JP5018745B2 - 自動変速機の初期化装置。 - Google Patents

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Description

本発明は、電動駆動手段でセレクト方向とシフト方向にシフト部材を移動して変速操作を行う自動変速機の初期化装置に関する。
車両の駆動力伝達系に設けられた変速機として、電動駆動手段となる駆動モータでセレクト方向とシフト方向にシフト部材を移動して変速操作を行う自動変速機がある。このような電動駆動による自動変速機では、変速段のシフト操作を行なうシフトフォークおよび、その表面から突出したシフトラグ部材が設けられ、シフト方向にその軸線を向けて配置された複数のシフトレール部材と、シフト方向と直交するセレクト方向に軸線を向けて配置され、その表面から突出してシフトラグ部材をそれぞれ押圧してシフト方向に移動させるアーム部材が設けられたシフト部材と、シフト部材をセレクト方向とシフト方向に移動させる複数の電動駆動手段を備えている。そしてシフト部材をセレクト方向に第1の電動駆動手段で移動して走行段となる変速段を選択し、シフト部材を第2の電動駆動手段で回転させてアーム部材をシフト方向に揺動させることで、アーム部材でシフトラグ部材をシフト方向に押圧して変速操作している。このような電動駆動手段を用いた自動変速装置としては、特許文献1が挙げられる。
特開2001−304411号公報
従来の電動式の自動変速装置においては、シフト部材を第1の電動駆動手段によってセレクト方向に移動させるとともに、シフトラグ部材に対向する操作位置で第2の電動駆動手段でシフト部材を回転させることで、アーム部材でシフトラグ部材をシフト方向に移動しているが、変速機の組付け直後においてはアーム部材とシフトラグ部材の位置関係にばらつきがある。無論ばらつきのないように精度よく組付けることは可能であるが、組付け時間を要してしまい、生産効率の低減やコストアップとなってしまう。また、いくら精度よく組付けても、変速操作の駆動手段として駆動モータなどの電動駆動手段を用いると、電動駆動手段の原点位置とアーム部材とシフトラグ部材の位置関係が合っていなければ、アーム部材とシフトラグ部材との位置関係もずれてしまいう。このようなずれは変速操作の違和感、変速不良、誤変速の発生要因となることが懸念される。また、変速機の部品交換を行うと、電動駆動手段の原点位置とアーム部材とシフトラグ部材の位置関係がずれとしまうので、これらの位置合わせも必要となる。
本発明は、電動駆動手段で変速操作を行う自動変速機の、変速操作の違和感や変速不良、誤変速を低コストで防止して生産効率を高められる初期化装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、シフト方向に移動することで複数の変速段のシフト操作を行う複数のシフトレール部材と、シフト方向と直交するセレクト方向に軸線を向けて同セレクト方向に移動可能なシフト部材と、シフト部材の表面から突出した複数のアーム部と、各シフトレール部材の表面から半径方向に突出し、アーム部で押圧される操作面がシフト方向に面して配置されたシフトラグ部材と、シフト部材をセレクト方向に移動させる第1の電動駆動手段と、アーム部材で変速すべき変速段を操作するシフトレール部材から突出されたシフトラグ部材を押圧する方向にシフト部材とともにアーム部材を回動させる第2の電動駆動手段を備えた自動変速機の初期化装置であって、変速段を複数備えた自動変速機は、変速段を第1及び第2のグループに分けると共に、それぞれのグループに対応した第1、第2の主軸を備え、両主軸は異なる2つのクラッチを介してエンジン駆動力伝達軸に連結されていて、自動変速機内に設けた基準面に対してシフト部材の端部が接触するまで第1の電動駆動手段を作動し、記基準面との接触後、基準変速段を操作するシフトレール部材の目標シフトラグ部材に対して当該シフトラグに対応するアーム部材が接触するまで第1及び第2の電動駆動手段を作動してシフト部材とともにアーム部材を回動させ、アーム部材が目標シフトラグに接触した位置を、アーム部材のセレクト方向での原点位置とするセレクト位置出し処理を行う制御手段を有することを特徴としている。
請求項2の発明では、請求項1記載の自動変速機の初期化装置において、制御手段は、セレクト方向での原点位置に置かれたアーム部材が、シフトラグ部材の操作面と接触するように第2の電動駆動手段を作動するとともに、各操作面との接触位置の中間位置をアーム部材のシフト方向での原点位置とするシフト位置出し処理を行うことを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2記載の自動変速機の初期化装置において、制御手段は、シフト方向での原点位置に置かれたアーム部材の位置を保持した状態で、第1の電動駆動手段を作動してシフト部材をセレクト方向に移動し、移動途中で、アーム部材とシフトラグ部材とが接触した場合には、第1の電動駆動手段の作動を停止する変速段位置確認処理を行うことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1、2または3記載の自動変速機の初期化装置において、第1及び第2の電動駆動手段の回転角を検知する回転角検知手段を有し、制御手段は、回転角検知手段で検知された第1及び第2の電動駆動手段の各回転角と予め設定された目標回転角との差が所定値以上の場合に、シフト部材と基準面及びアーム部材とシフトラグ部材とが接触したものと判定する接触判定手段を有することを特徴としている。
本発明によれば、自動変速機内に設けた基準面に対してシフト部材を一旦接触させてから、基準変速段を有するシフトレール部材の目標シフトラグ部材にシフト部材と一体的に移動するアーム部材を接触させ、その位置をアーム部材のセレクト方向での原点位置とするので、アーム部材、シフトラグ、電動駆動手段の位置関係を合わせることができる。このため、自動変速機のシフト部材やアーム部材、シフトラグなどにガタがある場合でも、アーム部材、シフトラグ、電動駆動手段のセレクト方向での位置関係が合っている原点位置を基準に変速操作を行えるため、高精度に組付けることによる組付け時間の延長を抑制しながらも正確な変速操作を行え、変速操作の違和感や変速不良、誤変速を低コストで防止しながら生産効率を高めることができる。
本発明によれば、セレクト方向での原点位置に置かれたアーム部材をシフト方向に位置するシフトラグ部材の操作面と接触させたのち、接触位置の中間位置をアーム部材のシフト方向での原点位置とするので、アーム部材、シフトラグ、電動駆動手段の位置関係を合わせることができる。このため、自動変速機のシフト部材やアーム部材、シフトラグなどにガタがある場合でも、アーム部材、シフトラグ、電動駆動手段のシフト方向での位置関係が合っている原点位置を基準に変速操作を行えるため、高精度に組付けることによる組付け時間の延長を抑制しながらも正確な変速操作を行え、変速操作の違和感や変速不良、誤変速を低コストで防止しながら生産効率を高めることができる。
