JP5018377B2 - 電気器具取付け装置 - Google Patents

電気器具取付け装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5018377B2
JP5018377B2 JP2007255084A JP2007255084A JP5018377B2 JP 5018377 B2 JP5018377 B2 JP 5018377B2 JP 2007255084 A JP2007255084 A JP 2007255084A JP 2007255084 A JP2007255084 A JP 2007255084A JP 5018377 B2 JP5018377 B2 JP 5018377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode plate
mounting
electric appliance
plate
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007255084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009087676A (ja
Inventor
洋 相賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2007255084A priority Critical patent/JP5018377B2/ja
Publication of JP2009087676A publication Critical patent/JP2009087676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5018377B2 publication Critical patent/JP5018377B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、電気器具取付け装置に関し、特に、空間(建物、自動車等の空間)内の天井部、壁部、床部等に照明器具等の電気器具を着脱自在に取り付けるのに有効な電気器具取付け装置に関する。
一般に、建物の例えば天井部に照明器具を取り付ける場合には、予め、天井部のパネルの所定の位置に配線用孔を設け、この配線用孔から天井裏に敷設されている電線を引き出し、この引き出した電線に照明器具を電気的に接続することで、照明器具を取り付けている。
このような照明器具は、建物内のレイアウトの変更等によって他の位置に移動させる場合に、新たにパネルに配線用孔を設け、この配線用孔から天井裏に敷設されている電線を引き出し、この引き出した電線に取り外した照明器具を電気的に接続している。
このため、パネルに新たに配線用孔を設ける作業や、新たに設けた配線用孔から天井裏の電線を引き出す作業等の作業が必要になり、それらの作業に非常に手間かかかることになる。また、照明器具を取り外した後のパネルに配線用孔が残って美観を損なうことになるため、元の配線用孔を塞ぐ作業も必要になり、その作業にも手間がかかることになる。
一方、特許文献1には、基板の両面に印刷又はエッチングによりプリント配線して電路を形成し、電路の適宜な箇所にコネクタピンを挿入するピン挿入孔を形成し、このピン挿入孔内にコネクタピンを電気的に接続するように構成した発明が開示されており、このような技術を照明器具の天井部等への着脱に適用することも考えられる。
実開昭56−86773号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、コネクタピンを電路に電気的に接続する際にハンダ付け作業が必要になるとともに、照明器具を天井部等に支持するための機構が必要になるため、この技術をそのまま天井部等への照明器具の着脱に適用することはできない。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、照明器具等の電気器具の着脱を容易に行うことができるとともに、照明器具等の電気器具を他の位置に移動させても美観を損なうようなことがない、電気器具取付け装置を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る発明は、絶縁体からなる基板の一方の面に導電性を有する一方の電極板が積層され、他方の面に導電性を有するとともに、磁石によって吸着される性質を有する他方の電極板が積層され、複数箇所に前記他方の電極板及び前記基板を貫通する取付け穴が設けられ、前記両電極板が電源に電気的に接続される取付け板と、前記取付け板の他方の電極板側に設けられ、電気器具が取り付けられる電気器具取付け部と、該電気器具取付け部に一体に設けられるとともに、前記取付け穴内に挿脱可能な1つ又は2つ以上のピン部と、前記電気器具取付け部に設けられ、該電気器具取付け部を前記他方の電極板に磁力により吸着させるための磁石と、前記ピン部の先端に設けられるとともに、該ピン部が前記取付け穴内に挿入された状態で前記一方の電極板の裏面に接触することにより当該前記一方の電極板に電気的に接続される第1給電部と、前記電気器具取付け部に設けられるとともに、前記ピン部が前記取付け穴に挿入された状態で前記他方の電極板に電気的に接続される第2給電部とからなるコネクタとを備え、前記両給電部に前記電気器具が電気的に接続されることを特徴とする。
