JP5012683B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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本発明は、吸気より塵埃を分離する濾過フィルタ、特に吸気を旋回して遠心力により塵埃を分離・蓄積するサイクロン集塵部の構成を有する電気掃除機に関するものである。
従来のこの種のサイクロン集塵部を有した電気掃除機は、下記特許文献1や2に開示された電気掃除機のように、吸塵されてサイクロン集塵部で分離された塵埃を、サイクロン集塵部内の旋回気流の影響を受けながら、その集塵部下方に堆積していく構成のものが一般的であった。
特開2000−342492号公報 特開平9−253011号公報
被掃除床面上から吸引された塵埃を含む空気は、例えば、床用吸込み具と接続される延長管とそれにつながるホースを経てサイクロン集塵部まで搬送されるが、空気流や塵埃は前記延長管やホースと接触することで静電気を帯びる。この静電気量は、湿度、塵埃の種類、延長管やホースの構成材料等によって異なるが、静電気は、多かれ少なかれサイクロン集塵部に蓄積される。更にサイクロン旋回流によって同じく塵埃を含む空気がサイクロン集塵部内の構成部品と擦れ合うことでも静電気が発生するため、結果サイクロン集塵部内は構造的に静電気が蓄積されることになる。
この為、従来の電気掃除機の構成では、サイクロン集塵部内に吸引された塵埃が、静電気によってサイクロン集塵部内壁等に付着してしまい、使用者がサイクロン集塵部に溜まった塵埃を廃棄する際に、サイクロン集塵部の内壁面に付着した塵埃をティッシュで拭き取るなどして取り除かなければならず、非常に面倒で、煩わしい、という課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決し、静電気によるサイクロン集塵部内壁への塵埃付着を低減してお手入れの煩わしさを解消できる電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の電気掃除機は、清掃面から塵埃を吸込む吸込み具と、吸込み気流を発生させる電動送風機と、前記電動送風機の上流側に配されると共に、微小な貫通孔を複数有する濾過フィルタを有し前記吸込み具から吸引された塵埃を遠心力で分離し貯留する塵埃貯留部と、イオン化エア発生手段を備え、前記イオン化エア発生手段で発生するイオン化エアを前記塵埃貯留部内に吐出可能にしたもので、電動送風機によって発生する吸込み空気流が塵埃貯留部内壁等と接触することで静電気が発生するが、イオン化エアを前記塵埃貯留部内に吐出することで、塵埃貯留部の濾過フィルタ及び吸引された塵埃の静電気が中和して、低減又は除電されるので、塵埃貯留部内での電気的な塵埃付着が低減又は防止され、使用者が塵埃貯留部のゴミを捨てる時の塵離れが良くなり、メンテナンスが非常に容易になる。
本発明の電気掃除機は、塵埃貯留部内の電気的な塵埃付着を低減又は防止することで、使用者が塵埃貯留部の塵埃を捨てる時の塵離れが良くなり、メンテナンスが容易な電気掃除機を提供できる。
の発明は、清掃面から塵埃を吸込む吸込み具と、吸込み気流を発生させる電動送風機と、前記電動送風機の上流側に配されると共に、微小な貫通孔を複数有する濾過フィルタを有し、前記吸込み具から吸引された塵埃を遠心力で分離し貯留する塵埃貯留部と、イオン化エア発生手段と、電気掃除機の運転を操作する操作部と、を備え、前記イオン化エア発生手段で発生するイオン化エアを前記塵埃貯留部内に吐出可能に構成し、前記イオン化エアの前記塵埃貯留部内への吐出動作を、前記操作部の操作に連動させ、前記イオン化エアの前記塵埃貯留部内へ吐出を、前記操作部により、前記電気掃除機の運転停止操作がなされてから所定時間だけ行うようにしたもので、電動送風機によって発生する吸込み空気流が塵埃貯留部内壁等と接触することで静電気が発生するが、イオン化エアを前記塵埃貯留部内に吐出することで、塵埃貯留部の濾過フィルタ及び吸引された塵埃の静電気が中和して、低減又は除電されるので、塵埃貯留部内での電気的な塵埃付着が低減又は防止され、使用者が塵埃貯留部のゴミを捨てる時の塵離れが良くなり、メンテナンスが非常に容易になる。
