JP4591338B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は通信システムに関し、特に、ネットワーク層における通信規約(プロトコル)が異なる2以上の通信機器に対して生存確認を行う通信システムに関する。
近年、ネットワーク層の新しい通信規約としてIPv6(インターネット・プロトコル・ヴァージョン6)の普及が進みつつある。その一方で、IPv6以前の通信規約であるIPv4(インターネット・プロトコル・ヴァージョン4)も依然として標準技術として広く用いられている。このため、当面の間は、IPv6のシステムとIPv4のシステム、或いはIPv6対応の通信機器とIPv4対応の通信機器が混在した状況での運用が予想される。
従来から、IPv6ネットワークとIPv4ネットワーク間を変換装置で接続し、この変換装置がパケットのアドレスをIPv6とIPv4間で相互に変換することにより、IPv6−IPv4間でのマルチキャスト通信を行う方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−345845号公報(特に、第1図参照) 特開2004−320260号公報
このような複数の通信規約が混在する通信ネットワークに接続されている通信機器の生存状況を確認しようとすると、それぞれの通信規約に則した方法での確認が必要となる。したがって、ひとつの通信規約で統一されている場合に比べてその分余計な手間がかかることになる。つまり、1つの通信規約に統一された通信機器に対してはマルチキャストによる生存確認を一括して行い得る。しかし、異なる通信規約が混在する通信ネットワークに接続されている特定の通信機器の生存状況は、マルチキャストによる1度の生存確認パケットで確認することが出来ない。
上記課題を解決するため、本発明の特徴は、ネットワーク層における第1の通信規約によって通信する第1の通信機器と、第1の通信機器と第1の通信ネットワークを介して接続された第2の通信機器であって、ネットワーク層における第1の通信規約とは異なる第2の通信規約によって通信する第2の通信機器と、第1の通信ネットワークと第1の通信規約に基づく第2の通信ネットワークとの間に接続されたゲートウェイ装置であって、第1の通信規約に基づくデータと第2の通信規約に基づくデータとを相互に変換するゲートウェイ装置と、第2の通信ネットワークに接続されたセンター装置であって、第1及び第2の通信機器が生存しているか否かの確認を一括して行うための第1の生存確認パケットを前記第1の通信規約に基づいて送信するセンター装置とを備えた通信システムであって、
ゲートウェイ装置は、第2の通信機器について、第1の通信規約に基づくアドレスと第2の通信規約に基づくアドレスが対応付けて格納されたアドレス変換テーブルと、第1の通信機器へ第1の生存確認パケットを転送し、第1の通信機器が返信する第1の応答パケットをセンター装置へ転送するパケット転送部と、アドレス変換テーブルを参照して第1の生存確認パケットのアドレスを第1の通信規約から第2の通信規約へ変換して第2の通信機器に転送し、第2の通信機器が返信する第1の応答パケットのアドレスを第2の通信規約から第1の通信規約へ変換してセンター装置へ転送するアドレス変換部とを備えることを要旨とする。
本発明によれば、1回の生存確認パケットの送信により、通信規約が異なる通信機器に対してまとめて生存確認を行う通信システムを提供することが出来る。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一あるいは類似の部分には同一あるいは類似な符号を付している。
(第1の実施の形態)
[構成]
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係わる通信システムは、ネットワーク層における第1の通信規約(IPv6)によって通信する第1の通信機器1(IPv6通信機器1)と、IPv6通信機器1と第1の通信ネットワーク(ローカルエリアネットワーク)を介して接続された第2の通信機器2(IPv4通信機器2)と、IPv6通信機器1及びIPv4通信機器2とローカルエリアネットワークを介して接続されたスイッチ装置7と、スイッチ装置7とIPv6に基づく第2の通信ネットワーク5(インターネット5)との間に接続されたゲートウェイ装置3と、インターネット5に接続されたセンター装置4とを備える。
