JP5020767B2 - サプライポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンに搭載される蓄圧式燃料噴射装置のサプライポンプの構成に関する。
従来、プランジャバレル内にプランジャを往復動自在に設け、該プランジャを往復動させることにより燃料を吸入または吐出するサプライポンプは公知となっている。このようなものの中で、例えば、特許文献1に開示されるようなポンプにおいては、プランジャバレル(ピストンバレル)内を往復動するプランジャ(ピストン)の周方向に環状溝(円周溝)を形成し、プランジャバレルに形成した燃料戻し用通路(リーク孔)などを介して、加圧室(ポンプ室)からプランジャバレルとプランジャとの間を通って下方へ漏れる燃料が燃料吸入通路に還流可能とされていた。そして、前記環状溝が燃料吸入通路の圧力と同等の圧力を受ける構成とされ、該環状溝から漏れ落ちる燃料の低減が図られていた。
特開2002−54531号公報
しかし、前述のような構成では、加圧室から漏れた燃料を燃料吸入通路側に戻すために燃料戻し用通路を設けていたため、加工工数および加工コストが増大していた。さらに、燃料戻し用通路がピストンの軸心方向に対して略直交する方向に形成されていたため、プランジャバレル及びプランジャを軸心方向に大きくする必要があり、サプライポンプのコンパクト性が損なわれることがあった。
また、サプライポンプのコンパクト性を維持するために、燃料戻し用通路がピストンの軸心方向に対して斜め方向に形成されることもあるが、この場合には燃料戻し用通路の加工が面倒な作業となり、更に加工工数および加工コストが増大していた。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、プランジャバレル内にプランジャを往復動自在に設けて、該プランジャバレルとプランジャとの間に加圧室を形成し、該加圧室に燃料を吸入可能とする第一吸入ポートおよび第二吸入ポートと、該加圧室から燃料を吐出可能とする燃料吐出通路とを備えたサプライポンプにおいて、前記プランジャが下死点となる位置で、前記プランジャバレル内に前記プランジャの軸心方向に対して略直交する方向に設けた前記第二吸入ポートと、前記プランジャバレルの内周面に設けた環状溝とが、前記加圧室と連通する構成とし、前記環状溝を前記第二吸入ポートよりも下方に設けたものである。
たものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、プランジャバレル内にプランジャを往復動自在に設けて、該プランジャバレルとプランジャとの間に加圧室を形成し、該加圧室に燃料を吸入可能とする第一吸入ポートおよび第二吸入ポートと、該加圧室から燃料を吐出可能とする燃料吐出通路とを備えたサプライポンプにおいて、前記プランジャが下死点となる位置で、前記プランジャバレル内に前記プランジャの軸心方向に対して略直交する方向に設けた前記第二吸入ポートと、前記プランジャバレルの内周面に設けた環状溝とが、前記加圧室と連通する構成としたので、エンジン始動時などのエンジン回転数の低回転時に第二吸入ポートを加圧室へ燃料を吸入させるために用いるだけでなく、加圧室から漏れた燃料を燃料供給側に戻すために用いることも可能となり、別途燃料戻し用通路を設ける必要がなくなるため、サプライポンプのコンパクト性を維持しながら、加工工数および加工コストの低減を図ることができる。
さらに、プランジャに加わる側圧を周方向に略均一とすることが可能となり、耐焼付性を向上させることができる。
また、前記環状溝を前記第二吸入ポートよりも下方に設けたので、プランジャのプリストロークを環状溝ではなく、第二吸入ポートの位置で決めることになり、プリストロークの精度を高めることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施例に係るサプライポンプの全体的な構成を示した側面断面図である。
図2は実施例に係るプランジャが下死点に位置する場合のプランジャバレル及びプランジャ部の拡大断面図である。
図3は実施例に係るプランジャが上死点に位置する場合のプランジャバレル及びプランジャ部の拡大断面図である。
図4は他の構成例に係るプランジャが下死点に位置する場合のプランジャバレル及びプランジャ部の拡大断面図である。