本発明による電気器具取付け装置によれば、取付け板の取付け穴内にコネクタのピン部を挿入することにより、電気器具取付け部が磁石の磁力によって他方の電極板に吸着され、ピン部が取付け穴内に挿入された状態に固定され、ピン部に設けられた第1給電部が一方の電極板に電気的に接続され、電気器具取付け部に設けられた第2給電部が他方の電極板に電気的に接続される。
そして、電気器具取付け部に取り付けられる電気器具を両給電部に電気的に接続することにより、電源から両電極板及び両給電部を介して電気器具に電力が供給され、電気器具が作動することになる。
この場合、コネクタのピン部を取付け板の取付け穴内に挿入し、電気器具取付け部を磁石の磁力によって他方の電極板に吸着させることで、ピン部を取付け穴内に挿入した状態に固定することができ、電気器具をコネクタを介して取付け板に取り付けることができるので、電気器具の取付け作業を容易にすることができる。
また、電気器具を他の位置に移動させる場合には、電気器具取付け部を磁石の磁力に抗して他方の電極板から引き離し、ピン部を取付け穴から離脱させることでコネクタを取付け板から取り外し、この取り外したコネクタを取付け板の他の位置に移動させて、その位置でコネクタのピン部を取付け穴内に挿入し、電気器具取付け部を磁石の磁力によって他方の電極板に吸着させればよいので、電気器具の移動を容易に行うことができる。
さらに、電気器具を他の位置に移動させても、電気器具を取り除いた後の取付け穴が美観を損なうようなこともない。
さらに、第1給電部と第2給電部との間に例えば直流の電源を供給する場合に、極性を間違えることなく各ピン部を取付け穴内に挿入することができる。
請求項2に係る発明は、絶縁体からなる基板の一方の面に導電性を有する一方の電極板が積層され、他方の面に導電性を有するとともに、磁石によって吸着される性質を有する他方の電極板が積層され、複数箇所に前記他方の電極板及び前記基板を貫通する取付け穴が設けられ、前記両電極板が電源に電気的に接続される取付け板と、前記取付け板の他方の電極板側に設けられ、電気器具が取り付けられる電気器具取付け部と、該電気器具取付け部に一体に設けられるとともに、前記取付け穴内に挿脱可能な1つ又は2つ以上のピン部と、前記電気器具取付け部に設けられ、該電気器具取付け部を前記他方の電極板に磁力により吸着させるための磁石と、前記ピン部の先端に設けられるとともに、該ピン部が前記取付け穴内に挿入された状態で前記一方の電極板に電気的に接続される第1給電部と、前記電気器具取付け部に設けられるとともに、前記ピン部が前記取付け穴に挿入された状態で前記他方の電極板に電気的に接続される第2給電部とからなるコネクタとを備え、前記第1給電部は、前記ピン部の先端部に設けられた溝内に付勢部材を介して設けられ、該付勢部材の付勢力によって前記第1給電部が前記一方の電極板に圧接され、前記両給電部に前記電気器具が電気的に接続されることを特徴とする。
本発明による電気器具取り付け装置によれば、ピン部の先端部の溝内に付勢部材を介して設けられた第1給電部が付勢部材の付勢力によって一方の電極板に圧接され、第1給電部が一方の電極板に電気的に接続されることになる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の電気器具取付け装置であって、前記磁石は、前記電気器具取付け部の前記他方の電極板との対向面に設けられた溝内に設けられ、該磁石の磁力によって前記電気器具取付け部の一部が前記他方の電極板に吸着されることを特徴とする請求項1に記載の電気器具取付け装置。
本発明による電気器具取付け装置によれば、電気器具取付け部の他方の電極板との対向面に設けられた溝内に設けられている磁石の磁力により、電気器具取付け部の一部が他方の電極板に吸着され、ピン部が取付け板の取付け穴内に挿入された状態に固定されることになる。
請求項4に係る発明は、請求項1から3の何れかに記載の電気器具取付け装置であって、前記第2給電部は、前記電気器具取付け部の前記ピン部の周囲の前記他方の電極板との対向面に設けられた溝内に設けられていることを特徴とする。
本発明による電気器具取付け装置によれば、電気器具取付け部のピン部の周囲の他方の電極板との対向面に設けられた溝内に設けられている第2給電部が他方の電極板に圧接され、第2給電部が他方の電極板に電気的に接続されることになる。
請求項5に係る発明は、請求項1から4の何れかに記載の電気器具取付け装置であって、前記取付け板は、空間内の天井部、壁部、又は床部に設けられていることを特徴とする。
