JP5018498B2 - 油圧式クラッチレリーズ軸受装置 - Google Patents

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Description

この発明は、油圧によって作動される環状ピストンとダイヤフラムスプリングとの間に配設される油圧式クラッチレリーズ軸受装置に関する。
従来、例えば、図7に示すように、油圧によって作動される環状ピストン220とダイヤフラムスプリング240との間に配設される油圧式クラッチレリーズ軸受装置においては、環状ピストン220に内径側が接続されるフランジ体260と、外径側にクラッチレリーズ軸受230の外輪231の外周面を覆う筒状体251とを有するカバー部材250を備えた構造のものがある。
また、カバー部材250のフランジ体260と筒状体251とは、一枚の鋼板がプレス加工(絞り加工)されることによって一体に形成される。
筒状体251の内部には、その内周面との間に環状の隙間をもってクラッチレリーズ軸受230の外輪231が組み込まれる。
さらに、筒状体251の開口縁に薄肉に加工された延出部分255aが半径方向中心側へ曲げ加工されて環状部255が形成される。この際、クラッチレリーズ軸受230の外輪231の一端面がフランジ体260の内側面に当接した状態で、環状部255と、クラッチレリーズ軸受230の外輪231の他端面との間に調心用ばね225が介在される。
なお、油圧によって作動される環状ピストンとダイヤフラムスプリングとの間に配設される油圧式クラッチレリーズ軸受装置においては、例えば、特許文献1あるいは特許文献2に開示されている。
特開2006−189086号公報 特開2001−132773号公報
ところで、図7に示すような油圧式クラッチレリーズ軸受装置においては、フランジ体260に所要とする剛性をもたせてフランジ体260の変形を防止する必要がある。このため、所要板厚(板厚が厚い)の一枚の鋼板がプレス加工(絞り加工)されることによってフランジ体260と筒状体251と一体に有するカバー部材250が形成される。そして、筒状体251の厚さ寸法は、フランジ体260の板厚寸法と略同等となる。
また、筒状体251の内径寸法は、クラッチレリーズ軸受230の外輪231の外周面との間に環状の隙間を形成できる大きさに設定する必要がある。
前記したようなことから、筒状体251の外径寸法が大きくなり、装置全体が大型化する。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、カバー部材の筒状体の外径寸法を小さくして装置全体の小型化を図ることができる油圧式クラッチレリーズ軸受装置を提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係る油圧式クラッチレリーズ軸受装置は、油圧によって作動される環状ピストンとダイヤフラムスプリングとの間に配設されると共に、前記環状ピストンに内径側が接続されるフランジ体と、外径側にクラッチレリーズ軸受の外輪の外周面を覆う筒状体とを有するカバー部材を備えた油圧式クラッチレリーズ軸受装置であって、
前記カバー部材のフランジ体と筒状体とは別部品によって構成され、
前記筒状体は、前記フランジ体よりも薄肉の金属板によって円筒状に形成された筒胴部と、その筒胴部の一端部に前記フランジ体の厚さ寸法に対応する筒長さをもって小径に絞られた小径の筒端部と、その小径の筒端部の一端縁から半径方向内方へ曲げ加工された環状の端壁部とを一体に有して段差筒状をなし、
前記小径の筒端部に、前記フランジ体が圧入固定されると共に、前記フランジ体の一側面が前記環状の端壁部に当接し、
前記筒状体の筒胴部内には、前記外輪が圧入固定されると共に、前記外輪の一端面が前記フランジ体の他側面に当接して前記筒状体と前記フランジ体と前記外輪とが一体化されていることを特徴とする。
前記構成によると、カバー部材のフランジ体と筒状体とを別部品によって構成し、フランジ体よりも薄肉の金属板よりなる筒状体の筒胴部内に、フランジ体とクラッチレリーズ軸受の外輪とを圧入固定して一体化することによって、カバー部材の筒状体の外径寸法を小さく抑えることができ、装置全体の小型化を良好に図ることができる。
また、筒状体の筒胴部の一端部に形成された小径の筒端部にフランジ体を、筒状体の筒胴部にクラッチレリーズ軸受の外輪をそれぞれ所要とする締め代をもって良好に圧入固定することができる。
