JP5070193B2 - 高圧可変容量ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、吐出量を制御可能な高圧可変容量ポンプに関する。
従来、内燃機関(以下、「エンジン」という)に用いられる高圧可変容量ポンプは、燃料タンクから低圧ポンプで汲み上げた燃料を、シリンダに往復移動自在に支持されたプランジャによって加圧し、インジェクタの接続する燃料レールへ吐出している。このような高圧可変容量ポンプは、エンジンの運転状態によって燃料の吐出量を制御することが求められる。
特許文献1では、加圧室のポートに電磁駆動式の調量弁を設け、プランジャが加圧室の容積を小さくする期間に加圧室の燃料の一部を低圧ポンプ側へ流出することで吐出量を制御している。
しかし、この構成では、高圧可変容量ポンプの吐出量を少量に制御する程、加圧室から低圧ポンプ側へ戻す燃料量が多くなるので、低圧ポンプ側の燃料圧力および燃料流れの慣性力に抗してプランジャを駆動するエネルギーの損失が懸念される。また、上記の構成を吐出量の大きい高圧ポンプに適用すると、調量弁を駆動する電磁駆動部を大きくすることが必要となり、消費電力の増加が懸念される。この結果、高圧ポンプの適用されるエンジンの実燃費が低下するおそれがある。
一方、特許文献2では、プランジャと同期して動作する遊動ピストンにより加圧室の容量を変化することで吐出量を調節している。
しかし、遊動ピストンによって吐出量を制御すると高圧可変容量ポンプの構成が複雑になる。さらに、遊動ピストンの動作によるエネルギーの損失が懸念される。
特開2002−266727号公報 特公昭39−12579号公報
本発明は、省エネルギーにより吐出量を制御する高圧可変容量ポンプを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明によると、ポンプハウジングは、燃料吸入口、加圧室および燃料吐出口をこの順に連通する連通路を有する。燃料吸入口と加圧室との間の連通路に吸入弁が設けられ、加圧室と燃料吐出口との間の連通路に吐出弁が設けられている。第1プランジャ、第2プランジャは、それぞれ、第1駆動カム、第2駆動カムのカムリフトに応じて往復運動することで加圧室に燃料を吸引し加圧する。位相可変手段は、第1駆動カムと、第1駆動カムと連動して回転する第2駆動カムとの回転方向の位相を相対的に変更する。このため、第1、第2プランジャは、吸入工程および加圧工程のタイミングを変更する。これにより、第1、第2プランジャは、同一の加圧室に必要な吐出量のみを吸引し加圧する。吐出量制御のために加圧室から低圧ポンプ側へ燃料を戻す工程を廃止することで、低圧ポンプ側の燃料圧力、および、燃料流れの慣性力に抗してプランジャを駆動するエネルギー損失を低減することができる。また、加圧室から低圧ポンプ側へ戻る燃料による熱損失を低減することができる。さらに、吐出量制御のための電磁駆動式の調量弁を廃止することで、消費電力を低減することができる。この結果、吐出量の制御を省エネルギーにより行うことで、高圧可変容量ポンプを適用するエンジンの実燃費を向上することができる。
また、位相可変手段は、第1カム軸および第2カム軸のいずれか一方を回転方向へ、他方を反回転方向へ移動する。これにより、第1駆動カムおよび第2駆動カムのいずれか一方の位相を進角側へ、他方の位相を遅角側へ変えることができる。
さらに、位相可変手段は、第1カム軸とともに回転し、回転方向に定角度範囲で形成される収容室を有するケースと、第2カム軸とともに回転し、収容室を遅角室および進角室に仕切り、進角室または遅角室に供給される作動流体の圧力によりケースに対して進角側または遅角側へ相対回転駆動されるロータベーンとを備える。これにより、第1駆動カムおよび第2駆動カムの位相を無段階に調整することができる。
請求項2に係る発明によると、位相可変手段は、第1カム軸および第2カム軸のいずれか一方を回転方向へ、他方を反回転方向へ移動する。これにより、第1駆動カムおよび第2駆動カムのいずれか一方の位相を進角側へ、他方の位相を遅角側へ変えることができる。
また、第1カム軸にはヘリカルスプラインが設けられ、第2カム軸には第1カム軸のヘリカルスプラインとは反対に捩れるヘリカルスプラインが設けられている。第1カム軸と第2カム軸とを連結する連結手段は、第1カム軸および第2カム軸それぞれにヘリカルスプライン結合する。この連結手段を駆動手段が軸方向に移動すると、第1カム軸および第2カム軸の一方が回転方向へ移動し、他方が反回転方向へ移動する。第1カム軸のヘリカルスプラインと第2カム軸のヘリカルスプラインとは反対に捩れるように設けられているので、連結手段の小さい移動により、第1カム軸および第2カム軸のいずれか一方を回転方向へ他方を反回転方向へ大きく移動することができる。これにより、駆動手段の消費エネルギーを低減することができる。