本発明による電気器具取付け装置によれば、取付け板を空間内の天井部、壁部、又は床部に設けることにより、照明器具、火災センサ等の各種の電気器具を天井部、壁部、又は床部の取付け板に着脱させることが可能となる。
以上、説明したように、本発明の電気器具取付け装置によれば、取付け板の取付け穴内にコネクタのピン部を挿入し、磁石の磁力によって電気器具取付け部を他方の電極板に吸着させることにより、ピン部が取付け穴内に挿入された状態に固定され、コネクタが取付け板に固定され、コネクタを介して電気器具を取付け板に取り付けることができる。また、電気器具取付け部を磁石の磁力に抗して他方の電極板から引き離し、ピン部を取付け穴から離脱させることにより、コネクタを取付け板から取り外すことができ、コネクタに取り付けられる電気器具を取付け板から取り外すことができる。
従って、電気器具の取付け板への着脱を容易に行うことができるので、電気器具を取付け板の他の位置に移動する場合に、新たな配線用孔を設けたり、配線用孔から配線を引き出したりする作業が不要となる。さらに、電気器具を取り外した後に取付け穴が残っても、その取付け穴の存在によって美観を損なうようこともない。
また、コネクタを取付け板に取り付けた際に、ピン部の第1給電部が一方の電極板に電気的に接続され、電気器具取付け部の第2給電部が他方の電極板に電気的に接続されることになるので、第1給電部と一方の電極板との接触面積、及び第2給電部と他方の電極板との接触面積を大きくとることができる。
従って、電気器具の作動に必要な電流を確実に通電することができるので、大電流を必要とする電気器具にも十分な電流を確実に通電することが可能となり、各種の電気器具を使用することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態の電気器具の取り付け装置は、取付け板とコネクタとを含んで構成されており、図1は取付け板とコネクタとの関係を示す説明図、図2はコネクタを取付け板に取り付けた状態を示す断面図、図3はコネクタと吸着手段との関係を示す説明図である。
すなわち、この電気器具取付け装置1は、空間内(例えば、建物、自動車等の空間内、本実施の形態においては建物とする。)の天井部、壁部等に照明器具、火災センサ等の電気器具を着脱自在に取り付けるとともに、この電気器具に電力を供給するのに有効なものであって、図1及び図2に示すように、建物の天井部、壁部等(本実施の形態では天井部)に設けられる取付け板2と、取付け板2に着脱自在に取り付けられるコネクタ10と、コネクタ10を取付け板2に吸着させる吸着手段25とを備えており、コネクタ10に電気器具35が取り付けられるようになっている。
取付け板2は、図1に示すように、合成樹脂等の絶縁性を有する材料からなる板状の基板3と、基板3の一方の面に一体に積層される銅等の導電性を有する材料からなる板状の一方の電極板4(第1電極板4)と、基板3の他方の面に一体に積層される導電性を有するとともに、磁石によって吸着される性質を有する材料からなる他方の電極板5(第2電極板5)とからなる積層板であって、基板3と第1電極板4及び第2電極板5とは接着剤等の接合手段によってそれぞれ一体に接合されている。
取付け板2には、第2電極板5及び基板3を貫通する取付け穴6が複数箇所に設けられ、各取付け穴6に第1電極板3の基板3との対向面が対応し、各取付け穴6内に後述するコネクタ10のピン部15(第1ピン部15a、第2ピン部15b)が挿脱可能に構成されている。
取付け板2の第1電極板4及び第2電極板5は、配線7を介して個別に電源8に接続され、電源8から第1電極板4と第2電極板5との間に所定の直流あるいは交流の電圧が印加されるようになっている。
取付け板2は、天井部の全体に設けてもよいし、天井部の一部に設けてもよい。天井部の全体に設ける場合には、複数枚の取付け板2を組み合わせて天井部の全体を塞ぐようにしてもよい。その場合には、隣接する取付け板2の第1電極板4〜4間、第2電極板5〜5間を電気的に接合するか、あるいは各取付け板2の第1電極板4及び第2電極板5をそれぞれ個別に配線7を介して電源8に接続すればよい。
コネクタ10は、図1〜図3に示すように、照明器具等の電気器具35が取り付けられる電気器具取付け部11と、電気器具取付け部11の上面に一体に立設された複数(本実施の形態では2つ)のピン部15(第1ピン部15a、第2ピン部15b)とを備えている。
電気器具取付け部11は、合成樹脂等の絶縁性を有する材料から形成される例えば円板状をなすものであって、第1ピン部15a及び第2ピン部15bが取付け板2の各取付け穴6内に挿入された状態で取付け板2に取り付けられ、この電気器具取付け部11の下部に照明器具等の電気器具35がねじ等の取付け手段によって着脱自在に取り付けられるようになっている。
なお、電気器具取付け部11は、円板状に限らず、他の形状に形成してもよい。要は、使用する電気器具35の形状等に応じて適宜の形状に形成すればよい。
