JP5016267B2 - 廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラム - Google Patents

廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラム Download PDF

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Description

この発明は、RFID(Radio Frequency ID)タグを用いて、廃棄物の処分量の管理をおこなう廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムに関する。
従来、RFIDタグに関する技術の進歩および低価格化にともない、RFIDタグを用いて、廃棄物の排出量などを管理することが広く考えられてきている。一方、多くの流通過程を経由して最終目的地に到達するまでに、担当者(作業者)の処理ミスなどの過失によりまたは担当者が不正の目的など意図的な処理によって、廃棄物の処分量が変化してしまうことがある。これらを防止するために、経由地点ごとに廃棄物の重量を測定し、記録・管理する必要があった。特に、産業廃棄物の場合、運搬過程における不法投棄などが問題となっており、それを防止するために、運搬過程における廃棄物の重量を管理することは効果的であった。
しかしながら、上記従来技術にあっては、廃棄物を戸別に計量し、記録するのは担当者(作業者)にとって極めて煩雑であり、計量し忘れ、誤計量、誤記録、さらには記録簿の紛失などの問題が発生するおそれがあり、より適切な重量管理が困難であるという問題点があった。
また、まとめて処分されるために計量が困難な廃棄物(たとえばパッカー車によって収集される廃棄物、瓦礫・木材などの梱包されていない廃棄物など)の場合、重量による廃棄物の排出量の管理をおこなうことができないため、廃棄物の処分が適正におこなわれているか否かを把握することは困難であった。その結果、運搬過程における廃棄物の不法投棄が後を絶たないという問題が生じていた。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、より簡単な作業により廃棄物の排出量に関する情報の収集・管理を効率的かつ確実におこなうことができ、廃棄物の処分の適正化を図ることが可能な廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる廃棄物収集管理装置は、複数のRFID(Radio Frequency ID)タグが混入された廃棄物が収集される際および前記廃棄物が処分される際に、前記廃棄物に混入された複数のRFIDタグを検出する検出手段と、前記廃棄物が収集される際に検出されたRFIDタグの個数と、前記廃棄物が処分される際に検出されたRFIDタグの個数とを比較する比較手段と、前記比較手段によって比較された結果に基づいて、前記廃棄物の処分の適正を判定する判定手段と、前記判定手段によって判定された結果に関する情報を、前記廃棄物の収集者を特定するための情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する記録手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理装置は、廃棄物に混入されたRFIDタグの個数に関する情報を取得する廃棄物情報取得手段と、前記廃棄物が処分される際に、前記廃棄物に混入された複数のRFID(Radio Frequency ID)タグを検出する検出手段と、前記検出手段によって検出されたRFIDタグの個数と、前記廃棄物情報取得手段によって取得された情報にかかるRFIDタグの個数とを比較する比較手段と、前記比較手段によって比較された結果に基づいて、前記廃棄物の処分の適正を判定する判定手段と、前記判定手段によって判定された結果に関する情報を、前記廃棄物の収集者を特定するための情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する記録手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理装置は、上記に記載の発明において、前記所定の記録媒体に記録された情報に基づいて、前記廃棄物の収集者に対する措置を判定する措置判定手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理装置は、上記に記載の発明において、前記所定の記録媒体に記録された情報に基づいて、前記廃棄物の処分に関する統計情報を生成する生成手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理方法は、複数のRFID(Radio Frequency ID)タグが混入された廃棄物が収集される際および前記廃棄物が処分される際に、前記廃棄物に混入された複数のRFIDタグを検出する検出工程と、前記廃棄物が収集される際に検出されたRFIDタグの個数と、前記廃棄物が処分される際に検出されたRFIDタグの個数とを比較する比較工程と、前記比較工程によって比較された結果に基づいて、前記廃棄物の処分の適正を判定する判定工程と、前記判定工程によって判定された結果に関する情報を、前記廃棄物の収集者を特定するための情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する記録工程と、を含んだことを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理方法は、廃棄物に混入されたRFIDタグの個数に関する情報を取得する廃棄物情報取得工程と、前記廃棄物が処分される際に、前記廃棄物に混入された複数のRFID(Radio Frequency ID)タグを検出する検出工程と、前記検出工程によって検出されたRFIDタグの個数と、前記廃棄物情報取得工程によって取得された情報にかかるRFIDタグの個数とを比較する比較工程と、前記比較工程によって比較された結果に基づいて、前記廃棄物の処分の適正を判定する判定工程と、前記判定工程によって判定された結果に関する情報を、前記廃棄物の収集者を特定するための情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する記録工程と、を含んだことを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理プログラムは、複数のRFID(Radio Frequency ID)タグが混入された廃棄物が収集される際および前記廃棄物が処分される際において、前記廃棄物に混入された複数のRFIDタグを検出する検出工程と、前記廃棄物が収集される際に検出されたRFIDタグの個数と、前記廃棄物が処分される際に検出されたRFIDタグの個数とを比較する比較工程と、前記比較工程によって比較された結果に基づいて、前記廃棄物の処分の適正を判定する判定工程と、前記判定工程によって判定された結果に関する情報を、前記廃棄物の収集者を特定するための情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する記録工程と、を含んだ廃棄物収集管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理プログラムは、廃棄物に混入されたRFIDタグの個数に関する情報を取得する廃棄物情報取得工程と、前記廃棄物が処分される際に、前記廃棄物に混入された複数のRFID(Radio Frequency ID)タグを検出する検出工程と、前記検出工程によって検出されたRFIDタグの個数と、前記廃棄物情報取得工程によって取得された情報にかかるRFIDタグの個数とを比較する比較工程と、前記比較工程によって比較された結果に基づいて、前記廃棄物の処分の適正を判定する判定工程と、前記判定工程によって判定された結果に関する情報を、前記廃棄物の収集者を特定するための情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する記録工程と、を含んだ廃棄物収集管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、より簡単な作業により廃棄物の排出量に関する情報の収集・管理を効率的かつ確実におこなうことができ、廃棄物の処分の適正化を図ることが可能な廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムが得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(廃棄物収集管理処理の概要)
