JP5012233B2 - 電力変換装置および積層配線導体の接続方法 - Google Patents

電力変換装置および積層配線導体の接続方法 Download PDF

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Description

本発明は電力変換装置および積層配線導体の接続方法に関し、特に、電力変換装置の積層配線導体の接続部の構造に適用して好適なものである。
商用交流電源などから得られた入力電力を半導体スイッチング素子にて所定の周波数の電力に変換して出力するために、インバータなどの電力変換装置が用いられている。
ここで、電力変換装置では、直流回路の平滑コンデンサと半導体スイッチング素子との間に配線インダクタンスが存在するため、スイッチング時の電流の変化に伴って電圧の跳ね上がりが発生する。
図7は、スイッチング素子にIGBTが適用された2レベル電力変換装置の1相分の回路構成を示す図である。
図7において、スイッチング素子Q1、Q2には、帰還ダイオードD1、D2がそれぞれ逆並列接続され、スイッチング素子Q1、Q2は互いに直列接続されている。ここで、スイッチング素子Q1、Q2の接続点には、交流端子Uが設けられ、直列接続されたスイッチング素子Q1、Q2の両端には、直流電源正側端子Pおよび直流電源負側端子Nがそれぞれ設けられている。そして、直列接続されたスイッチング素子Q1、Q2には、接続部ConP、ConNを介して平滑コンデンサCが並列接続されている。
ここで、電力変換装置では、平滑コンデンサCと接続部ConPとは配線503を介して接続され、平滑コンデンサCと接続部ConNとは配線504を介して接続され、接続部ConPとスイッチング素子Q1とは配線505を介して接続され、スイッチング素子Q1、Q2は配線506を介して接続され、接続部ConNとスイッチング素子Q2とは配線507を介して接続される。
そして、平滑コンデンサC→配線503→接続部ConP→配線505→スイッチング素子Q1→配線506→スイッチング素子Q2→配線507→接続部ConN→配線504→平滑コンデンサCの経路上には配線インダクタンスが存在する。
そして、スイッチング時の電流の変化に伴って電圧の跳ね上がりが発生すると、その電圧は直流電圧に加え合わされてスイッチング素子Q1、Q2に印加される。そして、その値がスイッチング素子Q1、Q2の電圧定格を超えると、スイッチング素子Q1、Q2の破壊を引き起す。
このような現象を回避するために、スイッチング時の電流の変化に伴う電圧の跳ね上がりを抑制する方法として、配線インダクタンスを小さくする方法やスイッチング素子Q1、Q2に流れる電流を小さくする方法などが考えられる。
スイッチング素子Q1、Q2に流れる電流を小さくする方法では、電力変換装置の容量を下げることになるので、コストアップの要因になる。このため、配線インダクタンスを小さくすることで、スイッチング時の電流の変化に伴う電圧の跳ね上がりを抑制することが通常行われる。スイッチング時の電流の変化に伴う電圧の跳ね上がりを抑制する方法として、スナバ回路を取り付ける方法もあるが、半導体素子、抵抗およびコンデンサなどが別途必要になることから、電力変換装置の大型化や高価格化を招く要因となる。
一方、配線インダクタンスを小さくする方法としては、平滑コンデンサC→配線503→接続部ConP→配線505→スイッチング素子Q1→配線506→スイッチング素子Q2→配線507→接続部ConN→配線504→平滑コンデンサCの経路上において、スイッチングのターンオフ時に電流が増加する部分と、スイッチングのターンオフ時に電流が減少する部分の配線を対にして配置することでインダクタンス成分を相殺する方法がある(特許文献1)。
具体的には、スイッチング素子Q1がオンし、平滑コンデンサC→配線503→接続部ConP→配線505→スイッチング素子Q1→配線506→交流端子Uの経路K1を介して負荷に電流が流れているものとする。そして、この状態からスイッチング素子Q1がターンオフすると、経路K1に流れる電流が減少する。この時、電流変化に伴って発生する配線503、505のインダクタンスによる電圧は、平滑コンデンサCに対してスイッチング素子Q1の方が高くなる向きに発生する。
一方、スイッチング素子Q1がターンオフすると、平滑コンデンサC→配線504→接続部ConN→配線507→スイッチング素子Q2→配線506→交流端子Uの経路K2に流れる電流が増加する。このため、電流変化に伴って発生する配線504、507のインダクタンスによる電圧は、スイッチング素子Q2に対して平滑コンデンサCの方が高くなる向きに発生する。