第1ピン部15a及び第2ピン部15bは、図1〜図3に示すように、合成樹脂等の絶縁性を有する材料から形成される円柱状をなすものであって、取付け板2の取付け穴6の内径よりも小径、かつ取付け穴6と略同一長さに形成されている。第1ピン部15a及び第2ピン部15bは、電気器具取付け部11と一体に形成してもよいし、電気器具取付け部11と別体に形成し、ねじ等の適宜な連結手段によって電気器具取付け部11に一体に連結するように構成してもよい。
吸着手段25は、電気器具取付け部11の上面側の周縁部に設けられた環状の溝11a内に一体に設けられる環状の磁石27と、電気器具取付け部11の上面側の周縁部の磁石27の磁力線が及ぶ範囲内に一部が配置される鉄等の磁性体からなる吸着部材26とからなり、磁石27の磁力によって吸着部材26を取付け板2の第2電極板5に吸着させることにより、電気器具取付け部11が取付け板2に取り付けられる。
なお、溝11aは環状に限らず、他の形状であってもよい。要は、磁石27を収納可能な形状であればよい。
吸着部材26は、下端が閉塞された筒状をなすものであって、内側に電気器具取付け部11を嵌合させた状態で上端部が半径方向内方に屈曲され、この屈曲された部分が電気器具取付け部11の上面側の周縁部の磁石27の磁力線が及ぶ範囲内に配置され、この屈曲された部分が第2電極板5の表面5aに磁石27の磁力によって吸着される吸着部26aに構成されている。
なお、吸着部材26は、上記の形状に限らず、電気器具取り付け部11を磁石27の磁力によって第2電極板5の表面5aに吸着させることができる形状であればよい。
第1ピン部15aの上端部には、取付け板2の第1電極4の基板との対向面(裏面4a)に接触可能な第1給電部17aが設けられている。
第1給電部17aは、銅等の導電性を有する材料からなる円板状をなすものであって、第1ピン部15aの上端面に設けられた円形状の溝23内に付勢部材であるばね24を介して装着され、第1ピン部15aを取付け板2の取付け穴6内に挿入した状態で、第1給電部17aがばね24の付勢力によって第1電極板4の裏面4aに圧接され、第1給電部17aが第1電極板4に電気的に接続される。第1給電部17aは、第1ピン部15aの内部に設けられている配線20の一端に接続され、この配線20の他端は電気器具取付け部11の下部に設けられている端子12に接続されている。
電気器具取付け部11の上面の第2ピン部15bの周囲には、第2ピン部15bを包囲するように所定の幅、深さの溝19が設けられ、この溝19内に第2給電部17bが設けられている。
なお、溝19は環状に限らず、他の形状であってもよい。要は、第2給電部17bを収納可能な形状であればよい。
第2給電部17bは、銅等の導電性を有する材料からなる弾性を有する湾曲板状の弾性導電部材18を複数組み合わせて構成したものであって、各弾性導電性部材18は、第2ピン部15bの周囲の溝19内にそれぞれ嵌合されている。この場合、各弾性導電部材18は、湾曲部分の頂部が電気器具取付け部11の上面よりも上方に突出し、溝19の内部方向へ弾性変形可能となるように構成されている。
第1ピン部15a及び第2ピン部15bをそれぞれ取付け穴6内に挿入し、吸着部材26の吸着部26aを第2電極板5の表面5aに吸着させて、第1ピン部15a及び第2ピン部15bを取付け穴6内に挿入した状態に固定することにより、第2給電部17bの各弾性導電部材18が第2電極板5の表面5aに強く圧接され、第2給電部17bの各弾性導電部材18と第2電極板5とが電気的に接続される。
なお、第2給電部17bは、上記の構成のものに限らず、第2電極板5の表面5aに強く圧接されて、第2電極板5と電気的に確実に接続できる構成のものであればよく、例えば、圧縮ばねと導電部材とを組み合わせて、圧縮ばねの付勢力により導電部材を第2電極板5の表面5aに圧接するようにしても良いし、電気器具取付け部11の上面の第2ピン部15bの周囲に、弾性を有していない円環板状の第2給電部17bを一体に設け、この第2給電部17bを第2電極板5の表面に圧接するようにしても良い。
第2給電部17bには、電気器具取付け部11に設けられている配線20の一端が電気的に接続され、この配線20の他端は電気器具取付け部11の下部に設けられている端子12に電気的に接続されている。
次に、上記のように構成した本実施の形態による電気器具取付け装置1の作用について説明する。
まず、照明器具等の電気器具35を天井部に取り付けるには、図1に示すように、コネクタ10を天井部に予め設けられている取付け板2の所定の位置の下方に配置し、その位置で取付け穴2内に第1ピン部15a及び第2ピン部15bを挿入し、吸着手段25の磁石27の磁力によって吸着部材26の吸着部26aを第2電極板5に吸着させ、第1ピン部15aの上端の第1給電部17aを第1電極板4の裏面4aに圧接させ、第2ピン部15bの周囲の溝19内の第2給電部17bを第2電極板5の表面5aに圧接させ、第1給電部17aと第1電極板4とを電気的に接続し、第2給電部17bと第2電極板5とを電気的に接続する。
そして、電気器具取付け部11の下部にねじ等の取付け手段によって照明器具等の電気器具35を取り付け、電気器具35の電源を電気器具取付け部11の下部の端子12に電気的に接続する。
