JP5022161B2 - 遊技機の枠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機の外枠などに適用される遊技機の枠装置に関し、特にアルミニウムなどの金属部材により形成したリサイクル、リユース可能な構造とすると共に、折り畳み可能な構造とした枠装置に関する。
従来、パチンコ遊技機の外枠は、合板などの木製が一般的であり、上枠板、下枠板、左右の側面枠板が各々帯状に裁断され、各板が方形枠状に組み合わせられ、それらの角部に、ヒンジ金具、補強金具などを固定して、外枠が方形枠状に形成される。しかしながら、この種の木製の外枠は、製造時に木部が破損した場合、或いは使用済みの遊技機を廃棄処分する際、ヒンジ金具などの金具類を取り外した後、木部を廃棄(焼却)処分しているため、金具類の取り外しに多くの工数が必要となる一方、リサイクルやリユースを行なうことができないという課題があった。
そこで、従来、リサイクルの観点からアルミニウムなどの金属材料を使用した遊技機の外枠が下記特許文献1,2などで提案されている。
特開2002−143489号公報 特開2003−175239号公報
このようなアルミニウムなどの金属材料を使用した遊技機の外枠は、各辺の枠体を角筒型にすることにより、或いは枠体の横断面をコ字状などとすることにより、必要な強度を保持しながら軽量化を図ってはいるものの、遊技機の外枠は通常、10cm程度の奥行きを有すると共に、幅が約45cm、高さが約75cm程度あるため、枠全体としての容積は大きく、特に空間容積が大きい。
このため、外枠を製造する製造工場で製造した外枠を保管する際、或いは製造した外枠を遊技機メーカーなどに輸送する際、外枠を重ねて収納するとしても、台数が多くなると、多くの保管スペースや運送の際の積荷スペースを必要とする課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、折畳み可能な構造として、保管時或いは運送時に、保管スペースまたは積荷スペースを削減することができる遊技機の枠装置を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機の枠装置は、上辺を構成する上辺枠と、下辺を構成する下辺枠と、一方の縦辺を構成する第1縦辺枠と、他方の縦辺を構成する第2縦辺枠とを備えて方形に形成された遊技機の枠装置であって、該上辺枠と該第1縦辺枠を連結する第1上角部は直角から鋭角側に開閉する鋭角丁番によって回動可能に連結され、該上辺枠と該第2縦辺枠を連結する第2上角部は直角から鈍角側に開閉する鈍角丁番によって回動可能に連結され、該下辺枠と該第1縦辺枠を連結する第1下角部は直角から鈍角側に開閉する鈍角丁番によって回動可能に連結され、該下辺枠と該第2縦辺枠を連結する第2下角部は直角から鋭角側に開閉する鋭角丁番によって回動可能に連結され、該第1上角部、第2下角部の各鋭角丁番、及び第2上角部、第1下角部の各鈍角丁番には、丁番の各回動部材の開閉角度を直角状態にロックするロック部材が設けられ、少なくとも2箇所のロック部材のロックを解除したとき、該各角部の鋭角丁番または鈍角丁番の各回動部材が回動可能となり、各該鋭角丁番が直角から鋭角側に回動し、各該鈍角丁番が直角から鈍角側に回動して、該上辺枠の側面を該第1縦辺枠または第2縦辺枠の側面に当接させ、且つ該下辺枠の側面を該第1縦辺枠または第2縦辺枠の側面に当接させるように各該鋭角丁番と各該鈍角丁番の各回動部材を回動させて折り畳むことを特徴とする。
ここで、上記ロック部材は上記鋭角丁番または鈍角丁番の回動部材に設けた長孔に移動可能に支持され、対応する他方の回動部材に、該ロック部材に係止される係止部が形成され、該鋭角丁番の回動部材には該1対の回動部材を鋭角から直角まで回動させたとき、他の部材に当たって停止するストッパ部が設けられ、該鈍角丁番の回動部材には、該1対の回動部材を鈍角から直角まで回動させたとき、他の部材に当たって停止するストッパ部を設けて構成することができる。
また、上記鋭角丁番または鈍角丁番の回動部材に設けた上記ロック部材を、上記他方の回動部材に設けた係止部に係止させるように付勢する、ばね部材を設けることができる。
