JP5021773B2 - 車両用空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されて乗員用のキャビンの空調を行うためのヒートポンプ式の車両用空調システムに関する。
車両、例えば、内燃エンジンを組み込むエンジン自動車、エンジンと二次電池(又は二次電池と燃料電池等)とを併用するハイブリッド自動車、電気自動車及び燃料電池自動車等の自動車に対応して、種々の車両用空調システムが用いられている。
車両用空調システムとして、ヒートポンプ式空調装置が採用されている。例えば、特許文献1に開示されている自動車用冷暖房装置は、図8に示すように、コンプレッサ1、室外コンデンサ2、リキッドタンク3、膨脹弁4及び室内エバポレータ5を、この順序で冷媒配管6により連結している。
コンプレッサ1から吐出された冷媒を、室外コンデンサ2をバイパスさせて、直接、リキッドタンク3に導くバイパス管7が設けられるとともに、室外コンデンサ2の入口側配管に第1電磁弁8aが設けられている。さらに、バイパス管7には、室内コンデンサ2a及び第2電磁弁8bが設けられている。
そして、コンプレッサ1から吐出された冷媒を、冷房運転時には、第1電磁弁8aを開き且つ第2電磁弁8bを閉じて室外コンデンサ2側に導く一方、暖房運転時には、前記第1電磁弁8aを閉じ且つ前記第2電磁弁8bを開いてバイパス管7側に導くようにしている。
室外コンデンサ2の出口とコンプレッサ1の入口とを直接連通させる冷媒回収管9が設けられ、該冷媒回収管9に第3電磁弁8cが設けられている。そして、暖房運転が選択されたときに、第1電磁弁8a、第2電磁弁8b及び第3電磁弁8cの開閉を制御することにより、室外コンデンサ2に滞留している冷媒を暖房サイクル内に回収するようにしている。
特許第3929606号
上記の特許文献1では、室外コンデンサ2とレシーバタンクであるリキッドタンク3とを有するレシーバサイクルが採用されている。このため、液ラインにキャビテーション(液状冷媒の気化)が発生し、膨脹弁4の開度に対して冷媒流量の不足が惹起され易いという問題がある。
しかも、レシーバサイクルでは、比較的冷房性能が低い。従って、冷房性能を高めようとすると、使用冷媒量や重量が増加してしまい、車両への搭載性が低下するという問題及びコンプレッサ1の能力増大が必要となって燃費性能が低下するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、冷媒体を安定して循環させるとともに、熱交換効率の向上を図り、良好な空調性能を維持することが可能な車両用空調システムを提供することを目的とする。
本発明は、圧縮機を介して冷媒体を循環させるヒートポンプ循環路に配置され、前記冷媒体と外気とで熱交換を行うコンデンサと、前記コンデンサから送られる前記冷媒体を減圧させる膨張弁と、前記ヒートポンプ循環路に配置され、前記膨張弁を通過した前記冷媒体と空調用空気とで熱交換を行う第1エバポレータと、前記ヒートポンプ循環路に配置され、前記圧縮機から送出される前記冷媒体と前記第1エバポレータを通過した前記空調用空気とで熱交換を行うヒータと、前記ヒートポンプ循環路から分岐する分岐路に配置され、車両の内外から得られて前記冷媒体よりも高い温度である熱媒体と前記冷媒体とで熱交換を行う第2エバポレータとを備えるヒートポンプ式の車両用空調システムに関するものである。
この車両用空調システムは、コンデンサの下流と膨張弁との間には、気液分離部及びサブコンデンサが配設されるとともに、ヒートポンプ循環路は、前記コンデンサと前記気液分離部との間に設けられる分岐部を介して圧縮機に連通する冷媒体回収流路と、暖房時に、第2エバポレータを通過した冷媒体が、第1エバポレータを迂回して前記圧縮機に送られるバイパス路とを備えている。
また、この車両用空調システムは、冷媒体回収流路には、圧縮機から分岐部に向かう冷媒体の流れを規制する逆流防止手段が設けられることが好ましい。
さらに、この車両用空調システムは、冷媒体回収流路には、暖房時に開放される一方、冷房時に閉塞される開閉弁が設けられることが好ましい。
