視図であり、パネル21bの内側に設置されている施錠センサS4を示す図である。
なお、施錠センサS4として、本実施形態においては、オムロン株式会社製のフォトマイクロセンサ(EE−SPX403)を使用した。図14の(b)に、本実施形態で使用したフォトマイクロセンサの概略の外形図を示す。前記のフォトマイクロセンサはコの字型の検出部5aを有するセンサで、コの字の一方には発光ダイオードが備わり、他方には、発光ダイオードの光を受光する受光素子が備わる。そして、受光素子が受光する発光ダイオードからの光が遮断されたことを検出するセンサである。すなわち、コの字型の検出部5aに検出対象物が挿入すると、受光素子が受光する発光ダイオードからの光が遮断されるためセンサが反応して、信号出力部5bから検出信号を出力して、メイン制御部200(図11参照)に入力する。
そして、メイン制御部200(図11参照)は、施錠センサS4からの入力信号によって、ユニット着脱用扉23の施錠の状態を、例えば店員側の表示装置26(図7参照)に表示すればよい。
また、本実施形態の景品払出装置1において、ユニット着脱用扉23は施錠機構4を有する。図15は施錠機構を示す図である。図15の(a)に示すように、施錠機構4は、回転盤4a、2つの係合部材4b、4b、2つの連結部材4c、4c、および複数の押さえ具4d、4d、・・・から構成され、回転盤4aの中心と、2つの係合部材4b、4bの中心は一直線上に配置される。係合部材4b、4b、は複数の押さえ具4d、4d、・・・によって、ユニット着脱用扉23の平面に平行に、かつ、左右動可能に取り付けられていて、回転盤4aの側には連結部材4cが回動自在に取り付けられる。なお、押さえ具4dは、ユニット着脱用扉23にネジ止めなどによって固定すればよい。
連結部材4cの係合部材4bに取り付けられていない端は、回転盤4aに回動自在に取り付けられている。なお、回転盤4aにおける2つの連結部材4c、4cの取り付け位置は、回転盤4aの回転中心を通る直線上であって、2つの連結部材4c、4cの取り付け位置を結ぶ直線が、回転盤4aが施錠具の回転に伴って90°回転するときに、係合部材4bの中心線に垂直な位置(図15の(a)参照。以下、解錠状態と称する)と、平行な位置(図15の(b)参照。以下、施錠状態と称する)と、の間で移行するような構造が好ましい。
そして、係合部材4bの長さは、施錠状態のときには、係合部材4bの端部がユニット着脱用扉23の左右の端部からユニット着脱用扉23の外側に向けて突出し、かつ、解錠状態のときには、係合部材4bの端部がユニット着脱用扉23の左右の端部の内側になるように設定する。
前記の構造によって、回転盤4aが90°回転すると、係合部材4bはユニット着脱用扉23の平面に平行に左右動する。
そして、図15に示す構造の施錠機構4を有するユニット着脱用扉23を閉じて、ユニット着脱用扉23の表面側に設置される施錠具6(図2参照)に図示しない鍵を挿入回転して、解錠状態から施錠状態に移行すると、2つの係合部材4b、4bはそれぞれユニット着脱用扉23の端部から外側に向けて左右動する。そして、係合部材4bの端がユニット着脱用扉23の左右端から突出してパネル21a、21bの内部側の面に係合することで、ユニット着脱用扉23は施錠される。なお、本実施形態においては、係合部材4bが、パネル21a、21bの内部側の面に直接係合することから、パネル21a、21bが請求項に記載の受け具となる。
図14の(c)は、ユニット着脱用扉を閉じたときの筺体を内部側からみた概略図である。図14の(c)に示すように、施錠センサS4はパネル21bの内部側の面にあって、コの字型の検出部5aが、ユニット着脱用扉23の施錠機構4の係合部材4bと同じ高さで、かつ、検出部5aが係合部材4bと平行になるように、コの字の開口部をパネル21b側に向けて設置されている。