また、上記鋭角丁番は、第1回動部材に設けた軸受部に第2回動部材に設けた軸支部の枢軸を介して支持させ、直角から直角未満の角度間で相互に回動可能に軸支して構成され、該軸受部と該軸支部は、取付孔を設けた取付部より狭い幅で断面コ字状に曲折形成されて、相互に回動可能に嵌合されると共に、該枢軸により連結されるように構成することができる。
また、上記鋭角丁番の第1回動部材と第2回動部材間を鋭角から直角状態に回動させたとき、他方の回動部材に当たって停止するストッパ部を、上記軸受部の縁部に設けることができる。
また、上記鈍角丁番は、第1回動部材に設けた軸受部に第2回動部材に設けた軸支部の枢軸を介して支持させ、直角から直角を超える角度間で相互に回動可能に軸支して構成され、該軸受部と該軸支部は、取付孔を設けた取付部より狭い幅で断面コ字状に曲折形成されて、相互に回動可能に嵌合されると共に、該枢軸により連結されて構成することができる。
また、上記鈍角丁番の第1回動部材と第2回動部材間を、鈍角から直角状態に回動させたとき、他方の回動部材に当たって停止するストッパ部が、上記軸受部の縁部に設けられた構成とすることができる。
上記構成の枠装置によれば、例えば対角線上に位置する2個の鋭角丁番または鈍角丁番の各ロック部材を移動させてロックを解除すると、各角部の各鋭角丁番及び各鈍角丁番の各回動部材が回動可能となる。この状態で、鋭角丁番を鋭角側に閉じ鈍角丁番を鈍角側に開く方向に、軽い力を枠装置に加えると、各鋭角丁番が直角から鋭角側に回動し、各鈍角丁番が直角から鈍角側に回動する。これにより、上辺枠の側面が第1縦辺枠または第2縦辺枠の側面に当接するまで鋭角丁番又は鈍角丁番が回動し、同時に下辺枠の側面が第1縦辺枠または第2縦辺枠の側面に当接するまで鋭角丁番又は鈍角丁番が回動し、枠装置の方形枠は棒状の折畳み状態となる。
したがって、この枠装置によれば、方形枠を折り畳んで棒状又は帯板状とすることができるから、遊技機の外枠を製造する製造工場などで製造された枠装置を、それを保管する際、折り畳んで棒状又は帯板状とし、それらを容易に積み重ねて保管することができる。
つまり、枠装置を積み重ねる際には、特別に指定された形態をとる必要がなく、平面となる部分を単純に上下に重ねて積み重ねて保管することができる。また、折り畳んで棒状又は帯板状とした枠装置は、基本的に、折り畳んだ状態の各辺枠と辺枠または各角部と辺枠若しくは各角部と角部を重ね合わせた場合、各辺枠と各角部が相互に上からの荷重を受ける構造となるので、積み重ねた際の荷重により下側の枠装置が変形する虞はなく、簡単に且つ安全に多くの枠装置を縦に積み重ねて保管することができる。
よって、方形枠状の枠装置をそのまま保管する場合に比べ、極めて少ない保管スペースで多くの枠装置を保管することができる。また、外枠製造工場などで製造された枠装置を、遊技機メーカーなどに輸送する際、方形枠状の枠装置をそのまま積載して運搬する場合に比べ、運送の際の積荷スペースを大幅に低減することができ、枠装置の運送効率を大きく向上させることができる。
また、枠装置は、上辺を構成する上辺枠と、下辺を構成する下辺枠と、一方の縦辺を構成する第1縦辺枠と、他方の縦辺を構成する第2縦辺枠とを備え、上辺枠と第1縦辺枠を連結する第1上角部は直角から鋭角側に開閉する鋭角丁番によって回動可能に連結され、上辺枠と第2縦辺枠を連結する第2上角部は直角から鈍角側に開閉する鈍角丁番によって回動可能に連結され、下辺枠と第1縦辺枠を連結する第1下角部は直角から鈍角側に開閉する鈍角丁番によって回動可能に連結され、下辺枠と第2縦辺枠を連結する第2下角部は直角から鋭角側に開閉する鋭角丁番によって回動可能に連結されるから、上辺を構成する上辺枠と、下辺を構成する下辺枠と、一方の縦辺を構成する第1縦辺枠と、他方の縦辺を構成する第2縦辺枠は、アルミニウムなどの軽金属として枠の軽量化を図ると共に、各辺枠を連結する丁番には、鋼板などの高強度の金属を使用して高い強度を保持させることができる。
