JP5013819B2 - 樹脂組成物およびカレンダーシート - Google Patents

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本発明は、樹脂組成物およびカレンダーシートに関するものであり、詳しくは、カレンダー成形性に優れ、かつ耐白化性に優れた樹脂組成物およびカレンダーシートに関するものである。
従来より、家具、ドア、ドア枠、腰板、巾木、窓枠などの表面材などに使用される化粧シートには、塩化ビニル系樹脂フィルムが多量に使用されていた。塩化ビニル系樹脂化粧シートは、ダブリング装置の加熱ドラム上で、透明な塩化ビニル系樹脂フィルムと印刷を施した着色塩化ビニル系樹脂フィルムを重ねて熱圧着し、さらにエンボスロールでフィルム表面にエンボスの型押しを行うことにより製造されていた。しかし、塩化ビニル系樹脂は、焼却条件が悪いと問題が生ずる等、最近の環境問題への社会の要求から塩化ビニル系樹脂に代わる化粧シートが求められていた。
そこで、塩化ビニル系樹脂フィルムに代えて、非晶質ポリエステル樹脂フィルムを用いることが検討されている。
例えば特許文献1(特開2001−214044号公報)には、テレフタル酸からなるジカルボン酸成分と、20〜35モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールと65〜80モル%のエチレングリコールからなるジオール成分とから構成された非晶質ポリエステル樹脂を主成分とする樹脂成分100重量部に対して、アクリルゴム系改質剤1〜17重量部および滑剤1〜3重量部を含んでなることを特徴とするポリエステル系樹脂組成物が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載された樹脂組成物をカレンダー成形に供した場合、ストレーナに設置されたメッシュに目詰まりが生じたり、ロール剥離性が悪いなど、カレンダー成形性に大きな課題がある。また得られたカレンダーシートの耐白化性が不十分であるという問題点もある。
また特許文献2(国際公開WO99/40154号パンフレット)には、(A)完全非晶性ポリエステル系樹脂50〜99重量%、およびアクリル系ゴム粒子に、(メタ)アクリル酸エステルおよびビニル芳香族をグラフト重合して得られる(C)グラフト共重合体1〜50重量%からなる樹脂組成物が開示されている。
しかし特許文献2に記載された樹脂組成物も、前記特許文献1と同様に、カレンダー成形性に課題が残っている。
特開2001−214044号公報 国際公開WO99/40154号パンフレット
したがって本発明の目的は、カレンダー成形性に優れ、かつ耐白化性に優れた樹脂組成物およびカレンダーシートを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、(i)テレフタル酸からなるジカルボン酸成分と、(ii)エチレングリコール60.5〜72.5モル%、ジエチレングリコール1.5〜6モル%および1,4−シクロヘキサンジメタノール26〜38モル%からなるジオール成分(但し、前記エチレングリコール、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールの合計は100モル%であり、かつ前記1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス65〜75モル%およびシス25〜35モル%から構成される)と、から構成されたポリエステル系樹脂(a)50〜99質量%;および
アクリル系ゴム(b)1〜50質量%、からなり、
前記ポリエステル系樹脂(a)のGPC測定(RI検出器)による数平均分子量が16000〜24000であることを特徴とする樹脂組成物である。
請求項2に記載の発明は、前記アクリル系ゴム(b)が、アクリル系ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステルおよび/または芳香族ビニル系化合物をグラフト重合して得られるグラフト共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物である。
請求項3に記載の発明は、前記ポリエステル系樹脂(a)におけるジエチレングリコール量が、2.5〜4モル%であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂組成物100質量部に対し、炭素数28〜32の直鎖脂肪酸および/またはその誘導体系ワックス(c)0.2〜10質量部を配合したことを特徴とする樹脂組成物である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂組成物からなる、カレンダー成形シート用樹脂組成物である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のカレンダー成形シート用樹脂組成物をカレンダー成形してなるカレンダーシートである。
本発明は、ポリエステル系樹脂(a)のジカルボン酸成分とジオール成分の種類および含有量を特定し、かつアクリル系ゴム(b)を併用しているので、低いカレンダー成形温度で成形が可能;カレンダー成形したシート両端部の厚みのコントロールが可能;カレンダー成形時のストレーナに設置されたメッシュの目詰まりが少ない;ロール剥離性(テイクオフ時の金属ロールへのベタツキ防止)が良好であるなど、カレンダー成形性に優れ、なおかつ耐白化性に優れた樹脂組成物およびカレンダーシートを提供することができる。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