まず、この発明の実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムの概要について説明する。図1は、この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムの概要を示す説明図である。
図1において、(1)まず排出者140(たとえば企業の製造工場など)によって、複数のRFIDタグ151が無作為に混入された廃棄物150が廃棄物収集場141に廃棄される。RFIDタグ151は廃棄物150の排出量に応じて所定の個数が廃棄物150に対して混入される。たとえば廃棄物150が100個に分割されて排出された場合、そのうちの1〜2割(すなわち10〜20個)の廃棄物150に対してRFIDタグ151が混入される。また、たとえば分割されたすべての廃棄物150に対してRFIDタグ151を混入してもよい。
(2)つぎに、収集者180(たとえば廃棄物収集業者など)の作業員181によって廃棄物150が廃棄物収集車182に収集される。(3)廃棄物150が収集される際に、廃棄物収集車182の廃棄物投入口付近に設けられたR/W(RFIDタグリーダ/ライタ)122bによって、廃棄物150に混入されているRFIDタグ151が検出され、RFIDタグ151から廃棄物に関する情報(たとえば廃棄物150のID、廃棄物150の種別など。以下、「廃棄物情報」という)が読み取られる。このとき、R/W122bによって検出された全てのRFIDタグ151から廃棄物情報が読み取られる。
(4)つぎに、RFIDタグ151から読み取られた廃棄物情報が、排出者140が保有するサーバ121に送信される。このとき、R/W122bによって検出された全てのRFIDから読み取られた廃棄物情報が送信される。
(5)つぎに、処分者(たとえば廃棄物処分業者など)の作業員172によって廃棄物150がベルトコンベア171上に載置され、ベルトコンベア171から搬送された廃棄物150が廃棄物処分装置173によって処分される。(6)廃棄物150がベルトコンベア171によって搬送される際に、ベルトコンベア171付近に設けられたR/W122aによって、廃棄物150に混入されているRFIDタグ151が検出され、RFIDタグ151から廃棄物情報が読み取られる。このとき、R/W122aによって検出された全てのRFIDタグ151から廃棄物情報が読み取られる。
(7)つぎに、RFIDタグ151から読み取られた廃棄物情報が、排出者140が有するサーバ121に送信される。このとき、R/W122aによって検出された全てのRFIDから読み取られた廃棄物情報が送信される。
(8)つぎに、サーバ121において、廃棄物150が収集される際に検出されたRFIDタグ151の個数(すなわちR/W122bから送信された廃棄物情報の件数)と、廃棄物150が処分される際に検出されたRFIDタグ151の個数(すなわちR/W122aから送信された廃棄物情報の件数)とが比較され、廃棄物150の処分の適正(「正常」または「不正」)が判定される。たとえば、廃棄物150が処分される際に検出されたRFIDタグ151の個数が、廃棄物150が収集される際に検出されたRFIDタグ151の個数の所定の割合(たとえば65%)に満たなかった場合、「不正」が廃棄物150の処分の適正として判定される。
(9)「不正」が廃棄物150の処分の適正として判定された場合は、排出者140によって、収集者180に対する措置がおこなわれる。たとえば、一定期間の間、収集者180との取引をおこなわないなどの措置がおこなわれる。
(全体システムの構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置を含む全体システムの構成について説明する。図2は、この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置を含む全体システムの構成を示す説明図である。
図2において、廃棄物収集管理システム200は、廃棄物収集管理装置120と、排出者140によって排出された廃棄物150と、廃棄物150を廃棄物処分装置173へ搬送するベルトコンベア171と、廃棄物150を処分する廃棄物処分装置173と、廃棄物150を収集する廃棄物収集車182と、収集者180が保有する情報端末183とによって構成されている。
廃棄物収集管理装置120は、サーバ121と、R/W122aと、R/W122bととによって構成されており、それぞれネットワーク201に接続されている。サーバ121は、R/W122aおよびR/W122bを含めた廃棄物収集管理システム200全体の制御を司る。
サーバ121は、R/W122aおよびR/W122bからネットワーク201を介して送信された廃棄物情報を受信する。またサーバ121は、定期的に収集者180に対する措置に関する情報を収集者180が保有する情報端末183(たとえば携帯電話など)に対して送信する。
R/W122aは、ベルトコンベア171によって搬送された廃棄物150に混入されているRFIDタグ151を検出することができる位置に設けられ、ベルトコンベア171によって搬送された廃棄物150に混入されているRFIDタグ151を検出して、RFIDタグ151から廃棄物情報(たとえば廃棄物150のID、廃棄物150の種別など)を読み取る。またR/W122aは、RFIDタグ151から読み取った廃棄物情報をネットワーク201を介してサーバ121へ送信する。またR/W122aは、RFIDタグ151に対して情報を書き込むこともできる。
R/W122bは、廃棄物収集車182の廃棄物投入口付近に設けられ、廃棄物収集車182の廃棄物投入口付近に載置された廃棄物150に混入されているRFIDタグ151を検出して、RFIDタグ151から廃棄物情報(たとえば廃棄物150のID、廃棄物150の種別など)を読み取る。またR/W122bは、RFIDタグ151から読み取った廃棄物情報をネットワーク201を介してサーバ121へ送信する。またR/W122bは、RFIDタグ151に対して情報を書き込むこともできる。
ここで、R/W122aおよびR/W122bは、通信距離が約数cmから2mであり、無線周波数はたとえば、13.56MHz(電磁誘導方式)と2.45GHz(マイクロ波方式)である。電磁誘導方式は、R/W122aおよびR/W122bのコイルに電流を流して発生させた磁界で、無線ICタグが持つコイル状のアンテナに電流を発生させ、ICチップを動かす。マイクロ波方式は、R/W122aおよびR/W122bのアンテナから発生させた電波を無線ICタグのアンテナで受け取るようにする。
廃棄物150は、排出者140によって廃棄物収集場141に排出された廃棄物(たとえば可燃廃棄物、不燃廃棄物、カン、ビン、ペットボトルなど)であり、あらかじめ廃棄物情報(たとえば廃棄物150のID、廃棄物150の種別など)が記録されたRFIDタグ151が、排出者140によって無作為に混入されている。廃棄物収集場141に排出された廃棄物150は、作業員181によって廃棄物収集車182に収集される。
RFIDタグ151は、排出者140によって廃棄物情報(たとえば廃棄物150のID、廃棄物150の種別など)があらかじめ記録されており、複数のRFIDタグ151が廃棄物150に無作為に混入される。廃棄物150に無作為に混入されたRFIDタグ151は、R/W122aおよびR/W122bによって検出され、R/W122aおよびR/W122bによって廃棄物情報が読み取られる。
ここで、RFIDタグ151は、たとえば情報を記録する小型のICチップと金属製のアンテナで構成する。ICチップ、はたとえば0.1ミリ〜数ミリ角の大きさである。またICチップは、10数バイト〜数キロバイトのメモリとロジック回路を備えており、無線通信によってデータの読み取りや書き込みをすることができる。またICチップは、ロジック回路によって、演算、認証、暗号化などの処理をおこなうこともできる。