また、各丁番の軸受部と軸支部を断面コ字状として回動可能に嵌合させると共に、軸受部と軸支部の幅を取付部の幅より狭く形成しているため、丁番の連結部の曲げ強度などを高強度としながら、折り畳み時には丁番の各回動部材を円滑に回動させてスムーズに折り畳むことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は遊技機の枠装置の正面図を示し、図2はその左側面図を示し、図5は枠装置の分解正面図を示している。この枠装置は、ここではパチンコ遊技機の外枠を一例にして説明するが、他の枠に適用することもできる。
枠装置は、図1に示すように、概略的には、上辺を構成する上辺枠1と、下辺を構成する下辺枠2と、一方(左)の縦辺を構成する第1縦辺枠3と、他方(右)の縦辺を構成する第2縦辺枠4とを備え、上辺枠1と第1縦辺枠3を連結する第1上角部5は鋭角丁番10によって回動(開閉)可能に連結され、上辺枠1と第2縦辺枠4を連結する第2上角部6は鈍角丁番20によって回動(開閉)可能に連結されている。また、下辺枠2と第1縦辺枠3を連結する第1下角部7は鈍角丁番20によって回動(開閉)可能に連結され、下辺枠2と第2縦辺枠4を連結する第2下角部8は鋭角丁番10によって回動(開閉)可能に連結され、方形枠状の枠装置は、鋭角丁番10と鈍角丁番20を回動(開閉)動作させて、折り畳み可能に構成される。
ここで、上辺枠1、下辺枠2、第1縦辺枠3、及び第2縦辺枠4は、アルミニウムなどの軽金属により帯状に成形され、その中間部には、補強用のリブ1a,2a,3a,4aが長手方向に沿って且つ内側に突出して形成され、充分な曲げ強度を有し且つ軽量に構成されている。また、上辺枠1、下辺枠2、第1縦辺枠3、第2縦辺枠4の各上端部と下端部に、固定ねじを通すための固定孔が穿設され、各辺枠を鋭角丁番10又は鈍角丁番20の各回動部材の取付部11c、12c、21c、22cに連結固定する構造となっている。
第1上角部5と第2下角部8を各々鋭角側に回動可能に連結する鋭角丁番10には、その鋭角丁番10の第1回動部材11と第2回動部材12の開閉角度を直角状態にロックするロックピン14が設けられる。さらに、第2上角部6と第1下角部7を各々鈍角側に回動可能に連結する鈍角丁番20には、第1回動部材21と第2回動部材22の開閉角度を直角状態にロックするロックピン24が設けられ、このロックピン24は手動によりロックを外して直角から鈍角側に回動させる構造である。
鋭角丁番10は、図10に示すように、第1回動部材11と第2回動部材12を、枢軸13を介して直角から鋭角側につまり略0度の閉じ角まで回動可能に連結して構成される。第1回動部材11は、固定孔を設けた平板状の取付部11cと連続して断面コ字状の軸受部11aを設けて形成され、軸受部11aには枢軸13用の軸孔が穿設されると共に、軸孔の近傍に長孔11dが形成され、この長孔11dにはロックピン14が移動可能に挿通される。軸受部11aの幅は取付部11cの幅の約1/3程度と幅狭に形成され、後述の第2回動部材12の断面コ字状の軸支部12aの内側に嵌入可能な幅となっている。なお、第1、第2回動部材11,12の軸受部11a,12aは、断面L字状に形成することもできる。
さらに、板ばね15が、ロックピン14を長孔11d内で係止側に付勢するように、第1回動部材11の内側にリベットで取り付けられている。ロックピン14には2箇所に抜け防止用の止め輪が嵌着され、長孔11d内で且つ板ばね15内に保持されて移動可能となっている。
この板ばね15はばね板材を山形に曲折して形成され、その山形の内側にロックピン14が嵌入され、ロックピン14は板ばね15により第2回動部材12の係止部12bに係止される側に付勢される。また、図16に示すように、閉じた枠装置を開くとき、第2回動部材12の係止部12bはロックピン14を板ばね15の付勢力に抗して移動させる。そして、第1回動部材11と第2回動部材12が直角に開いたとき、係止部12bがロックピン14を乗り越えて係止され、ロックピン14は板ばね15により係止側に付勢され、直角状態を保持する構造となっている。さらに、図10に示すように、第1回動部材11の軸受部11aの先端に、ストッパ部11bが突設され、図12に示すように、第1回動部材11と第2回動部材12が直角に開いたとき、ストッパ部11bが第2回動部材12の縁部に当たり停止する構造となっている。