ポリエステル系樹脂(a)
本発明で使用するポリエステル系樹脂(a)は、(i)テレフタル酸からなるジカルボン酸成分と、(ii)エチレングリコール60.5〜72.5モル%、ジエチレングリコール1.5〜6モル%および1,4−シクロヘキサンジメタノール26〜38モル%からなるジオール成分(但し、前記エチレングリコール、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールの合計は100モル%であり、かつ前記1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス65〜75モル%およびシス25〜35モル%から構成される)とから構成される樹脂である。
上記ジエチレングリコール部分を所定の割合で含有するポリエステルを調製するには、例えば、ジオール成分として所定量のジエチレングリコールが使用される。しかし、ジエチレングリコールではなく、エチレングリコールを使用した場合にも、その縮合反応によりジエチレングリコール部分が形成される。通常、エチレンテレフタレート部分を含むポリエステルは、その製造過程で上記エチレングリコールの縮合反応によりジエチレングリコール部分が形成される。上記ジエチレングリコール部分の含有量は、ポリエステルの製造方法、反応時の条件および用いられる触媒などにより異なる。
本発明におけるポリエステル系樹脂(a)は、全体として、一般に1,4−シクロヘキサンジメタノール変性量が31モル%前後のポリエステル系樹脂を製造するときに副生するジエチレングリコール部分の量よりも多量のジエチレングリコール部分を含有する。従って、本発明において、上記所定量のジエチレングリコールを含有させるには、通常結晶性ポリエステルからなる飲料用ボトルやボトル用シュリンクフイルム等の分野ではすでに公知であるがその含有量に応じて、ジオール成分として通常、エチレングリコールの他に、さらに必要量のジエチレングリコールが使用される。あるいは、ポリエステルの製造条件や触媒を最適化することによってもエチレングリコールから副生するジエチレングリコールの量を制御することも可能である。
本発明におけるポリエステル系樹脂(a)は、いずれも従来の方法により製造され得る。例えば、ジカルボン酸とジオールとを直接反応させる直接エステル化法;ジカルボン酸ジメチルエステルとジオールと、を反応させるエステル交換法などを用いて(共重合)ポリエステルが調製される。調製は、回分式および連続式のいずれの方法で行われてもよい。
ジエチレングリコールの含有量は、1.5〜6モル%、好ましくは2.5〜4.0モル%である。
ジエチレングリコールが好ましい範囲の場合、エチレングリコールは60.5〜71.5モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノールは26〜37モル%であることが好ましい。
なお、イーストマンケミカル社製Provistaは、第三成分としてジエチレングリコールの代わりにトリメリット酸無水物を含むが本発明の目的には好ましくない。
ポリエステル系樹脂(a)は、溶融状態からの結晶化半時間が少なくとも5分、好ましくは少なくとも12分のポリエステルである。結晶化半時間は、パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)モデルDSC−2示差走査熱量計を使用して測定する。15.0mgのサンプルをアルミニウムパンの中に密封し、約320℃/分の速度で290℃で2分間加熱する。次いで、サンプルを、所定の等温結晶化温度まで約320℃/分(装置として不可能な場合は20℃/分)の速度で、ヘリウムの存在下に、直ちに冷却する。結晶化半時間は、等温結晶化温度に達してからDSC曲線上の結晶化ピークの点までの時間間隔として決定する。
なお、ジエチレングリコールが1.5モル%未満であると、カレンダー成形温度が高くなりすぎる、カレンダーシート成形時の両端厚みコントロール性に劣る、ストレーナのメッシュ交換頻度が増える、ロール剥離性に劣る、耐白化性が悪化するなどの問題点が生じる。6モル%を超えるとカレンダー成形温度が高くなりすぎる、カレンダーシート成形時の両端厚みコントロール性に劣る、ストレーナのメッシュ交換頻度が増える、ロール剥離性に劣る、耐白化性が悪化するなどの問題点が生じる。
また、エチレングリコールが前記の範囲外であると、ポリエステル樹脂の結晶化がおこりフィルムの収縮が極めて大きくなり、柔軟性も損なわれ、1,4−シクロヘキサンジメタノールが前記の範囲外であると、ポリエステル樹脂の結晶化がおこりフィルムの収縮が極めて大きくなり、柔軟性も損なわれ、好ましくない。
エチレングリコールと1,4−シクロヘキサンジメタノールの量関係において、前記範囲では、結晶化度が最も低く(結晶化時間が極めて長く)なる。これにより、フィルムの収縮が抑制され、柔軟性が高まる。また、カレンダーシート成形時の両端厚みコントロール性が高まり、ストレーナのメッシュ交換頻度が減少し、ロール剥離性も一層良好となる。