なお、第1の通信ネットワークの一例としてローカルエリアネットワークを挙げ、第2の通信ネットワーク5の一例としてインターネット5を挙げたが、本発明はこれに限定されるものではない。
IPv4通信機器2は、ネットワーク層におけるIPv6とは異なる第2の通信規約(IPv4)によって通信する。IPv6通信機器1、IPv4通信機器2及びスイッチ装置7は設備系ネットワーク6を構成する。設備系ネットワーク6の例としては、マンション用の機器制御システム、ホームネットワーク用のシステムなどが挙げられる。設備系ネットワーク6では、異なる2つの通信規約(IPv6及びIPv4)が混在する。設備系ネットワーク6とインターネット5の間にゲートウェイ装置3が接続される。
図示は省略したが、スイッチ装置7には複数のIPv6通信機器1及び複数のIPv4通信機器2が接続されている。
センター装置4は、設備系ネットワーク6内の個々の機器の状態を管理する役割を備え、IPv6通信機器1及びIPv4通信機器2が生存しているか否かの確認を一括して行うための第1の生存確認パケット(IPv6マルチキャストパケット)を送信する。なお、センター装置4は、センターサーバと呼ばれる場合もある。
ゲートウェイ装置3は、IPv6に基づくデータとIPv4に基づくデータとを相互に変換する。具体的に述べると、ゲートウェイ装置3は、IPv6通信機器1に対してはIPv6形式のまま、すなわち、生存確認パケットを何ら変更することなく、そのまま転送する。一方、IPv4通信機器2に対しては、当該生存確認パケットをIPv4形式に変換してから送信し、IPv4通信機器2からの応答については、IPv6形式に戻してから、センター装置4へ転送する。詳細は、図2を参照して後述する。
センター装置4が生存確認を行う際、IPv6通信機器1に対しては、IPv6に基づくマルチキャストパケットを1つ送るだけで一括して接続されている総てのIPv6通信機器1の生存確認を行うことが出来る。しかし、IPv4通信機器2は、センター装置4から送信されたIPv6に基づくマルチキャストパケットを認識できないため、そのままではIPv4通信機器2は応答することが出来ない。そこで、センター装置4から生存確認を行う際、実際にはゲートウェイ装置3がIPv4通信機器2に対する生存確認を代行する。
図2を参照して、図1のゲートウェイ装置3の詳細な構成を説明する。ゲートウェイ装置3は、IPv4通信機器2についてIPv6に基づくアドレスとIPv4に基づくアドレスが対応付けて格納されたアドレス変換テーブル31と、IPv6通信機器1へ第1の生存確認パケットを転送し、IPv6通信機器1が送信する第1の応答パケットをセンター装置4へ転送するパケット転送部32と、アドレス変換テーブル31を参照して第1の生存確認パケットのフォーマットをIPv6からIPv4へ変換してIPv4通信機器2に転送し、IPv4通信機器2が送信する第1の応答パケットのアドレスをIPv4からIPv6へ変換してセンター装置4へ転送するアドレス変換部33と、接続されているネットワーク5,6からのパケットの受信処理を行うパケット受信部と、パケットの送信処理を行うパケット送信部とを備える。
ゲートウェイ装置3は、IPv4通信機器2について仮想的にIPv6アドレスを設定し、このIPv6アドレスとIPv4通信機器2が実際に備えるIPv4アドレスとを対応付けたアドレス変換テーブル31を保持する。同時に、センター装置4も、同様なアドレス変換テーブルを保持する。
[動作]
図3を参照して、図1の通信システムにおける通信手順を説明する。
(イ)先ずS1段階において、センター装置4がインターネット5を介してIPv6マルチキャストによる第1の生存確認パケットをゲートウェイ装置3へ送信し、ゲートウェイ装置3はこれを受信する。