一方、鋭角丁番10の第2回動部材12は、図10に示すように、固定孔を設けた平板状の取付部12cと連続して断面コ字状の軸支部12aを設けて形成され、軸支部12aには枢軸13が水平に支持される。この軸支部12aの内側に上記第1回動部材11の軸受部11aが挿入され、その軸受部11aの軸孔にこの枢軸13が挿通される。これにより、第1回動部材11と第2回動部材12は、枢軸13を軸に、直角から鋭角側に回動可能に連結され、最大開放角度90度(直角状態)から閉じ角度0度までの範囲で回動する構造となっている。また、この第2回動部材12の軸支部12aの先端上部には、上記ロックピン14に係止可能な係止部12bが設けられ、図12に示すように、第1回動部材11と第2回動部材12を直角状態まで回動させたとき、係止部12bがロックピン14を乗り越えた後、ロックピン14に係止されて停止する。
鈍角丁番20は、図11に示すように、第1回動部材21と第2回動部材22を、枢軸23を軸に直角から鈍角側に、つまり略180度の開放角まで回動(開閉)可能に連結して構成される。第1回動部材21は、固定孔を設けた平板状の取付部21cと連続して断面コ字状の軸受部21aを設けて形成され、軸受部21aには枢軸23用の軸孔が穿設されると共に、軸孔の近傍に長孔21dが形成され、この長孔21dにはロックピン24が移動可能に挿通される。軸受部21aの幅は取付部21cの幅の約1/3程度と幅狭に形成され、後述の第2回動部材22の断面コ字状の軸支部22aの内側に挿入可能な幅となっている。なお、第1、第2回動部材21,22の軸受部21a,22aは、断面L字状に形成することもできる。
さらに、板ばね25が、ロックピン24を長孔21d内で係止側に付勢するように、第1回動部材21の内側にリベットで取り付けられている。ロックピン24には2箇所に抜け防止用の止め輪が嵌着され、長孔21d内で且つ板ばね25に接触して移動可能となっている。
この板ばね25はばね板材を山形に曲折して形成され、その山形の外側にロックピン24が接触して配置され、図13、17に示すように、長孔21d内のロックピン24を枢軸23側、つまり、第2回動部材22の係止部22bに係止させる側に付勢する。そして、第1回動部材21と第2回動部材22が鈍角から直角状態になったとき、ロックピン24を手動で動かして板ばね25の山を乗り越えさせ、第2回動部材22の係止部22bにロックピン24を係止させ、図13のように、鈍角丁番20を直角に保持する構造となっている。また、第1回動部材21の軸受部21aの先端に、ストッパ部21bが突設され、図13に示すように、第1回動部材21と第2回動部材22が直角状態となったとき、ストッパ部21bが第2回動部材22の縁部に当たり停止する構造となっている。
一方、鈍角丁番20の第2回動部材22は、図11に示すように、固定孔を設けた平板状の取付部22cと連続して断面コ字状の軸支部22aを設けて形成され、軸支部22aには枢軸23が水平に支持される。この軸支部22aの内側に上記第1回動部材21の軸受部21aが挿入され、その軸受部21aの軸孔にこの枢軸23が挿通され、第1回動部材21と第2回動部材22は、枢軸23を軸に、直角から鈍角側に回動可能に連結され、直角から略180度の開き角度までの範囲で回動する。また、この第2回動部材22の軸支部22aの先端上部には、上記ロックピン24に係止可能な係止部22bが設けられ、図13に示すように、第1回動部材21と第2回動部材22を直角状態に回動させたとき、手動操作によりロックピン24を移動させて、第2回動部材22の係止部22bにロックピン24を係止させ、鈍角丁番20の開き角度を直角に保持する構造となっている。
上記構成の鋭角丁番10は、図12に示すように、方形枠の第1上角部5と、第1上角部5の対角線上にある第2下角部8とに取り付けられ、第1上角部5の鋭角丁番10の第1回動部材11の取付部11cに、上辺枠1の左端部が固定ねじにより締付固定され、鋭角丁番10の第2回動部材12の取付部12cには第1縦辺枠3の上端部が固定ねじにより締付固定される。同様に、第2下角部8の鋭角丁番10の第1回動部材11の取付部11cには、下辺枠2の右端部が固定ねじにより締付固定され、その鋭角丁番10の第2回動部材12の取付部12cには第2縦辺枠4の下端部が固定ねじにより締付固定される。