また本発明では、前記1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス65〜75モル%およびシス25〜35モル%から構成されることが必要である。トランスが65モル%未満あるいは75モル%超であると、カレンダー成形温度が高くなりすぎる、カレンダーシート成形時の両端厚みコントロール性に劣る、ストレーナのメッシュ交換頻度が増える、ロール剥離性に劣る、耐白化性が悪化するなどの問題点が生じる。
1,4−シクロヘキサンジメタノールの製造方法は公知であり、例えば1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジメチルエステルを銅クロム触媒の存在下で水素化した後蒸留して得ることができる。トランスおよびシス量の調整方法も公知であり、例えば特許第2537401号公報に開示されている。なお、該公報にはトランス量が90%を超える1,4−シクロヘキサンジメタノールの製造例が記載されているが、このような1,4−シクロヘキサンジメタノールは本発明の目的上、使用することができない。
本発明で使用するポリエステル系樹脂(a)は(以下の測定条件で行った)GPC測定(RI検出器)によるスチレン換算の数平均分子量が16000〜24000であることが好ましい。この範囲で有ればカレンダー成形温度が高くなり、カレンダーシート成形時のロール剥離性、シートの両端厚みコントロール性が極めて良好である。
測定装置名:島津製作所製HPLC VP
使用カラム:ShodexK806L(8mmφ×300mm)×2本
溶媒:クロロホルム液クロ用特級
サンプル濃度:0.2%(w/v)
流量:1ml/min
検出器:RI
注入量:100μl
測定温度:35℃
なお、前記のように本発明におけるジカルボン酸成分はテレフタル酸のみを使用する。例えば、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボキシレートなどのその他のジカルボン酸類を1モル%以上含むような場合は、本発明の目的を達成することができない。
アクリル系ゴム(b)
本発明の樹脂組成物に配合されるアクリル系ゴム(b)は、代表的なものとして、ブチルアクリレートのようなアクリル酸エステルと少量の架橋モノマーとを重合させたアクリル系ゴムからなるコア部に、メチルメタクリレート、アクリロニトリル、スチレンなどのビニル単量体がグラフト重合されシェル部が構成された多層構造のゴム粒子で、例えば、呉羽化学社製の「HIA−80」、ローム・アンド・ハース社製の「アクリロイドKM−330」、三菱レイヨン社製の「メタブレンW−300A」(メタクリル酸メチル・アクリル酸アルキル・スチレン共重合体)、「メタブレンW−530A」、クラレ社製の「パラフェイスME−120」、カネカ社製の「カネエースFM」などとして市販されている改質剤が好適に用いられる。
アクリル系ゴム粒子の粒子径は0.05〜1.0μmのものが好ましい。さらに好ましくは、0.05〜0.5μmのものである。
本発明の樹脂組成物は、前記(a)成分50〜99質量%および(b)成分1〜50質量%からなる。好ましくは、(a)成分60〜99質量%および(b)成分1〜40質量%、さらに好ましくは(a)成分80〜99質量%および(b)成分1〜20質量%である。(b)成分の割合が1〜50質量%の範囲外であるとカレンダー成形性を改善することができない。また耐白化性も悪化する。表面平滑性や風合い・硬さを特に要求される用途においては、(b)成分の上限が20重量%であることが好ましい。
また本発明では、カレンダー成形性をさらに高めるために、各種添加剤を使用してもよい。
本発明で使用するのに適切な添加剤は、カレンダリング技術分野で公知であり、これにはワックス、スリップ剤またはこれらの混合物が含まれる。このような添加剤の例には、ステアラミドのような脂肪酸アミド;ステアリン酸カルシウムおよびステアリン酸亜鉛のような有機酸の金属塩;ステアリン酸、オレイン酸およびパルミチン酸のような脂肪酸およびエステル;パラフィンワックス、ポリエチレンワックスおよびポリプロピレンワックスのような炭化水素ワックス;化学的に変性したポリオレフィンワックス;カルナウバのようなエステルサックス;グリセロールモノ−およびジステアレート;タルク並びにアクリルコポリマー(例えば、ローム・アンド・ハース社(Rohm & Haas) から入手できるパラロイド(PARALOID)K175)を含む。中でも好ましくは、グリセロールモノステアレートである。
上記とは別に、本発明では、下記の炭素数28〜32の直鎖脂肪酸および/またはその誘導体系ワックス(c)を使用するのがとくに好ましい。この(c)成分を使用することにより、カレンダー成形性がさらに向上する。
(c)成分としては、例えば炭素数28〜32の直鎖脂肪酸またはその誘導体の単体や、混合物であることができる。該炭素数が28〜32の範囲であると、添加剤の分散不良に起因するブツの発生が見られず、ロール剥離性も良好となる。また、前記誘導体は、炭素数28〜32の直鎖脂肪酸を鹸化したもの、エステル化したもの等が挙げられる。なお、エステル化物は、炭素数28〜32の直鎖脂肪酸をグリコール類でエステル化したものが好ましい。このようなグリコール類を用いたエステル化物は、下記式(1)で表される構造を有する。
Figure 0005013819
