JP5018490B2 - 中継装置 - Google Patents

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本発明は、有線LANおよび無線LAN間の中継技術に関する。
特許文献1には、有線LANおよび無線LANと通信を行うネットワークシステムにおいて、アクセスポイントで適切にルーティングを行うことにより、ネットワークに過大な負荷をかけないようにする技術が開示されている。この技術では、有線LANおよび無線LANに接続される第一の中継器(アクセスポイント)と、無線LAN内のデータを中継する第二の中継器と、第一の中継器に無線で接続される第一の端末と、第二の中継器に無線で接続される第二の端末とを備えるネットワークシステムにおいて、第一の中継器が、第二の端末のアドレス、第二の端末が属するグループの識別子、および第二の中継器の識別子を対応付けた第一の情報と、有線LANを仮想的に区分したグループの識別子、および第二の端末が属するグループの識別子を対応付けた第二の情報とを保持し、第一または第二の情報に基づいて、パケットを送信する。
特開2007−194763号公報
ところで、WDS(Wireless Distribution System)をサポートしていない無線LANアクセスポイントと、この無線LANアクセスポイントにステーションモードで接続する無線LANコンバータとにより、2つの有線ネットワークを接続して一つの有線/無線ネットワークにするネットワークシステムが知られている。このようなネットワークシステムにおいて、無線LANコンバータ側の有線ネットワークにルータが存在する場合、有線/無線ネットワーク内におけるIPホストの位置関係によっては、IPホスト間の通信が正常に行えない場合がある。
図11は、従来のIPv6(Internet Protocol Version
6)ネットワークシステムの一例を示す図である。図11において、有線ネットワーク9Aおよび有線ネットワーク9Bは、一つの有線/無線ネットワーク10を形成している。
有線ネットワーク9Aは、WDSをサポートしていない無線LANアクセスポイント3と、LAN7Aを介して無線LANアクセスポイント3に接続するIPv6ホスト5Aと、を有する有線コリジョンドメインである。また、有線ネットワーク9Bは、無線LANアクセスポイント3にステーションモードで接続する無線LANコンバータ8と、LAN7B1を介して無線LANコンバータ8に接続するIPv6ルータ6B1と、LAN7B2を介してIPv6ルータ6B1に接続するIPv6ホスト5B1と、を有する。さらに、有線ネットワーク9Bは、LAN7B1およびLAN7B2の2つの有線コリジョンドメインから構成される。
ここで、有線ネットワーク9Aに属するIPv6ホスト5Aが、有線ネットワーク9Bに属するIPv6ホスト5B1と通信を行う場合を考える。図12は、図11に示すIPv6ネットワークシステムにおいて、IPv6ホスト5A、5B1間の通信が正常に行えない場合を説明するためのシーケンス図である。
先ず、IPv6ホスト5Aは、有線/無線ネットワーク10に属するIPv6ルータを検索するために、ルータ要請(Router Solicitation)メッセージをマルチキャスト送信する。このルータ要請メッセージのソースリンクレイヤアドレス(SLLA:Source Link Layer Address)にはIPv6ホスト5AのMACアドレスが設定され、このルータ要請メッセージを格納するIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)、宛先IPアドレス(D−I)には、それぞれIPv6ホスト5AのIPアドレス、マルチキャストアドレスが設定される。そして、このIPv6パケットを格納するMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)、宛先MACアドレス(D−M)には、それぞれIPv6ホスト5AのMACアドレス、マルチキャストアドレスが設定される。
このMACフレームは、無線LANアクセスポイント3および無線LANコンバータ8を経由して、IPv6ルータ6B1に到達する(S901〜S903)。
次に、IPv6ルータ6B1は、ルータ要請メッセージを受信すると、これに対する応答として、ルータ通知(Router Advertisement)メッセージをマルチキャスト送信する。このルータ通知メッセージのソースリンクレイヤアドレス(SLLA)にはIPv6ルータ6B1のMACアドレスが設定され、このルータ通知メッセージを格納するIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)、宛先IPアドレス(D−I)には、それぞれIPv6ルータ6B1のIPアドレス、マルチキャストアドレスが設定される。そして、このIPv6パケットを格納するMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)、宛先MACアドレス(D−M)にはそれぞれIPv6ルータ6B1のMACアドレス、マルチキャストアドレスが設定される。
このMACフレームは、無線LANコンバータ8および無線LANアクセスポイント3を経由して、IPv6ホスト5Aに到達する(S904〜S906)。
次に、IPv6ホスト5Aは、IPv6ルータ6B1のMACアドレスが判明したので、IPv6ホスト5B1宛ての通信データを送信する。この通信データを格納するIPv6パケットの送信元IPアドレス(S―I)、宛先IPアドレス(D−I)には、それぞれIPv6ホスト5AのIPアドレス、IPv6ホスト5B1のIPアドレスが設定され、このIPv6パケットを格納するMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)、宛先MACアドレス(D−M)には、それぞれIPv6ホスト5AのMACアドレス、IPv6ルータ6B1のMACアドレスが設定される。
このMACフレームは、無線LANアクセスポイント3に到達する(S907)。しかし、このMACフレームの宛先MACアドレス(D−M)は、IPv6ルータ6B1のMACアドレスであり、無線LANアクセスポイント3にステーションとして登録されていない。このため、無線LANアクセスポイント3は、このMACフレームを無線送信しない。無線LANアクセスポイント3は、ステーションモードで動作しており、自身の配下にあるステーションとして無線LANコンバータ8は認識しているが、IPv6ルータ6B1は認識していない。このため、このMACフレームが破棄されてしまい、IPv6ホスト5A、5B1間の通信が正常に行えない(S908)。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、無線LANアクセスポイントと、この無線LANアクセスポイントにステーションモードで接続する中継装置とを用いて、2つの有線ネットワークを接続して一つの有線/無線ネットワークにするネットワークシステムにおいて、中継装置側の有線ネットワークにルータが存在する場合でも、IPホスト間の通信を正常に行える技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、中継装置でMACアドレスの載せ替えを行う。中継装置側の有線ネットワークから受信したフレームの送信元MACアドレスを自中継装置のMACアドレスに変更して無線送信する。また、無線受信したフレームの宛先MACアドレスを、このフレームの宛先IPアドレスに対応するMACアドレスに変更して、このフレームを中継装置側の有線ネットワークに送信する。尚、このフレームは、例えばイーサネット(登録商標)の場合はMACフレームである。
例えば、本発明の一態様は、有線LANおよび無線LAN間を中継する中継装置であって、
前記有線LANに接続されているIPホスト端末のMACアドレスとIPアドレスとを対応付けて記憶するホストアドレス記憶手段、および前記有線LANに接続されているIPルータのMACアドレスとIPアドレスとを対応付けて記憶するルータアドレス記憶手段を有するアドレス記憶手段と、
前記有線LANから受信したフレームの送信元MACアドレスを、自中継装置のMACアドレスに変換して、当該フレームを前記無線LANに中継する上り中継手段と、
