JP5019143B2 - 音響的トランスデューサユニット - Google Patents

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Description

本発明は、音響的トランスデューサユニットに関し、詳しくは、マイクやスピーカーなどの音響変換素子がハウジング内に収納された音響的トランスデューサユニットに関する。
従来、音響的トランスデューサユニットについて、電磁干渉信号(ノイズ)を防ぐために、音響変換素子を電磁シールド部材で覆う構成が提案されている。
例えば図13の断面図に示すように、下面に接続端子123,125が形成された基板120の上面に、音響変換素子210を他の部品220とともに搭載する。そして、音響ホール110aが形成された金属ケース110を、基板120の上面に形成された接続パターン121に仮溶接点130で固定するとともに、全体接合面に塗布された接着剤140により固定する。接続パターン121は、スルーホール124を介して接続端子125に接続されている。音響変換素子210は、金属ケース110の内側の空間150に配置され、外部からの電磁波が遮断される(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−82233号公報
このように基板上に素子を搭載し、素子全体を図13の金属ケースのような電磁シールド部材で覆う構成とすると、構成が複雑になり、製造コストの低減が困難である。また、小型化・低背化も容易でない。
本発明は、かかる実情に鑑み、簡単な構成で電磁シールドすることができる音響的トランスデューサユニットを提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した音響的トランスデューサユニットを提供する。
音響的トランスデューサユニットは、(a)音響を電気信号に、又は電気信号を音響に変換する音響変換素子部を有する音響変換素子と、(b)前記音響変換素子を内部に収納するパッケージとを備える。前記パッケージは、両端に開口を有する内部空間が形成された導電材料からなる筒状の導電部を含む。少なくとも前記音響変換素子の前記音響変換素子部が、前記導電部の前記内部空間内に前記開口から離れて配置されている。
従来、マイク素子等の音響変換素子を電磁シールドする場合、音響変換素子の周囲全体を金属ケース等の電磁シールド部材で取り囲むように構成されていた。このような構成は、電磁波を遮断する効果を十分に得るには電磁シールド部材で全体を覆う必要があると、漠然と考えられていたためである。
しかしながら、マイク等の音響的トランスデューサユニットとしての機能を考えたときに、遮断が必要な周波数帯域は限られており、音響にかかわる低周波帯域(音声領域)の電磁波成分を減衰できれば、電磁干渉信号(ノイズ)を遮断できる。本願発明者はこの点に着目し、本発明の音響的トランスデューサユニットでは、電磁シールドのために、低周波帯域で大きな減衰が得られる筒状の導電部を採用している。
すなわち、本発明の上記構成において、両端に開口を有する筒状の導電部は、音響的トランスデューサユニットにおいて電磁干渉信号(ノイズ)が問題となる低周波帯域(例えば50kHz以下)において、少なくとも音響変換素子の音響変換素子部が配置される導電部の開口間の内部空間を透過する電磁波に対して十分な減衰特性を発揮させるように設計することができる。
上記構成によれば、音響変換素子の周囲全体を覆う必要がないため、構成を簡略化して製造コストの低減を図ることができる。また、小型化も容易になる。
好ましくは、前記パッケージは、樹脂の本体に前記導電部が埋め込まれている。
この場合、音響的トランスデューサユニットを、インサートモールド法等により安価に製造することができ、小型化も容易である。
好ましい一態様において、前記パッケージは、(a)凹部が形成され、該凹部内に前記音響変換素子が配置される第1部材と、(b)前記凹部を覆うように前記第1部材に結合される第2部材と、(c)前記第1部材を貫通し、一端側が前記凹部内に突出して前記音響変換素子に電気的に接続され、他端側が外部に露出する端子部材とを備える。前記端子部材は、前記凹部内に突出する前記一端側が弾性変形して、前記音響変換素子を前記第2部材に押し当てる。
この場合、端子部材にばね性を持たせることで、部品寸法のばらつきを吸収することができる。また、音響変換素子を第2部材に圧接させることによって、特性ばらつきを少なくすることができる。