(ロ)S2段階において、図2のパケット転送部32は、第1の生存確認パケットをそのまま設備系ネットワーク6に転送する。IPv6通信機器1は、IPv6に基づく第1の生存確認パケットを認識することができるが、IPv4通信機器2は認識することができない。なぜなら、IPv6に基づく第1の生存確認パケットとIPv4通信機器2とは、通信規約が異なるからである。S3段階において、第1の生存確認パケットを受信したIPv6通信機器1は、生存情報を含む第1の応答パケットをパケット転送部32へ返信する。
(ハ)一方、S2〜S3段階と同時に、S4段階において、ゲートウェイ装置3は、IPv6に基づく第1の生存確認パケットをIPv4に基づく第1の生存確認パケットへ変換する。具体的には、図2のアドレス変換部33は、アドレス変換テーブル31を参照して第1の生存確認パケットのアドレスをIPv6からIPv4へ変換してIPv4通信機器2に転送する。IPv4通信機器2は、通信規格が一致するため、IPv4に基づく第1の生存確認パケットを受け取ることが出来る。S5段階において、第1の生存確認パケットを受信したIPv4通信機器2は、生存情報を含む第1の応答パケットをアドレス変換部33へ返送する。
更に具体的には、アドレス変換部33は、アドレス変換テーブル31を参照してIPv4通信機器2のIPv4アドレスを検索して、このIPv4アドレスを宛先アドレスとして設定すると同時に送信元アドレスとしてゲートウェイ装置3のアドレスを設定して、IPv4通信機器2へIPv4に基づく第1の生存確認パケットを送信する。そして、IPv4通信機器2は、ゲートウェイ装置3に対して、第1の生存確認パケットに対するIPv4に基づく第1の応答パケットを返信する。
(ニ)S6段階において、ゲートウェイ装置3は、IPv4に基づく第1の応答パケットをIPv6に基づく第1の応答パケットへ変換する。具体的には、アドレス変換部33は、IPv4通信機器2から受信した第1の応答パケットのアドレスをIPv4からIPv6へ変換してセンター装置4へ転送する。更に具体的には、アドレス変換テーブル31を参照して、IPv4アドレスから仮想のIPv6アドレス(グローバルアドレス)を生成し、これを送信元とするIPv6パケットを生成して、これをIPv4通信機器2からの応答としてセンター装置4へ返信する。
IPv6に基づく第1の応答パケットを受信したセンター装置4は、アドレス変換テーブルを参照して、受信した第1の応答パケットが実はIPv4に基づくIPv4通信機器2からの応答であることを知ることが出来る。同時に、IPv4通信機器2が稼動していることを知ることが出来る。
次に、図4を参照して、図1の通信システムおいて送受信される生存確認パケット及び応答パケットの内容を説明する。
センター装置4がゲートウェイ装置3へ送信するIPv6マルチキャストによる第1の生存確認パケット41は、生存確認データと、送信元アドレスとしてセンター装置4のIPv6アドレスと、送信先アドレスとしてマルチキャストアドレスA(IPv6)とを有している。ゲートウェイ装置3はこれを受信して、IPv6通信機器1へ第1の生存確認パケット42をそのまま送信する。これに対するIPv6通信機器1からの第1の応答パケット43は、自己の生存情報を含む応答データと、送信元アドレスとしてIPv6通信機器1のIPv6アドレスと、送信先アドレスとしてセンター装置4のIPv6アドレスとを有している。ゲートウェイ装置3はこれを受信して、センター装置4へ第1の応答パケット44をそのまま送信する。
一方、ゲートウェイ装置3は、第1の生存確認パケット41のうち、送信元アドレスをゲートウェイ装置(GW)3のIPv4アドレスに書き換え、送信先アドレスをIPv4通信機器2のIPv4アドレスへ書き換えた、第1の生存確認パケット45をIPv4通信機器2へ転送する。よって、ゲートウェイ装置3がIPv4通信機器2へ送信するIPv4に基づく第1の生存確認パケット45は、生存確認データと、送信元アドレスとしてゲートウェイ装置(GW)3のIPv4アドレスと、送信先アドレスとしてIPv4通信機器2のIPv4アドレスとを有している。これに対するIPv4通信機器2からの第1の応答パケット46は、自己の生存情報を含む応答データと、送信元アドレスとしてIPv4通信機器2のIPv4アドレスと、送信先アドレスとしてゲートウェイ装置3のIPv4アドレスとを有している。ゲートウェイ装置3はこれを受信して、送信元アドレスをIPv4通信機器2の仮想IPv6アドレスに書き換え、送信先アドレスをセンター装置4のIPv6アドレスへ書き換えて、第1の応答パケット47をセンター装置4へ転送する。よって、ゲートウェイ装置3がセンター装置4へ送信するIPv6に基づく第1の応答パケット47は、応答データと、送信元アドレスとしてIPv4通信機器2の仮想IPv6アドレスと、送信先アドレスとしてセンター装置4のIPv6アドレスとを有している。