前記無線LANから受信したフレームの宛先IPアドレスに対応付けられて前記ホストアドレス記憶手段にMACアドレスが記憶されている場合に、当該フレームの宛先MACアドレスを、当該フレームの宛先IPアドレスに対応付けられて前記ホストアドレス記憶手段に記憶されているMACアドレスに変換し、記憶されていない場合に、当該フレームの宛先MACアドレスを、前記ルータアドレス記憶手段に記憶されているMACアドレスに変換して、当該フレームを前記有線LANに中継する下り中継手段と、
ルータ通知メッセージを含むIPv6パケットを格納したフレームを前記有線LANから受信した場合に、当該ルータ通知メッセージで指定されているソースリンクレイヤアドレスを、当該IPv6パケットの送信元アドレスに対応付けて前記ルータアドレス記憶手段に登録するルータアドレス登録手段と、を有し、
前記上り中継手段は、
前記ルータ通知メッセージを含むIPv6パケットを格納したフレームを前記有線LANから受信した場合に、当該ルータ通知メッセージで指定されているソースリンクレイヤアドレスを、自中継装置のMACアドレスに変換する。
また、本発明の他の態様は、有線LANおよび無線LAN間を中継する中継装置であって、
前記有線LANに接続されているIPホスト端末のMACアドレスとIPアドレスとを対応付けて記憶するホストアドレス記憶手段、および前記有線LANに接続されているIPルータのMACアドレスとIPアドレスとを対応付けて記憶するルータアドレス記憶手段を有するアドレス記憶手段と、
前記有線LANから受信したフレームの送信元MACアドレスを、自中継装置のMACアドレスに変換して、当該フレームを前記無線LANに中継する上り中継手段と、
前記無線LANから受信したフレームの宛先IPアドレスに対応付けられて前記ホストアドレス記憶手段にMACアドレスが記憶されている場合に、当該フレームの宛先MACアドレスを、当該フレームの宛先IPアドレスに対応付けられて前記ホストアドレス記憶手段に記憶されているMACアドレスに変換し、記憶されていない場合に、当該フレームの宛先MACアドレスを、前記ルータアドレス記憶手段に記憶されているMACアドレスに変換して、当該フレームを前記有線LANに中継する下り中継手段と、
ルータ通知メッセージを含むIPv4パケットを格納したフレームを前記有線LANから受信した場合に、当該フレームの送信元MACアドレスを、当該ルータ通知メッセージで指定されているルータアドレスに対応付けて前記ルータアドレス記憶手段に登録するルータアドレス登録手段と、を有する。
本発明によれば、無線LANアクセスポイントと、この無線LANアクセスポイントにステーションモードで接続する中継装置とを用いて、2つの有線ネットワークを接続して一つの有線/無線ネットワークにするネットワークシステムにおいて、中継装置側の有線ネットワークにルータが存在する場合でも、IPホスト間の通信を正常に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る無線LANコンバータを備えたIPv6ネットワークシステムの概略図である。
図1において、有線ネットワーク2Aおよび有線ネットワーク2Bは、一つの有線/無線ネットワーク1を形成している。ここで、図11に示すものと同じものには、同じ符号を付している。
図1において、有線ネットワーク2Aは、WDSをサポートしていない無線LANアクセスポイント3と、LAN7Aを介して無線LANアクセスポイント3に接続するIPv6ホスト5AおよびIPv6ルータ6Aと、を有する。また、有線ネットワーク2Bは、無線LANアクセスポイント3にステーションモードで接続する無線LANコンバータ4と、LAN7B1を介して無線LANコンバータ4に接続するIPv6ホスト5B3、IPv6ルータ6B1、およびIPv6ルータ6B2と、LAN7B2を介してIPv6ルータ6B1に接続するIPv6ホスト5B1と、LAN7B3を介してIPv6ルータ6B2に接続するIPv6ホスト5B2と、を有する。
無線LANコンバータ4は、中継するMACフレームのMACアドレスの載せ替えを行う。具体的には、LAN7B1から受信したMACフレームの送信元MACアドレスを自無線LANコンバータ4のMACアドレスに変更し、このMACフレームを無線送信する。また、無線LANから受信したMACフレームの宛先MACアドレスを、このMACフレームに格納されているIPv6パケットの宛先IPアドレスに対応するMACアドレスに変更し、このMACフレームをLAN7B1に送信する。
図2は、無線LANコンバータ4の概略構成図である。
図示するように、無線LANコンバータ4は、WLANインターフェース部41と、LANインターフェース部42と、アドレス記憶部43と、上り中継部44と、下り中継部45と、ホストアドレス登録部46と、ルータアドレス登録部47と、リダイレクトアドレス登録部48と、を有する。
WLANインターフェース部41は、無線LANのインターフェース制御機能を有し、無線LANから受信したMACフレームを下り中継部45に渡すと共に、上り中継部44から受け取ったMACフレームを無線LANに送信する。
LANインターフェース部42は、LANのインターフェース制御機能を有し、LAN7B1から受信したMACフレームを上り中継部44に渡すと共に、下り中継部45から受け取ったMACフレームをLAN7B1に送信する。
アドレス記憶部43には、有線ネットワーク2Bに属する通信装置(IPv6ホスト5B1〜5B3、IPv6ルータ6B1〜6B2)のMACアドレスおよびIPアドレスが互いに対応付けられて記憶される。図示するように、アドレス記憶部43は、ホストアドレス記憶部431と、ルータアドレス記憶部432と、を有する。
ホストアドレス記憶部431には、有線ネットワーク2Bに属する通信装置5B1〜5B3、6B1〜6B2のMACアドレスおよびIPアドレスが互いに対応付けられて登録される。ここで、IPv6ホスト5B1とIPv6ホスト5B2には、IPv6ホスト5B1のIPアドレスとIPv6ルータ6B1のMACアドレス、IPv6ホスト5B2のIPv6アドレスとIPv6ルータ6B2のMACアドレスとが記憶される。
図3(A)は、ホストアドレス記憶部431の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、ホストアドレス記憶部431には、有線ネットワーク2Bに属する通信装置単位でレコード4310が登録される。レコード4310は、MACアドレスを登録するフィールド4311と、IPアドレスを登録するフィールド4312と、このレコード4310が登録もしくは更新された日時を登録するフィールド4313と、を有する。一方、ルータアドレス記憶部432には、有線ネットワーク2Bに属する通信装置5B1〜5B3、6B1〜6B2のうち、ルータ(IPv6ルータ6B1、6B2)のMACアドレスおよびIPアドレスが互いに対応付けられて登録される。図3(B)は、ルータアドレス記憶部432の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、ルータアドレス記憶部432には、有線ネットワーク2Bに属するルータ単位でレコード4320が登録される。レコード4320は、MACアドレスを登録するフィールド4321と、IPアドレスを登録するフィールド4322と、このレコード4320が登録もしくは更新された日時を登録するフィールド4323と、を有する。
上り中継部44は、LANインターフェース部42から受信したMACフレームの送信元MACアドレスを、自無線LANコンバータ4のMACアドレスに変換し、このMACフレームをWLANインターフェース部41に中継する。
また、上り中継部44は、ルータ通知メッセージを含むIPv6パケットを格納したMACフレームをLANインターフェース部42から受信した場合に、このルータ通知メッセージで指定されているソースリンクレイヤアドレスを、自無線LANコンバータ4のMACアドレスに変換する。
また、上り中継部44は、ターゲットリンクレイヤアドレス(Target Link Layer Address)が指定されたリダイレクト(Redirect)メッセージを含むIPv6パケットを格納したMACフレームをLANインターフェース部42から受信した場合に、このリダイレクトメッセージからターゲットリンクレイヤアドレスのオプションを削除する。
