JP5013744B2 - 導電性発泡部材 - Google Patents

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Description

本発明は、導電性発泡部材に関する。
発泡スチロール製の複数個の分割部材から作られ、この分割部材に規格化した凸形状の嵌合部と凹形状の係合部とを形成し、嵌合部と係合部とを利用して各分割部材を組み合わせることで、一定の形状にすることが可能な発泡スチロール梱包材がある(特許文献1参照)。この発泡スチロール梱包材は、規格化した嵌合部と係合部とによってその数や組み合せの変更が可能であり、大きさや形状の異なる製品の梱包に対応することができる。
特開2003−226367号公報
前記特許文献1に開示の梱包材は、それを形成する発泡スチロールが大きな表面固有抵抗と誘電率とを有するから、表面摩擦によって梱包材それ自体が容易に帯電する。発泡スチロールは絶縁体であり、梱包材の表面に静電気が帯電すると、その帯電状態を解除することができず、梱包材に梱包された製品を通じて静電気が地絡する場合があり、製品の電気的故障の原因になりかねない。また、発泡スチロールの原料であるポリスチレン樹脂は、その構造式が示すように、ベンゼン環を有する鎖状炭化水素高分子であり、その焼却時にベンゼン環の炭素と酸素とが反応して二酸化炭素に変化する。しかし、分子構造上酸素数よりも炭素数が多いので、酸素と反応できない残余の炭素が不完全燃焼し、炭素が煤となって焼却時に煤煙が発生する。さらに、ポリスチレン樹脂は、燃焼カロリーが約9000〜10000Kcal/Kgであり、高い焼却温度でなければ焼却することができず、焼却時に焼却炉を損傷してしまう場合がある。
本発明の目的は、一時的に静電気が発生したとしても、それを容易に地絡させることができ、静電気の帯電を防ぐことができる導電性発泡部材を提供することにある。本発明の他の目的は、焼却時に煤煙の発生がなく、低い焼却温度で焼却することができる導電性発泡部材を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明は、ポリオレフィン系合成樹脂と紙パウダーと澱粉と導電性フィラーとを原料とし、前記ポリオレフィン系合成樹脂と前記紙パウダーと前記澱粉と前記導電性フィラーとを加熱下に混合した高温の混合物に水を加え、混合物の内部における水の気化によって、該混合物の内部に多数の気泡を形成しつつ、該混合物を所定倍率に膨張させることで作られた導電性発泡部材である。
本発明の導電性発泡部材は、混合物の全重量に対するポリオレフィン系合成樹脂の混合割合が20〜35重量%、混合物の全重量に対する紙パウダーの混合割合が40〜60重量%、混合物の全重量に対する澱粉の混合割合が10〜30重量%、混合物の全重量に対する導電性フィラーの混合割合が10〜20重量%の範囲にあり、紙パウダーの平均粒径が50〜200μm、澱粉の平均粒径が10〜200μmの範囲にある。
本発明の他の一例としては、混合物が導電性ポリマー粒子を含み、ポリオレフィン系合成樹脂の全重量に対する導電性ポリマー粒子の混合割合が20〜50重量%の範囲にある。
本発明にかかる導電性発泡部材によれば、それが導電性フィラーを含み、発泡部材自体が導電性を有し、発泡部材に電気が容易に流れるから、表面摩擦によってその表面に静電気が一時的に発生したとしても、発泡部材を通じて静電気を容易に地絡させることができ、静電気の帯電を防ぐことができる。導電性発泡部材は、それが導電性フィラーの他に紙パウダーと澱粉とを含むから、発泡スチロールと比較してその表面固有抵抗が小さく、表面摩擦によって静電気が発生し難い。導電性発泡部材は、それが紙パウダーや澱粉、導電性フィラーを含むから、それがポリオレフィン系合成樹脂のみから作られる場合と比較してその燃焼カロリーが低く、低い焼却温度で焼却することができ、その焼却時に焼却炉を傷めることはない。また、この導電性発泡部材は、ポリスチレン樹脂を含有しないから、その焼却時に煤煙の発生がなく、環境に悪影響を及ぼすことはない。