本発明によれば、シフト方向での原点位置に置かれたアーム部材の位置を保持した状態で、シフト部材をセレクト方向に移動し、移動途中で、アーム部材とシフトラグ部材とが接触した場合には第1の電動駆動手段の作動を停止するので、変速段の位置がシフト方向にずれていて、変速段が変速状態にある場合には、シフト部材の移動が停止し、組付け検査時に変速段がシフト状態となっている変速機を見分けることができる。
本発明によれば、第1及び第2の電動駆動手段の回転角を検知する回転角検知手段を有し、回転角検知手段で検知された第1及び第2の電動駆動手段の各回転角と予め設定された目標回転角との差が所定値以上の場合に、アーム部材と基準面及びシフトラグ部材とが接触したと判定するので、各シフトラグ部材とアーム部材との接触位置やシフト部材と基準面との接触位置に個別に検知手段を設けることや各電動駆動手段にその絶対位置を検知する検知手段を設ける場合に比べて部品点数が低減する。このため、自動変速機のシフト部材やアーム部材、シフトラグなどにガタがある場合でも、アーム部材、シフトラグ、電動駆動手段のシフト方向での位置関係が合っている原点位置を基準に変速操作を行えるため、高精度に組付けることによる組付け時間の延長を抑制しながらも正確な変速操作を行え、変速操作の違和感や変速不良、誤変速を低コストで防止しながら生産効率を高めることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1に示すように、自動変速機1はデュアルクラッチ式の自動変速機であり、異なる2つのクラッチ2,3と、同軸上に配備された2つの主軸4,5と、2つの副軸6,7を備えている。第1の主軸4は、第1のクラッチ2を介してエンジン8からの駆動力を伝達する駆動力伝達軸9から動力が伝達されている。第2の主軸5は、第2のクラッチ3を介して駆動力伝達軸9から動力が伝達されている。2つのクラッチ2,3は図示しない制御回路(例えば油圧式、電気式、機械式の制御回路)によって接断制御される。
第1の副軸6及び第2の副軸7は、第1の主軸4及び第2の主軸5と軸線が平行になるようにそれぞれ離間して配置されている。副軸6に設けた出力ギヤg2及び副軸7に設けた出力ギヤg3は、自動変速機1の後段のデフ10の減速ギヤg1にそれぞれ動力を伝達可能に構成されている。
本形態において、変速段は初段を1速とし最終段を6速とする6段の変速ギヤと、後進用のリバースギヤ17を備えた構成とされている。第1の副軸6には、1速用の変速ギヤ11、2速用の変速ギヤ12、3速用の変速ギヤ13及び6速用の変速ギヤ14が回転可能に枢支されている。第2の副軸7には、4速用の変速ギヤ15、5速用の変速ギヤ16及びリバースギヤ17が回転可能に枢支されているとともに、パーキングギヤ18が固定されている。
第1の主軸4には、第1のグループの変速段となる奇数段の1速用の変速ギヤ11、3速用の変速ギヤ13、5速用の変速ギヤ16が回転伝達可能に連結されている。第2の主軸5には、第2のグループの変速段となる偶数段の2速用の変速ギヤ12、4速用の変速ギヤ15、6速用の変速ギヤ14及びリバースギヤ17が回転伝達可能に連結されている。
第1の副軸6と第2の副軸7には、クラッチギヤとシンクロナイザスリーブからなる周知の同期機構61,62,63,34が設けられている。同期機構61は2速用と6速用の駆動ギヤ12,14の間に、同期機構62は1速用と3速用の駆動ギヤ11,13の間にそれぞれ配置されている。同期機構63はリバースギヤ17と4速用の変速ギヤ15の間に、同期機構64は5速用の駆動ギヤ16とパーキングギヤ17の間にそれぞれ配置されている。
各同期機構のシンクロナイザスリーブには、シフトフォーク20〜23がそれぞれ係合している。第1のシフトフォーク20及び第2のシフトフォーク21は、第1の副軸6の軸線に沿ってスライド移動可能に設置され、第3のシフトフォーク22及び第4のシフトフォーク23は、第2の副軸7の軸線に沿ってスライド移動可能に設置されている。本形態では、第1及び第2の副軸6、7の軸線方向を矢印Aで示すシフト方向とする。
自動変速機1は、これらのシフトフォーク20〜23をシフト方向Aにスライド移動させることで、第1のシフトフォーク20により2速用の変速ギヤ12及び6速用の変速ギヤ14を、第2のシフトフォーク21により1速用の変速ギヤ11及び3速用の変速ギヤ13を、それぞれ選択的に第1の副軸6に断接(シフト作動)可能となっている。自動変速機1は、シフト方向Aにスライド移動させることで、第3のシフトフォーク22により4速用の変速ギヤ15及びリバースギヤ17を、第4のシフトフォーク23により5速用の変速ギヤ16を、それぞれ選択的に第2の副軸7に断接(シフト作動)可能となっている。
このように、デュアルクラッチ式の自動変速機1では、第1のクラッチ2を介して第1のグループのギヤ段である1速、3速及び5速に選択的に切り換え可能である一方、第2のクラッチ3を介して第2のグループのギヤ段である2速、4速、6速及びリバースに選択的に切り換え可能に構成されている。
自動変速機1は、図2,3に示すように、シフト方向Aと直交するセレクト方向Bに軸線を向けて延出し、セレクト方向にBに移動可能なシフト部材50と、シフト部材50の表面から半径方向にそれぞれ突出した複数のアーム部材51〜54と、シフト方向Aに軸線を向けて配備される複数のシフトレール部材31〜34と、各シフトレール部材の表面から外側に突出し、各シフトレール上においてシフト方向Aに配置され、アーム部材51〜54とそれぞれ対向可能な複数のシフトラグ部材41〜44と、シフト部材50をセレクト方向Bに移動させる第1の電動駆動手段となる電動モータ701と、電動モータ701の作動によって移動されてse1〜se7で示す操作位置においてアーム部材51〜54で変速すべき変速ギヤを操作するシフトレール部材から突出されたシフトラグ部材41〜44の何れかを押圧する方向にシフト部材50とともにアーム部材を回動させる第2の電動駆動手段となる電動モータ702を備えている。
本形態において、シフトレール部材31は、2速用の変速ギヤ12と6速用の変速ギヤ14の変速を行うシフトフォーク20を移動するもので、シフトレール部材32は、1速用の変速ギヤ11と3速用の変速ギヤ13の変速を行うシフトフォーク21を移動するものである。シフトレール部材33は、4速用の変速ギヤ15とリバースギヤ17の変速を行うシフトフォーク22を移動するもので、シフトレール部材34は、5速用の変速ギヤ16を変速するシフトフォーク23を移動するものである。