好ましい他の態様において、前記パッケージは、(a)凹部が形成され、該凹部内に前記音響変換素子が配置される第1部材と、(b)一対の主面を有し、該主面の一方が前記凹部を覆うように前記第1部材に結合される第2部材と、(c)前記第1部材を貫通し、一端側が前記凹部内に突出して前記音響変換素子に電気的に接続され、他端側が外部に露出する端子部材とを備える。前記端子部材の前記他端側は、前記第1部材及び前記第2部材の外周面に沿って、前記第2部材の前記主面の他方まで延在している。
この場合、端子部材の他端側を延長して折り曲げることにより、音響変換素子を外部回路に接続するための外部端子部を、第2部材側に形成することができる。外部端子部が第1部材側に形成された別のタイプの音響的トランスデューサユニットと部品を共通化することができるため、外部端子部の配置が異なる複数品種の音響的トランスデューサユニットを低コストで製造することが可能になる。
また、本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した音響的トランスデューサユニットを提供する。
音響的トランスデューサユニットは、(a)音響を電気信号に、又は電気信号を音響に変換する音響変換素子部を有する音響変換素子と、(b)前記音響変換素子を内部に収納するパッケージとを備える。前記パッケージは、両端に開口を有する内部空間が形成された導電材料からなる筒状の導電部と、前記開口を覆うように形成され絶縁材料のみからなる非導電部とを含む。少なくとも前記音響変換素子の前記音響変換素子部が、前記導電部の前記内部空間内に前記開口から離れて配置されている。
上記構成において、両端に開口を有する筒状の導電部は、音響的トランスデューサユニットにおいて電磁干渉信号(ノイズ)が問題となる低周波帯域(例えば50kHz以下)において、少なくとも音響変換素子の音響変換素子部が配置される導電部の開口間の内部空間を透過する電磁波に対して十分な減衰特性を発揮させるように設計することができる。
上記構成によれば、パッケージは、両端に開口を有する内部空間が形成された導電材料からなる筒状の導電部と、開口を覆うように形成され絶縁材料のみからなる非導電部とを含み、導電部の内部空間に配置された音響変換素子は、導電部の開口を除き、導電部で覆われている。音響変換素子の周囲全体を覆う必要がないため、構成を簡略化して製造コストの低減を図ることができる。また、小型化も容易になる。
好ましくは、前記パッケージは、樹脂の本体に前記導電部が埋め込まれている。
この場合、音響的トランスデューサユニットを、インサートモールド法等により安価に製造することができ、小型化も容易である。
好ましい一態様において、前記パッケージは、(a)凹部が形成され、該凹部内に前記音響変換素子が配置される第1部材と、(b)前記凹部の開口部を覆うように前記第1部材に結合される絶縁材料のみからなる板状の第2部材とを備える。前記パッケージには、前記第1部材を貫通し、一端側が前記凹部内に突出して前記音響変換素子に電気的に接続され、他端側が外部に露出する端子部材が設けられている。前記端子部材は、前記凹部内に突出する前記一端側が弾性変形して、前記音響変換素子を前記第2部材に押し当てる。
この場合、端子部材にばね性を持たせることで、部品寸法のばらつきを吸収することができる。また、音響変換素子を第2部材に圧接させることによって、特性ばらつきを少なくすることができる。
好ましい他の態様において、前記パッケージは、(a)凹部が形成され、該凹部内に前記音響変換素子が配置される第1部材と、(b)一対の主面を有し、該主面の一方が前記凹部を覆うように前記第1部材に結合される第2部材とを備える。前記パッケージには、前記第1部材を貫通し、一端側が前記凹部内に突出して前記音響変換素子に電気的に接続され、他端側が外部に露出する端子部材が設けられている。前記端子部材の前記他端側は、前記第1部材及び前記第2部材の外周面に沿って、前記第2部材の前記主面の他方まで延在している。
この場合、端子部材の他端側を延長して折り曲げることにより、音響変換素子を外部回路に接続するための外部端子部を、第2部材側に形成することができる。外部端子部が第1部材側に形成された別のタイプの音響的トランスデューサユニットと部品を共通化することができるため、外部端子部の配置が異なる複数品種の音響的トランスデューサユニットを低コストで製造することが可能になる。
本発明の音響的トランスデューサユニットは、簡単な構成で電磁シールドすることができる。そのため、製造コストの低減、小型化・低背化が容易である。
