JP2003247633A - 変速機用油圧源装置 - Google Patents

変速機用油圧源装置

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JP2003247633A
JP2003247633A JP2002049377A JP2002049377A JP2003247633A JP 2003247633 A JP2003247633 A JP 2003247633A JP 2002049377 A JP2002049377 A JP 2002049377A JP 2002049377 A JP2002049377 A JP 2002049377A JP 2003247633 A JP2003247633 A JP 2003247633A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンのアイドリングストップ時等のよう
に第1の動力源の回転駆動が停止するようなとき、変速
機にオイルを供給可能なように第2の動力源にて駆動さ
れるアシスト油圧源を設けながら、スペース効率の高い
油圧源の設定と、第2の動力源の小型化との両立を達成
することができる変速機用油圧源装置を提供すること。 【解決手段】 変速機2を有するエンジン1の変速機入
力軸5とは別の位置に設けられ、チェーンまたはベルト
6を介して変速機入力軸5の回転が伝えられるメイン駆
動軸7と、一端側に電動モータ8が設けられたアシスト
駆動軸9と、メイン駆動軸7により駆動されるメイン油
圧源10と、アシスト駆動軸9により駆動されるアシス
ト油圧源11と、メイン駆動軸7とアシスト駆動軸9と
の間に設けられた電磁クラッチ12と、メイン油圧源1
0とアシスト油圧源11のうち、少なくとも一方の油圧
源から吐出されるオイルを変速機2に供給する吸入側油
路13及び吐出側油路14と、を備えた手段とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン停止時で
も変速機にオイルを供給可能なように電動モータ等によ
り駆動されるアシスト油圧源を備えた変速機用油圧源装
置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平6−38303号
公報には、変速機の主軸上に組み込まれたオイルポンプ
とは別に、電動モータで駆動されるオイルポンプを設
け、エンジンのアイドリングストップ中にも変速機にオ
イルを供給できるようにしたオイルポンプ駆動装置が開
示されている。
【0003】また、例えば、特開平6−174055号
公報には、1個のオイルポンプを変速機の主駆動軸とは
別に設け、エンジン回転数が低くオイルポンプを所定の
回転数で駆動できないときには電動モータで駆動し、エ
ンジン回転数が高くオイルポンプが所定回転数以上で駆
動されるときには電動モータを停止するオイルポンプ駆
動装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−38303号公報に記載の従来装置にあっては、変
速機の主軸上に組み込まれたオイルポンプはそのまま
で、これに電動モータで駆動されるオイルポンプを付加
する構成となっているため、油圧源の設定スペースをセ
ーブすることができない。
【0005】また、特開平6−174055号公報に記
載の従来装置にあっては、変速機の主軸上に組み込まれ
たオイルポンプを取り除いているので、その分、変速機
の油圧源設置スペースをセーブすることが可能である。
しかし、エンジン駆動とモータ駆動により使い分ける1
個のオイルポンプによる構成であり、エンジン回転数が
低いままの走行状態では、電動モータを常時必要回転数
に駆動しなければならない。この結果、電動モータとし
て、大きな出力が可能な大型のものが必要である。
【0006】本発明の目的は、エンジンのアイドリング
ストップ時等のように第1の動力源の回転駆動が停止す
るようなとき、変速機にオイルを供給可能なように第2
の動力源にて駆動されるアシスト油圧源を設けながら、
スペース効率の高い油圧源の設定と、第2の動力源の小
型化との両立を達成することができる変速機用油圧源装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の変速機用油圧源装置では、変速機を有する
第1の動力源の動力源主軸とは別の位置に設けられ、駆
動伝達要素を介して動力源主軸の回転が伝えられる第1
の駆動軸と、一端側に第2の動力源が設けられた第2の
駆動軸と、前記第1の駆動軸により駆動されるメイン油
圧源と、前記第2の駆動軸により駆動されるアシスト油
圧源と、前記第1の駆動軸と第2の駆動軸との間に設け
られ、両駆動軸を互いに繋ぐ接続と両駆動軸を切り離す
切断とが切り替え可能な断続手段と、前記メイン油圧源
とアシスト油圧源のうち、少なくとも一方の油圧源から
吐出されるオイルを変速機に供給する変速機油圧回路
と、を備えた手段とした。
【0008】すなわち、主駆動軸とは別位置に、2つの
動力源と2つの駆動軸と2つの油圧源と1つの断続手段
を有する油圧源ユニットを配置した。
【0009】ここで、変速機とは、油圧制御により無段
階に変速比を変える自動変速機(ベルト式やトロイダル
式など)や多段階に変速比を変える自動変速機をいう。
第1の動力源とは、エンジン車の場合はエンジンをい
い、電気自動車の場合は駆動モータをいい、ハイブリッ
ド車の場合はエンジンと駆動モータの少なくとも一方を
いう。
【0010】また、動力源主軸とは、エンジン出力軸や
変速機入力軸等をいう。駆動伝達要素とは、チェーンや
ベルトやギヤ等をいう。第2の動力源とは、電動モータ
や補助エンジン等をいう。メイン油圧源およびアシスト
油圧源とは、ギヤポンプやベーンポンプ等による油圧発
生源をいう。断続手段とは、電磁クラッチやアクチュエ
ータにより作動するドグクラッチ等をいう。
【0011】
【発明の効果】本発明の変速機用油圧源装置にあって
は、例えば、 断続手段を接続状態とし、メイン油圧源とアシスト油
圧源とを共に第1の動力源による駆動とする油圧源パタ
ーン 断続手段を切断状態とし、アシスト油圧源のみを第2
の動力源による駆動とする油圧源パターン 断続手段を切断状態とし、メイン油圧源を第1の動力
源による駆動とし、アシスト油圧源を第2の動力源によ
る駆動とする油圧源パターン との3通りの油圧源パターン選択肢を有する。
【0012】そして、大吐出流量が必要なときには、
の油圧源パターンを選択し、アイドリングストップ時に
は、の油圧源パターンを選択し、大吐出流量が必要
で、かつ、第1の動力源出力のフリクションを抑えたい
ときには、の油圧源パターンを選択することができ
る。
【0013】また、駆動伝達要素を介して動力源主軸の
回転が伝えられる第1の駆動軸の設定により、変速機の
主軸上のオイルポンプを取り除いた構成としているの
で、変速機においてスペース効率の高い油圧源の設定が
できる。
【0014】さらに、第1の駆動軸により駆動されるメ
イン油圧源と、第2の駆動軸により駆動されるアシスト
油圧源の2個の油圧源を設定しているため、大吐出流量
が必要なときにはの油圧源パターン(第1の駆動源の
み)、または、の油圧源パターン(第1の駆動源と第
2の駆動源の併用)を選択することで、第2の駆動源に
対する負荷が小さく抑えられ、第2の動力源の小型化を
達成できる。
【0015】よって、エンジンのアイドリングストップ
時等のように第1の動力源の回転駆動が停止するような
とき、変速機にオイルを供給可能なように第2の動力源
にて駆動されるアシスト油圧源を設けながら、スペース
効率の高い油圧源の設定と、第2の動力源の小型化との
両立を達成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の変速機用油圧源装
置を実現する実施の形態を、請求項1,2,3に係る発
明に対応する第1実施例と、請求項4,5に係る発明に
対応する第2実施例と、請求項6,7に係る発明に対応
する第3実施例と、請求項8,9に係る発明に対応する
第4実施例と、に基づいて説明する。
【0017】また、フェール対策技術として、請求項1
0,11,12に係る発明に対応する第5実施例と、請
求項13に係る発明に対応する第6実施例と、請求項1
4に係る発明に対応する第7実施例と、請求項15に係
る発明に対応する第8実施例と、請求項16に係る発明
に対応する第9実施例と、請求項17,18に係る発明
に対応する第10実施例と、に基づいて説明する。
【0018】さらに、燃費対策技術として、請求項19
に係る発明に対応する第11実施例と、請求項20に係
る発明に対応する第12実施例と、請求項21に係る発
明に対応する第13実施例と、に基づいて説明する。
【0019】(第1実施例)まず、構成を説明する。図
1は第1実施例の変速機用油圧源装置を示す全体図であ
る。図1において、A1は第1油圧源ユニット、1はエ
ンジン(第1の動力源)、2は変速機、3はエンジン出
力軸、4はトルクコンバータ、5は変速機入力軸(動力
源主軸)、6はチェーンまたはベルト(駆動伝達要
素)、7はメイン駆動軸(第1の駆動軸)、8は電動モ
ータ(第2の動力源)、9はアシスト駆動軸(第2の駆
動軸)、10はメイン油圧源、11はアシスト油圧源、
12は電磁クラッチ(断続手段)、13は吸入側油路
(変速機油圧回路)、14は吐出側油路(変速機油圧回
路)、15はバルブボディ、16はオイルパン、17は
ストレーナ、18は油圧源コントローラである。
【0020】前記第1油圧源ユニットA1は、メイン駆
動軸7と、電動モータ8と、アシスト駆動軸9と、メイ
ン油圧源10と、アシスト油圧源11と、電磁クラッチ
12とを有して構成される。
【0021】前記メイン駆動軸7は、エンジン1の回転
駆動力がトルクコンバータ4を介して入力される変速機
入力軸5とは別の位置に設けられ、チェーンまたはベル
トを介して変速機入力軸5の回転が伝えられる。
【0022】前記アシスト駆動軸9は、前記メイン駆動
軸7とは同軸上に配置され、一端側に電動モータ8が設
けられる。この電動モータ8は、油圧源コントローラ1
8からの指令によりON・OFF制御および回転数制御が行
われる。
【0023】前記メイン油圧源10は、ギヤポンプやベ
ーンポンプ等のオイルポンプにより構成され、メイン駆
動軸7により駆動される。
【0024】前記アシスト油圧源11は、ギヤポンプや
ベーンポンプ等のオイルポンプにより構成され、アシス
ト駆動軸9により駆動される。
【0025】前記電磁クラッチ12は、メイン駆動軸7
とアシスト駆動軸8との間に設けられ、両駆動軸7,8
を互いに繋ぐ接続と、両駆動軸7,8を切り離す切断
と、を切り替えるON・OFF制御が油圧源コントローラ1
8からの制御指令により行われる。
【0026】前記メイン油圧源10とアシスト油圧源1
1のうち、少なくとも一方の油圧源が駆動状態であると
き、オイルパン16に溜まっているオイルがストレーナ
17を介して吸入側油路13により吸入され、駆動状態
の油圧源から吐出されるオイルを、吐出側油路14を介
して変速機2のバルブボディ15に供給する。このバル
ブボディ15のプレッシャーレギュレータバルブでは、
油圧源から供給されたポンプ吐出圧から変速制御圧の元
圧となるライン圧を作り出す。
【0027】前記油圧源コントローラ18は、トランス
ミッションコントローラ等からの入力情報に基づいて判
断された油圧要求に応じ、電動モータ8と電磁クラッチ
12の制御を行うことにより、3つの油圧源パターンの
中から最適な油圧源パターンを選択する制御を行う。
【0028】次に、作用を説明する。
【0029】[油圧源パターンの選択]第1油圧源ユニ
