JP5016503B2 - 車両の接触回避支援装置 - Google Patents

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この発明は車両の接触回避支援装置に関し、より具体的には車両(自車)の周囲の障害物を検出してそれとの接触の回避を支援するようにした装置に関する。
車両にレーダを搭載して進行方向前方に電磁波を送信し、物体からの反射波を受信して前走車などの障害物を検出する技術は良く知られており、その例として下記の特許文献1記載の技術を挙げることができる。特許文献1記載の技術においては、検知エリアを細分して得た小エリアごとに電磁波の送信と反射波の送受信を行うことで、障害物の検出精度を上げるようにしている。
特許第3881779号公報
特許文献1記載の技術にあっては上記のように構成することで複数の障害物を同時に検出できるようにしているが、障害物の周囲に道路構造物などの多くの物体が存在すると、それらと区別して障害物を認識するのが遅れ、障害物を迅速に回避するのが困難となる場合も生じる。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、障害物の周囲に道路構造物などの多くの物体が存在するときも、それらと区別して障害物を早期に認識して迅速に回避するようにした車両の接触回避支援装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、自車の進行方向に送信した電磁波が自車の周囲に存在する物体に反射して生じた反射波を所定時間毎に受信すると共に、前記反射波が連続してm回または不連続にn回(m>n)受信されたとき、前記物体を検出したと判断する物体検出手段と、自車の運動状態を検出する運動状態検出手段と、前記運動状態検出手段の出力に基づいて自車の進路を予測すると共に、前記予測された進路上に前記検出された物体が存在するとき、前記物体を障害物と認識し、自車との接触の可能性を判定し、前記接触の可能性があると判定される場合、前記物体との接触回避を支援する接触回避支援動作を実行する接触可能性判定手段を備えた車両の接触回避支援装置において、前記障害物の認識が困難な環境か否か判定する障害物認識環境判定手段と、前記障害物の認識が困難な環境と判定されるとき、前記回数を定義するm,nの少なくともいずれかを減少補正する回数減少補正手段とを備え、前記障害物認識環境判定手段は、前記物体検出手段の検知可能距離未満かつ所定距離以上の範囲において物体が検出されていず、かつ自車から前記所定距離離間した位置に物体が初めて検出されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成した。
請求項2に係る車両の接触回避支援装置にあっては、前記接触可能性判定手段は、前記運動状態検出手段の出力に基づいて自車の進路を予測すると共に、前記予測された進路上に前記検出された物体が存在するとき、前記物体を障害物と認識し、自車との接触の可能性を前記所定時間毎に判定し、前記判定した回数がt回に達したとき、前記接触の可能性があると判定し、前記物体との接触回避を支援する接触回避支援動作を実行すると共に、
前記回数減少補正手段は、前記障害物の認識が困難な環境と判定されるとき、前記回数を定義するtを減少補正する如く構成した。また、請求項3に係る車両の接触回避支援装置にあっては、前記物体検出手段として自車進行方向に電磁波を送受信するレーダ装置を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記レーダ装置を介して自車の周囲に所定数以上の物体が検出されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成した。
請求項に係る車両の接触回避支援装置にあっては、自車が走行する位置を道路地図データ上に特定するナビゲーション装置を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記ナビゲーション装置の出力に基づいて前記障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成した。
請求項に係る車両の接触回避支援装置にあっては、自車進行方向を撮影する撮影装置または自車が走行する位置を道路地図データ上に特定するナビゲーション装置を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記撮影装置または前記ナビゲーション装置の出力に基づいて自車進行方向の見通しが低下すると予想されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成した。
請求項に係る車両の接触回避支援装置にあっては、自車が走行する場所の気象情報を出力する気象情報出力手段を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記気象情報が悪天候を示すとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成した。