音響的トランスデューサユニットの斜視図である。(実施例1) 音響的トランスデューサユニットの(a)分解断面図、(b)組立断面図である。(実施例1) 音響的トランスデューサユニットの断面図である。(実施例2) 音響的トランスデューサユニットの断面図である。(実施例3) 音響的トランスデューサユニットの断面図である。(実施例4) 音響的トランスデューサユニットの断面図である。(変形例1) 音響的トランスデューサユニットの断面図である。(変形例2) 音響的トランスデューサユニットの断面図である。(変形例2) 音響的トランスデューサユニットの断面図である。(変形例2) 音響的トランスデューサユニットの断面図である。(変形例2) 減衰特性のグラフである。(実施例1) 導電部の斜視図である。(実施例1) 音響的トランスデューサユニットの断面図である。(従来例)
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図12を参照しながら説明する。
<実施例1> 実施例の音響的トランスデューサユニット10について、図1、図2、図11及び図12を参照しながら説明する。
図1は、音響的トランスデューサユニット10の構成を示す斜視図である。図2(a)は、音響的トランスデューサユニット10の分解断面図である。図2(b)は、音響的トランスデューサユニット10の組立断面図である。
図1及び図2に示すように、音響的トランスデューサユニット10は、大略、第1部材30と第2部材20とにより構成されるハウジング内に、音響変換素子であるマイク素子2が収納されている。
第1部材30には、例えばインサートモールド法により、筒部32と底部34とが結合された樹脂のみからなる本体に、電磁シールド部材40と端子部材50とが一体に設けられている。図2に示すように、第1部材30には、筒部32と底部34とによって凹部38が形成されている。電磁シールド部材40は、筒部32に埋め込まれている。端子部材50は、中間部分54が底部34に埋め込まれている。マイク素子2は、第1部材30の底部34に搭載される。底部34には、音響経路になる貫通孔36が形成されている。
第2部材20は、樹脂等の絶縁性を有する材料のみで形成されている。第2部材20は、図2(b)に示すように、第1部材30の凹部34を覆うように、接着剤、熱圧着、熱融着等によって、第1部材30に結合される。これによって、マイク素子2は、第1部材30の凹部34内に封止される。
図1に示すように、電磁シールド部材40は、4つの平面部40a〜40dが断面矩形になるように結合された筒状の部材であり、両端に開口40s,40tが形成され、開口40s,40t間に延在する内部空間40kが形成されている。電磁シールド部材40は、金属などの導電材料により形成されている。電磁シールド部材40は、両端に開口を有する内部空間が形成された導電材料からなる筒状の導電部である。例えば、電磁シールド部材40は、金などの金属材料の平板を用いて4つの平面部40a〜40dが形成され、開口40s,40tの大きさは2mm×2mmである。
電磁シールド部材40の一方の開口40sは、非導電部である第2部材20により覆われる。電磁シールド部材40の他方の開口40tは、非導電部である第1部材20の底部34により覆われる。
図1及び図2に示すように、端子部材50は、第1部材30の凹部38内に延在する内部端子部52と、ハウジングの外側の外部空間に延在する外部端子部56と、内部端子部52と外部端子部56とを接続する中間部分54とを有する。端子部材50は、金属などの導電材料、例えば銅により形成される。
図2(b)に示すように、内部端子部52には、マイク素子2の接続端子6が接続される。接続方法としては、Auバンプ、半田バンプ、導電ペースト、ナノペーストなどを用いることができる。
外部端子部56は、音響的トランスデューサユニット10が不図示の外部回路に実装される際に、不図示の外部回路に電気的に接続される。
図2に示すように、マイク素子2は、音響を電気信号に変換する音響変換素子部(センサ部)4と周辺回路とを含むモジュール部品であり、例えばMEMSマイク、エレクトレットコンデンサーマイク(ECM)、圧電マイクなどである。マイク素子2の代わりに、スピーカー素子など、電気信号を音響に変換する音響変換素子を用いてもよい。
マイク素子2は、筒状の電磁シールド部材40によって形成された内部空間40k内に配置され、少なくともマイク素子2の音響変換素子部4は、電磁シールド部材40の開口40s,40tから離れるように配置されている。これによって、マイク素子2は、電磁シールドされている。