se1は6速用の変速ギヤ14を変速する操作位置を、se2は2速用の変速ギヤ12を変速する操作位置をそれぞれ示す。se3は1速用の変速ギヤ11を変速する操作位置を、se4は3速用の変速ギヤ13を変速する操作位置をそれぞれ示す。se5は4速用の変速ギヤ16を変速する操作位置を、se6はリバースギヤ17を変速する操作位置を、se7は5速用の変速ギヤ15を変速する操作位置をそれぞれ示す。
シフトレール部材31〜34には、図3,図4に示すように、シフトラグ部材41〜44がそれぞれ設けられている。これらシフトラグ部材41〜44はシフト方向Aの中央にアーム部材51〜54を進入可能な大きさの溝部41A〜44Aがそれぞれ形成された凹形状を成し、各シフトレール部材にそれぞれ固定されている。シフトラグ部材41〜44の溝部41A〜44Aと隣接する側壁部41B,41C、側壁部42B,42C、側壁部43B,43C、側壁部44B,44Cは、それぞれシフト方向Aに位置している。これら各側壁部は、図4に示すように、溝部41A〜44Aを中心にしてセレクト方向Bにオフセットされている。シフトラグ部材41〜44は、各シフトフォークがニュートラル位置にあるときに、シフト部材50の軸線Oに沿ってセレクト方向Bに一例に並び、溝部40A〜44Aがシフト方向Aにおいて同じ位置を占めるように配置されている。
シフトラグ部材41〜44は、各溝部に面する各側壁部の内面41Ba,41Ca、内面42Ba,42Ca、内面43Ba,43Ca、内面44Ba,44Caがアーム部材51〜54によって押される位置に配置されている。本形態において、これら各内面が操作面を構成している。つまり、これら操作面は、シフト方向Aに面して配置されている。
アーム部材51〜54は、図2に示すように、駆動モータ701によりシフト部材50がセレクト方向Bに移動することで、すべてのアーム部材がシフト部材50と一体的に摺動するように構成されている。アーム部材51〜54は、シフト部材50がセレクト方向Bに移動することで、4つのシフトレール部材31〜34間をセレクト移動できるとともに、駆動モータ702によってシフト部材50が操作されて操作軸線Lc回りに回動することでシフト方向Aにシフト作動できるように構成されている。
図3に示すように、アーム部材51とアーム部材53は同一位相で配置され、アーム部材52とアーム部材54は同一位相で配置されている。アーム部材51,53とアーム部材52,54は、異なる位相に配置されている。本形態では、アーム部材51,53とアーム部材52,54の位相は開角80度に設定されている。開角とは、アーム部材51,53とアーム部材52,54の回転中心O1を頂点として、アーム部材51,53とアーム部材52,54の中心線O2,O3によって形成される角度θである。つまりアーム部材51〜54は、セレクト方向Bからみて所定角度(80度)ずれてセレクト方向Bに配置された構成とされている。
本形態において、アーム部材51〜54は、各シフトフォークがニュートラル位置にあるときには、何れのシフトラグにも干渉しない退避位置を占め、変速信号が入力されて、駆動モータ701が作動すると、変速したい目標変速ギヤのあるシフトラグ部材の溝部内へ進入して操作位置を占める。各シフトレール部材は、シフトラグ部材の溝部内にアーム部材が進入した状態で駆動モータ702が作動されてアーム部材が回動し、その回動方向に応じてラグ側壁部の内面(操作面)が押されることで、シフト方向Aに移動する。
例えば、1速用の変速ギヤ11に変速する場合、駆動モータ701を作動してシフト部材50をセレクト方向Bに移動して、図4に示すように、アーム部材52が溝部42A内に位置する操作位置Se3へと移動させ、この状態で、駆動モータ702を作動して図3において反時計周り方向にアーム部材52を回動させることで達成する。つまり、アーム部材51〜54はシフトラグ部材を押圧可能に設けられている。
図2に示すように、シフト部材50は、駆動モータ702及びこれに連動する減速機構Gsfにより操作軸線Lc回りにシフト方向に回転駆動され、しかも、駆動モータ701及びこれに連動する減速機構Gseにより操作軸線Lcの方向にスライド駆動される。駆動モータ701,702は、制御手段100によってその動作が制御される。
本形態に係る初期化装置90は、制御手段100によって主に構成される。制御手段100は、記憶手段となるROMとRAM及び演算回路となるCPU、タイマカウンタを備えた周知のコンピュータで構成されていて、変速時にクラッチ2,3の切替え動作を制御するとともに駆動モータ701,702の作動時間や回転角も制御する。このため、制御手段100には駆動モータ701,702の回転角を検知する周知のエンコーダーなどの回転角検知手段101,102が信号線を介して接続されている。本形態では、クラッチ2,3と駆動モータ701,702の制御を1つの制御手段で行うようにしたが、クラッチ2,3の制御は、別な制御手段で制御する形態としてもよい。
制御手段100は、変速段を切り換える際に、一方のクラッチ2またはクラッチ3が接続されている現変速段の状態から、クラッチ2またはクラッチ3の接続を徐々に解放しつつ、次の変速段のクラッチ3またはクラッチ2を徐々に接続していくことで、継ぎ目のない変速を実現するダブルクラッチ変速制御を行う機能を備えている。
制御手段100は、図4に示すように、自動変速機1内に設けた基準面1Aに対してシフト部材50の一部となる端部50aが接触するまで駆動モータ701を作動し、基準面1Aとの接触後、基準変速段を操作するシフトレール部材の目標シフトラグ部材(本形態ではシフトラグ部材42)に対して当該シフトラグ部材に対応するアーム部材(本形態ではアーム部材52)が接触するまで駆動モータ701,702を作動し、アーム部材52が目標シフトラグ部材(シフトラグ部材42)に接触した位置を、アーム部材52のセレクト方向Bでの原点位置とするセレクト位置出し処理と、
セレクト方向Aでの原点位置に置かれたアーム部材52が、シフト方向Aに位置するそれぞれのシフトラグ42の内面42Ba,42Caと接触するように駆動モータ702を作動するとともに、シフトラグ42の内面42Ba,42Caとの接触位置の中間位置をアーム部材52のシフト方向Aでの原点位置とするシフト位置出し処理と、
シフト方向Aでの原点位置に置かれた同一位相のアーム部材51,53とアーム部材52,54の位置を保持した状態で、駆動モータ701を作動してシフト部材50をセレクト方向Bに移動し、移動途中で、何れかのアーム部材と何れかのシフトラグ部材とが接触した場合には、駆動モータ701の作動を停止する接触判定による変速段位置確認処理を行う機能を有している。
アーム部材51〜54は、シフト部材50に対して一体的に設けられているので、1つのアーム部材の原点位置が決定することで、他のアーム部材の限定位置も一義的に定められる。本形態では、目標変速段を1速用の変速ギヤ11としている。これは、通常、車両の発進は1速から行なうので、この1速用の変速ギヤ11の変速操作を行なうアーム部材52とシフトラグ部材42との位置関係を基準とした。