下り中継部45は、WLANインターフェース部41から受信したMACフレームの宛先MACアドレスを、このMACフレームに格納されているIPv6パケットの宛先IPアドレスに対応付けられてアドレス記憶部43に記憶されているMACアドレスに変換し、このMACフレームをLANインターフェース部42に中継する。具体的には、WLANインターフェース部41から受信したMACフレームに格納されているIPv6パケットの宛先IPアドレスに対応付けられたMACアドレスがホストアドレス記憶部431に記憶されている場合に、このMACフレームの宛先MACアドレスをこのMACアドレスに変換する。該当するMACアドレスがホストアドレス記憶部431に記憶されていない場合は、このMACフレームの宛先MACアドレスを、ルータアドレス記憶部432に記憶されているMACアドレスに変換する。
また、下り中継部45は、ターゲットリンクレイヤアドレスが指定されたリダイレクトメッセージを含むIPv6パケットを格納したMACフレームをWLANインターフェース部41から受信した場合に、このターゲットリンクレイヤアドレスが自無線LANコンバータ4のMACアドレスであるならば、このリダイレクトメッセージからターゲットリンクレイヤアドレスのオプションを削除する。
ホストアドレス登録部46は、LANインターフェース部42が受信したMACフレームに格納されているIPv6パケットの送信元IPアドレス毎に、このMACフレームの送信元MACアドレスを、この送信元IPアドレスに対応付けて、ホストアドレス記憶部431に登録する。
ルータアドレス記憶部432は、LANインターフェース部42が、ルータ通知メッセージを含むIPv6パケットを格納したMACフレームを受信した場合に、このルータ通知メッセージで指定されているソースリンクレイヤアドレスを、このIPv6パケットの送信元IPアドレスに対応付けて、ルータアドレス記憶部432に登録する。
リダイレクトアドレス登録部48は、LANインターフェース部42が、ターゲットリンクレイヤアドレスが指定されたリダイレクトメッセージを含むIPv6パケットを格納したMACフレームを受信した場合に、このターゲットリンクレイヤアドレスを、このリダイレクトメッセージで指定されている宛先IPアドレスに対応付けてホストアドレス記憶部431に登録する。
次に、無線LANコンバータ4の動作について説明する。
図4は、無線LANコンバータ4の動作を説明するためのフロー図である。
無線LANコンバータ4は、LANインターフェース部42によってLAN7B1からMACフレームを受信すると(S101でYES)、後述する上り中継処理を行う(S102)。また、WLANインターフェース部41によって無線LANからMACフレームを受信すると(S103でYES)、後述する下り中継処理を行う(S104)。
また、ホストアドレス登録部46は、ホストアドレス記憶部431を参照し、フィールド4313に登録されている日時から現在日時までの経過時間が所定時間(例えば10分)を超えているレコード4310を検索する。そして、検索したレコード4310をホストアドレス記憶部431から削除する(S105)。
また、ルータアドレス登録部47は、ルータアドレス記憶部432を参照し、フィールド4323に登録されている日時から現在日時までの経過時間が所定時間(例えば60分)を超えているレコード4320を検索する。そして、検索したレコード4320をルータアドレス記憶部432から削除する(S106)。
図5は、図4の上り中継処理(S102)を説明するためのフロー図である。
先ず、LANインターフェース部42は、LAN7B1から受信したMACフレームを上り中継部44に渡す。ホストアドレス登録部46は、LANインターフェース部42から上り中継部44に渡されたMACフレームのヘッダから送信元MACアドレスを取得すると共に、このMACフレームに格納されているIPv6パケットのヘッダから送信元IPアドレスを取得する(S1021)。
次に、ホストアドレス登録部46は、取得した送信元IPアドレスをキーにして、ホストアドレス記憶部431からレコード4310を検索し(S1022)、この送信元IPアドレスがフィールド4312に登録されているレコード4310がホストアドレス記憶部431に存在するか否かを調べる(S1023)。
この送信元IPアドレスがフィールド4312に登録されているレコード4310がホストアドレス記憶部431に存在しない場合(S1023でNO)、ホストアドレス登録部46は、ホストアドレス記憶部431に新たなレコード4310を追加する。そして、このレコード4310のフィールド4311に、S1021で取得した送信元MACアドレスを登録し、フィールド4312に、S1021で取得した送信元IPアドレスを登録し、そして、フィールド4313に現在日時を登録する(S1024)。
一方、この送信元IPアドレスがフィールド4312に登録されているレコード4310がホストアドレス記憶部431に存在する場合(S1023でYES)、ホストアドレス登録部46は、このレコード4310のフィールド4311に登録されているMACアドレスを、S1021で取得した送信元MACアドレスに更新すると共に、このレコード4310のフィールド4313に登録されている日時を現在日時に更新する(S1025)。
このようにしてホストアドレス記憶部431への新規レコードの追加または既存レコードの更新が完了すると、ルータアドレス登録部47は、LANインターフェース部42から上り中継部44に渡されたMACフレームが、ルータ通知メッセージを含むIPv6パケットを格納しているか否かを調べる(S1026)。該当IPv6パケットを格納している場合は(S1026でYES)、後述するルータアドレス登録処理を行う(S1027)。
また、リダイレクトアドレス登録部48は、LANインターフェース部42から上り中継部44に渡されたMACフレームが、ターゲットリンクレイヤアドレスが指定されたリダイレクトメッセージを含むIPv6パケットを格納しているか否かを調べる(S1028)。格納している場合は(S1028でYES)、後述するリダイレクトアドレス登録処理を行う(S1029)。
次に、上り中継部44は、LANインターフェース部42から渡されたMACフレームの送信元MACアドレスを、自無線LANコンバータ4のMACアドレスに変換し、このMACフレームをWLANインターフェース部41に中継する(S1030)。これを受けて、WLANインターフェース部41は、上り中継部44から受け取ったMACフレームを無線LANに送信する(S1031)。
図6(A)は、図5のルータアドレス登録処理(S1027)を説明するためのフロー図である。
ルータアドレス登録部47は、LANインターフェース部42から上り中継部44に渡されたMACフレームに格納されているIPv6パケットのヘッダから送信元IPアドレスを取得すると共に、このIPv6パケットに格納されているルータ通知メッセージのオプションからソースリンクレイヤアドレスを取得する(S10271)。
次に、ルータアドレス登録部47は、取得した送信元IPアドレスをキーにして、ルータアドレス記憶部432からレコード4320を検索し(S10272)、この送信元IPアドレスがフィールド4322に登録されているレコード4320がルータアドレス記憶部432に存在するか否かを調べる(S10273)。
この送信元IPアドレスがフィールド4322に登録されているレコード4320がルータアドレス記憶部432に存在しない場合(S10273でNO)、ルータアドレス登録部47は、ルータアドレス記憶部432に新たなレコード4320を追加する。そして、このレコード4320のフィールド4321に、S10271で取得したソースリンクレイヤアドレスを登録し、フィールド4322に、S10271で取得した送信元IPアドレスを登録し、そして、フィールド4323に現在日時を登録する(S10274)。
一方、この送信元IPアドレスがフィールド4322に登録されているレコード4320がルータアドレス記憶部432に存在する場合(S10273でYES)、ルータアドレス登録部47は、このレコード4320のフィールド4321に登録されているMACアドレスを、S10271で取得したソースリンクレイヤアドレスに更新すると共に、このレコード4320のフィールド4323に登録されている日時を現在日時に更新する(S10275)。