さらにまた、この車両用空調システムは、暖房運転と冷房運転とを切り換え制御するとともに、開閉弁の開閉制御を行う制御部を備え、暖房時に、前記制御部は、前記開閉弁を開放させた後、圧縮機を規定時間だけ起動させ、さらに前記開閉弁を閉塞させることが好ましい。
また、この車両用空調システムは、第2エバポレータで冷媒体と熱交換を行う熱媒体は、前記冷媒体よりも高温な媒体であることが好ましい。
本発明では、コンデンサの内部に滞留する冷媒体が、前記コンデンサと気液分離器との間に設けられる冷媒体回収流路に発生する圧力差を利用して圧縮機側に回収される。従って、コンデンサの内部に滞留する冷媒体は、容易且つ迅速に回収され、前記コンデンサの性能低下を良好に抑制することが可能になる。
しかも、上流に分岐部を有する気液分離部の下流には、サブコンデンサが配設されている。このため、サブコンデンサは、冷房時及び暖房時にサブクール部として機能することができ、例えば、暖房時のためにのみ使用されるサブクール部を設ける必要がない。
これにより、簡単且つ経済的な構成で、冷媒体を安定して循環させるとともに、熱交換効率の向上を図り、良好な空調性能を維持することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る車両用空調システムの概略ブロック図である。 前記車両用空調システムの暖房運転時の概略説明図である。 前記車両用空調システムの動作を説明するフローチャートである。 前記車両用空調システムの冷房運転時の概略説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用空調システムの概略ブロック図である。 前記車両用空調システムの暖房運転時の概略説明図である。 前記車両用空調システムの冷房運転時の概略説明図である。 特許文献1に開示されている自動車用冷暖房装置の説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る車両用空調システム10は、自動車(車両)12に搭載されており、乗員用のキャビン(車室)14の空調を行う。
空調システム10は、コンプレッサ(圧縮機)16を介して冷媒体を循環させるヒートポンプ循環路18を備える。ヒートポンプ循環路18には、冷媒体と外気とで熱交換を行うコンデンサ20と、前記コンデンサ20から送られる前記冷媒体を減圧させる膨張弁22と、前記膨張弁22を通過した前記冷媒体と空調用空気とで熱交換を行う第1エバポレータ24と、前記コンプレッサ16から送出される前記冷媒体と前記第1エバポレータ24を通過した前記空調用空気とで熱交換を行うヒータ26とが配置される。
ヒートポンプ循環路18から分岐路28が分岐するとともに、前記分岐路28には、自動車12の内外から得られる熱媒体、例えば、キャビン14から前記自動車12の外に排出される熱媒体(キャビン14からの排熱気体)と冷媒体で熱交換を行う第2エバポレータ30が配置される。
ここで熱交換される熱媒体は、キャビン14からの排熱気体であるため、前記キャビン14の持つ熱を無駄に捨てずに有効利用することができる。また、空調システム10の暖気起動時に、キャビン14の暖気に供された熱を回収し、再投入することができるため、迅速な立ち上がりが遂行されるという利点がある。
コンデンサ20の下流と膨張弁22との間には、第1逆流防止弁(逆流防止手段)32a、気液分離部34及びサブコンデンサ(サブクールコンデンサ)36の順に配設される。コンデンサ20の上流側には、電磁弁(開閉弁)38aが配置される。ヒートポンプ循環路18は、コンデンサ20をバイパスして気液分離部34に接続される第1バイパス路40aを備える。この第1バイパス路40aには、電磁弁(開閉弁)38bが配置される。
ヒートポンプ循環路18は、コンデンサ20と気液分離部34との間に設けられる分岐部42を介してコンプレッサ16に連通する冷媒体回収流路44を備える。冷媒体回収流路44には、コンプレッサ16から分岐部42に向かう冷媒体の流れを規制する第2逆流防止弁(逆流防止手段)32bと、電磁弁(開閉弁)38cとが設けられる。