混合物が導電性ポリマーを含み、ポリオレフィン系合成樹脂の全重量に対する導電性ポリマーの混合割合が20〜50重量%の範囲にある導電性発泡部材は、それが導電性フィラーの他に導電性ポリマーを含むから、発泡部材の導電性をさらに向上させることができ、静電気の帯電を確実に防ぐことができる。この導電性発泡部材は、表面摩擦によってその表面に静電気が一時的に発生したとしても、発泡部材自体が高い導電性を有するから、発泡部材を通じて静電気を容易に地絡させることができる。導電性発泡部材は、それが紙パウダーや澱粉、導電性フィラーを含むから、それがポリオレフィン系合成樹脂や導電性ポリマーのみから作られる場合と比較してその燃焼カロリーが低く、低い焼却温度で焼却することができ、その焼却時に焼却炉を傷めることはない。また、この導電性発泡部材は、ポリスチレン樹脂を含有しないから、その焼却時に煤煙の発生がなく、環境に悪影響を及ぼすことはない。
添付の図面を参照し、本発明に係る導電性発泡部材の詳細を説明すると、以下のとおりである。図1は、一例として示す導電性発泡部材10Aの斜視図であり、図2は、導電性発泡部材10Aの製造方法の一例を示す概略図である。図1では、縦方向を矢印A、横方向を矢印Bで示し、厚み方向を矢印Cで示す。この導電性発泡部材10Aは、縦方向へ長い四角柱状を呈し、矩形の上面11および矩形の下面12と、上下面11,12間に延びる矩形の4つの側面13とを有する六面体である。発泡部材10Aの縦方向の寸法や横方向の寸法、上下面11,12間の厚み寸法に特に限定はないが、縦方向の寸法が5〜100cm、横方向の寸法の寸法が5〜50cm、厚み寸法が2〜30cmの範囲にあることが好ましい。また、発泡部材10Aの形状について特に限定はなく、四角柱状の他に、円柱状や多角柱状等の形状を自由に選択することができる。発泡部材10Aの内部には、独立した多数の気泡14が形成されている。気泡14は、その形状や大きさが一様ではなく、縦横方向と厚み方向とへ不連続かつ不規則に延びている。発泡部材10Aは、図2に示すように、ポリオレフィン系合成樹脂15、紙パウダー16、澱粉17、導電性フィラー18を原料とするが、原料として導電性ポリマー粒子19や無機化合物20を加えることもできる。
ポリオレフィン系合成樹脂15には、ポリプロピレンとポリエチレンとのいずれか一方、または、それらを所定の割合で混合した樹脂を使用する。ポリプロピレンには、ブロック重合ポリプロピレン、ランダム重合ポリプロピレン、ホモ重合ポリプロピレン、メタロセン−ポリプロピレンのうちから選択された少なくとも1種類を使用することができる。ポリエチレンには、低密度ポリエチレン、リニア低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、メタロセン触媒ポリエチレン、変成ポリエチレン、エチレンビニルアセテート(EVA)のうちから選択された少なくとも1種類を使用することができる。なお、ポリプロピレンには、線状ポリプロピレンとイソプレンとラジカル重合開始剤とを反応させた改質ポリプロピレンを使用することもできる。線状ポリプロピレンには、プロピレンの単独重合体や共重合体、ブロック共重合体、ランダム共重合体のうちの少なくとも1種類を使用することができる。ラジカル重合開始剤には、過酸化物やアゾ化合物を使用することができる。