RFIDタグ151は、電池を内蔵しているものであっても、電池を内蔵していないものであってもよく、電池を内蔵しているものであれば、RFIDタグ151から能動的に情報を発信することができる。またRFIDタグ151には、このRFIDタグ151が貼付される廃棄物150や排出者140を特定するための固有のIDを付与することができる。
ベルトコンベア171は、処分者が保有する装置であり、処分者の作業員172によってベルトコンベア171上に載置された廃棄物150を廃棄物処分装置173へ搬送する。廃棄物処分装置173は、処分者が保有する装置(たとえば焼却炉)であり、ベルトコンベア171によって搬送された廃棄物150を処分(たとえば焼却)する。
廃棄物収集車182は廃棄物150を収集する。廃棄物収集車182の廃棄物投入口付近には、廃棄物150に混入されているRFIDタグ151を検出し、RFIDタグ151から廃棄物情報を読み取るためのR/W122bが設けられている。
情報端末183は、排出者140が保有する情報端末装置(たとえばネットワーク201と接続された携帯電話や、ネットワーク201と接続されたパーソナル・コンピュータなど)であり、廃棄物収集管理装置120からネットワーク201を介して送信された各種情報を受信して、受信した各種情報を出力する。
(廃棄物収集管理装置120のハードウェア構成)
つぎに、本実施の形態にかかる廃棄物収集管理方法を実現する廃棄物収集管理装置120のハードウェア構成について説明する。図3は、廃棄物収集管理装置120のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3において、廃棄物収集管理装置120は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、HDD(Hard Disc Drive)304と、HD(Hard Disc)305と、FDD(Flexible Disc Drive)306と、FD(Flexible Disc)307と、ディスプレイ308と、I/F(インタフェース)309と、操作ボタン310と、プリンタ311と、時計312と、R/W122とを備えて構成されており、上記各構成部はバス320によってそれぞれ接続されている。
CPU301は、廃棄物収集管理装置120の全体の制御を司る。ROM302は、各種制御プログラムなどを記憶する。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。HDD304はCPU301の制御命令に従って、HD305に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。HD305は、HDD304の制御で書き込まれたデータを記憶する。FDD306はCPU301の制御命令に従って、FD307に対するデータの読み取り/書き込みの制御をおこなう。
FD307は、FDD306の制御で書き込まれたデータを記憶する着脱可能な記憶媒体である。着脱可能な記憶媒体として、FD307のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカードなどであってもよい。
ディスプレイ308は、テキストデータ、画像データなどの各種情報を表示する。ディスプレイ308は、たとえばTFT(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイのほか、CRT(Cathode Ray Tube)やプラズマディスプレイなどであってもよい。
I/F309は、通信回線を通じてネットワーク201に接続され、ネットワーク201を介して、他の情報処理装置、各種データベースなどに接続される。そして、I/F309は、ネットワーク210と装置内部とのインタフェースを司り、他の情報処理装置、各種データベースなどとのデータの入出力を制御する。I/F309は、たとえばモデムやLANアダプタなどである。またI/F309は、USBなどの外部入出力としても用いることができる。
操作ボタン310は、各種データの送受信、入力、設定などに用いる。プリンタ311は、各種情報を印刷する。プリンタ311は、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタなどである。時計312は、現在時刻を計時して、廃棄物150が収集された時刻や廃棄物150が処分された時刻などを出力する。
(廃棄物収集管理装置120の機能的構成)
つぎに、本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置120の機能的構成について説明する。図4は、この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置120の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図4において、廃棄物収集管理装置120は、検出部401と、収集情報生成部402と、処分情報生成部403と、比較部404と、判定部405と、記録部406と、措置判定部407と、送信部408と、統計情報生成部409と、出力部410と、記憶部420とによって構成されている。
図4において、検出部401は、廃棄物150に混入されているRFIDタグ151を検出して、RFIDタグ151から廃棄物情報(たとえば廃棄物150のID、廃棄物150の種別など)を読み取る。検出部401は、具体的には、たとえば図3に示したR/W122によってその機能を実現する。
収集情報生成部402は、廃棄物150が収集される際に検出部401によって検出されたRFIDタグ151の個数に関する情報を含む廃棄物150の収集に関する情報(以下、「収集情報」という)を生成する。収集情報には、収集者180のID、収集日時、収集場所などの情報が含まれる。収集情報生成部402は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307に記憶されたプログラムをCPU301が実行することによってその機能を実現する。
処分情報生成部403は、廃棄物150が処分される際に検出部401によって検出されたRFIDタグ151の個数に関する情報を含む廃棄物150の処分に関する情報(以下、「処分情報」という)を生成する。処分情報には、処分者のID、処分日時、処分場所などの情報が含まれる。処分情報生成部403は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307に記憶されたプログラムをCPU301が実行することによってその機能を実現する。
RFIDタグ151に記録されている廃棄物150のIDは、同一の廃棄物150に混入されている全てのRFIDタグ151において同一である。そのため、収集情報生成部402は、検出部401によって読み取られた複数の廃棄物情報のうち、同一の前記IDが記録されている廃棄物情報の件数を総和することによって、廃棄物150に混入されているRFIDタグ151の個数を算出することができる。
比較部404は、廃棄物150が収集される際に検出部401によって検出されたRFIDタグ151の個数と、廃棄物150が処分される際に検出部401によって検出されたRFIDタグ151の個数とを比較する。比較部404は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307に記憶されたプログラムをCPU301が実行することによってその機能を実現する。
判定部405は、比較部404によって比較された結果と、あらかじめ記憶部420に記憶されている、廃棄物150の処分の適正の判定基準に関する情報(以下、「判定基準情報」という)とに基づいて、廃棄物150の処分の適正を判定する。判定部405は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307に記憶されたプログラムをCPU301が実行することによってその機能を実現する。また、記憶部420に記憶された判定基準情報の一例については図5を用いて後述する。
記録部406は、判定部405によって判定された結果に関する情報と、収集情報生成部402によって生成された収集情報と、処分情報生成部403によって生成された処分情報とを関連付けしたデータ(以降、「収集・処分記録データ」という)を生成して、生成した収集・処分記録データを記憶部420に記録する。
