JP5005984B2 - 廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラム - Google Patents

廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラム Download PDF

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Description

この発明は、RFID(Radio Frequency ID)タグを用いて、廃棄の対象となる廃棄物の分別状況の管理をおこなう廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムに関する。
従来、家庭などから排出された廃棄物は、廃棄物の収集、処分およびリサイクルなどを効率的におこなうため自治体などの廃棄物収集者によって廃棄物の種類ごとに分別収集されている。そのため廃棄物の排出者は、廃棄物の種類ごとに廃棄物を分別して排出するように義務付けられている。また自治体においては、廃棄物情報(地域、廃棄物の種類、廃棄物の排出量など)を収集・管理して、収集された廃棄物情報に基づいた効率的な廃棄物の収集、処分およびリサイクルなどをおこなうための計画がおこなわれている。
そこで、たとえば上述した廃棄物情報の収集および管理を効率的かつ確実におこなうため、廃棄物の収集時に、廃棄物に混入されたIDタグから廃棄物情報を読み取ることによって廃棄物情報を収集することができる廃棄物収集管理システムが開示されている(たとえば下記特許文献1参照。)。
特開2004−175556号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、廃棄物の分別状態(廃棄物の分別がただしくおこなわれているか)に関する情報までは管理していない。そのため、たとえ排出物の分別がただしくおこなわれずに不正に排出された場合であっても、不正に排出された廃棄物の排出者を特定したうえで排出者に注意をうながすことが困難であった。その結果、廃棄物の不正な排出があとをたたず、廃棄物の排出の適正化を図ることができないといった問題が生じていた。
また、上記従来技術にあっては、廃棄物が収集されるとともにIDタグが回収されてしまう。そのため、収集された廃棄物から回収したIDタグをふたたび排出者に配布するか、または新たなIDタグを排出者に配布する必要がある。その結果、IDタグの利用に伴うコスト(たとえば回収費用、購入費用、管理費用、配布費用など)が増加するといった問題が生じていた。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、より簡単な作業により廃棄物の分別状態に関する情報の収集・管理を効率的かつ確実におこなうことができ、廃棄物の排出の適正化を図ることが可能な廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる廃棄物収集管理装置は、所定の排出者によって排出され、廃棄物収集作業員によって廃棄物収集車両に収集される廃棄物の分別状態に関する情報を管理する廃棄物収集管理装置であって、前記廃棄物が収集されるときに、前記廃棄物を格納する廃棄物容器に設けられたRFID(Radio Frequency ID)タグに記録された情報であって、前記排出者を特定する情報を含む廃棄物に関する情報を取得する廃棄物情報取得手段と、前記廃棄物が収集されるときに、当該廃棄物に対する、前記廃棄物の分別状態に関する情報の入力を受け付ける廃棄物分別情報入力手段と、前記廃棄物分別情報入力手段によって入力された前記廃棄物の分別状態に関する情報を、前記廃棄物に関する情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する廃棄物分別情報記録手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理装置は、上記に記載の発明において、前記廃棄物情報取得手段は、前記廃棄物収集車両の所定の位置であって、前記廃棄物が収集されるときに前記廃棄物に関する情報を取得することが可能な位置に設けられたことを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理装置は、上記に記載の発明において、前記所定の記録媒体は、前記廃棄物容器に設けられたRFIDタグであり、前記廃棄物分別情報記録手段は、当該RFIDタグに前記廃棄物の分別状態に関する情報を記録することを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理装置は、上記に記載の発明において、前記所定の記録媒体に記録された前記廃棄物の分別状態に関する情報に基づいて、前記排出者によって排出された廃棄物の収集に関する措置を判断する判断手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理装置は、上記に記載の発明において、前記判断手段によって判断された結果に関する情報を所定の情報端末へ送信する送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理装置は、上記に記載の発明において、前記判断手段によって判断された結果に関する情報を出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理装置は、上記に記載の発明において、前記出力手段は、前記廃棄物収集車両に設けられた情報端末または前記廃棄物収集作業員によって携帯される情報端末が備え、前記情報を出力することを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理方法は、所定の排出者によって排出され、廃棄物収集作業員によって廃棄物収集車両に収集される廃棄物の分別状態に関する情報を管理する廃棄物収集管理方法であって、前記廃棄物が収集されるときに、前記廃棄物を格納する廃棄物容器に設けられたRFID(Radio Frequency ID)タグに記録された情報であって、前記排出者を特定する情報を含む廃棄物に関する情報を取得する廃棄物情報取得工程と、前記廃棄物が収集されるときに、当該廃棄物に対する、前記廃棄物の分別状態に関する情報の入力を受け付ける廃棄物分別情報入力工程と、前記廃棄物分別情報入力工程によって入力された前記廃棄物の分別状態に関する情報を、前記廃棄物に関する情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する廃棄物分別情報記録工程と、を含んだことを特徴とする。
また、この発明にかかる廃棄物収集管理プログラムは、上記に記載の廃棄物収集管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、より簡単な作業により廃棄物の分別状態に関する情報の収集・管理を効率的かつ確実におこなうことができ、廃棄物の排出の適正化を図ることが可能な廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムが得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(廃棄物収集管理処理の概要)
まず、この発明の実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムの概要について説明する。図1は、この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムの概要を示す説明図である。
図1において、(1)まず排出者140によって、RFIDタグ153が貼付され廃棄物152が格納された廃棄物容器151が廃棄物収集場112(たとえば戸別の玄関先や、共同の廃棄物収集場所など)に廃棄される。廃棄物容器151は、自治体110によって廃棄物152の種別ごとに指定されている。排出者140は、廃棄物152の種別ごとに廃棄物152を分別して、指定された廃棄物容器151に廃棄物152を格納したうえで、廃棄物容器151を廃棄物収集場112に廃棄するように義務付けられている。
(2)つぎに、廃棄物152を収集するために廃棄物収集車130で各廃棄物収集場112を周回する自治体110の作業員111によって、廃棄物収集場112に廃棄された廃棄物容器151が、廃棄物収集車130の廃棄物投入口付近に載置される。
(3)つぎに、廃棄物収集車130の廃棄物投入口付近に設けられたR/W(RFIDタグリーダ/ライタ)123によって、廃棄物容器151に貼付されているRFIDタグ153から廃棄物に関する情報(たとえば廃棄物容器151のID、排出者140の氏名、廃棄物152の種別など。以下、「廃棄物情報」という)が読み取られる。(4)つぎに、RFIDタグ153から読み取られた廃棄物情報が自治体110が保有するサーバ121に送信される。