ポリオレフィン系合成樹脂15には、改質物質を混入することもできる。改質物質は、ポリオレフィン系合成樹脂15の全重量に対するその混合割合が0.1重量%以上であって10重量%以下の範囲にあることが好ましい。改質物質は、ポリオレフィン系合成樹脂15と相互に親和性を有する樹脂で、そのメルトフローインデックスが0.1〜15g/10分の範囲にあり、ポリオレフィン系合成樹脂15の流動性を向上させることができる。また、改質物質は、紙パウダー16や導電性フィラー17をポリオレフィン系合成樹脂15に接着するバインダーとして機能する。無機化合物20を含む場合はそれをポリオレフィン系合成樹脂15に接着するバインダーとしても機能する。改質物質には、エチレン−プロピレンエラストマー、水素添加スチレン−ブタジエンラバー、スチレン−エチレンブチレン・オレフィン結晶ブロックポリマーのうちの少なくとも1つを使用することができる。水素添加スチレン−ブタジエンラバーやスチレン−エチレンブチレン・オレフィン結晶ブロックコポリマーは、エチレンとブテン−1とから形成されたランダム性の高い共重合体であり、ポリマー分子中に二重結合を持たず、かつ、低結晶性で柔軟性のある透明性の高い合成樹脂である。
紙パウダー16は、広葉樹パルプと針葉樹パルプとのうちの少なくとも一方を原料としてそれらパルプを粉砕機によって粉状に微粉砕したセルロース主体のパウダー、紙の製造中に発生する破紙や損紙を粉砕機によって粉状に微粉砕したパウダー、古紙を粉砕機によって粉状に微粉砕したパウダー、または、それらを所定の割合で混合したパウダーを使用する。パルプは、機械的パルプ、化学的機械パルプ、半化学的パルプ、化学的パルプのいずれであってもよい。古紙には、新聞古紙や雑誌古紙、印刷古紙、包装古紙、段ボール古紙、OA古紙を使用することができる。澱粉17には、とうもろこし、さつまいも、バレイショ、小麦、大麦、米に含まれるそれを使用するが、とうもろこしに含まれる澱粉を使用することが好ましい。
導電性フィラー18には、銅や銅合金,銀,ニッケル,低融点合金等の金属微粒子、酸化亜鉛や酸化錫,酸化インジウム等の金属酸化物微粒子、カーボンブラック、金属繊維、炭素繊維のうちから選択された1種類またはそれらのうちの少なくとも2種類を混合したフィラーを使用することができる。なお、導電性フィラー18には、カーボンブラックを使用することが好ましく、高導電性カーボンブラック(ケッチェンブラック)を使用することがより好ましい。高導電性カーボンブラックは、DBP吸油量が350〜500cm/100gの範囲にあり、表面積(BET)が750〜1300m/100gの範囲にある。
導電性ポリマー粒子19には、ポリアセチレン系導電性ポリマー、ポリフェニレン系導電性ポリマー、ポリピロール系導電性ポリマーやポリチオフェン系導電性ポリマー等の複素環系導電性ポリマー、ポリアニリン系導電性ポリマーやスルホン酸基を有する導電性ポリマー,ホスホン酸基を有する導電性ポリマー,4級アンモニウム塩基を有する導電性ポリマー,イオン性導電性ポリマー等のイオン性官能基を有する導電性ポリマー、ラダー型・櫛型導電性ポリマー、金属元素を含む導電性ポリマーのうちから選択された1種類またはそれらのうちの少なくとも2種類を混合したポリマーを使用することができる。無機化合物20には、酸化チタン、タルク、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリン、マイカ、クレーのうちから選択された1種類またはそれらのうちの少なくとも2種類を混合した無機化合物を使用することができる。無機化合物20は、発泡部材の平均気泡径を調整する発泡核剤となる。
図2に基づいて発泡部材10Aの製造方法の一例を説明すると、以下のとおりである。発泡部材10Aの製造方法は、粒状の合成樹脂15、紙パウダー16、澱粉17、導電性フィラー18を押出機21に投入するとともに、押出機21の中段から押出機21の内部に水22を注入する。水22には、水道水を使用する。水22に特に限定はなく、軟水や硬水、純水のいずれであっても使用することができる。押出機21の内部では、スクリュを介して合成樹脂15と紙パウダー16と澱粉17と導電性フィラー18とが混合されつつ、それらが押出機21のヒータによって120〜190℃に加熱される。押出機21の内部では、合成樹脂15と澱粉17とが溶融するとともに、紙パウダー16と導電性フィラー18とが溶融した合成樹脂15と澱粉17とに混練されることで高温の混合物(図示せず)が作られる。混合物の内部では、紙パウダー16と導電性フィラー18とが略均一に分散している。