一方、上記構成の鈍角丁番20は、図13に示すように、方形枠の第2上角部6と、第2上角部6の対角線上にある第1下角部7とに取り付けられ、第2上角部6の鈍角丁番20の第1回動部材21の取付部21cに、上辺枠1の右端部が固定ねじにより締付固定され、鈍角丁番20の第2回動部材22の取付部22cには第2縦辺枠4の上端部が固定ねじにより締付固定される。同様に、第2上角部6の鈍角丁番20の第1回動部材21の取付部21cには、下辺枠2の左端部が固定ねじにより締付固定され、その鈍角丁番20の第2回動部材22の取付部22cには第1縦辺枠3の下端部が固定ねじにより締付固定される。
なお、枠装置の第1上角部5には、パチンコ遊技機の前枠用の上ヒンジ金具31が固定される。上ヒンジ金具31は、図5、6のように、平板状の取付部31aの上部に水平板部31bを直角に折り曲げ、その水平板部31bに軸孔31cを穿設して形成される。また、その下方の第1下角部7に、前枠用の下ヒンジ金具32が固定される。下ヒンジ金具32は、図5、6のように、平板状の取付部32aの上部に水平板部32bを直角に折り曲げ、その水平板部32bに軸ピン32cを上向きに突設して形成される。
また、枠装置の第2上角部6には、上角保護金具33が固定される。上角保護金具33は、図5、7、8に示すように、平板状の取付部33aの上部に水平板部33bを直角に折り曲げて形成され、鈍角丁番20の正面側の角部を覆って保護するように、その第2回動部材22の取付部22cに対し固定ねじで取り付けられる。さらに、その下方の第2下角部8には、下角保護金具34が鋭角丁番10の下角部を覆ってその第2回動部材12の取付部12cに固定される。下角保護金具34は、図5,7,9に示すように、側面に平板状の取付部34aを有し、その取付部34aから底部側に底板34bを直角に折り曲げ、さらに正面側に正面板34cを直角に折り曲げ、正面板34cの前部に突出部34dを設けて構成される。
なお、枠装置は、パチンコ遊技機の外枠として形成され、外枠の前面側には、上ヒンジ金具31と下ヒンジ金具32を介して前枠が開閉可能に装着され、前枠には図示しない施錠装置が取り付けられるが、その施錠装置のフックが係止される受け金具35が第2縦辺枠4の内側の所定位置に固定されている。
次に、上記構成の枠装置の使用態様を説明する。この枠装置は、製造された状態或いは使用状態で、図14(a)に示すように、長方形の枠状に形成される。このような方形の枠装置において、折り畳む際には、先ず、第2上角部6と第1下角部7における各鈍角丁番20、20のロックピン24、24を、長孔21d内で板ばね25を押えながら反枢軸側に移動させ、第2回動部材22の係止部22bとの係止状態を解除する。
これにより、第2上角部6と第1下角部7の鈍角丁番20、20は、その第1回動部材21と第2回動部材22との角度を直角から鈍角側に開くように回動可能となり、第1上角部5と第2下角部8の各鋭角丁番10、10は、第2回動部材12の係止部12bがロックピン24を乗り越えて、第1回動部材11と第2回動部材12が直角から鋭角側に回動可能である。したがって、図14(b)のように、枠装置の斜め上から折り畳む方向に軽い力を加えると、第1上角部5と第2下角部8の各鋭角丁番10、10が直角から鋭角側に回動し、第2上角部6と第1下角部7の各鈍角丁番20、20が直角から鈍角側に回動する。
そして、図15(a)のように、さらに方形枠を折り畳む方向に力を加えると、第1上角部5と第2下角部8の各鋭角丁番10、10が鋭角側に回動し、第2上角部6と第1下角部7の各鈍角丁番20、20がさらに鈍角側に回動し、最終的には、図15(b)の如く、上辺枠1の側面が第1縦辺枠3の側面に当接するまで鋭角丁番10と鈍角丁番20が回動し、且つ下辺枠2の側面が第2縦辺枠4の側面に当接するまで鋭角丁番10と鈍角丁番20が回動し、折畳み状態となる。
このように、本枠装置は、第2上角部6と第1下角部7の各鈍角丁番20のロックピン24を、手動で動かして第2回動部材22の係止部22bとの係合を外し、枠を折り畳む方向に軽く力を加えるだけの簡単な操作で、折り畳むことができる。