(5)つぎに、作業員111によって、廃棄物容器151に格納された廃棄物152の分別状態が判定される。作業員111は判定した廃棄物152の分別状態に関する情報(以下、「廃棄物分別情報」という)を端末122に入力する。(6)つぎに、端末122に入力された廃棄物分別情報が自治体110が保有するサーバ121に送信される。この廃棄物分別情報は、廃棄物情報と関連付けられて、たとえば自治体110が保有するデータベースなどに格納される。
(7)自治体110は、所定の排出者140によって排出された廃棄物152の分別が繰り返しただしくおこなわれていなかった場合に、排出者140が保有する情報端末160(たとえば携帯電話など)に対して廃棄物152の収集を制限すること(たとえば、所定の期間廃棄物を収集しない、所定の反則金を支払うまで廃棄物を収集しない、など)を通知する。(8)また、自治体110は、廃棄物152の分別が繰り返しただしくおこなわれてなかった場合に、作業員111に対して排出者140によって廃棄された廃棄物152を収集しないように指示する。
(全体システムの構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置を含む全体システムの構成について説明する。図2は、この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置を含む全体システムの構成を示す説明図である。
図2において、廃棄物収集管理システム200は、自治体110が保有する廃棄物収集管理装置120および廃棄物収集車130と、排出者140が保有する廃棄物150および情報端末160と、によって構成されており、それぞれがネットワーク201によって接続されている。
廃棄物収集管理装置120は、サーバ121と、端末122と、R/W123と、によって構成されている。サーバ121は、端末122およびR/W123を含めた廃棄物収集管理システム120全体の制御を司る。サーバ121は、R/W123からネットワーク201を介して送信された廃棄物情報を受信する。また、サーバ121は、端末122からネットワーク201を介して送信された廃棄物分別情報を受信する。
またサーバ121は廃棄物分別情報の履歴情報を記憶する。またサーバ121は、廃棄物分別情報の履歴情報に基づいて廃棄物150の収集を制限するか否かを判断して、廃棄物150の収集を制限すると判断した場合は、廃棄物150の収集の制限に関するテキスト、画像、音声などの情報(以下、「収集制限情報」という)をネットワーク201を介して端末122および情報端末160へ送信する。
端末122は、可搬性を有する携帯端末であり、廃棄物収集時に作業員111によって携帯される。また端末122は、作業員111による廃棄物分別情報の入力を受け付ける。また端末122は、作業員111によって入力された廃棄物分別情報をネットワーク201を介してサーバ121へ送信する。
また、端末122は、サーバ121からネットワーク201を介して送信された収集制限情報を受信して、受信した収集制限情報を出力(たとえば画面表示、音声出力など)する。なお、端末122は、廃棄物収集時に作業員111によって携帯されるものに限らず、たとえば廃棄物収集車130の投入口付近に備え付けられていてもよい。
R/W123は、廃棄物収集車130の廃棄物投入口付近に設けられ、廃棄物収集車130の廃棄物投入口付近に載置された廃棄物容器151に貼付されているRFIDタグ153から、廃棄物情報(たとえば廃棄物容器151のID、排出者140の氏名、廃棄物152の種別など)を読み取る。またR/W123は、RFIDタグ153から読み取った廃棄物情報をネットワーク201を介してサーバ121へ送信する。またR/W123は、RFIDタグ153に対して情報を書き込むこともできる。
ここで、R/W123は、通信距離が約数cmから2mであり、無線周波数はたとえば、13.56MHz(電磁誘導方式)と2.45GHz(マイクロ波方式)である。電磁誘導方式は、R/W123のコイルに電流を流して発生させた磁界で、無線ICタグが持つコイル状のアンテナに電流を発生させ、ICチップを動かす。マイクロ波方式は、R/W123のアンテナから発生させた電波を無線ICタグのアンテナで受け取るようにする。
廃棄物150は、廃棄物容器151と、廃棄物152と、RFIDタグ153と、によって構成されている。
廃棄物容器151は、自治体110によって廃棄物152の種類(たとえば、可燃廃棄物、不燃廃棄物など)ごとに指定され、排出者140によって保有される。廃棄物容器151には、自治体110によってあらかじめ廃棄物情報(たとえば廃棄物容器151のID、排出者140の氏名、廃棄物152の種別など)が記録されたRFIDタグ153が貼付されている。
廃棄物容器151には、排出者140によって廃棄物容器151に対応する種類(たとえば、可燃廃棄物、不燃廃棄物など)の廃棄物152が格納され、廃棄物収集場112に廃棄される。廃棄物収集場112に廃棄された廃棄物容器151は、廃棄物容器151に格納されている廃棄物152が作業員111の収集作業によって廃棄物収集車130に収容された後に排出者140に返却される。
廃棄物152は、たとえば家庭や事業所から排出された廃棄物であり、可燃廃棄物、不燃廃棄物、カン、ビン、ペットボトルなどの種類が挙げられる。これらの廃棄物152は、排出者140によって廃棄物の種類ごとに分別され、廃棄物の種類ごとに指定された廃棄物容器151に格納され、廃棄物容器151とともに廃棄物収集場112に廃棄される。
RFIDタグ153は、自治体110によって廃棄物情報(たとえば廃棄物容器151のID、排出者140の氏名、廃棄物152の種別など)があらかじめ記録されており、廃棄物容器151に貼付される。RFIDタグ153に記録された廃棄物情報は、廃棄物収集車130の廃棄物投入口付近に設けられたR/W123によって読み取られ、ネットワーク201を介してサーバ121へ送信される。
ここで、RFIDタグ153は、たとえば情報を記録する小型のICチップと金属製のアンテナで構成する。ICチップ、はたとえば0.1ミリ〜数ミリ角の大きさである。またICチップは、10数バイト〜数キロバイトのメモリとロジック回路を備えており、無線通信によってデータの読み取りや書き込みをすることができる。またICチップは、ロジック回路によって、演算、認証、暗号化などの処理をおこなうこともできる。RFIDタグ153は、電池を内蔵していているものであっても、電池を内蔵していないものであってもよく、電池を内蔵していているものであれば、RFIDタグ153から能動的に情報を発信することができる。またRFIDタグ153には、このRFIDタグ153が貼付される廃棄物150を特定するための固有のIDを付与することができる。
情報端末160は、排出者140が保有する端末装置(たとえばネットワーク201と接続された携帯電話や、ネットワーク201と接続されたパーソナル・コンピュータなど)であり、廃棄物収集管理装置120からネットワーク201を介して送信された収集制限情報を受信して、受信した収集制限情報の出力(たとえば画面表示、音声出力など)をおこなう。
(廃棄物収集管理装置120のハードウェア構成)
つぎに、本実施の形態にかかる廃棄物収集管理方法を実現する廃棄物収集管理装置120のハードウェア構成について説明する。図3は、廃棄物収集管理装置120のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3において、廃棄物収集管理装置120は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、HDD(Hard Disc Drive)304と、HD(Hard Disc)305と、FDD(Flexible Disc Drive)306と、FD(Flexible Disc)307と、ディスプレイ308と、スピーカ309と、I/F(インタフェース)310と、操作ボタン311と、時計312と、プリンタ313と、R/W123と、を備えて構成されており、上記各構成部はバス320によってそれぞれ接続されている。
CPU301は、廃棄物収集管理装置120の全体の制御を司る。ROM302は、各種制御プログラムなどを格納する。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。HDD304はCPU301の制御命令に従って、HD305に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。HD305は、HDD304の制御で書き込まれたデータを記憶する。FDD306はCPU301の制御命令に従って、FD307に対するデータの読み取り/書き込みの制御をおこなう。