請求項に係る車両の接触回避支援装置にあっては、自車進行方向に電磁波を送受信するレーダ装置または自車進行方向を撮影する撮影装置を備えると共に、自車が逆光を受けるか否か判断する逆光判断手段を備え、前記障害物認識環境判定手段は、自車が逆光を受けると判断されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成した。
請求項1に係る車両の接触回避支援装置にあっては、自車の進行方向に送信した電磁波が自車の周囲に存在する物体に反射して生じた反射波を所定時間毎に受信すると共に、反射波が連続してm回または不連続にn回(m>n)受信されたとき、物体を検出したと判断する物体検出手段と、物体を障害物と認識するとき、自車との接触の可能性を判定し、接触の可能性があると判定される場合、物体との接触回避を支援する接触回避支援動作を実行する接触可能性判定手段とを備えた車両の接触回避支援装置において、障害物の認識が困難な環境と判定されるとき、回数を定義するm,nの少なくともいずれかを減少補正すると共に、物体検出手段の検知可能距離未満かつ所定距離以上の範囲において物体が検出されていず、かつ自車から所定距離離間した位置に物体が初めて検出されるとき、障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成したので、物体検出手段の応答性を向上させることでき、障害物の周囲に道路構造物などの多くの物体が存在するときも、それらと区別して障害物を早期に認識して迅速に回避することができる。また、所定距離を適宜な近距離に設定することで、それまで看過されていた物体が初めて検出、換言すれば検出が遅れていたことになるが、かく構成することで、その遅れを取り戻すことが可能となり、障害物を早期に認識して迅速に回避することができる。
請求項2に係る車両の接触回避支援装置にあっては、接触可能性判定手段は、運動状態検出手段の出力に基づいて自車の進路を予測すると共に、予測された進路上に検出された物体が存在するとき、物体を障害物と認識し、自車との接触の可能性を所定時間毎に判定し、判定した回数がt回に達したとき、接触の可能性があると判定し、物体との接触回避を支援する接触回避支援動作を実行すると共に、回数減少補正手段は、障害物の認識が困難な環境と判定されるとき、回数を定義するtを減少補正する如く構成したので、上記した効果に加え、接触可能性判定手段の応答性を向上させることできる。また、請求項3に係る車両の接触回避支援装置にあっては、物体検出手段として自車進行方向に電磁波を送受信するレーダ装置を備えると共に、レーダ装置を介して自車の周囲に所定数以上の物体が検出されるとき、障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成したので、上記した効果に加え、物体検出手段の出力自体から障害物の認識が困難な環境と判定するので、追加の検出手段を必要とすることがない。
請求項に係る車両の接触回避支援装置にあっては、自車が走行する位置を道路地図データ上に特定するナビゲーション装置を備えると共に、ナビゲーション装置の出力に基づいて障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成したので、上記した効果に加え、障害物の認識が困難な環境か否かを的確に判定することができる。即ち、ナビゲーション装置の出力を用いることで、道路構造物、市街地、橋梁などの被検出物体が多く、よって障害物の認識が困難となる環境を的確に判定することができる。
請求項に係る車両の接触回避支援装置にあっては、自車進行方向を撮影する撮影装置または自車が走行する位置を道路地図データ上に特定するナビゲーション装置を備えると共に、撮影装置またはナビゲーション装置の出力に基づいて自車進行方向の見通しが低下すると予想されるとき、即ち、自車進行方向にカーブ、登坂などが存在するとき、障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成したので、上記した効果に加え、自車進行方向の見通しが悪い環境を障害物の認識が困難な環境と見做すことで、障害物を早期に認識して迅速に回避することができる。
請求項に係る車両の接触回避支援装置にあっては、自車が走行する場所の気象情報を出力する気象情報出力手段を備えると共に、気象情報が悪天候を示す降雨、降雪、霧のいずれかであるとき、障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成したので、上記した効果に加え、気象情報が降雨、降雪、霧などの悪天候を示すとき、障害物の認識が困難な環境と見做すことで、障害物を早期に認識して迅速に回避することができる。