すなわち、ユニット着脱用扉23を閉じて、施錠機構4を施錠状態にしたとき、ユニット着脱用扉23の端部(パネル21b側にあっては、左側の端部)から突出する係合部材4bが、施錠センサS4の検出部5aに挿入するように設置されている。そして、係合部材4bが施錠センサS4の検出部5aに挿入するすると、施錠センサS4は、請求項に記載の通知手段としての検出信号をメイン制御部200(図11参照)に入力する。
図15の(c)および(d)は、ユニット着脱用扉を閉じたときの筺体を内部側からみた概略図である。前記の構成によって、施錠機構4が解錠状態にあるときには、図15の(c)に示すように、係合部材4bは施錠センサS4の検出部5aに挿入されないため、施錠センサS4は検出信号をメイン制御部200に入力しない。また、施錠機構4が施錠状態にあるときには、図15の(d)に示すように、係合部材4bは施錠センサS4の検出部5aに挿入されるため、施錠センサS4は検出信号をメイン制御部200に入力する。したがって、メイン制御部200は、施錠センサS4からの検出信号の入力の有無によって、施錠機構4が解錠状態にあるか、施錠状態にあるか、を判定することができる。
なお、図3に示すように、パネル21aの内部側の面にも同様に施錠センサS4が設置されていて、ユニット着脱用扉23を閉じて施錠状態にしたとき、ユニット着脱用扉23の右側の端部から突出する係合部材4bを検出して、パネル21bの施錠センサS4と同様の動作をする。
次に、本実施形態の景品払出装置1の駆動ユニット3を下部筐体2Bへの取り付け手順について図4を参照しながら説明する。図4は、駆動ユニット3が下部筐体2Bのユニット収容部25に位置決めされた状態を図示している。駆動ユニット3を取り付ける場合には、ユニット固定部80を反時計回り方向に回動させて、ユニット固定部80を折り畳んだ状態にしておく(図8の2点鎖線参照)。そして、図1のユニット着脱用扉22,23を上下に大きく開放した状態にし、駆動ユニット3をユニット収容部25の底まで挿入する。なお、このとき、背面パネル22a(図1参照)を外側にスライドさせておくことにより、駆動ユニット3の挿入(または取り外し)作業が容易になる。これにより、駆動ユニット3を下部筐体2Bの底部まで完全に挿入すると、駆動ユニット3側のオスコネクタ90と、下部筐体2B側のメスコネクタ210とが同じ高さ位置で対向した状態になる。そして、駆動ユニット3を前方(図4の左側)へスライドさせることによって、オスコネクタ90とメスコネクタ210とが接続される。このようにスライドさせることによって駆動ユニット3のケース101の背面101bとユニット収容部25の壁面2bとの間に隙間が形成されるので、この隙間が形成された状態において、ユニット固定部80を時計回り方向に回動させることで、ユニット固定部80の長片部80bが、ユニット収容部25の壁面2bに面同士で当接した状態になる。これにより、駆動ユニット3がユニット収容部25に位置決めされ、下部筐体2Bのユニット収容部25内において駆動ユニット3が前後左右に移動しないように規制される。またこのとき、長片部80bに形成されたねじ挿通穴80b1の位置と、壁面2bに形成されたねじ穴2b1の位置とが互いに一致するので、この状態で、つまみ付きねじ82を、ねじ挿通穴80b1側から挿入してねじ穴2b1にねじ止めすることで、駆動ユニット3が、下部筐体2Bの所定の位置に確実に固定される。
このように、ユニット固定部80を折り畳み自在に設けることにより、駆動ユニット3の収容時および抜き取り時の前後方向へのスライドスペースを確保できるようになり、筐体2に対する駆動ユニット3の着脱作業が容易になる。
なお、本実施形態の景品払出装置1では、駆動ユニット3が4台取付けられるようになっているが、残りの駆動ユニット3についても前記と同様にして装着される。