FD307は、FDD306の制御で書き込まれたデータを記憶する着脱可能な記録媒体である。着脱可能な記録媒体として、FD307のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカードなどであってもよい。
ディスプレイ308は、テキストデータ、画像データなどの各種情報を表示する。ディスプレイ308は、例えばTFT(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイのほか、CRT(Cathode Ray Tube)やプラズマディスプレイなどであってもよい。スピーカ309は、音声を出力する。
I/F310は、通信回線を通じてネットワーク201に接続され、ネットワーク201を介して、他の情報処理装置、各種データベースなどに接続される。そして、I/F310は、ネットワーク210と装置内部とのインタフェースを司り、他の情報処理装置、各種データベースなどとのデータの入出力を制御する。I/F310は、たとえばモデムやLANアダプタなどである。またI/F310は、USBなどの外部入出力としても用いることができる。
操作ボタン311は、各種データの送受信、入力、設定などに用いる。時計312は、現在時刻を計時して、廃棄物の収集がおこなわれた時刻を出力する。プリンタ313は、廃棄処理管理情報やその他の情報を印刷する。プリンタ313は、例えば、レーザプリンタやインクジェットプリンタなどである。
(廃棄物収集管理装置120の機能的構成)
つぎに、本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置120の機能的構成について説明する。図4は、この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置120の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図4において、廃棄物収集管理装置120は、廃棄物分別情報入力部401と、廃棄物情報取得部402と、廃棄物分別情報記録部403と、収集制限判断部404と、収集制限情報出力部405と、収集制限情報送信部406と、収集制限実施情報更新部407と、廃棄物分別情報管理DB410と、収集制限実施情報管理DB420とによって構成されている。
図4において、廃棄物分別情報入力部401は、作業員111による廃棄物分別情報の入力を受け付け、作業員111によって入力された廃棄物分別情報を取得する。廃棄物分別情報入力部401は、具体的には、たとえば図3に示した操作ボタン311によってその機能を実現する。
廃棄物情報取得部402は、廃棄物容器151に貼付されたRFIDタグ153から廃棄物情報(たとえば廃棄物容器151のID、排出者140の氏名、廃棄物152の種別など)を取得する。廃棄物情報取得部402は、具体的には、たとえば図3に示したR/W123によってその機能を実現する。
廃棄物分別情報記録部403は、廃棄物分別情報記録データ(廃棄物分別情報入力部401によって取得された廃棄物分別情報と、廃棄物情報取得部402によって取得された廃棄物情報とを関連付けすることによって生成されたデータ)を、廃棄物分別情報管理DB410に記録する。廃棄物分別情報記録部403は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307に格納されたプログラムをCPU301が実行することによってその機能を実現する。
収集制限判断部404は、廃棄物分別情報管理DB410に格納されている廃棄物分別情報記録データに基づいて、排出者140に対する警告をおこなうか否かを判断する。たとえば収集制限判断部404は、所定の期間内(たとえば過去1ヶ月以内)において廃棄物152の分別がただしくおこなわれなかった回数が1回であると廃棄物分別情報記録データに示されていた場合にのみ、排出者140に対する警告をおこなうと判断する。
また、たとえば収集制限判断部404は、廃棄物分別情報管理DB410に格納されている廃棄物分別情報記録データに基づいて、廃棄物152の収集を制限するか否かを判断する。たとえば収集制限判断部404は、所定の期間内において廃棄物152の分別がただしくおこなわれなかった回数が2回以上であると廃棄物分別情報記録データに示されていた場合にのみ、排出者140に対して所定の期間ごみの収集をおこなわない旨の制限をすると判断する。このような判断基準および判断結果は、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307に格納された廃棄物収集管理プログラムにあらかじめ組み込まれている。
また、収集制限判断部404は、収集制限実施情報管理DB420に格納されている廃棄物152の収集が制限されているか否かの情報(以下、「収集制限実施情報」という)に基づいて、すでに廃棄物152の収集が制限されているか否かを判断する。収集制限判断部404は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307に格納されたプログラムをCPU301が実行することによってその機能を実現する。
収集制限情報出力部405は、収集制限情報を出力する。たとえば収集制限情報出力部405は、収集制限判断部404によって廃棄物152の収集が制限されていると判断された場合に、廃棄物152の収集をおこなわないように指示する内容の収集制限情報を出力する。また、たとえば収集制限情報出力部405は、収集制限判断部404によって廃棄物152の収集が制限されていないと判断された場合に、廃棄物152の収集をおこなわないように指示する内容の収集制限情報を出力する。収集制限情報出力部405は、具体的には、たとえば図3に示したディスプレイ308およびスピーカ309によってその機能を実現する。
収集制限情報送信部406は、収集制限情報を送信する。たとえば収集制限情報送信部406は、収集制限判断部404によって廃棄物152の収集を制限すると判断された場合に、廃棄物152の収集を制限することを示す収集制限情報を排出者140が保有する情報端末160に対して送信する。また収集制限情報送信部406は、収集制限判断部404によって排出者140に対する警告をおこなうと判断された場合に、排出者140に対する警告をおこなうことを示す収集制限情報を排出者140が保有する情報端末160に対して送信する。収集制限情報送信部406は、具体的には、たとえば図3に示したI/F310によってその機能を実現する。
収集制限実施情報更新部407は、収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報を更新する。収集制限実施情報更新部407は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307に格納されたプログラムをCPU301が実行することによってその機能を実現する。
廃棄物分別情報管理DB410は、廃棄物分別情報記録データを格納する。また、廃棄物分別情報管理DB410に格納されている廃棄物分別情報記録データは、廃棄物分別情報記録部403によって記録される。また、廃棄物分別情報管理DB410に格納されている廃棄物分別情報記録データは、収集制限判断部404によって読み取られ、廃棄物152の収集を制限するか否かの判断や、排出者140に対する警告をおこなうか否かの判断に利用される。
廃棄物分別情報管理DB410は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307によってその機能を実現する。なお、廃棄物分別情報管理DB410に格納されている廃棄物分別情報記録データのデータ構成の一例については、図5−1を用いて後述する。
収集制限実施情報管理DB420は、排出者140ごとに、収集制限実施情報を格納する。収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報は、収集制限判断部404によって読み取られ、すでに廃棄物152の収集が制限されているか否かの判断に利用される。また収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報は、収集制限実施情報更新部407によって更新される。