導電性ポリマー粒子19や無機化合物20を含む場合における発泡部材10Aの製造方法は、粒状の合成樹脂15や紙パウダー16、澱粉17、導電性フィラー18の他に、図2に一点鎖線で示すように、導電性ポリマー粒子19、無機化合物20を押出機21に投入するとともに、押出機21の中段から押出機21の内部に水22を注入する。押出機21の内部では、スクリュを介して合成樹脂15、紙パウダー16、澱粉17、導電性フィラー18、導電性ポリマー粒子19、無機化合物20が混合されつつ、それらが押出機21のヒータによって120〜190℃に加熱される。押出機21の内部では、合成樹脂15と澱粉17と導電性ポリマー粒子19とが溶融するとともに、紙パウダー16と導電性フィラー18と無機化合物20とが溶融した合成樹脂15と澱粉17と導電性ポリマー19とに混練されることで高温の混合物が作られる。混合物の内部では、紙パウダー16と導電性フィラー18と無機化合物20とが略均一に分散している。なお、この混合物では、それに導電性ポリマー19が含まれていればよく、無機化合物20を省くこともできる。この場合は、押出機21の内部において合成樹脂15と澱粉17と導電性ポリマー粒子19とが溶融するとともに、紙パウダー16と導電性フィラー18とが溶融した合成樹脂15と澱粉17と導電性ポリマー19とに混練されることで高温の混合物が作られる。
それら高温の混合物は、スクリュによって混練されながら押出機21の先端部23へ向かって次第に移動する。押出機21の中段から注入された水22は、スクリュを介して混合物に混入される。水22が混合物に混入されると、混合物の温度によって水22が瞬時に気化する。水22が気化すると、それにともなって混合物の内部に多数の気泡が形成され、混合物が押出機21の先端部23に取り付けられたダイ(図示せず)から押し出されたときに気泡の膨張にともなって混合物が所定倍率に一気に膨張し、四角柱状の発泡部材10Aが作られる。ダイから押し出された発泡部材10Aは、その温度が次第に低下して固形化する。発泡部材10Aの内部では、温度が低下して固化した澱粉17が気泡14を包被する膜を形成している。高温の混合物の全重量に対する水22の混合割合は、10〜30重量%の範囲にある。発泡部材10Aの内部では、紙パウダー16と導電性フィラー18とが略均一に分散している。無機化合物20を含む場合は、発泡部材10Aの内部において無機化合物20が略均一に分散している。また、発泡部材10Aの表面には、導電性フィラー18が点在下に露出している(図示せず)。
押出機21の内部における水混入前の混合物の温度は、120℃以上であって190℃以下の範囲にある。混合物の温度が120℃未満では、混入する水22の量にもよるが、水22が混合物の内部で瞬時に気化せず、混合物の内部における発泡が不十分となり、発泡部材10Aの内部に多数の気泡14を作ることができない。混合物の温度が190℃を超過すると、合成樹脂15や紙パウダー16、澱粉17、導電性ポリマー粒子19の性状が温度によって変化し、特に、紙パウダー16が黄ばんだり、黒ずんだりすることで、発泡部材10A自体が変色してしまう。発泡部材10Aの単位体積当たりの発泡倍率は、5〜60倍であり、好ましくは5〜30倍である。発泡倍率が5倍未満では、発泡部材10Aに気泡14が十分に形成されておらず、発泡部材10Aのクッション性が不十分となる。発泡倍率が60倍を超過すると、発泡部材10Aの強度が著しく低下し、わずかな衝撃で発泡部材10Aが損壊してしまう場合がある。発泡部材10Aは、独立気泡が40%以上であり、平均気泡径が2.0mm以下である。独立気泡率は50%以上が好ましく、平均気泡径は1.5mm以下が好ましい。