また、使用者が操作部を操作して電気掃除機を運転開始すると、上記のように静電気が発生するが、その発生した静電気は、イオン化エアによって常時中和され続けるため、塵埃貯留部内の静電気蓄積を防止できる。また、イオン化エア発生手段の運転・停止を電気掃除機の運転・停止と連動させることで、イオン化エア発生手段が無駄に電力を消費することを防止できる。
また、静電気の発生は、電気掃除機が運転される周囲環境(特に湿度)や掃除床面(絨毯や木床等)によって大きく変わる。これは、例えば絨毯上では掃除床面そのものに静電気が発生していることが多いことや乾燥した空気中では静電気が発生しやすい環境であるためである。更には吸込むゴミの質によっては、電気掃除機の構成部品と吸込むゴミとの接触によって発生する静電気も所謂帯電列表で示されるようにその電気的な極性(+、−)さえも変化し続けるものでもあり、塵埃貯留部内の静電気中和のためにイオン化エアを発生し続けることは必ずしも有効では無い。そこで、電気掃除機で床面上を掃除している時には、イオン化エア発生手段の駆動を止めて、電力の消費を抑え、使用者によって運転停止操作がなされて電動送風機への電力供給が停止してからイオン化エア発生手段を所定時間(例えば、塵埃貯留部内に帯電した静電気を中和するのに必要な時間)だけ駆動するようにすることで、電気掃除機が消費する電力を低減できると共に、塵埃貯留部内の静電気による塵埃付着を防止できる。
の発明は、清掃面から塵埃を吸込む吸込み具と、吸込み気流を発生させる電動送風機と、前記電動送風機の上流側に配されると共に、微小な貫通孔を複数有する濾過フィルタを有し、前記吸込み具から吸引された塵埃を遠心力で分離し貯留する塵埃貯留部と、イオン化エア発生手段と、を備え、前記イオン化エア発生手段で発生するイオン化エアを前記塵埃貯留部内に吐出可能にし、前記イオン化エアの吐出を、前記塵埃貯留部内へとそれ以外へ切換えられるようにしたもので、電動送風機によって発生する吸込み空気流が塵埃貯留部内壁等と接触することで静電気が発生するが、イオン化エアを前記塵埃貯留部内に吐出することで、塵埃貯留部の濾過フィルタ及び吸引された塵埃の静電気が中和して、低減又は除電されるので、塵埃貯留部内での電気的な塵埃付着が低減又は防止され、使用者が塵埃貯留部のゴミを捨てる時の塵離れが良くなり、メンテナンスが非常に容易になる。また、イオン化エアの静電気中和能力による塵離れ効果は、塵埃貯留部内だけでなく被掃除床面上の塵埃に対しても効果があるので、例えば、電気掃除機運転中(床面掃除中)は、イオン化エアを床面(又は掃除空間)に吐出させて、床面等の塵離れを促して電気掃除機の吸引による塵埃吸込み効果向上を図り、使用者によって運転停止操作が成された以降
に、イオン化エアが塵埃貯留部に吐出するように切り換えるようにすれば、塵埃貯留部内の静電気による塵埃付着防止だけでなく電気掃除機の清掃性能向上も図れる。
第3の発明は、特に、第2の発明の電気掃除機の運転を操作する操作部を備え、イオン化エアの塵埃貯留部内への吐出動作を、前記操作部の操作に連動させたもので、使用者が操作部を操作して電気掃除機を運転開始すると、上記のように静電気が発生するが、その発生した静電気は、イオン化エアによって常時中和され続けるため、塵埃貯留部内の静電気蓄積を防止できる。また、イオン化エア発生手段の運転・停止を電気掃除機の運転・停止と連動させることで、イオン化エア発生手段が無駄に電力を消費することを防止できる。
第4の発明は、特に、第2または第3の発明のイオン化エアの塵埃貯留部内への吐出を、操作部により、電気掃除機の運転停止操作がなされてから所定時間だけ行うようにしたもので、静電気の発生は、電気掃除機が運転される周囲環境(特に湿度)や掃除床面(絨毯や木床等)によって大きく変わる。これは、例えば絨毯上では掃除床面そのものに静電気が発生していることが多いことや乾燥した空気中では静電気が発生しやすい環境であるためである。更には吸込むゴミの質によっては、電気掃除機の構成部品と吸込むゴミとの接触によって発生する静電気も所謂帯電列表で示されるようにその電気的な極性(+、−)さえも変化し続けるものでもあり、塵埃貯留部内の静電気中和のためにイオン化エアを発生し続けることは必ずしも有効では無い。そこで、電気掃除機で床面上を掃除している時には、イオン化エア発生手段の駆動を止めて、電力の消費を抑え、使用者によって運転停止操作がなされて電動送風機への電力供給が停止してからイオン化エア発生手段を所定時間(例えば、塵埃貯留部内に帯電した静電気を中和するのに必要な時間)だけ駆動するようにすることで、電気掃除機が消費する電力を低減できると共に、塵埃貯留部内の静電気による塵埃付着を防止できる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明の濾過フィルタを、金属材料で形成したもので、金属性の濾過フィルタは静電容量が大きいので、塵埃貯留部内の静電気は前記濾過フィルタに集中的に集まる。濾過フィルタは吸引風と共に吸込んだ塵埃を分離する部分であるため静電気により塵埃が付着しやすい。一方で、吸引風の多くは前記濾過フィルタを通過するため、塵埃貯留部に吐出されたイオン化エアの多くは濾過フィルタに集中して集まるため、金属性の濾過フィルタによりイオン化エアによる静電気中和効果が上がる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の全体斜視図、図2は、同電気掃除機の掃除機本体の構成断面図、図3は、同電気掃除機のダストボックスから塵埃を排出する時の側断面図、図4は、同電気掃除機の回路構成ブロック図である。
図1〜4において、1は、掃除機本体であり、掃除機本体1の前部には、ホース2を接続する吸気口4を、後部には、塵埃を吸引するための電動送風機5が配置されている。吸気口4と電動送風機5との間には、サイクロン集塵部である塵埃を収容する塵埃貯留部6(以下、「ダストボックス6」と呼ぶ)が、掃除機本体1に対して着脱自在に配設されている。電動送風機5が発生する吸引風は、ホース2と延長管40と吸込み具41とを経て床面上の塵埃を吸引可能となっている。ホース2の先端部には、使用者によって電気掃除機の運転操作を行うための操作部3を配設している。
電動送風機5によって吸込み具41より吸引された塵埃は、ダストボックス6内に収容される。収容された塵埃は、掃除機本体1からダストボックス6を取り外し、ダストボックス6の底に設けた底蓋7を、図3の様に開くことで排出できる。
次にサイクロン集塵部であるダストボックス6の構成について簡単に説明する。
ダストボックス6は、その上前方に配置し塵埃を含む空気流Aをダストボックス6内の接線方向に流入させ旋回流Bを発生させる吸気口4と、旋回流Bで塵埃を含む空気流から塵埃を遠心分離する略円筒形の分離室10と、分離された塵埃を集塵する集塵室11とを備え、分離室10の円筒側面(円周面)は、0.2ミクロン程度の貫通孔が多数設けられた濾過フィルタ12(以降「ステンレスメッシュフィルタ12」と呼ぶ)で形成さている。更に、その外周を集塵体13で覆っており、集塵体13(以下、「プリーツフィルタ13」と呼ぶ)は、ステンレスメッシュフィルタ12を通過した細塵を濾過し、電動送風機5に塵埃(細塵)が吸引されるのを防止している。
ステンレスメッシュフィルタ12とプリーツフィルタ13との間の空間は、細塵分離室14となっている。プリーツフィルタ13の下部には、細塵を集塵する細塵室15が形成してあり、細塵室15と分離室10下部の集塵室11は、一体に接合されている。底蓋7は、細塵室15と集塵室11を開閉する蓋であり、フック16で係止されるようになっている。
なお底蓋7が当接する細塵室15及び集塵室11の下端には、タイト用パッキン17が取り付けてある。吸気口4は、プリーツフィルタ13と分離室10を貫通する形で配備してあり、吸気口4の周囲においてもプリーツフィルタ13と分離室10の間に空気路(隙間)が設けられている。19は、開閉する底蓋7のヒンジである。20は、プリーツフィルタ13を覆う枠体で、後部に電動送風機5と連通する開口22を有すると共に、天板21と、細塵室15に接合されており、ダストボックス6の剛性を確保している。
掃除機本体1の底部には、電動送風機5の排気風が僅かに通過可能な送風口32が有り、送風口32を通過する空気流Eは、イオン化エア発生手段31が発生するイオン化エアを含んで、掃除機本体1の前方床面方向に開口した第2のイオン化エア吐出口33より吐出可能になっている(図2の空気流D参照)。
30は、送風口32と連通すると共に、吸気口4に臨んで形成されたイオン化エア吐出口切換え手段30である。制御手段42によって駆動制御されるイオン化エア吐出口切換え手段30が開口している場合は、イオン化エアを含む電動送風機5の排気風Eは、電動送風機5の吸引力に引かれてダストボックス6内部に吐出可能となっている(図2の空気流C参照)。
以上のように構成された本実施の形態における電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
使用者が、操作部3を操作したことを制御手段42が検知すると、制御手段42は、電動送風機5の運転を開始する。電動送風機5の吸引風が、吸込み具41に作用して、床面上の塵埃を吸引する。塵埃を含んだ吸引風は、延長管40やホース2の内壁面と接触しながらダストボックス6内へ、吸気口4より分離室10の接線方向に入り、分離室10の微小な貫通孔の開いたステンレスメッシュフィルタ12の内周面を旋回する(ステンレスメッシュフィルタ12は、綿ごみ等の粗塵を捕獲するものであり、分離室10内の空気の一部は分離室10外に排出され、一部は分離室10内で旋回流Bとなる)。
分離室10内では、塵埃を含む吸引空気の旋回流によって空気と塵埃が遠心分離され、塵埃は、集塵室11に溜まる。ステンレスメッシュフィルタ12は、図2に示すように、分離室10の上部ほど開口面積を小さく下方に行くに従って開口面積を大きくすることで、上部では旋回する気流が多く下方に行くに従って旋回流も少なく(分離室10外に排出される気流が多くなる)なるようにしている。
この構成により、集塵室11に落ちた塵埃は、ほとんど舞い上がらずに集塵室11に溜まる。吸引された綿ごみ等は、旋回する間に固まり状になり、ステンレスメッシュフィルタ12の表面をクリーニングするように回転する。
分離室10内部で旋回流Bが生じているため、細塵分離室14に排出される気流も旋回流Bに沿って流れ出し、分離室10の円周方向(円の接線方向)に排出されることから細塵分離室14内に入った空気も、プリーツフィルタ13に沿って旋回するが、ステンレスメッシュフィルタ12に設けた小さい貫通孔から、流路面積が広い空間(細塵分離室14)に排出されるため、流速が落ちて細塵が落下しやすくなり、旋回流による気流と細塵の分離作用が促進される。分離された細塵は、細塵室15に落ちて留まる。
細塵が分離された清浄空気は、枠体20に設けた開口22より排出され、電動送風機5に吸引された後、掃除機本体1の外へ排出される。
上述してきたように、塵埃を含む空気が空気流路内を壁面と摺れながら流れると、静電気が発生する。この静電気は、吸込み具41からダストボックス6までの吸気流路内壁全てで発生するが、特に静電気を帯電した塵埃が集まるダストボックス6により多く集まるため、ダストボックス6の内壁に静電気力によって吸引した塵埃が多かれ少なかれ付着する。特に金属で構成されているステンレスメッシュフィルタ12は静電容量が大きいため静電気が集まり易い。
次に制御手段42による、イオン化エア発生手段31の駆動動作について説明する。
ここで、イオン化エアによる静電気の中和又は除電の原理を簡単に説明する。
電気的に一方の極性(+、−)に偏ってしまった物体(塵埃やダストボックス6構成部品)に対して、反対極性の電荷を補うことで物体を電気的に中和することができることは一般的に知られている。イオン化エア(空気イオン)は、空気中に含まれる窒素や酸素、水等の分子が電気的にバラバラに電離することによって発生する。空気イオンは、マイナス(−)とプラス(+)のどちらの極性も有しており、それぞれ反対の極性の電荷と結びついて安定した状態を作るものである。電気的に一方の極性(+又は−)に偏ってしまった物体(本実施の形態では、ダストボックス6やステンレスメッシュフィルタ12及び吸引された塵埃)に対してイオン化エア(空気イオン)を送り込むことでそれぞれ反対の極性の電荷と結びつき、電気的に安定した状態、即ち、静電気を中和して低減又は除電するものである。
イオン化エア発生手段31の駆動と第2のイオン化エア吐出口33の駆動との組み合わせは種々多様に動作可能であることは容易に推定できよう。
その動作の1例を説明する。
制御手段42は、電動送風機5の運転開始と同時にイオン化エア発生手段31を駆動する。このときにイオン化エア吐出口切換え手段30は閉じておく。これにより、電動送風機5の運転に伴う排気風の一部が僅かな開口部である送風口32を空気流Eとして通過し
、イオン化エア発生手段31の発生するイオン化エアを、第2のイオン化エア吐出口33より外部に吐出させる。イオン化エア吐出口33より吐出した空気流Dは、床面に当たり、床面上に付着した塵埃の静電気を除電する。これにより、静電気力によって付着している塵埃を遊離可能として電気掃除機による床面上の塵埃除性能を大幅に向上させることが出来る。
次に使用者が操作部3で、電気掃除機の運転停止操作をした事を制御手段42で検知すると、制御手段42は、電動送風機5へ電力供給を停止すると共にイオン化エア吐出口切換え手段30を所定時間開放する。電動送風機5は、電力供給が停止しても数秒間は惰性回転により吸引風を発し続けるため、所定時間をその数秒間に設定することで、その間にイオン化エア発生手段31の発生するイオン化エアは、ダストボックス6内に吸引される(図2の空気流C参照)。ダストボックス6内のステンレスメッシュフィルタ12は、ダストボックス6内に吸引された空気が一番最初に触れる部品であるため、吸引されたイオン化エアが効果的に当たることになる。
更には、ステンレスメッシュフィルタ12は導電性に優れた金属なので、イオン化エアによる除電効果がその隅々まで行き渡ることは容易に理解できよう。更に、電気掃除機を停止した後に、ダストボックス6内の塵埃を捨てるために図3のように底蓋7を開けた時、集塵室11、細塵室15、底蓋7と、各部に接する塵埃(粗塵、細塵)の静電気による付着力を弱めることで、ダストボックス6からの塵埃のゴミ離れ性が良くなるので、使用者が行うダストボックス6の掃除(メンテナンス)の手間が軽減できる効果があることは言うまでも無い。
次に、動作の2例目を説明する。
制御手段42は、電動送風機5の運転開始と共にイオン化エア発生手段31の駆動を開始し、更にイオン化エア吐出口33を開放駆動する。吸引する塵埃の種類や環境湿度によって大量に発生する静電気を逐次中和・除電し続けることで、ステンレスメッシュフィルタ12に静電気で付着する塵埃の量を低減してステンレスメッシュフィルタ12の塵埃付着による目詰まりによる吸込み力の低下を防止できるため、吸引力の高い状態を維持できる使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。繰り返しになるが本動作によってもダストボックス6の掃除(メンテナンス)の手間が軽減できる効果があることは言うまでも無い。
次に、動作の3例目を説明する。