すなわち、電磁シールド部材40は導電材料で形成されているので、電磁シールド部材40自体を透過する電磁波は遮断される。電磁シールド部材40の開口40s又は40tから侵入し、電磁シールド部材40によって形成された内部空間40kを進行する電磁波は、マイク素子2の音響変換素子部4に達するまでに、音響的トランスデューサユニット10において電磁干渉信号(ノイズ)が問題となる低周波帯域(例えば50kHz以下)の成分が減衰するように構成することができる。減衰されない高周波成分は、必要に応じてローパスフィルタ等を用いて遮断することができる。
図11は、筒状の電磁シールド部材の減衰特性を示すグラフである。詳しくは、図12の斜視図に示すように両端に形成された開口8a,8bの寸法が2mm×2mm、高さが0.2mm、金を用いて形成した筒状の電磁シールド部材8について、電磁シールド部材8により形成された内部空間8kを、矢印Sで示す軸方向に一方の開口8aから他方の開口8bに電磁波が透過したときの減衰特性のシミュレーション結果である。
図11から、50kHz以下の低周波帯域において、周波数が小さくなると図12の矢印Sで示す筒状の軸方向に透過する電磁波の減衰が大きくなり20dB以上の減衰が得られることが分かる。音楽CD、衛星放送やDVDの音声などのサンプリング周波数は50kHzより小さいため、音響的トランスデューサユニット10に筒状の電磁シールド部材40を用いて、電磁シールド部材40の両端の開口40s,40t又はその近傍に導電材料による電磁シールド部材を配置せずとも、十分な電磁シールド効果を得ることができる。筒状の電磁シールド部材の材料としては、金が他の金属と比べて電磁波の減衰に優れた効果を有する。例えば、一定の減衰を得ようとするときに、他の金属に比べて金で形成された電磁シールドは寸法を小さくできるため、好ましい。ここで、本発明の実施形態は図12で示した矩形筒状の電磁シール部材の形状に限定されず、例えば、円筒状の電磁シールド部材を用いてもよい。
例えば、マイク素子2の音響変換素子部4の上面4a(図2(a)参照)と電磁シールド部材40の上側の開口40s(図1参照)との間に0.2mmの間隔を設けると、電磁シールド部材40の上側の開口40sからマイク素子2の音響変換素子部4に向かって進行する電磁波は、マイク素子2の音響変換素子部4の上面4aに達するときには20dB以上減衰する。同様に、マイク素子2の音響変換素子部4の下面4b(図2(a)参照)と電磁シールド部材40の下側の開口40t(図1参照)との間に0.2mmの間隔を設けると、電磁シールド部材40の下側の開口40tからマイク素子2の音響変換素子部4に向かって進行する電磁波は、マイク素子2の音響変換素子部4の下面4bに達したときには20dB以上減衰する。その結果、マイク素子2の音響変換素子部4を透過する音楽CD、衛星放送やDVDの音声などのサンプリング周波数に用いられる50kHzより小さい周波数を持つ電磁波は20dB以上減衰するため、音響的トランスデューサユニットとして十分な電磁シールド効果を得ることができる。
好ましくは、マイク素子2全体が、電磁シールド部材40により形成される内部空間40k内に完全に収納されるように構成する。この場合、マイク素子2内の周辺回路等についても電磁シールドすることができる。さらに好ましくは、主面を有する平板状であるMEMSマイク、EMC、圧電マイクなどの音響的トランスデューサユニットであって、例えば、MEMSマイクの音響振動と電気信号を相互変換する機電変換部の厚みが0.1mmの場合、音響的トランスデューサユニットの主面と図12の矢印Sで示す筒体の中心軸とが垂直に交わり、機電変換部の厚み方向の上下にそれぞれ0.2mmの高さ寸法をもつ全体の高さ寸法で0.5mmの筒状電磁シールド部材のみが形成されれば、音響的トランスデューサユニットとしての電磁シールド効果を十分に奏することができるので、低背化が容易になる。
例えば、マイク素子2の上面2a(図2参照)と電磁シールド部材40の上側の開口40s(図1参照)との間に0.2mmの間隔を設け、マイク素子2の下面2b(図2参照)と電磁シールド部材40の下側の開口40t(図1参照)との間に0.2mmの間隔を設けると、マイク素子2内の周辺回路等についても、20dB以上の電磁シールド効果を得ることができる。
音響的トランスデューサユニット10は、マイク素子の周囲全体を覆う必要がないため、構成を簡単にして製造コストの低減を図ることができ、小型化も容易になる。
