JP5021283B2 - ディスペンサー付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスペンサーを備えた容器に関するものであり、ディスペンサーのヘッドを保護するオーバーキャップの内側にバージン機能を有する壁体を設け、これにより不正な開封を確実に防止しようとするものである。
シャンプーやリンス、美容液、乳液、化粧水あるいは液体石鹸等を入れた容器では、ノズルヘッドを押圧するのみで内容物を適量取り出すことができるディスペンサーを装着したものが数多く存在しており、ディスペンサーと容器本体との境界には肩カバーが配置された容器形態が存在している。
近年、この種の容器にあっては、不正な開封を防止することを目的として例えば肩カバーの上端に、破断部を介してオーバーキャップの内側でノズルヘッドを取り囲むバージンタイプのキャップ(一旦取り外したら再度取り付けることができないキャップ)を設け、オーバーキャップの取り外しのみではディスペンサーが使用できないように工夫された構造のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-44781号公報
しかしながら、上記のような従来のバージンキャップ付きの肩カバーは、セットの際に肩カバー下端に形成されたフランジを介してセットすることになるが、治具による保持部分が極めて小さく(狭い)、容器本体に組み付ける際に、容器本体に連係する肩カバーの内側でフランジ近傍に形成された連係部位(アンダーカット部)が治具等により径方向に強く押さえ込まれてしまうことによりアンダーカット部を形成した壁部が弾性変形しきれず組み付け難い状況となり、無理にセットした場合に該アンダーカット部のまくれや削れ等が発生し、その部位が当初の機能を果たせず肩カバーを容器本体に確実に取り付けることができないおそれがあるばかりか、さらに、保持部分の小ささ(狭さ)からセット時に天面を押圧した場合にはバージンキャップと肩カバーとの接続部である破断部に応力が集中してしまい、セット時に破断部が破壊されてしまう不具合があった。
本発明の課題は、上述したような従来の不具合を解消できる新規なディスペンサーで付き容器を提案するところにある。
本発明は、ヘッドを押圧することにより容器本体内に充填した内容物をノズルを通して噴出させるディスペンサー付きの容器であって、
前記ディスペンサーと容器本体の肩部との間に肩カバーを設け、
該肩カバーは、ヘッドの少なくとも下端部の周りを取り囲む小径環状体と、この小径環状体に鍔部を介してつながり容器本体の肩部を取り囲む大径環状体からなり、
前記小径環状体の上端部に、ヘッドの周りを全周にわたって包囲する引きむしり可能なバージンタイプの壁体を設け、
前記鍔部の直下に、一端が該鍔部に連結し、他端が容器本体の肩部に係合する弾性変位可能な係止片を設け
前記ヘッド及び肩カバーの小径環状体の何れか一方に縦溝を設け、もう一方に、該縦溝に嵌まり込み該ヘッドの回転を阻止する縦リブを設けたことを特徴とするディスペンサー付き容器である。
上記の構成になるディスペンサー付き容器において前記壁体は、前記ヘッドの全てを覆い隠す構造を有することができる。
肩カバーの小径環状体と、大径環状体の間に、それらを相互につなぐ鍔部を設け、この鍔部の下面に係止片を配置し、その上面に、取り付け治具の先端を当接させる等の方法で肩カバーを容器本体に取り付けるため、押圧部位が係止片から軸方向に離間した位置となり、係止片には一切余計な力が加わることがなく係止部位の変形が回避されるとともに、セット時においてもバージン機能を保った状態を確実に維持できることから、セット不良による製造工程でのロスをなくし、同機能を備えた製品の安定的な供給が可能となる。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明にしたがうディスペンサー付き容器の実施の形態を示した図(容器はスプレー容器とし、ディスペンサーはヘッドを押圧することで内部に配置したノズルピンを前後に移動させて内容物を噴出させるシャットオフタイプのものを例示してある)である。
図において1は内容物を充填した容器本体、2は容器本体1のステム1aにつながるディスペンサーである。3はディスペンサー2と容器本体1との間に設けられた肩カバーである。肩カバー3は、上端にフランジfを有し、ディスペンサー2のヘッド2aの少なくとも下端部の周りを取り囲む小径環状体3aと、容器本体1の肩部を取り囲む大径環状体3bからなっている。
また、4は上水平面s、下水平面s1を有し肩カバー3の小径環状体3a及び大径環状体3bを相互につなぐ鍔部、5は肩カバー3の小径環状体3aの上端(フランジf)で引きむしり片t(間隔を開けて複数個設けられる)を介して取り付けられたバージンタイプの壁体(リング状のカバーとして表示してある)、6は肩カバー3を容器本体1に固定保持する係止片である。この係止片6は、一端6aが鍔部4の下面に一体連結し、他端6bが容器本体1の肩部(マウンテンカップの下端)にアンダーカット係合する爪部6b′を有しており、一端6aを基点に弾性変位することができるようになっている。
さらに7は肩カバー3の小径環状体3aの側壁で着脱自在にアンダーカット係合するオーバーキャップである。