[効果]
以上説明したように、ネットワーク層(OSI基本参照モデルの第3層)に位置する通信規約(プロトコル)が互いに異なる第1及び第2通信機器1、2に対して、センター装置4が第1の生存確認パケットを第1の通信規約(IPv6)に基づいて送信する。ゲートウェイ装置3が第1の生存確認パケットを受信すると、パケット転送部32は、第1の通信機器1へ第1の生存確認パケットをそのまま転送し、第1の通信機器1が送信する第1の応答パケットをセンター装置4へそのまま転送する。一方、アドレス変換部33は、アドレス変換テーブル31を参照して第1の生存確認パケットのアドレスを第1の通信規約(IPv6)から第2の通信規約(IPv4)へ変換して第2の通信機器2に転送し、第2の通信機器2が送信する第1の応答パケットのアドレスを第2の通信規約(IPv4)から第1の通信規約(IPv6)へ変換してセンター装置4へ転送する。
これにより、ネットワーク層の通信規約が異なる複数の通信機器1、2が混在するシステムに対して一回の生存確認パケットの送信により、特定の通信機器1、2から応答パケットを受信できる。つまり、IPv6対応機器及びIPv4対応機器が混在するシステム内の総ての通信機器の生存確認を一括して行うことが出来る<請求項1の効果>。
設備系ネットワーク6がマンション用の機器制御システムである場合、フロアやマンションごとにグルーピング化して生存情報を管理することが出来る。
なお、このような生存確認パケットの一例として、パケット・インターネット・グルーパー(Packet INternet Groper:PING)が挙げられる。これ以外でも、何らかの情報を付加した独自のプロトコルであっても構わない。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態に係わる通信システムでは、ゲートウェイ装置3に第1の生存確認パケットが到着する(S1)度に、ゲートウェイ装置3が第1の生存確認パケットを変換してIPv4通信機器2へ転送し(S4)、IPv4通信機器2から第1の応答パケットを受信していた(S5)。
しかし、上記のS4及びS5の段階を、定期的に発生するS1段階(第1の生存確認パケットが到着する)の度に行うことになるので、処理時間を短縮することが難しい。
そこで、第2の実施の形態では、ゲートウェイ装置3が、センター装置4からの第1の生存確認パケットとは独立して、IPv4通信機器2に対して事前に生存確認のパケット(第2の生存確認パケット)を送信し、これに対する応答のパケット(第2の応答パケット)を受信して、IPv4通信機器2の生存状況を登録する。
[構成]
本発明の第2の実施の形態に係わる通信システムの全体構成は、図1と同じであるため、図示及び説明を省略する。
図5を参照して、第2の実施の形態に係わるゲートウェイ装置3の詳細な構成を説明する。ゲートウェイ装置3は、IPv4通信機器2についてIPv6に基づくアドレスとIPv4に基づくアドレスが対応付けて格納されたアドレス変換テーブル31と、IPv6通信機器1へ第1の生存確認パケットを転送し、IPv6通信機器1が送信する第1の応答パケットをセンター装置4へ転送するパケット転送部32と、IPv4通信機器2に対して一定期間毎に第2の生存確認パケットを送信し、第2の生存確認パケットに対する第2の応答パケットをIPv4通信機器2から受信する生存確認通信部34と、センター装置4から第1の生存確認パケットを受信した時、アドレス変換テーブル31を参照して第2の応答パケットのアドレスをIPv4からIPv6に変換して、センター装置4へ第2の応答パケットを送信する生存情報送信部35とを少なくとも備える。