請求項3に係る発明によると、高圧可変容量ポンプは、さらに、第1、第2駆動カムと連動する第3駆動カムと、この第3駆動カムのカムリフトに応じて往復運動する第3プランジャとを備える。燃料ポンプの吐出量を大きくすると、燃料圧力が大きくなり、シリンダの内壁とプランジャの外壁との摺動隙間からの燃料漏れが懸念される。そこで、第1、第2プランジャの他に、第3プランジャを備えることで、各プランジャ径を小さくでき、摺動隙間からの燃料漏れを抑制し、各プランジャを駆動するエネルギーの損失を低減することができる。
請求項4に係る発明によると、第2位相可変手段は、第3駆動カムと、第1駆動カムまたは第2駆動カムとの回転方向の位相を相対的に変更する。第1−第3駆動カムの位相をそれぞれ調節することで、吐出燃料の脈動を低減することができる。
請求項5に係る発明によると、第1プランジャの中心軸と第2プランジャの中心軸とは交差して設けられる。このため、加圧室の容積を小さくすることで、燃料の伸縮によるポンプ効率の低下を抑制することができる。
請求項6に係る発明によると、第1プランジャと第2プランジャとは同軸に設けられる。これにより、加圧室の容積をさらに小さくすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の高圧可変容量ポンプを図1−図5示す。高圧可変容量ポンプ10は、例えば直噴型のガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンのインジェクタに燃料を供給する容量可変式の燃料供給ポンプである。図1に示すように、高圧可変容量ポンプ10は、ポンプハウジング11、第1プランジャ41、第2プランジャ42、第1駆動カム51、第2駆動カム52、位相可変手段60等から構成されている。
ポンプハウジング11は、燃料吸入口12、第1ポンプ室13、第2ポンプ室14、燃料吐出口15をこの順で有している。燃料吸入口12と第1ポンプ室13との間を第1連通路16、第1ポンプ室13と第2ポンプ室14との間を第2連通路17、第2ポンプ室14と燃料吐出口15との間を第3連通路18が接続している。
燃料吸入口12は、図示しない燃料タンクから図示しない低圧ポンプによって汲み上げられた燃料が送られる低圧燃料通路と接続している。燃料吐出口15は、図示しないインジェクタの接続する燃料レールへ高圧燃料を圧送する高圧燃料通路と接続している。このため、燃料吸入口12に燃料が供給され、燃料吐出口15から高圧燃料が吐出される。
第1連通路16には、吸入弁31が設けられている。吸入弁31は、弁ボール32、この弁ボール32が着座および離座する弁座33、および、弁ボール32を弁座33側へ付勢するスプリング34から構成される一方向弁である。吸入弁31は、弁ボール32が弁座33から離座することで、燃料吸入口12から第1ポンプ室13への燃料の流れを許容し、弁ボール32が弁座33に着座することで、第1ポンプ室13から燃料吸入口12への燃料の流れを遮断している。
第3連通路18には、吐出弁35が設けられている。吐出弁35は、吸入弁31と同様、弁ボール36、弁座37およびスプリング38から構成される一方向弁である。吐出弁35は、第2ポンプ室14から燃料吐出口15への燃料の流れを許容し、燃料吐出口15から第2ポンプ室14への燃料の流れを許容している。
吸入弁31および吐出弁35の動作により、第1ポンプ室13、第2連通路17および第2ポンプ室14は一つの加圧室20として機能する。
第1プランジャ41は、ポンプハウジング11に形成された筒状の第1シリンダ21に軸方向へ往復摺動自在に収容されている。第1シリンダ21の一端側に前述の第1ポンプ室13が形成されている。第1プランジャ41は、第1シリンダ21内を往復摺動することで第1ポンプ室13の容積を可変する。
第2プランジャ42は、第1プランジャ41と同様、ポンプハウジング11に形成された筒状の第2シリンダ22に軸方向へ往復摺動自在に収容されている。第2シリンダ22の一端側に前述の第2ポンプ室14が形成されている。第2プランジャ42は、第2シリンダ22内を往復摺動することで、第2ポンプ室14の容積を可変する。
第1プランジャ41の第1ポンプ室13とは反対側の端部には、第1プランジャ41の径を大きく形成された第1タペット43が設けられている。第1タペット43とポンプハウジング11との間には第1プランジャスプリング45が設けられ、第1タペット43を第1駆動カム51側へ付勢している。
