JP5012321B2 - 自動変速機における作動油供給装置 - Google Patents

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本発明は、エンジンによって駆動されるオイルポンプと電動モータによって駆動されるオイルポンプを備えた自動変速機における作動油供給装置に関するものである。
従来、例えば、特許文献1に記載されているように、エンジンによって常時駆動される第1オイルポンプと、電気モータによって任意に駆動制御される第2オイルポンプを備えた変速機用のオイルポンプ駆動装置が知られている。このようなオイルポンプ駆動装置によれば、エンジンが所定回転数に達するまでは、電気モータを駆動して第1および第2オイルポンプを駆動することにより、必要な吐出油量を小型のオイルポンプによって確保できる。また、エンジンが所定回転数を超えた場合には、電気モータを停止させることにより、エンジンの高回転領域においては余分な吐出油量を減少でき、オイルポンプ駆動ロスを小さくすることができる。
特開平6−193711号公報(段落0028〜0032、図3)
しかしながら、上記した特許文献1に記載されたような構成のオイルポンプ駆動装置においては、特に低温時に、作動油の粘度が高くなった場合、第1オイルポンプ11はエンジンによって強制駆動されるため特に問題はないが、第2オイルポンプを駆動する電気モータの駆動トルクが粘性抵抗によって高くなり、低温始動時における負荷トルクが大きくなる問題があった。このために、その負荷トルクに打ち勝つに十分なモータ出力を得る必要があり、モータ容量が大きくなって、電動ポンプユニットが大型化し、車両搭載性が悪くなる問題があった。
本発明は、上記した従来の問題を解消するためになされたもので、低温始動時に、エンジンによって駆動される第1オイルポンプより吐出された圧油を第2オイルポンプの吸入ポートに供給して、低温の作動油を排出できるようにすることにより、電動モータの容量を小さくできる自動変速機における作動油供給装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の特徴は、エンジンによって駆動される駆動軸に連結され、摩擦係合要素等を備えた自動変速機の油圧回路に油圧源からの作動油を吐出する第1オイルポンプと、電動モータによって駆動され、前記油圧源からの作動油を前記油圧回路に吐出する第2オイルポンプとを備えた自動変速機における作動油供給装置において、前記第2オイルポンプの吸入ポートを、前記油圧源側および前記第1オイルポンプの吐出ポート側の何れか一方に連通するとともに、前記第1オイルポンプの吐出通路および前記第2オイルポンプの吸入通路を連通遮断する電磁切替バルブと、前記第1オイルポンプの吐出ポートの吐出通路に接続される、前記第2オイルポンプの吐出通路である補助吐出通路中であって、前記第2オイルポンプの吐出ポートと前記第1オイルポンプの前記吐出通路とを結ぶ点よりも前記第2オイルポンプの前記吐出ポート側に設けられ、前記第1オイルポンプの前記吐出通路からの吐出油が前記第2オイルポンプの前記吐出ポート側に逆流することを防止するチェックバルブと、該電磁切替バルブをエンジンの低温始動時に切替えて、前記第2オイルポンプの吸入ポートを、前記第1オイルポンプの前記吐出ポート側に連通する切替え制御手段とを備えたことである。
請求項1に係る発明によれば、第2オイルポンプの吸入ポートを、油圧源側および第1オイルポンプの吐出ポート側の何れか一方に連通するとともに、第1オイルポンプの吐出通路および第2オイルポンプの吸入通路を連通遮断する電磁切替バルブと、第1オイルポンプの吐出ポートの吐出通路に接続される、第2オイルポンプの吐出通路である補助吐出通路中であって、第2オイルポンプの吐出ポートと第1オイルポンプの吐出通路とを結ぶ点よりも第2オイルポンプの吐出ポート側に設けられ、第1オイルポンプの吐出通路からの吐出油が第2オイルポンプの吐出ポート側に逆流することを防止するチェックバルブと、電磁切替バルブをエンジンの低温始動時に切替えて、第2オイルポンプの吸入ポートを、第1オイルポンプの吐出ポート側に連通する切替え制御手段とを備えている。