図5は他の構成例に係るプランジャが上死点に位置する場合のプランジャバレル及びプランジャ部の拡大断面図である。
本発明の実施例に係るサプライポンプ1においては、図1に示すように、サプライポンプ本体2の上部に複数のプランジャバレル3が挿嵌されている。
各プランジャバレル3の下部内にはプランジャ4が上下方向に往復動自在に設けられ、その下部が当該プランジャバレル3の下端部から下方へ突出されている。そして、これらのプランジャバレル3及びプランジャ4の下方にスプリング受け5が配置されている。
スプリング受け5はプランジャバレル3から下方へ突出するプランジャ4の下端部と係合されて、該プランジャ4とともに上下方向に往復動可能とされている。このスプリング受け5とプランジャバレル3の下端部との間には、スプリング6がプランジャ4の軸心方向、つまり上下方向に伸縮するように介装され、該スプリング6の付勢力によりプランジャ4がスプリング受け5を介して下方へ付勢されている。
さらに、プランジャバレル3の下方にタペット7がプランジャ4と同一軸心上に配置され、サプライポンプ本体2に上下方向に往復動自在に設けられている。このタペット7は有底筒形状のタペットガイド7aと、タペットローラ7bとを有し、該タペットローラ7bをその下部が下方へ突出するようにタペットガイド7aの底部内に回転自在に支持して構成されている。
タペット7のタペットガイド7aの上部内には前記スプリング受け5が嵌設されて、該タペット7がスプリング受け5を介してプランジャ4とともにスプリング6の付勢力により下方へ付勢されている。このスプリング6による付勢によって、タペット7のタペットローラ7bがその下方に設けられたカム軸11上のカム12に圧接されている。
前記カム軸11はプランジャ4の軸心方向に対して直交する方向に配置され、サプライポンプ本体2の下部に回転自在に支持されている。カム軸11の両端部はサプライポンプ本体2から側方へ突出されており、その一端側にフィードポンプ15が設けられ、他端側に駆動ギヤ13が固設されている。この駆動ギヤ13を介してカム軸11にエンジンのクランク軸から動力が伝達されて、該カム軸11が回転されるようになっている。
サプライポンプ本体2内では、カム軸11の各タペット7に対向する位置にカム12がそれぞれ互いに適切な位相差をもって並列に設けられ、カム軸11の回転に伴って一体的に回転するようになっている。このカム12の回転は、前述のように、タペット7のタペットローラ7bが当該カム12に圧接した状態で行われるようになっている。
また、各プランジャバレル3の上部内には吸入側逆止弁21と、吐出側逆止弁22と、継手23とがプランジャ4と同一軸心上に配置され、該プランジャ4側から順に上方に向かって設けられている。これらの部材のうち上側に位置する継手23はプランジャバレル3から上方へ突出され、配管などと接続可能とされている。
一方、下側に位置する吸入側逆止弁21の下方では、プランジャバレル3とプランジャ4との間に加圧室25が形成されている。この加圧室25は、サプライポンプ本体2やプランジャバレル3等に形成された燃料吸入通路31を通じて図示しない燃料タンクに連通され、且つ、継手23やこれに接続された配管などで形成された燃料吐出通路32を通じて図示しない蓄圧室に連通されている。
燃料吸入通路31にはフィードポンプ15と吸入側逆止弁21とが設けられ、該フィードポンプ15により燃料タンクから圧送される燃料が吸入側逆止弁21を介して第一吸入ポート41から加圧室25に吸入可能とされている。燃料吐出通路32には吐出側逆止弁22が設けられ、加圧室25で高圧化された燃料が当該加圧室25から吐出側逆止弁22を介して吐出され、蓄圧室に圧送可能とされている。
こうして、カム軸11が回転されることで、フィードポンプ15が駆動されるとともに、該カム軸11上のカム12が回転されて、該カム12にてタペット7を介してスプリング6で下方へ付勢されたプランジャ4がプランジャバレル3内を上下方向に往復動され、これにより加圧室25への燃料の吸入と、加圧室25からの燃料の吐出とが交互に行われるようになっている。
すなわち、プランジャ4がスプリング6の付勢力にて下方へ付勢され、プランジャバレル3内で上死点から下降することで、燃料の吸入行程が開始され、フィードポンプ15により燃料タンクから燃料吸入通路31を通じて圧送される燃料が吸入側逆止弁21を介して第一吸入ポート41から加圧室25に吸入されるようになっている。