このようにして、天井部の取付け板2に照明器具等の電気器具35を取り付けることができ、電源8から取付け板2の第1電極板4と第2電極板5との間に電圧を印加することにより、両電極板4、5から両給電部17a、17b、配線20、及び端子12を介して照明器具等の電気器具35に電力が供給され、照明器具等の電気器具35を作動させることができる。
次に、建物内のレイアウトの変更等によって電気器具35を天井部の他の位置に移動させる場合には、コネクタ10から電気器具35を取り外し、この状態で吸着部材26の吸着部26aを磁石27の磁力に抗して第2電極板5から引き離し、第1ピン部15a及び第2ピン部15bを取付け穴6から離脱させることによりコネクタ10を取付け板2から取り外す。その後は上述した取り付け手順によってコネクタ10を取付け板2に取り付ける。
上記のように構成した本実施形態による電気器具取付け装置1にあっては、建物の天井部に設けた取付け板2の取付け穴6を利用してコネクタ10を取付け板2に着脱させることにより、コネクタ10を介して天井部の所定の位置に照明器具等の電気器具35を着脱させることができるので、照明器具等の電気器具35の天井部への着脱を容易に行うことができる。
また、天井部に取り付けた照明器具等の電気器具35を他の位置に移動させる場合にも、他の位置の取付け穴6を利用してコネクタ10を取付け板2に着脱させることにより、その位置にコネクタ10を介して照明器具等の電気器具35を着脱させることができることになる。
この場合、取付け板2の複数の取付け穴6によって意匠的な効果を醸し出しているので、照明器具等の電気器具35を取り外した後の取付け穴6によって美観を損なうようなことはなく、また、取付け穴6を塞ぐ作業も不要となる。また、照明器具等の電気器具35を移動させる位置に新たに配線用孔を設け、その配線用孔から天井裏の配線を引き出したりする作業も不要となるので、照明器具等の電気器具35の移動に要する手間を大幅に削減することができる。
さらに、第1給電部17aと第1電極板4との接触面積、及び第2給電部17bと第2電極板5との接触面積を大きくとることができるので、大電流を流すことが可能となり、大電流を必要とする電気器具にも十分に対応することができ、各種の電気器具に対応することが可能となる。
なお、前記の説明においては、電気器具取付け部11の上面側の溝11a内に磁石27を設けたが、第1ピン部15a及び第2ピン部15bの上端部に磁石を設けるとともに、第1ピン部15a及び第2ピン部15bの第1電極板4との対向面に磁性を有する材料からなる吸着部材を設けて、磁石の磁力によって吸着部材を第1電極板4に吸着させるように構成してもよい。この場合には、第1電極板4を導電性を有するとともに、磁石によって吸着される性質を有する材料で形成すればよい。
また、前記の説明においては、電気器具35として比較的重量のある照明器具等を例にとって説明したが、LEDを配置した照明器具のように軽量の照明器具等を電気器具としてもよいものであり、その場合には、電気器具を電気器具取付け部として、電気器具にピン部を一体に設けても良い。
さらに、前記の説明においては、電気器具取付け部11に2つのピン部15a、15bを設けたが、電気器具取付け部11に1つ又は3つ以上のピン部15を設けてもよい。1つのピン部15を設ける場合には、そのピン部15の先端部に溝23を設けて、その溝内に付勢部材24を介して第1給電部17aを設けるとともに、そのピン部15の周囲の電気器具取付け部11の第2電極板5との対向面に溝19を設けて、その溝19内に第2給電部17bを設ければよい。また、3つ以上のピン部15を設ける場合には、何れか1つのピン部15を前述した第1ピン部15aのように構成し、他の何れか1つのピン部15を前述した第2ピン部15bのように構成すればよい。
さらに、前記の説明においては、本実施の形態による電気器具取付け装置1を建物の天井部に適用した場合について説明したが、建物の壁部、床部等に照明器具や火災センサ等の電気器具を取り付ける場合に適用することもできる。
さらに、自動車等の天井部等に電気器具を取り付ける場合にも適用することができ、その他の各種の空間の天井部等に電気器具を取り付ける場合にも適用可能である。
さらに、例えば、各種の作業テーブルの天板などを上記実施形態の取付け板2の構成とし、電気器具を着脱可能な作業テーブルとしてもよい。
本発明による電気器具取付け装置の一実施の形態を示した説明図であって、取付け板とコネクタとの関係を示した説明図である。 コネクタを取付け板に取り付けた状態を示した断面図である。 コネクタと吸着手段との関係を示した説明図である。
符号の説明
1 電気器具取付け装置
2 取付け板 3 基板
4 第1電極板 4a 裏面
5 第2電極板 5a 表面
6 取付け穴 7 配線
8 電源 10 コネクタ
11 電気器具取付け部 11a 溝
12 端子 15 ピン部
15a 第1ピン部 15b 第2ピン部
17 給電部 17a 第1給電部