収集制限実施情報管理DB420は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305、FD307によってその機能を実現する。なお、収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報のデータ構成の一例については、図5−2を用いて後述する。
(廃棄物分別情報記録データのデータ構成)
つぎに、廃棄物分別情報管理DB410に格納されている廃棄物分別情報記録データのデータ構成について説明する。図5−1は、本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置120の廃棄物分別情報管理DB410に格納されている廃棄物分別情報記録データのデータ構成の一例を示す説明図である。
図5−1において、廃棄物分別情報記録データは、「排出者ID」と、「氏名」と、「メールアドレス」と、「収集日」と、「収集時間」と、「収集場所」と、「廃棄物容器ID」と、「種別」と、「廃棄物分別」と、によって構成されている。
廃棄物分別情報記録データのうち「排出者ID」、「氏名」、「メールアドレス」、「収集日」、「収集時間」、「収集場所」、「廃棄物容器ID」、「種別」には廃棄物容器151に貼付されたRFIDタグ153から読み取った廃棄物情報に基づいて値が設定される。また、廃棄物分別情報記録データのうち「廃棄物分別」は、廃棄物収集時に作業員111によって入力された廃棄物分別情報に基づいて値が設定される。
「排出者ID」には排出者140を特定するためのIDが設定される。また「氏名」には、排出者140の氏名が設定される。また「メールアドレス」には、たとえば排出者140に対して電子メールを利用した収集制限情報の送信をおこなう場合の送信先メールアドレスが設定される。また「収集日」、「収集時間」には、廃棄物152を収集したときの収集日時(たとえば作業員111によって廃棄物分別情報が端末122に入力された時刻)が設定される。
また「収集場所」には、収集された廃棄物152の収集場所が設定される。また「廃棄物容器ID」には廃棄物容器151を特定するためのIDが設定される。また「種別」には収集された廃棄物152の種別が設定される。また「廃棄物分別」には、廃棄物152が収集されたときの廃棄物分別情報が設定される。
このように、廃棄物分別情報管理DB410に格納された廃棄物分別情報記録データは、たとえば図7を用いて後述する廃棄物収集管理処理において、廃棄物収集管理装置120によって抽出され、廃棄物152の収集を制限するか否かの判断や、排出者140に対する警告をおこなうか否かの判断に利用される。
(収集制限実施情報のデータ構成)
つぎに、収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報のデータ構成について説明する。図5−2は、本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置120の収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報のデータ構成の一例を示す説明図である。
図5−2において、収集制限実施情報は、「排出者ID」と、「氏名」と、「制限」と、「制限開始日」と、「制限終了日」とによって構成されている。廃棄物分別情報記録データのうち「排出者ID」および「氏名」のみあらかじめ自治体110によって値が設定される。
「排出者ID」には排出者140を特定するためのIDが設定される。また「氏名」には、排出者140の氏名が設定される。また「制限」には、廃棄物152の収集が制限されている場合にのみ、廃棄物152の収集が制限されていることを示す値「制限中」が設定される。また「制限開始日」には、廃棄物152の収集が制限されている場合にのみ、廃棄物152の収集の制限が開始された日付が設定される。また「制限終了日」には、廃棄物152の収集が制限されている場合にのみ、廃棄物152の収集の制限が終了する日付が設定される。
このように、収集制限実施情報管理DB420に格納された収集制限実施情報は、たとえば図7を用いて後述する廃棄物収集管理処理において、廃棄物収集管理装置120によって抽出され、排出者140によって廃棄された廃棄物152に対してすでに廃棄物152の収集が制限されているか否かの判断などに利用される。
(廃棄物情報のデータ構成)
つぎに、RFIDタグ153に記録されており、廃棄物情報取得部402によって取得される廃棄物情報のデータ構成について説明する。図6は、廃棄物容器151に貼付されたRFIDタグ153に記録されている廃棄物情報のデータ構成の一例を示す説明図である。
図6において、廃棄物情報は、「排出者ID」と、「氏名」と、「メールアドレス」と、「収集場所」と、「廃棄物容器ID」と、「種別」とによって構成されている。これらの廃棄物情報は、あらかじめ自治体110によってRFIDタグ153に記録される。「排出者ID」には排出者140を特定するためのIDが設定される。
また「氏名」には、排出者140の氏名が設定される。また「メールアドレス」には、たとえば排出者140に対して電子メールによる収集制限情報の送信をおこなう場合の送信先メールアドレスが設定される。また「収集場所」には、廃棄物152が収集されるときの収集場所が設定される。また「廃棄物容器ID」には廃棄物容器151を特定するためのIDが設定される。また「種別」には廃棄物152が収集されるときの廃棄物152の種別が設定される。
このように、廃棄物容器151に貼付されたRFIDタグ153に記録された廃棄物情報は、たとえば図7を用いて後述する廃棄物収集管理処理において、廃棄物収集管理装置120によって読み取られ、廃棄物容器151に格納されている廃棄物152の排出者140や、廃棄物容器151に格納されている廃棄物152の種別などを特定するために利用される。
(廃棄物収集管理装置120による廃棄物収集管理処理の手順)
つぎに、廃棄物収集管理装置120による廃棄物収集管理処理の手順について説明する。図7は、この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置120による廃棄物収集管理処理の手順を示すフローチャートである。
まず、廃棄物情報取得部402によって、廃棄物容器151に貼付されたRFIDタグ153から廃棄物情報(たとえば廃棄物容器151のID、排出者140の氏名、廃棄物152の種別など)を取得する(ステップS701)。ここで廃棄物情報取得部402は、R/W123により廃棄物容器151に貼付されているRFIDタグ153を読み取ることによって廃棄物情報を取得することができる。なお、R/W123によるRFIDタグ153の読み取り作業を含む廃棄物152の収集作業の一例については図8を用いて後述する。
つぎに、収集制限判断部404によって、収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報に基づいて、排出者140によって廃棄された廃棄物152に対して、すでに廃棄物152の収集が制限されているか否かを判断する(ステップS702)。
ステップS702において、すでに廃棄物152の収集が制限されていると判断した場合(ステップS702:Yes)は、ステップS703へ進む。一方、ステップS702において、廃棄物152の収集が制限されていないと判断した場合(ステップS702:No)は、ステップS703〜ステップS704を飛ばして、ステップS705へ進む。
つぎに、収集制限実施情報更新部407によって、収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報と、廃棄物収集管理装置120に備えられた時計312によって出力された現在時刻とに基づいて、廃棄物152の収集の制限終了日が過ぎているか否かを判断する(ステップS703)。
ステップS703において、廃棄物152の収集の制限終了日が過ぎていると判断した場合(ステップS703:Yes)は、収集制限実施情報更新部407によって、収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報を、廃棄物152の収集が制限されていないことが示されるように更新して(ステップS704)、ステップS705へ進む。
一方、ステップS703において、廃棄物152の収集の制限終了日が過ぎていないと判断した場合(ステップS703:No)は、収集制限情報出力部405によって、廃棄物152の収集をおこなわないように指示する収集制限情報を端末122から出力して(ステップS715)、一連の処理を終了する。なお端末122から出力された廃棄物152の収集をおこなわないように指示する収集制限情報の一例については図14を用いて後述する。