式中、Rは脂肪酸の直鎖部分を表し、Qは炭素数2または3のアルキレン基を表す。なお、式(1)のエステル化物は、Q基を介して2分子の脂肪酸が結合しているが、この形態も本発明における(c)成分に含まれるものとする。
本発明でとくに好ましい(c)成分は、モンタン酸をエチレングリコールまたはブチレングリコールでエステル化したものであり、最適には、モンタン酸をブチレングリコールで部分エステル化し、残りを水酸化カルシウムで鹸化した混合物である。このような最適の(c)成分は、市販されているものを利用することもでき、例えばクラリアントジャパン製のモンタン酸部分ケン化エステルのリコワックスOP(融点75℃)が挙げられる。
(c)成分の配合割合は、前記ポリエステル系樹脂(a)100質量部に対し、0.2〜10質量部、好ましくは0.5〜5質量部である。(c)成分の配合割合が0.2質量部以上であることにより、(c)成分の凝集や、分散不良に起因するブツの発生を抑制することができる。またフィルム表面平滑性、ロール剥離性を改善し、フローマークの発生を防止することができる。10質量部以下であることにより、シート表面への吹き出しによるベタツキが発生しにくい。
本発明で使用する樹脂組成物を製造する方法としては前記各成分を個別に準備し、通常の混練装置、例えばヘンシェルミキサー、タンブラーなどを用いて混練し、単軸押出機、二軸押出機バンバリーミキサーなど通常の賦形に用いられる装置により賦形して組成物となす方法を採用することができる。また、本発明の樹脂組成物には、必要に応じて、通常の添加剤として使用される抗酸化剤、熱安定剤、耐光性向上剤、紫外線吸収剤、滑剤、可塑剤、離型剤、帯電防止剤、摺動性向上剤、着色剤などを添加することもできる。
本発明の樹脂組成物を用いてカレンダーシートを製造する方法について説明する。カレンダー成形機の種類はとくに制限されない。例えば使用するカレンダー装置に特に制限はなく、例えば、直立型3本ロール、直立型4本ロール、L型4本ロール、逆L型4本ロール、Z型ロールなどを挙げることができる。また、カレンダー処理条件もとくに制限されない。例えばカレンダーロールの温度は、130〜250℃の範囲が好ましい。
本発明のカレンダーシートの厚さは、例えば30〜1000μm、好ましくは50〜500μmである。
また、本発明の樹脂組成物は、公知の手段に基づき、押出成形に供することもできる。
この場合、押出シートの厚さは、例えば30〜1000μm、好ましくは50〜500μmである。
また、本発明のカレンダーシートは、他の熱可塑性樹脂シートとラミネートすることができる。他の熱可塑性樹脂としては、非晶質のポリエステル樹脂が好ましいものとして挙げられる。これとは別に、カレンダーシートと、前述の本発明における(a)成分からなるシートとをラミネートしてもよい。
以下、実施例および比較例により本発明をさらに説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。
下記例では、次の各種材料のいずれかを使用した。
(1)ポリエステル系樹脂(a−1)
グリコール成分:エチレングリコール(EG)66.2モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)31.0モル%およびジエチレングリコール(DEG)2.8モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸(TPA)
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21000である。
なお、上記の各成分の構成割合は、13C−NMR(核磁気共鳴装置(NMR)日本電子製GX−400)を用い、試料約40mgを5mm径の試料管中で重水素化クロロホルムで溶解し測定試料として測定し確認したものである(以下も同様)。
(2)ポリエステル系樹脂(a−2)
グリコール成分:エチレングリコール63.0モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール6.0モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21000である。
(3)ポリエステル系樹脂(a−3)
グリコール成分:エチレングリコール66.5モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール2.5モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21000である。
(4)ポリエステル系樹脂(a−4)
グリコール成分:エチレングリコール65.0モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール4.0モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21500である。
(5)ポリエステル系樹脂(a−5)
グリコール成分:エチレングリコール67.5モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール1.5モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21000である。
(6)ポリエステル系樹脂(a−6)