一方、プランジャ4がスプリング6の付勢力に抗してカム12に押し上げられ、下死点から上昇することで、燃料の吐出行程が開始され、加圧室25に吸入された燃料が加圧されて、高圧化した燃料が吐出側逆止弁22を介して吐出され、燃料吐出通路32を通じて蓄圧室へ圧送されるようになっている。
このような構成のサプライポンプ1において、プランジャバレル3には前記第一吸入ポート41とは別に加圧室25へ燃料を吸入可能とする第二吸入ポート42が設けられている。この第二吸入ポート42はプランジャ4の軸心方向に対して略直交する方向、つまり径方向に配置され、プランジャバレル3の上下中途部にその外周面から内周面を貫通するように形成されている。
前記第二吸入ポート42はプランジャバレル3の外周側で燃料吸入通路31に通じる燃料バイパス通路45と連通されている。一方、第二吸入ポート42はプランジャバレル3の内周側で、上下方向に往復動するプランジャ4が下死点に至ったとき、該プランジャ4の外周部上端位置よりも上方に位置して、加圧室25と連通されるようになっている。そして、この第二吸入ポート42は、プランジャ4が下死点からプリストローク上昇したとき、該プランジャ4の上端部外周よりも下方に位置して、該プランジャ4の外周面にて閉塞されるようになっている。
ここでのプリストロークとは、サプライポンプ1において、プランジャバレル3内で上下方向に往復動することにより燃料を吸入または吐出するプランジャ4の下死点から燃料の昇圧開始までのストロークである。
前記燃料バイパス通路45は、サプライポンプ本体2と、これに嵌設されたプランジャバレル3との間に形成された環状溝状の空間で構成され、吸入側逆止弁21よりも上流側で燃料吸入通路31と連通されている。
こうして、フィードポンプ15により燃料タンクから燃料吸入通路31を通じて圧送される燃料が、前述のように吸入側逆止弁21を介して第一吸入ポート41から加圧室25に吸入可能とされるとともに、燃料バイパス通路45を介して第二吸入ポート42から加圧室25に直接的に吸入可能とされている。
ここで例えば、第二吸入ポート42がなければ、エンジン回転数が低回転となるエンジンの始動時には、フィードポンプ15からの燃料の供給圧力が低いため、燃料吸入通路31の圧力が吸入側逆止弁21に備えられるスプリング27の付勢力に抗することができず、フィードポンプ15からの燃料が第一吸入ポート41を通じて加圧室25に吸入されなくなることがあった。そのため、燃料が蓄圧室に適切に圧送されず、エンジンの始動性が不安定となっていた。
そこで、第二吸入ポート42が始動用吸入ポートとして設けられ、フィードポンプ15からの燃料が吸入側逆止弁21を介して第一吸入ポート41から加圧室25に吸入されない場合でも、該第二吸入ポート42によって燃料の一部が加圧室25に吸入可能とされている。このようにして、エンジンの始動時であっても、燃料が蓄圧室に適切に圧送される構成とされ、安定した始動性の確保が図られている。
そして、本発明では、前記第二吸入ポート42を、加圧室25からプランジャバレル3とプランジャ4との間を通って下方へ漏れる燃料を燃料吸入通路31に戻すための燃料戻し用通路として兼用するために、次のようにプランジャバレル3およびプランジャ4が構成されている。
本実施の形態においては、図2および図3に示すように、第二吸入ポート42と上下位置があうように、環状溝51がプランジャバレル3の上下中途部の内周面に周方向に形成されている。具体的には、環状溝51はその上端位置が第二吸入ポート42の上端位置よりも下方に位置し、その下端位置が第二吸入ポート42の下端位置よりも下方に位置するように設けられている。つまり、環状溝51が第二吸入ポート42よりも下方に設けられている。こうして、プランジャ4が下死点に至ったときに、環状溝51がプランジャ4の外周部上端位置と同等の上下位置となるように構成されている。
そして、環状溝51がプランジャバレル3内を上下方向に往復動するプランジャ4の外周面と対向するように配置されて、該環状溝51に加圧室25からプランジャバレル3とプランジャ4との間隙を通って漏れ落ちた燃料が溜められるようになっている。また、環状溝51はプランジャ4に対して反対側で第二吸入ポート42と連通されている。