請求項に係る車両の接触回避支援装置にあっては、自車進行方向に電磁波を送受信するレーダ装置または自車進行方向を撮影する撮影装置を備えると共に、自車が逆光を受けるか否か判断し、自車が逆光を受けると判断されるとき、障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成したので、上記した効果に加え、自車が逆光を受けるとき、障害物の認識が困難な環境と見做すことで、障害物を早期に認識して迅速に回避することができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る車両の接触回避支援装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1はこの発明の実施例に係る車両の接触回避支援装置を全体的に示す概略図である。
図1において、符号10は接触回避支援装置を示し、装置10は、内燃機関(図に「ENG」と示す。以下「エンジン」という)12の駆動力を自動変速機(図に「T/M」と示す)14から駆動輪(図示せず)に伝達する車両(自車。エンジン12、自動変速機14などで部分的に示す)16に搭載され、制御装置18と、ブレーキアクチュエータ20と、EPS(Electric Power Steering)アクチュエータ22と、警報装置24と、シートベルト駆動機構26とを備える。
制御装置18は、走行制御部28と、エンジン制御部30と、変速制御部32と、ブレーキ制御部34と、EPS制御部36と、シートベルト制御部38とからなる。これら制御部は全てマイクロコンピュータを備えると共に、相互に通信自在に構成される。
走行制御部28は接触回避支援動作を行う接触回避支援手段などとして機能するが、それについては後述する。エンジン制御部30と変速制御部32は、エンジン12と自動変速機14の動作を制御するが、エンジン制御部30と変速制御部32の動作は本願の要旨と直接の関連を有しないため、説明は省略する。
ブレーキアクチュエータ20は、ブレーキペダル(図示せず)の踏み込み力を増力するマスタバック(図示せず)と、増力された踏み込み力で制動圧を発生し、ブレーキ油圧機構(図示せず)を介して駆動輪と従動輪に装着されたブレーキを動作させるマスタシリンダ(図示せず)からなる。
ブレーキ制御部34はブレーキアクチュエータ20に接続される。ブレーキ制御部34は、走行制御部28の指令に応じ、ブレーキ油圧機構を介して乗員(運転者)のブレーキペダル操作とは独立にブレーキアクチュエータ20を動作させる自動ブレーキを実行することで車両16の走行を制動(減速)する。
EPSアクチュエータ22は、前輪が駆動輪である場合を例にとって説明すると、ステアリングシャフトなどから伝達されるステアリングホイール(図示せず)の回転運動をピニオンを介してラック(共に図示せず)の往復運動に変換し、タイロッド(図示せず)を介し前輪を転舵させる機構において、そのラック上に配置された電動機からなる。
EPS制御部36はEPSアクチュエータ22に接続される。EPS制御部36は、走行制御部28の指令に応じ、EPSアクチュエータ22を動作させて乗員(運転者)に操舵トルクを付与する。
警報装置24は車両16の運転席付近に設置されたオーディオスピーカとインディケータ(共に図示せず)を備え、走行制御部28に接続される。走行制御部28は警報装置24を動作させ、音声と視覚を介して乗員に警報する。
シートベルト駆動機構26は、車両16の運転席に設置され、運転者が装着するシートベルト(図示せず)に接続され、シートベルトを駆動する。シートベルト制御部38はシートベルト駆動機構26に接続され、その駆動力を調節して乗員に警報する。また、走行制御部28は、さらに必要に応じ、EPS制御部36を介してEPSアクチュエータ22を動作させてステアリングホイールを回転させることによっても乗員に警報する。
上記に加え、装置10は、図示のようなセンサ類を備える。
以下説明すると、撮影装置40は、CCDカメラやC−MOSカメラからなるカメラ40aと画像処理部40bからなる。カメラ40aは車両16のフロントウィンドウ内の車室側でルームミラー近傍の位置に配置され、フロントウィンドウ越しに進行方向前方を撮影する。画像処理部40bは、カメラ40aで撮影して得た画像を入力し、フィルタリングや二値化などの画像処理を行って画像データを生成し、走行制御部28に出力する。
レーダ装置42は、車両16のボディのノーズ部などに配置されてレーザ光やミリ波などの電磁波を車両16の進行方向前方などの周囲に発信(送信)するレーダ42aと、それが車両16の周囲に存在する物体によって反射されて生じた反射波を受信するレーダ処理部42bからなる。レーダ処理部42bは反射波の有無から物体を検出すると共に、物体が検出されるときはその距離、方位、移動速度を検出して走行制御部28に出力する。
操舵トルクセンサ44はステアリングホイールとEPSアクチュエータ22の間に配置され、ステアリングホイールから乗員が入力(操作)した操舵力(操舵トルク)の方向と大きさに応じた出力を生じる。操舵角センサ46はステアリングシャフトの付近に配置され、ステアリングホイールを通じて乗員が入力(操作)した操舵角の方向と大きさに応じた出力を生じる。
ヨーレートセンサ48は車両16の重心位置付近に配置され、車両16の鉛直軸(ヨー軸)回りのヨーレート(回転角速度)に応じた出力を生じる。車速センサ50は駆動輪のドライブシャフト(図示せず)の付近に配置され、駆動輪の所定回転ごとにパルスを出力する。