第2プランジャ42の第2ポンプ室14とは反対側の端部には、第2プランジャ42の径を大きく形成された第2タペット44が設けられている。第2タペット44とポンプハウジング11との間には、第2プランジャスプリング46が設けられ、第2タペット44を第2駆動カム52側へ付勢している。
第1カム軸53は、図示しないエンジンのクランクシャフトまたはカムシャフトから駆動力を伝達され、図1の矢印1の方向へ回転する。第1カム軸53に固定される第1駆動カム51は、第1カム軸53とともに回転する。第1タペット43は、第1プランジャスプリング45によって、第1駆動カム51と常時当接している。このため、第1プランジャ41は、第1駆動カム51の回転に連動し、第1駆動カム51のカムリフトに応じて第1シリンダ21内を往復移動する。
第2カム軸54は、位相可変手段60を経由して第1カム軸53から駆動力を伝達されて回転する。第2カム軸54に固定される第2駆動カム52は、第2カム軸54とともに回転する。第2タペット44は、第2プランジャスプリング46によって、第2駆動カム52と常時当接している。このため、第2プランジャ42は、第2駆動カム52と連動し、第2駆動カム52のカムリフトに応じて第2シリンダ22内を往復移動する。
これにより、第1プランジャ41と第2プランジャ42とは連動して往復移動し、それぞれ第1、第2ポンプ室13、14の容積を可変する。このため、燃料吸入口12から加圧室20へ燃料が吸引され、この加圧室20で加圧された高圧燃料は、燃料吐出口15から吐出される。
位相可変手段60は、図1−図3に示すように、シューケース61、リヤプレート62、および、ロータベーン69等から構成されている。シューケース61とリヤプレート62は、特許請求の範囲に記載のケースに相当する。
シューケース61は、第1カム軸53の端部に同軸に固定されている。このため、シューケース61は、図3の矢印2の方向へ回転する。
シューケース61は、周壁64、この周壁64から径方向内側に延びるシュー65、66、および、フロントプレート67を有し、一体で形成されている。リヤプレート62は、シューケース61の第1カム軸53とは反対側の端部に固定されている。
ロータベーン69は、リヤプレート62の円孔63に挿入される第2カム軸54の端部に同軸に固定されている。ロータベーン69は、シューケース61に対し相対回動可能にシューケース61内に収容されている。このため、第1カム軸53の駆動力は第2カム軸54に伝達される。
ロータベーン69は、円筒状のボス部70と外周側にベーン71、72を有している。ボス部70は、第2カム軸54とは反対側の端部を、フロントプレート67に形成される凹溝68に摺動可能に軸受されている。ベーン71、72は、シュー65とシュー66との間に形成される収容室73、74内に回転可能に収容されている。ベーン71は、収容室73を進角室75と遅角室76とに液密に仕切り、ベーン72は、収容室74を進角室77と遅角室78とに液密に仕切っている。ベーン71とシュー65、または、ベーン72とシュー66が当接する位置がシューケース61に対するロータベーン69の最遅角位置である。
スプリング79、80は、遅角室76、78に圧縮収容されている。スプリング79はベーン71をシュー65側へ付勢し、スプリング80はベーン72をシュー66側へ付勢している。これにより、第1カム軸53の回転駆動が停止したとき、ロータベーン69の初期位置を最遅角位置へ戻すことができる。
図示しない油圧ポンプから第2カム軸54に形成された流体通路81、および、ロータベーン69に形成された流体通路82、83を経由して進角室75、77に作動流体が供給され、遅角室76、78から図示しない流体通路を経由してオイルパンへ作動流体が排出されると、図3に示すように、ロータベーン69は、シューケース61に対して進角側へ移動する。これにより、第2駆動カム52は、第1駆動カム51に対して進角制御される。
一方、上述した進角制御の状態から、進角室75、77の作動流体が排出され、遅角室76、78へ作動流体が供給されると、ロータベーン69は、シューケース61に対して遅角側へ移動する。これにより、第2駆動カム52は、第1駆動カム51に対して遅角制御される。
進角室75、77および遅角室76、78へ接続する流体通路には図示しない電磁弁が設けられている。この電磁弁よって油圧ポンプから吐出される作動流体の供給、排出が切換えられる。この電磁弁の切換は、エンジンの運転状態に応じてECUから印加される駆動パルスによって制御される。
なお、ロータベーン69のシューケース61に対する回転角度範囲は、収容室73、74、およびベーン71、72の大きさ等によって任意に設定可能である。
次に、本実施形態における高圧可変容量ポンプ10の吐出量変更動作を図4に基づいて説明する。