グリコール成分:エチレングリコール67.0モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール2.0モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21000である。
(7)比較用ポリエステル系樹脂(a’−1)
グリコール成分:エチレングリコール68.0モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール1.0モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は20500である。
(8)比較用ポリエステル系樹脂(a’−2)
グリコール成分:エチレングリコール67.8モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール1.2モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21500である。
(9)比較用ポリエステル系樹脂(a’−3)
グリコール成分:エチレングリコール66.2モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール2.8モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス60モル%およびシス40モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は20500である。
(10)比較用ポリエステル系樹脂(a’−4)
グリコール成分:エチレングリコール66.2モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール2.8モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス80モル%およびシス20モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21000である。
(11)比較用ポリエステル系樹脂(a’−5)
グリコール成分:エチレングリコール62.8モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール6.2モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21000である。
(12)比較用ポリエステル系樹脂(a’−6)
グリコール成分:エチレングリコール66.2モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール2.8モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸99.0モル%および1,4−シクロヘキサンジカルボン酸1.0モル%
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21000である。
(13)比較用ポリエステル系樹脂(a’−7)
グリコール成分:エチレングリコール66.2モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール2.8モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸99.0モル%および1,3−シクロヘキサンジカルボン酸1.0モル%
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21500である。
(14)比較用ポリエステル系樹脂(a’−8)
グリコール成分:エチレングリコール66.2モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール2.8モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸99.0モル%および1,2−シクロヘキサンジカルボン酸1.0モル%
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は20500である。
(15)比較用ポリエステル系樹脂(a’−9)
グリコール成分:エチレングリコール66.2モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール2.8モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸99.0モル%および1,4−シクロヘキサンジカルボキシレート1.0モル%
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21000である。
(16)比較用ポリエステル系樹脂(a’−10)
グリコール成分:エチレングリコール66.2モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール31.0モル%およびジエチレングリコール2.8モル%(1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス70モル%およびシス30モル%から構成される)
ジカルボン酸成分:テレフタル酸ジメチル99.0モル%および1,4−シクロヘキサンジカルボン酸1.0モル%