生存確認通信部34は、センター装置4からの第1の生存確認パケットとは独立して、IPv4通信機器2に対してIPv4に基づく第2の生存確認パケットを定期的に送信する(S4)。第2の生存確認パケットを受信したIPv4通信機器2はこれに対する第2の応答パケットを送信し(S5)、生存確認通信部34は、これを受信して、第2の応答パケットに基づいてアドレス変換テーブル31に登録されているIPv4通信機器2についての生存情報を登録する。
生存情報送信部35は、センター装置4から第1の生存確認パケットを受信した(S1)時、生存確認通信部34に登録されているIPv4通信機器2の生存情報に基づいてIPv6に基づく第2の応答パケットを生成し、これをセンター装置4へ送信する。これにより、ゲートウェイ装置3の処理時間を短縮することができる。
生存確認通信部34は第2の生存確認パケットを定期的に送信すると述べたが、本発明はこれに限定されない。一定の時間間隔ごとに定期的に送信する代わりに、ゲートウェイ装置3の負荷が低い時に限り送信するようにしても構わない。また或いは、センター装置4からの第1の生存確認パケットについて許容する時間の範囲を明記するようにして、ゲートウェイ装置3が収集したIPv4通信機器2の生存情報がこの時間の範囲よりも古い場合、再度ゲートウェイ装置3がIPv4通信機器2の生存情報を収集しても構わない。これにより、IPv4通信機器2についての生存状況を略リアルタイムに近い形で知ることが出来る。
なお、アドレス変換テーブル31及びパケット転送部32は、図2と同じであるため、説明を省略する。
[効果]
以上説明したように、ネットワーク層(OSI基本参照モデルの第3層)に位置する通信規約(プロトコル)が互いに異なるIPv6通信機器1及びIPv4通信機器2に対して、センター装置4が第1の生存確認パケットをIPv6に基づいて送信する。ゲートウェイ装置3が第1の生存確認パケットを受信すると、パケット転送部32は、IPv6通信機器1へ第1の生存確認パケットをそのまま転送し、IPv6通信機器1が送信する第1の応答パケットをセンター装置4へそのまま転送する。一方、生存確認通信部34は、IPv4通信機器2に対して一定期間毎に第2の生存確認パケットを送信し、第2の生存確認パケットに対する第2の応答パケットをIPv4通信機器2から受信する。そして、第1の生存確認パケットを受信した時、生存情報送信部35は、アドレス変換テーブル31を参照して第2の応答パケットのアドレスをIPv4からIPv6に変換して、センター装置4へ第2の応答パケットを送信する。
これにより、ゲートウェイ装置3が第1の生存確認パケットを受信した時、ネットワーク層の通信規約が異なる複数の通信機器が混在するシステムに対して一回の生存確認パケットの送信により、総ての通信機器から応答パケットを受信できる。つまり、システム内の総ての通信機器の生存確認を一括して行うことが出来る。
また、センター装置4から第1の生存確認パケットを受信した時に、生存確認通信部34に登録されているIPv4通信機器2の生存情報に基づいてIPv6に基づく第2の応答パケットを生成し、これをセンター装置4へ送信する。これにより、ゲートウェイ装置3の負荷を軽減すると同時に、処理時間を短縮することができる<請求項2の効果>。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は、2つの実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
設備系ネットワーク6内に新規に通信機器が追加された場合、センター装置4はこれを検知することが出来る。IPv6通信機器1bが新たに追加された場合、既存のIPv6通信機器1と同じマルチキャストアドレスを割り当てておけば、IPv6通信機器1bからも応答パケットが得られる。よって、センター装置4は、ゲートウェイ装置3を介してIPv6通信機器1bの追加を検知できる。
しかし、アドレス変換テーブル31は予め新たなIPv4通信機器2bについてアドレスの対応関係を保持していなければ新たなIPv4通信機器2bに対応できない。よって、設備系ネットワーク6内にIPv4通信機器2bが新たに追加された場合、IPv6と同様にして機器の追加を検知できない。