すなわち、スイッチング素子Q1のターンオフ時には、配線503、505と配線504、507とでは、電流変化の向きが互いに異なるようになり、磁束の向きが互いに異なるようになる。
このため、配線503、504を対にして配置するとともに、配線505、507を対にして配置することで、スイッチング素子Q1のターンオフ時に発生する磁束を打ち消し合わせることができ、インダクタンス成分を相殺することが可能となることから、スイッチング時の電流の変化に伴う電圧の跳ね上がりを抑制することができる。
また、接続部ConP、ConNについても、スイッチング素子Q1のターンオフ時に電流変化の向きが互いに異なるように配置することで、インダクタンス成分を相殺することが可能となり、スイッチング時の電流の変化に伴う電圧の跳ね上がりを抑制することができる。
このように配線503、504を対にして配置したり、配線505、507を対にして配置したりするために、配線503〜507に平板導体を使用し、電流の変化の向きが互いに異なる部分を向かい合わせて平行に配置し、これらの平板導体間を絶縁物にて絶縁する方法がある。この方法では、電力変換装置が大型化すると、積層配線導体を複数に分割し、これらを接続する必要がある。
図8は、従来の2レベル電力変換装置における積層配線導体の接続部の概略構成を示す斜視図、図9は、図8の積層配線導体の導体部分の概略構成を示す斜視図、図10は、図8の積層配線導体の接続部を電流経路に沿って切断した断面図である。
図8から図10において、積層配線導体201には、電位が互いに異なる2枚の平板導体151、152が設けられ、平板導体151、152は、平面部分が互いに向かい合うようにして平行に配置され、平板導体151、152間を絶縁する絶縁材にて周囲が覆われている。ここで、平板導体151、152には、平面部分が互いに重ならないように配置された引き出し部151a、152aがそれぞれ設けられ、引き出し部151a、152aは絶縁材から露出されている。
また、積層配線導体202には、電位が互いに異なる2枚の平板導体153、154が設けられ、平板導体153、154は、平面部分が互いに向かい合うようにして平行に配置され、絶縁材にて周囲が覆われている。ここで、平板導体153、154には、平面部分が互いに重ならないように配置された引き出し部153a、154aがそれぞれ設けられ、引き出し部153a、154aは絶縁材から露出されている。
そして、引き出し部151a、153aは互いに重なるように配置されるとともに、引き出し部152a、154aは互いに重なるように配置され、引き出し部151a、153aは接続材701にて固定され、引き出し部152a、154aは接続材702にて固定されている。なお、接続材701、702としては、例えば、ボルトを用いることができる。ここで、平板導体151〜154は、図8の配線503〜505、507としてそれぞれ使用することができる。
そして、図7のスイッチング素子Q1のターンオフ時には、平板導体151、153と平板導体152、154とでは、電流変化の向きが互いに異なるようになり、磁束の向きが互いに異なるようになる。このため、スイッチング素子Q1のターンオフ時に発生する磁束を打ち消し合わせることができ、インダクタンス成分を相殺することが可能となることから、スイッチング時の電流の変化に伴う電圧の跳ね上がりを抑制することができる。
ただし、図8の積層配線導体201、202の接続方法では、互いに電位の異なる平板導体151、153と平板導体152、154との間の接続距離を確保するため、引き出し部151a〜154aの幅L2は、平板導体151〜154の幅L1よりも小さくなり、引き出し部151a、153aと引き出し部152a、154aの平面部分が互いに向かい合うように配置することができないため、インダクタンス成分を相殺することができない。
図11は、従来の電力変換装置における積層配線導体の接続部のその他の概略構成を示す斜視図、図12は、図11の積層配線導体の導体部分の概略構成を示す斜視図である。
図11および図12において、積層配線導体201には、電位が互いに異なる2枚の平板導体151、152が設けられ、平板導体151、152は、平面部分が互いに向かい合うようにして平行に配置され、平板導体151、152間を絶縁する絶縁材にて周囲が覆われている。ここで、平板導体151、152には、平面部分が互いに重ならないように配置された引き出し部151a、152aがそれぞれ設けられ、引き出し部151a、152aは絶縁材から露出されている。さらに、引き出し部151a、152aの内側の側端部には、折り曲げ部151b、152bが設けられ、折り曲げ部151b、152bは平面部分が互いに向かい合うようにして配置されている。