つぎに、収集制限情報出力部405によって、ステップS701で取得した廃棄物情報を端末122(ディスプレイ308)の画面上に出力する(ステップS705)。つぎに、廃棄物分別情報入力部401によって、廃棄物分別情報を取得する(ステップS706)。ここで廃棄物分別情報入力部401は、たとえば作業員111により廃棄物分別情報が端末122に入力されることによって、廃棄物分別情報を取得することができる。なお、作業員111による廃棄物分別情報の入力操作を含む廃棄物152の収集作業の一例については図9を用いて後述する。
つぎに、廃棄物分別情報記録部403によって、廃棄物分別情報記録データを廃棄物分別情報管理DB410に記録する(ステップS707)。ここで、廃棄物分別情報記録データは、廃棄物分別情報記録部403によって、ステップS706で取得された廃棄物分別情報と、ステップS701で取得された廃棄物情報とを関連付けすることによって生成されたデータである。なお、廃棄物分別情報管理DB410に記録される廃棄物分別情報記録データの一例については図10を用いて後述する。
つぎに、収集制限判断部404によって、廃棄物分別情報記録データを廃棄物分別情報管理DB410から抽出する(ステップS708)。なお、廃棄物分別情報管理DB410から抽出された廃棄物分別情報記録データの一例については図11−1を用いて後述する。
つぎに、収集制限判断部404によって、ステップS708で抽出された廃棄物分別情報記録データに基づいて、廃棄物152の収集を制限するか否かを判断する(ステップS709)。ここで、収集制限判断部404は、所定の期間内において廃棄物152の分別がただしくおこなわれなかった回数が2回以上であると廃棄物分別情報記録データに示されている場合にのみ、排出者140に対して所定の期間ごみの収集をおこなわない旨の制限をすると判断する。
ステップS709において、廃棄物152の収集を制限すると判断された場合(ステップS709:Yes)は、収集制限実施情報更新部407によって、収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報を、廃棄物152の収集が制限されていることが示されるように更新する(ステップS710)。なお収集制限実施情報が更新された後の収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報の一例については図11−2を用いて後述する。
そして、収集制限情報出力部405によって、廃棄物152の収集を制限することを示す収集制限情報を排出者140が保有する情報端末160に対して送信して(ステップS711)、ステップS714へ進む。なお、排出者140が保有する情報端末160の画面上に出力された廃棄物152の収集を制限することを示す収集制限情報の一例については図13を用いて後述する。
一方、ステップS709において、廃棄物152の収集を制限しないと判断された場合(ステップS709:No)は、ステップS710およびステップS711を飛ばして、ステップS712へ進む。
つぎに、収集制限判断部404によって、ステップS708で抽出された廃棄物分別情報記録データに基づいて、排出者140に対する警告をおこなうか否かを判断する(ステップS712)。ここで、たとえば収集制限判断部404は、所定の期間内(たとえば過去1ヶ月以内)において廃棄物152の分別がただしくおこなわれなかった回数が1回であると廃棄物分別情報記録データに示されている場合にのみ、排出者140に対する警告をおこなうと判断する。
ステップS712において、排出者140に対する警告をおこなうと判断された場合(ステップS712:Yes)は、収集制限情報出力部405によって、排出者140に対して警告することを示す収集制限情報を排出者140が保有する情報端末160に対して送信して(ステップS713)、ステップS714へ進む。
一方、ステップS712において、排出者140に対する警告をおこなわないと判断された場合(ステップS712:No)は、ステップS713を飛ばして、ステップS714へ進む。なお、排出者140が保有する情報端末160の画面上に出力された排出者140に対して警告することを示す収集制限情報の一例については図12を用いて後述する。
つぎに、収集制限情報出力部405によって、廃棄物152の収集をおこなうように指示する収集制限情報を端末122から出力して(ステップS714)、一連の処理を終了する。
(RFIDタグ153の読み取り作業を含む廃棄物152の収集作業の一例)
つぎに、R/W123によるRFIDタグ153の読み取り作業を含む廃棄物152の収集作業の一例について説明する。図8は、R/W123によるRFIDタグ153の読み取り作業を含む廃棄物152の収集作業の一例を示す説明図である。
図8において、作業員111によって、廃棄物収集場112に廃棄された廃棄物容器151が廃棄物収集車130の廃棄物投入口付近に載置される。廃棄物収集車130の廃棄物投入口付近に載置された廃棄物容器151の上方向には、R/W123が設けられている。
ここで、R/W123は常にRFIDタグ153を検出するように待機しており、上述したように廃棄物容器151が廃棄物収集車130の廃棄物投入口付近(すなわち、R/W123によるRFIDタグ153の読み取り範囲内)に載置されたことにより、R/W123によってRFIDタグ153が検出され、廃棄物容器151の上面に貼付されたRFIDタグ153から廃棄物情報が読み取られる。
そして、R/W123によってRFIDタグ153から読み取られた廃棄物情報(たとえば廃棄物容器151のID、排出者140の氏名、廃棄物152の種別など)は、R/W123から、たとえば通信ケーブルや無線通信などによって接続されたネットワーク201を介してサーバ121に対して送信される。
このように、たとえば作業員111は、手間のかかる別の作業をおこなうことなく、廃棄物容器151を廃棄物収集車130の廃棄物投入口付近に載置するだけといった簡単な作業によって、廃棄物容器151に貼付されたRFIDタグ153に記録されている廃棄物情報をサーバ121に対して送信することができる。そのため、たとえば作業員111は、RFIDタグ153の読み取り作業を含む廃棄物152の収集作業を効率的かつ確実におこなうことができる。
(廃棄物分別情報の入力操作を含む廃棄物152の収集作業の一例)
つぎに、作業員111による廃棄物分別情報の入力操作を含む廃棄物152の収集作業の一例について説明する。図9は、作業員111による廃棄物分別情報の入力操作を含む廃棄物152の収集作業の一例を示す説明図である。
図9において、画面901は作業員111が保有する端末122(ディスプレイ308)に表示された画面である。画面901には、R/W123によって廃棄物容器151に貼付されたRFIDタグ153から読み取られ、サーバ121から送信された廃棄物情報の一部が表示されている。また、個人情報を保護する目的により排出者140の氏名などの情報は表示されてない。
ここで、端末122は作業員111による廃棄物分別情報の入力操作を待機しており、作業員111によって、操作ボタン311aによって廃棄物152の分別状態(「良」または「不良」)が選択された後に、「OK」が表示された操作ボタン311bが押下されることによって廃棄物分別情報が入力される。そして、作業員111によって入力された廃棄物分別情報は、端末122から、たとえば通信ケーブルや無線通信などによって接続されたネットワーク201を介してサーバ121に対して送信される。
このように、たとえば作業員111は、手間のかかる別の作業をおこなうことなく、端末122に備えられた操作ボタン311aおよび操作ボタン311bを押下するだけといった簡単な作業によって、廃棄物分別情報をサーバ121に対して送信することができる。そのため、たとえば作業員111は、作業員111による廃棄物分別情報の入力操作を含む廃棄物152の収集作業を効率的かつ確実におこなうことができる。
(廃棄物分別情報管理DB410に記録される廃棄物分別情報記録データの一例)
つぎに、廃棄物分別情報管理DB410に記録される廃棄物分別情報記録データの一例について説明する。図10は、廃棄物分別情報管理DB410に記録される廃棄物分別情報記録データの一例を示す説明図である。
図10において、廃棄物分別情報記録データは、「排出者ID」と、「氏名」と、「メールアドレス」と、「収集日」と、「収集時間」と、「収集場所」と、「廃棄物容器ID」と、「種別」と、「廃棄物分別」と、によって構成されている。
廃棄物分別情報記録データのうち「排出者ID」、「氏名」、「メールアドレス」、「収集日」、「収集時間」、「収集場所」、「廃棄物容器ID」、「種別」には廃棄物情報取得部402によって取得された廃棄物情報に基づいて値が設定される。