そこで、ゲートウェイ装置3は、図5に示したように、IPv4通信機器2b側が起点となる通信が実施した場合、そのパケットの送信元アドレスを確認して、この送信元アドレスが、既存の接続されているIPv4通信機器以外のものであれば、新たなIPv4通信機器が接続されたと判断する生存情報統合通信部36を更に備えることが望ましい。生存情報統合通信部36は、新たなIPv4通信機器が接続されたと判断した場合、アドレス変換テーブル31を更新し、新たなIPv4通信機器の情報をセンター装置4へ通知する。これにより、設備系ネットワーク6内に新規にIPv4通信機器2bが追加された場合、センター装置4はこれを検知することが出来る。
具体的には、新たなIPv4通信機器2bがシステム内に接続された場合、IPv4通信機器2bは予め手動でIPアドレスが設定されているため、IPv4通信機器2bが一度でも通信を発生させると、接続されているL3スイッチ(スイッチ装置)にIPアドレスとMAC(Media Access Control)アドレスの情報が残される。ゲートウェイ装置3がSNMP(Simple Network Management Protocol)を用いたL3スイッチからIPとMACアドレスの情報を得ることが出来る。これによって、新たなIPv4通信機器2bが接続されたかどうかを知ることが出来る。新たなIPv4通信機器2bが接続された場合、アドレス変換テーブル31にIPv4通信機器2bの対応関係が追加される。なお、上記のSNMPは、IPとMACアドレスの情報を得るための手段の一例であり、本発明はこれに限定されることなく、その他の手段によってIPとMACアドレスの情報を読取っても構わない。
また、生存情報統合通信部36は、IPv6通信機器1及びIPv4通信機器2から受信した第1の応答パケット又は第2の応答パケットから、どのIPv6通信機器1及びIPv4通信機器2が生存しているかを示す生存情報パケットを作成してセンター装置4へ送信する。
なお、図5のゲートウェイ装置3は第2の実施形態に係わるが、図6に示すように、第1の実施の形態に係わるゲートウェイ装置3においても、生存情報統合通信部36を更に備えることが望ましい。
また、以下に示す処理を行うことも可能である。即ち、ローカルエリアネットワークに接続されているIPv4通信機器2については、予め割り当てられるアドレスの範囲を決めておく。そして、ゲートウェイ装置3は、定期的にその範囲の全アドレスに対して生存確認のパケットを送信し続け、その応答があったアドレスを生存情報統合通信部36に格納しておく。これと同時に、新しいアドレスが検出された場合には、アドレス変換テーブル31にもその結果を反映する。
そして、センター装置4より第1の生存確認パケットを受信した際には、生存情報統合通信部36が保有する情報を参照して直接センター装置4へ応答を返す。これにより、第1の生存確認パケットを受信した後に変換・転送、更に応答の受信・変換・転送を行うという手間を省くと同時に、アドレス変換テーブル31に最新の接続状況を反映させることが出来る。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の第1の実施の形態に係わる通信システムの構成を示すブロック図である。 図1のゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 図1の通信システムにおける通信手順を示すブロック図である。 図1の通信システムにおいて送受信される生存確認パケット及び応答パケットの内容を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係わるゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態の変形例に係わるゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…IPv6通信機器(第1の通信機器)
2…IPv4通信機器(第2の通信機器)
3…ゲートウェイ装置
4…センター装置
5…インターネット(第2の通信ネットワーク)
6…設備系ネットワーク
7…スイッチ装置
31…アドレス変換テーブル
32…パケット転送部
33…アドレス変換部
34…生存確認通信部
35…生存情報送信部