言い換えると、筒状体の筒胴部の一端部に小径の筒端部を形成することなく筒状体の筒胴部にフランジ体とクラッチレリーズ軸受の外輪とをそれぞれ圧入すると、フランジ体と外輪との外径寸法のバラツキ等によって一方の部材の締め代が不足し、空回りする恐れがあり、クラッチレリーズ軸受の軸受性能を悪化させることが想定される。
これに対し、前記したように筒状体の筒胴部の一端部に小径の筒端部を形成することによって、筒状体とフランジ体と外輪とを一体化して空回りを防止することができ、クラッチレリーズ軸受の軸受性能を維持することができる。
この発明を実施するための最良の形態について実施例にしたがって説明する。
〔実施例1〕
この発明の実施例1を図1〜図4にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係る油圧式クラッチレリーズ軸受装置を示す縦断面図である。図2はクラッチレリーズ軸受のカバー部材を拡大して示す縦断面図である。図3はフランジ体の外径側フランジ部の面取り部を拡大して示す縦断面図である。図4はフランジ体が傾いた状態を示す説明図である。
図1に示すように、クラッチ主軸1の外周面に組み付けられるシリンダ内筒体10と、シリンダ外筒体15との間には環状のシリンダ空間16が形成され、このシリンダ空間16には、シリンダ空間16内に供給される油圧によって作動される環状ピストン20が嵌挿されている。
シリンダ空間16から突出される環状ピストン20の突出部の先端側外周面には環状溝21が凹設されている。
図1と図2に示すように、環状ピストン20とダイヤフラムスプリング40との間に配設される油圧式クラッチレリーズ軸受装置は、クラッチレリーズ軸受30と、カバー部材50とを備えている。
クラッチレリーズ軸受30は、外輪31と、この外輪31の内周に同心状に配置される内輪35と、外輪31と内輪35との間に保持器33によって保持された状態で転動可能に配設される複数個の玉32とを備えている。
また、内輪35の一端部(ダイヤフラムスプリング40に対向する側)にはダイヤフラムスプリング40の内径側部分41に接する押圧部36が形成されている。
図2に示すように、カバー部材50は、環状ピストン20に内径側が接続されるフランジ体60と、外径側にクラッチレリーズ軸受30の外輪31の外周面を覆う筒状体51とを有すると共に、これらフランジ体60と筒状体51とは別部品によって構成されている。
筒状体51は、フランジ体60よりも薄肉の金属板(鋼鉄板)のプレス加工(絞り加工)に形成され、外輪31の外径寸法よりも僅かに小さい内径寸法の円筒状をなす筒胴部52と、この筒胴部52の一端部にフランジ体60の厚さ寸法と略同じ筒長さをもって小径に絞られフランジ体60の外径寸法(次に述べる外径側フランジ部61の外径寸法)よりも僅かに小さい内径寸法をもつ小径の筒端部53と、この小径の筒端部53の端縁から半径方向内方へ曲げ加工された環状の端壁部54とを一体に有して段差筒状をなしている。
そして、筒状体51の小径の筒端部53には、フランジ体60が所定の締め代をもって圧入固定され、そのフランジ体60の一側面が環状の端壁部54の内面に当接する。
また、筒状体51の筒胴部52には、外輪31が所定の締め代をもって圧入固定され、その外輪31の一端面がフランジ体60の他側面に当接した状態で、筒状体51と、フランジ体60と、外輪31とが一体化されている。
図2に示すように、フランジ体60は、厚肉の金属板(鋼鉄板)のプレス加工に形成されると共に、外径側フランジ部61と、第1屈曲部62と、中間筒部63と、第2屈曲部64と、内径側フランジ部65とを一体連続状に備えて縦断面Z字状に形成されている。
外径側フランジ部61は、その外径面が筒状体51の小径の筒端部53に所定の締め代で圧入固定され、この外径側フランジ部61の内径端から第1屈曲部62が所定の曲率半径でクラッチレリーズ軸受30の内輪35の内周面に向けて曲げられている。
中間筒部63は、第1屈曲部62の端縁からクラッチレリーズ軸受30の内輪35の内周面に沿って延びている。
中間筒部63の端縁から第2屈曲部64が所定の曲率半径で中心側に向けて曲げられ、この第2屈曲部64の端縁から内径側フランジ部65が環状ピストン20の環状溝21に向けて延出されている。そして、内径側フランジ部65の内径端が環状溝21の底面(外径面)と調心用の環状隙間を隔てて配置されると共に、環状溝21の端壁面23と内径側フランジ部65との間には、皿ばね状の調心用ばね25が配設され、この調心用ばね25の弾発力によって内径側フランジ部65の一側面が環状溝21の押圧面22に当接している。