上記の各処理を行なう機能を達成するため、制御手段100は、回転角検知手段101,102で検知された駆動モータ701,702のそれぞれの回転角θ1,θ2と予め設定された目標回転角Mθ1,Mθ2との差がそれぞれ所定値S1,S2以上の場合に、シフト部材50と基準面1A及びアーム部材51〜54とシフトラグ部材41〜44とが接触したと判定する接触判定手段103を備えている。
すなわち、制御手段100には、目標回転角Mθ1,Mθ2、所定値S1,S2、各回転角θ1,θ2と予め設定された目標回転角Mθ1,Mθ2との差を算出する手段となる数式、各処理実行時にシフト部材50とアーム部材51〜54を動作させるための駆動モータ701,702の駆動順序や駆動時間、回転角が設定された初期化プログラムが、予め記憶設定されている。また、制御手段100には、原点位置から各操作位置Se1〜Se7までの駆動モータ701,702の駆動順序や駆動時間、回転角が設定された変速用プログラムが記憶されていて、変速信号が入力されることで、当該プログラムに基づいて変速操作を行うように構成されている。なお、本願の特徴は、アーム部材の原点位置、すなわち、駆動モータ701,702のシフト方向Aとセレクト方向Bでの初期化に特徴があるので、変速用プログラムによる動作説明は省略する。
制御手段100は、駆動モータ701,702の目標回転角Mθ1、Mθ2と回転角検知手段101、102で検知する実回転角θ1、θ2との差分Δθ1,差分Δθ2を数式で算出し、これら差分Δθ1,Δθ2と所定値S1,S2とを比較する比較部103(図2参照)を備え、差分Δθ1が所定値S1を、差分Δθ2が所定値S2をそれぞれ超えている場合には、部材同士が接触したものと判定するPID制御により接触判定を実行している。図5は、接触鑑定の概念を説明するための図である。目標回転角Mθ1は駆動モータ701の目標回転角に接触時の速度を加算したもので、標回転角Mθ2は駆動モータ702の目標回転角に接触時の速度を加算したものである。
セレクト位置出し処理において、アーム部材52(全アーム部材)のセレクト方向Bでの原点位置とするとは、アーム部材52が原点位置を占めた位置で駆動モータ701の回転角度をリセットして0度にすることである。
シフト位置出し処理において、シフトラグ42の内面42Ba,42Caとアーム部材52の接触位置の中間位置をアーム部材52(全アーム部材)のシフト方向Aでの原点位置とするとは、アーム部材52と内面42Baとが接触したときの駆動モータ702の回転角θ2aと、アーム部材52と内面42Caとが接触したときの駆動モータ702の回転角θ2bとを制御手段100のRAMに記憶し、これら回転角の総和(θ2a+θ2b)の1/2の回転角を原点位置とし、駆動モータ702の回転角度をリセットして0度にすることである。
つまり、本形態では、セレクト方向Bとシフト方向Aでのアーム部材52の位置を定め、その位置を各駆動モータの作動開始角として0度にリセットして各駆動モータの原点出しを行っている。
以下、図6から図9に示すフローチャートと、図11以降に示す動作図を参照しながら初期化プログラムが実行されたときの各部の動作について説明する。
図6は、制御手段100による初期化プログラムのステップを示すもので、最初にセレクト位置出し処理を実行し、次にシフト位置出し処理を実行し、最後に変速段位置確認処理を実行する。
図7は、セレクト位置出し処理に関すフローチャートである。セレクト位置出し処理に関する動作図は、図11〜図16となる。
セレクト位置出し処理は、図7のステップ1において駆動モータ701を作動し、シフト部材50とセレクト方向Bの一方向へ移動することで、図11に示すようにアーム部材51〜54を同一方向(図中左方)に移動する。次にステップ2では、駆動モータ701の回転角検知手段101から出力される実回転角θ1を取込み、ステップ3では実回転角θ1と目標回転角Mθ1との差分Δθ1を算出する。ステップ4では算出された差分Δθ1と設定値S1とを比較し、ステップ5において差分Δθ1>設定値S1であるか否か、すなわち、シフト部材50の端部50aが基準面1Aに接触したか否かを判定する。ここで差分Δθ1>設定値S1でない場合には、未だ両者は接触していないものと判断して駆動モータ701の作動を継続すべくステップ2に戻る。接触判定条件となる差分Δθ1>設定値S1を満たす場合にはシフト部材50の端部50aが基準面1Aとが接触したものと判定し、ステップ6に進む。
ステップ6では、図12に示すように、駆動モータ701を反転作動して基準変速段を操作するシフトレール部材の目標シフトラグ部材(シフトラグ部材42)へ向かってシフト部材50をセレクト方向Bに移動する。この移動量は予め設定されている。ステップ7において、回転角検知手段101の出力から駆動モータ701がセレクト方向Bに所定量作動したことが検知されると、ステップ8で駆動モータ701を停止するとともに駆動モータ702を作動し、図13に示すように、シフト部材50を回転させてアーム部材52をシフト方向Aの一方向に回動移動する。このときの移動量は予め設定されている。
ステップ9において、回転角検知手段102の出力から駆動モータ702がシフト方向Aに所定量作動したことが検知されると、ステップ10において駆動モータ702を停止するとともに駆動モータ701を作動し、図14に示すように、アーム部材52を側壁部42Bに接触させる方向(セレクト方向B)移動する。そして、ステップ11で実回転角θ1と目標回転角Mθ1との差分Δθ1を算出し、ステップ12において差分Δθ1と設定値S1とを比較し、ステップ13において差分Δθ1>設定値S1であるか否か、すなわち、アーム部材52が側壁部42B(目標シフトラブ部材42)に接触したか否かを判定する。ここで差分Δθ1>設定値S1でない場合には、未だ両者は接触していないものと判断して駆動モータ701の作動を継続すべくステップ10に戻る。接触判定条件となる差分Δθ1>設定値S1を満たす場合にはアーム部材52が側壁部42Bに接触したものと判定し、ステップ14に進む。
ステップ14では、ステップ10での作動と逆に同量駆動モータ701を作動し、ステップ15で回転角検知手段101の出力から駆動モータ701がセレクト方向Bに移動したことが検知されると、ステップ16で駆動モータ701を停止し、ステップ11での作動と逆に同量駆動モータ702を作動する。するとアーム部材は、図15に示す接触前位置から図16に示す位置へと戻される。そして、ステップ17で回転角検知手段102の出力から駆動モータ702がシフト方向Aに所定量移動したことが検知されると、ステップ18において駆動モータ702を停止し、ステップ19において、駆動モータ701の回転角をリセットして0度にする。