膨張弁22は、空調用空気を冷却する第1エバポレータ24から送出された冷媒体の温度を検出する手段(図示せず)を有する。この膨張弁22は、第1エバポレータ24から送出された冷媒体の温度に応じて、開度を自動的に変更させることにより、冷媒体流量を変更可能に構成される。
ヒートポンプ循環路18には、膨張弁22に近接する部位と、分岐路28の入り口側との接続部位に対応して、三方弁46aが配置される。ヒートポンプ循環路18には、第1エバポレータ24をバイパスする第2バイパス路40bの出口部と前記ヒートポンプ循環路18との接続部位に対応して、三方弁46bが配置される。第2エバポレータ30は、自動車12の後部側に配置される(図2参照)。
第1エバポレータ24とヒータ26との間には、前記第1エバポレータ24により冷却された空調用空気を前記ヒータ26を迂回させてキャビン14に送出するためのエアミックスダンパ48が設けられる。
自動車12には、外気を空調用空気として取り入れるための外気取り入れ口50が形成される。この外気取り入れ口50の下流には、第1エバポレータ24及びヒータ26が、この順に配置される。空調システム10は、電磁弁38a〜38cの開閉制御及び三方弁46a、46bの切換制御を行って暖房運転と冷房運転との切り換え制御する流路切換手段として機能するとともに、前記空調システム10全体の駆動制御を行うための制御部(ECU)52を備える(図1参照)。
このように構成される空調システム10の動作について、図3に示すフローチャートに沿って以下に説明する。
先ず、空調システム10において、暖房モードが選択されたか否かが判断され(ステップS1)、暖房モードが選択されると(ステップS1中、YES)、ステップS2に進む。ステップS2では、電磁弁38aが閉塞される一方、電磁弁38b、38cが開放される。
そして、図2に示すように、ステップS3に進んで、コンプレッサ16が駆動される。これにより、コンプレッサ16からヒートポンプ循環路18に冷媒体が送出される。この冷媒体は、ヒータ26に供給され、このヒータ26で空調用空気と熱交換(放熱)を行い、前記空調用空気を昇温させる。
ヒータ26から排出される冷媒体は、電磁弁38aが閉塞される一方、電磁弁38bが開放されるため、第1バイパス路40aを通り、コンデンサ20を迂回して気液分離部34に直接送られる。冷媒体は、気液分離部34からサブコンデンサ36を通って冷却された後、膨張弁22に送られる。
膨張弁22で減圧された冷媒体は、三方弁46aを介して分岐路28に分岐され、第2エバポレータ30に導入される。第2エバポレータ30では、冷媒体がキャビン14内の熱源と熱交換を行った後、第1エバポレータ24を迂回して第2バイパス路40bから膨張弁22を通って、再度、コンプレッサ16に送られる。
この場合、第1の実施形態では、コンデンサ20と気液分離部34との間に設けられる分岐部42を介してコンプレッサ16に連通する冷媒体回収流路44を備えるとともに、この冷媒体回収流路44に設けられる電磁弁38cは、開放されている。
従って、上記の暖房運転時に、コンプレッサ16が駆動されると、冷媒体回収流路44には、圧力差が発生する。具体的には、冷媒体回収流路44では、分岐部42側の圧力に対してコンプレッサ16側の圧力が低くなっている。このため、コンデンサ20の内部に滞留する液状冷媒体は、冷媒体回収流路44の圧力差により、前記冷媒体回収流路44を流通してコンプレッサ16側に強制的に吸引(回収)される。
これにより、コンデンサ20の内部に滞留する液状冷媒体は、容易且つ迅速に回収され、前記コンデンサ20の性能低下が良好に抑制されるという効果が得られる。
さらに、暖房時には、ヒータ26の下流は、コンデンサ20をバイパスして気液分離部34に、直接、連結されている。このため、気液分離部34は、サブクールタンクとして機能するとともに、サブコンデンサ36は、サブクール部として機能することができる。
従って、冷媒体は、完全な液媒体として膨張弁22に導入することが可能になり、気体の巻き込みを良好に阻止することができる。これにより、ヒートポンプ循環路18には、冷媒体を安定して循環させることが可能になり、熱交換効率の向上が容易に図られる。
しかも、気液分離部34は、サブクールタンクとして用いられている。このため、十分な冷媒体量を確保することができ、特に過渡運転時にも冷媒体不足による空調性能の低下を抑制することが可能になる。