発泡部材10Aは、それが導電性フィラー18を含み、発泡部材10A自体が導電性を有し、発泡部材10Aに電気が容易に流れるから、表面摩擦によってその表面に静電気が一時的に発生したとしても、発泡部材10Aを通じて静電気を容易に地絡させることができる。なお、この発泡部材10Aは、四探針法によって測定した体積固有抵抗が10〜10Ω・cmの範囲にある。発泡部材10Aは、それが導電性フィラーの他に紙パウダーと澱粉とを含むから、表面固有抵抗が小さく、表面摩擦によって静電気が発生し難い。発泡部材10Aは、それが紙パウダー16と澱粉17と導電性フィラー18とを含むから(無機化合物20を混入する場合はそれを含む)、それが合成樹脂15(導電性ポリマー粒子19を含む場合は合成樹脂15と導電性ポリマー粒子19)のみから作られている場合と比較し、その燃焼カロリーが低く、その焼却処理時に焼却炉を傷めることはない。なお、発泡部材10Aの燃焼カロリーは、4500〜6000Kcal/kgの範囲にある。発泡部材10Aは、その原料である合成樹脂15や紙パウダー16、澱粉17、導電性フィラー18の混合割合(導電性ポリマー粒子19や無機化合物20を混入する場合はそれらの混合割合を含む)を変えることで、その燃焼カロリーを前記範囲で調節することができる。発泡部材10Aは、ベンゼン環を有さないポリオレフィン系合成樹脂15を使用するとともに、ポリスチレン樹脂を含有しないから、その焼却時に二酸化炭素のみが発生し、煤煙の発生がなく、環境に悪影響を及ぼすことはない。
混合物の全重量に対するポリオレフィン系合成樹脂15の混合割合は、20重量%以上であって35重量%以下の範囲にあり、混合物の全重量に対する紙パウダー16の混合割合は、40重量%以上であって60重量%以下の範囲にある。混合物の全重量に対する澱粉17の混合割合は、10重量%以上であって30重量%以下の範囲にあり、混合物の全重量に対する導電性フィラー18の混合割合は、10重量%以上であって20重量%以下の範囲にある。ポリオレフィン系合成樹脂15の混合割合が20重量%未満では、混合物の内部における発泡が不十分となり、発泡部材10Aにわずかしか気泡14が形成されず、発泡部材10Aのクッション性が不十分となり、後記する緩衝枠30(図6参照)として使用することができない。ポリオレフィン系合成樹脂15の混合割合が35重量%を超過すると、紙パウダー16や澱粉17、導電性フィラー18よりも燃焼カロリーが高い合成樹脂15の割合が増え、発泡部材10Aの燃焼カロリーが増加し、燃焼カロリーが6000kcal/kgを超過してしまう場合がある。
紙パウダー16の混合割合が60重量%を超過し、澱粉17の混合割合が30重量%を超過するとともに、導電性フィラー18の混合割合が20重量%を超過すると、加熱しても流動性を示さない紙パウダー16や澱粉17、導電性フィラー18が押出機21の内部における合成樹脂15の流動性を抑制し、押出機の内部における混合物の流動が妨げられてしまう。また、押出機21の内部において合成樹脂15と紙パウダー16と澱粉17と導電性フィラー18とが均一に混合されない場合がある。紙パウダー16の混合割合が40重量%未満、澱粉17の混合割合が20重量%未満、導電性フィラー18の混合割合が10重量%未満では、紙パウダー16や澱粉17、導電性フィラー18よりも燃焼カロリーが高い合成樹脂15の割合が増え、発泡部材10Aの燃焼カロリーが増加し、燃焼カロリーが6000kcal/kgを超過してしまう場合がある。また、導電性フィラー18の混合割合が10重量%未満では、発泡部材10Aの導電性が低下し、発泡部材10Aの表面に静電気が帯電し易くなるとともに、発泡部材10Aを通じて静電気を地絡させることができない。