また、積層配線導体202には、電位が互いに異なる2枚の平板導体153、154が設けられ、平板導体153、154は、平面部分が互いに向かい合うようにして平行に配置され、絶縁材にて周囲が覆われている。ここで、平板導体153、154には、平面部分が互いに重ならないように配置された引き出し部153a、154aがそれぞれ設けられ、引き出し部153a、154aは絶縁材から露出されている。
そして、引き出し部151a、153aは互いに重なるように配置されるとともに、引き出し部152a、154aは互いに重なるように配置され、引き出し部151a、153aは接続材701にて固定され、引き出し部152a、154aは接続材702にて固定されている。
そして、図7のスイッチング素子Q1のターンオフ時には、引き出し部151a、153aと引き出し部152a、154aとでは、電流変化の向きが互いに異なるようになり、磁束の向きが互いに異なるようになる。このため、スイッチング素子Q1のターンオフ時に発生する磁束を折り曲げ部151b、152bを介して打ち消し合わせることができ、インダクタンス成分を相殺することが可能となることから、引き出し部151a〜154aにおいても、スイッチング時の電流の変化に伴う電圧の跳ね上がりを抑制することができる。
図13は、スイッチング素子にIGBTが適用された3レベル電力変換装置の1相分の回路構成を示す図である。
図13において、スイッチング素子Q11〜Q14には、帰還ダイオードD11〜D14がそれぞれ逆並列接続され、スイッチング素子Q11〜Q14は互いに直列接続されている。ここで、スイッチング素子Q12、Q13の接続点には、交流端子ACが設けられ、直列接続されたスイッチング素子Q11〜Q14の両端には、直流電源正側端子Pおよび直流電源負側端子Nがそれぞれ設けられている。そして、直列接続されたスイッチング素子Q11〜Q14の両端には、互いに直列接続された直流コンデンサC1、C2が接続部ConP、ConNを介して並列接続されている。また、直列接続されたスイッチング素子Q12、Q13の両端には、互いに直列接続されたダイオードD15、D16が並列接続され、直流コンデンサC1、C2の接続点には、直流電源中性点端子Mが設けられるとともに、ダイオードD15、D16の接続点は、接続部ConMを介して直流電源中性点端子Mに接続されている。
そして、直流コンデンサC1→接続部ConP→スイッチング素子Q11→スイッチング素子Q12→交流端子ACの経路K11上、直流コンデンサC1→接続部ConM→ダイオードD15→スイッチング素子Q12→交流端子ACの経路K12上、直流コンデンサC2→接続部ConM→ダイオードD15→スイッチング素子Q12→交流端子ACの経路K13上、直流コンデンサC2→接続部ConN→スイッチング素子Q14→スイッチング素子Q13→交流端子ACの経路K14上には配線インダクタンスがそれぞれ存在する。
そして、経路K11、K12のそれぞれの配線導体を組み合わせて配置するとともに、経路K13、K14のそれぞれの配線導体を組み合わせて配置することで、スイッチング素子Q11〜Q14のスイッチング動作に伴う電流変化の向きを互いに異ならせることができ、配線インダクタンスを小さくすることができる。
このように経路K11、K12のそれぞれの配線導体を組み合わせて配置したり、経路K13、K14のそれぞれの配線導体を組み合わせて配置したりするために、直流電源正側端子P、直流電源負側端子Nおよび直流電源中性点端子Mにそれぞれ接続される3枚の平板導体を配線導体に使用し、これらの3枚の平板導体を向かい合わせて平行に配置し、これらの平板導体間を絶縁物にて絶縁する方法がある。この方法では、電力変換装置が大型化すると、積層配線導体を複数に分割し、これらを接続する必要がある。
図14(a)は、従来の3レベル電力変換装置における積層配線導体の接続部の概略構成を示す斜視図、図14(b)は、図14(a)の積層配線導体の導体部分の概略構成を示す斜視図、図14(c)は、図14(a)の積層配線導体の接続部を電流経路に沿って切断した断面図である。
図14において、積層配線導体205には、電位が互いに異なる3枚の平板導体161〜163が設けられ、平板導体161〜163は、平面部分が互いに向かい合うようにして平行に配置され、平板導体161〜163間を絶縁する絶縁材にて周囲が覆われている。ここで、平板導体161〜163には、平面部分が互いに重ならないように配置された引き出し部161a〜163aがそれぞれ設けられ、引き出し部161a〜163aは絶縁材から露出されている。