17b 第2給電部 18 弾性導電部材
19 溝 20 配線
23 溝 24 付勢部材(ばね)
25 吸着手段 26 吸着部材
26a 吸着部 27 磁石
35 電気器具

Claims (5)

  1. 絶縁体からなる基板の一方の面に導電性を有する一方の電極板が積層され、他方の面に導電性を有するとともに、磁石によって吸着される性質を有する他方の電極板が積層され、複数箇所に前記他方の電極板及び前記基板を貫通する取付け穴が設けられ、前記両電極板が電源に電気的に接続される取付け板と、
    前記取付け板の他方の電極板側に設けられ、電気器具が取り付けられる電気器具取付け部と、該電気器具取付け部に一体に設けられるとともに、前記取付け穴内に挿脱可能な1つ又は2つ以上のピン部と、前記電気器具取付け部に設けられ、該電気器具取付け部を前記他方の電極板に磁力により吸着させるための磁石と、前記ピン部の先端に設けられるとともに、該ピン部が前記取付け穴内に挿入された状態で前記一方の電極板の裏面に接触することにより当該一方の電極板に電気的に接続される第1給電部と、前記電気器具取付け部に設けられるとともに、前記ピン部が前記取付け穴に挿入された状態で前記他方の電極板に電気的に接続される第2給電部とからなるコネクタとを備え、
    前記両給電部に前記電気器具が電気的に接続されることを特徴とする電気器具取付け装置。
  2. 絶縁体からなる基板の一方の面に導電性を有する一方の電極板が積層され、他方の面に導電性を有するとともに、磁石によって吸着される性質を有する他方の電極板が積層され、複数箇所に前記他方の電極板及び前記基板を貫通する取付け穴が設けられ、前記両電極板が電源に電気的に接続される取付け板と、
    前記取付け板の他方の電極板側に設けられ、電気器具が取り付けられる電気器具取付け部と、該電気器具取付け部に一体に設けられるとともに、前記取付け穴内に挿脱可能な1つ又は2つ以上のピン部と、前記電気器具取付け部に設けられ、該電気器具取付け部を前記他方の電極板に磁力により吸着させるための磁石と、前記ピン部の先端に設けられるとともに、該ピン部が前記取付け穴内に挿入された状態で前記一方の電極板に電気的に接続される第1給電部と、前記電気器具取付け部に設けられるとともに、前記ピン部が前記取付け穴に挿入された状態で前記他方の電極板に電気的に接続される第2給電部とからなるコネクタとを備え、
    前記第1給電部は、前記ピン部の先端部に設けられた溝内に付勢部材を介して設けられ、該付勢部材の付勢力によって前記第1給電部が前記一方の電極板に圧接され、
    前記両給電部に前記電気器具が電気的に接続されることを特徴とする電気器具取付け装置。
  3. 前記磁石は、前記電気器具取付け部の前記他方の電極板との対向面に設けられた溝内に設けられ、該磁石の磁力によって前記電気器具取付け部の一部が前記他方の電極板に吸着されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気器具取付け装置。
  4. 前記第2給電部は、前記電気器具取付け部の前記ピン部の周囲の前記他方の電極板との対向面に設けられた溝内に設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の電気器具取付け装置。
  5. 前記取付け板は、空間内の天井部、壁部、又は床部に設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の電気器具取付け装置。
JP2007255084A 2007-09-28 2007-09-28 電気器具取付け装置 Expired - Fee Related JP5018377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007255084A JP5018377B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 電気器具取付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007255084A JP5018377B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 電気器具取付け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009087676A JP2009087676A (ja) 2009-04-23