また、音響的トランスデューサユニット10は、第1部材30の樹脂の本体に電磁シールド部材40が埋め込まれた構成を、インサートモールド法によって安価に製造することができ、小型化も容易である。
さらに、音響的トランスデューサユニット10は、マイク素子2がフェースダウン構造で搭載されるため、ワイヤー配線スペースが不要であり、フェースアップ構造よりも小型・低背化できる。また、ワイヤー配線のための容積が不要であるため、音響的な最適設計を行うことができる。
第1部材30と第2部材20とが樹脂のみから形成される場合、接着剤、熱溶着等により結合されるときの結合力は、互いに異なる材料である金属と樹脂とが接着剤、熱溶着等により結合される場合と比べ、高めることができる。特に、第1部材30と第2部材20とが同一の樹脂材料である場合は、超音波溶着等の方法による熱溶着を用いて結合すると、材料同士の親和性が高いため、結合力を高めることができる。
樹脂材料の第1部材30に筒状の電磁シールド部材40を埋め込む場合、第1部材30や第2部材40に、電磁シールド部材になる導電材料を接着、めっき、焼き付け等によって形成する必要がなくなるため、樹脂材料の第1部材30や第2部材40に電磁シールド部材として金属などの導電部材が接着、めっき、焼き付けされる場合に比べて、樹脂材料の設計の自由度が高められ、製造工程が簡略化される。
<実施例2> 実施例2の音響的トランスデューサユニット10aについて、図3を参照しながら説明する。
実施例2の音響的トランスデューサユニット10aは、実施例1の音響的トランスデューサユニット10と略同様に構成されている。以下では、実施例1と同じ構成部分には同じ符号を用い、実施例1との相違点を中心に説明する。
図3は、実施例2の音響的トランスデューサユニット10aの断面図である。図3に示すように、音響的トランスデューサユニット10aは、実施例1の音響的トランスデューサユニット10と同様に、第1部材30aと第2部材20とにより構成されるハウジング内に、マイク素子2が収納されている。ただし、音響的トランスデューサユニット10aは、第1部材30aの構成が実施例1の音響的トランスデューサユニット10とは異なる。
すなわち、第1部材30aは、貫通穴46が形成されている筒状の側壁部材44の一端に、貫通穴46の一方の開口を塞ぐように底壁部材31が接着剤等により結合されている。これによって、第1部材30aには凹部38aが形成されている。
側壁部材44は、軸直角断面が円形又は矩形に形成されている。側壁部材44は、全体が金属などの導電材料により形成されている。すなわち、側壁部材44は、両端に開口を有する内部空間が形成された導電材料からなる筒状の導電部である。
底壁部材31は、樹脂などの絶縁性材料のみで形成された非導電部である。底壁部材31には、端子部材50が設けられている。端子部材50は、インサートモールド法により底壁部材31と一体に成形され、端子部材50の中間部分54が底壁部材31に埋め込まれている。
底壁部材31上にはマイク素子2が搭載され、マイク素子2の接続端子6と端子部材50の内部端子部52とが接続される。
側壁部材44の他端には、樹脂などの絶縁性材料のみからなる第2部材20が接着剤、熱溶着等により結合され、側壁部材44の貫通穴46の他方の開口が第2部材20によって覆われ、マイク素子2が封止される。
導電材料により全体が形成された筒状の側壁部材44は、実施例1の電磁シールド部材40と同様に、電磁シールド機能を発揮させることができる。すなわち、側壁部材44は導電材料で形成されているので、側壁部材を透過する電磁波は遮断することができる。側壁部材の貫通穴を透過する電磁波については、側壁部材44の寸法・形状を適切に選択することによって、音響にかわかる低周波帯域の成分を十分に減衰させることができる。したがって、マイク素子2に対してノイズの原因となる電磁干渉信号を遮断することができる。
<実施例3> 実施例3の音響的トランスデューサユニット10bについて、図4を参照しながら説明する。
実施例3の音響的トランスデューサユニット10bは、実施例1の音響的トランスデューサユニット10と略同様に構成されている。ただし、実施例1とは異なり、マイク素子2が第1部材20の下面21に押し当てられるようになっている。
