JP5015888B2 - 回転工具用アタッチメント及び回転工具 - Google Patents
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Description
また、回転工具の後方に配置されるモータに対してインペラを結合させるため、吸塵装置の本体が後方寄りとなる上、そこから先端工具部位に接続した吸塵ヘッドから吸塵を行うため、吸塵装置が回転工具のハウジングの下面全体に亘って装着される格好となり、全体が大型化して使い勝手が悪くなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、アタッチメントを装着した際のコンパクト化をより効果的とするために、後段出力軸を、回転工具の先端に設けたビットを一体回転させる最終出力軸としたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、回転工具における最終出力軸の先端部を、ビットを装着した状態で着脱可能な交換ユニットとしたものにあって、回転工具用アタッチメントの着脱を容易に行うために、連結部材を交換ユニットに連結することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1の構成において、後段出力軸を、回転工具の先端に設けたビットを一体回転させる最終出力軸とモータの出力軸との間に設けられた中間軸としたことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、ハウジング内に、モータと、そのモータの出力軸から減速されて回転する後段出力軸とを設けた回転工具であって、ハウジングに、請求項1乃至4の何れかに記載の回転工具用アタッチメントの連結部材を後段出力軸との連結位置に導く導入部を備えると共に、後段出力軸に、連結部材との連結部を形成して、回転工具用アタッチメントを装着したことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5の構成において、ハウジングが、最終出力軸とモータの出力軸とが平行に配置されるピストル形であることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、回転工具用アタッチメントが回転工具の最前方に配置されてハウジングの下方がすっきりする。よって、回転工具用アタッチメントを装着した際のコンパクト化がより効果的に達成可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加えて、回転工具用アタッチメントの着脱が交換ユニットの着脱に合わせて容易に行える。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、回転工具用アタッチメントの装着に係る回転工具の設計変更が少なくて済み、既存の回転工具にも回転工具用アタッチメントが簡単に装着可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5の効果に加えて、ピストル形のハウジングを有する回転工具でも支障なく回転工具用アタッチメントを装着可能となる。
[形態1]
図1は、回転工具の一例であるハンマードリルに回転工具用アタッチメント(以下単に「アタッチメント」という。)を装着した状態を示す説明図である。
ハンマードリル1は、全体が倒L字形(ピストル形)で、ハウジング2の後方には、モータ3が、出力軸4を前向き(左側を前方とする)にした姿勢で収容されて、その前方下側には、後端に設けた第1ギヤ6を出力軸4と噛合させた中間軸5が、出力軸4と平行に軸支され、中間軸5の前方上側には、前端にビットを差し込み可能な筒状のツールホルダ(最終出力軸)7が中間軸5と平行に軸支されている。8はハンドルで、内部には、前方にトリガー10を突出させたスイッチ9が設けられている。
ここで、ドリルモード又はハンマードリルモードを選択すると、中間軸5の回転が第2ギヤ19及びギヤ20を介してツールホルダ7に伝わるため、ツールホルダ7の前筒15と一体の第1ベベルギヤ33も回転する。よって、第2ベベルギヤ35を介して増速シャフト34が回転し、大径ギヤ40及び小径ギヤ41を介してファンシャフト37を回転させる。
さらに、第1ベベルギヤ33を交換ユニット18の前筒15に連結しているので、アタッチメント30の着脱が交換ユニット18の着脱に合わせて容易に行える。
さらに、連結部材としてはベベルギヤに限らず、スパーギヤ等の他のギヤを用いて増速機構への回転伝達を行ってもよい。
次に、他の形態を説明する。なお、形態1と同じ構成部には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
図2に示すアタッチメント30は、ツールホルダ7でなく、中間軸5から動力を得ている点が形態1と異なる。ここでは、第1ベベルギヤ33はケース32内でボールベアリング50によって軸支されると共に、同軸で設けたシャフト部51が、ケース32を貫通して後方へ突出している。一方、ハウジング2における中間軸5の前方位置には、導入部としての導入孔52が形成されており、アタッチメント30の装着状態で、シャフト部51が導入孔52を貫通してハウジング2内へ突出するようになっている。中間軸5の前端面には、シャフト部51の後端面に同軸で突設された連結軸53と角形同士の嵌合で結合する連結部としての連結孔54が形成されている。なお、装着部31は、ハウジング2の前端部に外装されるリング状となっており、ツールホルダ7は先端部が着脱されない一体型となっている。
特にここでは、後段出力軸を、ツールホルダ7と出力軸4との間に設けられた中間軸5としたことで、アタッチメント30の装着に係るハンマードリル1の設計変更が少なくて済み、中間軸5に連結孔54を、ハウジング2に導入孔52を夫々形成する簡単な設計変更で既存のハンマードリル1にもアタッチメント30が装着可能となる。
さらに、ここでも連結部材はベベルギヤに限らず、スパーギヤ等の他のギヤが採用可能である。
さらに、上記形態では、連結部材を最終出力軸又は中間軸に連結しているが、他の後段出力軸を利用しても差し支えない。
その他、モータが出力軸を上下方向に向けた姿勢で収容されるタイプでもよいし、ハンマードリルに限らず、ドリルや振動ドリル等の他の回転工具であっても本発明は適用可能である。
Claims (6)
- ハウジング内に、モータと、そのモータの出力軸から減速されて回転する後段出力軸とを設けた回転工具に装着されて吸塵機能を付加するための回転工具用アタッチメントであって、
前記ハウジングに装着されるケース内に、前記ケースを前記ハウジングへ装着した状態で前記後段出力軸に同軸で連結され、前記後段出力軸と一体回転する連結部材と、その連結部材の回転を増速する増速機構と、その増速機構により回転する吸込ファンと、その吸込ファンの上流側に位置するフィルタとを備え、前記後段出力軸の回転によって前記連結部材及び増速機構を介して前記吸込ファンを回転させ、前記ケース内へ外気を吸い込むことを特徴とする回転工具用アタッチメント。 - 前記後段出力軸を、前記回転工具の先端に設けたビットを一体回転させる最終出力軸としたことを特徴とする請求項1に記載の回転工具用アタッチメント。
- 前記回転工具における前記最終出力軸の先端部を、前記ビットを装着した状態で着脱可能な交換ユニットとしたものにあっては、前記連結部材を前記交換ユニットに連結することを特徴とする請求項2に記載の回転工具用アタッチメント。
- 前記後段出力軸を、前記回転工具の先端に設けたビットを一体回転させる最終出力軸と前記モータの出力軸との間に設けられた中間軸としたことを特徴とする請求項1に記載の回転工具用アタッチメント。
- ハウジング内に、モータと、そのモータの出力軸から減速されて回転する後段出力軸とを設けた回転工具であって、
前記ハウジングに、請求項1乃至4の何れかに記載の回転工具用アタッチメントの連結部材を前記後段出力軸との連結位置に導く導入部を備えると共に、前記後段出力軸に、前記連結部材との連結部を形成して、前記回転工具用アタッチメントを装着したことを特徴とする回転工具。 - 前記ハウジングが、前記最終出力軸とモータの出力軸とが平行に配置されるピストル形であることを特徴とする請求項5に記載の回転工具。
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