上記したセンサの出力も走行制御部28に送られ、走行制御部28はそれらの入力値から操舵トルクなどを検出すると共に、車速センサ50の出力をカウントして車両16の走行速度である車速を検出する。
装置10は、さらに、ナビゲーション装置54を備える。ナビゲーション装置54は、現在位置検出部54aと、ナビゲーション処理部54bと、地図データ記憶部54cと、入力部54dと、表示部54eからなる。
現在位置検出部54aは、GPS(Global Positioning System)信号などの測位信号を受信する測位信号受信部54a1と、車両16の水平面での向きや鉛直方向に対する傾斜角度などに応じた信号を出力するジャイロセンサ54a2を備え、受信した測位信号あるいはジャイロセンサ54a2と前記した車速センサ50の出力に基づく自律航法に基づいて車両16の現在位置を算出する。
地図データ記憶部54cはCD−ROMなどの記憶媒体からなり、車両16が走行する道路の幅員、交差点、右折レーンなどを含む地図(道路)データを記憶(格納)する。入力部54dは過剰動作抑制スイッチ(後述)などを含むスイッチ群やキーボードなどからなり、表示部54eはディスプレイを備える。
ナビゲーション処理部54bは、地図データ記憶部54cに記憶される地図(道路)データにおいて現在位置検出部54aで得られる車両16の現在位置、あるいは入力部54dに入力される車両16の位置などを表示部54eに表示させる。ナビゲーション処理部54bと走行制御部28は通信自在に接続され、ナビゲーション処理部54bは自車16が走行する位置を道路地図データ上に特定する情報を走行制御部28に出力する。
さらに、ナビゲーション処理部54bは外部と無線装置(図示せず)を介して接続され、そこから自車が走行する場所の気象情報を取得して出力する気象情報出力手段としても機能する。
図2は、図1に示す装置10を示すフロー・チャートである。図2は、より具体的には装置10の制御装置18の内の走行制御部28の動作を示すフロー・チャートである。
以下説明すると、S10において前記したレーダ装置42のレーダ処理部42bの出力に基づき、送信した電磁波が物体によって反射され生じた反射波を連続してm回受信したか、あるいは不連続であるが通算してn回受信したか否か判断する(例えばm:5,n:3)。
S10で否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS12に進み、物体が検出されたと判断すると共に、レーダ処理部42bの出力から検出された物体の自車16に対する相対位置と相対速度を検出する。反射波をm回あるいはn回受信したときに物体検出と判断するのは、ノイズによる誤検出を避けるためである。
次いでS14に進み、車速センサ50とヨーレートセンサ48の出力から自車(車両)16の車速とヨーレート、即ち、自車16の運動状態を検出して自車16の進路を予測し、S16に進み、予測された自車16の進路上に検出された物体が存在するか否か判断する。
S16で否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS18に進み、その物体(例えば前走車)を障害物と認識する。尚、物体が複数個検出されたときは、S16の判断は物体ごとに行う。
次いでS20に進み、図3に示す如く、障害物を左(あるいは右)に回避するための回避量を算出し、算出された回避量から図4に示す特性に従って接触回避支援タイミング(時間)を算出する。図示の如く、回避量が大きくなるほど回避に時間がかかるため、接触回避支援タイミングは回避量が増加するほど増大するように設定される。
次いでS22に進み、算出された接触回避支援タイミングに、自車16に対する障害物の相対速度を乗算して接触回避支援作動距離を算出し、S24に進み、接触回避支援作動距離が自車16に対する障害物の相対距離(自車16と障害物との離間距離)を超えるか否か判断する。
S24で否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS26に進み、障害物と自車16との接触の可能性があると判定し、その判定回数をカウントする。次いでS28に進み、S26に進んだ回数(接触の可能性があると判定された回数)がしきい値t(例えば3)を超えるか否か判断し、否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS30に進み、警報作動、具体的には接触回避支援動作の実行、より具体的には警報装置24を作動させて音声または視覚による警報を実行する。
図5は、図2フロー・チャートと平行して走行制御部28で実行されるフロー・チャートである。
以下説明すると、S100において障害物の認識が困難な環境か否か判断(判定)し、S100で肯定されて障害物の認識が困難な環境と判定されるとき、S102に進み、前記したmからαを減算してmを減少補正し、nからβを減算してnを減少補正し、tからγを減算してtを減少補正する。