記録部406は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307に記憶されたプログラムをCPU301が実行することによってその機能を実現する。
措置判定部407は、記憶部420に記憶されている収集・処分記録データと、あらかじめ記憶部420に記憶されている、収集者180に対する処置の判定基準に関する情報(以下、「措置判定基準情報」という)とに基づいて、収集者180に対する措置を判定する。措置判定部407は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307に記憶されたプログラムをCPU301が実行することによってその機能を実現する。また、記憶部420に記憶された措置判定基準情報の一例については図6を用いて後述する。
送信部408は、措置判定部407によって判定された結果を含む収集者180に対する処置に関する情報を収集者180が保有する情報端末183(たとえば携帯電話など)に対して送信する。送信部408は、具体的には、たとえば図3に示したI/F309によってその機能を実現する。
統計情報生成部409は、記憶部420に記憶されている収集・処分記録データに基づいて、廃棄物150の処分に関する統計情報を生成する。統計情報生成部409は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307に記憶されたプログラムをCPU301が実行することによってその機能を実現する。
出力部410は、統計情報生成部409によって生成された廃棄物150の処分に関する統計情報を出力する。出力部410は、具体的には、たとえば図3に示したディスプレイ308、プリンタ311によってその機能を実現する。
記憶部420は、記録部406によって記録された収集・処分記録データを記憶する。また、記憶部420は、あらかじめ判定基準情報および措置判定基準情報を記憶する。記憶部420は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307によってその機能を実現する。
(判定基準情報の一例)
つぎに、記憶部420に記憶された判定基準情報の一例について説明する。図5は、記憶部420に記憶された判定基準情報の一例を示す説明図である。図5において、判定基準情報を示す表500は、「検出率」と、「判定」とによって構成されている。「検出率」には、廃棄物150が収集される際に検出されたRFIDの個数に対する、廃棄物150が処分される際に検出されたRFIDの個数の割合の範囲が設定されている。
また「判定」には、「検出率」に設定されている個数の範囲に対応する、廃棄物150の処分の適正が設定されている。この表500は、あらかじめ記憶部420に記憶されており、廃棄物150の処分の適正の判定処理に利用されるために、判定部405によって記憶部420から読み取られる。
図5において、たとえば「検出率」(廃棄物150が収集される際に検出されたRFIDの個数に対する、廃棄物150が処分される際に検出されたRFIDの個数の割合)が「65%〜100%」である場合、「判定」(廃棄物150の処分の適正)として「正常」が、判定部405によって判定されることが示されている。
また、たとえば「検出率」(廃棄物150が収集される際に検出されたRFIDの個数に対する、廃棄物150が処分される際に検出されたRFIDの個数の割合)が「0%〜64%」である場合、「判定」(廃棄物150の処分の適正)として「不正」が、判定部405によって判定されることが示されている。
(措置判定基準情報の一例)
つぎに、記憶部420に記憶された措置判定基準情報の一例について説明する。図6は、記憶部420に記憶された措置判定基準情報の一例を示す説明図である。図6において、措置判定基準情報を示す表600は、「不正件数」と、「措置」と、「措置期間」と、「通知メッセージ」とによって構成されている。
「不正件数」には、所定の期間内における廃棄物150の処分において、不正があった件数が設定されている。また「措置」には、不正があった件数に対応する、収集者180に対する措置が設定されている。また、「措置期間」には、不正があった件数に対応する、収集者180に対する措置の期間が設定されている。また「通知メッセージ」には、不正があった件数に対応する、収集者180に通知するメッセージが設定されている。
この表600は、あらかじめ記憶部420に記憶されており、収集者180に対する措置の判定処理に利用されるために、措置判定部407によって記憶部420から読み取られる。
図6において、たとえば不正があった件数が「1(回)」である場合、「措置」(収集者180に対する措置)として「注意」が措置判定部407によって判定され、「通知メッセージ」として「廃棄物の処分に不正がありました。繰り返し不正があった場合お取引を停止します。」が措置判定部407によって判定されることが示されている。
また、たとえば不正があった件数が「3(回)〜」である場合、「措置」(収集者180に対する措置)として「取引停止」が、「措置期間」として「1ヶ月」が措置判定部407によって判定され、「通知メッセージ」として「廃棄物の処分に再度不正がありました。お取引を停止します」が措置判定部407によって判定されることが示されている。
(廃棄物収集管理装置120による収集・処分記録データ収集処理の手順)
つぎに、廃棄物収集管理装置120による収集・処分記録データ収集処理の手順について説明する。図7は、この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置120による収集・処分記録データ収集処理の手順を示すフローチャートである。
まず、検出部401によって、廃棄物150が収集される際に廃棄物150に混入されているRFIDタグ151を検出する(ステップS701)。このとき検出部401は、同時にRFIDタグ151から廃棄物情報(たとえば廃棄物150のID、廃棄物150の種別など)を読み取る。なお、RFIDタグ151の読み取りを含む廃棄物150の収集作業の一例については図8−1、図8−2および図8―3を用いて後述する。
つぎに、収集情報生成部402によって、廃棄物150が収集される際に検出部401によって検出されたRFIDタグ151の個数に関する情報を含む収集情報(収集者180のID、収集日時、収集場所など)を生成する(ステップS702)。
つぎに、検出部401によって、廃棄物150が処分される際に廃棄物150に混入されているRFIDタグ151を検出する(ステップS703)。このとき検出部401は、同時にRFIDタグ151から廃棄物情報(たとえば廃棄物150のID、廃棄物150の種別など)を読み取る。なお、RFIDタグ151の読み取りを含む廃棄物150の処分作業の一例については図9を用いて後述する。
つぎに、処分情報生成部403によって、廃棄物150が処分される際に検出部401によって検出されたRFIDタグ151の個数に関する情報を含む処分情報(処分者のID、処分日時、処分場所など)を生成する(ステップS704)。
つぎに、比較部404によって、ステップS702で生成された収集情報と、ステップS704で生成された処分情報とに基づいて、廃棄物150が収集される際に検出されたRFIDタグ151の個数と、廃棄物150が処分される際に検出されたRFIDタグ151の個数とを比較する(ステップS705)。ここで、たとえば比較部404は、比較した結果として、廃棄物150が収集される際に検出されたRFIDの個数に対する、廃棄物150が処分される際に検出されたRFIDの個数の割合を出力する。
つぎに、判定部405によって、ステップS705で比較された結果と、あらかじめ記憶部420に記憶されている判定基準情報とに基づいて、廃棄物150の処分の適正を判定する(ステップS706)。
そして、記録部406によって、収集・処分記録データを記憶部420に記録して(ステップS707)、一連の処理を終了する。記録部406は、ステップS706で判定された結果に関する情報と、ステップS702で生成された収集情報と、ステップS704で生成された処分情報とを関連付けすることによって収集・処分記録データを生成して、生成した収集・処分記録データを記憶部420に記録する。なお、記憶部420に記録された収集・処分記録データの一例については図10を用いて後述する。