このように、自動変速機1内に設けた基準面1Aに対してシフト部材50を一旦接触させてから、基準変速段を有するシフトレール部材の目標シフトラグ部材(シフトラグ部材42)にシフト部材50と一体的に移動するアーム部材52を接触させ、その位置を全アーム部材のセレクト方向Bでの原点位置とすべく駆動モータ701の回転角を0度にリセットするので、アーム部材51〜54とシフトラグ部材41〜44、駆動モータ701の位置関係を合わせることができる。このため、自動変速機1のシフト部材50や各アーム部材、角シフトラグ部材などにガタがある場合でも、各アーム部材と各シフトラグ部材と駆動モータ701のセレクト方向Bでの位置関係が合っている原点位置を基準に変速操作を行えるため、高精度に組付けることによる組付け時間の延長を抑制しながらも正確な変速操作を行え、変速操作の違和感や変速不良、誤変速を低コストで防止しながら生産効率を高めることができる。
図8は、シフト位置出し処理に関すフローチャートである。シフト位置出し処理に関する動作図は、図17〜図21となる。
シフト位置出し処理は、図8のステップ21において駆動モータ702を作動し、図17に示すように、セレクト方向Aでの原点位置に置かれたアーム部材52がシフト方向Aの一方側に位置する内面42Caと接触する方向に移動する。次にステップ22では、駆動モータ702の回転角検知手段102から出力される実回転角θ2(回転角θ2a)を取り込み、ステップ23では実回転角θ2(回転角θ2a)と目標回転角Mθ2との差分Δθ2を算出する。ステップ24では算出された差分Δθ2と設定値S2とを比較し、ステップ25において差分Δθ2>設定値S2であるか否か、すなわち、アーム部材52が内面42Caに接触したか否かを判定する。ここで差分Δθ2>設定値S2でない場合には、未だ両者は接触していないものと判断して駆動モータ702の作動を継続すべくステップ21に戻る。接触判定条件となる差分Δθ2>設定値S2を満たす場合にはアーム部材52が内面42Caに接触したものと判定し、ステップ26に進んで駆動モータ702を停止するとともに、停止したときの実回転角θ2aを記憶する。
ステップ27では、もう一方の内面42Caと反対側に位置するシフトラグ部材42の内面42Baにアーム部材52を接触させるべく、駆動モータ701を作動して図18に示すように、アーム部材52を図中右方に移動し、ステップ28で回転角検知手段101の出力から駆動モータ701がセレクト方向Bに所定量作動したことが検知されると、ステップ29で駆動モータ701を停止するとともに駆動モータ702を作動して、図19に示すように、シフト部材50を回転させてアーム部材52をシフト方向Aの一方向に位置する内面42Baに向かって移動する。ステップ30では駆動モータ702の回転角検知手段102から出力される実回転角θ2(回転角θ2b)を取り込み、ステップ31で実回転角θ2(回転角θ2b)と目標回転角Mθ2との差分Δθ2を算出する。ステップ32では算出された差分Δθ2と設定値S2とを比較し、ステップ33おいて差分Δθ2>設定値S2であるか否か、すなわち、アーム部材52が内面42Baに接触したか否かを判定する。ここで差分Δθ2>設定値S2でない場合には、未だ両者は接触していないものと判断して駆動モータ702の作動を継続すべくステップ29に戻る。接触判定条件となる差分Δθ2>設定値S2を満たす場合には、図20に示すように、アーム部材52が内面42Baに接触したものと判定し、ステップ34に進み駆動モータ702を停止するとともに、停止したときの実回転角θ2を記憶する。
制御手段100は、ステップ35において、記憶した実回転角θ2(θ2a+θ2b)の1/2の回転角を算出し、ステップ36において駆動モータ701を原点位置に向かって作動するとともに、ステップ37で駆動モータ702が1/2の回転角となる位置まで作動する。このため、図20に示す位置を占めているアーム部材52は、図21に示すセレクト方向Bにおける原点位置に移動するとともに、シフト方向Aの1/2の回転度の中間位置に移動する。回転角検知手段101,102の出力から駆動モータ701,702がセレクト方向Bとシフト方向Aに移動して原点位置と中間位置を占めたことがステップ38,39で検知されると、ステップ40で駆動モータ701と駆動モータ702を停止するとともに、ステップ41でそのときの駆動モータ702の回転角を0度にリセットする。
このように、セレクト方向Aでの原点位置に置かれたアーム部材52をシフト方向Aに位置するシフトラグ部材52の操作面となる内面42Ba、内面42Caと接触させたのち、接触位置の中間位置をアーム部材52のシフト方向Aでの原点位置とするので、アーム部材52、シフトラグ部材42、駆動モータ702の位置関係を合わせることができる。このため、自動変速機1のシフト部材50、アーム部材、シフトラグ部材などにガタがある場合でも、アーム部材、シフトラグ部材、駆動モータ702のシフト方向Aでの位置関係が合っている原点位置を基準に変速操作を行えるため、高精度に組付けることによる組付け時間の延長を抑制しながらも正確な変速操作を行え、変速操作の違和感や変速不良、誤変速を低コストで防止しながら生産効率を高めることができる。
図9は、変速段位置確認処理に関すフローチャートである。変速段位置確認処理に関する動作図は、図22〜図27となる。図9は、図9aと図9bに分図していて、両者は端子1によって接続している。図9aと図9bは、接触判定による変速段位置検出のフローチャートを示す。
接触判定による変速段位置確認処理は、図22に示すように、シフト方向A及びセレクト方向Bでの原点位置に置かれたアーム部材52の位置を保持した状態で、図9aのステップ51において駆動モータ701をアーム部材52がシフトラグ部材42の溝部42Aを通過する所定量作動し、アーム部材52をセレクト方向Bに移動する。このときの所定量は予め設定されている。ステップ52〜55では、図7のステップ2〜ステップ5と同様の接触判定処理が行われる。そしてステップ55において差分Δθ1>設定値S1でうると、ステップ57に進んで駆動モータ701を停止し、差分Δθ1>設定値S1でなければ、アーム部材52とシフトラグ部材42との接触はないものとしてステップ56に進み、差分Δθ1>設定値S1の場合にはアーム部材52とシフトラグ部材42とがセレクト方向Bにおいて接触したもの判定して、ステップ57において駆動モータ701の作動を停止し、変速段位置確認処理を終了する。
ステップ56において、アーム部材52がシフトラグ部材42の溝部42Aを通過したことが回転角検知手段101によって検知されると、アーム部材52、54がシフトラグ部材42,44との接触がなかったものとしてステップ58において駆動モータ701を停止するとともに駆動モータ702を作動して、シフト方向Aの一方向にシフト部材50を所定角度移動して図23に示すようにアーム部材51〜54を移動する。この所定角度はアーム部材51とアーム部材52の開角θ(80度)である。