また、このとき、上辺枠1、下辺枠2、第1縦辺枠3、及び第2縦辺枠4が図15(b)のように棒状又は帯板状に折り畳まれるから、遊技機の外枠を製造する製造工場などで製造された枠装置を保管する際、折り畳んで棒状又は帯板状とし、それらを容易に積み重ねて保管することができ、方形枠状の枠装置をそのまま保管する場合に比べ、極めて少ない保管スペースで多くの枠装置を保管することができる。
また、外枠製造工場などで製造された枠装置を、遊技機メーカーなどに輸送する際にも、棒状に折り畳んで積載し、運送するから、方形枠状の枠装置をそのまま積載して運搬する場合に比べ、運送の際の積荷スペースを大幅に低減することができ、枠装置の運送効率を大きく向上させることができる。
一方、折り畳んだ状態の枠装置を方形枠にする場合、第2上角部6を上方に持ち上げる。このとき、枠装置は、その第1上角部5の鋭角丁番10、第2下角部8の鋭角丁番10が鋭角を広げるように、第2上角部6の鈍角丁番20、第1下角部7の鈍角丁番20が鈍角を閉じるように、回動し、図15(b)の棒状から図15(a)、図14(b)の菱形を経て、図14(a)のような方形形状になる。
このとき、第1上角部5の鋭角丁番10、第2下角部8の鋭角丁番10は、第1回動部材11と第2回動部材12の角度が直角になると、第2回動部材12の係止部12bがロックピン14に自動的に係止され、直角状態に保持される状態となる。
一方、第2上角部6の鈍角丁番20、第1下角部7の鈍角丁番20においては、第1回動部材21と第2回動部材22の角度が直角状態になったとき、手動により両鈍角丁番20,20の各ロックピン24を枢軸23側に(板ばね25の山を越えるように)動かし、ロックピン24を第2回動部材22の係止部22bに係止させ、これにより、直角状態が保持される。
このように、棒状の方形枠を広げて各角部を直角とし、鈍角丁番20,20の各ロックピン24を動かしてロックするという簡単な操作で、折り畳んだ状態の枠装置を、方形枠の使用状態に戻すことができる。
なお、本発明の枠装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、下記のような形態でも実施可能である。
1.第1上角部と第2下角部に鈍角丁番を使用し、第2上角部と第1下角部に鋭角丁番を使用し、上記とは左右逆方向に折り畳むように構成することもできる。
2.上記実施形態では、鈍角丁番20のロックピン24を手動で動かして直角にロックし、且つ手動で外して折り畳む構造としたが、鈍角丁番のロックピンを自動的に係止部に係止させ又は係止を解除し、鋭角丁番のロックピンを手動によりロックし又はロックを解除するように構成することもできる。
本発明の一実施形態を示す枠装置の正面図である。 同枠装置の左側面図である。 同枠装置の右側面図である。 同枠装置の平面図(a)と底面図(b)である。 同枠装置の分解正面図である。 第1縦辺枠、鋭角丁番、鈍角丁番などの分解左側面図である。 第2縦辺枠、鋭角丁番、鈍角丁番などの分解右側面図である。 上辺枠、鋭角丁番、鈍角丁番などの分解平面図である。 下辺枠、鋭角丁番、鈍角丁番などの分解底面図である。 鋭角丁番の分解正面図(a)、同分解平面図(b)、同分解左側面図(c)である。 鈍角丁番の分解正面図(a)、同分解平面図(b)、同分解右側面図(c)である。 直角状態の第1上角部の拡大正面図(a)と直角状態の第2下角部の拡大正面図(b)である。 直角状態の第2上角部の拡大正面図(a)と直角状態の第1下角部の拡大正面図(b)である。 折り畳む際の説明図を示し、(a)は方形状態の正面説明図、(b)は菱形状態の正面説明図である。 (a)はさらに偏平な菱形状態の正面説明図、(b)は完全に折り畳まれて棒状となった状態の正面説明図である。 鋭角状態の第1上角部の拡大正面図(a)と鋭角状態の第2下角部の拡大正面図(b)である。 鈍角状態の第2上角部の拡大正面図(a)と鈍角状態の第1下角部の拡大正面図(b)である。
符号の説明
1 上辺枠
2 下辺枠
3 第1縦辺枠
4 第2縦辺枠
5 第1上角部
6 第2上角部
7 第1下角部
8 第2下角部
10 鋭角丁番
11 第1回動部材
11a 軸受部
11b ストッパ部
11c 取付部
11d 長孔
12 第2回動部材