ットA1は、図2及び図5に示すように、の油圧源パ
ターンと、の油圧源パターンと、の油圧源パターン
と、の3通りの異なる油圧源パターン選択肢を有する
(第1の油圧源選択制御手段)。
【0030】の油圧源パターンは、図3(イ)に示す
ように、電磁クラッチ12をロック状態とし、メイン油
圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジン1によ
る駆動とする。
【0031】の油圧源パターンは、図3(ロ)に示す
ように、電磁クラッチ12をフリー状態とし、アシスト
油圧源11のみを電動モータ8による駆動とする。
【0032】の油圧源パターンは、図3(ハ)に示す
ように、電磁クラッチ12をフリー状態とし、メイン油
圧源10をエンジン1による駆動とし、アシスト油圧源
11を電動モータ8による駆動とする。
【0033】そして、油圧源コントローラ18におい
て、大吐出流量が必要であると判断されたときは、メイ
ン油圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジン1
による駆動とするの油圧源パターンを選択する(図4
)。
【0034】また、油圧源コントローラ18において、
アイドリングストップ時であると判断されたときには、
アシスト油圧源11のみを電動モータ8による駆動とす
るの油圧源パターンを選択する(図4)。
【0035】さらに、油圧源コントローラ18におい
て、大吐出流量が必要で、かつ、エンジン出力のフリク
ションを抑えたいと判断されたときには、メイン油圧源
10をエンジン1による駆動とし、アシスト油圧源11
を電動モータ8による駆動とするの油圧源パターンを
選択する(図4)。
【0036】ここで、エンジン出力のフリクションと
は、エンジン負荷の意味であり、の油圧源パターンの
場合、エンジン1によりメイン油圧源10とアシスト油
圧源11と電動モータ8を回転駆動させることになり、
余分である電動モータ8を回転させる分、エンジン負荷
となる。
【0037】[油圧源ユニットの設定]第1油圧源ユニ
ットA1は、図1に示すように、チェーンまたはベルト
6を介して変速機入力軸5の回転が伝えられるメイン駆
動軸7を設定することにより、変速機2の変速機入力軸
5上のオイルポンプを取り除いた構成とされる。
【0038】このため、変速機入力軸5上にオイルポン
プが設定されている変速機に比べ、変速機の軸方向寸法
の短縮化を図ることができる。加えて、第1油圧源ユニ
ット1を変速機2の余裕スペース部分にレイアウトする
ことができるため、変速機2においてスペース効率の高
い第1油圧源ユニットA1の設定ができる。
【0039】[電動モータの小型化]第1油圧源ユニッ
トA1は、メイン駆動軸7により駆動されるメイン油圧
源10と、アシスト駆動軸9により駆動されるアシスト
油圧源11の2個の油圧源を設定している。
【0040】そして、大吐出流量が必要なときには、メ
イン油圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジン
1による駆動とするの油圧源パターン、または、メイ
ン油圧源10をエンジン1による駆動とし、アシスト油
圧源11を電動モータ8による駆動とするの油圧源パ
ターンが選択される。
【0041】さらに、車両停止により大吐出流量が必要
でないアイドリングストップ時にのみ、アシスト油圧源
11のみを電動モータ8による駆動とするの油圧源パ
ターンが選択される。
【0042】よって、電動モータ8に要求される出力性
能としては、少なくともアイドリングストップ時の必要
吐出流量を出せるものであれば良く、電動モータのみに
より大吐出流量を出すようにした油圧源ユニットに比
べ、電動モータ8に対する負荷が小さく抑えられ、電動
モータ8の小型化を達成することができる。
【0043】次に、効果を説明する。第1実施例の変速
機用油圧源装置にあっては、下記に列挙する効果を得る
ことができる。
【0044】(1) 第1油圧源ユニットA1を、変速機入
力軸5とは別の位置に設けられ、チェーンまたはベルト
6を介して変速機入力軸5の回転が伝えられるメイン駆
動軸7と、アシスト駆動軸9の一端部に設けられた電動
モータ8と、メイン駆動軸7により駆動されるメイン油
圧源10と、アシスト駆動軸9により駆動されるアシス
ト油圧源11と、メイン駆動軸7とアシスト駆動軸9と
の間に設けられた電磁クラッチ12と、を有して構成た
め、エンジン1のアイドリングストップ時等のようにエ
ンジン1の回転駆動が停止するようなとき、変速機2に
オイルを供給可能なように電動モータ8にて駆動される
アシスト油圧源11を設けながら、スペース効率の高い
第1油圧源ユニットA1の設定と、電動モータ8の小型
化との両立を達成することができる(請求項1)。
【0045】(2) 第1油圧源ユニットA1は、第1の動
力源をエンジン1とし、第2の動力源を電動モータ8と
し、メイン駆動軸7とアシスト駆動軸9を同軸上に配置
すると共に、両駆動軸7,9間に設けられた断続手段を
電磁クラッチ12としたため、油圧源パターンとして、
3通りの異なる油圧源パターン選択肢を設定することが
できる(請求項2)。
【0046】(3) 電磁クラッチ12をロック状態とし、
メイン油圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジ
ン駆動とする油圧源パターンと、電磁クラッチ12を
フリー状態とし、アシスト油圧源11のみをモータ駆動
とする油圧源パターンと、電磁クラッチ12をフリー
状態とし、メイン油圧源10をエンジン駆動としアシス
ト油圧源11をモータ駆動とする油圧源パターンと、
の選択肢を、油圧源コントローラ18の電磁クラッチ1
2と電動モータ8に対する制御により得る構成としたた
め、大吐出流量が必要時、アイドリングストップ時、大
吐出流量が必要でかつエンジン出力のフリクションを抑
えたい時、の各要求に応える油圧源パターンを得ること
ができる(請求項3)。
【0047】(第2実施例)第2実施例は、第1実施例
の第1油圧源ユニットA1に、第1のワンウェイクラッ
チ19を追加した例である。
【0048】すなわち、第2実施例の第2油圧源ユニッ
トA2は、図6に示すように、メイン油圧源10とチェ
ーンまたはベルト6との間のメイン駆動軸7に、エンジ
ン正転方向にロックする第1のワンウェイクラッチ19
を設けた。ここで、図6は第2のワンウェイクラッチ2
0も追加されている後述の第4油圧源ユニットA4を示
すが、この第2実施例の第2油圧源ユニットA2は、第
2のワンウェイクラッチ20は無いものとする。なお、
他の構成は第1実施例と同様であるので、対応する構成
に同一符号を付して説明を省略する。
【0049】次に、作用を説明する。
【0050】[油圧源パターンの選択]第2油圧源ユニ
ットA2は、図5及び図7に示すように、の油圧源パ
ターンと、の油圧源パターンと、の油圧源パターン
と、の油圧源パターンと、の4通りの異なる油圧源パ
ターン選択肢を有する(第2の油圧源選択制御手段)。
【0051】の油圧源パターンは、図9(ハ)に示す
ように、電磁クラッチ12をロック状態とし、メイン油
圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジン1によ
る駆動とする。このとき、第1のワンウェイクラッチ1
9は、エンジン駆動によりロックとなる(図4)。
【0052】の油圧源パターンは、図9(ニ)に示す
ように、電磁クラッチ12をフリー状態とし、アシスト
油圧源11のみを電動モータ8による駆動とする。この
とき、第1のワンウェイクラッチ19は、メイン油圧源
10を介してのオイルの逆流を防止するべくロックとな
る(図4)。
【0053】の油圧源パターンは、図9(ホ)に示す
ように、電磁クラッチ12をロック状態とし、メイン油
圧源10とアシスト油圧源11とを共に電動モータ8に
よる駆動とする。このとき、第1のワンウェイクラッチ
19は、モータ駆動によりフリーとなる(図4)。
【0054】の油圧源パターンは、図9(ヘ)に示す
ように、電磁クラッチ12をフリー状態とし、メイン油
圧源10をエンジン1による駆動とし、アシスト油圧源
11を電動モータ8による駆動とする。第1のワンウェ
イクラッチ19は、エンジン駆動によりロックとなる
(図4)。
【0055】そして、油圧源コントローラ18におい
て、大吐出流量が必要であると判断されたときは、メイ
ン油圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジン1
による駆動とするの油圧源パターンを選択する(図4
)。
【0056】また、油圧源コントローラ18において、
アイドリングストップ時であると判断されたときには、
アシスト油圧源11のみを電動モータ8による駆動とす
るの油圧源パターンを選択する(図4)。
【0057】また、油圧源コントローラ18において、
アイドリングストップ時で、かつ、大吐出流量が必要で
あると判断されたときには、メイン油圧源10とアシス
ト油圧源11とを共に電動モータ8による駆動とする
の油圧源パターンを選択する(図4)。
【0058】さらに、油圧源コントローラ18におい
て、大吐出流量が必要で、かつ、エンジン出力のフリク
ションを抑えたいと判断されたときには、メイン油圧源
10をエンジン1による駆動とし、アシスト油圧源11
を電動モータ8による駆動とするの油圧源パターンを
選択する(図4)。
【0059】次に、効果を説明する。第2実施例の変速
機用油圧源装置にあっては、下記に列挙する特有の効果
を得ることができる。
【0060】(4) 第2油圧源ユニットA2は、第1の動
力源をエンジン1とし、第2の動力源を電動モータ8と
し、メイン駆動軸7とアシスト駆動軸9を同軸上に配置
すると共に、両駆動軸7,9間に設けられた断続手段を
電磁クラッチ12とし、かつ、メイン油圧源10とチェ
ーンまたはベルト6との間のメイン駆動軸7に、エンジ
ン正転方向にロックする第1のワンウェイクラッチ19
を設けたため、油圧源パターンとして、4通りの異なる
油圧源パターン選択肢を設定することができる(請求項
4)。
【0061】(5) 電磁クラッチ12をロック状態とし、
メイン油圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジ
ン駆動とする油圧源パターンと、電磁クラッチ12を
フリー状態とし、アシスト油圧源11のみをモータ駆動
とする油圧源パターンと、電磁クラッチ12をロック
状態とし、メイン油圧源10とアシスト油圧源11とを
共に電動モータ8による駆動とする油圧源パターン
と、電磁クラッチ12をフリー状態とし、メイン油圧源
10をエンジン駆動としアシスト油圧源11をモータ駆
動とする油圧源パターンと、の選択肢を、油圧源コン
トローラ18の電磁クラッチ12と電動モータ8に対す
る制御により得る構成としたため、大吐出流量が必要
時、アイドリングストップ時、アイドリングストップ時
でかつ大吐出流量が必要時、大吐出流量が必要でかつエ
ンジン出力のフリクションを抑えたい時、の各要求に応
える油圧源パターンを得ることができる(請求項5)。
【0062】(第3実施例)第3実施例は、第1実施例
の第1油圧源ユニットA1に、第2のワンウェイクラッ
チ20を追加した例である。
【0063】すなわち、第3実施例の第3油圧源ユニッ
トA3は、図6に示すように、アシスト油圧源11と電
動モータ8との間のアシスト駆動軸9に、エンジン正転
と逆方向にロックする第2のワンウェイクラッチ20を
設けた。ここで、図6は第1のワンウェイクラッチ19
も追加されている後述の第4油圧源ユニットA4を示す