すなわち、端子部材50xの内部端子部52と外部端子部56との間を接続する中間部分54xは、凹部38内に突出する部分55を有しており、内部端子部52は、底部34から浮いた状態となっている。マイク素子2は、接続端子6が内部端子部52に接続され、底部34から浮いた状態で支持される。このとき、マイク素子2の上面2aは、第1部材30の上面30aからわずかに突出した状態で実装される。その後、第2部材20が第1部材30に接合される際に、マイク素子2は第2部材20の下面21で押し下げられる。これに伴って、端子部材50xの凹部38内に突出している部分55が弾性変形し、マイク素子2は第2部材20側に付勢される。その結果、マイク素子2の上面2aが第2部材20の下面21に押し上げられた状態が保持される。
このように端子部材50xにばね性を持たせることで、音響変換素子2の高さ、第1部材30の凹部38の深さ、端子部材50xの凹部38内に突出する部分55の高さなど、部品寸法に多少のばらつきがあっても吸収することができる。また、音響変換素子2が第2部材20に圧接することで密閉性が向上し、音漏れによる感度特性劣化をなくすことができ、特性ばらつきを少なくすることができる。
<実施例4> 実施例4の音響的トランスデューサユニット10cについて、図5を参照しながら説明する。
図5の断面図に示すように、実施例4の音響的トランスデューサユニット10cは、音響的トランスデューサユニット10cを外部回路に接続するための外部端子部58が、第1部材30の表面15の反対側になる第2部材20の表面13に形成されている。
すなわち、端子部材50cは、第1部材30を貫通して外部に延在する帯状の他端側56,57,58が、第1部材30及び第2部材20の外周面に沿って折り曲げられ、第2部材20の表面13に、音響的トランスデューサユニット10cを外部回路に接続するための外部端子部58が形成されている。
実施例4の音響的トランスデューサユニット10cを作製する場合、端子部材50cの他端側56,57,58が鎖線で示すように真直ぐになった状態で、実施例1の音響的トランスデューサユニット10と同様に、第1部材30の樹脂の本体と電磁シールド部材40及び端子部材50cとをインサートモールド法により一体に成形する。そして、第1部材30の凹部38にマイク素子2を搭載し、第2部材20を第1部材30に結合した後に、端子部材50cの他端側56,57,58を折り曲げる。
実施例4の音響的トランスデューサユニット10cは、実施例1の音響的トランスデューサユニット10と部品を共通化し、インサートモールド後に端子部材を切断する位置を変えるだけでよい。そのため、外部端子部の配置が異なる複数品種の音響的トランスデューサユニットを低コストで製造することが可能になる。
<変形例1> 変形例1の音響的トランスデューサユニット10kについて、図6を参照しながら説明する。
図6の断面図に示すように、変形例1の音響的トランスデューサユニット10kは、実施例1の音響的トランスデューサユニット10と異なり、フェースアップ構造で実装されている。
すなわち、マイク素子2は、接続端子6が上を向くように、第1部材30の凹部38内に配置され、マイク素子2の接続端子6と接続部材50の内部端子部52とが、Au等のボンディングワイヤ51を用いて接続されている。
このようなフェースアップ構造は、フェースダウン構造と比較すると、マイク素子の実装が技術的に簡単であり、安価な設備を用いることができる。したがって、製造コストを低減することができる。
<変形例2> 変形例2の音響的トランスデューサユニット10pについて、図7を参照しながら説明する。
図7の断面図に示すように、変形例2の音響的トランスデューサユニット10pは、音響的トランスデューサユニット10pの上面12に、音響経路の開口63が形成されている。第2部材20pには、開口63とマイク素子2が収納されている凹部38との間を連通する折れ曲がった音響経路60,61,62が形成されている。
音響経路60,61,62は、例えば、予め貫通孔62と有底溝61とが形成された上層部材24と、予め貫通孔60が形成された下層部材22とを貼り合わせることにより、形成できる。
変形例2の音響的トランスデューサユニット10pには、板材の穴あけ加工、溝加工、接着などにより、形状精度の高い音響経路61,62,63を容易に形成することができる。
<変形例3> 変形例3の音響的トランスデューサユニット10qについて、図8を参照しながら説明する。
図8の断面図に示すように、変形例3の音響的トランスデューサユニット10pは、音響的トランスデューサユニット10qの下面14に、開口74が形成されている。第1部材30qと第2部材20qとには、開口74とマイク素子2が収納されている凹部38との間を連通する折れ曲がった音響経路70〜73が形成されている。