それから、上り中継部44は、LANインターフェース部42から渡されたMACフレームに格納されているIPv6パケットに含まれているルータ通知メッセージのソースリンクレイヤアドレスを、自無線LANコンバータ4のMACアドレスに変換する(S10276)。
図6(B)は、図5のリダイレクトアドレス登録処理(S1029)を説明するためのフロー図である。
リダイレクトアドレス登録部48は、LANインターフェース部42から上り中継部44に渡されたMACフレームに格納されているIPv6パケットに含まれているリダイレクトメッセージから宛先IPアドレスを取得すると共に、このリダイレクトメッセージのオプションからターゲットリンクレイヤアドレスを取得する(S10291)。
次に、リダイレクトアドレス登録部48は、取得した宛先IPアドレスをキーにしてホストアドレス記憶部431からレコード4310を検索し(S10292)、この宛先IPアドレスがフィールド4312に登録されているレコード4310がホストアドレス記憶部431に存在するか否かを調べる(S10293)。
この宛先IPアドレスがフィールド4312に登録されているレコード4310がホストアドレス記憶部431に存在しない場合(S10293でNO)、リダイレクトアドレス登録部48は、ホストアドレス記憶部431に新たなレコード4310を追加する。そして、このレコード4310のフィールド4311に、S10291で取得したターゲットリンクレイヤアドレスを登録し、フィールド4312に、S10291で取得した宛先IPアドレスを登録し、そして、フィールド4313に現在日時を登録する(S10294)。
一方、この宛先IPアドレスがフィールド4312に登録されているレコード4310がホストアドレス記憶部431に存在する場合(S10293でYES)、リダイレクトアドレス登録部48は、このレコード4310のフィールド4311に登録されているMACアドレスを、S10291で取得したターゲットリンクレイヤアドレスに更新すると共に、このレコード4310のフィールド4313に登録されている日時を現在日時に更新する(S10295)。
それから、上り中継部44は、LANインターフェース部42から渡されたMACフレームに格納されているIPv6パケットに含まれるリダイレクトメッセージのターゲットリンクレイヤアドレスのオプションを削除する(S10296)。
図7は、図4の下り中継処理(S104)を説明するためのフロー図である。
先ず、WLANインターフェース部41は、無線LANから受信したMACフレームを下り中継部45に渡す。これを受けて、下り中継部45は、このMACフレームに格納されているIPv6パケットの宛先IPアドレスをキーにして、ホストアドレス記憶部431からレコード4310を検索し(S1041)、この宛先IPアドレスがフィールド4312に登録されているレコード4310がホストアドレス記憶部431に存在するか否かを調べる(S1042)。
この宛先IPアドレスがフィールド4312に登録されているレコード4310がホストアドレス記憶部431に存在する場合(S1042でYES)、下り中継部45は、このMACフレームの宛先MACアドレスを、このレコード4310のフィールド4311に登録されているMACアドレスに変更する(S1043)。
一方、この宛先IPアドレスがフィールド4312に登録されているレコード4310がホストアドレス記憶部431に存在しない場合(S1042でNO)、下り中継部45は、ルータアドレス記憶部432にレコード4320が登録されているか否かを調べる(S1044)。レコード4320が登録されていない場合は(S1044でNO)、S1049に進む。レコード4320が登録されている場合は(S1044でYES)、このMACフレームの宛先MACアドレスを、このレコード4320のフィールド4321に登録されているMACアドレスに変更する(S1045)。
ここで、ルータアドレス記憶部432にレコード4320が複数登録されている場合、このMACフレームを複製して、各レコード4320に一つのMACフレームを対応させる。そして、各MACフレームの宛先MACアドレスを、それぞれに対応するレコード4320のフィールド4321に登録されているMACアドレスに変更する。また、以下に説明する処理S1046〜S1049を、各MACフレームに対して行う。
次に、S1046において、下り中継部45は、WLANインターフェース部41から受け取ったMACフレームが、ターゲットリンクレイヤアドレスが指定されたリダイレクトメッセージを含むIPv6パケットを格納しているか否かを調べる。そして、該当するIPv6パケットを格納している場合は(S1046でYES)、そのターゲットリンクレイヤアドレスが自無線LANコンバータ4のMACアドレスと一致するか否かをさらに調べる(S1047)。両アドレスが一致する場合は(S1047でYES)、そのリダイレクトメッセージからターゲットリンクレイヤアドレスのオプションを削除する(S1048)。
さて、下り中継部45は、以上の処理が終了したならば、このMACフレームをLANインターフェース部42に中継する。これを受けて、LANインターフェース部42は、下り中継部45から受け取ったMACフレームをLAN7B1に送信する(S1049)。
次に、図1に示すIPv6ネットワークシステムの動作例を説明する。
図8は、図1に示すIPv6ネットワークシステムにおいて、有線ネットワーク2AのIPv6ホスト5Aが、他の有線ネットワーク2BのIPv6ホスト5B1に通信データを送信する場合の動作を説明するためのシーケンス図である。ここでは、無線LANコンバータ4のホストアドレス記憶部431およびルータアドレス記憶部432の何れにもレコードが登録されていないものとして説明する。
IPv6ホスト5Aは、有線/無線ネットワーク1に属するIPv6ルータを検索するために、ルータ要請メッセージをマルチキャスト送信する(S201)。このルータ要請メッセージのソースリンクレイヤアドレス(SLLA)にはIPv6ホスト5AのMACアドレスが設定され、このルータ要請メッセージを格納するIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)、宛先IPアドレス(D−I)には、それぞれIPv6ホスト5AのIPアドレス、マルチキャストアドレスが設定される。そして、このIPv6パケットを格納するMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)、宛先MACアドレス(D−M)には、それぞれIPv6ホスト5AのMACアドレス、マルチキャストアドレスが設定される。
このMACフレームは、無線LANアクセスポイント3を介して無線LANコンバータ4に伝送される(S202)。無線LANコンバータ4は、このMACフレームに格納されているIPv6パケットの宛先IPアドレス(D−I)がホストアドレス記憶部431に登録されておらず、かつ、ルータアドレス記憶部432にレコード423が登録されていないことを確認し、このMACフレームを、その宛先MACアドレスを変更することなくLAN7B1に送信する。そして、このMACフレームは、IPv6ルータ6B1に到達する(S203)。
次に、IPv6ルータ6B1は、ルータ要請メッセージを受信すると、これに対する応答として、ルータ通知メッセージをマルチキャスト送信する(S204)。このルータ通知メッセージのソースリンクレイヤアドレス(SSLA)にはIPv6ルータ6B1のMACアドレスが設定され、このルータ通知メッセージを格納するIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)、宛先IPアドレス(D−I)には、それぞれIPv6ルータ6B1のIPアドレス、マルチキャストアドレスが設定される。そして、このIPv6パケットを格納するMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)、宛先MACアドレス(D−M)には、それぞれIPv6ルータ6B1のMACアドレス、マルチキャストアドレスが設定される。