即ち、レーダ装置42のレーダ処理部42bの反射波の連続受信回数を意味するmと通算受信回数を意味するnを減少補正すると共に、接触可能性判定回数がそれを超えたときに警報作動を許容するしきい値tを減少補正する。
S10の反射波の受信回数を意味するm,nを減少補正することはS12に進み易くなる、換言すれば物体検出手段(レーダ装置42)の応答性を向上させることに相当し、S28のしきい値tを減少補正、例えば3から2あるいは1に減少することはS30に進み易くなることから、接触可能性判定手段の応答性を向上させることに相当する。尚、S102においてm,n,tを全て減少補正するようにしたが、m,n,tのいずれか1つあるいは2つを減少補正させるようにしても良い。
ここで、S100の処理を補足すると、S100においては以下の条件のいずれかが成立するとき、障害物の認識が困難な環境と判定する。
条件1・・・レーダ装置42を介して自車16の周囲に、図6に示す如く、所定数、例えば10個以上の物体が検出されたとき。図6に示す場合、前走車をターゲットとするとき、物体群の手前に位置するターゲットT1は検出可能であるが、物体群に埋没するターゲットT2は検出し難く、よって障害物として認識されるのが遅れる。
このような場合、mあるいはnを減少補正することで物体、即ち、障害物と見做すまでの時間を短縮することができ、遅れを取り戻すことができる。尚、レーダ装置42に代え、撮影装置40の出力から物体を検出するように構成するときも同様である。
条件2・・・自車16が走行する位置を道路地図データ上に特定するナビゲーション装置54の出力に基づくとき、即ち、ナビゲーション装置54の出力から、走行している場所にはガードレール、ポールなどの道路構造物、上方に看板が種々配置される市街地、凹凸に富んで多くの反射波を生じる橋梁などの被検出物体が多いと判断されるとき。
条件3・・・ナビゲーション装置54の出力に基づいて自車進行方向の見通しが低下すると予想されるとき、即ち、自車進行方向にカーブ、登坂などが存在するとき。ナビゲーション装置54に代え、撮影装置40の出力を用いるときも同様である。
条件4・・・ナビゲーション装置54のナビゲーション処理部54bの気象情報出力手段の気象情報が自車16の走行する場所の悪天候を示すとき。降雨、降雪、霧などの悪天候であるとき、レーダ装置42などの検出精度が低下するからである。
条件5・・・自車16が逆光を受けると判断されるとき。逆光を受けるときはいうまでもなく、ハレーションを起こすなどして撮影装置40の検出精度が低下することがあるからである。またレーダ装置42がレーザ光を受光するセンサを備えるものであるとき、太陽の直射光が入射して検出精度が低下することがあるためである。逆光を受けるか否かは、判断時点(日時)で求められた太陽の方位に対して自車16の進行方向が所定角度以内にあると共に、撮影装置40などの受光量が所定値以上であるとき、自車16が逆光を受けると判断する。
条件6・・・レーダ装置42または撮影装置40、より具体的にはレーダ装置42の検知可能距離未満、かつ自車16から所定距離(例えば50m)以上離間した位置に物体が初めて検出されるとき。このような場合、それまで看過されていた物体が初めて検出、換言すれば検出が遅れていたことになるからである。
この実施例にあっては上記の如く、自車(車両)16の進行方向に送信した電磁波が車16の周囲に存在する物体に反射して生じた反射波を所定時間毎に受信すると共に、前記反射波が連続してm回または不連続にn回(m>n)受信されたとき、前記物体を検出したと判断する物体検出手段(レーダ装置42,S10,S12)と、自車16の運動状態を検出して自車の進路を予測すると共に、前記予測された進路上に前記検出された物体が存在するとき、前記物体を障害物と認識し、自車16との接触の可能性を判定し、前記接触の可能性があると判定される場合、前記物体との接触回避を支援する接触回避支援動作を実行する接触可能性判定手段(S14からS30)とを備えた車両の接触回避支援装置10において、前記障害物の認識が困難な環境か否か判定する障害物認識環境判定手段(S100)と、前記障害物の認識が困難な環境と判定されるとき、前記回数を定義するm,nの少なくともいずれかを減少補正する回数減少補正手段(S102)とを備え、前記障害物認識環境判定手段は、前記物体検出手段の検知可能距離未満かつ所定距離以上の範囲において物体が検出されていず、かつ自車から前記所定距離離間した位置に物体が初めて検出されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定する(S100、条件6)如く構成したので、看過されていた物体が初めて検出、換言すれば検出が遅れていたような場合には、物体検出手段の応答性を向上させることで、その遅れを取り戻すことが可能となり、障害物を早期に認識して迅速に回避することができる。