例えば、予め有底溝71が形成された上層部材24と、予め貫通孔70,72が形成された下層部材22とを貼り合わせることにより、第2部材20qに音響経路70〜72を形成する。この場合、板材の穴あけ加工、溝加工、接着などにより、形状精度の高い音響経路を容易に形成することができる。
第1部材30qの音響経路73は、例えばインサートモールド法により第1部材30qを作製するときに同時に形成する。この場合、形状精度の高い音響経路73を形成することができる。
<変形例4> 変形例4の音響的トランスデューサユニット10sについて、図9を参照しながら説明する。
図9の断面図に示すように、変形例4の音響的トランスデューサユニット10sは、音響的トランスデューサユニット10sの側面16に開口85が形成されている。第1部材30sと第2部材20sとには、開口85とマイク素子2が収納されている凹部38との間を連通する折れ曲がった音響経路80〜84が形成されている。
例えば、予め有底溝81が形成された上層部材24sと、予め貫通孔80,82が形成された下層部材22sとを貼り合わせることにより、第2部材20sに音響経路80〜82を形成する。この場合、板材の穴あけ加工、溝加工、接着などにより、形状精度の高い音響経路80〜83を容易に形成することができる。
第1部材30sの音響経路83,84は、例えばインサートモールド法により第1部材30sを作製するときに同時に形成する。この場合、形状精度の高い音響経路83,83を形成することができる。
導電材料からなり内部空間にマイク素子2が配置される筒状の電磁シールド部材41sには、音響経路84を塞ぐことがないように、貫通孔42が形成されている。貫通孔42は全周が導電材料で囲まれているため、電磁シールド効果が低下しないようにすることができる。
<変形例5> 変形例5の音響的トランスデューサユニット10tについて、図10を参照しながら説明する。
図10の断面図に示す変形例5の音響的トランスデューサユニット10tは、音響的トランスデューサユニット10tの側面16に、複数の開口85が形成されている。第1部材30tと第2部材20tとには、開口95とマイク素子2が収納されている凹部38との間を連通する折れ曲がった音響経路90〜94が形成されている。
例えば、予め有底溝91が形成された上層部材24sと、予め貫通孔90と複数の貫通孔92とが形成された下層部材22tとを貼り合わせることにより、第2部材20tに音響経路90〜92を形成する。この場合、板材の穴あけ加工、溝加工、接着などにより、形状精度の高い音響経路90〜93を容易に形成することができる。
第1部材30tには、例えばインサートモールド法により第1部材30sを作製するときに、複数組の音響経路93,94を同時に形成する。この場合、形状精度の高い音響経路93,93を形成することができる。
導電材料からなり内部空間にマイク素子2が配置される筒状の電磁シールド部材41tには、音響経路94を塞ぐことがないように、貫通孔42が形成されている。貫通孔42は全周が導電材料で囲まれているため、電磁シールド効果が低下しないようにすることができる。
<まとめ> 以上に説明したように、両端に開口を有する筒状の電磁シールド部材の内部空間内にマイク素子を配置することにより、簡単な構成で電磁シールドすることができる。そのため、製造コストの低減、小型化・低背化が容易である。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
電磁シールド部材や側壁部材の内部空間内においてマイク素子を配置する向きは任意である。例えば図2(b)において、マイク素子の向きを変えて配置可能である。
また、第1部材の外周面や凹部の内周面に導電部を形成してもよい。導電部は、実施例以外の方法、例えばメッキ等により形成してもよい。
電磁シールド部材や側壁部材は、接地されるようにしてもよい。例えば、電磁シールド部材の一部を延長して端子部材に電気的に接続したり、電磁シールド部材の延長部分によって外部端子部を形成したりすることにより、電磁シールド部材が接地されるようにしてもよい。同様に、側壁部材を端子部材に電気的に接続したり、側壁部材の一部を突出させて外部端子部を形成したりすることにより、側壁部材が接地されるようにしてもよい。
2 マイク素子(音響変換素子)
4 音響変換素子部
6 接続端子
10,10a,10b,10c,10k,10p,10q,10s,10t 音響的トランスデューサユニット
20,20p,20q,20s,20t 第2部材(パッケージ、非導電部)
30,30a,30q,30s,30t 第1部材(パッケージ)