12a 軸支部
12b 係止部
12c 取付部
13 枢軸
14 ロックピン
20 鈍角丁番
21 第1回動部材
21a 軸受部
21b ストッパ部
21c 取付部
21d 長孔
22 第2回動部材
22a 軸支部
22b 係止部
22c 取付部
23 枢軸
24 ロックピン
31 上ヒンジ金具
32 下ヒンジ金具

Claims (7)

  1. 上辺を構成する上辺枠と、下辺を構成する下辺枠と、一方の縦辺を構成する第1縦辺枠と、他方の縦辺を構成する第2縦辺枠とを備えて方形に形成された遊技機の枠装置であって、
    該上辺枠と該第1縦辺枠を連結する第1上角部は直角から鋭角側に開閉する鋭角丁番によって回動可能に連結され、該上辺枠と該第2縦辺枠を連結する第2上角部は直角から鈍角側に開閉する鈍角丁番によって回動可能に連結され、該下辺枠と該第1縦辺枠を連結する第1下角部は直角から鈍角側に開閉する鈍角丁番によって回動可能に連結され、該下辺枠と該第2縦辺枠を連結する第2下角部は直角から鋭角側に開閉する鋭角丁番によって回動可能に連結され、該第1上角部、第2下角部の各鋭角丁番、及び第2上角部、第1下角部の各鈍角丁番には、丁番の各回動部材の開閉角度を直角状態にロックするロック部材が設けられ、少なくとも2箇所のロック部材のロックを解除したとき、該各角部の鋭角丁番または鈍角丁番の各回動部材が回動可能となり、各該鋭角丁番が直角から鋭角側に回動し、各該鈍角丁番が直角から鈍角側に回動して、該上辺枠の側面を該第1縦辺枠または第2縦辺枠の側面に当接させ、且つ該下辺枠の側面を該第1縦辺枠または第2縦辺枠の側面に当接させるように各該鋭角丁番と各該鈍角丁番の各回動部材を回動させて折り畳むことを特徴とする遊技機の枠装置。
  2. 前記ロック部材は前記鋭角丁番または鈍角丁番の回動部材に設けた長孔に移動可能に支持され、対応する他方の回動部材に、該ロック部材に係止される係止部が形成され、該鋭角丁番の回動部材には該1対の回動部材を鋭角から直角まで回動させたとき、他の部材に当たって停止するストッパ部が設けられ、該鈍角丁番の回動部材には該1対の回動部材を鈍角から直角まで回動させたとき、他の部材に当たって停止するストッパ部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の枠装置。
  3. 前記鋭角丁番または鈍角丁番の回動部材に設けた前記ロック部材を、前記他方の回動部材に設けた係止部に係止させるように、付勢するばね部材が設けられたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の枠装置。
  4. 前記鋭角丁番は、第1回動部材に設けた軸受部に第2回動部材に設けた軸支部の枢軸を介して支持させ、直角から直角未満の角度間で相互に回動可能に軸支して構成され、該軸受部と該軸支部は、取付孔を設けた取付部より狭い幅で断面コ字状に曲折形成されて、相互に回動可能に嵌合されると共に、該枢軸により連結されたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の枠装置。
  5. 前記鋭角丁番の第1回動部材と第2回動部材間を鋭角から直角状態に回動させたとき、他方の回動部材に当たって停止するストッパ部が前記軸受部の縁部に設けられたことを特徴とする請求項4記載の遊技機の枠装置。
  6. 前記鈍角丁番は、第1回動部材に設けた軸受部に第2回動部材に設けた軸支部の枢軸を介して支持させ、直角から直角を超える角度間で相互に回動可能に軸支して構成され、該軸受部と該軸支部は、取付孔を設けた取付部より狭い幅で断面コ字状に曲折形成されて、相互に回動可能に嵌合されると共に、該枢軸により連結されたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の枠装置。
  7. 前記鈍角丁番の第1回動部材と第2回動部材間を鈍角から直角状態に回動させたとき、他方の回動部材に当たって停止するストッパ部が前記軸受部の縁部に設けられたことを特徴とする請求項6記載の遊技機の枠装置。
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