発泡部材10Aが導電性ポリマー粒子19を含む場合では、ポリオレフィン系合成樹脂15の全重量に対する導電性ポリマー粒子19の混合割合が20重量%以上であって50重量%以下の範囲にある。導電性ポリマー粒子19の混合割合が20重量%未満では、発泡部材110Aの導電性を向上させることができない。発泡部材10Aが前記混合割合の導電性ポリマー粒子19を含む場合は、発泡部材10Aが導電性ポリマー粒子19を含まない場合と比較し、発泡部材10Aの導電性を一層向上させることができ、表面摩擦によってその表面に静電気が一時的に発生したとしても、発泡部材10Aを通じて静電気を容易に地絡させることができる。なお、導電性ポリマー粒子19を含む場合における発泡部材10Aの四探針法による体積固有抵抗は、10−1〜10Ω・cmの範囲にある。発泡部材10Aが無機化合物20を含む場合、混合物の全重量に対する無機化合物20の混合割合は、1重量%以上であって5重量%以下の範囲にある。無機化合物20を含む発泡部材10Aは、無機化合物20が不燃性なので、発泡部材10Aの燃焼カロリーを一層低下させることができる。
紙パウダー16は、その平均粒径が50μm以上であって200μm以下の範囲にある。紙パウダー16の平均粒径が50μm未満では、パルプや損紙、破紙、古紙を50μm未満の粒径に加工するために複数の工程を必要とするので、紙パウダー16の生産コストが高くなってしまう。その結果、発泡部材10Aの生産コストが上昇する。紙パウダー16の平均粒径が200μmを超過すると、紙パウダー16が合成樹脂15の中で分散不良を起こし、紙パウダー16が合成樹脂15の中に嵩高な継粉を形成する場合があり、発泡部材10Aの内部に紙パウダー16の塊が形成され、発泡部材10Aが脆弱となってその耐衝撃性が低下してしまう。澱粉17は、その平均粒径が10μm以上であって200μm以下の範囲にある。澱粉17の平均粒径が10μm未満では、澱粉17を10μm未満の粒径に加工するために複数の工程を必要とするので、使用する澱粉17の生産コストが高くなってしまう。澱粉17の平均粒径が200μmを超過すると、澱粉17が溶解し難くなり、澱粉17が合成樹脂15の中で分散不良を起こし、澱粉17が合成樹脂15の中に嵩高な継粉を形成する場合があり、発泡部材10Aの内部に澱粉17の塊が形成されてしまう。導電性フィラー18は、その平均粒径が50μm以上であって200μm以下の範囲にある。導電性フィラー18の平均粒径が50μm未満では、それを50μm未満の粒径に加工するために複数の工程を必要とするので、導電性フィラー18のコストが高くなってしまう。その結果、発泡部材10Aの生産コストが上昇する。導電性フィラー18の平均粒径が200μmを超過すると、導電性フィラー18が合成樹脂15の中で分散不良を起こし、導電性フィラー18が合成樹脂15の中に嵩高な継粉を形成する場合があり、発泡部材10Aの内部に導電性フィラー18の塊が形成され、発泡部材10Aが脆弱となってその耐衝撃性が低下してしまう。
図3,4は、他の一例として示す導電性発泡部材10Bの斜視図と、図3の4−4線端面図とである。図5は、発泡部材10Bに圧縮凹部24を形成するための成形加工方法を示す図である。図3,4では、縦方向を矢印A、横方向を矢印Bで示し、厚み方向を矢印Cで示す。この発泡部材10Bが図1のそれと異なるのは発泡部材10Bに圧縮凹部24が形成されている点にあり、圧縮凹部24を除くその他の構成やこの発泡部材10B自体の製造方法は図1の発泡部材10Aと同一であるから、図1と同一の符号を付すことで発泡部材10B自体の説明や製造方法の説明は省略する。また、この発泡部材10Bの原料となるポリオレフィン系合成樹脂15、紙パウダー16、澱粉17、導電性フィラー18、導電性ポリマー粒子19、無機化合物20は図1のそれらと同一である。
発泡部材10Bの両端部25の間には、発泡部材10Bの一方の側面13から他方の側面13に向かって凹む角柱状の2つの圧縮凹部24が形成されている。凹部24では、気泡14がつぶれてその発泡形態を失い、合成樹脂15が溶融(導電性ポリマー粒子19を含む場合はそれも溶融)して所定厚みのフィルム層26が形成されている。フィルム層26では、導電性フィラー19が点在下に露出している。発泡部材10Bでは、フィルム層26の剛性がフィルム層26を除く発泡部材10Bの残余の部位の剛性よりも大きい。