31 底壁部材(非導電部)
32 筒部
34 底部(非導電部)
38,30a 凹部
40 電磁シールド部材(導電部)
40k 内部空間
40s,40t 開口
41s,41t 電磁シールド部材(導電部)
44 側壁部材(導電部)
50,50x 端子部材
52 内部端子部(一端側)
54,54x 中間部分
55 突出する部分(一端側)
56,57,58 他端側

Claims (8)

  1. 音響を電気信号に、又は電気信号を音響に変換する音響変換素子部を有する音響変換素子と、
    前記音響変換素子を内部に収納するパッケージと、
    を備え、
    前記パッケージは、両端に開口を有する内部空間が形成された導電材料からなる筒状の導電部を含み、
    少なくとも前記音響変換素子の前記音響変換素子部が、前記導電部の前記内部空間内に前記開口から離れて配置されていることを特徴とする、音響的トランスデューサユニット。
  2. 前記パッケージは、樹脂の本体に前記導電部が埋め込まれていることを特徴とする、請求項1に記載の音響的トランスデューサユニット。
  3. 前記パッケージは、
    凹部が形成され、該凹部内に前記音響変換素子が配置される第1部材と、
    前記凹部を覆うように前記第1部材に結合される第2部材と、
    前記第1部材を貫通し、一端側が前記凹部内に突出して前記音響変換素子に電気的に接続され、他端側が外部に露出する端子部材と、
    を備え、
    前記端子部材は、前記凹部内に突出する前記一端側が弾性変形して、前記音響変換素子を前記第2部材に押し当てることを特徴とする、請求項1又は2に記載の音響的トランスデューサユニット。
  4. 前記パッケージは、
    凹部が形成され、該凹部内に前記音響変換素子が配置される第1部材と、
    一対の主面を有し、該主面の一方が前記凹部を覆うように前記第1部材に結合される第2部材と、
    前記第1部材を貫通し、一端側が前記凹部内に突出して前記音響変換素子に電気的に接続され、他端側が外部に露出する端子部材と、
    を備え、
    前記端子部材の前記他端側は、前記第1部材及び前記第2部材の外周面に沿って、前記第2部材の前記主面の他方まで延在していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の音響的トランスデューサユニット。
  5. 音響を電気信号に、又は電気信号を音響に変換する音響変換素子部を有する音響変換素子と、
    前記音響変換素子を内部に収納するパッケージと、
    を備え、
    前記パッケージは、両端に開口を有する内部空間が形成された導電材料からなる筒状の導電部と、前記開口を覆うように形成され絶縁材料のみからなる非導電部とを含み、
    少なくとも前記音響変換素子の前記音響変換素子部が、前記導電部の前記内部空間内に前記開口から離れて配置されていることを特徴とする、音響的トランスデューサユニット。
  6. 前記パッケージは、樹脂の本体に前記導電部が埋め込まれていることを特徴とする、請求項5に記載の音響的トランスデューサユニット。
  7. 前記パッケージは、
    凹部が形成され、該凹部内に前記音響変換素子が配置される第1部材と、
    前記凹部の開口部を覆うように前記第1部材に結合される絶縁材料のみからなる板状の第2部材とを備え、
    前記パッケージには、前記第1部材を貫通し、一端側が前記凹部内に突出して前記音響変換素子に電気的に接続され、他端側が外部に露出する端子部材が設けられ、
    前記端子部材は、前記凹部内に突出する前記一端側が弾性変形して、前記音響変換素子を前記第2部材に押し当てることを特徴とする、請求項5又は6に記載の音響的トランスデューサユニット。
  8. 前記パッケージは、
    凹部が形成され、該凹部内に前記音響変換素子が配置される第1部材と、
    一対の主面を有し、該主面の一方が前記凹部を覆うように前記第1部材に結合される第2部材と、
    を備え、
    前記パッケージには、前記第1部材を貫通し、一端側が前記凹部内に突出して前記音響変換素子に電気的に接続され、他端側が外部に露出する端子部材が設けられ、
    前記端子部材の前記他端側は、前記第1部材及び前記第2部材の外周面に沿って、前記第2部材の前記主面の他方まで延在していることを特徴とする、請求項5又は6に記載の音響的トランスデューサユニット。
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