から構成されるポリエステル。
該ポリエステルのGPC測定(RI検出器)による数平均分子量は21000である。
(17)アクリル系ゴム(b−1)
製造会社:カネカ社
商品名:カネエースFM
組成:ブチルアクリレート重合体をコアとし、メタクリル酸エステル、アクリロニトリルをグラフトさせシェルとした共重合体
ゴム粒子径:0.05〜0.1μm
(18)アクリル系ゴム(b−2)
製造会社:三菱レイヨン社
商品名:メタブレンW−300A
(19)ワックス成分(c)
製造会社:クラリアントジャパン
商品名:リコワックス−OP(モンタン酸部分ケン化エステル。鹸化部分はカルシウム塩、融点75℃)
(実施例1〜20および比較例1〜23)
(カレンダー成形性)
表1に示す配合処方を有する各種組成物を、バンバリーミキサーを用いて溶融混練し、カレンダー成形し、厚さ100μmのシートを得た。カレンダー成形機としては、逆L型を用いた。
このときのカレンダー成形性を温度を観点として調べた。具体的には、カレンダーロールの温度を低温度から段階的に上げていき、肌荒れ、エアマークがなく、平滑性の高いシート外観性が得られた最低温度を、カレンダー成形性の評価温度とした。カレンダー成形機は4本ロールのものを使用し、各ロール温度は、全て同一の温度で行った。また、カレンダー成形温度は下記の評価基準で分類した。
◎: 185℃を超えて〜195℃、○: 175℃を超えて〜185℃、または、195℃を超えて〜200℃、×: 良好なシートが得られなかった場合、として評価した。
カレンダー成形シートの両端部の厚みのコントロール性を調べた。具体的には、カレンダー成形温度は、肌荒れ、エアーマークがなく、平滑性の高い外観性の得られる最低温度条件で、フィルム中央部の厚みを正確に100μmに合わせた際の両端の厚みを測定した。この時、中央部に対しての厚みブレの程度によって、下記の評価基準で分類した。
◎:±0〜3μm未満、○:±3〜5μm未満、△:±5〜10μm未満、×:±10μm以上、として評価した。
また、この成形工程におけるストレーナ部のスクリーン(100メッシュ金網)交換頻度を調べた。
◎:6時間に1回、○:4時間に1回、△:2時間に1回、×:1時間以内に1回、として評価した。
また、ロール剥離性を、○:ロールから均一に剥離する、△:ロールから均一に剥離せず得られるシートの平滑性に劣る、×:ロールに粘着し剥離せずシート製造不可として調べた。
結果を表1に示す。
Figure 0005013819
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表1において、配合処方の数値は質量部である。実は実施例を、比は比較例を意味する。
また、*1は、カレンダーロールから剥離困難であり、シート化不可能であることを意味する。
表1の結果から、本発明の組成物を用いた各実施例では、比較例に比べて、低いカレンダー成形温度で成形が可能;カレンダー成形したシート両端部の厚みのコントロールが可能;カレンダー成形時のストレーナに設置されたメッシュの目詰まりが少ない;ロール剥離性が良好であるなど、カレンダー成形性に優れていることが分かる。
本発明によれば、カレンダー成形性に優れ、かつ耐白化性に優れた樹脂組成物およびカレンダーシートを提供することができる。

Claims (6)

  1. (i)テレフタル酸からなるジカルボン酸成分と、(ii)エチレングリコール60.5〜72.5モル%、ジエチレングリコール1.5〜6モル%および1,4−シクロヘキサンジメタノール26〜38モル%からなるジオール成分(但し、前記エチレングリコール、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールの合計は100モル%であり、かつ前記1,4−シクロヘキサンジメタノールはトランス65〜75モル%およびシス25〜35モル%から構成される)と、から構成されたポリエステル系樹脂(a)50〜99質量%;および
    アクリル系ゴム(b)1〜50質量%、からなり、
    前記ポリエステル系樹脂(a)のGPC測定(RI検出器)による数平均分子量が16000〜24000である
    ことを特徴とする樹脂組成物。
  2. 前記アクリル系ゴム(b)が、アクリル系ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステルおよび/または芳香族ビニル系化合物をグラフト重合
    して得られるグラフト共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 前記ポリエステル系樹脂(a)におけるジエチレングリコール量が、2.5〜4モル%であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂組成物100質量部に対し、炭素数28〜32の直鎖脂肪酸および/またはその誘導体系ワックス(c)0.2〜10質量部を配合したことを特徴とする樹脂組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂組成物からなる、カレンダー成形シート用樹脂組成物。
  6. 請求項に記載のカレンダー成形シート用樹脂組成物をカレンダー成形してなるカレンダーシート。
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