が、この第3実施例の第3油圧源ユニットA3は、第1
のワンウェイクラッチ19は無いものとする。なお、他
の構成は第1実施例と同様であるので、対応する構成に
同一符号を付して説明を省略する。
【0064】次に、作用を説明する。
【0065】[油圧源パターンの選択]第3油圧源ユニ
ットA3は、図5及び図8に示すように、の油圧源パ
ターンと、の油圧源パターンと、の油圧源パターン
と、の油圧源パターンと、の4通りの異なる油圧源パ
ターン選択肢を有する(第3の油圧源選択制御手段)。
【0066】の油圧源パターンは、図9(ロ)に示す
ように、電磁クラッチ12をフリー状態とし、メイン油
圧源10のみをエンジン1による駆動とする。このと
き、第2のワンウェイクラッチ20は、アシスト油圧源
11を介してのオイルの逆流を防止するべくロックとな
る(図4)。
【0067】の油圧源パターンは、図9(ハ)に示す
ように、電磁クラッチ12をロック状態とし、メイン油
圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジン1によ
る駆動とする。このとき、第2のワンウェイクラッチ2
0は、フリーとなる(図4)。
【0068】の油圧源パターンは、図9(ニ)に示す
ように、電磁クラッチ12をフリー状態とし、アシスト
油圧源11のみを電動モータ8による駆動とする。この
とき、第2のワンウェイクラッチ20は、フリーとなる
(図4)。
【0069】の油圧源パターンは、図9(ヘ)に示す
ように、電磁クラッチ12をフリー状態とし、メイン油
圧源10をエンジン1による駆動とし、アシスト油圧源
11を電動モータ8による駆動とする。第2のワンウェ
イクラッチ19は、フリーとなる(図4)。
【0070】そして、油圧源コントローラ18におい
て、通常の油圧供給が必要であると判断されたときは、
メイン油圧源10のみをエンジン1による駆動とする
の油圧源パターンを選択する(図4)。
【0071】また、油圧源コントローラ18において、
大吐出流量が必要であると判断されたときは、メイン油
圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジン1によ
る駆動とするの油圧源パターンを選択する(図4
)。
【0072】また、油圧源コントローラ18において、
アイドリングストップ時であると判断されたときには、
アシスト油圧源11のみを電動モータ8による駆動とす
るの油圧源パターンを選択する(図4)。
【0073】さらに、油圧源コントローラ18におい
て、大吐出流量が必要で、かつ、エンジン出力のフリク
ションを抑えたいと判断されたときには、メイン油圧源
10をエンジン1による駆動とし、アシスト油圧源11
を電動モータ8による駆動とするの油圧源パターンを
選択する(図4)。
【0074】次に、効果を説明する。第3実施例の変速
機用油圧源装置にあっては、下記に列挙する特有の効果
を得ることができる。
【0075】(6) 第3油圧源ユニットA3は、第1の動
力源をエンジン1とし、第2の動力源を電動モータ8と
し、メイン駆動軸7とアシスト駆動軸9を同軸上に配置
すると共に、両駆動軸7,9間に設けられた断続手段を
電磁クラッチ12とし、かつ、アシスト油圧源11と電
動モータ8との間のアシスト駆動軸9に、エンジン正転
と逆方向にロックする第2のワンウェイクラッチ20を
設けたため、油圧源パターンとして、4通りの異なる油
圧源パターン選択肢を設定することができる(請求項
6)。
【0076】(7) 電磁クラッチ12をフリー状態とし、
メイン油圧源10のみをエンジン駆動とする油圧源パタ
ーンと、電磁クラッチ12をロック状態とし、メイン
油圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジン駆動
とする油圧源パターンと、電磁クラッチ12をフリー
状態とし、アシスト油圧源11のみをモータ駆動とする
油圧源パターンと、電磁クラッチ12をフリー状態と
し、メイン油圧源10をエンジン駆動としアシスト油圧
源11をモータ駆動とする油圧源パターンと、の選択
肢を、油圧源コントローラ18の電磁クラッチ12と電
動モータ8に対する制御により得る構成としたため、通
常の油圧供給時、大吐出流量が必要時、アイドリングス
トップ時、大吐出流量が必要でかつエンジン出力のフリ
クションを抑えたい時、の各要求に応える油圧源パター
ンを得ることができる(請求項7)。
【0077】(第4実施例)第4実施例は、第1実施例
の第1油圧源ユニットA1に、第1のワンウェイクラッ
チ19と第2のワンウェイクラッチ20を追加した例で
ある。
【0078】すなわち、第4実施例の第4油圧源ユニッ
トA4は、図6に示すように、メイン油圧源10とチェ
ーンまたはベルト6との間のメイン駆動軸7に、エンジ
ン正転方向にロックする第1のワンウェイクラッチ19
を設けると共に、アシスト油圧源11と電動モータ8と
の間のアシスト駆動軸9に、エンジン正転と逆方向にロ
ックする第2のワンウェイクラッチ20を設けた。な
お、他の構成は第1実施例と同様であるので、対応する
構成に同一符号を付して説明を省略する。
【0079】次に、作用を説明する。
【0080】[油圧源パターンの選択]第4油圧源ユニ
ットA4は、図5及び図9(イ)に示すように、の油
圧源パターンと、の油圧源パターンと、の油圧源パ
ターンと、の油圧源パターンと、の油圧源パターン
と、の5通りの異なる油圧源パターン選択肢を有する
(第4の油圧源選択制御手段)。
【0081】の油圧源パターンは、図9(ロ)に示す
ように、電磁クラッチ12をフリー状態とし、メイン油
圧源10のみをエンジン1による駆動とする。このと
き、第1のワンウェイクラッチ19と第2のワンウェイ
クラッチ20は共にロックであり、第2のワンウェイク
ラッチ20は、アシスト油圧源11を介してのオイルの
逆流を防止する(図4)。
【0082】の油圧源パターンは、図9(ハ)に示す
ように、電磁クラッチ12をロック状態とし、メイン油
圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジン1によ
る駆動とする。このとき、第1のワンウェイクラッチ1
9はロックで、第2のワンウェイクラッチ20はフリー
である(図4)。
【0083】の油圧源パターンは、図9(ニ)に示す
ように、電磁クラッチ12をフリー状態とし、アシスト
油圧源11のみを電動モータ8による駆動とする。この
とき、第1のワンウェイクラッチ19はロックで、第2
のワンウェイクラッチ20はフリーであり、第1のワン
ウェイクラッチ19は、メイン油圧源10を介してのオ
イルの逆流を防止する(図4)。
【0084】の油圧源パターンは、図9(ホ)に示す
ように、電磁クラッチ12をロック状態とし、メイン油
圧源10とアシスト油圧源11とを共に電動モータ8に
よる駆動とする。このとき、第1のワンウェイクラッチ
19と第2のワンウェイクラッチ20は共にフリーとな
る(図4)。
【0085】の油圧源パターンは、図9(ヘ)に示す
ように、電磁クラッチ12をフリー状態とし、メイン油
圧源10をエンジン1による駆動とし、アシスト油圧源
11を電動モータ8による駆動とする。第1のワンウェ
イクラッチ19はロックで、第2のワンウェイクラッチ
20はフリーである(図4)。
【0086】そして、油圧源コントローラ18におい
て、通常の油圧供給が必要であると判断されたときは、
メイン油圧源10のみをエンジン1による駆動とする
の油圧源パターンを選択する(図4)。
【0087】また、油圧源コントローラ18において、
大吐出流量が必要であると判断されたときは、メイン油
圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジン1によ
る駆動とするの油圧源パターンを選択する(図4
)。
【0088】また、油圧源コントローラ18において、
アイドリングストップ時であると判断されたときには、
アシスト油圧源11のみを電動モータ8による駆動とす
るの油圧源パターンを選択する(図4)。
【0089】また、油圧源コントローラ18において、
アイドリングストップ時で、かつ、大吐出流量が必要で
あると判断されたときには、メイン油圧源10とアシス
ト油圧源11とを共に電動モータ8による駆動とする
の油圧源パターンを選択する(図4)。
【0090】さらに、油圧源コントローラ18におい
て、大吐出流量が必要で、かつ、エンジン出力のフリク
ションを抑えたいと判断されたときには、メイン油圧源
10をエンジン1による駆動とし、アシスト油圧源11
を電動モータ8による駆動とするの油圧源パターンを
選択する(図4)。
【0091】次に、効果を説明する。第4実施例の変速
機用油圧源装置にあっては、下記に列挙する特有の効果
を得ることができる。
【0092】(8) 第2油圧源ユニットA2は、第1の動
力源をエンジン1とし、第2の動力源を電動モータ8と
し、メイン駆動軸7とアシスト駆動軸9を同軸上に配置
すると共に、両駆動軸7,9間に設けられた断続手段を
電磁クラッチ12とし、かつ、メイン油圧源10とチェ
ーンまたはベルト6との間のメイン駆動軸7に、エンジ
ン正転方向にロックする第1のワンウェイクラッチ19
を設けると共に、アシスト油圧源11と電動モータ8と
の間のアシスト駆動軸9に、エンジン正転と逆方向にロ
ックする第2のワンウェイクラッチ20を設けたため、
油圧源パターンとして、5通りの異なる油圧源パターン
選択肢を設定することができる(請求項8)。
【0093】(9) 電磁クラッチ12をフリー状態とし、
メイン油圧源10のみをエンジン1による駆動とする油
圧源パターンと、電磁クラッチ12をロック状態と
し、メイン油圧源10とアシスト油圧源11とを共にエ
ンジン駆動とする油圧源パターンと、電磁クラッチ1
2をフリー状態とし、アシスト油圧源11のみをモータ
駆動とする油圧源パターンと、電磁クラッチ12をロ
ック状態とし、メイン油圧源10とアシスト油圧源11
とを共に電動モータ8による駆動とする油圧源パターン
と、電磁クラッチ12をフリー状態とし、メイン油圧
源10をエンジン駆動としアシスト油圧源11をモータ
駆動とする油圧源パターンと、の選択肢を、油圧源コ
ントローラ18の電磁クラッチ12と電動モータ8に対
する制御により得る構成としたため、通常の油圧供給
時、大吐出流量が必要時、アイドリングストップ時、ア
イドリングストップ時でかつ大吐出流量が必要時、大吐
出流量が必要でかつエンジン出力のフリクションを抑え
たい時、の各要求に応える油圧源パターンを得ることが
できる(請求項9)。
【0094】(第5実施例)第5実施例は、メイン油圧
源10を駆動するチェーンまたはベルト6が外れたり、
切れたりしてもフェールセーフを可能とする例である。
【0095】すなわち、図10に示すように、第1図に
示す第1実施例の変速機用油圧源装置をベースとし、変
速機2のライン圧を検出するライン圧センサ21(ライ
ン圧検出手段)を設け、ライン圧センサ21からのライ
ン圧情報を油圧源コントローラ18に出力するようにし
ている。また、油圧源コントローラ18は、トランスミ
ッションコントローラ22に対し通信線により接続する
ことで情報交換している。なお、他の構成は第1実施例
と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説
明を省略する。
【0096】次に、作用を説明する。
【0097】[油圧源フェールセーフ処理]図11及び
図12は油圧源コントローラ18で実行される油圧源フ
ェールセーフ処理の流れを示すフローチャートで、以
下、各ステップについて説明する。
【0098】ステップS1では、エンジン駆動でメイン
油圧源10を駆動しているかどうかを判断する。YES
の判断時にはステップS2へ移行し、NOの判断時には
再度ステップS1の判断を行う。
【0099】ステップS2では、電動モータ8が作動し
ているかどうかが判断される。NOの判断時にはステッ
プS3へ移行し、YESの判断時にはステップS7へ移
行する。
【0100】ステップS3では、電動モータ8が不作動
で、かつ、ライン圧PLが、PL≒0(ライン圧がゼロMpa近
辺)かどうか判断される。YESの判断時にはステップ
S4へ移行し、NOの判断時にはステップS3へ戻る。
【0101】ステップS4では、ライン圧PL≒0の状態
が一定時間(t秒間)連続しているかどうかが判断され
る。YESの判断時にはステップS5へ移行し、NOの
判断時にはステップS3へ戻る。
【0102】ステップS5では、メイン油圧源10の駆
動伝達部が異常であると判断し、変速機2をフェールモ
ード(ギヤ比固定)に変更する。
【0103】すなわち、図13に示すように、電動モー
タ8のOFF時に、実ライン圧PLが設定ライン圧以上の
状態から低下し、ゼロMpa近辺である状態がt秒間継続
すると、フェールモードであると判断される。
【0104】ステップS6では、油圧供給をアシストす
るために電動モータ8を作動させ、ステップS10へ移
行する。
【0105】ステップS7では、電動モータ8が作動中
で、かつ、ライン圧PLが設定ライン圧のX%以下かどう
か判断される。YESの判断時にはステップS8へ移行
し、NOの判断時にはステップS7へ戻る。
【0106】ステップS8では、ライン圧PLが設定ライ
ン圧のX%以下の状態が一定時間(t秒間)連続してい
るかどうかが判断される。YESの判断時にはステップ
S9へ移行し、NOの判断時にはステップS7へ戻る。
【0107】ステップS9では、メイン油圧源10の駆
動伝達部が異常であると判断し、変速機2をフェールモ
ード(ギヤ比固定)に変更する。
【0108】すなわち、図14に示すように、電動モー
タ8のON時に、実ライン圧PLが設定ライン圧以上の状
態から低下し、設定ライン圧のX%以下である状態がt
秒間継続すると、フェールモードであると判断される。
【0109】ステップS10では、アシスト油圧源11
のみを電動モータ8により駆動する油圧源パターンを
選択し、電動モータ8の回転数をA1[rev/min]に設定
する。ここで、電動モータ回転数A1は、フェールモー
ド時の設定ライン圧を満たす回転数に決められる(図1
2の電動モータ回転数制御の回転数マップ参照)。
【0110】ステップS11では、フェールモード時の
設定ライン圧が出ているかどうかを判断し、NOの判断
時にはステップS12へ移行し、YESの判断時にはス
テップS14へ移行する。
【0111】すなわち、メイン油圧源10の駆動部分が
チェーン等で絡まっているとライン圧が出るが、チェー
ン等が外れてフリー状態であるとメイン油圧源10が逆
回転してオイルが逆流し、ライン圧が出ない。
【0112】ステップS12では、フェールモード時で
あって、電動モータ8を駆動しているにもかかわらず、
ライン圧が出ない時には、メイン油圧源10の逆回転を
防止するため、電磁クラッチ12をロック状態(締結状
態)とする。
【0113】ステップS13では、メイン油圧源10と
アシスト油圧源11を電動モータ8により駆動する際の
電動モータ8の回転数をA2[rev/min]に設定する。こ
こで、電動モータ回転数A2は、フェールモード時の設
定ライン圧を満たす回転数に決められる(図12の電動
モータ回転数制御の回転数マップ参照)。
【0114】ステップS14では、車両のキーがOFF
かどうかを判断し、YESの判断時にはステップS15
へ移行し、NOの判断時にはステップS14へ戻る。
【0115】ステップS15では、電動モータ8がOF
Fとされる。なお、ステップS2ないしステップS9は
請求項10,11のフェールモード判断手段に相当し、
ステップS10ないしステップS13は請求項12のフ
ェール時油圧源選択制御手段に相当する。
【0116】[油圧源フェールセーフ作用]図10に示
すように、変速機2と第1油圧源ユニットA1とは、チ
ェーンまたはベルト6を介し、変速機入力軸5の回転を
メイン駆動軸7に伝達するようにしている。
【0117】このため、チェーンまたはベルト6が、切
れたり、外れたり、絡まったりした場合には、エンジン
駆動によるメイン油圧源10から油圧が出なくて、車両
の走行に支障をきたすおそれがある。
【0118】これに対し、電動モータ8が不作動時に
は、図11のフローチャートにおいて、ステップS1→
ステップS2→ステップS3→ステップS4へと進み、
実ライン圧PLがゼロMpa近辺である状態がt秒間継続す
るとフェールモードであると判断され、ステップS5に
おいて、フェールモードが開始される。
【0119】一方、電動モータ8が作動時には、図11
のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS
2→ステップS7→ステップS8へと進み、実ライン圧
PLが設定ライン圧のX%以下である状態がt秒間継続す
るとフェールモードであると判断され、ステップS9に
おいて、フェールモードが開始される。
【0120】そして、ステップS6で電動モータ8が不
作動時には、電動モータ8を作動とし、ステップS10
へ進んで、アシスト油圧源11のみを設定したモータ回
転数にてモータ駆動する油圧源パターンにて第1段階の
制御が行われる(請求項12の第1油圧源選択制御部に
相当)。
【0121】これにより、メイン油圧源10の駆動部分
がチェーンまたはベルト6が絡まっているとメイン油圧
源10がロック状態となり、アシスト油圧源11のみを
モータ駆動する油圧源パターンにより、ライン圧を出す
ことができる。
【0122】しかし、チェーンまたはベルト6が外れて
フリー状態であると、アシスト油圧源11のみをモータ
駆動する油圧源パターンでは、メイン油圧源10が逆回
転してオイルが逆流し、ライン圧が出ないことになる。
【0123】そこで、ステップS11でフェール時の設
定ライン圧が出ていないと判断されると、ステップS1
2へ進んで、電磁クラッチ12をロック状態とし、さら
に、ステップS13へ進んで、メイン駆動源10とアシ
スト油圧源11を共にモータ駆動する油圧源パターンに
切り替える。
【0124】これにより、チェーンまたはベルト6が外
れてフリー状態であっても、モータ駆動によるメイン駆
動源10とアシスト油圧源11とからのオイル吐出によ
り、ライン圧を出すことができる。
【0125】この結果、チェーンまたはベルト6が切れ
たり、外れたり、絡まっても、その場で車両が停止する
ようなことにはならず、モータ駆動によるフェールモー
ドで安全な場所までの走行が確保される。
【0126】次に、効果を説明する。第5実施例の変速
機用油圧源装置にあっては、下記に列挙する特有の効果
を得ることができる。
【0127】(10) ステップS2〜ステップS9におい
て、ライン圧センサ21からのライン圧検出値に基づい
て、メイン油圧源10の駆動伝達部の異常を判断し、こ
のフェールモード判断時、ステップS10〜ステップS
13において、電動モータ8でアシスト油圧源11、ま
たは、電動モータ8でメイン油圧源10+アシスト油圧
源11を駆動して油圧を確保するようにしたため、メイ
ン油圧源10の駆動伝達部の異常時にモータ駆動による
フェールモードにより安全な場所まで車両走行を行うこ
とができる(請求項10)。
【0128】(11) ステップS2〜ステップS9におい
て、電動モータ8が不作動である油圧源パターンの選択
時には、ライン圧PLがほぼゼロである状態が設定時間継
続した場合にフェールモードであると判断し、電動モー
タ8が作動である油圧源パターンの選択時には、ライン
圧PLが設定ライン圧に対しX%以下である状態が設定時
間継続した場合にフェールモードであると判断するよう
にしたため、電動モータ8が作動であるか不作動である
かにかかわらず、精度良くメイン油圧源10の駆動伝達
部の異常を判断することができる(請求項11)。
【0129】(12) アシスト油圧源11のみを電動モー
タ8で駆動する油圧源パターンを選択しているフェール
モード時、ステップS11において、アシスト油圧源1
1のみを電動モータ8で駆動しても設定ライン圧に達し
ない場合には、ステップS12において、電磁クラッチ
12をロック状態とし、メイン油圧源10とアシスト油
圧源11とを共に電動モータ8で駆動する油圧源パター
ンを選択するようにしたため、チェーンまたはベルト6
が外れてフリー状態であっても確実にライン圧を出すこ
とができる(請求項12)。
【0130】(第6実施例)第6実施例は、第5実施例
をベースとし、これに油温センサ23を追加し、油温に
応じてフェールモード時のモータ回転数を設定するよう
にした例である。
【0131】すなわち、図15に示すように、図10に
示す第5実施例の変速機用油圧源装置をベースとし、変
速機2の油温を検出する油温センサ23(油温検出手
段)を設け、油温センサ23からの油温情報を油圧源コ
ントローラ18に出力するようにしている。なお、他の
構成は第5実施例と同様であるので、対応する構成に同
一符号を付して説明を省略する。
【0132】次に、作用を説明する。
【0133】[油圧源フェールセーフ処理]図16
(イ)は油圧源コントローラ18で実行される油圧源フ
ェールセーフ処理の流れを示すフローチャート(図12
の対応部分)で、処理の異なるステップについてのみ説
明する。
【0134】ステップS10'では、アシスト油圧源1
1のみを電動モータ8により駆動する油圧源パターン
を選択し、電動モータ8の回転数を、図16(ロ)の上
段に示すように、油温40℃でA1[rev/min]、油温60℃
でA3[rev/min]、油温80℃でA5[rev/min]というよう
に、油温が高いほど高い回転数に設定する。
【0135】ステップS13'では、メイン油圧源10
とアシスト油圧源11を電動モータ8により駆動する際
の電動モータ8の回転数を、図16(ロ)の下段に示す
ように、油温40℃でA2[rev/min]、油温60℃でA4[re
v/min]、油温80℃でA6[rev/min]というように、油温
が高いほど高い回転数に設定する。
【0136】次に、効果を説明する。第6実施例の変速
機用油圧源装置にあっては、下記の特有の効果を得るこ
とができる。
【0137】(13) ステップS10'において、アシスト
油圧源11のみを電動モータ8で駆動する油圧源パター
ンの選択時、若しくは、ステップS13'において、メ
イン油圧源10とアシスト油圧源11を共に電動モータ
8で駆動する油圧源パターンの選択時、設定するモータ
回転数を油温センサ23からの油温が高いほど高く設定
するようにしたため、油温により油圧源ユニットの駆動
トルクが変化することに対応してフェールモードでの電
動モータ8の回転数を最適に設定することができる(請
求項13)。
【0138】すなわち、油温が低いと油圧源ユニットの
駆動トルクが大きくなり、油温が高いと油圧源ユニット
の駆動トルクは小さくなる。一方、電動モータ8は、入
力電力が同一の場合、負荷トルクが小さいと回転数が高
くなり、負荷トルクが大きいと回転数が低くなる。
【0139】(第7実施例)第7実施例は、図10に示
す第5実施例のシステムをベースとし、この第1油圧源
ユニットA1に第3のワンウェイクラッチ24を追加し
た例である。
【0140】すなわち、第7実施例の第5油圧源ユニッ
トA5は、図17(ロ)に示すように、メイン油圧源1
0とチェーンまたはベルト6との間のメイン駆動軸7
に、エンジン正転と逆方向にロックする第3のワンウェ
イクラッチ24を設けている。なお、他の構成は、第5
実施例と同様であるので対応する構成に同一符号を付し
て説明を省略する。
【0141】作用を説明すると、図17(イ)に示す第
1油圧源ユニットA1の場合、メイン油圧源10の駆動
伝達部異常のうち、チェーンまたはベルト6が外れたよ
うな場合、電動モータ8によりアシスト油圧源11のみ
を駆動してもメイン油圧源10が逆転し、オイル漏れに
よりライン圧は出ない。
【0142】これに対し、第7実施例のように、第3の
ワンウェイクラッチ24を追加した場合、メイン油圧源
10に逆回転が第3のワンウェイクラッチ24のロック
により防止されるため、モータ駆動によるフェールモー
ドの油圧源パターンとして、アシスト油圧源11のみを
モータ駆動するパターンのみで、チェーンまたはベルト
6が外れたような場合にも対応できる。
【0143】言い換えると、第5実施例や第6実施例の
ように、駆動電磁クラッチ12をロック状態にして、メ
イン油圧源10とアシスト油圧源11を共にモータ駆動
する油圧源パターンにする必要がない。
【0144】次に、効果を説明する。第7実施例の変速
機用油圧源装置にあっては、下記の特有の効果を得るこ
とができる。
【0145】(14) 第5油圧源ユニットA5は、メイン
油圧源10とチェーンまたはベルト6との間のメイン駆
動軸7に、エンジン正転と逆方向にロックする第3のワ
ンウェイクラッチ24を設けたため、メイン油圧源10
の逆回転によるオイル漏れを防止でき、メイン油圧源1
0の駆動伝達部異常時の油圧源パターンとして、アシス
ト油圧源11のみをモータ駆動する1つの油圧源パター
ンのみで、チェーンまたはベルト6が外れたような場合
にも対応することができる(請求項14)。
【0146】すなわち、図12のステップS12及びス
テップS13、図16のステップS12及びステップS
13'を省略することができる。
【0147】(第8実施例)第8実施例は、図10に示
す第5実施例のシステムをベースとし、この第1油圧源
ユニットA1に逆止弁25を追加した例である。
【0148】すなわち、第8実施例の第6油圧源ユニッ
トA6は、図17(ハ)に示すように、メイン油圧源1
0の吐出ポートとアシスト油圧源11の吐出ポートを連
結する油路の途中に、メイン油圧源10からアシスト油
圧源11に向かうオイルの流れのみを許す逆止弁25を
設けている。なお、他の構成は、第5実施例と同様であ
るので対応する構成に同一符号を付して説明を省略す
る。
【0149】作用を説明すると、図17(イ)に示す第
1油圧源ユニットA1の場合、メイン油圧源10の駆動
伝達部異常のうち、チェーンまたはベルト6が外れたよ
うな場合、電動モータ8によりアシスト油圧源11のみ
を駆動してもメイン油圧源10が逆転し、オイル漏れに
よりライン圧は出ない。
【0150】これに対し、第8実施例のように、逆止弁
25を追加した場合、アシスト油圧源11からの吐出オ
イルがメイン油圧源10に向かう流れが逆止弁25によ
り阻止されるため、モータ駆動によるフェールモードの
油圧源パターンとして、アスト油圧源11のみをモータ
駆動するパターンのみで、チェーンまたはベルト6が外
れたような場合にも対応できる。
【0151】言い換えると、第5実施例や第6実施例の
ように、駆動電磁クラッチ12をロック状態にして、メ
イン油圧源10とアシスト油圧源11を共にモータ駆動
する油圧源パターンにする必要がない。
【0152】次に、効果を説明する。第8実施例の変速
機用油圧源装置にあっては、下記の特有の効果を得るこ
とができる。
【0153】(15) 第6油圧源ユニットA6は、メイン
油圧源10の吐出ポートとアシスト油圧源11の吐出ポ
ートを連結する油路の途中に、メイン油圧源10からア
シスト油圧源11に向かうオイルの流れのみを許す逆止
弁25を設けたため、アシスト油圧源11からメイン油
圧源10へ向かうオイルの吐出を防止でき、メイン油圧
源10の駆動伝達部異常時の油圧源パターンとして、ア
シスト油圧源11のみをモータ駆動する1つの油圧源パ
ターンのみで、チェーンまたはベルト6が外れたような
場合にも対応することができる(請求項15)。
【0154】すなわち、第7実施例と同様に、図12の
ステップS12及びステップS13、図16のステップ
S12及びステップS13'を省略することができる。
【0155】(第9実施例)第9実施例は、図10に示
す第5実施例のシステムをベースとし、この第1油圧源
ユニットA1に第1のワンウェイクラッチ19を追加し
た例である。
【0156】すなわち、第9実施例の第2油圧源ユニッ
トA2は、図18(イ)に示すように、メイン油圧源1
0とチェーンまたはベルト6との間のメイン駆動軸7
に、エンジン正転方向にロックする第1のワンウェイク
ラッチ19を設けている。なお、他の構成は、第5実施
例と同様であるので対応する構成に同一符号を付して説
明を省略する。
【0157】作用を説明すると、図17(イ)に示す第
1油圧源ユニットA1の場合、メイン油圧源10の駆動
伝達部にチェーンまたはベルト6が絡まった場合、電動
モータ8によりアシスト油圧源11のみを駆動すること
はできても、メイン油圧源10を駆動することはできな
い。
【0158】これに対し、第9実施例のように、第1の
ワンウェイクラッチ19を追加した場合、メイン油圧源
10の駆動伝達部にチェーンまたはベルト6が絡まって
も、第1のワンウェイクラッチ19がフリーとなるた
め、モータ駆動によるフェールモードの油圧源パターン
として、メイン油圧源10とアシスト油圧源11を共に
モータ駆動するパターン(電磁クラッチ12がロック状
態であることが条件)のみで対応することができる。
【0159】次に、効果を説明する。第9実施例の変速
機用油圧源装置にあっては、下記の特有の効果を得るこ
とができる。
【0160】(16) 第2油圧源ユニットA2は、メイン
油圧源10とチェーンまたはベルト6との間のメイン駆
動軸7に、エンジン正転方向にロックする第1のワンウ
ェイクラッチ19を設けたため、メイン油圧源10の駆
動伝達部異常時の油圧源パターンとして、電磁クラッチ
12をロック状態とし、メイン油圧源10とアシスト油
圧源11を共にモータ駆動する1つの油圧源パターンの
みで、チェーンまたはベルト6が外れた場合も絡んだ場
合も全ての駆動伝達部異常に対応することができる(請
求項16)。
【0161】すなわち、図12のステップS10を省略
し、ステップS10に代えてステップS12及びステッ
プS13とすることができる。また、図16のステップ
S10'を省略し、ステップS10'に代えてステップS
12及びステップS13'とすることができる。
【0162】(第10実施例)第10実施例は、図10
に示す第5実施例のシステムをベースとし、この第1油
圧源ユニットA1に第1のワンウェイクラッチ19と第
3のワンウェイクラッチ24を追加した例である。
【0163】すなわち、第10実施例の第7油圧源ユニ
ットA7は、図18(ロ)に示すように、メイン油圧源
10とチェーンまたはベルト6との間のメイン駆動軸7
に、エンジン正転方向にロックする第1のワンウェイク
ラッチ19を設け、この第1のワンウェイクラッチ19
とメイン油圧源10との間に第3のワンウェイクラッチ
24を設けている。なお、他の構成は、第5実施例と同
様であるので対応する構成に同一符号を付して説明を省
略する。
【0164】次に、作用を説明する。
【0165】[油圧源フェールセーフ処理]図19
(イ)は油圧源コントローラ18で実行される油圧源フ
ェールセーフ処理の流れを示すフローチャート(図12
の対応部分)で、以下、各ステップについて説明する。
【0166】ステップS16では、ATF油温が設定温
度B℃以上かどうかを判断する。設定温度B℃以上の場
合には、ステップS19へ進み、設定温度B℃未満の場
合はステップS17へ進む。
【0167】ステップS17では、低油温域であること
で電磁クラッチ12をロック状態(締結状態)とする。
【0168】ステップS18では、メイン油圧源10と
アシスト油圧源11を電動モータ8により駆動する油圧
源パターンを選択し、その際の電動モータ8の回転数
を、図19(ロ)の下段に示すように、油温40℃ではA
2[rev/min]、油温60℃ではA4[rev/min]というように
油温に応じて設定する。。
【0169】ステップS19では、アシスト油圧源11
のみを電動モータ8により駆動する油圧源パターンを選
択し、その際の電動モータ8の回転数を、図19(ロ)
の上段に示すように、油温B℃ではAB[rev/min]、油
温80℃ではA5[rev/min]というように油温に応じて設
定する。
【0170】ステップS20では、車両のキーがOFF
かどうかを判断し、YESの判断時にはステップS21
へ移行し、NOの判断時にはステップS20へ戻る。
【0171】ステップS21では、電動モータ8がOF
Fとされる。なお、ステップS16ないしステップS1
9は、請求項18のフェール時油圧源選択制御手段に相
当する。
【0172】[油圧源フェールセーフ作用]この第10
実施例では、メイン駆動軸7に第1のワンウェイクラッ
チ19と第3のワンウェイクラッチ24とを設けたた
め、電磁クラッチ12をフリー状態とし、アシスト油圧
源11のみをモータ駆動する油圧源パターンと、電磁
クラッチ12をロック状態とし、メイン油圧源10とア
シスト油圧源11とを共にモータ駆動する油圧源パター
ンと、の何れの油圧源パターンも選択することができ
る。
【0173】よって、電動モータ8のモータ特性を考慮
し、油温により油圧源パターンの選択を決定することが
できる。つまり、(a)変速機2の油温が高い→駆動トル
クが小さい→高回転化で対応→アシスト油圧源11のみ
をモータ駆動する油圧源パターン(b)変速機2の油温
が低い→駆動トルクが大きい→固有吐出量を高めて対応
→メイン油圧源10とアシスト油圧源11を共にモータ
駆動する油圧源パターンを選択する。
【0174】上記変速機2の油温に応じて、フェールモ
ードでの油圧源パターンを選択するようにしたのが、図
19(イ)のフローチャートである。すなわち、ATF
油温≧B℃のときには、ステップS16→ステップS1
9へと進む流れとなり、油圧源パターンが選択され
る。また、ATF油温<B℃のときには、ステップS1
6→ステップS17→ステップS18へと進む流れとな
り、油圧源パターンが選択される。
【0175】次に、効果を説明する。第10実施例の変
速機用油圧源装置にあっては、下記の特有の効果を得る
ことができる。
【0176】(17) 第7油圧源ユニットA7は、メイン
油圧源10とチェーンまたはベルト6との間のメイン駆
動軸7に、エンジン正転方向にロックする第1のワンウ
ェイクラッチ19を設け、この第1のワンウェイクラッ
チ19とメイン油圧源10との間に第3のワンウェイク
ラッチ24を設けたため、メイン油圧源10の駆動伝達
部異常時の油圧源パターンとして、アシスト油圧源11
のみをモータ駆動する油圧源パターンと、メイン油圧源
10とアシスト油圧源11を共にモータ駆動する油圧源
パターンと、を選択することができる(請求項17)。
【0177】(18) ステップS16〜ステップS19に
おいて、フェールモード判断時、油温が設定油温B℃以
上である場合には、アシスト油圧源11のみを電動モー
タ8で駆動する油圧源パターンを選択し、油温が設定油
温B℃未満である場合には、電磁クラッチ12をロック
状態とし、メイン油圧源10とアシスト油圧源11を共
に電動モータ8で駆動する油圧源パターンを選択するよ
うにしたため、油温が高い場合には油圧源の高回転化で
対応し、油温が低い場合には油圧源の固有吐出量のアッ
プで対応するというように、モータ特性を考慮して油圧
源パターンを選択することができる(請求項18)。
【0178】(第11実施例)第11実施例は、エンジ
ントルクに応じた油圧源パターンの選択により燃費向上
の効果を狙った例である。
【0179】すなわち、図20に示すように、第1図に
示す第1実施例の変速機用油圧源装置をベースとし、エ
ンジン1の出力トルクを検出するトルクセンサ25(ト
ルク検出手段)と、エンジン回転数センサ26と、スロ
ットル開度センサ27とを設け、これらのセンサ25,
26,27からの各情報を油圧源コントローラ18に出
力するようにしている。また、油圧源コントローラ18
は、トランスミッションコントローラ22に対し通信線
により接続することで情報交換している。なお、他の構
成は第1実施例と同様であるので、対応する構成に同一
符号を付して説明を省略する。
【0180】次に、作用を説明する。
【0181】[油圧源パターン選択処理]図21は油圧
源コントローラ18で実行される油圧源パターン選択処
理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップに
ついて説明する(請求項19の第1の燃費対応油圧源選
択制御手段に相当)。
【0182】ステップS1では、車両のキーがONかどう
かを判断する。YESの判断時にはステップS2へ移行
し、NOの判断時にはENDへ移行する。
【0183】ステップS2では、エンジン出力軸3のト
ルクTqが設定値Z以上かどうかが判断され、YESの判
断時にはステップS3へ移行し、NOの判断時にはステ
ップS2の判断を繰り返す。
【0184】ここで、エンジン出力軸3のトルクTqは、
トルクセンサ25により直接検出したエンジントルク値
を用いても良いし、また、エンジン回転数センサ26と
スロットル開度センサ27からのエンジン回転数とスロ
ットル開度により、マップを用いて推定したエンジント
ルク値を用いても良い。
【0185】また、キーONからステップS2のトルク条
件を満足するまでは、電磁クラッチ12をONにし、メイ
ン油圧源10とアシスト油圧源11とを共にエンジン駆
動とする油圧源パターンが選択される。
【0186】ステップS3では、エンジン出力軸3のト
ルクTqが設定値Z以上の場合、電磁クラッチ12をOFF
にし、メイン油圧源10をエンジン駆動とし、アシスト
油圧源11をモータ駆動とする油圧源パターンによるモ
ータアシストをスタートさせ、次のステップS4へ移行
する。ここで、電動モータ8の回転数は、エンジン回転
数と同等となるように制御する。
【0187】ステップS4では、エンジン出力軸3のト
ルクTqが設定値Zより小さいかどうかが判断され、YE
Sの判断時にはステップS5へ移行し、NOの判断時に
はステップS4の判断を繰り返す。
【0188】ステップS5では、エンジン出力軸3のト
ルクTqが設定値Zより小さい場合、電磁クラッチ12を
ONにし、メイン油圧源10とアシスト油圧源11とを共
にエンジン駆動とする油圧源パターンに戻すことでモー
タアシストを終了させ、次のステップS6へ移行する。
【0189】ステップS6では、車両のキーがOFFかど
うかを判断し、キーONであればステップS2へ戻り、キ
ーOFFであれば制御を終了する。
【0190】[燃費対応の油圧源パターン選択作用]例
えば、無段変速機(CVT)搭載車の場合、トランスミ
ッションのレシオレンジやフリクション等を変化させた
ときのモード燃費への影響を検討した結果、燃費を向上
させるためには、車速域が比較的高く発進停止が少ない
走行ではレシオレンジの拡大が有効であり、車速域が比
較的低く発進停止を繰り返す走行ではフリクション低減
が有効である。
【0191】すなわち、油圧源のフリクション(負荷)
を低減すると、車速域が比較的低く発進停止を繰り返す
走行では燃費向上に有効である。
【0192】一方、燃費向上の最大効果が出せるのは、
図22に示す等燃費線上でエンジントルクが減少する領
域である。また、燃料消費量Fは、F=f×P(f=燃
料消費率、P=出力)であらわされる。
【0193】よって、エンジン低トルク時(低負荷時)
には、燃料消費量の絶対値が小さいため、油圧源のフリ
クションを下げることによる燃費向上代が小さく、電動
モータ8を作動させるモータ負荷による燃費の低下を考
慮した場合、トータルとして燃費の向上を望めない。
【0194】これに対し、エンジン高トルク時(負荷
時)には、燃料消費量の絶対値が大きいため、油圧源の
フリクションを下げることによる燃費向上代が大きく、
電動モータ8を作動させるモータ負荷による燃費の低下
を考慮しても、十分に燃費の向上を期待できる。
【0195】すなわち、エンジン出力軸3のトルクTqが
設定値Z以上の場合、図21のフローチャートにおい
て、ステップS1→ステップS2→ステップS3へと進
む流れとなり、ステップS3において、電磁クラッチ1
2をOFFにし、メイン油圧源10をエンジン駆動とし、
アシスト油圧源11をモータ駆動とする油圧源パターン
を選択することにより油圧源のフリクションが下げられ
る。
【0196】この場合、油圧源の駆動トルクTqは、Tq=
a×P×q(a=係数、P=圧力)であらわせるので、
エンジン駆動とモータ駆動との分担により固有吐出量q
が小さくなると、駆動トルクも小さくなり、油圧源のフ
リクション(負荷)が下げられることが分かる。
【0197】次に、効果を説明する。第11実施例の変
速機用油圧源装置にあっては、下記の特有の効果を得る
ことができる。
【0198】(19) 図21に示すフローチャートによ
り、エンジン出力軸3のトルクTqが設定値Z未満の時に
は、電磁クラッチ12をロック状態とし、メイン油圧源
10とアシスト油圧源11を共にエンジン駆動とする油
圧源パターンを選択し、エンジン出力軸3のトルクTqが
設定値Z以上になると、電磁クラッチ12をフリー状態
とし、メイン油圧源10をエンジン駆動としアシスト油
圧源11をモータ駆動とする油圧源パターンを選択する
ようにしたため、エンジントルクが高トルクである走行
域にて、モータアシストによる油圧源フリクションの低
減により、高い燃費向上を達成することができる(請求
項19)。
【0199】(第12実施例)第12実施例は、油圧源
パターンの選択肢を増し、エンジン回転数を入力情報と
して、エンジン回転数が低回転領域と高回転領域で制御
を異ならせることにより、有効な燃費向上の効果を狙っ
た例である。
【0200】すなわち、図23に示すように、油圧源ユ
ニットとして、第1油圧源ユニットA1に第1のワンウ
ェイクラッチ19と第2のワンウェイクラッチ20を追
加した第4油圧源ユニットA4を採用し、ライン圧セン
サ21と、油温センサ23と、トルクセンサ25と、エ
ンジン回転数センサ26(エンジン回転数検出手段)
と、スロットル開度センサ27からの各情報を油圧源コ
ントローラ18に出力するようにしている。また、油圧
源コントローラ18は、トランスミッションコントロー
ラ22に対し通信線により接続することで情報交換して
いる。なお、他の構成は第1実施例と同様であるので、
対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
【0201】次に、作用を説明する。
【0202】[油圧源パターン選択処理]図21は油圧
源コントローラ18で実行される油圧源パターン選択処
理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップに
ついて説明する(請求項20の第2の燃費対応油圧源選
択制御手段に相当)。なお、ステップS1〜ステップS
6は、図21のステップS1〜ステップS6と同様であ
るので説明を省略する。
【0203】ステップS7では、エンジン回転数Nが設
定値Y以上かどうかを判断し、YESの判断時にはステ
ップS8〜ステップS12の吐出流量Q1による制御へ
移行し、NOの判断時にはステップS2〜ステップS6
のエンジントルクTqによる制御へ移行する。
【0204】ステップS8では、エンジン回転数Nが設
定値Y以上である場合、油温とライン圧によりメイン油
圧源10の容積効率を求め、メイン油圧源10の吐出流
量Q1を計算し、ステップS9へ移行する(メイン油圧
源吐出流量検出手段)。
【0205】この時点では、図25(イ)に示すよう
に、電磁クラッチ12をONにし、メイン油圧源10とア
シスト油圧源11を共にエンジン駆動とする油圧源パタ
ーンが選択されている。
【0206】ステップS9では、メイン油圧源10の吐
出流量Q1が、必要流量Qに安全率α1を掛けた値以上
かどうかが判断され、YESの場合にはステップS10
へ移行し、NOの場合にはステップS7へ戻る。
【0207】ステップS10では、メイン油圧源10の
吐出流量Q1が必要流量Qに安全率α1を掛けた値以上
の場合には、図25の(ロ)に示すように、電磁クラッ
チ12をOFFにし、アシスト油圧源11が切り離され、
メイン油圧源10のみをエンジン駆動とする油圧源パタ
ーンを選択する。
【0208】ステップS11では、メイン油圧源10の
吐出流量Q1が、必要流量Qに安全率α2(<α1)を
掛けた値以上かどうかが判断され、YESの場合にはス
テップS11の判断を繰り返し、NOの場合にはステッ
プS12へ移行する。
【0209】ステップS12では、メイン油圧源10の
吐出流量Q1が必要流量Qに安全率α2を掛けた値未満
の場合、電磁クラッチ12をONにし、図25(ハ)に示
すように、電磁クラッチ12をONにし、メイン油圧源1
0とアシスト油圧源11を共にエンジン駆動とする油圧
源パターンを選択する。
【0210】[燃費対応の油圧源パターン選択作用]エ
ンジン回転数が大きいと、メイン油圧源10が高速で回
転し、メイン油圧源10からの吐出流量が必要流量を超
えるため、流量制御弁等により吐出流量をオイルパンま
たは吸入口に戻していた。つまり、メイン油圧源10か
らの吐出流量のうち、必要流量を超える部分を出すため
の駆動トルクは、燃費を低下させる原因となる。
【0211】そこで、まず、メイン油圧源10のみをエ
ンジン駆動する場合と、メイン油圧源10とアシスト油
圧源11を共にエンジン駆動する場合とにより、固有吐
出流量を2段階に設定できる第4油圧源ユニットA4を
採用する。そして、エンジン低回転域では、メイン油圧
源10とアシスト油圧源11を共にエンジン駆動する油
圧源パターンを選択することで、必要流量を確保する。
一方、エンジン高回転域では、メイン油圧源10のみを
エンジン駆動する油圧源パターンを選択することで、油
圧源からの吐出流量を、安全率を考慮して必要流量Qよ
り少し高いレベルの流量に保つことで、無駄な吐出流量
を捨てることなく、油圧源トルクを低く抑えることで、
燃費の改善を図った。
【0212】次に、効果を説明する。第12実施例の変
速機用油圧源装置にあっては、下記の特有の効果を得る
ことができる。
【0213】(20) 図24に示すフローチャートによ
り、エンジン回転数Nが設定回転数Y未満の領域では、
第11実施例と同様にエンジントルクTqの大きさに対応
した油圧源パターンの選択とし、エンジン回転数Nが設
定回転数Y以上の領域では、メイン油圧源10からの吐
出流量Q1が設定流量未満の時に、電磁クラッチ12を
ロック状態とし、メイン油圧源10とアシスト油圧源1
1を共にエンジン駆動とする油圧源パターンを選択し、
メイン油圧源10の吐出流量Q1が設定流量以上になる
と、電磁クラッチ12をフリー状態とし、メイン油圧源
10のみをエンジン駆動とする油圧源パターンを選択す
るようにしたため、エンジン低回転域でのモータアシス
トによる油圧源フリクションの低減に加え、エンジン高
回転域での吐出流量の無駄を省き、第11実施例より高
い燃費向上を達成することができる(請求項20)。
【0214】(第13実施例)第13実施例は、油圧源
パターンの選択肢を増し、変速機油温を入力情報とし
て、エンジンアイドルストップ時の燃費向上の効果を狙
った例である。
【0215】すなわち、システム構成としては、第12
実施例と同様に、図23に示す変速機用油圧源装置をそ
のまま採用する。
【0216】次に、作用を説明する。
【0217】[油圧源パターン選択処理]図26は油圧
源コントローラ18で実行される油圧源パターン選択処
理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップに
ついて説明する(請求項21のアイドルストップ時油圧
源選択制御手段に相当)。
【0218】ステップS13では、エンジン1のアイド
リングストップスタートと同時にアシスト油圧源11を
駆動する電動モータ8をONにする。すなわち、電磁クラ
ッチ12をOFFとし、アシスト油圧源11のみをモータ
駆動する油圧源パターンを選択する。
【0219】ステップS14では、変速機油温Tが設定
値X以上かどうかが判断される、変速機油温Tが設定値
X以上との判断時にはステップS15へ移行し、変速機
油温Tが設定値X未満との判断時にはステップS16へ
移行する。
【0220】ステップS15では、変速機油温Tが設定
値X以上との判断に基づいて、電磁クラッチ12をONに
し、吐出量を増す高油温時のアシストをスタートする。
すなわち、電磁クラッチ12をONとし、メイン油圧源1
0とアシスト油圧源11を共にモータ駆動する油圧源パ
ターンを選択する。
【0221】ステップS16では、エンジン1が再スタ
ートしたかどうかを判断し、YESとの判断時にはステ
ップS17へ移行し、NOとの判断時にはステップS1
6の判断を繰り返す。
【0222】ステップS17では、エンジン1が再スタ
ートした場合には、t秒後に電動モータ8をOFFにす
る。
【0223】[アイドルストップ時の油圧源パターン選
択作用]アイドルストップ時であって、低油温時には、
例えば、アシスト油圧源11のみをモータ駆動しても吐
出流量が確保される。しかし、高油温時には、油圧源の
容積効率が低下し、例えば、アシスト油圧源11のみを
モータ駆動した場合、吐出流量の不足が生じる。
【0224】そこで、アイドルストップ時のモータ駆動
による油圧源パターンとして、固有吐出量を2段階に設
定できる図23に示す第4油圧源ユニットA4を採用
し、高油温時には、メイン油圧源10とアシスト油圧源
11を共にモータ駆動する油圧源パターンを選択するこ
とで、固有吐出量を大きくして容積効率の低下を補うよ
うにした。なお、高油温時には、オイルの粘性抵抗も下
がるため、油圧源駆動トルクも低下する。
【0225】次に、効果を説明する。第13実施例の変
速機用油圧源装置にあっては、下記の特有の効果を得る
ことができる。
【0226】(21) 図26に示すフローチャートによ
り、エンジンアイドリングストップがスタートすると同
時に、電磁クラッチ12をフリー状態とし、アシスト油
圧源11のみをモータ駆動する油圧源パターンを選択
し、変速機油温Tが設定油温X以上になると、電磁クラ
ッチ12をロック状態とし、メイン油圧源10およびア
シスト油圧源11を共にモータ駆動する油圧源パターン
を選択するようにしたため、アイドルストップ時、油圧
源の容積効率が低下する高油温時に固有吐出量を大きく
して容積効率の低下を補うことができる(請求項2
1)。
【0227】以上、本発明の変速機用油圧源装置を第1
実施例〜第13実施例に基づき説明してきたが、具体的
な構成については、これらの実施例に限られるものでは
なく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸
脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の変速機用油圧源装置を示す全体シ
ステム図である。
【図2】第1実施例装置の3通りの油圧源パターンを表
形式であらわした図である。
【図3】第1実施例装置の3通りの油圧源パターンを示
す概略図である。
【図4】第1実施例装置〜第4実施例装置におけるクラ
ッチの動作パターンを表形式であらわした図である。
【図5】第1実施例装置〜第4実施例装置におけるワン
ウェイクラッチ有無の相関を表形式であらわした図であ
る。
【図6】第2実施例〜第4実施例の変速機用油圧源装置
を示す全体システム図である。
【図7】第2実施例装置の4通りの油圧源パターンを表
形式であらわした図である。
【図8】第3実施例装置の4通りの油圧源パターンを表
形式であらわした図である。
【図9】第4実施例装置の5通りの油圧源パターンを表
形式であらわした図、及び、5通りの油圧源パターンを
示す概略図である。従来の変速機用油圧源装置における
図である。
【図10】第5実施例の変速機用油圧源装置を示す全体
システム図である。
【図11】第5実施例装置の油圧源コントローラ18で
実行される油圧源フェールセーフ処理の流れを示すフロ
ーチャート1である。
【図12】第5実施例装置の油圧源コントローラ18で
実行される油圧源フェールセーフ処理の流れを示すフロ
ーチャート2、及び、電動モータ回転数制御の回転数マ
ップを示す図である。
【図13】第5実施例装置における電動モータOFF時
のライン圧特性図である。
【図14】第5実施例装置における電動モータON時の
ライン圧特性図である。
【図15】第6実施例の変速機用油圧源装置を示す全体
システム図である。
【図16】第6実施例装置の油圧源コントローラ18で
実行される油圧源フェールセーフ処理の流れを示すフロ
ーチャート2、及び、油温別のモータ回転数設定マップ
を示す図である。
【図17】基本となる第1油圧源ユニットと、第7実施
例装置の第5油圧源ユニットと、第8実施例装置の第6
油圧源ユニットとを示す図である。
【図18】第9実施例装置の第2油圧源ユニットと、第
10実施例装置の第7油圧源ユニットとを示す図であ
る。
【図19】第10実施例装置の油圧源コントローラ18
で実行される油圧源フェールセーフ処理の流れを示すフ
ローチャート2、及び、電動モータ回転数制御の回転数
マップを示す図である。
【図20】第11実施例の変速機用油圧源装置を示す全
体システム図である。
【図21】第11実施例の油圧源コントローラ18で実
行される油圧源パターン選択処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図22】縦軸をエンジントルクとし横軸をエンジン回
転数とした場合の燃費最適作動領域を示す図である。
【図23】第12実施例の変速機用油圧源装置を示す全
体システム図である。
【図24】第12実施例の油圧源コントローラ18で実
行される油圧源パターン選択処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図25】図24のステップS8とステップS10とス
テップS12の各油圧源パターンを示す概略図である。
【図26】第13実施例の油圧源コントローラ18で実
行される油圧源パターン選択処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 エンジン(第1の動力源) 2 変速機 3 エンジン出力軸 4 トルクコンバータ 5 変速機入力軸(動力源主軸) 6 チェーンまたはベルト(駆動伝達要素) 7 メイン駆動軸(第1の駆動軸) 8 電動モータ(第2の動力源) 9 アシスト駆動軸(第2の駆動軸) 10 メイン油圧源 11 アシスト油圧源 12 電磁クラッチ(断続手段) 13 吸入側油路(変速機油圧回路) 14 吐出側油路(変速機油圧回路) 15 バルブボディ 16 オイルパン 17 ストレーナ 18 油圧源コントローラ 19 第1のワンウェイクラッチ 20 第2のワンウェイクラッチ 21 ライン圧センサ(ライン圧検出手段) 22 トランスミッションコントローラ 23 油温センサ(油温検出手段) 24 第3のワンウェイクラッチ 25 トルクセンサ(エンジントルク検出手段) 26 エンジン回転数センサ(エンジン回転数検出手
段) 27 アクセル開度センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 59:72 F16H 59:72

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機を有する第1の動力源の動力源主
    軸とは別の位置に設けられ、駆動伝達要素を介して動力
    源主軸の回転が伝えられる第1の駆動軸と、 一端側に第2の動力源が設けられた第2の駆動軸と、 前記第1の駆動軸により駆動されるメイン油圧源と、 前記第2の駆動軸により駆動されるアシスト油圧源と、 前記第1の駆動軸と第2の駆動軸との間に設けられ、両
    駆動軸を互いに繋ぐ接続と両駆動軸を切り離す切断とが
    切り替え可能な断続手段と、 前記メイン油圧源とアシスト油圧源のうち、少なくとも
    一方の油圧源から吐出されるオイルを変速機に供給する
    変速機油圧回路と、 を備えたことを特徴とする変速機用油圧源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された変速機用油圧源装
    置において、 前記第1の動力源がエンジンであり、第2の動力源が電
    動モータであり、 前記第1の駆動軸と前記第2の駆動軸を同軸上に配置す
    ると共に、両駆動軸間に設けられた前記断続手段を電磁
    クラッチとしたことを特徴とする変速機用油圧源装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された変速機用油圧源装
    置において、 前記電磁クラッチと電動モータに、油圧要求に応じて複
    数の油圧源パターンの中から最適な油圧源パターンを選
    択する第1の油圧源選択制御手段を接続し、 前記第1の油圧源選択制御手段は、電磁クラッチをロッ
    ク状態とし、メイン油圧源とアシスト油圧源とを共にエ
    ンジン駆動とする第2油圧源パターンと、電磁クラッチ
    をフリー状態とし、アシスト油圧源のみをモータ駆動と
    する第3油圧源パターンと、電磁クラッチをフリー状態
    とし、メイン油圧源をエンジン駆動としアシスト油圧源
    をモータ駆動とする第5油圧源パターンと、の選択肢を
    有することを特徴とする変速機用油圧源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された変速機用油圧源装
    置において、 前記第1の動力源がエンジンであり、第2の動力源が電
    動モータであり、 前記第1の駆動軸と前記第2の駆動軸を同軸上に配置す
    ると共に、両駆動軸間に設けられた前記断続手段を電磁
    クラッチとし、 前記メイン油圧源と駆動伝達要素との間の第1の駆動軸
    に、エンジン正転方向にロックする第1のワンウェイク
    ラッチを設けたことを特徴とする変速機用油圧源装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された変速機用油圧源装
    置において、 前記電磁クラッチと電動モータに、油圧要求に応じて複
    数の油圧源パターンの中から最適な油圧源パターンを選
    択する第2の油圧源選択制御手段を接続し、 前記第2の油圧源選択制御手段は、電磁クラッチをロッ
    ク状態とし、メイン油圧源とアシスト油圧源とを共にエ
    ンジン駆動とする第2油圧源パターンと、電磁クラッチ