また、廃棄物分別情報記録データのうち「廃棄物分別」は、廃棄物分別情報入力部401によって取得された廃棄物分別情報に基づいて値が設定される。また、「廃棄物容器ID」は廃棄物情報と廃棄物分別情報とを関連付けするために利用されるキーであり、廃棄物情報と廃棄物分別情報とのどちらにも含まれているものである。
図10において、廃棄物分別情報記録データは、たとえば排出者ID「ID0001」を有する排出者140「総研太郎」によって排出された廃棄物種別が「プラスチック」の廃棄物152は、廃棄物152の分別がただしくおこなわれていなかったことを示している。
(廃棄物分別情報管理DB410から抽出された廃棄物分別情報記録データの一例)
つぎに、廃棄物分別情報管理DB410から抽出された廃棄物分別情報記録データの一例について説明する。図11−1は、廃棄物分別情報管理DB410から抽出された廃棄物分別情報記録データの一例を示す説明図である。
図11−1において、廃棄物分別情報記録データは、図5−1を用いて上述した廃棄物分別情報記録データに対して、図10を用いて上述した廃棄物分別情報記録データがさらに記録されている点が、図5−1を用いて上述した廃棄物分別情報記録データと異なる。たとえば廃棄物分別情報記録データには、排出者ID「ID0001」を有する排出者140「総研太郎」によって過去に排出された廃棄物152のうち、廃棄物152の分別がただしくおこなわれていなかった回数は2回であることが示されている。
このように、廃棄物分別情報管理DB410に格納されている廃棄物分別情報記録データには、廃棄物152の収集がおこなわれる度に、廃棄物収集管理装置120によってあらたに廃棄物分別情報記録データが記録される。これによって、廃棄物収集管理装置120は、所定の排出者140に対する廃棄物分別情報記録データの履歴を廃棄物分別情報管理DB410から抽出することができる。また、たとえば廃棄物収集管理装置120は、廃棄物分別情報管理DB410抽出された廃棄物分別情報記録データによって、所定の排出者140に対して廃棄物152の収集を制限するか否かを判断することができる。
(収集制限実施情報が更新された後の収集制限実施情報の一例)
つぎに、収集制限実施情報が更新された後の収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報の一例について説明する。図11−2は、収集制限実施情報が更新された後の収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報の一例を示す説明図である。
図11−2において、収集制限実施情報は、図5−2を用いて上述した収集制限実施情報から、廃棄物収集管理装置120が図11−1に示した廃棄物分別情報記録データに基づいておこなった廃棄物収集管理処理によって、排出者ID「ID0001」を有する排出者140「総研太郎」に対する収集制限実施情報が更新されている点が、図5−2を用いて上述した収集制限実施情報と異なる。たとえば収集制限実施情報には、排出者ID「ID0001」を有する排出者140「総研太郎」が排出する廃棄物152の収集が、制限終了日「2006/2/28」まで制限されていることが示されている。
このように、収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報は、廃棄物の収集が制限される度、および廃棄物の収集が解除される度に、廃棄物収集管理装置120によって更新される。これによって、たとえば廃棄物収集管理装置120は、収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報によって、所定の排出者140に対して廃棄物152の収集が制限されているか否かを判断することができる。
(情報端末160の画面上に出力された収集制限情報の一例)
つぎに、排出者140が保有する情報端末160の画面上に出力された収集制限情報の一例について説明する。図12は、排出者140が保有する情報端末160の画面上に出力された排出者140に対して警告することを示す収集制限情報の一例を示す説明図である。図12において、画面1201は排出者140が保有する情報端末160に表示された画面であり、廃棄物収集管理装置120から自動送信された収集制限情報が表示されている。
図12において、たとえば画面1201には、廃棄物収集管理装置120から自動送信された、廃棄物152の分別をただしくおこなうように警告する旨の電子メール『廃棄物の分別が正しくおこなわれておりません。再度廃棄物の分別が正しくおこなわれなかった場合は、廃棄物の収集を制限します。』が表示されている。
図13は、排出者140が保有する情報端末160の画面上に出力された廃棄物152の収集を制限することを示す収集制限情報の一例を示す説明図である。図13において、画面1301は排出者140が保有する情報端末160に表示された画面であり、廃棄物収集管理装置120から自動送信された収集制限情報が表示されている。
図13において、たとえば画面1301には、廃棄物収集管理装置120から自動送信された、廃棄物152に収集をおこなわない旨の電子メール『廃棄物の分別が再度正しくおこなわれませんでした。よって、本日より2月28日まで総研太郎様によって排出された廃棄物を収集いたしません。』が表示されている。
このように、廃棄物収集管理装置120は、人手による作業を介すことなく収集制限情報を排出者140が保有する情報端末160に自動送信することによって、効率的かつ確実に収集制限情報を排出者140に対して通知することができる。そのため、排出者140によって廃棄される廃棄物152の排出の適正化を図ることができる。
(端末122から出力された収集制限情報の一例)
つぎに、作業員111が保有する端末122から出力された廃棄物152の収集をおこなわないように指示する収集制限情報の一例について説明する。図14は、作業員111が保有する端末122から出力された廃棄物152の収集をおこなわないように指示する収集制限情報の一例を示す説明図である。
図14において、画面1401は作業員111が保有する端末122(ディスプレイ308)に表示された画面である。画面1401には、排出者ID「ID0001」を有する排出者140によって廃棄された廃棄物152であって、作業員111によって廃棄物収集車130の廃棄物投入口付近に載置された廃棄物容器151(図8参照)に格納されている廃棄物152の収集をおこなわないように指示する内容の収集制限情報が表示されている。
また、端末122に備えられたスピーカ309からは、上記指示に対応する音声『廃棄物の収集はおこなわないでください』が出力されている。このように、廃棄物収集管理装置120は、テキストデータ、画像データ、音声データなどの収集制限情報を端末122から出力することによって、たとえば作業員111は、視覚的および聴覚的に収集制限情報の内容(廃棄物152の収集をおこなってよいか否か)を確認することができる。そのため、たとえば作業員111は、廃棄物152の収集作業における収集制限情報の確認作業を効率的かつ確実におこなうことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、廃棄物容器151を廃棄物収集車130の廃棄物投入口付近に載置して、端末122に備えられた操作ボタン311aおよび操作ボタン311bを押下するだけといった簡単な作業を作業員111におこなわせることによって、廃棄物分別情報を取得して、廃棄物分別情報管理DB410に記録することができる。そのため、より簡単な作業により廃棄物152の分別状態に関する情報の収集・管理を効率的かつ確実におこなうことができる。
また、本実施の形態によれば、人手による作業を介すことなく、廃棄物収集管理装置120によって、収集制限情報を排出者140が保有する情報端末160や、作業員111が保有する端末122に送信して、排出者140による廃棄物152の排出を制限したり、廃棄物152の排出を制限したりすることを排出者140に対して通知することができる。これによって、排出者140による廃棄物152の不正な排出を防止することができる。そのため、排出者140による廃棄物152の排出の適正化を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、RFIDタグ153は、廃棄物容器152に設けられており、廃棄物152が収集された後に、廃棄物容器152とともに排出者140に返却される。そのため、IDタグ153を排出者140に繰り返し配布することなく、IDタグ153の利用に伴うコスト(たとえば回収費用、購入費用、管理費用、配布費用など)を削減することができる。