上記の構成になるディスペンサー付きの容器は、鍔部5の上水平面sをセット時の押圧部として、例えば上水平面sに、組み付け治具の先端を押し当てて肩カバー3を容器本体1に取り付けることができ、押圧部である上水平面sと係止片6間が軸方向に十分に離間しているので、セット時に係止片6の動きを阻害することはなく、係止片6の爪部6b′が押しつぶされるような力は一切かからず、肩カバー3を容器本体1にしっかりと取り付けることができる。
また、上水平面sを十分幅広に形成することが可能となり、セット時に押圧部である上水平面s以外の部分(壁体5の上面等)で押圧するのを回避することができ、セット時の引きむしり片tの破壊を防止し得る。
容器本体1内の内容物を噴出させるには、図2に示すようにオーバーキャップ7を取り外したのち、図3に示すようにバージンタイプの壁体5を回動させる等して引きむしり片tを破壊すればよい。
壁体5はリング状として引きむしり片tを境にそれそのものをそっくり取り外すものを例示したが、図4に示すように壁体5の上端から下端にかけて薄肉のラインLを形成し、そのラインLに沿って引きちぎるようにしてもよい。なお、壁体5に形成するラインLを引きむしり片tと同様、断続的に接続したり、肩カバー3との接続部のみを薄肉のラインLとして構成することも可能であり、また、引きむしり片tと薄肉のラインLとを適宜組み合わせるようにしてもよく、この点については任意に選択、組合せが可能である。
ディスペンサー2は容器本体1のステム1aに嵌合させただけでは、ステム1aの周りで回転可能であるので、ディスペンサー2のヘッド2aの外側壁に縦溝8を設け、肩カバー3の小径環状体3aの内壁に該縦溝8に嵌まり込む縦リブ9を設けてヘッドの回転を防止する。ここに、縦溝8は肩カバー3に、また、縦リブ9はディスペンサー2のヘッド2aの外側壁に設けてもよく、この点については限定されない。
図5は本発明に従うディスペンサー付き容器の他の実施の形態を示した図である。ここに示した例は、ポンプ機構10を備えたディスペンサー2を適用したものであり、この場合も上掲図1に示した肩カバー3と同様の構成のものを適用することができ、肩カバー3を容器本体1に取り付けるに際しては鍔部4の上水平面sに取り付け治具の先端等を当接させ、該肩カバー3を押し込んで係止片6の爪部6bを容器本体1の口部に配置されたキャップの筒体11の凹部11aに係合させればよい。
図6は、ディスペンサー2のヘッド2aにつき、ノズル部分のみを残して取り囲んだ構造のバージン壁部5を適用した参考例である。この参考例では、このような壁体5を適用することもでき、肩カバー3の組み付けに際しては、図7に示すようにノズル部分とバージン壁部5の開放部との位置合わせを行ない、ディスペンサー2の軸心Oとバージン壁部5の軸心O1をずらして容器本体1の肩部に落し込めばよい。
また、壁体5はディスペンサー2のヘッド2aを全て覆い隠す図8、図9に示すような構造のものを適用してもよいし、図9に示す如く、引きむしり片tを壁体5の下端側方に形成し肩カバー3と連結する構造のものを適用してもよい。
なお、図1〜9では、大径環状体3bの内側に肩カバー3を固定する係止片6を設けた場合について示したが、該大径環状体3bの下端にアンダーカット係合用の爪部を設け、この爪部で大径環状体3bを容器本体1の肩部に直接係止することも可能であり、このような構成を採用することで係止片6を省略できる利点がある。
係合部の潰れやまくれを起こすことなしに肩カバーを容器本体に確実に取り付けることができ、製造工程でのロス(歩留まり低下)がないディスペンサー付き容器が提供できる。
本発明にしたがうティスペンサー付き容器の実施の形態を示した図である。 図1の容器においてオーバーキャップを取り外した状態を示した図である。 図1の容器においてバージン壁部を引きむしった状態を示した図である。 バージン壁部の他の例を示した図である。 本発明にしたがうディスペンサー付き容器の他の実施の形態を示した図である。 参考例としてのバージン壁部を示した図である。 図6に示したバージン壁部の取り付け要領の説明図である。 本発明にしたがうバージン壁部の他の例を示した図である。 図8に示したバージン壁部の変形例を示した図である。
符号の説明
1 容器本体
1a ステム
2ディスペンサー
2a ヘッド
3肩カバー
3a 小径環状体
3b 大径環状体
4 鍔部
5 バージンタイプの壁体
6 係止片
7 オーバーキャップ
8 縦溝
9 縦リブ
10 ポンプ機構
11 筒体
11a 凹部

Claims (2)

  1. ヘッドを押圧することにより容器本体内に充填した内容物をノズルを通して噴出させるディスペンサー付きの容器であって、
    前記ディスペンサーと容器本体の肩部との間に肩カバーを設け、
    該肩カバーは、ヘッドの少なくとも下端部の周りを取り囲む小径環状体と、この小径環状体に鍔部を介してつながり容器本体の肩部を取り囲む大径環状体からなり、
    前記小径環状体の上端部に、ヘッドの周りを全周にわたって包囲する引きむしり可能なバージンタイプの壁体を設け、
    前記鍔部の直下に、一端が該鍔部に連結し、他端が容器本体の肩部に係合する弾性変位可能な係止片を設け
    前記ヘッド及び肩カバーの小径環状体の何れか一方に縦溝を設け、もう一方に、該縦溝に嵌まり込み該ヘッドの回転を阻止する縦リブを設けたことを特徴とするディスペンサー付き容器。
  2. 前記壁体は、前記ヘッドの全てを覆い隠す構造を有する、請求項に記載のディスペンサー付き容器。
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