さらに、第1の実施形態では、暖房時のためにのみ使用されるサブクールタンク及びサブクール部を設ける必要がない。気液分離部34及びサブコンデンサ36を、冷房時にも共用することができるからである。
これにより、簡単且つ経済的な構成で、冷媒体を安定して循環させるとともに、熱交換効率の向上を図り、良好な空調性能を維持することが可能になるという効果が得られる。
次いで、コンプレッサ16が所定時間(規定時間)だけ駆動されると(ステップS4中、YES)、ステップS5に進んで、電磁弁38cが閉塞される。このため、コンデンサ20からの冷媒体の回収処理が停止され、空調システム10は、通常の暖房運転に移行する。さらに、暖房運転が停止されたと判断されると(ステップS6中、YES)、空調システム10が停止される。
一方、ステップS1において、暖房モードでないと判断されると(ステップS1中、NO)、ステップS7に進んで、冷房モードであるか否かが判断される。冷房モードでないと判断されると(ステップS7中、NO)、ステップS6に進み、冷房モードであると判断されると(ステップS7中、YES)、ステップS8に進む。
ステップS8では、電磁弁38aが開放される一方、電磁弁38b、38cが閉塞される。そして、ステップS9に進んで、コンプレッサ16が起動される。従って、空調システム10では、図4に示すように、冷房運転が開始される。
この冷房運転時には、電磁弁38aが開放されてコンデンサ20がヒートポンプ循環路18に接続される。一方、三方弁46a、46bの切替作用下に、分岐路28がヒートポンプ循環路18から遮断され、且つ第1エバポレータ24が前記ヒートポンプ循環路18に接続される。そして、エアミックスダンパ48は、全閉姿勢に配置される。
このため、コンプレッサ16の作用下に、圧縮されて高温となった冷媒体は、ヒータ26を通過してコンデンサ20、気液分離部34及びサブコンデンサ36で冷却される。この冷媒体は、膨張弁22でさらに低温及び低圧の冷媒体となった後、第1エバポレータ24に供給される。従って、第1エバポレータ24では、低温の冷媒体が通過して空調用空気と熱交換することにより、前記空調用空気が冷却される一方、冷媒体は、吸熱後に膨張弁22からコンプレッサ16に戻される。
第1エバポレータ24により冷却された空調用空気は、エアミックスダンパ48の閉塞によってヒータ26で暖められることがなく、キャビン14に送出されるため、前記キャビン14の冷房が行われる。この冷房運転時には、気液分離部34により、冷媒体量の増減に対する緩衝作用を有することができる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る車両用空調システム60の概略構成説明図である。なお、第1の実施形態に係る空調システム10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
空調システム60は、自動車(車両)62に搭載される(図6参照)。図5及び図6に示すように、ヒートポンプ循環路18には、サブクールコンデンサであるコンデンサユニット64が配置されており、サブクールサイクルを構成する。コンデンサユニット64は、ヒータ26の下流に直列に連結され、冷房時に、冷媒体が流通されるメインコンデンサ(凝縮部)20a、気液分離式冷媒体貯留部(サブクールタンク)34a及びサブコンデンサ(過冷却部)36aを備える。
ヒートポンプ循環路18は、メインコンデンサ20aの端部に設けられる分岐部42aを介してコンプレッサ16に連通する冷媒体回収流路44aを備える。冷媒体回収流路44aには、第2逆流防止弁32b及び電磁弁38cが設けられる。
このように構成される第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、図3に示すフローチャートに沿って空調システム60の暖房運転及び冷房運転が行われる。