また、積層配線導体206には、電位が互いに異なる3枚の平板導体164〜166が設けられ、平板導体164〜166は、平面部分が互いに向かい合うようにして平行に配置され、平板導体164〜166間を絶縁する絶縁材にて周囲が覆われている。ここで、平板導体164〜166には、平面部分が互いに重ならないように配置された引き出し部164a〜166aがそれぞれ設けられ、引き出し部164a〜166aは絶縁材から露出されている。
そして、引き出し部161a、164aは互いに重なるように配置されるとともに、引き出し部162a、165aは互いに重なるように配置され、さらに引き出し部163a、166aは互いに重なるように配置されている。そして、引き出し部161a、164aは接続材701にて互いに固定され、引き出し部162a、165aは接続材702にて互いに固定され、引き出し部163a、166aは接続材703にて互いに固定されている。
特開2001−119925号公報
しかしながら、図8の構成では、引き出し部151a〜154aの接続部に接続材701、702を取り付ける必要があることから、引き出し部151a、153aと引き出し部152a、154aとを互いに重なるように配置することが困難となり、引き出し部151a〜154aの幅L2が平板導体151〜154の幅L1よりも小さい部分が存在するため、インダクタンス成分を完全には相殺することができないという問題があった。
また、図8の配線503〜505、507の幅は、スイッチング素子Q1、Q2に流れる電流に基づいて決定されるので、引き出し部151a〜154aの幅L2を基準に設計すると、平板導体151〜154の幅L1が必要以上に大きくなり、電力変換装置の大型化や高価格化を招く要因となる。
一方、平板導体151〜154の幅L1を基準に設計すると、引き出し部151a〜154aの幅L2が小さくなり、引き出し部151a〜154aの抵抗が増大することから、引き出し部151a〜154aの発熱が増大し、電力変換装置の温度上昇を招く要因となる。
また、図11の構成では、折り曲げ部151b、152bに至るまでの区間では、引き出し部151a、153aと引き出し部152a、154aとを向かい合わせに平行に配置することが難しく、この部分でのインダクタンス成分を相殺することができないという問題があった。
また、図14の構成においても、引き出し部161a〜166aの接続部に接続材701〜703を取り付ける必要があることから、引き出し部161a〜166aを互いに重なるように配置することが困難となり、引き出し部161a〜166aの幅が平板導体161〜166の幅よりも小さい部分が存在するため、インダクタンス成分を完全には相殺することができないという問題があった。
さらに、従来の積層配線導体では、配線導体間の絶縁性を確保するために、積層配線導体の接続部における沿面距離(2つの導電性部分間の絶縁物の表面に沿った最短距離)を増加させると、配線導体間の距離を大きくなり、装置の大型化や高価格化を招くという問題があった。
そこで、本発明の目的は、装置の大型化を抑制しつつ、配線導体間の絶縁性を確保するとともに、積層配線導体の接続部の配線インダクタンスを小さくすることが可能な電力変換装置および積層配線導体の接続方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項記載の電力変換装置によれば、所定の間隔を隔てて並列配置された第1および第2の平板導体を有するとともに、前記第1および第2の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置され、絶縁材にて互いに絶縁された第3の平板導体を有する第1の積層配線導体と、所定の間隔を隔てて並列配置された第4および第5の平板導体を有するとともに、前記第4および第5の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置され、絶縁材にて互いに絶縁された第6の平板導体を有する第2の積層配線導体と、前記第1および第4の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成され、前記第1の平板導体と前記第4の平板導体とを同一面上で接続可能な第1および第4の折り曲げ部と、前記第2および第5の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成され、前記第2の平板導体と前記第5の平板導体とを同一面上で接続可能な第2および第5の折り曲げ部と、前記第3および第6の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成され、前記第3の平板導体と前記第6の平板導体とを同一面上で接続可能な第3および第6の折り曲げ部とを備えることを特徴とする。