(廃棄物150の収集作業の一例)
つぎに、RFIDタグ151の読み取りを含む廃棄物150の収集作業の一例について説明する。図8−1は、RFIDタグ151の読み取りを含む廃棄物150の収集作業の一例を示す説明図である。
図8−1において、廃棄物収集場141に排出された廃棄物150が、作業員181によって、廃棄物収集車182の廃棄物投入口付近に載置されている。また廃棄物収集車182の廃棄物投入口付近に載置された廃棄物150の上方向には、R/W122bが設けられている。
ここで、R/W122bは常にRFIDタグ151を検出するように待機しており、上述したように廃棄物150が廃棄物収集車182の廃棄物投入口付近(すなわち、R/W122bによるRFIDタグ151の読み取り範囲内)に載置されたことにより、廃棄物150に混入されたRFIDタグ151がR/W122bによって検出され、RFIDタグ151から廃棄物情報が読み取られる。
そして、R/W122bによってRFIDタグ151から読み取られた廃棄物情報(たとえば廃棄物150のID、廃棄物150の種別など)が、R/W122bから、たとえば通信ケーブルや無線通信によって接続されたネットワーク201を介してサーバ121に対して送信される。
図8−2および図8―3は、RFIDタグ151の読み取りを含む廃棄物150の収集作業の他の一例を示す説明図である。図8−2および図8―3において、廃棄物収集場141に排出された廃棄物150が、作業員181によって、廃棄物収集車182の廃棄物投入口付近に載置されている。また廃棄物収集場141にはR/W122bが設けられたゲート141Aが設置されている。
ここで、R/W122bは常にRFIDタグ151を検出するように待機しており、作業員181によって廃棄物150が収集される際に、廃棄物150がゲート141A内を通過することにより、廃棄物150に混入されたRFIDタグ151がR/W122bによって検出され、RFIDタグ151から廃棄物情報が読み取られる。また、図8―3に示されているように、廃棄物150が梱包されておらずたとえば台車などに山積みされている場合は、台車ごとゲート141A内を通過させるようにしてもよい。
そして、R/W122bによってRFIDタグ151から読み取られた廃棄物情報(たとえば廃棄物150のID、廃棄物150の種別など)が、R/W122bから、たとえば通信ケーブルや無線通信によって接続されたネットワーク201を介してサーバ121に対して送信される。
このように、たとえば作業員181は、手間のかかる別の作業をおこなうことなく、廃棄物150を廃棄物収集車182の廃棄物投入口付近に載置するだけ、またはゲート141A内に廃棄物150を通過させるだけといった簡単な作業によって、廃棄物150に混入されたRFIDタグ151に記録されている廃棄物情報をサーバ121に対して送信することができる。そのため、たとえば作業員181は、RFIDタグ151の読み取りを含む廃棄物150の収集作業を効率的かつ確実におこなうことができる。
(廃棄物150の処分作業の一例)
つぎに、RFIDタグ151の読み取りを含む廃棄物150の処分作業の一例について説明する。図9は、RFIDタグ151の読み取りを含む廃棄物150の処分作業の一例を示す説明図である。
図9において、廃棄物収集車182によって収集された廃棄物150が、作業員172によって、ベルトコンベア171上に載置されている。またベルトコンベア171付近には、R/W122aが設けられている。
ここで、R/W122aは常にベルトコンベア171によって搬送される廃棄物150に混入されているRFIDタグ151を検出するように待機している。上述したように廃棄物150がベルトコンベア171上に載置され、廃棄物150がベルトコンベア171によって廃棄物処分装置173へ搬送されることにより、廃棄物150に混入されたRFIDタグ151がR/W122aによって検出され、RFIDタグ151から廃棄物情報が読み取られる。
そして、R/W122aによってRFIDタグ151から読み取られた廃棄物情報(たとえば廃棄物150のID、廃棄物150の種別など)が、R/W122aから、たとえば通信ケーブルや無線通信によって接続されたネットワーク201を介してサーバ121に対して送信される。
このように、たとえば作業員172は、手間のかかる別の作業をおこなうことなく、廃棄物150をベルトコンベア171上に載置するだけといった簡単な作業によって、廃棄物150に混入されたRFIDタグ151に記録されている廃棄物情報をサーバ121に対して送信することができる。そのため、たとえば作業員172は、RFIDタグ151の読み取りを含む廃棄物150の処分作業を効率的かつ確実におこなうことができる。
なお、たとえば作業員172による手作業を介さずに、廃棄物収集車182から廃棄物150がベルトコンベア171上に排出されるようにしてもよい。これによって、廃棄物150の処分作業をさらに効率的かつ確実におこなうことができる。
(収集・処分記録データの一例)
つぎに、記憶部420に記録された収集・処分記録データの一例について説明する。図10は、記憶部420に記録された収集・処分記録データの一例を示す説明図である。
図10において、記憶部420に記録された収集・処分記録データは、「廃棄物ID」と、「種別」と、「収集者ID」と、「収集者」と、「収集日付」と、「収集時刻」と、「収集場所」と、「収集個数」と、「処分者ID」と、「処分者」と、「処分日付」と、「処分時刻」と、「処分場所」と、「処分個数」と、「適正」とによって構成されている。
このうち、「廃棄物ID」、「種別」には検出部401によってRFIDタグ151から読み取られた廃棄物情報から値が設定される。また、「収集者ID」、「収集者」、「収集日付」、「収集時刻」、「収集場所」、「収集個数」には、収集情報生成部402によって生成された収集情報から値が設定される。また、「処分者ID」、「処分者」、「処分日付」、「処分時刻」、「処分場所」、「処分個数」には、処分情報生成部403によって生成された処分情報から値が設定される。また、「適正」には、判定部405によって判定された結果(廃棄物150の処分の適正)が設定される。
たとえば、「廃棄物ID」には、廃棄物150を特定するためのIDが設定される。また「種別」には、廃棄物150の種別が設定される。また「収集者ID」には、収集者180を特定するためのIDが設定される。また「収集者」には、収集者の名称が設定される。また「収集日付」、「収集時刻」には、廃棄物150が収集される際の日時が設定される。また「収集場所」には、廃棄物150が収集された場所が設定される。また「収集個数」には廃棄物150が収集される際に検出されたRFIDタグ151の個数が設定される。
また、「処分者ID」には、処分者を特定するためのIDが設定される。また「処分者」には、処分者の名称が設定される。また「処分日付」、「処分時刻」には、廃棄物150が処分される際の日時が設定される。また「処分場所」には、廃棄物150が処分された場所が設定される。また「処分個数」には廃棄物150が処分される際に検出されたRFIDタグ151の個数が設定される。
(廃棄物収集管理装置120による措置判定処理および統計処理の手順)
つぎに、廃棄物収集管理装置120によって定期的(たとえば1ヶ月ごと)におこなわれる措置判定処理および統計処理の手順について説明する。図11は、この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置120による措置判定処理および統計処理の手順を示すフローチャートである。
まず、措置判定部407によって、記憶部420に記憶されている収集・処分記録データと、あらかじめ記憶部420に記憶されている措置判定基準情報とに基づいて、収集者180に対する措置を判定する(ステップS1101)。
つぎに、送信部408は、ステップS1101で判定された結果を含む収集者180に対する措置に関する情報を収集者180が保有する情報端末183に対して送信する(ステップS1102)。収集者180に対する措置に関する情報を受信した情報端末183においては、収集者180に対する措置に関する情報が出力(画面表示)される。なお、情報端末183の画面上に表示された収集者180に対する措置に関する情報の一例については図12を用いて後述する。