ここで、第二吸入ポート42が燃料吸入通路31と吸入側逆止弁21の上流側で燃料バイパス通路45を介して連通されていることから、該第二吸入ポート42の圧力は燃料吸入通路31の圧力と同等に保持されている。そのため、第二吸入ポート42と連通する環状溝51の圧力も燃料吸入通路31の圧力と同等に保持されている。
したがって、エンジン回転数が低回転である状態から増加し、プランジャバレル3内でプランジャ4が、図2に示すように、下死点に位置する状態からプリストローク上昇して、図3に示すように、上死点に至るまでの吐出行程で、加圧室25に吸入された燃料の加圧が行われるときに、この燃料の一部が加圧室25からプランジャバレル3とプランジャ4との間を通って下方へ漏れ落ちた場合、この燃料が環状溝51に溜められるようになっている。
そして、環状溝51の圧力が燃料吸入通路31の圧力と同等に保持されていることから、該環状溝51に溜められた燃料は増量すれば、該環状溝51に連通された第二吸入ポート42から燃料バイパス通路45を介して燃料吸入通路31に戻されるようになっている。こうして、第二吸入ポート42が燃料戻し用通路として利用され、環状溝51よりも下方へ漏れる燃料の低減が図られている。
このように、プランジャバレル3内にプランジャ4を往復動自在に設けて、該プランジャバレル3とプランジャ4との間に加圧室25を形成し、該プランジャ4の下降行程において加圧室25に燃料を吸入可能とする第一吸入ポート41および第二吸入ポート42と、該プランジャ4の上昇行程において該加圧室25から燃料を吐出可能とする燃料吐出通路32とを備えたサプライポンプ1において、前記プランジャ4が下死点に至った位置で、前記プランジャバレル3内に前記プランジャ4の軸心方向に対して略直交する方向に設けられた前記第二吸入ポート42と、前記プランジャバレル3の内周面に設けた環状溝51とが、前記加圧室25と連通する構成としたことから、エンジン始動時などのエンジン回転数の低回転時に該第二吸入ポート42を加圧室25へ燃料を吸入させるために用いるだけでなく、加圧室25から漏れた燃料を燃料吸入通路31に戻すために用いることも可能となり、別途燃料戻し用通路を設ける必要がなくなるため、サプライポンプ1のコンパクト性を維持しながら、加工工数および加工コストの低減を図ることができる。さらに、プランジャ4に加わる側圧を周方向に略均一とすることが可能となり、耐焼付性を向上させることができる。
また、前記サプライポンプ1において、前記環状溝51を前記第二吸入ポート42よりも下方に設けることから、プランジャ4のプリストロークを環状溝51ではなく、第二吸入ポート42の位置で決めることになり、プリストロークの精度を高めることができる。
本実施の形態においては、図4および図5に示すように、プランジャ4上部の外周面に周方向に環状溝61が形成されている。この環状溝61は、プランジャ4が下死点に位置するとき、その上端位置が第二吸入ポート42の下端位置よりも下方に位置し、プランジャ4が上死点に位置するとき、その下端位置が第二吸入ポート42の上端位置よりも下方に位置するように設けられている。つまり、環状溝61は、プランジャ4が下死点に至ったときに、第二吸入ポート42の下方に位置してこれと連通せず、プランジャ4が上死点に至るまでの間には、第二吸入ポート42と対向するように位置してこれと連通するように設けられている。
そして、環状溝61がプランジャバレル3の内周面と対向するように配置されて、該環状溝61に加圧室25からプランジャバレル3とプランジャ4との間隙を通って漏れ落ちた燃料が溜められるようになっている。また、環状溝61は、図4に示すように、プランジャ4が下死点に位置するときには第二吸入ポート42と連通されず、プランジャ4がプリストローク上昇した後、図5に示すように、上死点に至るまでの間には第二吸入ポート42と連通されるようになっている。
さらに、プランジャ4の外周部上端位置と環状溝61の上端位置との間の上下幅は、第二吸入ポート42の上下方向の開口幅よりも長く設定され、プランジャ4が上昇するときに、加圧室25と第二吸入ポート42と環状溝61とが同時に連通しないように構成されて、吐出効率の低下が防止されている。