JP5018377B2 true JP5018377B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=40660845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007255084A Expired - Fee Related JP5018377B2 (ja) 2007-09-28 2007-09-28 電気器具取付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5018377B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2481386A (en) * 2010-06-21 2011-12-28 Protec Fire Detection Plc Electrical devices having anti-ligature properties
KR20130004829A (ko) 2011-07-04 2013-01-14 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 조명 장치
DE102019127148B4 (de) * 2019-10-09 2022-02-10 ATKO GmbH Stromversorgungskomponente sowie System zur Stromversorgung mit derselben
WO2021214620A1 (en) * 2020-04-22 2021-10-28 Laser Design Srl Improvement of electric power system to create display units, luminous signs and the like

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5686773U (ja) * 1979-12-07 1981-07-11
JP2500505Y2 (ja) * 1989-09-26 1996-06-05 松下電工株式会社 Ic用ソケット
JPH06181373A (ja) * 1992-12-11 1994-06-28 Konica Corp 回路基板接続装置
JPH0935524A (ja) * 1995-07-18 1997-02-07 Hitachi Lighting Ltd スポットライト
JP2002304902A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Matsushita Electric Works Ltd 光源装置
JP4295685B2 (ja) * 2004-07-07 2009-07-15 株式会社光環境デザイン 照明
JP4234094B2 (ja) * 2004-12-09 2009-03-04 株式会社七彩 照明装置
JP2007026720A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Okamura Corp 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009087676A (ja) 2009-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2444716B1 (en) Lighting apparatus
JP5896577B2 (ja) 負荷に電気エネルギーを供給する装置及びそのためのシステム
US9961795B2 (en) Power supply system for shelving system
JP6632738B2 (ja) 平坦な照明モジュールのための着脱可能な電気接続部
JP5018377B2 (ja) 電気器具取付け装置
JP2009076388A (ja) 面発光照明器具
CN203927808U (zh) 一种灯具接驳器及具有该灯具接驳器的导轨灯具
CN204084003U (zh) 组装式导轨橱柜灯
JP2010021123A (ja) 薄型フレキシブル照明器
JP2009087675A (ja) 電気器具取付け装置
CN101089460A (zh) 发光二极管灯磁灯座
CN104896429B (zh) 安装结构、包括该安装结构的照明装置及其安装方法
JP5003388B2 (ja) 電気器具取付け装置
JP4946558B2 (ja) 電気器具取付け装置
JP7085765B2 (ja) 電源レールシステム
WO2014090191A1 (zh) 电连接装置以及应用该电连接装置的灯具
JP2009037866A (ja) 配線レールおよび照明装置
JP2018073571A (ja) ジャンパ線
JP5944381B2 (ja) 天井板用の照明組立体
JP2009087677A (ja) 電気器具取付け装置
CN206234789U (zh) 可用于灯具中的电气部件以及灯具
JP2007109604A (ja) 安定器及び照明装置
KR101776534B1 (ko) 전원공급용 자성체가 구비된 전원공급장치
CN217899650U (zh) 适配相异多照明灯具的超薄磁吸轨道系统及照明设备
JP2014216215A (ja) 照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees