JP5013092B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置、画像形成システムおよびプログラムに関する。
特許文献1には、後処理装置の後処理に必要な時間に応じて、次の印刷ジョブを実行するタイミングを調整して、必要のない動作を避けることにより生産性の向上を実現するようにした技術が開示されている。
特開2001−215858号公報
本発明の目的は、重連接続された複数の後処理装置を有し、使用可能な消費電力に制限がある場合に、画像形成処理の生産性を向上することが可能な画像処理装置、画像形成装置、画像形成システムおよびプログラムを提供することである。
[画像処理装置]
請求項1に係る本発明は、実行順序が設定された複数の印刷ジョブを格納する格納手段と、
前記格納手段に格納されている複数の印刷ジョブを並行して実行した場合に、複数の印刷ジョブにより指定されたそれぞれの排出先に用紙を排出するのに必要な後処理装置を動作させるための消費電力を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された消費電力が予め設定された上限値を超えるか否かを判定し、この上限値を超えない範囲内で複数の印刷ジョブを並行して実行できるよう、前記格納手段に格納されている複数の印刷ジョブの実行順序を入れ替える入れ替え手段と、
前記入れ替え手段により実行順序が入れ替えられた複数の印刷ジョブを並行して実行する実行制御手段とを有する画像処理装置である。
請求項2に係る本発明は、前記算出手段は、現在実行中の印刷ジョブと実行順序が次の印刷ジョブを並行して実行した場合に、複数の印刷ジョブにより指定されたそれぞれの排出先に用紙を排出するのに必要な後処理装置を動作させるための消費電力を算出し、
前記実行制御手段は、前記算出手段により算出された消費電力が予め設定された消費電力の上限値を超えない判定された場合、現在実行中の印刷ジョブと実行順序が次の印刷ジョブを並行して実行する請求項1記載の画像処理装置である。
請求項3に係る本発明は、実行待ちの印刷ジョブの中から現在実行中の印刷ジョブと並行して実行しようとする印刷ジョブを順次選択する選択手段をさらに有し、
前記算出手段は、現在実行中の印刷ジョブと、前記選択手段により選択された印刷ジョブを並行して実行した場合に、複数の印刷ジョブにより指定されたそれぞれの排出先に用紙を排出するのに必要な後処理装置を動作させるための消費電力を算出し、
前記実行制御手段は、前記算出手段により算出された消費電力が予め設定された消費電力の上限値を超えない判定された場合、予め設定されていた実行順序を変更して、現在実行中の印刷ジョブと前記選択手段により選択された印刷ジョブを並行して実行する請求項1記載の画像処理装置である。
請求項4に係る本発明は、消費電力の上限値を設定するための設定手段を有する1から3のいずれか1項記載の画像処理装置である。
請求項5に係る本発明は、接続されている後処理装置を検出する検出手段を有する請求項1から4のいずれか1項記載の画像処理装置である。
以上説明したように、本発明によれば、複数の後処理装置が重連接続され、使用可能な消費電力に制限がある場合でも、画像形成処理の生産性を向上することが可能になるという効果を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態の画像形成システム1の構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像処理システムは、図1に示すように、ネットワーク50を介して接続された画像形成装置10および端末装置40と、画像形成装置10に対して用紙を給紙する給紙装置20と、画像形成装置10により画像が形成された用紙に対して用紙後処理を行う後処理装置31〜33とから構成されている。
端末装置40は、印刷ジョブ等の印刷データを生成して、画像形成装置10に対して送信する。画像形成装置10は、端末装置40から送信された印刷データを受け付けて、印刷データに応じた画像を用紙上に出力する。
後処理装置31〜33は、画像形成装置10により画像が形成された用紙に対して、針留め(ステープル)、穴開け(パンチ)、裁断、折り処理、製本(ブックレット)等の各種用紙後処理を行う機能を備えている。そして、これらの後処理装置31〜33は、画像形成装置10に対して重連接続されている。そのため、画像形成装置10により排出された用紙は先ず後処理装置31内を搬送された後に、後処理装置32、後処理装置33に対して順次搬送されていく。
後処理装置31は、用紙の排出先としてトップトレイ31aとスタッカ31bを有している。ここで、トップトレイ31aは、画像形成装置10により画像が形成された用紙をそのまま排出するための排出先である。スタッカ31bは、後処理装置31に備えられている後処理機能による後処理が行われた後の用紙を排出するための排出先である。また、同様に後処理装置32は、用紙の排出先としてトップトレイ32aとスタッカ32bを有し、後処理装置33は、用紙の排出先としてトップトレイ33aとスタッカ33bを有している。
ここで、後処理装置31のトップトレイ31aを排出先1、スタッカ31bを排出先2として表現する。また、後処理装置32のトップトレイ32aを排出先3、スタッカ32bを排出先4として表現し、後処理装置33のトップトレイ33aを排出先5、スタッカ33bを排出先6として表現する。
次に、本実施形態の画像形成システム1における画像形成装置10と後処理装置31〜33のハードウェア構成を図2に示す。なお、後処理装置32、33のハードウェア構成は後処理装置31と同様であるため、その説明は省略する。
画像形成装置10は、図2に示されるように、システム制御部11と、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボード等により構成された操作部12と、画像入力部13と、画像処理部14と、画像記憶部15と、画像出力部16と、後処理装置制御部17と、用紙搬送部18を備えている。
画像入力部13は、ネットワーク50を介して端末装置40等から印刷するための画像データを入力する。画像処理部14は、画像入力部13により入力された画像データに対して色変換等の各種画像処理を行う。画像記憶部15は、画像処理部14により画像処理が行われた後の画像データを記憶する。画像出力部16は、画像記憶部15に記憶されている画像データをシステム制御部11による制御に基づいて用紙上に出力する。後処理装置制御部17は、画像形成装置10に重連接続されている後処理装置31〜33の制御を行う。用紙搬送部18は、画像出力部16により画像データが出力される用紙を搬送する。
また、システム制御部11は、CPU21、ROM22、RAM23、HDD(ハードディスクドライブ)24とから構成されている。
CPU21は、RAM23またはHDD24に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、画像形成装置10の動作を制御する。
なお、本実施形態では、CPU21は、RAM23またはHDD24内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該制御プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU21に提供することも可能である。
また、後処理装置31は、図2に示されるように、CPU41と、ROM42と、RAM43と、HDD44と、用紙搬送部45と、後処理機構部46とから構成されている。
後処理装置31においても、CPU41は、RAM43またはHDD44に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、後処理装置31の動作を制御する。
用紙搬送部45は、画像形成装置10により画像が形成された後の用紙を指定された排出先まで搬送する。なお、指定された排出先が自装置内の排出先でない場合には、用紙搬送部45は、後続の後処理装置32、33に用紙を搬送する。後処理機構部46は、用紙搬送部45により搬送されてきた用紙に対してステープル処理等の後処理を行う。
図3は、上記の画像処理プログラムが実行されることにより実現される画像形成装置10のシステム制御部11の機能構成を示すブロック図である。
システム制御部11は、図3に示されるように、検出部51と、消費電力算出部52と、選択部53と、印刷ジョブ格納部54と、判定部55と、上限値設定部56と、印刷ジョブ実行制御部57とから構成されている。
検出部51は、接続されている後処理装置を検出して、各後処理装置から送られてきた消費電力値をRAM23またはHDD24内に保存する。
印刷ジョブ格納部54は、端末装置40等から印刷指示された印刷ジョブ(印刷処理要求)が実行順序に対応して格納されている。この印刷ジョブ格納部54に印刷ジョブが格納されている一例を図4に示す。
図4に示した例では、ジョブ1が現在実行中の印刷ジョブであり、実行待ちの印刷ジョブがジョブ2、ジョブ3、ジョブ4という実行順序で印刷ジョブ格納部54に格納されている。ここで、ジョブ1の排出先としては排出先6(スタッカ33b)が指定されており、ジョブ2の排出先としては排出先4(スタッカ32b)が指定されており、ジョブ3の排出先としては排出先2(スタッカ31b)が指定されており、ジョブ4の排出先としては排出先5(スタッカ33a)が指定されているものとする。
選択部53は、実行待ちの印刷ジョブの中から実行順序が次の印刷ジョブを選択する。
消費電力算出部52は、現在実行中の印刷ジョブと選択部53により選択された印刷ジョブを並行して実行した場合に、複数の印刷ジョブにより指定されたそれぞれの排出先に用紙を排出するのに必要な後処理装置を動作させるための消費電力を算出する。つまり、消費電力算出部52は、現在実行中の印刷ジョブと実行順序が次の印刷ジョブを並行して実行した場合に、複数の印刷ジョブにより指定されたそれぞれの排出先に用紙を排出するのに必要な後処理装置を動作させるための消費電力を算出する。
ここで、現在実行中の印刷ジョブと並行して他の印刷ジョブを実行するとは、現在実行中の印刷ジョブの実行が終了する前に他の印刷ジョブの実行を開始することを意味する。
上限値設定部56は、画像形成装置10および後処理装置31〜33の消費電力の上限値を設定する。判定部55は、消費電力算出部52により算出された消費電力が、上限値設定部56により設定された消費電力の上限値を超えるか否かを判定する。
印刷ジョブ実行制御部57は、消費電力算出部52により算出された消費電力が設定された消費電力の上限値を超えないと判定部55により判定された場合、現在実行中の印刷ジョブと実行順序が次の印刷ジョブを並行して実行する。
次に、消費電力算出部52による消費電力算出処理について説明する。
先ず、画像装置10、処理装置31〜33を動作させた場合のそれぞれの装置における消費電力を図5を参照して説明する。
ここでは、説明を簡単にするため消費電力を直接示す値を用いた場合について説明するが、消費電力を直接示す値ではなく、消費電力の大きさを示す指標値を用いるようにしてもよい。
このような消費電力値は後処理装置31〜33の排出先毎に固有のものであり、各後処理装置31〜33のROMまたはHDDにそれぞれ格納されている値である。この消費電力値は、初期化時に後処理装置31〜33に送信される。画像形成装置10では、各後処理装置31〜33から送信されてきた消費電力値を、RAM23またはHDD24内に保存する。
この図5に示す例では、画像形成装置10の消費電力が100Wであるものとしている。そして、後処理装置32の用紙搬送部45のみを動作させた場合の消費電力が10W、後処理機構部46を動作させた場合の消費電力が50Wであることを示している。つまり、後処理装置31のトップトレイ31a(排出先1)に排出する場合には、用紙搬送部45のみを動作させればよいため後処理装置31の消費電力は10Wのみとなる。また、用紙に対して後処理を行って後処理装置31のスタッカ31b(排出先2)に排出する場合には、用紙搬送部45と後処理機構部46を動作させる必要があるため後処理装置31の消費電力は60W(10W+50W)となる。
同様にして後処理装置32において用紙搬送部を動作させる場合の消費電力は10W、後処理機構部を動作させる場合の消費電力は10Wであり、後処理装置33において用紙搬送部を動作させる場合の消費電力は10W、後処理機構部を動作させる場合の消費電力は30Wである。
つまり、画像形成装置10と後処理装置31〜33の全てを動作させた場合、消費電力の合計は220Wとなる。しかし、許容できる消費電力が例えば170Wのように上限がある場合、全ての装置を動作させたのでは消費電力が上限値を超えてしまうこととなる。そのため、消費電力が上限値を超えない範囲で必要な後処理装置のみを動作させて印刷ジョブを実行することが必要となる。
次に、図4に示した印刷ジョブ(ジョブ1〜ジョブ4)を実行するために必要となる消費電力を図6を参照して説明する。
先ず、図6(A)に示すように、用紙を排出するための排出先として排出先6が指定されているジョブ1を実行するためには、画像形成装置10、後処理装置31〜33の用紙搬送部および後処理装置33の後処理機構部を動作させる必要がある。そのため、必要となる消費電力は、160Wとなる。
また、図6(B)に示すように、用紙を排出するための排出先として排出先4が指定されているジョブ2を実行するためには、画像形成装置10、後処理装置31、32の用紙搬送部および後処理装置32の後処理機構部を動作させる必要がある。そのため、必要となる消費電力は、130Wとなる。
また、図6(C)に示すように、用紙を排出するための排出先として排出先2が指定されているジョブ3を実行するためには、画像形成装置10、後処理装置31の用紙搬送部および後処理機構部を動作させる必要がある。そのため、必要となる消費電力は、160Wとなる。
また、図6(D)に示すように、用紙を排出するための排出先として排出先5が指定されているジョブ4を実行するためには、画像形成装置10、後処理装置31〜33の用紙搬送部を動作させる必要がある。そのため、必要となる消費電力は、130Wとなる。
この図6(A)〜図6(D)に示したように、ジョブ1〜ジョブ4をそれぞれ単独で動作させた場合には、例え消費電力の上限値が170Wだとしても、消費電力の合計値が上限値を超えることはない。しかし、排出先が異なる複数の印刷ジョブを同時に実行した場合には、消費電力の合計値が上限値を超える可能性がでてくる。
次に、消費電力算出部52が、2つの印刷ジョブを並行して実行するために、2つの印刷ジョブにより指定されたそれぞれの排出先に用紙を排出するのに必要な後処理装置を動作させるための消費電力を算出する方法を図7を参照して説明する。この図7では、排出先6が指定されているジョブ1と排出先4が指定されているジョブ2を並行して実行する場合を用いて説明する。
図7(A)に示すジョブ1と図7(B)に示すジョブ2を並行して実行するために必要となる消費電力の算出方法を図7(C)に示す。図7(C)に示されるように、ジョブ1とジョブ2を並行して実行するためには、2つの印刷ジョブにより指定されたそれぞれの排出先(排出先4、排出先6)に対して用紙を排出することができるように後処理装置31〜33の用紙搬送部と、後処理装置32、33の後処理機構部を動作させることが必要となり、合計消費電力は170Wとなる。
次に、本実施形態の画像形成システム1の動作を図8のフローチャートを参照して説明する。
先ず、印刷ジョブ実行制御部57は、印刷ジョブ格納部54に格納されている印刷ジョブのうち実行順序が先頭の印刷ジョブを実行する(ステップS101)。そして、消費電力算出部52は、現在実行中の印刷ジョブの消費電力を算出する(ステップS102)。
そして、実行順序が次の印刷ジョブの印刷準備が整い印刷可能となると(ステップS103)、消費電力算出部52は、次の印刷ジョブの消費電力を算出するとともに(ステップS104)、現在実行中の印刷ジョブと実行順序が次の印刷ジョブを並行して実行した場合の合計消費電力を算出する(ステップS105)。
すると、判定部55では、ステップS105において算出された合計消費電力が、上限値設定部56により設定された上限値以下であるか否かの判定が行われる(ステップS106)。そして、ステップS106において合計消費電力が上限値以下であると判定された場合、印刷ジョブ実行制御部57は、現在実行中の印刷ジョブに加えて次の印刷ジョブを実行する(ステップS107)。
そして、全ての印刷ジョブの処理が終了するまでステップS102からS107の処理が繰り返される(ステップS108)。
次に、本実施形態の画像形成システム1により図4に示した印刷ジョブが実行される場合の様子を図9に示す。
この図9に示した図では、消費電力の上限値として170Wが設定されている場合の例を示したものである。また、説明を簡単にするため、ジョブ1〜ジョブ4までの各ジョブは、用紙3枚に対して画像を形成するジョブであるものとして説明する。
この図9に示した例では、ジョブ1とジョブ2とが並行して実行されている。ジョブ1のみを実行した場合の消費電力の合計は160Wであり、図7に示したように、ジョブ1とジョブ2を並行して実行した場合の消費電力の合計は170Wである。しかし、ジョブ2とジョブ3を並行して実行したり、ジョブ3とジョブ4を並行して実行した場合には消費電力の上限値である170Wを超えてしまうことになるため、ジョブ3、ジョブ4はそれぞれ単独で実行されている。
図9に示すように、本実施形態の画像形成システム1によれば、ジョブ1とジョブ2とが並行して実行されるため、ジョブ1〜ジョブ4をそれぞれ単独で実行する場合に比較して、短い時間で全ての印刷ジョブの実行を終了することができ、生産性の向上が図られている。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態の画像形成システムについて説明する。
上記第1の実施形態の画像形成システムでは、予め設定された実行順序を変更しない範囲内で、消費電力が上限値を超えないようにして複数の印刷ジョブを並行して実行するようにしていた。これに対して本実施形態の画像形成システムでは、設定された実行順序を変更するようにして画像形成処理の生産性を向上するようにしている。
本実施形態の画像形成システムの基本的な構成は、上記で説明した第1の実施形態における構成と同様であるため、その説明は省略する。
ただし、本実施形態における選択部53は、実行待ちの印刷ジョブの中から現在実行中の印刷ジョブと並行して実行しようとする印刷ジョブを順次選択する。
そして、本実施形態における印刷ジョブ実行制御部57は、消費電力算出部52により算出された消費電力が設定された消費電力の上限値を超えないと判定部55により判定された場合、予め設定されていた実行順序を変更して、現在実行中の印刷ジョブと選択部53により選択された印刷ジョブを並行して実行する。
次に、本実施形態の画像形成システム1の動作を図10のフローチャートを参照して説明する。
先ず、印刷ジョブ実行制御部57は、印刷ジョブ格納部54に格納されている印刷ジョブのうち実行順序が先頭の印刷ジョブを実行する(ステップS201)。そして、選択部53は、印刷ジョブ格納部54に格納された印刷ジョブの中から実行順序が次の印刷ジョブを検討対象の印刷ジョブとして選択する(ステップS202)。そして、消費電力算出部52は、現在実行中の印刷ジョブの消費電力を算出する(ステップS203)。
そして、検討対象の印刷ジョブの印刷準備が整い印刷可能となると(ステップS204)、消費電力算出部52は、検討対象印刷ジョブの消費電力を算出するとともに(ステップS205)、現在実行中の印刷ジョブと検討対象の印刷ジョブを並行して実行した場合の合計消費電力を算出する(ステップS206)。
すると、判定部55では、ステップS206において算出された合計消費電力が、上限値設定部56により設定された上限値以下であるか否かの判定が行われる(ステップS207)。そして、ステップS207において合計消費電力が上限値以下であると判定された場合、印刷ジョブ実行制御部57は、現在実行中の印刷ジョブに加えて検討対象の印刷ジョブを実行する(ステップS208)。
ステップS207において、合計消費電力が上限値以下であると判定された場合、選択部53は、検討対象の印刷ジョブの次の印刷ジョブを検討対象の印刷ジョブとして選択する(ステップS209)。
そして、全ての印刷ジョブの処理が終了するまでステップS203からS208の処理が繰り返される(ステップS210)。
次に、本実施形態の画像形成システム1により図4に示した印刷ジョブが実行される場合の様子を図11に示す。
図11に示した例では、印刷ジョブの実行順序が、ジョブ1、ジョブ2、ジョブ4、ジョブ3という実行順序に変更されている。
そして、ジョブ1、ジョブ2、ジョブ4が並行して実行されている。
ジョブ1のみを実行した場合の消費電力の合計は160Wであり、図7に示したように、ジョブ1とジョブ2を並行して実行した場合の消費電力の合計は170Wである。また、図12(A)に示すように、ジョブ1、ジョブ2とジョブ4を並行して実行した場合の消費電力の合計は170Wである。また、図12(B)に示すように、ジョブ2とジョブ4を並行して実行した場合の消費電力の合計は140Wである。しかし、ジョブ4とジョブ3を並行して実行した場合には消費電力は上限値の170Wを超えて180Wとなってしまうことになるため、ジョブ4は単独で実行されている。
図11に示すように、本実施形態の画像形成システムによれば、設定された実行順序を入れ替えることによりジョブ1、ジョブ2とジョブ4が並行して実行されるため、図9に示したジョブ1、ジョブ2のみを並行して実行していた第1の実施形態の場合と比較して、短い時間で全ての印刷ジョブの実行を終了することができ、生産性の向上が図られている。
[変形例]
上記第1および第2の実施形態では、実行順序が先頭の印刷ジョブが既に実行中である場合を用いて説明しているが、実行順序が先頭の印刷ジョブがまだ実行されておらず、複数の印刷ジョブが存在する場合にも本発明は同様に適用することができる。このような場合には、印刷ジョブ実行制御部57は、消費電力が予め設定された上限値を越えない範囲内で複数の印刷ジョブを並行して実行できるよう、印刷ジョブ格納部54に格納されている複数の印刷ジョブの実行順序を入れ替える。このような構成の場合には、印刷サーバのような画像形成部を備えていない画像処理装置およびこのような画像処理装置を含む画像処理システムに対しても同様に実行することができるものである。
本発明の第1の実施形態の画像形成システム1の構成を示す図である。 画像形成装置10と後処理装置31〜33のハードウェア構成を示す図である。 画像形成装置10のシステム制御部11の機能構成を示すブロック図である。 印刷ジョブ格納部54に印刷ジョブが格納されている一例を図4に示す図である。 画像装置10、処理装置31〜33を動作させた場合のそれぞれの装置における消費電力を説明するための図である。 印刷ジョブ(ジョブ1〜ジョブ4)を実行するために必要となる消費電力を説明するための図である。 2つの印刷ジョブを並行して実行するために必要となる消費電力を算出する方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の画像形成システム1の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の画像形成システム1により4つの印刷ジョブ(ジョブ1〜ジョブ4)が実行される場合の様子を示す図である。 本発明の第2の実施形態の画像形成システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の画像形成システムにより4つの印刷ジョブ(ジョブ1〜ジョブ4)が実行される場合の様子を示す図である。 ジョブ1とジョブ2を並行して実行した場合(図12(A))、およびジョブ1、ジョブ2とジョブ4を並行して実行した場合(図12(B))の消費電力を説明するための図である。
符号の説明
1 画像形成システム
10 画像形成装置
11 システム制御部
12 操作部
13 画像入力部
14 画像処理部
15 画像記憶部
16 画像出力部
17 後処理装置制御部
18 用紙搬送部
20 給紙装置
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 HDD
31〜33 後処理装置
31a〜33a トップトレイ
31b〜33b スタッカ
40 端末装置
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 HDD
50 ネットワーク
51 検出部
52 消費電力算出部
53 選択部
54 印刷ジョブ格納部
55 判定部
56 上限値設定部
57 印刷ジョブ実行制御部
S101〜S108 ステップ
S201〜S210 ステップ

Claims (5)

  1. 実行順序が設定された複数の印刷ジョブを格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納されている複数の印刷ジョブを並行して実行した場合に、複数の印刷ジョブにより指定されたそれぞれの排出先に用紙を排出するのに必要な後処理装置を動作させるための消費電力を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された消費電力が予め設定された上限値を超えるか否かを判定し、この上限値を超えない範囲内で複数の印刷ジョブを並行して実行できるよう、前記格納手段に格納されている複数の印刷ジョブの実行順序を入れ替える入れ替え手段と、
    前記入れ替え手段により実行順序が入れ替えられた複数の印刷ジョブを並行して実行する実行制御手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記算出手段は、現在実行中の印刷ジョブと実行順序が次の印刷ジョブを並行して実行した場合に、複数の印刷ジョブにより指定されたそれぞれの排出先に用紙を排出するのに必要な後処理装置を動作させるための消費電力を算出し、
    前記実行制御手段は、前記算出手段により算出された消費電力が予め設定された消費電力の上限値を超えない判定された場合、現在実行中の印刷ジョブと実行順序が次の印刷ジョブを並行して実行する請求項1記載の画像処理装置
  3. 実行待ちの印刷ジョブの中から現在実行中の印刷ジョブと並行して実行しようとする印刷ジョブを順次選択する選択手段をさらに有し、
    前記算出手段は、現在実行中の印刷ジョブと、前記選択手段により選択された印刷ジョブを並行して実行した場合に、複数の印刷ジョブにより指定されたそれぞれの排出先に用紙を排出するのに必要な後処理装置を動作させるための消費電力を算出し、
    前記実行制御手段は、前記算出手段により算出された消費電力が予め設定された消費電力の上限値を超えない判定された場合、予め設定されていた実行順序を変更して、現在実行中の印刷ジョブと前記選択手段により選択された印刷ジョブを並行して実行する請求項1記載の画像処理装置
  4. 消費電力の上限値を設定するための設定手段を有する請求項1から3のいずれか1項記載の画像処理装置
  5. 接続されている後処理装置を検出する検出手段を有する請求項1から4のいずれか1項記載の画像処理装置
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