これにより、エンジンの低温始動時には、エンジンによって駆動される第1オイルポンプより吐出された圧油によって、第2オイルポンプを強制駆動させて、第2オイルポンプ内の低温の作動油を迅速に排出させることができ、第2オイルポンプを駆動するに必要な電動モータの駆動トルクを小さくすることができる。従って、電動モータのモータ容量として、低温始動時の粘性抵抗に打ち勝つ大きなモータ出力を不要にできるので、電動ポンプを小型にでき、車両搭載性が良くすることができる。
しかも、電磁切替バルブを切替えて第1オイルポンプの吐出油を自動変速機の油圧回路に供給する際に、吐出油が第2オイルポンプの吐出ポート側に逆流することを防止することができる。

請求項1に係る発明によれば、第2オイルポンプの吸入ポートを、油圧源側および第1オイルポンプの吐出ポート側の何れか一方に連通するとともに、第1オイルポンプの吐出通路および第2オイルポンプの吸入通路を連通遮断する電磁切替バルブと、電磁切替バルブをエンジンの低温始動時に切替えて、第2オイルポンプの吸入ポートを、第1オイルポンプの吐出ポート側に連通する切替え制御手段とを備えているので、エンジンの低温始動時には、エンジンによって駆動される第1オイルポンプより吐出された圧油によって、第2オイルポンプを強制駆動させて、第2オイルポンプ内の低温の作動油を迅速に排出させることができ、第2オイルポンプを駆動するに必要な電動モータの駆動トルクを小さくすることができる。従って、電動モータのモータ容量として、低温始動時の粘性抵抗に打ち勝つ大きなモータ出力を不要にできるので、電動ポンプを小型にでき、車両搭載性が良くすることができる。
請求項2に係る発明によれば、電動モータは、アイドリングストップ時に駆動されるようになっているので、アイドリングストップによって第1オイルポンプの駆動が停止された状態においても、電動モータによって駆動される第2オイルポンプより吐出された作動油を油圧回路に供給することができ、自動変速機の摩擦係合要素の締結状態を保持することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、11はエンジン10によって駆動され、エンジン10の回転数に比例した吐出流量を吐出する第1オイルポンプを示し、12は電動モータ13によって駆動され、電動モータ13の回転数に比例した吐出流量を吐出する第2オイルポンプを示す。これら第1および第2オイルポンプ11、12は、ギヤポンプ、トロコイドポンプあるいはベーンポンプ等の定吐出型ポンプで構成されている。
第1オイルポンプ11の吐出ポート11aには、吐出通路15が接続され、吸入ポート11bには、自動変速機の油圧源としてのオイルパン16に通ずる吸入通路17が接続されている。吐出通路15は、電磁切替バルブ18を介して油圧回路20に接続されるようになっている。油圧回路20は、自動変速機のクラッチおよびブレーキ等の摩擦係合要素(油圧サーボ)、トルクコンバータおよびそのクーラ配管、ならびに自動変速機の潤滑部位に通ずる潤滑通路等を備え、油圧回路20に供給されるATF(オートマチックトランスミッションフルード)からなる作動油によって、摩擦係合要素およびトルクコンバータを制御するとともに、潤滑部位を潤滑するようになっている。
第1オイルポンプ11がエンジン10によって駆動されることにより、オイルパン16に貯留された作動油が吸入通路17を介して吸入ポート11bより吸上げられ、吐出ポート11aよりエンジン回転数に比例した作動油が吐出通路15に吐出されるようになっている。
第2オイルポンプ12の吐出ポート12aには、吐出通路15に接続された補助吐出通路21が接続され、補助吐出通路21中には、吐出通路15から第2オイルポンプ12の吐出ポート12a側への逆流を防止するチェックバルブ22が介挿されている。第2オイルポンプ12の吸入ポート12bには、吸入通路23が接続され、吸入通路23は電磁切替バルブ18によって第1オイルポンプ11の吐出ポート11a側および吸入通路17側の何れか一方に接続されるようになっている。
電磁切替バルブ18は、入口側に2つのポートと、出口側に2つのポートを有する2位置4方向切替バルブからなり、第1オイルポンプ11の吐出通路15上および第2オイルポンプ12の吸入通路23上に配設されている。電磁切替バルブ18の一方の入口ポートは、第1オイルポンプ11の吐出ポート11a側に接続され、他方の入口ポートは、吸入通路17側に接続されている。また、電磁切替バルブ18の一方の出口ポートは、油圧回路20側に接続され、他方の出口ポートは、第2オイルポンプ12の吸入ポート12b側に接続されている。
電磁切替バルブ18は、通常はスプリングの付勢力によって図1に示す原位置に保持され、ソレノイドによって図4に示す切替位置に切替えられるようになっている。電磁切替バルブ18が原位置に保持された状態においては、第1オイルポンプ11の吐出ポート11aに接続された一方の入口ポートが、油圧回路20に接続された一方の出口ポートに連通されるとともに、吸入通路17に接続された他方の入口ポートが、第2オイルポンプ12の吸入ポート12bに接続された他方の出口ポートに連通されている。
この状態にあっては、第1および第2オイルポンプ11、12が、オイルパン16と油圧回路20との間に互いに並列に接続された関係となる。そして、電動モータ13が停止されている状態においては、エンジン10によって駆動される第1オイルポンプ11より吐出された作動油が吐出通路15を介して油圧回路20に供給される。この状態で、電動モータ13が駆動されると、エンジン10によって駆動される第1オイルポンプ11より吐出された作動油と、電動モータ13によって駆動される第2オイルポンプ12より吐出された作動油が吐出通路15上において合流され、油圧回路20に供給されるようになる。
このような構成により、第1オイルポンプ11のポンプ容量を可及的に小さくでき、大流量が必要な自動変速機の変速制御時に、電動モータ13を駆動させることにより、不足する流量を第2オイルポンプ12によって補うことができる。これによって、第1オイルポンプ11を駆動するに必要な駆動トルクを低減でき、無駄な動力損失を減少することができる。
電磁切替バルブ18が切替位置に切替えられると、図4に示すように、第1オイルポンプ11の吐出ポート11aに接続された一方の入口ポートが、第2オイルポンプ12の吸入ポート12bに接続された他方の出口ポートに連通されるとともに、吸入通路17側に接続された他方の入口ポートおよび油圧回路20側に接続された一方の出口ポートが閉止される。これによって、第1オイルポンプ11と第2オイルポンプ12の直列回路が構成され、第1オイルポンプ11より吐出された作動油は、第2オイルポンプ12および補助吐出通路21を介して油圧回路20に供給される。
電磁切替バルブ18は、エンジン10の低温始動時に、制御装置30からの切替え指令に基づいて切替えられるようになっており、電磁切替バルブ18の切替えによって、第1オイルポンプ11の吐出ポート11aより吐出された圧油が、第2オイルポンプ12の吸入ポート12bに供給されるようになっている。
第2オイルポンプ12を駆動する電動モータ13は、アイドリングストップ時に、すなわち、車両の停車を検出してエンジンが停止された際に、制御装置30からの起動指令に基づいて駆動されるようになっている。また、電動モータ13は、自動変速機の変速制御時にも制御装置30からの指令に基づいて駆動されるようになっている。
図2は、制御装置30によって実行される電磁切替バルブ18を切替え制御するためのフローチャートを示すもので、図2に示すプログラムは一定時間毎に割込みによって処理される。まず、ステップ100において、車両のイグニッションがONにされているか否かが判断され、ONされている場合には、判断結果がY(YES)となり、ステップ102に移行する。ONされていない場合には、判断結果がN(NO)となり、プログラムはリターンされる。ステップ102においては、シフトレバーのレンジがP(パーキング)レンジにあるかN(ニュートラル)レンジにあるか否かが判断され、PレンジあるいはNレンジにある場合、すなわち、車両が停止状態にある場合には、判断結果がYとなり、ステップ104に移行する。PレンジあるいはNレンジ以外の走行レンジにある場合には、判断結果がNとなり、プログラムはリターンされる。