ステップ59〜62では、図8のステップ22〜ステップ25と同様の接触判定処理が行われる。そしてステップ62において差分Δθ2>設定値S2でなければ、アーム部材52とシフトラグ部材42との接触はないものとしてステップ63に進み、差分Δθ2>設定値S2の場合にはアーム部材52とシフトラグ部材42とがシフト方向Aにおいて接触したもの判定して、ステップ64において駆動モータ702の作動を停止し、変速段位置確認処理を終了する。
ステップ63において、アーム部材52が角度θ分だけ回動したことが回転角検知手段102によって検知されると、図24に示すように、アーム部材52,54はシフトラグ部材42,44から離間した位置を占め、アーム部材51,53がシフトラグ部材41,43の溝部41A,43Aに進入可能な位置を占める。そして図9bに示すようにステップ65において駆動モータ702を停止し、駆動モータ701を作動する。このときの作動量は、図24,図25に示すようにアーム部材51,53を溝部41A,43A内を通過するまで作動量とし、この量は予め設定されている。
ステップ66〜69では、ステップ52〜55と同様の接触判定処理が行なわれる。そしてステップ69において差分Δθ1>設定値S1であると、ステップ70に進んで駆動モータ701を停止し、差分Δθ1>設定値S1でなければ、アーム部材52とシフトラグ部材42との接触はないものとしてステップ71に進み、差分Δθ1>設定値S1の場合にはアーム部材52とシフトラグ部材42とがセレクト方向Bにおいて接触したもの判定して、ステップ71において駆動モータ701の作動を停止し、変速段位置確認処理を終了する。
ステップ71では、アーム部材51,53がシフトラグ部材41,43との接触がなかったものとして駆動モータ701を反転作動して、アーム部材52がセレクト方向Bの原点位置へと移動する。制御手段100は、このセレクト方向の原点位置への移動時においても、ステップ72〜75において、ステップ52〜55と同様の接触判定処理を行い、ステップ75において差分Δθ1>設定値S1でなければ、アーム部材52とシフトラグ部材42との接触はないものとしてステップ76に進み、差分Δθ1>設定値S1の場合にはアーム部材52とシフトラグ部材42とがセレクト方向Bにおいて接触したもの判定して、ステップ70において駆動モータ701の作動を停止し、変速段位置確認処理を終了する。
ステップ76において、アーム部材52がセレクト方向Bの原点位置を占めたことが回転角検知手段101によって検知されると、ステップ77において駆動モータ701を停止して駆動モータ702を作動し、図26に示すようにアーム部材52をシフト方向Aの原点位置へと移動する。このシフト方向の原点位置への移動時においても、ステップ78〜81において、ステップ59〜62と同様の接触判定処理が行なわれる。そしてステップ81において差分Δθ2>設定値S2でなければ、アーム部材52とシフトラグ部材42との接触はないものとしてステップ82に進み、差分Δθ2>設定値S2の場合にはアーム部材52とシフトラグ部材42とがシフト方向Aにおいて接触したもの判定して、ステップ83において駆動モータ702の作動を停止し、変速段位置確認処理を終了する。ステップ82においてアーム部材52が図27に示すシフト方向Aの原点位置を占めたことが回転角検知手段102によって検知されると、ステップ84において駆動モータ702を停止する。
このように、シフト方向Aでの原点位置とセレクト方向Bでの原点位置に置かれたアーム部材51から54の位置を保持した状態で、シフト部材50をシフト方向Aやセレクト方向Bに移動し、その移動途中で、アーム部材51〜54とシフトラグ部材41〜44の何れかが接触した場合には駆動モータ701、702を停止するので、変速段の位置がシフト方向にずれていて、変速段が変速状態にある場合には、シフト部材50の移動が停止し、組付け検査時に変速段がシフト状態となっている変速機を見分けることができる。
変速段位置確認処理としては、図9に示す接触判定に方法以外に、制御手段100が備えるタイマによる変速段位置確認処理を行うことができる。このタイマによる変速段位置確認処理について図10を用いて説明する。図10は、タイマによる変速段位置検出のフローチャートを示すもので、図10aと図10bに分図しており、両者は端子2によって接続している。タイマカウンタによる変速段位置確認処理に関する動作図は、図22〜図27を流用することとする。
この処理を行う場合には、制御手段100に、カウンタ上限値C_lmtと駆動モータ701のセレクト方向Bへの所定の移動量m1と駆動モータ702のシフト方向Aへの移動量m2を予め設定しておく。この移動量m1,m2は、アーム部材52がシフトラグ部材42の溝部42Aを通過する所定量である。また、カウンタ上限値C_lmtは、アーム部材52が移動途中で変速ギヤ段に接触しないで移動量m1,m2相当進む駆動モータ701,702の最大駆動時間である。制御手段100は、カウンタ上限値C−lmtや移動量m1,m2を検出すると、駆動中のモータを停止する機能を備えている。
以下、図10を用いて制御内容を説明する。図22に示すように、シフト方向A及びセレクト方向Bでの原点位置に置かれたアーム部材52の位置を保持した状態で、図10aのステップ90においてタイマカウンタをクリアし、ステップ91において駆動モータ701を作動してアーム部材52をセレクト方向Bに移動する。ステップ92でタイマカウンタにより駆動モータ701の駆動時間を計測(カウントアップ)する。ステップ93では、タイマカウンタによる計測値Cがカウンタ上限値C_lmtを越えたか否かを判定する。この判定結果が計測値C>カウンタ上限値C_lmtの場合には、アーム部材52とシフトラグ部材42とが接触したもの判定して、ステップ94において駆動モータ701の作動を停止し、変速段位置確認処理を終了する。
一方、計測値C>カウンタ上限値C_lmtでなければ、アーム部材52とシフトラグ部材42とが接触していないものとしてステップ95に進み、アーム部材52がシフトラグ部材42の溝部42Aを通過したか否かが判定される。ここで、駆動モータ701が所定量m1だけ回転してアーム部材52が移動したことが図示しないセンサによって検出されると、アーム部材52,54がシフトラグ部材42,44との接触がなかったものとしてステップ96においてタイマカウンタをクリアし、ステップ97に進んで駆動モータ701を停止するとともに駆動モータ702を作動してシフト部材50を回転させて、図23に示すようにアーム部材51〜54をシフト方向Aに移動する。ステップ98では、タイマカウンタにより駆動モータ702の駆動時間を計測(カウントアップ)し、ステップ99においてタイマカウンタによる計測値Cがカウンタ上限値C_lmtを越えたか否かを判定する。この判定結果が計測値C>カウンタ上限値C_lmtの場合には、アーム部材52とシフトラグ部材42とが接触したもの判定して、ステップ100に進んで駆動モータ702の作動を停止し、変速段位置確認処理を終了する。