また、接触可能性判定手段は、運動状態検出手段の出力に基づいて自車の進路を予測すると共に、予測された進路上に検出された物体が存在するとき、物体を障害物と認識し、自車との接触の可能性を所定時間毎に判定し、判定した回数がt回に達したとき、接触の可能性があると判定し、物体との接触回避を支援する接触回避支援動作を実行する(S14からS30)と共に、回数減少補正手段は、障害物の認識が困難な環境と判定されるとき、回数を定義するtを減少補正する(S100,S102)如く構成したので、上記した効果に加え、接触可能性判定手段の応答性を向上させることできる。また、前記物体検出手段として自車進行方向に電磁波を送受信するレーダ装置42を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記レーダ装置を介して自車16の周囲に所定数以上の物体が検出されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定する(S100、条件1)如く構成したので、物体検出手段の出力自体から障害物の認識が困難な環境と判定するので、追加の検出手段を必要とすることがない。
また、自車16が走行する位置を道路地図データ上に特定するナビゲーション装置54を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記ナビゲーション装置54の出力に基づいて前記障害物の認識が困難な環境と判定する(S100、条件2)如く構成したので、障害物の認識が困難な環境か否かを的確に判定することができる。即ち、ナビゲーション装置54の出力を用いることで、道路構造物、市街地、橋梁などの被検出物体が多く、よって障害物の認識が困難となる環境を的確に判定することができる。
また、自車進行方向を撮影する撮影装置40または自車16が走行する位置を道路地図データ上に特定するナビゲーション装置54を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記撮影装置または前記ナビゲーション装置の出力に基づいて自車進行方向の見通しが低下すると予想されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定する(S100、条件3)如く構成、即ち、自車進行方向にカーブ、登坂などが存在するとき、障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成したので、上記した効果に加え、自車進行方向の見通しが悪い環境を障害物の認識が困難な環境と見做すことで、障害物を早期に認識して迅速に回避することができる。
また、自車16が走行する場所の気象情報を出力する気象情報出力手段(ナビゲーション処理部54b)を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記気象情報が悪天候を示すとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定する(S100、条件4)如く構成したので、気象情報が降雨、降雪、霧などの悪天候を示すとき、障害物の認識が困難な環境と見做すことで、障害物を早期に認識して迅速に回避することができる。
また、自車進行方向に電磁波を送受信するレーダ装置42または自車進行方向を撮影する撮影装置40を備えると共に、自車16が逆光を受けるか否か判断する逆光判断手段(S100。条件5)を備え、前記障害物認識環境判定手段は、自車が逆光を受けると判断されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定する如く構成したので、自車16が逆光を受けるとき、障害物の認識が困難な環境と見做すことで、障害物を早期に認識して迅速に回避することができる。
また、自車進行方向に電磁波を送受信するレーダ装置42または自車進行方向を撮影する撮影装置40を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記レーダ装置42または撮影装置40の検知可能距離未満かつ所定距離以上の範囲において物体が検出されていず、かつ自車から前記所定距離離間した位置に物体がめて検出されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定する(S100、条件6)如く構成したので、障害物を早期に認識して迅速に回避することができる。即ち、所定距離を適宜な近距離に設定することで、それまで看過されていた物体が初めて検出、換言すれば検出が遅れていたことになるが、かく構成することで、その遅れを取り戻すことが可能となる。
尚、上記において、警報作動は、警報装置24を作動させて音声または視覚による警報を実行するように構成したが、ブレーキ制御部34、EPS制御部36、シートベルト制御部38の一つまたはそれ以上を動作させても良い。
ブレーキ制御部34の場合、ブレーキアクチュエータ20を動作させる自動ブレーキによる車両の減速である。EPS制御部36の場合、EPSアクチュエータ22を動作させるステアリング(操舵)トルク付与であり、シートベルト制御部38の場合、シートベルト駆動機構26を介してシートベルトを引き込ませることによる警報である。尚、ナビゲーション装置54の表示部54eを用いることも可能である。