すなわち、ダイヤフラムスプリング40とクラッチレリーズ軸受30との間に半径方向の偏心が生じたときには、ダイヤフラムスプリング40に対し調心用ばね25を介してクラッチレリーズ軸受30が半径方向へ相対的に移動されることでダイヤフラムスプリング40に対しクラッチレリーズ軸受30が調心されるようになっている。
また、この実施例1において、フランジ体60の第1屈曲部62や第2屈曲部64に応力が集中することがないように、第1、第2の屈曲部62、64の曲率半径R1、R2が設定され、さらに、第1屈曲部62の曲率半径R1は、第2屈曲部64の曲率半径R2よりも大きく設定される。
例えば、第1屈曲部62の曲率半径R1が2mm〜3mm程度に設定され、第2屈曲部64の曲率半径R2が0.5mm〜2mm程度に設定される。
また、この実施例1において、図3に示すように、フランジ体60の外径側フランジ部61の外径縁部には、所要とする面取り角度をもって面取り部61aが形成されている。
特に、この実施例1において、カバー部材50の筒状体51が外輪31から抜け出る方向へ移動されることがないように、面取り部61aは、その内径端のエッジ部61bの半径寸法をAとし、クラッチレリーズ軸受30の外輪31端面の内径縁と外径側フランジ部61との接触点Pの半径寸法をBとしたときに、「A≦B」の関係となるように設定されている。
なお、図1に示すように、フランジ体60に沿って配設されたばね受け部材70とシリンダ外筒体15との間には、カバー部材50と共にクラッチレリーズ軸受30をダイヤフラムスプリング40に向けて押圧する加圧ばね75が配設されている。
この実施例1に係る油圧式クラッチレリーズ軸受装置は上述したように構成される。
したがって、クラッチペダル(図示しない)の踏み込み動作に基づいてシリンダ空間16内に油圧が供給されると、環状ピストン20が押し出される。
すると、環状ピストン20の環状溝21一側内壁面の押圧面22にカバー部材50のフランジ体60の内径側フランジ部65が押圧されてカバー部材50と共にクラッチレリーズ軸受30が軸方向左側へ移動される。そして、クラッチレリーズ軸受30の内輪35端部の環状の押圧部36によってダイヤフラムスプリング40の内径側部分41が押圧され、図示しないクラッチが作動(遮断)される。
さて、カバー部材50を別部品よりなる筒状体51とフランジ体60によって構成し、フランジ体60よりも薄肉の金属板よりなる筒状体51の筒胴部52内に、フランジ体60とクラッチレリーズ軸受30の外輪31とを圧入固定して一体化することによって、カバー部材50の筒状体51の外径寸法を小さく抑えることができる。ひいては、油圧式クラッチレリーズ軸受装置全体の小型化を良好に図ることができる。
また、この実施例1において、筒状体51の小径の筒端部53にフランジ体60を、筒胴部52に外輪31をそれぞれ所要とする締め代をもって不足なく良好に圧入固定することができる。このため、締め代の不足が原因となる筒状体51に対するフランジ体60あるいは外輪31の相対的な空回りを防止することができ、クラッチレリーズ軸受30の軸受性能を維持することができる。
また、この実施例1において、図2に示すように、フランジ体60は、外径側フランジ部61と、第1屈曲部62と、中間筒部63と、第2屈曲部64と、内径側フランジ部65とを一体連続状に備えて縦断面Z字状に形成され、中間筒部63は、第1屈曲部62の端縁からクラッチレリーズ軸受30の内輪35の内周面に沿って延びている。このため、クラッチレリーズ軸受30の内輪35の内周側の空間を有効に利用してフランジ体60の中間筒部63を配置することができ、油圧式クラッチレリーズ軸受装置の小型化に効果が大きい。
また、フランジ体60の板厚を積極的に厚くして剛性をより一層高めた場合においても、油圧式クラッチレリーズ軸受装置の大型化を抑制することが可能となる。
また、フランジ体60の第1屈曲部62や第2屈曲部64に応力が集中することがないように、第1、第2の屈曲部62、64の曲率半径R1、R2が設定され、さらに、第1屈曲部62の曲率半径R1は、第2屈曲部64の曲率半径R2よりも大きく設定されるため、フランジ体60の第1屈曲部62や第2屈曲部64に過大な応力が集中して損傷されることを防止することができ、耐久性の向上を図ることができる。
また、この実施例1において、図3に示すように、フランジ体60の外径側フランジ部61の面取り部61aは、その内径端のエッジ部61bの半径寸法をAとし、クラッチレリーズ軸受30の外輪31端面の内径縁と外径側フランジ部61との接触点Pの半径寸法をBとしたときに、「A≦B」の関係となるように設定されている。
これによって、図4に示すように、フランジ体60の外径側フランジ部61が接触点Bを支点として図4に向かって時計回り方向へ傾いた場合、外径側フランジ部61の面取り部61a内径端のエッジ部61bが外輪31端面側へ変位する。このため、カバー部材50の筒状体51が外輪31から不測に抜け出る方向へ移動されることを防止することができる。
また、図5に示すように、フランジ体60の外径側フランジ部61の外径縁部に所要とする曲率半径を面取り部61a’を形成しても同等の作用効果を奏する。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。
例えば、前記実施例1においては、カバー部材50の筒状体51の端部に小径の筒端部53を形成したが、小径の筒端部53は必ずしも設けなくてもこの発明を実施することができる。
すなわち、図6に示すように、カバー部材150の筒状体151を、フランジ体160よりも薄肉の金属板(鋼鉄板)によって円筒状に形成された筒胴部152と、その筒胴部152の一端縁から半径方向内方へ曲げ加工された環状の端壁部154とによって一体に形成し、筒胴部152内に、フランジ体160とクラッチレリーズ軸受30の外輪31とを順次に圧入固定してもこの発明を実施することができる。
また、図6に示すように、筒胴部152内にフランジ体160とクラッチレリーズ軸受30の外輪31とを順次に圧入固定した後、筒状体(筒胴部152)151の他端縁152aを半径方向内方へ環状に折り曲げて環状部155を形成することによって、筒状体151と、フランジ体160と外輪31とを強固に結合することが望ましい。
この発明の実施例1に係る油圧式クラッチレリーズ軸受装置を示す縦断面図である。 同じくクラッチレリーズ軸受のカバー部材を拡大して示す縦断面図である。 同じくカバー部材のフランジ体の外径側フランジ部の面取り部を拡大して示す縦断面図である。 同じくフランジ体が傾いた状態を示す説明図である。 カバー部材のフランジ体の外径側フランジ部の面取り部がアール面に形成された実施態様を示す縦断面図である。 カバー部材の筒状体(筒胴部)が全長にわたって同径に形成された実施態様を示す縦断面図である。 従来の油圧式クラッチレリーズ軸受装置のスリーブの軸線が傾いた状態でレリーズフォークによって軸方向へ摺動される状態を示す説明図である。
10 シリンダ内筒体
15 シリンダ外筒体
16 シリンダ空間
20 環状ピストン
30 クラッチレリーズ軸受
31 外輪
35 内輪
40 ダイヤフラムスプリング
50 カバー部材
51 筒状体
52 筒胴部
53 小径の筒端部
54 環状の端壁部
60 フランジ体

Claims (1)

  1. 油圧によって作動される環状ピストンとダイヤフラムスプリングとの間に配設されると共に、前記環状ピストンに内径側が接続されるフランジ体と、外径側にクラッチレリーズ軸受の外輪の外周面を覆う筒状体とを有するカバー部材を備えた油圧式クラッチレリーズ軸受装置であって、
    前記カバー部材のフランジ体と筒状体とは別部品によって構成され、
    前記筒状体は、前記フランジ体よりも薄肉の金属板によって円筒状に形成された筒胴部と、その筒胴部の一端部に前記フランジ体の厚さ寸法に対応する筒長さをもって小径に絞られた小径の筒端部と、その小径の筒端部の一端縁から半径方向内方へ曲げ加工された環状の端壁部とを一体に有して段差筒状をなし、
    前記小径の筒端部に、前記フランジ体が圧入固定されると共に、前記フランジ体の一側面が前記環状の端壁部に当接し、
    前記筒状体の筒胴部内には、前記外輪が圧入固定されると共に、前記外輪の一端面が前記フランジ体の他側面に当接して前記筒状体と前記フランジ体と前記外輪とが一体化されていることを特徴とする油圧式クラッチレリーズ軸受装置。
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