つぎに、統計情報生成部409によって、記憶部420に記憶されている収集・処分記録データに基づいて、廃棄物150の処分に関する統計情報を生成する(ステップS1103)。
そして、出力部410によって、ステップS1103で生成された廃棄物150の処分に関する統計情報を出力して(ステップS1104)、一連の処理を終了する。たとえば出力部410は、廃棄物150の処分の適正に関する情報をディスプレイ308の画面上に表示する。また、たとえば出力部410は、廃棄物150の処分の適正に関する情報をプリンタ311を介して所定の用紙に印刷する。なお、所定の用紙に印刷された廃棄物150の処分に関する統計情報の一例については図13および図14を用いて後述する。
(収集者180に対する措置に関する情報の一例)
つぎに、情報端末183の画面上に表示された収集者180に対する措置に関する情報の一例について説明する。図12は、情報端末183の画面上に表示された収集者180に対する措置に関する情報の一例を示す説明図である。
図12において、画面1201は収集者180が保有する情報端末183に表示された画面であり、廃棄物収集管理装置120から電子メールによって自動送信された収集者180に対する措置に関する情報が表示されている。
図12において、たとえば画面1201には、図6に示した記憶部420に記憶されている措置判定基準情報と、図10に示した記憶部420に記憶されている収集・処分記録データとに基づいて、措置判定部407によって判定された収集者180に対する措置を通知する旨の電子メールが表示されている。
たとえば画面1201には、不正が3回以上あったため、取引の停止を通知する旨のメッセージ「廃棄物の処分に再度不正がありました。お取引を停止します。」が表示されている。また、取引を停止する期間を通知する旨のメッセージ「2006/2/1〜2006/2/28」が表示されている。
このように収集者180が保有する情報端末183の画面上に、収集者180に対する措置に関する情報が出力されることによって、収集者180は、収集者180に対する措置に関する情報の内容(すなわち取引が停止されること)を把握することができる。なお、収集者180に対する措置に関する情報の内容は上記に限らず、たとえば不正の詳細に関する情報(たとえば不正があった日時など)をさらに含むようにしてもよい。
また、収集者180に対する措置に関する情報の内容を通知する方法は上記(電子メール)に限らず、たとえば収集者180に対する措置に関する情報を、プリンタ311を介して所定の用紙に印刷して、印刷された用紙を収集者180に対して送付するようにしてもよい。
(廃棄物150の処分に関する統計情報の一例)
つぎに、所定の用紙に印刷された廃棄物150の処分に関する統計情報の一例について説明する。図13および図14は、所定の用紙に印刷された廃棄物150の処分に関する統計情報の一例を示す説明図である。
図13および図14において、用紙1300には、図10に示した記憶部420に記憶されている収集・処分記録データに基づいて統計情報生成部409によって生成された廃棄物150の処分に関する統計情報が印刷されている。
たとえば図13における用紙1300には、所定の期間「2006/1/1〜2006/1/31」におこなわれた廃棄物150の収集・処分に関する、RFIDタグ151の検出率に関する情報、廃棄物150の処分の適正(「正常」または「不正」)件数に関する情報、収集者180に対する措置に関する情報などが含まれた統計情報が示されている。また、たとえば図14における用紙1300には、上記統計情報が、収集者180ごとに示されている。
このような廃棄物150の処分に関する統計情報に基づいて、たとえば排出者140は、廃棄物150の処分の適正化を図るため、悪質な収集者180(すなわち不正が多い収集者180)とは取引をおこなわずに、優良な収集者180(すなわち不正が少ない収集者180)とのみ取引をおこなうことなどを検討することができる。
また、たとえば優良な収集者180に対して、優遇措置(たとえば取引量を増やす)などをおこなうように検討することもできる。また、たとえば排出者140は、このような廃棄物150の処分に関する統計情報を公開し、廃棄物150の処分の適正化に努めていることをアピールすることによって、排出者140(たとえば企業)のイメージアップをおこなうことができる。
(廃棄物収集管理装置120の別の機能的構成)
つぎに、本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置120の別の機能的構成について説明する。図15は、この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置120の別の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図15において廃棄物収集管理装置120Aは、収集情報取得部1501と、検出部401と、処分情報生成部403と、比較部404と、判定部405と、記録部406と、措置判定部407と、送信部408と、統計情報生成部409と、出力部410と、記憶部420とによって構成されている。
すなわち、廃棄物収集管理装置120Aは、図4に示した廃棄物収集管理装置120の機能的構成とは、収集情報生成部402を備えておらず、収集情報取得部1501が備えられた点が異なる。収集情報取得部1501は、廃棄物150に混入されているRFIDタグ151を検出して、廃棄物150に混入されているRFIDタグ151の個数に関する情報を含む収集情報を読み取る。収集情報取得部1501は、具体的には、たとえば図3に示したR/W122によってその機能を実現する。
ここでRFIDタグ151には、たとえば排出者140が所有する他の情報処理端末や他のRFIDタグリーダ/ライタなどによって、廃棄物150に混入されているRFIDタグ151の個数に関する情報があらかじめ記録されている。
これによって比較部404は、収集情報取得部1501によって取得された収集情報に記録されているRFIDタグ151の個数と、廃棄物150が処分される際に検出部401によって検出されたRFIDタグ151の個数とを比較する。
また、記録部406は、判定部405によって判定された結果に関する情報と、収集情報取得部1501によって取得された収集情報と、処分情報生成部403によって生成された処分情報とを関連付けしたデータ(以降、「収集・処分記録データ」という)を生成して、生成した収集・処分記録データを記憶部420に記録する。
なお、収集情報取得部1501は、廃棄物収集管理装置120と有線または無線によって接続された他の情報処理装置から、有線または無線を介して収集情報を取得するようにしてもよい。この場合、収集情報取得部1501は、具体的には、たとえば図3に示したI/F309によってその機能を実現する。またUSBなどの有線や、Bluetoothなどの無線によって上記他の情報処理装置と接続するようにしてもよい。
(廃棄物収集管理装置120による収集・処分記録データ収集処理の別の手順)
つぎに、廃棄物収集管理装置120による収集・処分記録データ収集処理の別の手順について説明する。図16は、この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置120による収集・処分記録データ収集処理の別の手順を示すフローチャートである。
まず、収集情報取得部1501によって、廃棄物150に混入されているRFIDタグ151を検出して、廃棄物150に混入されているRFIDタグ151の個数に関する情報を含む収集情報を読み取る(ステップS1601)。
つぎに、検出部401によって、廃棄物150が処分される際に廃棄物150に混入されているRFIDタグ151を検出する(ステップS1602)。このとき検出部401は、同時にRFIDタグ151から廃棄物情報(たとえば廃棄物150のID、廃棄物150の種別など)を読み取る。
つぎに、処分情報生成部403によって、廃棄物150が処分される際に検出部401によって検出されたRFIDタグ151の個数に関する情報を含む処分情報(処分者のID、処分日時、処分場所など)を生成する(ステップS1603)。