制御手段42は、イオン化エア発生手段31の駆動を行う事無く電動送風機5の運転を開始する。使用者が操作部3で、電気掃除機の運転停止操作が成されたことを制御手段42が検知すると、電動送風機5の運転を停止すると共にイオン化エア発生手段31を駆動し、さらに、イオン化エア吐出口切換え手段30を開放駆動する。制御手段42は、電動送風機5が電力供給が停止しても惰性回転して吸引風を発し続ける時間が経過すると、前記駆動を停止する。更に繰り返しになるが、本動作によってもダストボックス6の掃除(メンテナンス)の手間が軽減できる効果があることは言うまでも無い。
既に理解されていることと思うが、上記動作の1例目は、掃除性能向上、動作の2例目は、ダストボックス6のメンテナンス性能向上、動作の3例目は、電気掃除機の消費する電力低減即ち省エネ確保を主眼とした制御動作である。
以上説明してきたように、本実施の形態における電気掃除機によれば、ダストボックス6のメンテナンス性を向上できるばかりでなく、床面上掃除性能向上も図れると共に省エ
ネにも配慮した優れた電気掃除機を提供できるものである。
以上のように本発明に係る電気掃除機は、吸気を旋回して遠心力により塵埃を分離・蓄積するサイクロン集塵部の構成を有す電気掃除機のメンテナンス性向上に有用な技術である。
本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の全体斜視図 同電気掃除機の掃除機本体の構成断面図 同電気掃除機のダストボックスから塵埃を排出する時の側断面図 同電気掃除機の回路構成ブロック図
1 掃除機本体
2 ホース
3 操作部
4 吸気口
5 電動送風機
6 ダストボックス(塵埃貯留部)
7 底蓋
10 分離室
11 集塵室
12 ステンレスメッシュフィルタ(濾過フィルタ)
13 プリーツフィルタ(集塵体)
14 細塵分離室
15 細塵室
16 フック
17 タイト用パッキン
19 ヒンジ
20 枠体
21 天板
22 開口
30 イオン化エア吐出口切換え手段
31 イオン化エア発生手段
32 送風口
33 第2のイオン化エア吐出口
40 延長管
41 吸込み具
42 制御手段

Claims (5)

  1. 清掃面から塵埃を吸込む吸込み具と、
    吸込み気流を発生させる電動送風機と、
    前記電動送風機の上流側に配されると共に、微小な貫通孔を複数有する濾過フィルタを有し、前記吸込み具から吸引された塵埃を遠心力で分離し貯留する塵埃貯留部と、
    イオン化エア発生手段と、
    電気掃除機の運転を操作する操作部と、を備え、
    前記イオン化エア発生手段で発生するイオン化エアを前記塵埃貯留部内に吐出可能に構成し、
    前記イオン化エアの前記塵埃貯留部内への吐出動作を、前記操作部の操作に連動させ、
    前記イオン化エアの前記塵埃貯留部内へ吐出を、前記操作部により、前記電気掃除機の運転停止操作がなされてから所定時間だけ行うようにしたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 清掃面から塵埃を吸込む吸込み具と、
    吸込み気流を発生させる電動送風機と、
    前記電動送風機の上流側に配されると共に、微小な貫通孔を複数有する濾過フィルタを有し、前記吸込み具から吸引された塵埃を遠心力で分離し貯留する塵埃貯留部と、
    イオン化エア発生手段と、を備え、
    前記イオン化エア発生手段で発生するイオン化エアを前記塵埃貯留部内に吐出可能にし、前記イオン化エアの吐出を、前記塵埃貯留部内へとそれ以外へ切換えられるようにした電気掃除機。
  3. 電気掃除機の運転を操作する操作部を備え、イオン化エアの塵埃貯留部内への吐出動作を、前記操作部の操作に連動させたことを特徴とする請求項に記載の電気掃除機。
  4. イオン化エアの塵埃貯留部内への吐出を、操作部により、電気掃除機の運転停止操作がなされてから所定時間だけ行うようにした請求項2または3に記載の電気掃除機。
  5. 濾過フィルタを、金属材料で形成した請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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