なお、本実施の形態においては、一例として廃棄物分別情報記録データを廃棄物分別情報管理DB410に記録して、収集制限実施情報を収集制限実施情報管理DB420に記録する廃棄物収集管理装置120を用いたが、たとえば廃棄物分別情報記録データおよび収集制限実施情報をR/W123によって、廃棄物容器151に貼付されたRFIDタグ153に記録するようにしてもよい。
これによって、たとえば収集制限実施情報管理DB420を省いた簡単なシステム構成によって上述した廃棄物収集管理処理方法を実現することができる。そのため、廃棄物収集管理システム120を小型化することができ、たとえば廃棄物収集管理システム120の構築費用や、廃棄物収集管理システム120の維持管理費用などを圧縮することができる。
また、本実施の形態においては、廃棄物152に分別をただしくおこなわない排出者140に対しては、ごみ152の収集の制限をおこなうようにしているが、たとえば廃棄物152の処分料金を増額する、ごみ容器151の使用料金を増額する、ごみ容器151を没収する、ごみ152の収集回数を減らす、などの制限をおこなうようにしても良い。
また、本実施の形態においては、廃棄物152の分別をただしくおこなわない排出者140に対しては、ごみ152の収集の制限をおこなうようにしているが、たとえば良質な排出者140に対しては、廃棄物152の処分料金を減額する、ごみ容器151の使用料金を減額する、ごみ容器151を追加する、ごみ152の収集回数を増やす、などの優遇をおこなうようにしてもよい。
(RFIDタグ153の読み取り作業の別の一例)
ここで、R/W123によるRFIDタグ153の読み取り作業の別の一例について説明する。図15は、R/W123によるRFIDタグ153の読み取り作業の別の一例を示す説明図である。
図15において、廃棄物収集場112には、表示装置として端末122が設けられ、情報読み取り装置としてR/W123が設けられたゲート1500が設置されている。ここで、ゲート1500に設けられたR/W123は、常にRFIDタグ153を検出するように待機している。これにより、排出者140が廃棄物152を廃棄物収集場112に廃棄するとき、すなわち、廃棄物容器151がゲート1500内を通過したときに、廃棄物容器151に貼付されたRFIDタグ153がR/W123によって検出される。そして、RFIDタグ153を検出したR/W123は、RFIDタグ153から廃棄物情報を読み取る。
また、図15に示すように、廃棄物容器151には、廃棄物152Aおよび廃棄物152Bが格納されており、廃棄物152Aおよび廃棄物152Bには、それぞれRFIDタグ153AおよびRFIDタグ153Bが貼付もしくは内蔵されている。ここで、RFIDタグ153AおよびRFIDタグ153Bには、廃棄物の種別を特定することが可能な廃棄物情報がそれぞれ記録されている。
そして、排出者140が廃棄物152を廃棄物収集場112に廃棄するとき、すなわち、廃棄物容器151がゲート1500内を通過したときに、RFIDタグ153AおよびRFIDタグ153BがR/W123によって検出される。そして、RFIDタグ153AおよびRFIDタグ153Bを検出したR/W123は、RFIDタグ153AおよびRFIDタグ153Bから廃棄物情報を読み取る。
このように、R/W123によって各RFIDタグ(RFIDタグ153、RFIDタグ153AおよびRFIDタグ153B)から読み取られた各廃棄物情報は、R/W123から端末122に送信される。
そして、各廃棄物情報を受信した端末122においては、RFIDタグ153から読み取った廃棄物情報と、RFIDタグ153AおよびRFIDタグ153Bから読み取った廃棄物情報とに基づいて、廃棄物152の分別状態(「良」または「不良」)が自動的に判断され、この判断結果を含む廃棄物分別情報が生成される。
たとえば、RFIDタグ153から読み取った廃棄物情報に種別として「プラスチック」が記録されているにも関わらず、RFIDタグ153AおよびRFIDタグ153Bから読み取った廃棄物情報に「プラスチック」以外の種別(「紙」、「カン」、「衣料」、「ビン」など)が記録されている場合、端末122は、廃棄物152の分別状態を「不良」と判断し、この判断結果を含む廃棄物分別情報を生成する。
このとき、端末122は、生成した廃棄物分別情報を当該端末122に備えられたディスプレイ308の画面上に表示したり、同じく当該端末122に備えられたスピーカ309(図示省略)から音声出力したりすることによって、上記判断結果をその場で排出者140に通知するようにしてもよい。また、上記判断結果が「不良」の場合は、たとえば廃棄物152を収集しない旨の警告メッセージや、廃棄物152の持ち帰りや再分別を促す旨の警告メッセージなどをディスプレイ308の画面上に表示するようにしてもよい。
また、端末122は、R/W123を介して、RFIDタグ153の読み取り作業がおこなわれたか否かに関する情報を、廃棄物容器151に貼付されたRFIDタグ153に記録するようにしてもよい。また、端末122は、上記判断結果が「不良」の場合は、R/W123を介して、上記判断結果をRFIDタグ153に記録するようにしてもよい。
これにより、作業員111は、たとえばRFIDタグリーダなどを用いて、廃棄物容器151ごとに、RFIDタグ153を読み取ることによって、上記判断結果、上記読み取り作業の実施有無、および当該廃棄物152を収集するか否かをその場で判断することができる。
さらに、廃棄物容器151ごとに、液晶パネルなどの表示手段を設け、当該表示手段によって、上記判断結果や、上記読み取り作業の実施有無に関する情報などを表示するようにしてもよい。これにより、作業員111は、廃棄物容器151ごとに、RFIDタグ153の読み取り作業をおこなうことなく、上記判断結果、上記読み取り作業の実施有無、および当該廃棄物152を収集するか否かをその場で判断することができる。
また、上記表示手段によって、上記判断結果とともに、RFIDタグ153から読み取った排出者140を特定するための情報(たとえばID、氏名、住所など)を表示するようにしてもよい。これにより、「不良」と判断された廃棄物容器151や、上記読み取り作業がおこなわれていない廃棄物容器151が、廃棄物収集場112に放置されることを抑止することができる。
また、廃棄物容器151ごとに、オートロックなどの施錠手段を設け、上記読み取り作業がおこなわれることにより、当該施錠手段によって、廃棄物容器151が自動的に施錠されるようにしてもよい。これにより、排出者140や悪意の第三者によって、廃棄物収集場112に排出された廃棄物容器151内に、不正に廃棄物152が廃棄されることを防止することができる。
そして、端末122は、R/W123から受信した廃棄物情報と、自ら生成した廃棄物分別情報とをネットワーク201(図2参照)を介してサーバ121(図2参照)に対して送信する。ここで、端末122は、廃棄物分別情報を生成するたびに、上記送信処理をおこなうようにしてもよい。これによりサーバ121においては、廃棄物分別情報をリアルタイムに取得することができる。
また、端末122は、廃棄物分別情報を生成するたびに、当該廃棄物分別情報を一時的に記憶しておき、作業員111によって廃棄物152が収集されるとき、すなわち作業員111によって送信処理の指示入力がおこなわれたときに、一括して上記送信処理をおこなうようにしてもよい。これにより、たとえ上記判断処理によって「不良」と判断された場合であっても、排出者140は廃棄物152が収集されるときまでに廃棄物152の再分別をおこなえばよく、排出者140に猶予を与えることができる。
なお、R/W123は、ゲート1500に設けられているものに限らず、たとえばハンディタイプのものであってもよい。また、各排出者140にあらかじめ配布され、かつ廃棄物分別情報を生成することが可能なものであってもよい。この場合、たとえば排出者140は、自宅などの室内で上記読み取り作業をおこない、生成された廃棄物分別情報をRFIDタグ153に記録しておくようにしてもよい。また、たとえば排出者140は、自宅などの室内で上記読み取り作業をおこない、RFIDタグ153から読み取った廃棄物情報と、生成された廃棄物分別情報とを、ネットワーク201と接続されたパーソナル・コンピュータなどを介して、サーバ301へ送信しておくようにしてもよい。
このように、RFIDタグ153の読み取り作業を、排出者140にあらかじめおこなわせることによって、作業員111による収集作業の作業時間の短縮を図ることができる。また、廃棄物容器151に貼付されたRFIDタグから読み取った廃棄物情報と、廃棄物152に貼付または内蔵されたRFIDタグから読み取った廃棄物情報とに基づいて、廃棄物152の分別状態を自動的に判断する構成としたことによって、当該判断処理を効率的かつ確実におこなうことができる。