36…生存情報統合通信部
41、42…第1の生存確認パケット(IPv6)
45…第1の生存確認パケット(IPv4)
43、44、47…第1の応答パケット(IPv6)
46…第1の応答パケット(IPv4)

Claims (3)

  1. ネットワーク層における第1の通信規約によって通信する第1の通信機器と、
    前記第1の通信機器と第1の通信ネットワークを介して接続された、ネットワーク層における前記第1の通信規約とは異なる第2の通信規約によって通信する第2の通信機器と、
    前記第1の通信ネットワークと前記第1の通信規約に基づく第2の通信ネットワークとの間に接続された、前記第1の通信規約に基づくデータと前記第2の通信規約に基づくデータとを相互に変換するゲートウェイ装置と、
    前記第2の通信ネットワークに接続された、前記第1及び第2の通信機器が生存しているか否かの確認を一括して行うための第1の生存確認パケットを前記第1の通信規約に基づいて送信するセンター装置とを備え、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記第2の通信機器について、前記第1の通信規約に基づくアドレスと前記第2の通信規約に基づくアドレスが対応付けて格納されたアドレス変換テーブルと、
    前記第1の通信機器へ前記第1の生存確認パケットを転送し、前記第1の通信機器が返信する第1の応答パケットを前記センター装置へ転送するパケット転送部と、
    前記アドレス変換テーブルを参照して前記第1の生存確認パケットのアドレスを前記第1の通信規約から前記第2の通信規約へ変換して前記第2の通信機器に転送し、前記第2の通信機器が返信する第1の応答パケットのアドレスを前記第2の通信規約から前記第1の通信規約へ変換して前記センター装置へ転送するアドレス変換部
    とを備えることを特徴とする通信システム。
  2. ネットワーク層における第1の通信規約によって通信する第1の通信機器と、
    前記第1の通信機器と第1の通信ネットワークを介して接続された、ネットワーク層における前記第1の通信規約とは異なる第2の通信規約によって通信する第2の通信機器と、
    前記第1の通信ネットワークと前記第1の通信規約に基づく第2の通信ネットワークとの間に接続された、前記第1の通信規約に基づくデータと前記第2の通信規約に基づくデータとを相互に変換するゲートウェイ装置と、
    前記第2の通信ネットワークに接続された、前記第1及び第2の通信機器が生存しているか否かの確認を一括して行うための第1の生存確認パケットを前記第1の通信規約に基づいて送信するセンター装置とを備え、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記第2の通信機器について、前記第1の通信規約に基づくアドレスと前記第2の通信規約に基づくアドレスが対応付けて格納されたアドレス変換テーブルと、
    前記第1の通信機器へ前記第1の生存確認パケットを転送し、前記第1の通信機器が送信する第1の応答パケットを前記センター装置へ転送するパケット転送部と、
    前記第2の通信機器に対して一定期間毎に第2の生存確認パケットを送信し、第2の生存確認パケットに対する第2の応答パケットを前記第2の通信機器から受信する生存確認通信部と、
    前記第1の生存確認パケットを受信した時、前記アドレス変換テーブルを参照して前記第2の応答パケットのアドレスを前記第2の通信規約から前記第1の通信規約に変換して、前記センター装置へ前記第2の応答パケットを送信する生存情報送信部
    とを備えることを特徴とする通信システム。
  3. 前記ゲートウェイ装置は、前記第1及び第2の通信機器から受信した第1の応答パケット又は第2の応答パケットから、どの前記第1及び第2の通信機器が生存しているかを示す生存情報パケットを作成して前記センター装置へ送信する生存情報統合通信部を更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載の通信システム。
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