一方、計測値C>カウンタ上限値C_lmtでなければ、アーム部材52とシフトラグ部材42とが接触していないものとしてステップ101に進む。ステップ101において、駆動モータ702がシフト方向Aに所定量m2分だけ回動したと判定すると、図24に示すように、アーム部材52,54はシフトラグ部材42,44から離間した位置を占め、アーム部材51,53がシフトラグ部材41,43の溝部41A,43Aに進入可能な位置を占める。そして図10bに示すようにステップ102においてタイマカウンタをクリアし、ステップ103において駆動モータ702を停止し、駆動モータ701を作動する。ステップ104でタイマカウンタにより駆動モータ701の駆動時間を計測(カウントアップ)し、ステップ105でタイマカウンタによる計測値Cがカウンタ上限値C_lmtを越えたか否かを判定する。この判定結果が計測値C>カウンタ上限値C_lmtの場合には、アーム部材52とシフトラグ部材42とがセレクト方向Bにおいて接触したもの判定して、ステップ106において駆動モータ701の作動を停止し、変速段位置確認処理を終了する。
一方、計測値C>カウンタ上限値C_lmtでなければ、アーム部材52とシフトラグ部材42とがセレクト方向Bにおいて接触していないものとしてステップ107に進み、アーム部材52がシフトラグ部材42の溝部42Aを通過したか否かが判定される。ここで、駆動モータ701が所定量m1回転してアーム部材52が移動したことが図示しないセンサによって検出されると、アーム部材52,54がシフトラグ部材42,44との接触がなかったものとしてステップ108においてタイマカウンタをクリアし、ステップ109に進んでアーム部材51,53がシフトラグ部材41,43との接触がなかったものとして駆動モータ701を反転作動して、アーム部材52がセレクト方向Bの原点位置へと移動する。
制御手段100は、このセレクト方向Bの原点位置への移動時においても、ステップ100〜111において、ステップ92〜95と同様の接触判定処理を行い、ステップ111において計測値C>カウンタ上限値C_lmtの場合にはステップ106に進んで駆動モータ701の作動を停止して変速段位置確認処理を終了し、計測値C>カウンタ上限値C_lmtでなければ、アーム部材52とシフトラグ部材42との接触はないものとしてステップ113に進む。
ステップ113において、駆動モータ701が所定量m1回転してアーム部材52がセレクト方向Bにm1だけ作動して原点位置を占めたと判定されると、ステップ114においてタイマカウンタをクリアして、ステップ115において駆動モータ701を停止して駆動モータ702を作動し、図26に示すようにアーム部材52をシフト方向Aの原点位置へと移動する。このシフト方向Aの原点位置への移動時においても、ステップ116〜117において、ステップ98〜99と同様の接触判定処理が行い、ステップ117において計測値C>カウンタ上限値C_lmtの場合にはステップ119に進んで駆動モータ702の作動を停止し、計測値C>カウンタ上限値C_lmtでなければ、アーム部材52とシフトラグ部材42との接触はないものとしてステップ118に進む。ステップ118において、駆動モータ702が所定量m2だけ作動してアーム部材52が図27に示すシフト方向Aの原点位置を占めたと判定されると、ステップ119において駆動モータ702を停止して、この制御を終える。
このように、シフト方向Aでの原点位置とセレクト方向Bでの原点位置に置かれたアーム部材51から54の位置を保持した状態で、シフト部材50をシフト方向Aやセレクト方向Bに移動し、その移動途中で、アーム部材51〜54とシフトラグ部材41〜44の何れかが接触した場合には駆動モータ701,702を停止するので、変速ギア段の位置がシフト方向Aにズレていて、変速ギア段が変速状態にある場合には、シフト部材50の移動が停止し、組付け検査時に変速段がシフト状態となっている変速機を見分けることができる。
上記形態では、シフトラグ部材41〜44のシフト方向Aに位置する各側壁部41B,41C、側壁部42B,42C、側壁部43B,43C、側壁部44B,44Cをセレクト方向Bにオフセットし、これらシフトラグ部材に対応させてアーム部材51〜54もセレクト方向Bにオフセットしたが、シフトラグ部材41〜44やアーム部材51〜54の形態は、これに限定されるものではなく。たとえば、各側壁部41B,41C、側壁部42B,42C、側壁部43B,43C、側壁部44B,44Cがセレクト方向においてオフセットされていないシフトラグ部材410〜440を用いてもよい。
本発明の一実施形態としての自動変速機の初期化装置を備えた車両の駆動力伝達系の概略構成図である。 図1の自動変速機を平面的に見た概略構成図である。 自動変速機のアーム部材とシフトラグ部材の構成を示す拡大図である。 アーム部材とシフトラグ部材の配置関係を示す図である。 シフト部材基準面及びアーム部材とシフトラグ部材の接触判定手法を説明するための図である。 制御手段による初期化プログラムの工程の一例を示すフローチャートである。 初期化プログラム内のセレクト位置出し処理の一例を示すフローチャートである。 初期化プログラム内のシフト位置出し処理の一例を示すフローチャートである。 初期化プログラム内の変速段位置確認処理の一例を示すフローチャートである。 図9aの端子1につながる初期化プログラム内の変速段位置確認処理のフローチャートである。 初期化プログラム内の変速段位置確認処理の別な形態を示すフローチャートである。 図10aの端子2につながる初期化プログラム内の変速段位置確認処理のフローチャートである。 セレクト位置出し処理において、シフト部材が基準面に向かって移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。 セレクト位置出し処理において、シフト部材が基準面に向かって接触して反転移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。 セレクト位置出し処理において、シフト部材がシフトラグ部材との接触位置に向かってシフト方向に移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。 セレクト位置出し処理において、シフト部材がシフトラグ部材との接触位置に向かってセレクト方向に移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。 