なお、本実施の形態で説明した廃棄物収集管理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどの廃棄物収集管理装置で実行することにより実現することができる。このプログラムは、RAM、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記憶され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムは、自治体などによる廃棄物収集業務に利用可能であり、例えば、排出者によって廃棄される廃棄物の排出の適正化に適している。
この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置、廃棄物収集管理方法、および廃棄物収集管理プログラムの概要を示す説明図である。 この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置を含む全体システムの構成を示す説明図である。 廃棄物収集管理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置の廃棄物分別情報管理DBに格納されている廃棄物分別情報記録データのデータ構成の一例を示す説明図である。 本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置の収集制限実施情報管理DB420に格納されている収集制限実施情報のデータ構成の一例を示す説明図である。 廃棄物容器に貼付されたRFIDタグに記録されている廃棄物情報のデータ構成の一例を示す説明図である この発明の本実施の形態にかかる廃棄物収集管理装置による廃棄物収集管理処理の手順を示すフローチャートである。 R/WによるRFIDタグの読み取り作業を含む廃棄物の収集作業の一例を示す説明図である。 作業員による廃棄物分別情報の入力操作を含む廃棄物の収集作業の一例を示す説明図である。 廃棄物分別情報管理DBに格納されている廃棄物分別情報記録データの一例を示す説明図である。 廃棄物分別情報管理DBから抽出された廃棄物分別情報記録データの一例を示す説明図である。 収集制限実施情報が更新された後の収集制限実施情報管理DBに格納されている収集制限実施情報の一例を示す説明図である。 排出者が保有する情報端末の画面上に出力された排出者に対して警告することを示す収集制限情報の一例を示す説明図である。 排出者が保有する情報端末の画面上に出力された廃棄物の収集を制限することを示す収集制限情報の一例を示す説明図である。 作業員が保有する端末から出力された廃棄物の収集をおこなわないように指示する収集制限情報の一例を示す説明図である。 R/WによるRFIDタグの読み取り作業の別の一例を示す説明図である。
符号の説明
110 自治体
111 作業員
120 廃棄物収集管理装置
121 サーバ
122 端末
123 R/W
130 廃棄物収集車
140 排出者
150 廃棄物
151 廃棄物容器
152 廃棄物
153 RFIDタグ
160 情報端末
200 廃棄物収集管理システム
201 ネットワーク
401 廃棄物分別情報入力部
402 廃棄物情報取得部
403 廃棄物分別情報記録部
404 収集制限判断部
405 収集制限情報出力部
406 収集制限情報送信部
407 収集制限実施情報更新部
410 廃棄物分別情報管理DB
420 収集制限実施情報管理DB

Claims (6)

  1. 所定の排出者によって排出され、廃棄物収集作業員によって廃棄物収集車両に収集される廃棄物の分別状態に関する情報を管理する廃棄物収集管理装置であって、
    前記廃棄物が収集されるときに、前記廃棄物を格納する廃棄物容器に設けられたRFID(Radio Frequency ID)タグに記録された情報であって、前記排出者を特定する情報を含む廃棄物に関する情報を取得する廃棄物情報取得手段と、
    前記廃棄物が収集されるときに、当該廃棄物に対する、前記廃棄物の分別状態に関する情報の入力を受け付ける廃棄物分別情報入力手段と、
    前記廃棄物分別情報入力手段によって入力された前記廃棄物の分別状態に関する情報を、前記廃棄物に関する情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する廃棄物分別情報記録手段と、
    前記所定の記録媒体に記録された前記廃棄物の分別状態に関する情報に基づいて、前記排出者によって排出された廃棄物の収集を制限する措置をとるか否かを判断する収集制限判断手段と、
    前記収集制限判断手段によって判断された結果に関する情報を記録する収集制限実施情報記録手段と、
    前記廃棄物情報取得手段によって取得された情報にかかる廃棄物が、前記収集制限実施情報記録手段によって記録された情報にかかる、廃棄物の収集を制限する措置がとられた排出者によって排出された廃棄物である場合に、前記廃棄物の収集をおこなわない措置をとると判断する収集拒否判断手段と、
    前記収集拒否判断手段によって判断された措置にかかる指示情報を、前記廃棄物収集車両に設けられた情報端末または前記廃棄物収集作業員によって携帯される情報端末において出力するように、当該指示情報を当該情報端末へ送信する指示情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とする廃棄物収集管理装置。
  2. 前記廃棄物情報取得手段は、前記廃棄物収集車両の所定の位置であって、前記廃棄物が収集されるときに前記廃棄物に関する情報を取得することが可能な位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物収集管理装置。
  3. 前記所定の記録媒体は、前記廃棄物容器に設けられたRFIDタグであり、前記廃棄物分別情報記録手段は、当該RFIDタグに前記廃棄物の分別状態に関する情報を記録することを特徴とする請求項1または2に記載の廃棄物収集管理装置。
  4. 前記収集制限判断手段によって判断された結果に基づいて、警告情報を前記排出者の情報処理装置へ送信する警告情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の廃棄物収集管理装置。
  5. 廃棄物情報取得手段と、廃棄物分別情報入力手段と、廃棄物分別情報記録手段と、収集制限判断手段と、収集制限実施情報記録手段と、収集拒否判断手段と、指示情報送信手段と、を備え、所定の排出者によって排出され、廃棄物収集作業員によって廃棄物収集車両に収集される廃棄物の分別状態に関する情報を管理する廃棄物収集管理装置が実行する廃棄物収集管理方法であって、
    前記廃棄物情報取得手段が、前記廃棄物が収集されるときに、前記廃棄物を格納する廃棄物容器に設けられたRFID(Radio Frequency ID)タグに記録された情報であって、前記排出者を特定する情報を含む廃棄物に関する情報を取得する廃棄物情報取得工程と、
    前記廃棄物分別情報入力手段が、前記廃棄物が収集されるときに、当該廃棄物に対する、前記廃棄物の分別状態に関する情報の入力を受け付ける廃棄物分別情報入力工程と、
    前記廃棄物分別情報記録手段が、前記廃棄物分別情報入力工程によって入力された前記廃棄物の分別状態に関する情報を、前記廃棄物に関する情報に関連付けして所定の記録媒体に記録する廃棄物分別情報記録工程と、
    前記収集制限判断手段が、前記所定の記録媒体に記録された前記廃棄物の分別状態に関する情報に基づいて、前記排出者によって排出された廃棄物の収集を制限する措置をとるか否かを判断する収集制限判断工程と、
    前記収集制限実施情報記録手段が、前記収集制限判断工程によって判断された結果に関する情報を記録する収集制限実施情報記録工程と、
    前記収集拒否判断手段が、前記廃棄物情報取得工程によって取得された情報にかかる廃棄物が、前記収集制限実施情報記録工程によって記録された情報にかかる、廃棄物の収集を制限する措置がとられた排出者によって排出された廃棄物である場合に、前記廃棄物の収集をおこなわない措置をとると判断する収集拒否判断工程と、
    前記指示情報送信手段が、前記収集拒否判断工程によって判断された措置にかかる指示情報を、前記廃棄物収集車両に設けられた情報端末または前記廃棄物収集作業員によって携帯される情報端末において出力するように、当該指示情報を当該情報端末へ送信する指示情報送信工程と、
    を含んだことを特徴とする廃棄物収集管理方法。
  6. 請求項5に記載の廃棄物収集管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする廃棄物収集管理プログラム。
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