ステップ104においては、バッテリ容量がハイレベルにあるか、ローレベルにあるかが判断され、ハイレベルにある場合には、判断結果がH(HIGH)となり、ステップ106に移行する。ローレベルにある場合には、判断結果がL(LOW)となり、プログラムはリターンされる。さらに、ステップ106においては、オイルパン16に貯留された作動油の温度、すなわち、ATF温度が、所定温度よりも高いか低いかが判断され、低い場合には、判断結果がLとなり、ステップ108に移行され、高い場合には、判断結果がHとなり、プログラムはリターンされる。ステップ108においては、電磁切替バルブを一定時間切替える切替え指令が出力され、この切替え指令に基づいて、電磁切替バルブ18が図4に示す状態に一定時間だけ切替え制御される。かかるステップ108は、請求項における切替え制御手段を構成している。
このように、電磁切替バルブ18は、イグニッションがONされたとき、車両が停止状態にあり、バッテリ容量が十分あり、かつATF温度が低温の場合に切替えられる。言い換えれば、電磁切替バルブ18は、エンジンの低温始動時に切替えられ、第1オイルポンプ11の吐出圧によって第2オイルポンプ12内の低温の作動油を強制的に排出するとともに、第2オイルポンプ12を強制駆動して作動油の温度を早期に温めるように作用する。
図3は、上記した2つのオイルポンプ11、12の吐出特性を示す線図で、線図Aは第1オイルポンプ11の吐出特性を、線図Bは第2オイルポンプ12の吐出特性を示し、実線Cは、第1および第2オイルポンプ11、12の吐出流量が合流された場合の流量を示す。
次に上記した構成における動作について説明する。通常電動モータ13は停止されており、また、電磁切替バルブ18は図1に示す原位置に保持されている。この状態においては、エンジン10によって駆動される第1オイルポンプ11が、オイルパン16より作動油を吸上げて吐出通路15に作動油を吐出し、吐出された作動油は油圧回路20に供給される。
この状態で、エンジン10がアイドリングストップされると、これが制御装置30により検出されて、制御装置30より電動モータ13を起動するための起動指令が送出される。これによって、電動モータ13が起動され、第2オイルポンプ12が駆動される。第2オイルポンプ12の駆動により、オイルパン16より作動油が吸上げられて補助吐出通路21に一定流量の作動油が吐出され、吐出された作動油はチェック弁22および吐出通路15を介して油圧回路20に供給される。
これにより、アイドリングストップによって第1オイルポンプ11の駆動が停止された状態においても、電動モータ13によって駆動される第2オイルポンプ12より吐出された作動油が油圧回路20に供給されるので、アイドリングストップ時に締結状態にある自動変速機の摩擦係合要素(クラッチ)の締結状態を保持できるようになる。
アイドリングストップが解除されると、制御装置30からの指令に基づいて電動モータ13が停止され、第2オイルポンプ12からの作動油の吐出が停止される。この結果、エンジン10によって駆動される第1オイルポンプ11より吐出された作動油のみが油圧回路20に供給される。
また、車両の走行中に、自動変速機において変速制御が行われると、これが制御装置30により検出されて、電動モータ13が起動され、第2オイルポンプ12が駆動される。これによって、油圧回路20には、第1オイルポンプ11より吐出された作動油と、第2オイルポンプ12より吐出された作動油が合流されて供給されるので、大流量が必要な変速制御時においても、第1オイルポンプ11で不足する流量を第2オイルポンプ12によって補うことができ、第1オイルポンプ11のポンプ容量を大きくする必要がない。
ところで、イグニッションがONされると、図3に示すフローチャートのステップ102以降が実行され、ステップ106において、ATF温度が、所定温度よりも低いと判断された場合には、ステップ108に移行されて、電磁切替バルブを一定時間切替える切替え指令が出力され、この切替え指令に基づいて、電磁切替バルブ18のソレノイドが励磁され、電磁切替バルブ18が図4に示す切替え位置に切替え制御される。
電磁切替バルブ18の切替えにより、第1オイルポンプ11より吐出された圧油が、電磁切替バルブ18を介して第2オイルポンプ12の吸入ポート12bに供給される。この際、電動モータ13はフリー回転できるように制御されており、第2オイルポンプ12の吸入ポート12bへの圧油の供給によって第2オイルポンプ12が強制駆動される。これによって、第2オイルポンプ12内の低温の作動油が強制的に循環されるとともに、第2オイルポンプ12の強制駆動によって作動油(ATF)の温度が早期に上昇される。電磁切替バルブ18が切替えられて一定時間が経過すると、電磁切替バルブ18のソレノイドが消磁され、電磁切替バルブ18は再び図1に示す原位置に復帰される。
このように、エンジンの低温始動時には、エンジンによって駆動される第1オイルポンプ11より吐出された圧油によって、第2オイルポンプ12が強制駆動されるので、第2オイルポンプ12内の低温の作動油が循環に排出される。従って、低温始動後に第2オイルポンプ12を駆動する必要が生じた場合においても、第2オイルポンプ12を駆動するに必要な電動モータ13の駆動トルクを小さくすることができ、電動モータ13のモータ容量として、低温時の粘性抵抗に打ち勝つ大きなモータ出力を不要にできる。これによって、電動ポンプ13を小型にでき、車両搭載性を良くすることができる。
上記した実施の形態においては、第2オイルポンプ12を駆動する電動モータ13を、アイドリングストップ時および自動変速機の変速制御時に駆動させるようにしたが、電動モータ13をアイドリングストップ時にのみ駆動させるようにすることもでき、このような場合には、エンジン10によって駆動される第1オイルポンプ11として、変速制御時に必要な流量を吐出できるポンプ容量を備えたものを用いればよい。
また、上記した実施の形態においては、低温始動時に、電磁切替バルブ18を一定時間だけ切替えるようにしたが、電磁切替バルブ18を切替えた後のATF温度を検出して、ATF温度が所定温度以上になったとき、電磁切替バルブ18を原位置に復帰させるように制御してもよい。
さらに、電磁切替バルブ18を切替える条件として、例えば、コイル温度の異常有無等のフェールセーフ項目を追加することもできる。
斯様に、上記した実施の形態で述べた具体的構成は、本発明の一例を示したものにすぎず、本発明はそのような具体的構成に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様を採り得るものである。
本発明の実施の形態を示す自動変速機における作動油供給装置を示す油圧系統図である。 電磁切替バルブを切替制御するフローチャートを示す図である。 2つのオイルポンプの吐出特性を示す線図である。 図1の作動状態を示す油圧系統図である。
符号の説明
10…エンジン、11…第1オイルポンプ、11a…吐出ポート、11b…吸入ポート、12…第2オイルポンプ、12a…吐出ポート、12b…吸入ポート、13…電動モータ、15…吐出通路、16…オイルパン、18…電磁切替バルブ、23…吸入通路、30…制御装置、108…切替え制御手段。

Claims (2)

  1. エンジンによって駆動される駆動軸に連結され、摩擦係合要素等を備えた自動変速機の油圧回路に油圧源からの作動油を吐出する第1オイルポンプと、電動モータによって駆動され、前記油圧源からの作動油を前記油圧回路に吐出する第2オイルポンプとを備えた自動変速機における作動油供給装置において、
    前記第2オイルポンプの吸入ポートを、前記油圧源側および前記第1オイルポンプの吐出ポート側の何れか一方に連通するとともに、前記第1オイルポンプの吐出通路および前記第2オイルポンプの吸入通路を連通遮断する電磁切替バルブと、
    前記第1オイルポンプの吐出ポートの吐出通路に接続される、前記第2オイルポンプの吐出通路である補助吐出通路中であって、前記第2オイルポンプの吐出ポートと前記第1オイルポンプの前記吐出通路とを結ぶ点よりも前記第2オイルポンプの前記吐出ポート側に設けられ、前記第1オイルポンプの前記吐出通路からの吐出油が前記第2オイルポンプの前記吐出ポート側に逆流することを防止するチェックバルブと、
    該電磁切替バルブをエンジンの低温始動時に切替えて、前記第2オイルポンプの吸入ポートを、前記第1オイルポンプの前記吐出ポート側に連通する切替え制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動変速機における作動油供給装置。
  2. 請求項1において、前記電動モータは、アイドリングストップ時に駆動されるようになっていることを特徴とする自動変速機における作動油供給装置。
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