そして、空調システム60の暖房運転では、図6に示すように、電磁弁38aが閉塞される一方、電磁弁38b、38cが開放される。従って、暖房運転時には、メインコンデンサ20aの内部に滞留する液状冷媒体は、冷媒体回収流路44aに発生する圧力差によりコンプレッサ16側に吸引される。これにより、液状冷媒体が良好且つ確実に回収される等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
一方、空調システム60の冷房運転では、図7に示すように、電磁弁38aが開放される一方、電磁弁38b、38cが閉塞される。これにより、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上記の各実施形態に対し、第2エバポレータ30と熱交換される熱媒体は、キャビン14からの排熱気体の他、モータ類の放熱やバッテリの放熱、内燃機関を備える際には、該内燃機関の放熱、制御部52からの熱、さらには外気熱等、前記第2エバポレータ30に流れ込む冷媒体よりも高温な媒体であれば、いずれでも適用可能である。
また、流路切り換え用の三方弁46a、46bは、3方向の分岐と弁機構とが一体に構成されるもの以外に、分岐ブロックと電磁弁との組み合わせで流路切り換え可能に構成されていてもよい。
10、60…空調システム 12、62…自動車
14…キャビン 16…コンプレッサ
18…ヒートポンプ循環路 20…コンデンサ
20a…メインコンデンサ 22…膨張弁
24、30…エバポレータ 26…ヒータ
28…分岐路 32a、32b…逆流防止弁
34…気液分離部 34a…気液分離式冷媒体貯留部
36、36a…サブコンデンサ 38a〜38c…電磁弁
40a、40b…バイパス路 42、42a…分岐部
44、44a…冷媒体回収流路 52…制御部
64…コンデンサユニット

Claims (5)

  1. 圧縮機を介して冷媒体を循環させるヒートポンプ循環路に配置され、前記冷媒体と外気とで熱交換を行うコンデンサと、
    前記コンデンサから送られる前記冷媒体を減圧させる膨張弁と、
    前記ヒートポンプ循環路に配置され、前記膨張弁を通過した前記冷媒体と空調用空気とで熱交換を行う第1エバポレータと、
    前記ヒートポンプ循環路に配置され、前記圧縮機から送出される前記冷媒体と前記第1エバポレータを通過した前記空調用空気とで熱交換を行うヒータと、
    前記ヒートポンプ循環路から分岐する分岐路に配置され、車両の内外から得られて前記冷媒体よりも高い温度である熱媒体と前記冷媒体とで熱交換を行う第2エバポレータと、
    を備えるヒートポンプ式の車両用空調システムであって、
    前記コンデンサの下流と前記膨張弁との間には、気液分離部及びサブコンデンサが配設されるとともに、
    前記ヒートポンプ循環路は、前記コンデンサと前記気液分離部との間に設けられる分岐部を介して前記圧縮機に連通する冷媒体回収流路と、
    暖房時に、前記第2エバポレータを通過した前記冷媒体が、前記第1エバポレータを迂回して前記圧縮機に送られるバイパス路と、
    を備えることを特徴とする車両用空調システム。
  2. 請求項1記載の車両用空調システムにおいて、前記冷媒体回収流路には、前記圧縮機から前記分岐部に向かう前記冷媒体の流れを規制する逆流防止手段が設けられることを特徴とする車両用空調システム。
  3. 請求項1又は2記載の車両用空調システムにおいて、前記冷媒体回収流路には、暖房時に開放される一方、冷房時に閉塞される開閉弁が設けられることを特徴とする車両用空調システム。
  4. 請求項3記載の車両用空調システムにおいて、暖房運転と冷房運転とを切り換え制御するとともに、前記開閉弁の開閉制御を行う制御部を備え、
    暖房時に、前記制御部は、前記開閉弁を開放させた後、前記圧縮機を規定時間だけ起動させ、さらに前記開閉弁を閉塞させることを特徴とする車両用空調システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用空調システムにおいて、前記第2エバポレータで前記冷媒体と熱交換を行う前記熱媒体は、前記冷媒体よりも高温な媒体であることを特徴とする車両用空調システム。
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