つぎに、比較部404によって、ステップS1601で読み取られた収集情報と、ステップステップS1603で生成された処分情報とに基づいて、収集情報に記録されているRFIDタグ151の個数と、廃棄物150が処分されるとうきに検出されたRFIDタグ151の個数とを比較する(ステップS1604)。
つぎに、判定部405によって、ステップS1604で比較された結果と、あらかじめ記憶部420に記憶されている判定基準情報とに基づいて、廃棄物150の処分の適正を判定する(ステップS1605)。
そして、記録部406によって、収集・処分記録データを記憶部420に記録して(ステップS1606)、一連の処理を終了する。記録部406は、ステップステップS1605で判定された結果に関する情報と、ステップS1601で読み取られた収集情報と、ステップS1603で生成された処分情報とを関連付けすることによって収集・処分記録データを生成して、生成した収集・処分記録データを記憶部420に記録する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、R/W122aおよびR/W122bによるRFIDタグ151の検出が可能な所定の位置に対して、廃棄物150を通過させるだけといった簡単な作業によって、廃棄物150が収集される際および廃棄物150が処分される際に廃棄物150に含まれているRFIDタグの個数に関する情報を取得することができる。そのため、より簡単な作業により廃棄物に排出量に関する情報の収集・管理を効率的かつ確実におこなうことができ、排出者140によって廃棄される廃棄物の処分の適正化を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、あらかじめ廃棄物150に複数のRFIDタグ151を混入しておき、廃棄物150が収集される際に検出されたRFIDタグ151の個数(またはRFIDタグ151から読み取った収集情報に記録されているRFIDタグ151の個数)と、廃棄物150が処分される際に検出されたRFIDタグ151の個数とを比較することによって、廃棄物150の処分の適正(「正常」または「不正」)を判定することができる。たとえ計量が困難な廃棄物であっても、廃棄物の排出量に関する情報の収集・管理を効率的かつ確実におこなうことができ、排出者140によって廃棄される廃棄物の処分の適正化を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、人手による作業を介すことなく、記憶部420に記憶されている収集・処分記録データと、あらかじめ記憶部420に記憶されている措置判定基準情報とに基づいて、収集者180に対する措置(たとえば取引を停止するなど)を判定することができる。そのため、収集者180に対する措置を、効率的かつ確実に判定することができ、排出者140によって廃棄される廃棄物の処分の適正化を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、人手による作業を介すことなく、廃棄物収集管理装置120によって、収集者180に対する措置に関する情報を収集者180が保有する情報端末183に送信することができる。そのため、収集者180に対する措置に関する情報の内容(たとえば取引を停止する旨)を、効率的かつ確実に収集者180に対して通知することができる。これにより、収集者180による廃棄物の処分の不正を効率的に防止することができ、排出者140によって廃棄される廃棄物の処分の適正化を図ることができる。
また、定期的に、記憶部420に記録された収集・処分記録データや、統計情報生成部409によって生成された廃棄物150の処分に関する統計情報などを、収集者180に対して通知するようにしてもよい。これにより、収集者180による廃棄物の処分の不正を効率的に防止することができ、排出者140によって廃棄される廃棄物の処分の適正化を図ることができる。
また、収集者180による不正に限らず、処分者による不正も考えられることから、処分者に対しても措置(たとえば取引を停止するなど)をおこなうようにしてもよい。これにより、処分者による廃棄物の処分の不正を効率的に防止することができ、排出者140によって廃棄される廃棄物の処分のより適正化を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した廃棄物収集管理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどの廃棄物収集管理装置で実行することにより実現することができる。このプログラムは、RAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶され、コンピュータによって記憶媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムは、企業などによる廃棄物管理業務に利用可能であり、たとえば、排出者によって排出された廃棄物の処分の適正化に適している。
この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムの概要を示す説明図である。 この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置を含む全体システムの構成を示す説明図である。 廃棄物収集管理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 記憶部に記憶された判定基準情報の一例を示す説明図である。 記憶部に記憶された措置判定基準情報の一例を示す説明図である。 この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置による収集・処分記録データ収集処理の手順を示すフローチャートである。 RFIDタグの読み取りを含む廃棄物の収集作業の一例を示す説明図である。 RFIDタグの読み取りを含む廃棄物の収集作業の他の一例を示す説明図である。 RFIDタグの読み取りを含む廃棄物の収集作業の他の一例を示す説明図である。 RFIDタグの読み取りを含む廃棄物の処分作業の一例を示す説明図である。 記憶部に記録された収集・処分記録データの一例を示す説明図である。 この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置による措置判定処理および統計処理の手順を示すフローチャートである。 情報端末の画面上に表示された収集者に対する措置に関する情報の一例を示す説明図である。 所定の用紙に印刷された廃棄物の処分に関する統計情報の一例を示す説明図である。 所定の用紙に印刷された廃棄物の処分に関する統計情報の一例を示す説明図である。 この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置の別の機能的構成の一例を示すブロック図である。 この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置による収集・処分記録データ収集処理の別の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
120 廃棄物収集管理装置
121 サーバ
122 R/W
140 排出者
150 廃棄物
151 RFIDタグ
171 ベルトコンベア
172 作業員
173 廃棄物処分装置
180 収集者
181 作業員
182 廃棄物収集車
183 情報端末
200 廃棄物収集管理システム
201 ネットワーク
401 検出部
402 収集情報生成部
403 処分情報生成部
404 比較部
405 判定部
406 記録部
407 措置判定部
408 送信部
409 統計情報生成部
410 出力部
420 記憶部

Claims (8)

  1. 同時に収集され処分される廃棄物に対して、当該廃棄物が収集される前にあらかじめ無作為に混入された複数個のRFID(Radio Frequency ID)タグを、当該廃棄物が収集される際および当該廃棄物が処分される際に検出する検出手段と、
    前記検出手段によって、前記廃棄物が収集される際に検出されたRFIDタグの個数と、前記検出手段によって、前記廃棄物が処分される際に検出されたRFIDタグの個数とを比較する比較手段と、
    前記比較手段によって比較された結果に基づいて、前記廃棄物の処分の適正を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって判定された結果に関する情報を、前記廃棄物の収集者を特定するための情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する記録手段と、
    を備え、
    前記判定手段は、前記廃棄物が収集される際に検出されたRFIDタグの個数に対する前記廃棄物が処分される際に検出されたRFIDタグの個数の割合が所定値以下の場合に、前記廃棄物の処分の適正が不正であると判定することを特徴とする廃棄物収集管理装置。
  2. 同時に収集され処分される廃棄物に対して、当該廃棄物が収集される前にあらかじめ無作為に混入された複数個のRFID(Radio Frequency ID)タグの個数に関する情報を取得する廃棄物情報取得手段と、
    前記廃棄物が処分される際に、前記廃棄物に混入された複数個のRFIDタグを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出されたRFIDタグの個数と、前記廃棄物情報取得手段によって取得された情報にかかるRFIDタグの個数とを比較する比較手段と、
    前記比較手段によって比較された結果に基づいて、前記廃棄物の処分の適正を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって判定された結果に関する情報を、前記廃棄物の収集者を特定するための情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する記録手段と、
    を備え、
    前記判定手段は、前記廃棄物情報取得手段によって取得された情報にかかるRFIDタグの個数に対する前記検出手段によって前記廃棄物が処分される際に検出されたRFIDタグの個数の割合が所定値以下の場合に、前記廃棄物の処分の適正が不正であると判定することを特徴とする廃棄物収集管理装置。
  3. 前記所定の記録媒体に記録された情報に基づいて、前記廃棄物の収集者に対する措置を判定する措置判定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の廃棄物収集管理装置。
  4. 前記所定の記録媒体に記録された情報に基づいて、前記廃棄物の処分に関する統計情報を生成する生成手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の廃棄物収集管理装置。
  5. 検出手段と、比較手段と、判定手段と、記録手段と、を備えた廃棄物収集管理装置が用いる廃棄物収集管理方法であって、
    前記検出手段が、同時に収集され処分される廃棄物に対して、当該廃棄物が収集される前にあらかじめ無作為に混入された複数個のRFID(Radio Frequency ID)タグを、当該廃棄物が収集される際および当該廃棄物が処分される際に検出する検出工程と、
    前記比較手段が、前記検出工程によって、前記廃棄物が収集される際に検出されたRFIDタグの個数と、前記検出工程によって、前記廃棄物が処分される際に検出されたRFIDタグの個数とを比較する比較工程と、
    前記判定手段が、前記比較工程によって比較された結果に基づいて、前記廃棄物の処分の適正を判定する判定工程と、
    前記記録手段が、前記判定工程によって判定された結果に関する情報を、前記廃棄物の収集者を特定するための情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する記録工程と、
    を含み、
    前記判定工程は、前記廃棄物が収集される際に検出されたRFIDタグの個数に対する前記廃棄物が処分される際に検出されたRFIDタグの個数の割合が所定値以下の場合に、前記廃棄物の処分の適正が不正であると判定することを特徴とする廃棄物収集管理方法。
  6. 廃棄物情報取得手段と、検出手段と、比較手段と、判定手段と、記録手段と、を備えた廃棄物収集管理装置が用いる廃棄物収集管理方法であって、
    前記廃棄物情報取得手段が、同時に収集され処分される廃棄物に対して、当該廃棄物が収集される前にあらかじめ無作為に混入された複数個のRFID(Radio Frequency ID)タグの個数に関する情報を取得する廃棄物情報取得工程と、
    前記検出手段が、前記廃棄物が処分される際に、前記廃棄物に混入された複数個のRFIDタグを検出する検出工程と、
    前記比較手段が、前記検出工程によって検出されたRFIDタグの個数と、前記廃棄物情報取得工程によって取得された情報にかかるRFIDタグの個数とを比較する比較工程と、
    前記判定手段が、前記比較工程によって比較された結果に基づいて、前記廃棄物の処分の適正を判定する判定工程と、
    前記記録手段が、前記判定工程によって判定された結果に関する情報を、前記廃棄物の収集者を特定するための情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する記録工程と、
    を含み、
    前記判定工程は、前記廃棄物情報取得工程によって取得された情報にかかるRFIDタグの個数に対する前記検出工程によって前記廃棄物が処分される際に検出されたRFIDタグの個数の割合が所定値以下の場合に、前記廃棄物の処分の適正が不正であると判定することを特徴とする廃棄物収集管理方法。
  7. 同時に収集され処分される廃棄物に対して、当該廃棄物が収集される前にあらかじめ無作為に混入された複数個のRFID(Radio Frequency ID)タグを、当該廃棄物が収集される際および当該廃棄物が処分される際に検出する検出工程と、
    前記検出工程によって、前記廃棄物が収集される際に検出されたRFIDタグの個数と、前記検出工程によって、前記廃棄物が処分される際に検出されたRFIDタグの個数とを比較する比較工程と、
    前記比較工程によって比較された結果に基づいて、前記廃棄物の処分の適正を判定する判定工程と、
    前記判定工程によって判定された結果に関する情報を、前記廃棄物の収集者を特定するための情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する記録工程と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記判定工程は、前記廃棄物が収集される際に検出されたRFIDタグの個数に対する前記廃棄物が処分される際に検出されたRFIDタグの個数の割合が所定値以下の場合に、前記廃棄物の処分の適正が不正であると判定することを特徴とする廃棄物収集管理プログラム。
  8. 同時に収集され処分される廃棄物に対して、当該廃棄物が収集される前にあらかじめ無作為に混入された複数個のRFID(Radio Frequency ID)タグの個数に関する情報を取得する廃棄物情報取得工程と、
    前記廃棄物が処分される際に、前記廃棄物に混入された複数個のRFIDタグを検出する検出工程と、
    前記検出工程によって検出されたRFIDタグの個数と、前記廃棄物情報取得工程によって取得された情報にかかるRFIDタグの個数とを比較する比較工程と、
    前記比較工程によって比較された結果に基づいて、前記廃棄物の処分の適正を判定する判定工程と、
    前記判定工程によって判定された結果に関する情報を、前記廃棄物の収集者を特定するための情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する記録工程と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記判定工程は、前記廃棄物情報取得工程によって取得された情報にかかるRFIDタグの個数に対する前記検出工程によって前記廃棄物が処分される際に検出されたRFIDタグの個数の割合が所定値以下の場合に、前記廃棄物の処分の適正が不正であると判定することを特徴とする廃棄物収集管理プログラム。
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