発泡部材10Bに圧縮凹部24を形成するには、プレス加工の技術を利用することができる。凹部24の成型加工では、図5に示すように、互いに対向配置された雄金型27とフラット金型28とが使用され、それら金型27,28で発泡部材10Bをプレスすることにより、発泡部材10Bに凹部24が形成される。雄金型27には、角柱状の2つの凸部29が並んで形成されている。それら金型27,28のうち、金型27は140〜250℃の範囲に加熱され、金型28は加熱されていない。この成型加工では、発泡部材10Bが金型27,28の間に配置され、雄金型27がフラット金型28に向かって移動し、それら金型27,28によって発泡部材10Bを矢印D方向へプレスする。成形加工では、雄金型27の凸部29が発泡部材10Bの内部に食い込んだ後、金型27が金型28から離間する方向へ移動し、発泡部材10Bに凸部29と略同形の圧縮凹部24が形成される。それら金型27,28によるプレス時の圧力は、0.098〜0.98MPaの範囲にある。発泡部材10Bに凸部29が食い込むと、金型27,28の圧力によって気泡14がつぶれるとともに、金型27の熱によって合成樹脂15が溶融する。発泡部材10Bから金型27が離間すると、溶融した合成樹脂15が冷却固化して圧縮凹部24にフィルム層26が形成される。なお、金型27の凸部29のみが発泡部材10Bに当接かつ食い込み、凸部29を除く金型27の残余の部位は発泡部材10Bに非接触である。ゆえに、発泡部材10Bの圧縮凹部24のみにフィルム層26が形成され、凹部24を除く発泡部材10Bの残余の部位にはフィルム層26は形成されていない。
発泡部材10Bでは、それが合成樹脂15のみならず、紙パウダー16や澱粉17、導電性フィラー18を含むから(無機化合物20を混入する場合はそれを含む)、雄金型27の熱が発泡部材10Bの内部に伝わり難く、発泡部材10Bの内部に凸部29が食い込んだとしても、凸部29の周囲において発泡部材10Bが広範囲に溶融することはない。また、発泡部材10Bが紙パウダー16や澱粉17、導電性フィラー18を含むから(無機化合物20を混入する場合はそれを含む)、金型27の凸部29における合成樹脂15の付着を防ぐことができ、金型27を使用して発泡部材10Bに繰り返し圧縮凹部24を形成することができる。雄金型27の加熱温度が140℃未満では、合成樹脂16(導電性ポリマー19を混入する場合はそれを含む)を溶融させることができず、金型27のプレス圧力で発泡部材10Bに亀裂が生じ、発泡部材10B自体が損壊してしまう場合がある。雄金型27の加熱温度が250℃を超過すると、合成樹脂10B(導電性ポリマー19を混入する場合はそれを含む)が凸部29の周囲で広範囲に溶融するから、発泡部材10Bに凸部29と略同形の圧縮凹部24を形成することができない。
この発泡部材10Bの製造時における混合物の全重量に対するポリオレフィン系合成樹脂15、紙パウダー16、澱粉17、導電性フィラー18、無機化合物20の混合割合は、図1の発泡部材10Aのそれらと同一である。また。発泡部材10Bの製造時における合成樹脂15の全重量に対する導電性ポリマー粒子19の混合割合は、図1の発泡部材10Aのそれと同一である。発泡部材10Bの原料となる紙パウダー16および導電性フィラー18の平均粒径や澱粉17の平均粒径は、図1の発泡部材10Aの原料となるそれらと同一である。また、発泡部材10Bの単位体積当たりの発泡倍率、独立気泡、平均気泡径は、図1の発泡部材10Aのそれらと同一である。この発泡部材10Bの四探針法によって測定した体積固有抵抗は、10〜10Ω・cmの範囲にある。導電性ポリマー粒子19を含む場合における発泡部材10Bの四探針法による体積固有抵抗は、10−1〜10Ω・cmの範囲にある。発泡部材10Bの燃焼カロリーは、4500〜6000Kcal/kgの範囲にある。