    をフリー状態とし、アシスト油圧源のみをモータ駆動と
    する第3油圧源パターンと、電磁クラッチをロック状態
    とし、メイン油圧源とアシスト油圧源とを共にモータ駆
    動とする第4油圧源パターンと、電磁クラッチをフリー
    状態とし、メイン油圧源をエンジン駆動としアシスト油
    圧源をモータ駆動とする第5油圧源パターンと、の選択
    肢を有することを特徴とする変速機用油圧源装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載された変速機用油圧源装
    置において、 前記第1の動力源がエンジンであり、第2の動力源が電
    動モータであり、 前記第1の駆動軸と前記第2の駆動軸を同軸上に配置す
    ると共に、両駆動軸間に設けられた前記断続手段を電磁
    クラッチとし、 前記アシスト油圧源と電動モータとの間の第2の駆動軸
    に、エンジン正転と逆方向にロックする第2のワンウェ
    イクラッチを設けたことを特徴とする変速機用油圧源装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載された変速機用油圧源装
    置において、 前記電磁クラッチと電動モータに、油圧要求に応じて複
    数の油圧源パターンの中から最適な油圧源パターンを選
    択する第3の油圧源選択制御手段を接続し、 前記第3の油圧源選択制御手段は、電磁クラッチをフリ
    ー状態とし、メイン油圧源のみをエンジン駆動とする第
    1油圧源パターンと、電磁クラッチをロック状態とし、
    メイン油圧源とアシスト油圧源とを共にエンジン駆動と
    する第2油圧源パターンと、電磁クラッチをフリー状態
    とし、アシスト油圧源のみをモータ駆動とする第3油圧
    源パターンと、電磁クラッチをフリー状態とし、メイン
    油圧源をエンジン駆動としアシスト油圧源をモータ駆動
    とする第5油圧源パターンと、の選択肢を有することを
    特徴とする変速機用油圧源装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載された変速機用油圧源装
    置において、 前記第1の動力源がエンジンであり、第2の動力源が電
    動モータであり、 前記第1の駆動軸と前記第2の駆動軸を同軸上に配置す
    ると共に、両駆動軸間に設けられた前記断続手段を電磁
    クラッチとし、 前記メイン油圧源と駆動伝達要素との間の第1の駆動軸
    に、エンジン正転方向にロックする第1のワンウェイク
    ラッチを設け、 前記アシスト油圧源と電動モータとの間の第2の駆動軸
    に、エンジン正転と逆方向にロックする第2のワンウェ
    イクラッチを設けたことを特徴とする変速機用油圧源装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された変速機用油圧源装
    置において、 前記電磁クラッチと電動モータに、油圧要求に応じて複
    数の油圧源パターンの中から最適な油圧源パターンを選
    択する第4の油圧源選択制御手段を接続し、 前記第4の油圧源選択制御手段は、電磁クラッチをフリ
    ー状態とし、メイン油圧源のみをエンジン駆動とする第
    1油圧源パターンと、電磁クラッチをロック状態とし、
    メイン油圧源とアシスト油圧源とを共にエンジン駆動と
    する第2油圧源パターンと、電磁クラッチをフリー状態
    とし、アシスト油圧源のみをモータ駆動とする第3油圧
    源パターンと、電磁クラッチをロック状態とし、メイン
    油圧源とアシスト油圧源とを共にモータ駆動とする第4
    油圧源パターンと、電磁クラッチをフリー状態とし、メ
    イン油圧源をエンジン駆動としアシスト油圧源をモータ
    駆動とする第5油圧源パターンと、の選択肢を有するこ
    とを特徴とする変速機用油圧源装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9の何れかに記
    載された変速機用油圧源装置において、 変速機のライン圧を検出するライン圧検出手段と、 ライン圧検出値に基づいて、ライン圧が設定ライン圧に
    達しない油圧源異常を判断するフェールモード判断手段
    と、 フェールモード判断時、電動モータで油圧源を駆動して
    油圧を確保するフェール時油圧源選択制御手段と、 を設けたことを特徴とする変速機用油圧源装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された変速機用油圧
    源装置において、 前記フェールモード判断手段は、電動モータが不作動で
    ある油圧源パターンの選択時には、ライン圧がほぼゼロ
    である状態が設定時間継続した場合にフェールモードで
    あると判断し、電動モータが作動である油圧源パターン
    の選択時には、ライン圧が設定ライン圧に対し所定率以
    下である状態が設定時間継続した場合にフェールモード
    であると判断することを特徴とする変速機用油圧源装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11の何れか
    に記載された変速機用油圧源装置において、 前記フェール時油圧源選択制御手段は、フェールモード
    判断時、アシスト油圧源のみを電動モータで駆動する油
    圧源パターンを選択する第1油圧源選択制御部と、第1
    油圧源選択制御にてライン圧がフェールモード時の設定
    ライン圧に達しない場合には、電磁クラッチをロック状
    態とし、メイン油圧源とアシスト油圧源とを共に電動モ
    ータで駆動する油圧源パターンを選択する第2油圧源選
    択制御部と、を有することを特徴とする変速機用油圧源
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載された変速機用油圧
    源装置において、 変速機の油温を検出する油温検出手段を設け、 前記フェール時油圧源選択制御手段は、アシスト油圧源
    のみを電動モータで駆動する油圧源パターンの選択時、
    若しくは、メイン油圧源とアシスト油圧源を共に電動モ
    ータで駆動する油圧源パターンの選択時、設定するモー
    タ回転数を油温が高いほど高く設定することを特徴とす
    る変速機用油圧源装置。
  14. 【請求項14】 請求項10ないし請求項13の何れか
    に記載された変速機用油圧源装置において、 前記請求項2に記載された油圧源構成のメイン油圧源と
    駆動伝達要素との間の第1の駆動軸に、エンジン正転と
    逆方向にロックする第3のワンウェイクラッチを設けた
    ことを特徴とする変速機用油圧源装置。
  15. 【請求項15】 請求項10ないし請求項13の何れか
    に記載された変速機用油圧源装置において、 前記請求項2に記載された油圧源構成の変速機油圧回路
    のうち、メイン油圧源の吐出ポートとアシスト油圧源の
    吐出ポートを連結する油路の途中に、メイン油圧源から
    アシスト油圧源に向かうオイルの流れのみを許す逆止弁
    を設けたことを特徴とする変速機用油圧源装置。
  16. 【請求項16】 請求項10ないし請求項13の何れか
    に記載された変速機用油圧源装置において、 前記請求項2に記載された油圧源構成のメイン油圧源と
    駆動伝達要素との間の第1の駆動軸に、エンジン正転方
    向にロックする第1のワンウェイクラッチを設けたこと
    を特徴とする変速機用油圧源装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載された変速機用油圧
    源装置において、 前記第1のワンウェイクラッチとメイン油圧源との間の
    第1の駆動軸に、エンジン正転と逆方向にロックする第
    3のワンウェイクラッチを設けたことを特徴とする変速
    機用油圧源装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載された変速機用油圧
    源装置において、 前記フェール時油圧源選択制御手段は、フェールモード
    判断時、油温が設定油温以上である場合には、アシスト
    油圧源のみを電動モータで駆動する油圧源パターンを選
    択し、油温が設定油温未満である場合には、電磁クラッ
    チをロック状態とし、メイン油圧源とアシスト油圧源を
    共に電動モータで駆動する油圧源パターンを選択するこ
    とを特徴とする変速機用油圧源装置。
  19. 【請求項19】 請求項2、請求項4、請求項6、請求
    項8の何れかに記載された変速機用油圧源装置におい
    て、 エンジントルクを検出するエンジントルク検出手段と、 エンジントルク検出値が設定トルク未満の時には、電磁
    クラッチをロック状態とし、メイン油圧源とアシスト油
    圧源を共にエンジン駆動とする油圧源パターンを選択
    し、エンジントルク検出値が設定トルク以上になると、
    電磁クラッチをフリー状態とし、メイン油圧源をエンジ
    ン駆動としアシスト油圧源をモータ駆動とする油圧源パ
    ターンを選択する第1の燃費対応油圧源選択制御手段
    と、 を設けたことを特徴とする変速機用油圧源装置。
  20. 【請求項20】 請求項6または請求項8の何れかに記
    載された変速機用油圧源装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 エンジントルクを検出するエンジントルク検出手段と、 メイン油圧源吐出流量を検出するメイン油圧源吐出流量
    検出手段と、 エンジン回転数が設定回転数未満の領域では、エンジン
    トルク検出値が設定トルク未満の時に、電磁クラッチを
    ロック状態とし、メイン油圧源とアシスト油圧源を共に
    エンジン駆動とする油圧源パターンを選択し、エンジン
    トルク検出値が設定トルク以上になると、電磁クラッチ
    をフリー状態とし、メイン油圧源をエンジン駆動としア
    シスト油圧源をモータ駆動とする油圧源パターンを選択
    し、エンジン回転数が設定回転数以上の領域では、メイ
    ン油圧源吐出流量が設定流量未満の時に、電磁クラッチ
    をロック状態とし、メイン油圧源とアシスト油圧源を共
    にエンジン駆動とする油圧源パターンを選択し、メイン
    油圧源吐出流量が設定流量以上になると、電磁クラッチ
    をフリー状態とし、メイン油圧源をエンジン駆動とする
    油圧源パターンを選択する第2の燃費対応油圧源選択制
    御手段と、 を設けたことを特徴とする変速機用油圧源装置。
  21. 【請求項21】 請求項4または請求項8の何れかに記
    載された変速機用油圧源装置において、 変速機の油温を検出する油温検出手段と、 エンジンアイドリングストップがスタートすると同時
    に、電磁クラッチをフリー状態とし、アシスト油圧源の
    みをモータ駆動する油圧源パターンを選択し、変速機油
    温が設定油温以上になると、電磁クラッチをロック状態
    とし、メイン油圧源およびアシスト油圧源を共にモータ
    駆動する油圧源パターンを選択するアイドルストップ時
    油圧源選択制御手段と、 を設けたことを特徴とする変速機用油圧源装置。
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