次に、筐体2に取付けられた駆動ユニット3へのマガジンMの装着手順について図13を参照しながら説明する。上部筐体2Aのユニット着脱用扉22,23を開放した状態において(図3参照)、遊技場の店員は、景品Qが収納されたマガジンMを手に持って、図13(a)に示すように、マガジンMを所定の傾斜角度に傾けた状態で、マガジンMの両側に形成された案内溝51を揺動ガイド部34に挿入する。なお、このときの傾斜角度は、特定の角度に限定されるものではないが、マガジンM内の景品Qが倒れない角度で挿入することが好ましく、例えば20度より大きい角度で挿入することが好ましい。また、このとき、マガジンMは、挿入時に景品錘60のつまみ61が上側となるような向きで挿入される。
マガジンMを傾斜させた状態でさらに奥側(後方)に挿入すると、マガジンMのプレート57が案内ガイド部35の平坦面35bに当接して、図13(a)の状態に至る。そして、マガジンMを後側(挿入方向奥側)に揺動、つまりマガジンMを起立する方向に移動させると、マガジンMの自重によって、案内溝51が揺動ガイド部34に対して摺動しながら、さらにプレート57が平坦面35b、傾斜面35a、平坦面35cを順番に摺動し、図13(b)の状態に至る。この図13(b)の状態では、マガジンMのプレート53の下側の外面が、ガイド部37の平坦面37cに対向し、プレート57の外面が、案内ガイド部35の平坦面35cに対向することにより、マガジンMの揺動が規制される。そして、図13(b)に至ると、マガジンMの自重によってさらに下降して、マガジンMの案内溝51が位置決めガイド部36に案内され、図13(c)に示す状態に至り、マガジンMの装填が完了する。なお、前記したように、図13(c)の状態では、シャッタ54が持ち上げられて、景品QをベルトB2(B4)によりマガジンMから搬送させることができるようになり、また景品Qと景品錘60によって景品有無センサS1の検出片71が押圧される。
図13(c)のようにマガジンMが装填された状態において、メイン制御部200からユニット制御部100に対して、景品Qの払出指令が発せられると、ユニット制御部100は、駆動モータ32A(32B)を駆動する。駆動モータ32A(32B)の駆動力によって、プーリーP1,P2,P3,P4(P5,P6,P7,P8)がそれぞれ回転することで、搬送ベルトB2(B4)が所定の方向Wへ駆動する。これにより、搬送ベルトB2(B4)の景品引っ掛け突起41によって景品Qが前方へ押されることで、景品QがマガジンMから排出される。マガジンMから排出された景品Qは、図15に示すように、下部筐体2Aに設けられた景品取出口27に向けて排出される。なお、景品Qの払出時には、景品取出し用扉24は閉じており、すべての景品Qの払い出しが完了した時点で開くようにメイン制御部200によって制御されている。
払い出し時には、図示していないが、景品取出口27に景品Qが積み重なるようにして排出され、景品Qによって、景品抜き取りセンサS3の検出片73が押圧される。そして、払い出された景品Qを店員が抜き取ったときに検出片73が復帰(突出)することで、ユニット制御部100は、景品Qが抜き取られたことを認識する。そして、ユニット制御部100から景品が抜き取られた旨の信号が送信され、メイン制御部200が、この信号を受信して、景品Qが払い出されたすべての景品取出口27から景品Qが抜き取られたことを認識すると、景品取出し用扉24を閉じるように制御する。
なお、メイン制御部200は、駆動ユニット3の着脱状態を検知する判定手段を備えており、筐体2から一部の駆動ユニット3が取り外されて、オスコネクタ90とメスコネクタ210との接続が遮断されたことを検知すると、駆動ユニット3が脱状態であると判断して、残りの駆動ユニット3で景品Qの払出しを継続する。このように構成することで、業務が中断するのを極力抑えることが可能になる。