図6は、発泡部材10A,10Bから作られた緩衝枠30の斜視図である。緩衝枠30は、図1の発泡部材10Aと図4の発泡部材10Bとから作られ、略四角形を呈する。緩衝枠30は、それを段ボール製の箱(図示せず)の各内壁に取り付けることで、箱に収納された被保護製品(図示せず)の四方を囲み、製品を衝撃から保護するとともに、製品への静電気の帯電を防止する。緩衝枠30では、発泡部材10Bが所定寸法離間して配置され、発泡部材10Bに形成された圧縮凹部24に発泡部材10Aの両端部31が圧入下に嵌め込まれている。緩衝枠30では、凹部24に形成されたフィルム層26の剛性がそこを除く発泡部材10Bの残余の部位のそれよりも大きいから、発泡部材10Aの両端部31を凹部24に圧入したとしても、フィルム層26が損壊することはなく、フィルム層26によって凹部24からの発泡部材10Aの脱落が防止される。
この緩衝枠30は、発泡部材10Bのフィルム層26に露出する導電性フィラー18と発泡部材10Aの両端部31に露出する導電性フィラー18とが接触し、それら発泡部材10A,10Bが電気的に接続される。ゆえに、一方の発泡部材に静電気が発生したとしても、その静電気を他方の発泡部材を通じて地絡させることができる。緩衝枠30は、それを段ボール製の箱の各内壁に取り付けた後、箱の内部に被保護製品を収納した場合、緩衝枠30と製品との摩擦によって一時的に静電気が発生したとしても、緩衝枠30を通じて静電気を速やかに地絡させることができるから、緩衝枠30のみならず製品が帯電することはなく、製品の電気的故障を確実に防ぐことができる。この緩衝枠30は、それを形成する発泡部材10Bの凹部24のみにフィルム層26が形成されており、凹部24を除く残余の部位にフィルム層26が形成されておらず、さらに、発泡部材10Aにフィルム層26が形成されていないから、緩衝枠30のクッション性が低下することはなく、緩衝枠30が衝撃を吸収することで、製品への衝撃の伝わりを確実に防ぐことができる。
一例として示す導電性発泡部材の斜視図。 導電性発泡部材の製造方法の一例を示す概略図。 他の一例として示す導電性発泡部材の斜視図。 図3の4−4線端面図。 発泡部材に凹部を形成するための成形加工方法を示す図。 発泡部材から作られた緩衝枠の斜視図。
符号の説明
10A 導電性発泡部材
10B 導電性発泡部材
14 気泡
15 ポリオレフィン系合成樹脂
16 紙パウダー
17 澱粉
18 導電性フィラー
19 導電性ポリマー
20 無機化合物
21 押出機
22 水
24 圧縮凹部
26 フィルム層
30 緩衝枠
31 両端部

Claims (2)

  1. ポリオレフィン系合成樹脂と紙パウダーと澱粉と導電性フィラーとを原料とし、前記ポリオレフィン系合成樹脂と前記紙パウダーと前記澱粉と前記導電性フィラーとを加熱下に混合した高温の混合物に水を加え、前記混合物の内部における前記水の気化によって、該混合物の内部に多数の気泡を形成しつつ、該混合物を所定倍率に膨張させることで作られた導電性発泡部材であって、
    前記混合物の全重量に対する前記ポリオレフィン系合成樹脂の混合割合が20〜35重量%、前記混合物の全重量に対する前記紙パウダーの混合割合が40〜60重量%、前記混合物の全重量に対する前記澱粉の混合割合が10〜30重量%、前記混合物の全重量に対する前記導電性フィラーの混合割合が10〜20重量%の範囲にあり、
    前記紙パウダーおよび前記導電性フィラーの平均粒径が50〜200μm、前記澱粉の平均粒径が10〜200μmの範囲にある導電性発泡部材
  2. 前記混合物が導電性ポリマー粒子を含み、前記ポリオレフィン系合成樹脂の全重量に対する前記導電性ポリマー粒子の混合割合が20〜50重量%の範囲にある請求項記載の導電性発泡部材。
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