セレクト位置出し処理において、アーム部材とシフトラグ部材とが接触した後に、シフト部材がシフト方向に移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。 セレクト位置出し処理において、シフト部材とアーム部材がセレクト方向での原点位置を占めたときの、アーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。 シフト位置出し処理において、シフト部材がシフト方向の一方に移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。 シフト位置出し処理において、アーム部材とシフトラグ部材が接触した状態から、シフト部材がシフト方向の他方に移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。 シフト位置出し処理において、アーム部材とシフトラグ部材が接触した状態から、シフト部材がシフト方向の他方に移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。 シフト位置出し処理において、アーム部材とシフトラグ部材が接触した状態から、シフト部材が中間位置へ移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。 シフト位置出し処理において、シフト部材とアーム部材がシフト方向への原点位置を占めたときの、アーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。 変速段位置確認処理において、第1の変速段グレープの変速位置を確認するときにシフト部材がセレクト方向に移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である 変速段位置確認処理において、第2の変速段グレープの変速位置を確認するときにシフト部材がシフト方向に移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である 変速段位置確認処理において、第2の変速段グレープの変速位置を確認するときにシフト部材がセレクト方向に移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。 変速段位置確認処理において、セレクト方向の原点位置に復帰する際に、シフト部材がセレクト方向に移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である 変速段位置確認処理において、シフト方向に原点位置に復帰する際に、シフト部材がシフト方向に移動するときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である 変速段位置確認処理において、セレクト方向とシフト方向の原点位置をシフト部材とアーム部材が占めたときのアーム部材とシフトラグ部材の位置関係の示す図である。
符号の説明
1 自動変速機
1A 基準面
2,3 2つのクラッチ
4 第1の主軸
5 第2の主軸
9 エンジン駆動力伝達軸
11〜17 複数の変速段
31〜34 複数のシフトレール部材
41〜44 シフトラグ部材
42 目標シフトラグ部材
41Ba,41Ca 操作面
42Ba,42Ca 操作面
43Ba,43Ca 操作面
44Ba,44Ca 操作面
50 シフト部材
51〜54 複数のアーム部
90 初期化装置
100 制御手段
101,102 回転角検知手段
103 接触判定手段
701 第1の電動駆動
702 第2の電動駆動手段
A シフト方向
B セレクト方向
S1,S2 所定値
θ1、θ2 回転
Mθ1,Mθ2 目標回転角
Δθ1,Δθ2 差分

Claims (4)

  1. シフト方向に移動することで複数の変速段のシフト操作を行う複数のシフトレール部材と、前記シフト方向と直交するセレクト方向に軸線を向けて同セレクト方向に移動可能なシフト部材と、前記シフト部材の表面から突出した複数のアーム部と、前記各シフトレール部材の表面から半径方向に突出し、前記アーム部で押圧される操作面がシフト方向に面して配置されたシフトラグ部材と、前記シフト部材をセレクト方向に移動させる第1の電動駆動手段と、前記アーム部材で変速すべき変速段を操作するシフトレール部材から突出された前記シフトラグ部材を押圧する方向に前記シフト部材とともにアーム部材を回動させる第2の電動駆動手段を備えた自動変速機の初期化装置であって、
    前記変速段を複数備えた自動変速機は、前記変速段を第1及び第2のグループに分けると共に、それぞれのグループに対応した第1、第2の主軸を備え、両主軸は異なる2つのクラッチを介してエンジン駆動力伝達軸に連結されていて、
    前記自動変速機内に設けた基準面に対して前記シフト部材の端部が接触するまで前記第1の電動駆動手段を作動し、前記基準面との接触後、基準変速段を操作するシフトレール部材の目標シフトラグ部材に対して当該シフトラグに対応するアーム部材が接触するまで前記第1及び第2の電動駆動手段を作動して前記シフト部材とともに前記アーム部材を回動させ、前記アーム部材が目標シフトラグに接触した位置を、前記アーム部材のセレクト方向での原点位置とするセレクト位置出し処理を行う制御手段を有することを特徴とする自動変速機の初期化装置。
  2. 請求項1記載の自動変速機の初期化装置において、
    前記制御手段は、前記セレクト方向での原点位置に置かれたアーム部材が、前記シフトラグ部材の操作面と接触するように第2の電動駆動手段を作動するとともに、各操作面との接触位置の中間位置を前記アーム部材のシフト方向での原点位置とするシフト位置出し処理を行うことを特徴とする自動変速機の初期化装置。
  3. 請求項2記載の自動変速機の初期化装置において、
    前記制御手段は、シフト方向での原点位置に置かれたアーム部材の位置を保持した状態で、前記第1の電動駆動手段を作動して前記シフト部材をセレクト方向に移動し、移動途中で、前記アーム部材と前記シフトラグ部材とが接触した場合には、前記第1の電動駆動手段の作動を停止する変速段位置確認処理を行うことを特徴とする自動変速機の初期化装置。
  4. 請求項1、2または3記載の自動変速機の初期化装置において、
    前記第1及び第2の電動駆動手段の回転角を検知する回転角検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記回転角検知手段で検知された第1及び第2の電動駆動手段の各回転角と予め設定された目標回転角との差が所定値以上の場合に、前記シフト部材と基準面及び前記アーム部材と前記シフトラグ部材とが接触したものと判定する接触判定手段を有することを特徴とする自動変速機の初期化装置。
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