また、景品払出装置1が遊技者側払出タイプに変更された場合には、駆動モータ32A(32B)、プーリーP1,P2,P3,P4(P5,P6,P7,P8)の位置が前後方向に反転した位置となるが、駆動モータ32A(32B)が、店員側払出タイプの場合と同じ方向(図13(c)と同じ方向W)に回転させられることで、マガジンMから景品Qが払い出される。ただし、遊技者側払出タイプの場合、マガジン収容機構H1が払出機構H2に対して反転して取付けられるので、マガジン収容機構H1に設けられたシャッタ開閉板31Sと逆挿し防止板31Tの位置を前後方向に反転して取り付けることで、駆動ユニット3に装填されたマガジンMから景品Qを払い出せるようになる。
このように、本実施形態では、マガジンMを傾斜させた状態で挿入することができるので、景品払出装置の真上から位置を確認しながら挿入する必要がなくなり、マガジンMの装填作業を容易にすることができる。よって、背が低めの店員であっても、マガジンの装填作業を容易に行うことができるようになる。
また、本実施形態では、揺動ガイド部34が円形状に曲面を有して形成されているので、マガジンMを連続的に滑らかに揺動させながらマガジンMの装填作業を行うことができる。なお、揺動ガイド部34は、マガジンMを円滑に動作させることができるものであれば円形に限定されるものではなく、楕円形、半円形などであってもよい。あるいは、揺動ガイド部34は、回転可能に支持されたローラなどであってもよい。また、傾斜面35aを備えた案内ガイド部35が設けられているので、この点においても、マガジンMの装填作業を円滑に行うことが可能になる。さらに、位置決めガイド部36が設けられているので、マガジンMの案内としての機能とともに、位置決めとしての機能を付与することができる。
さらに、本実施形態では、案内ガイド部35およびガイド部37に、上側に向けて徐々に広くなる傾斜面35a,37aが形成されているので、マガジンMを真上から挿入する場合であっても、多少マガジンMが傾斜した状態で挿入されたとしても、マガジンMを引っ掛かりなく案内しながら装填することが可能になる。なお、マガジンMの抜き取り時に、図13(b)の状態を越えると、つまりマガジンMが図13(c)から図13(b)の状態を経てさらに上方に引き上げられると、図13(a)のようにマガジンMを傾けることができるようになるが、図13(c)の状態から図13(b)の状態を少し越えたときに、クリック音を出すようにすると、マガジンMを抜くときにどのタイミングで傾ければよいかがわかる。
以上、本実施形態に係る景品払出装置1の構造を説明したが、本実施形態の景品払出装置1は、図3に示すような施錠機構4と施錠センサS4とからなる施錠装置を有することで、ユニット着脱用扉23を閉じて施錠機構4を施錠状態にしたときに施錠センサS4によって係合部材4bがパネル21a、21bに係合したことを検出できる。したがって、係合部材4bが施錠センサS4に検出されないときには、解錠状態もしくは施錠が不充分であることが判別でき、不正な景品の抜き取りを効果的に防止できる、などの効果を奏する。
また、本実施形態においては、施錠センサS4はパネル21a、21b(図3参照)の内側にそれぞれ設置する構造としたが、どちらか一方のみに1つの施錠センサS4を設置する構造でもよいし、フォトマイクロセンサに限らず他の方式の検出手段を用いてもよい。
さらに、図14に示す施錠機構4の構造に関しては一例を示したに過ぎず、同等の機能を実現可能な異なる構造であってもよい。
なお、本実施形態では、一の駆動ユニット3にマガジンMを2個装填できる構成にしたが、一の駆動ユニットを、一のマガジン収容空間、一の駆動モータおよび一の駆動力伝達機構で構成してもよい。また、一のマガジンMに対して一の駆動モータで構成したが、一の駆動モータで複数のマガジンMの景品に搬送力を与えるようにしてもよい。