ここで、第二吸入ポート42が燃料吸入通路31と吸入側逆止弁21の上流側で燃料バイパス通路45を介して連通されていることから、該第二吸入ポート42の圧力は燃料吸入通路31の圧力と同等に保持されている。そのため、燃料の吐出行程において、環状溝61が第二吸入ポート42と連通されている間は、環状溝61の圧力も燃料吸入通路31の圧力と同等に保持されている。
したがって、エンジン回転数が低回転である状態から増加し、プランジャバレル3内でプランジャ4が、図4に示すように、下死点に位置する状態からプリストローク上昇して、図5に示すように、上死点に至るまでの吐出行程で、加圧室25に吸入された燃料の加圧が行われるときに、この燃料の一部が加圧室25からプランジャバレル3とプランジャ4との間を通って下方へ漏れ落ちた場合、この燃料が環状溝61に溜められるようになっている。
そして、環状溝61の圧力が燃料吸入通路31の圧力と同等に保持されていることから、該環状溝61に溜められた燃料は増量すれば、該環状溝61に連通された第二吸入ポート42から燃料バイパス通路45を介して燃料吸入通路31に戻されるようになっている。こうして、第二吸入ポート42が燃料戻し用通路として利用され、環状溝61よりも下方へ漏れる燃料の低減が図られている。
このように、プランジャバレル3内にプランジャ4を往復動自在に設けて、該プランジャバレル3とプランジャ4との間に加圧室25を形成し、該プランジャ4の下降行程において加圧室25に燃料を吸入可能とする第一吸入ポート41および第二吸入ポート42と、該プランジャ4の上昇行程において該加圧室25から燃料を吐出可能とする燃料吐出通路32とを備えたサプライポンプ1において、前記プランジャバレル3内に前記第二吸入ポート42を前記プランジャ4の軸心方向に対して略直交する方向に設けて、該プランジャ4が下死点に至るときに当該第二吸入ポート42を加圧室25と連通させるとともに、前記プランジャ4の外周面に前記第二吸入ポート42と連通可能な環状溝61を設けたことから、第二吸入ポート42を加圧室25へ燃料を吸入させるために用いるだけでなく、加圧室25から漏れた燃料を燃料吸入通路31に戻すために用いることも可能となり、別途燃料戻し用通路を設ける必要がなくなるため、サプライポンプ1のコンパクト性を維持しながら、加工工数および加工コストの低減を図ることができる。さらに、プランジャ4に加わる側圧を周方向に略均一とすることが可能となり、耐焼付性を向上させることができる。
また、前記サプライポンプ1において、前記環状溝61は、前記プランジャ4が下死点となるときには前記第二吸入ポート42よりも下方に位置し、該プランジャ4がプリストローク上昇して第二吸入ポート42を閉じた後から上死点に至るまでの間には該第二吸入ポート42と対向するように位置して連通する構成としたことから、燃料の吐出行程が終了するまで環状溝61の圧力を燃料吸入通路31の圧力と同等に保持することが可能となり、燃料が環状溝61よりも下方へ漏れることを抑制することができる。
本発明の実施例に係るサプライポンプの全体的な構成を示した側面断面図。 実施例に係るプランジャが下死点に位置する場合のプランジャバレル及びプランジャ部の拡大断面図。 実施例に係るプランジャが上死点に位置する場合のプランジャバレル及びプランジャ部の拡大断面図。 他の構成例に係るプランジャが下死点に位置する場合のプランジャバレル及びプランジャ部の拡大断面図。 他の構成例に係るプランジャが上死点に位置する場合のプランジャバレル及びプランジャ部の拡大断面図。
1 サプライポンプ
3 プランジャバレル
4 プランジャ
25 加圧室
41 第一吸入ポート
42 第二吸入ポート
51 環状溝
61 環状溝

Claims (1)

  1. プランジャバレル内にプランジャを往復動自在に設けて、該プランジャバレルとプランジャとの間に加圧室を形成し、該加圧室に燃料を吸入可能とする第一吸入ポートおよび第二吸入ポートと、該加圧室から燃料を吐出可能とする燃料吐出通路とを備えたサプライポンプにおいて、前記プランジャが下死点となる位置で、前記プランジャバレル内に前記プランジャの軸心方向に対して略直交する方向に設けた前記第二吸入ポートと、前記プランジャバレルの内周面に設けた環状溝とが、前記加圧室と連通する構成とし、前記環状溝を前記第二吸入ポートよりも下方に設けたことを特徴とするサプライポンプ。
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