この発明の実施例に係る車両の接触回避支援装置を全体的に示す概略図である。 図1に示す装置の動作を示すフロー・チャートである。 図2フロー・チャートの処理において障害物を回避するための回避量を示す説明図である。 図2フロー・チャートの処理において回避量から接触回避支援タイミングを算出するときの特性を示す説明図である。 実施例に係る車両の接触回避支援装置の動作を示す、図2と平行して実行されるフロー・チャートである。 図5フロー・チャートの処理を説明する説明図である。
符号の説明
10 車両の接触回避支援装置、16 車両(自車)、18 制御装置、20 ブレーキアクチュエータ、24 警報装置、26 シートベルト駆動機構、28 走行制御部、40 撮影装置、42 レーダ装置、48 ヨーレートセンサ、50 車速センサ、54 ナビゲーション装置、54a 現在位置検出部、54b ナビゲーション処理部、54c 地図データ記憶部

Claims (7)

  1. 自車の進行方向に送信した電磁波が自車の周囲に存在する物体に反射して生じた反射波を所定時間毎に受信すると共に、前記反射波が連続してm回または不連続にn回(m>n)受信されたとき、前記物体を検出したと判断する物体検出手段と、自車の運動状態を検出する運動状態検出手段と、前記運動状態検出手段の出力に基づいて自車の進路を予測すると共に、前記予測された進路上に前記検出された物体が存在するとき、前記物体を障害物と認識し、自車との接触の可能性を判定し、前記接触の可能性があると判定される場合、前記物体との接触回避を支援する接触回避支援動作を実行する接触可能性判定手段を備えた車両の接触回避支援装置において、前記障害物の認識が困難な環境か否か判定する障害物認識環境判定手段と、前記障害物の認識が困難な環境と判定されるとき、前記回数を定義するm,nの少なくともいずれかを減少補正する回数減少補正手段とを備え、前記障害物認識環境判定手段は、前記物体検出手段の検知可能距離未満かつ所定距離以上の範囲において物体が検出されていず、かつ自車から前記所定距離離間した位置に物体が初めて検出されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定することを特徴とする車両の接触回避支援装置。
  2. 前記接触可能性判定手段は、前記運動状態検出手段の出力に基づいて自車の進路を予測すると共に、前記予測された進路上に前記検出された物体が存在するとき、前記物体を障害物と認識し、自車との接触の可能性を前記所定時間毎に判定し、前記判定した回数がt回に達したとき、前記接触の可能性があると判定し、前記物体との接触回避を支援する接触回避支援動作を実行すると共に、前記回数減少補正手段は、前記障害物の認識が困難な環境と判定されるとき、前記回数を定義するtを減少補正することを特徴とする請求項1記載の車両の接触回避支援装置。
  3. 前記物体検出手段として自車進行方向に電磁波を送受信するレーダ装置を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記レーダ装置を介して自車の周囲に所定数以上の物体が検出されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定することを特徴とする請求項1または2記載の車両の接触回避支援装置。
  4. 自車が走行する位置を道路地図データ上に特定するナビゲーション装置を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記ナビゲーション装置の出力に基づいて前記障害物の認識が困難な環境と判定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両の接触回避支援装置。
  5. 自車進行方向を撮影する撮影装置または自車が走行する位置を道路地図データ上に特定するナビゲーション装置を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記撮影装置または前記ナビゲーション装置の出力に基づいて自車進行方向の見通しが低下すると予想されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の車両の接触回避支援装置。
  6. 自車が走行する場所の気象情報を出力する気象情報出力手段を備えると共に、前記障害物認識環境判定手段は、前記気象情報が悪天候を示すとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の車両の接触回避支援装置。
  7. 自車進行方向に電磁波を送受信するレーダ装置または自車進行方向を撮影する撮影装置を備えると共に、自車が逆光を受けるか否か判断する逆光判断手段を備え、前記障害物認識環境判定手段は、自車が逆光を受けると判断されるとき、前記障害物の認識が困難な環境と判定することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の車両の接触回避支援装置。
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