第1駆動カム51は、実線3に示すように、時間の経過に伴なってカムリフトを変位する。第2駆動カム52が、第1駆動カム51の変位曲線と同じタイミングでカムリフトを変位するときの変位曲線を破線4に示す。このとき、第1プランジャ41と第2プランジャ42とは、同じタイミングで第1、第2ポンプ室13、14に燃料を吸引し加圧するので、高圧可変容量ポンプ10は全量吐出状態となる。
位相可変手段60が、第2駆動カム52を第1駆動カムに対し、例えば、進角側へ90°位相制御したときの第2駆動カム52の変位曲線を破線5に示す。このとき、第1プランジャ41が第1ポンプ室13に燃料を吸引し加圧するタイミングと、第2プランジャ42が第2ポンプ室14に燃料を吸引し加圧するタイミングとに時間差が生じることで、高圧可変容量ポンプ10は、中間吐出状態となる。
位相可変手段60が、第2駆動カム52を第1駆動カム51に対し、進角側へ180°位相制御したときの第2駆動カム52の変位曲線を破線6に示す。このとき、第1プランジャ41が第1ポンプ室13に燃料を吸引し加圧するタイミングと、第2プランジャ42が第2ポンプ室14に燃料を吸引し加圧するタイミングとが逆になることで、高圧可変容量ポンプ10は、無吐出状態となる。
次に、本実施形態における高圧可変容量ポンプ10の燃料吐出量について図5に基づいて説明する。図5(A)−(C)では、高圧可変容量ポンプ10から燃料を吐出する時間を斜線で示している。なお、以下、カムリフトの上昇により、プランジャはシリンダ内を上昇し、カムリフトの下降により、プランジャはシリンダ内を下降するものとして説明する。
全量吐出状態における第1駆動カム51および第2駆動カム52の変位線図を図5(A)に示す。時刻T1−時刻T2の間では、第1、第2プランジャ41、42の上昇により第1ポンプ室13および第2ポンプ室14で加圧行程が行われ、燃料吐出口15から高圧燃料が吐出する。
時刻T2−時刻T3の間では、第1、第2プランジャ41、42の下降により第1ポンプ室13および第2ポンプ室14で吸入行程が行われ、燃料吸入口から燃料が吸入される。
第1プランジャ41の第1ポンプ室13側の端部の面積をS1、第2プランジャ42の第2ポンプ室14側の端部の面積をS2、第1プランジャ41が時刻T1−時刻T2の間に第1シリンダ21内を移動する距離をL1、第2プランジャ42が時刻T1−時刻T2の間に第2シリンダ22内を移動する距離をL2とすると、第1駆動カムが360°回転する時間における燃料吐出量W1は、
W1=S1×L1+S2×L2 である。
中間吐出状態における第1駆動カムのおよび第2駆動カムの変位線図を図5(B)に示す。時刻T4−時刻T5の間では、第1、第2プランジャ41、42の下降により第1ポンプ室13および第2ポンプ室14で吸入行程が行われ、燃料吸入口12から燃料が吸入される。
時刻T5−時刻T6の間では、第1プランジャ41の下降により第1ポンプ室13で吸入行程が行われ、第2プランジャ42の上昇により第2ポンプ室14で加圧行程が行われる。このため、第2連通路17を経由して第2ポンプ室14から第1ポンプ室13へ燃料が移動する。これにより、燃料吸入口12から加圧室20への燃料の流入、および、加圧室20から燃料吐出口15への燃料の吐出は抑制される。
時刻T6−時刻T7の間では、第1、第2プランジャ41、42の上昇により第1ポンプ室13および第2ポンプ室14で加圧行程が行われ、燃料吐出口15から燃料が吐出する。
時刻T7−時刻T8の間では、第1プランジャ41の上昇により第1ポンプ室13で加圧行程が行われ、第2プランジャ42の下降により第2ポンプ室14で吸入行程が行われる。このため、第2連通路17を経由して第1ポンプ室13から第2ポンプ室14へ燃料が移動する。これにより、燃料吸入口12から加圧室20への燃料の流入、および、加圧室20から燃料吐出口15への燃料の吐出は抑制される。
第1プランジャ41が時刻T6−時刻T7の間に第1シリンダ21内を移動する距離をL3、第2プランジャ42が時刻T6−時刻T7の間に第2シリンダ22内を移動する距離をL4とすると、第1駆動カム51が360°回転する時間における燃料吐出量W2は、
W2=S1×L3+S2×L4 である。
時刻T6−時刻T7の時間は、図5(A)の時刻T1−時刻T2の時間より、第1駆動カム51と第2駆動カム52との位相差分短い。このため、第1、第2プランジャ41、42が時刻T6−時刻T7の間に第1、第2シリンダ21、22内を移動する距離L3、L4は、全量吐出状態のときに第1、第2プランジャ41、42が第1、第2シリンダ21、22内を移動する距離L1、L2より小さい。これにより、中間吐出状態における燃料吐出量は、全量吐出状態の燃料吐出量より小さくなる。
無吐出状態における第1駆動カム51および第2駆動カム52の変位線図を図5(C)に示す。時刻T9−時刻T10の間では、第1プランジャ41の下降により第1ポンプ室13で吸入行程が行われ、第2プランジャ42の上昇により第2ポンプ室14で加圧行程が行われる。このため、第2連通路17を経由して第2ポンプ室14から第1ポンプ室13へ燃料が移動する。
時刻T10−時刻T11の間では、第1プランジャ41の上昇により第1ポンプ室13で加圧行程が行われ、第2プランジャ42の下降により第2ポンプ室14で吸入行程が行われる。このため、第2連通路17を経由して第1ポンプ室13から第2ポンプ室14へ燃料が移動する。これにより、燃料吸入口12から加圧室20への燃料の流入、および、加圧室20から燃料吐出口15への燃料の吐出は抑制される。
本実施形態では、位相可変手段60は、第1駆動カム51と第2駆動カム52との相対回転位相を変更する。このため、第1、第2プランジャ41、42は、吸入工程―加圧工程のタイミングを変更し、必要な吐出量のみを加圧室20に吸引し加圧する。燃料吸入時および燃料吐出時以外のプランジャの駆動力を最小限に抑えることで高圧可変容量ポンプ10を駆動するエネルギー消費量を低減することができる。
また、位相可変手段60は、第1駆動カム51および第2駆動カム52の相対回転位相を作動流体の圧力によって制御する。このため第1駆動カム51および第2駆動カム52の位相を無段階に調整することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の高圧可変容量ポンプを図6−図7に示す。第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第2実施形態では、エンジンのクランクシャフトまたはカムシャフトから第2カム軸54に駆動力が伝達される。第2カム軸54は、図6の矢印7の方向へ回転する。
第2カム軸54の端部に同軸に固定されるロータベーン69は、第1カム軸53の端部が固定されているシューケース61内に相対回動可能に収容されている。このため、シューケース61は、図7の矢印8の方向へ回転する。
ロータベーン69のベーン71は、収容室73を進角室751と遅角室761とに仕切り、ベーン72は、収容室74を進角室771と遅角室781とに仕切っている。ベーン71とシュー65、または、ベーン72とシュー66が当接する位置がシューケース61に対するロータベーン69の最進角位置である。
スプリング79、80は、進角室751、771に圧縮収容されている。スプリング79、80は、第2カム軸54の回転駆動が停止したとき、ロータベーン69の初期位置を最進角位置へ戻す。
図示しない油圧ポンプから流体通路81、82、83を経由して遅角室761、781に作動流体が供給され、進角室751、771から図示しない流体通路を経由してオイルパンへ作動流体が排出されると、図7に示すように、シューケース61はロータベーン69に対して進角側へ移動する。これにより、第1駆動カム51は、第1駆動カム51に対して進角制御される。
一方、上述した遅角制御の状態から、遅角室761、781の作動流体が排出され、進角室751、771へ作動流体が供給されると、シューケース61は、ロータベーン69に対して遅角側へ移動する。これにより、第1駆動カム51は、第2駆動カム52に対して遅角制御される。
本実施形態では、エンジンのクランクシャフトまたはカムシャフトから第2カム軸54に駆動力が入力される。位相可変手段60は、第2カム軸54の駆動力を第1カム軸53に伝達するとともに、作動流体の圧力によって第1駆動カム51および第2駆動カム52の位相制御を無段階に行うことができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態の高圧可変容量ポンプを図8に示す。第1、第2実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第3実施形態では、ポンプハウジング111は、第2ポンプ室14と燃料吐出口15との間に第3ポンプ室24を有している。第2ポンプ室13と第3ポンプ室14との間を第3連通路19が接続している。第1ポンプ室13、第2連通路17、第2ポンプ室14、第3連通路19、および、第3ポンプ室14は一つの加圧室201として機能する。
第3プランジャ47は、ポンプハウジング111に形成された筒状の第3シリンダ23に軸方向へ往復移動自在に収容されている。第3プランジャ47、第3タペット49、および、第3プランジャスプリング49の構成は、第1、第2プランジャ41、42、第1、第2タペット43、44、および、第1、第2プランジャスプリング43、44と実質的に同一である。
第3カム軸56は、第2カム軸54から第2位相可変手段601を経由して駆動力を伝達される。第3駆動カム55は、第3カム軸56とともに回転する。第3プランジャ47は、第3駆動カム55のカムリフトに応じて第3シリンダ23内を往復移動する。これにより、第1プランジャ41、第2プランジャ42、および、第3プランジャ47は連動して各シリンダ内を往復移動し、それぞれ第1、第2、第3ポンプ室13、14、24の容積を可変する。このため、燃料吸入口12から加圧室201へ燃料が吸引され、この加圧室201で加圧された高圧燃料は、燃料吐出口15から吐出される。
第2位相可変手段601の構成は、位相可変手段60の構成と実質的に同一である。第2位相可変手段601は、第3カム軸56を、第2カム軸54に対して回転方向または反回転方向へ移動し、第3駆動カム55と第2駆動カム52との相対回転位相を変更する。
第1、第2、第3プランジャ41、42、47が、同じタイミングで第1、第2、第3ポンプ室13、14、24に燃料を吸引し加圧するとき、高圧可変容量ポンプ101は全量吐出状態となる。
位相可変手段60が第1駆動カム51と第2駆動カム52との相対回転位相を変更するとき、第1プランジャ41がポンプ室13に燃料を吸引し加圧するタイミングと、第2、第3プランジャ42、47が第2、第3ポンプ室14、24に燃料を吸引し加圧するタイミングに時間差が生じる。また、第2位相可変手段601が第2駆動カム52と第3駆動カム55との相対回転位相を変更するとき、第1、第2プランジャ41、42が第1、第2ポンプ室13、14に燃料を吸引し加圧するタイミングと、第3プランジャ47が第3ポンプ室24に燃料を吸引し加圧するタイミングに時間差が生じる。このため、位相可変手段60および第2位相可変手段601の少なくともいずれか一方の位相制御により、高圧可変容量ポンプ101は、中間吐出状態となる。
本実施形態では、高圧可変容量ポンプ101は、第1、第2駆動カム51、52と連動する第3駆動カム55と、この第3駆動カム55のカムリフトに応じて第3シリンダ23内を往復運動する第3プランジャ47とを備える。このため、高圧可変容量ポンプの燃料吐出容量を大きくするとき、摺動隙間からの燃料漏れが抑制されることで、各プランジャを駆動するエネルギーの損失を低減することができる。
さらに、位相可変手段60および第2位相可変手段601が第1、第2、第3駆動カム51、52、55の相対回転位相をそれぞれ調節することで、第1、第2、第3プランジャ41、42、47の吸入工程―加圧工程のタイミングが変更する。これにより、吐出燃料の脈動が低減され、図示しない燃料噴射装置(インジェクタ)の噴射特性の安定化と、第1−第3カム軸53、54、56の駆動エネルギーを省力化することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態の高圧可変容量ポンプを図9に示す。第1−第3実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第4実施形態では、ポンプハウジング112は、燃料吸入口12と燃料吐出口15との間に単一の第1ポンプ室131を有している。第1、第2シリンダ21、221の中心軸は、第1ポンプ室131を通るように形成されている。このため、第1シリンダ21に収容される第1プランジャ41の中心軸と、第2シリンダ221に収容される第2プランジャ42の中心軸とは同軸、または、交差するように設けられる。
第1カム軸53には、エンジンのクランクシャフトまたはカムシャフトから駆動力が伝達される。第1カム軸53の端部には第1プーリー58が設けられている。位相可変手段60は、第2カム軸54側に設けられ、第2カム軸54と回転軸531とを接続している。回転軸531の端部には第2プーリー59が設けられている。第1プーリー58と第2プーリー59との間にタイミングベルト57が掛け渡され、第1カム軸51から第2カム軸531へ駆動力が伝達される。
第1プランジャ41は、第1カム軸53とともに回転する第1駆動カム51のカムリフトに応じて第1シリンダ21内を往復移動する。第2プランジャ42は、第1カム軸53から駆動力を伝達される第2カム軸54とともに回転する第2駆動カム52のカムリフトに応じて第2シリンダ221内を往復移動する。これにより、第1プランジャ41と第2プランジャ42とは連動して各シリンダ21、221内を往復移動し、第1ポンプ室131の容積を可変する。
第1、第2プランジャ41、42が、同じタイミングで第1ポンプ室131に燃料を吸引し加圧するとき、高圧可変容量ポンプ102は全量吐出状態となる。
位相可変手段60が、第1駆動カム51と第2駆動カム52との相対回転位相を変更するとき、第1プランジャ41が燃料を吸引し加圧するタイミングと、第2プランジャ42が燃料を吸引し加圧するタイミングとに時間差が生じることで、高圧可変容量ポンプ102は、中間吐出状態となる。
位相可変手段60が、第1駆動カム51と第2駆動カム52との相対回転位相を180°変更したとき、第1プランジャ41が燃料を吸引し加圧するタイミングと、第2プランジャ42が燃料を吸引し加圧するタイミングが逆になることで、高圧可変容量ポンプ102は、無吐出状態となる。
本実施形態では、第1プランジャ41と第2プランジャ42とは同軸、または、交差するように設けられる。このため、単一のポンプ室131の容積を小さく形成することで、燃料の伸縮によるポンプ効率の低下を抑制し、高圧可変容量ポンプ102を駆動するエネルギー消費量を低減することができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態の高圧可変容量ポンプの位相可変手段を図10に示す。本実施形態の位相可変手段602は、第1−第4実施形態の位相可変手段の変形例である。本実施形態では、第1、第2カム軸531、541のそれぞれの端部に軸径を大きくして形成される大径部532、542が設けられ、この大径部532、542の径外方向の外壁にヘリカルスプライン533、543が設けられている。第1カム軸531のヘリカルスプライン533の傾斜方向と、第2カム軸541のヘリカルスプライン543の傾斜方向とは反対向きに形成されている。
筒状の連結手段90は、径内方向の内壁に第1、第2カム軸531、541のヘリカルスプライン533、543とそれぞれ嵌合可能なヘリカルスプライン91、92を設け、第1、第2カム軸531、541とヘリカルスプライン結合している。なお、図10では、ヘリカルスプラインの凹凸の幅を変えているが、この凹凸の幅は同一であってもよい。
連結手段90の径外方向の外壁には筒状のガイド部材94が嵌合している。連結手段90とガイド部材94との間にはボールベアリング93が設けられている。このため、連結手段90は、第1、第2カム軸531、541とともに矢印9の方向へ回転する。
駆動手段95は、ガイド部材94と結合するピストン96を備えている。駆動手段95は、このピストン96の伸縮によって、ガイド部材94を介して連結部材90を移動する。駆動手段95がピストン96を駆動手段95内に格納する方向へ移動すると、連結手段90は図10の右方向へ移動する。このとき、第1カム軸531は、第2カム軸541に対し、進角方向へ位相制御される。
一方、駆動手段95がピストン96を駆動手段95内から伸長する方向へ移動すると、連結手段90は図10の左方向へ移動する。このとき、第1カム軸531は、第2カム軸541に対し、遅角方向へ位相制御される。これにより、駆動手段95は、第1カム軸531に固定される第1駆動カムと、第2カム軸541に固定される第2駆動カムとの相対回転位相を変更する。
本実施形態では、第1カム軸531のヘリカルスプライン533と第2カム軸541のヘリカルスプライン543とは反対に捩れるように設けられているので、連結手段90の軸方向の小さい移動により、第1カム軸531および第2カム軸541のいずれか一方を回転方向へ他方を反回転方向へ大きく移動することができる。これにより、駆動手段95の消費エネルギーを低減することができる。この結果、高圧可変容量ポンプを適用するエンジンの実燃費を向上することができる。
(他の実施形態)
上述した複数の実施形態では、第1カム軸と第2カム軸との間に油圧制御による位相可変手段を設けた。この位相切換手段は、例えば、ステッピングモーター等を利用したものとしてもよい。また、第1駆動カムおよび第2駆動カムの少なくともいずれか一方のカムプロフィールを軸方向に連続的に変更する形状のものとし、カム軸を軸方向に移動してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の形態により実施することができる。
本発明の第1実施形態としての高圧可変容量ポンプを示す断面図。 本発明の第1実施形態としての高圧可変容量ポンプの位相可変手段を示す断面図。 図1および図2のIII−III線断面図。 本発明の第1実施形態としての高圧可変容量ポンプの第1駆動カムおよび第2駆動カムの時間経過とカムリフトとの関係を表す変位線図。 図4の全量吐出時における第1駆動カムおよび第2駆動カムの変位線図。 図4の中間吐出時における第1駆動カムおよび第2駆動カムの変位線図。 図4の無吐出時における第1駆動カムおよび第2駆動カムの変位線図。 本発明の第2実施形態としての高圧可変容量ポンプの位相可変手段を示す断面図。 図6のVII−VII線断面図。 本発明の第3実施形態としての高圧可変容量ポンプを示す断面図。 本発明の第4実施形態としての高圧可変容量ポンプを示す断面図。 本発明の第5実施形態としての高圧可変容量ポンプの位相可変手段を示す断面図。
符号の説明
10:高圧可変容量ポンプ、11:ポンプハウジング、12:燃料吸入口、13:第1ポンプ室、14:第2ポンプ室、15:燃料吐出口、16:第1連通路(連通路)、17:第2連通路(連通路)、18:第3連通路(連通路)、20:加圧室、31:吸入弁、35:吐出弁、41:第1プランジャ、42:第2プランジャ、51:第1駆動カム、52:第2駆動カム、60:位相可変手段

Claims (6)

  1. 第1駆動カムと、
    第2駆動カムと、
    前記第1駆動カムと該第1駆動カムに連動する前記第2駆動カムとの相対回転位相を変更する位相可変手段と、
    燃料吸入口、加圧室および燃料吐出口をこの順に連通する連通路を有するポンプハウジングと、
    前記燃料吸入口と前記加圧室との間の前記連通路、前記加圧室と前記燃料吐出口との間の前記連通路にそれぞれ設けられる吸入弁、吐出弁と、
    前記第1駆動カムと連動し、当該カムリフトに応じて往復移動することで前記加圧室に燃料を吸引し加圧する第1プランジャと、
    前記第2駆動カムと連動し、当該カムリフトに応じて往復移動することで前記加圧室に燃料を吸引し加圧する第2プランジャと、を備え
    前記位相可変手段は、前記第1駆動カムとともに回転する第1カム軸、および、前記第2駆動カムとともに回転する第2カム軸のいずれか一方を回転方向へ他方を反回転方向へ移動し、
    前記位相可変手段は、前記第1カム軸とともに回転し、回転方向に所定角度範囲で形成される収容室を有するケースと、
    前記第2カム軸とともに回転し、前記収容室を遅角室および進角室に仕切り、前記進角室または前記遅角室に供給される作動流体の圧力によって前記ケースに対して進角側または遅角側に相対回転駆動されるロータベーンと、を備えることを特徴とする高圧可変容量ポンプ。
  2. 第1駆動カムと、
    第2駆動カムと、
    前記第1駆動カムと該第1駆動カムに連動する前記第2駆動カムとの相対回転位相を変更する位相可変手段と、
    燃料吸入口、加圧室および燃料吐出口をこの順に連通する連通路を有するポンプハウジングと、
    前記燃料吸入口と前記加圧室との間の前記連通路、前記加圧室と前記燃料吐出口との間の前記連通路にそれぞれ設けられる吸入弁、吐出弁と、
    前記第1駆動カムと連動し、当該カムリフトに応じて往復移動することで前記加圧室に燃料を吸引し加圧する第1プランジャと、
    前記第2駆動カムと連動し、当該カムリフトに応じて往復移動することで前記加圧室に燃料を吸引し加圧する第2プランジャと、を備え、
    前記位相可変手段は、前記第1駆動カムとともに回転する第1カム軸、および、前記第2駆動カムとともに回転する第2カム軸のいずれか一方を回転方向へ他方を反回転方向へ移動し、
    前記位相可変手段は、ヘリカルスプラインを設ける前記第1カム軸と、
    前記第1カム軸のヘリカルスプラインとは反対に捩れるヘリカルスプラインを設ける前記第2カム軸と、
    前記第1カム軸および前記第2カム軸それぞれにヘリカルスプライン結合し、前記第1カム軸と前記第2カム軸とを連結する連結手段と、
    前記連結手段を軸方向に移動する駆動手段と、を備えることを特徴とする高圧可変容量ポンプ。
  3. 前記第1駆動カムおよび前記第2駆動カムに連動する第3駆動カムと、
    該第3駆動カムのカムリフトに応じて往復運動することで前記加圧室に燃料を吸引し加圧する第3プランジャと、をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の高圧可変容量ポンプ。
  4. 前記第3駆動カムと前記第1駆動カムまたは第2駆動カムとの相対回転位相を変更する第2位相可変手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の高圧可変容量ポンプ。
  5. 前記第1プランジャの中心軸と前記第2プランジャの中心軸とを交差して設けることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の高圧可変容量ポンプ。
  6. 前記第1プランジャと前記第2プランジャとを同軸に設けることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の高圧可変容量ポンプ。
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