このMACフレームは、LAN7B1を介して無線LANコンバータ4に伝送される。無線LANコンバータ4は、このMACフレームの送信元MACアドレスおよびこのMACフレームに格納されているIPv6パケットの送信元IPアドレスを含む新規レコード4310をホストアドレス記憶部431に登録する。また、無線LANコンバータ4は、このIPv6パケットに格納されているルータ通知メッセージで指定されているソースリンクレイヤアドレスおよびこのIPv6パケットの送信元IPアドレスを含む新規レコード4320をルータアドレス記憶部432に登録する。また、無線LANコンバータ4は、このルータ通知メッセージで指定されているソースリンクレイヤアドレスおよびこのMACフレームの送信元MACアドレスを、自無線LANコンバータ4のMACアドレスに変更して、このMACフレームを無線LANに送信する(S205)。このMACフレームは、無線LANアクセスポイント3を介して、IPv6ホスト5Aに到達する(S206)。
以上により、IPv6ホスト5Aは、無線LANコンバータ4のMACアドレスをIPv6ルータ6B1のMACアドレスとして認識する。
次に、IPv6ホスト5Aは、IPv6ホスト5B1宛ての通信データを送信する。この通信データを格納するIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)、宛先IPアドレス(D−I)には、それぞれIPv6ホスト5AのIPアドレス、IPv6ホスト5B1のIPアドレスが設定される。そして、このIPv6パケットを格納するMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)、宛先MACアドレス(D−M)には、それぞれIPv6ホスト5AのMACアドレス、無線LANコンバータ4のMACアドレスが設定される。
このMACフレームは、無線LANアクセスポイント3に到達する(S207)。ここで、このMACフレームの宛先MACアドレス(D−M)は、無線LANアクセスポイント3にステーションとして登録されている無線LANコンバータ4のMACアドレスである。このため、無線LANアクセスポイント3は、このMACフレームを無線送信する。そして、無線LANコンバータ4は、このMACフレームを受信する(S208)。
次に、無線LANコンバータ4は、このMACフレームに格納されているIPv6パケットの宛先IPアドレス(D−I)がホストアドレス記憶部431に登録されていないことを確認し、このMACフレームを、その宛先MACアドレス(D−M)をルータアドレス記憶部432に登録されているIPv6ルータ6B1のMACアドレスに変更してLAN7B1に送信する。そして、このMACフレームは、IPv6ルータ6B1に到達する(S209)。
IPv6ルータ6B1は、NDP(Neighbor Discovery Protocol)に従い、LAN7B1から受信したMACフレームの宛先MACアドレス(D−M)を、このMACフレームに格納されているIPv6パケットの宛先IPアドレス(D−I)に対応するMACアドレス、すなわちIPv6ホスト5B1のMACアドレスに変更する。そして、LAN7B2に送信する。このMACフレームは、LAN7B2を介して、IPv6ホスト5B1に到達する(S210)。
以上のようにして、IPv6ホスト5A、5B1間の通信が正常に行われる。
図9は、図1に示すIPv6ネットワークシステムにおいて、有線ネットワーク2AのIPv6ホスト5Aが、他の有線ネットワーク2BのIPv6ホスト5B2に通信データを送信する場合の動作を説明するためのシーケンス図である。ここでは、IPv6ホスト5Aが、IPv6ルータ6B1のMACアドレスとして無線LANコンバータ4のMACアドレスを認識しており、且つ無線LANコンバータ4のホストアドレス記憶部431およびルータアドレス記憶部432には、IPv6ルータ6B1のMACアドレスおよびIPアドレスを含むレコードのみが、それぞれに登録されているものとして説明する。
IPv6ホスト5Aは、IPv6ホスト5B2宛ての通信データを送信する。この通信データを格納するIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)、宛先IPアドレス(D−I)には、それぞれIPv6ホスト5AのIPアドレス、IPv6ホスト5B2のIPアドレスが設定される。そして、このIPv6パケットを格納するMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)、宛先MACアドレス(D−M)には、それぞれIPv6ホスト5AのMACアドレス、無線LANコンバータ4のMACアドレスが設定される。
このMACフレームは、無線LANアクセスポイント3に到達する(S301)。ここで、このMACフレームの宛先MACアドレス(D−M)は、無線LANアクセスポイント3にステーションとして登録されている無線LANコンバータ4のMACアドレスである。このため、無線LANアクセスポイント3は、このMACフレームを無線送信する。そして、無線LANコンバータ4は、このMACフレームを受信する(S302)。
次に、無線LANコンバータ4は、このMACフレームに格納されているIPv6パケットの宛先IPアドレス(D−I)が、ホストアドレス記憶部431に登録されていないことを確認し、このMACフレームの宛先MACアドレス(D−M)を、ルータアドレス記憶部432に登録されているIPv6ルータ6B1のMACアドレスに変更する。そして、無線LANコンバータ4は、このMACフレームをLAN7B1に送信する。そして、このMACフレームは、IPv6ルータ6B1に到達する(S303)。
IPv6ルータ6B1は、IPv6ホスト5B2に通信データを送信するにはIPv6ルータ6B2に通信データを送信しなければならないことを知らせるために、リダイレクトメッセージをIPv6ホスト5Aに送信する(S304)。このリダイレクトメッセージのターゲットアドレス(T−A)、宛先IPアドレス(D−A)、ターゲットリンクレイヤアドレス(TLLA:Target Link Layer Address)にはそれぞれIPv6ルータ6B2のIPアドレス、IPv6ホスト5B2のIPアドレス、IPv6ルータ6B2のMACアドレスが設定され、このリダイレクトメッセージを格納するIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)、宛先IPアドレス(D−I)には、それぞれIPv6ルータ6B1のIPアドレス、IPv6ホスト5AのIPアドレスが設定される。そして、このIPv6パケットを格納するMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)、宛先MACアドレス(D−M)には、それぞれIPv6ルータ6B1のMACアドレス、IPv6ホスト5AのMACアドレスが設定される。
このMACフレームは、LAN7B1を介して無線LANコンバータ4に伝送される。無線LANコンバータ4は、ホストアドレス記憶部431に登録されている、このMACフレームに格納されているIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)を含むレコード4310を更新する。また、無線LANコンバータ4は、このMACフレームに格納されているIPv6パケットに含まれているリダイレクトメッセージで指定されている宛先IPアドレス(D−A)およびターゲットリンクレイヤアドレス(TLLA)を含むレコード4310をホストアドレス記憶部431に登録する。
また、無線LANコンバータ4は、このリダイレクトメッセージで指定されているターゲットリンクレイヤアドレスのオプションを削除すると共に、このMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)を自無線LANコンバータ4のMACアドレスに変更して、このMACフレームを無線LANに送信する(S305)。このMACフレームは、無線LANアクセスポイント3を介して、IPv6ホスト5Aに到達する(S306)。
以上により、IPv6ホスト5Aは、IPv6ホスト5B2の最適な次ホップであるIPv6ルータ6B2のIPアドレスを取得する。そして、IPv6ホスト5Aは、NDPを利用することにより、IPv6ルータ6B2のMACアドレスを取得する。この際、IPv6ホスト5Aは、無線LANコンバータ4のMACアドレスをIPv6ルータ6B2のMACアドレスとして認識する(図8のS201〜S206参照)。
次に、IPv6ホスト5Aは、IPv6ホスト5B2宛ての通信データを送信する。この通信データを格納するIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)、宛先IPアドレス(D−I)には、それぞれIPv6ホスト5AのIPアドレス、IPv6ホスト5B2のIPアドレスが設定される。そして、このIPv6パケットを格納するMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)、宛先MACアドレス(D−M)には、それぞれIPv6ホスト5AのMACアドレス、無線LANコンバータ4のMACアドレスが設定される。
このMACフレームは、無線LANアクセスポイント3に到達する(S307)。ここで、このMACフレームの宛先MACアドレスは、無線LANアクセスポイント3にステーションとして登録されている無線LANコンバータ4のMACアドレスである。このため、無線LANアクセスポイント3は、このMACフレームを無線送信する。そして、無線LANコンバータ4は、このMACフレームを受信する(S308)。
次に、無線LANコンバータ4は、このMACフレームに格納されているIPv6パケットの宛先IPアドレス(D−I)がホストアドレス記憶部431に登録されていることを確認し、このMACフレームの宛先MACアドレス(D−M)を、この宛先IPアドレスと同じレコード4310に登録されているMACアドレス(IPv6ルータ6B2のMACアドレス)に変更する。そして、このMACフレームをLAN7B1に送信する。そして、このMACフレームは、IPv6ルータ6B2に到達する(S309)。
IPv6ルータ6B2は、NDPに従い、LAN7B1から受信したMACフレームの宛先MACアドレスを、このMACフレームに格納されているIPv6パケットの宛先IPアドレスに対応するMACアドレス、すなわちIPv6ホスト5B2のMACアドレスに変更して、LAN7B3に送信する。このMACフレームは、LAN7B3を介して、IPv6ホスト5B2に到達する。
以上のようにして、IPv6ホスト5A、5B2間の通信が正常に行われる。
図10は、図1に示すIPv6ネットワークシステムにおいて、有線ネットワーク2BのIPv6ホスト5B3が、同じ有線ネットワーク2AのIPv6ホスト5B1に通信データを送信する場合の動作を説明するためのシーケンス図である。ここでは、IPv6ホスト5B3がIPv6ルータ6AのMACアドレスを認識し、その他のIPv6ルータ6B1、6B2のMACアドレスは認識していないものとして説明する。
IPv6ホスト5B3は、IPv6ホスト5B1宛ての通信データを送信する。この通信データを格納するIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)、宛先IPアドレス(D−I)には、それぞれIPv6ホスト5B3のIPアドレス、IPv6ホスト5B1のIPアドレスが設定される。そして、このIPv6パケットを格納するMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)、宛先MACアドレス(D−M)には、それぞれIPv6ホスト5B3のMACアドレス、IPv6ルータ6AのMACアドレスが設定される。
このMACフレームは、無線LANコンバータ4に到達する(S401)。無線LANコンバータ4は、このMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)およびこのMACフレームが格納したIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)を含むレコード4310をホストアドレス記憶部431に登録する。また、無線LANコンバータ4は、このMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)を自無線LANコンバータ4のMACアドレスに変更し、このMACフレームを無線送信する(S402)。このMACフレームは、無線LANアクセスポイント3を介してIPv6ルータ6Aに到達する(S403)。
IPv6ルータ6Aは、IPv6ホスト5B1に通信データを送信するにはIPv6ルータ6B1に通信データを送信しなければならないことを知らせるために、リダイレクトメッセージをIPv6ホスト5B3に送信する。このリダイレクトメッセージのターゲットアドレス(T−A)、宛先IPアドレス(D−A)、ターゲットリンクレイヤアドレス(TLLA)には、それぞれIPv6ルータ6B1のIPアドレス、IPv6ホスト5B1のIPアドレス、無線LANコンバータ4のMACアドレスが設定され、このリダイレクトメッセージを格納するIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)、宛先IPアドレス(D−I)には、それぞれIPv6ルータ6AのIPアドレス、IPv6ホスト5B3のIPアドレスが設定される。そして、このIPv6パケットを格納するMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)、宛先MACアドレス(D−M)には、それぞれIPv6ルータ6AのMACアドレス、無線LANコンバータ4のMACアドレスが設定される。ここで、リダイレクトメッセージのターゲットリンクレイヤアドレス(TLLA)、MACフレームの宛先MACアドレス(D−M)に無線LANコンバータ4のMACアドレスが設定される理由は、IPv6ルータ6Aが、無線LANコンバータ4のMACアドレスを、IPv6ルータ6B1のMACアドレス、IPv6ホスト5B3のMACアドレスとして認識しているためである。
このMACフレームは、LAN7Aを介して無線LANアクセスポイント3に到達する(S404)。ここで、このMACフレームの宛先MACアドレス(D−M)は、無線LANアクセスポイント3にステーションとして登録されている無線LANコンバータ4のMACアドレスである。このため、無線LANアクセスポイント3は、このMACフレームを無線送信する。そして、無線LANコンバータ4は、このMACフレームを受信する(S405)。
無線LANコンバータ4は、このMACフレームに格納されているIPv6パケットの宛先IPアドレス(D−I)がホストアドレス記憶部431に登録されていることを確認し、このMACフレームの宛先MACアドレス(D−M)を、この宛先IPアドレスと同じレコード4310に含まれているMACアドレス(IPv6ホスト5B3のMACアドレス)に変更する。また、このMACフレームに格納されているIPv6パケットが、自無線LANコンバータ4のMACアドレスをターゲットリンクレイヤアドレスにオプション設定しているので、このオプションを削除する。それから、このMACフレームをLAN7B1に送信する。そして、このMACフレームは、IPv6ホスト5B3に到達する(S406)。
以上により、IPv6ホスト5B3は、IPv6ホスト5B1の最適な次ホップであるIPv6ルータ6B1のIPアドレスを取得する。そして、IPv6ホスト5B3は、NDPを利用することにより、IPv6ルータ6B1のMACアドレスを取得する。
次に、IPv6ホスト5B3は、IPv6ホスト5B1宛ての通信データを送信する。この通信データを格納するIPv6パケットの送信元IPアドレス(S−I)、宛先IPアドレス(D−I)には、それぞれIPv6ホスト5B3のIPアドレス、IPv6ホスト5B1のIPアドレスが設定され、そして、このIPv6パケットを格納するMACフレームの送信元MACアドレス(S−M)、宛先MACアドレス(D−M)には、それぞれIPv6ホスト5B3のMACアドレス、IPv6ルータ6B1のMACアドレスが設定される。
このMACフレームは、LAN7B1を介してIPv6ルータ6B1に到達する(S407)。IPv6ルータ6B1は、NDPに従い、LAN7B1から受信したMACフレームの宛先MACアドレス(D−M)を、このMACフレームに格納されているIPv6パケットの宛先IPアドレス(D−I)に対応するMACアドレス、すなわちIPv6ホスト5B1のMACアドレスに変更する。そして、このMACフレームをLAN7B2に送信する。これにより、このMACフレームは、LAN7B3を介して、IPv6ホスト5B1に到達する。
以上のようにして、IPv6ホスト5B3、5B1間の通信が正常に行われる。
以上、本発明の一実施の形態を説明した。
本実施の形態では、無線LANコンバータ4でMACアドレスの載せ替えを行う。具体的には、無線LANコンバータ4は、自有線ネットワーク2Bから受信したMACフレームの送信元MACアドレスを自無線LANコンバータ4のMACアドレスに変更して無線送信する。また、無線受信したMACフレームを、その宛先MACアドレスを、このMACフレームに格納されているIPパケットの宛先IPアドレスに対応するMACアドレスに変更してから有線ネットワーク2Bに送信する。したがって、有線ネットワーク2Aから有線ネットワーク2Bに送信される全てのMACフレームの宛先アドレスは、無線LANアクセスポイント3が配下のステーションとして登録している無線LANコンバータ4のMACアドレスとなる。
このため、本実施の形態によれば、無線LANアクセスポイント3と、この無線LANアクセスポイント3にステーションモードで接続する無線LANコンバータ4とを用いて、2つの有線ネットワーク2A、2Bを接続して一つの有線/無線ネットワーク1にするネットワークシステムにおいて、無線LANコンバータ4側の有線ネットワーク2BにIPv6ルータ6B1、6B2が存在する場合でも、IPv6ホスト5A、5B1〜5B3間の通信を正常に行うことができる。
また、本実施の形態では、有線ネットワーク2Bに属する通信装置(IPv6ホスト5B1〜5B3、IPv6ルータ6B1〜6B2)のMACアドレスおよびIPアドレスを含むレコード4310が記憶されるホストアドレス記憶部431と、有線ネットワーク2Bに属するIPv6ルータ6B1〜6B2のMACアドレスおよびIPアドレスを含むレコード4320が記憶されるルータアドレス記憶部432と、を有する。そして、下り中継部45は、無線LANから受信したMACフレームに格納されているIPパケットの宛先IPアドレスに対応付けられたMACアドレスがホストアドレス記憶部431に記憶されている場合に、有線ネットワーク2Bへの送信前に、このMACフレームの宛先MACアドレスを、ホストアドレス記憶部431に記憶されているMACアドレスに変換し、該当するMACアドレスがホストアドレス記憶部431に記憶されていない場合に、有線ネットワーク2Bへの送信前に、このMACフレームの宛先MACアドレスを、ルータアドレス記憶部432に記憶されているMACアドレスに変換する。
このため、本実施の形態によれば、有線ネットワーク2Bに属するIPv6ホストであって、無線LANコンバータ4が認識していないIPv6ホスト(ホストアドレス記憶部431にレコード4310が登録されていないIPv6ホスト)をMACフレームの宛先とする場合でも、そのMACフレームを有線ネットワーク2Aから有線ネットワーク2Bに中継することができる。
また、本実施の形態では、有線ネットワーク2Bから受信したMACフレームに格納されているIPv6パケットの送信元IPアドレス毎に、このMACフレームの送信元MACアドレスおよびこの送信元IPアドレスを含むレコード4310をホストアドレス記憶部431に登録するホストアドレス登録部46を有する。
このため、本実施の形態によれば、有線ネットワーク2Bに属する通信装置5B1〜5B3、6B1〜6B2のMACアドレスおよびIPアドレスを含むレコード4310を自動でホストアドレス記憶部431に登録することができる。
また、本実施の形態では、有線ネットワーク2Bからルータ通知メッセージを含むIPv6パケットを格納したMACフレームを受信した場合に、このルータ通知メッセージで指定されているソースリンクレイヤアドレスおよびこのIPv6パケットの送信元IPアドレスを含むレコード4320をルータアドレス記憶部432に登録するルータアドレス登録部47を有する。また、上り中継部44は、ルータ通知メッセージを含むIPv6パケットを格納したMACフレームを有線ネットワーク2Bから受信した場合に、このルータ通知メッセージで指定されているソースリンクレイヤアドレスを、自無線LANコンバータ4のMACアドレスに変更する。
このため、本実施の形態によれば、有線ネットワーク2Bに属するIPv6ルータ6B1、6B2のMACアドレスおよびIPアドレスを含むレコード4320を自動でルータアドレス記憶部432に登録することができる。また、有線ネットワーク2Aに属する通信装置5A、6Aに対しては、無線LANコンバータ4のMACアドレスを、有線ネットワーク2Bに属するIPv6ルータ5A、6AのMACアドレスとして認識させることができるので、有線ネットワーク2Bに属するIPv6ルータ5A、6A宛のMACフレームを、無線LANアクセスポイント3に中継させることができる。
また、本実施の形態では、ターゲットリンクレイヤアドレスが指定されたリダイレクトメッセージを含むIPv6パケットを格納したMACフレームを有線ネットワーク2Bから受信した場合に、このターゲットリンクレイヤアドレスおよびこのリダイレクトメッセージで指定されている宛先IPアドレスを含むレコード4310をホストアドレス記憶部431に登録するリダイレクトアドレス登録部48を有する。また、上り中継部44は、ターゲットリンクレイヤアドレスが指定されたリダイレクトメッセージを含むIPv6パケットを格納したMACフレームを有線ネットワーク2Bから受信した場合に、このリダイレクトメッセージからターゲットリンクレイヤアドレスのオプションを削除する。また、下り中継部45は、ターゲットリンクレイヤアドレスが指定されたリダイレクトメッセージを含むIPv6パケットを格納したMACフレームを無線LANから受信した場合に、このターゲットリンクレイヤアドレスが自無線LANコンバータ4のMACアドレスであるならば、このリダイレクトメッセージからターゲットリンクレイヤアドレスのオプションを削除する。
このため、本実施の形態によれば、有線ネットワーク2Bに属するIPv6ホスト5B1〜5B3のIPアドレスと、このIPv6ホスト5B1〜5B3の次ホップとなるIPv6ルータ6B1、6B2のMACアドレスとを含むレコード4310を、自動でホストアドレス記憶部431に登録することができる。また、無線LANアクセスポイント3にステーションとして登録されていないIPv6ルータのMACアドレスを、有線ネットワーク2Bに属するIPv6ホスト5B1〜5B3の次ホップとなるIPv6ルータ6B1、6B2のMACアドレスとして、有線ネットワーク2Aに属するIPv6ホスト5Aに通知してしまう事態を防止することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、IP層にIPv6を用いた場合を例とり説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。本発明は、IP層に現在最も普及しているIPv4(Internet Protocol Version 4)を用いることも可能である。但し、IPv4のルータ通知メッセージには、ソースリンクレイヤアドレスオプションに相当する情報が存在しない。そこで、ルータ通知メッセージを含むIPv4パケットを格納したMACフレームを有線ネットワーク2Bから受信した場合に、ルータアドレス登録部47が、このMACフレームの送信元MACアドレスと、このルータ通知メッセージで指定されているルータアドレス(IPアドレス)とを含むレコード4320をルータアドレス記憶部432に登録するようにする。
また、IPv4のリダイレクトメッセージには、ターゲットリンクレイヤオプションに相当する情報が存在しない。そこで、リダイレクトメッセージを含むIPv4パケットを格納したMACフレームを有線ネットワーク2Bから受信した場合に、リダイレクトアドレス登録部48が、ARP(Address Resolution Protocol)により(自無線LANコンバータ4が備えるARPテーブルから、もしくはARPリクエストにより)、このIPv4パケットの宛先IPアドレスに対応するMACアドレスを取得し、取得したMACアドレスおよびこのIPv4パケットの宛先IPアドレスを含むレコード4310をホストアドレス記憶部431に登録するようにする。
また、上記の実施の形態において、図2に示す無線LANコンバータ4の構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実行されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)、PC(Personal Computer)などの計算機によりソフトウエア的に実行されるものでもよい。
図1は、本発明の一実施の形態に係る無線LANコンバータを備えたIPv6ネットワークシステムの概略図である。 図2は、無線LANコンバータ4の概略構成図である。 図3(A)は、ホストアドレス記憶部431の登録内容例を模式的に表した図であり、図3(B)は、ルータアドレス記憶部432の登録内容例を模式的に表した図である。 図4は、無線LANコンバータ4の動作を説明するためのフロー図である。 図5は、図4の上り中継処理(S102)を説明するためのフロー図である。 図6(A)は、図5のルータアドレス登録処理(S1027)を説明するためのフロー図であり、図6(B)は、図5のリダイレクトアドレス登録処理(S1029)を説明するためのフロー図である。 図7は、図4の下り中継処理(S104)を説明するためのフロー図である。 図8は、図1に示すIPv6ネットワークシステムにおいて、IPv6ホスト5AがIPv6ホスト5B1に通信データを送信する場合の動作を説明するためのシーケンス図である。 図9は、図1に示すIPv6ネットワークシステムにおいて、IPv6ホスト5AがIPv6ホスト5B2に通信データを送信する場合の動作を説明するためのシーケンス図である。 図10は、図1に示すIPv6ネットワークシステムにおいて、IPv6ホスト5B3がIPv6ホスト5B1に通信データを送信する場合の動作を説明するためのシーケンス図である。 図11は、従来のIPv6ネットワークシステムの一例を示す図である。 図12は、図11に示すIPv6ネットワークシステムにおいて、IPv6ホスト5A、5B1間の通信が正常に行えない場合を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
1:有線/無線ネットワーク、2A〜2B:有線ネットワーク、3:無線LANアクセスポイント、4:無線LANコンバータ、5A、5B1〜5B3:IPv6ホスト、6A、6B1〜6B2:IPv6ルータ、7A、7B1〜7B3:LAN、41:WLANインターフェース部、42:LANインターフェース部、43:アドレス記憶部、44:上り中継部、45:下り中継部、46:ホストアドレス登録部、47:ルータアドレス登録部、48:リダイレクトアドレス登録部、431:ホストアドレス記憶部、432:ルータアドレス記憶部

Claims (5)

  1. 有線LANおよび無線LAN間を中継する中継装置であって、
    前記有線LANに接続されているIPホスト端末のMACアドレスとIPアドレスとを対応付けて記憶するホストアドレス記憶手段、および前記有線LANに接続されているIPルータのMACアドレスとIPアドレスとを対応付けて記憶するルータアドレス記憶手段を有するアドレス記憶手段と、
    前記有線LANから受信したフレームの送信元MACアドレスを、自中継装置のMACアドレスに変換して、当該フレームを前記無線LANに中継する上り中継手段と、
    前記無線LANから受信したフレームの宛先IPアドレスに対応付けられて前記ホストアドレス記憶手段にMACアドレスが記憶されている場合に、当該フレームの宛先MACアドレスを、当該フレームの宛先IPアドレスに対応付けられて前記ホストアドレス記憶手段に記憶されているMACアドレスに変換し、記憶されていない場合に、当該フレームの宛先MACアドレスを、前記ルータアドレス記憶手段に記憶されているMACアドレスに変換して、当該フレームを前記有線LANに中継する下り中継手段と、
    ルータ通知メッセージを含むIPv6パケットを格納したフレームを前記有線LANから受信した場合に、当該ルータ通知メッセージで指定されているソースリンクレイヤアドレスを、当該IPv6パケットの送信元アドレスに対応付けて前記ルータアドレス記憶手段に登録するルータアドレス登録手段と、を有し、
    前記上り中継手段は、
    前記ルータ通知メッセージを含むIPv6パケットを格納したフレームを前記有線LANから受信した場合に、当該ルータ通知メッセージで指定されているソースリンクレイヤアドレスを、自中継装置のMACアドレスに変換する
    ことを特徴とする中継装置。
  2. 請求項に記載の中継装置であって、
    ターゲットリンクレイヤアドレスが指定されたリダイレクトメッセージを含むIPv6パケットを格納したフレームを前記有線LANから受信した場合に、当該ターゲットリンクレイヤアドレスを、当該リダイレクトメッセージで指定されている宛先IPアドレスに対応付けて前記ホストアドレス記憶手段に登録するリダイレクトアドレス登録手段をさらに有し、
    前記上り中継手段は、
    前記ターゲットリンクレイヤアドレスが指定されたリダイレクトメッセージを含むIPv6パケットを格納したフレームを前記有線LANから受信した場合に、当該リダイレクトメッセージから当該ターゲットリンクレイヤアドレスを削除し、
    前記下り中継手段は、
    ターゲットリンクレイヤアドレスが指定されたリダイレクトメッセージを含むIPv6パケットを格納したフレームを前記無線LANから受信した場合に、当該ターゲットリンクレイヤアドレスが自中継装置のMACアドレスであるならば、当該リダイレクトメッセージから当該ターゲットリンクレイヤアドレスを削除する
    ことを特徴とする中継装置。
  3. 有線LANおよび無線LAN間を中継する中継装置であって、
    前記有線LANに接続されているIPホスト端末のMACアドレスとIPアドレスとを対応付けて記憶するホストアドレス記憶手段、および前記有線LANに接続されているIPルータのMACアドレスとIPアドレスとを対応付けて記憶するルータアドレス記憶手段を有するアドレス記憶手段と、
    前記有線LANから受信したフレームの送信元MACアドレスを、自中継装置のMACアドレスに変換して、当該フレームを前記無線LANに中継する上り中継手段と、
    前記無線LANから受信したフレームの宛先IPアドレスに対応付けられて前記ホストアドレス記憶手段にMACアドレスが記憶されている場合に、当該フレームの宛先MACアドレスを、当該フレームの宛先IPアドレスに対応付けられて前記ホストアドレス記憶手段に記憶されているMACアドレスに変換し、記憶されていない場合に、当該フレームの宛先MACアドレスを、前記ルータアドレス記憶手段に記憶されているMACアドレスに変換して、当該フレームを前記有線LANに中継する下り中継手段と、
    ルータ通知メッセージを含むIPv4パケットを格納したフレームを前記有線LANから受信した場合に、当該フレームの送信元MACアドレスを、当該ルータ通知メッセージで指定されているルータアドレスに対応付けて前記ルータアドレス記憶手段に登録するルータアドレス登録手段と、を有する
    ことを特徴とする中継装置。
  4. 請求項に記載の中継装置であって、
    リダイレクトメッセージを含むIPv4パケットを格納したフレームを前記有線LANから受信した場合に、ARPにより当該IPv4パケットの宛先IPアドレスに対応するMACアドレスを取得し、取得したMACアドレスを、当該IPv4パケットの宛先IPアドレスに対応付けて前記ホストアドレス記憶手段に登録するリダイレクトアドレス登録手段をさらに有する
    ことを特徴とする中継装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の中継装置であって、
    前記有線LANから受信したフレームに格納されているIPパケットの送信元IPアドレス毎に、当該フレームの送信元MACアドレスを、当該送信元IPアドレスに対応付けて前記ホストアドレス記憶手段に登録するホストアドレス登録手段をさらに有する
    ことを特徴とする中継装置。
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