また、請求項記載の電力変換装置によれば、所定の間隔を隔てて並列配置された第1および第2の平板導体を有するとともに、前記第1および第2の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置され、絶縁材にて互いに絶縁された上で、前記第1および第2の平板導体の間の隙間に沿うようにして切り欠き部が形成された第3の平板導体を有する第1の積層配線導体と、
所定の間隔を隔てて並列配置された第4および第5の平板導体を有するとともに、前記第4および第5の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置され、絶縁材にて互いに絶縁された上で、前記第4および第5の平板導体の間の隙間に沿うようにして切り欠き部が形成された第6の平板導体を有する第2の積層配線導体と、前記第1および第4の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成され、前記第1の平板導体と前記第4の平板導体とを同一面上で接続可能な第1および第4の折り曲げ部と、前記第2および第5の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成され、前記第2の平板導体と前記第5の平板導体とを同一面上で接続可能な第2および第5の折り曲げ部と、前記第3および第6の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成され、前記第3の平板導体と前記第6の平板導体とを同一面上で接続可能な第3および第6の折り曲げ部と、前記第1および第2の積層配線導体の接続部における絶縁材に形成され、前記第1および第3の平板導体に沿って第1および第3の平板導体の間に配置されるとともに、前記第4および第6の平板導体に沿って第4および第6の平板導体の間に配置された第1の溝と、前記第1および第2の積層配線導体の接続部における絶縁材に形成され、前記第2および第3の平板導体に沿って第2および第3の平板導体の間に配置されるとともに、前記第5および第6の平板導体に沿って第5および第6の平板導体の間に配置された第2の溝と、前記第1および第2の積層配線導体の接続部における絶縁材に形成され、前記第1および第2の平板導体に沿って第1および第2の平板導体の間に配置されるとともに、前記第4および第5の平板導体に沿って第4および第5の平板導体の間に配置された第3の溝とを備えることを特徴とする。
また、請求項記載の積層配線導体の接続方法によれば、所定の間隔を隔てて並列配置された第1および第2の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置された第3の平板導体を有する第1の積層配線導体と、所定の間隔を隔てて並列配置された第4および第5の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置された第6の平板導体を有する第2の積層配線導体との間における積層配線導体の接続方法において、前記第1および第4の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された第1および第4の折り曲げ部の平面を互いに接続し、前記第2および第5の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された第2および第5の折り曲げ部の平面を互いに接続し、前記第3および第6の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された第3および第6の折り曲げ部の平面を互いに接続すること特徴とする。
また、請求項記載の積層配線導体の接続方法によれば、所定の間隔を隔てて並列配置された第1および第2の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置された第3の平板導体を有する第1の積層配線導体と、所定の間隔を隔てて並列配置された第4および第5の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置された第6の平板導体を有する第2の積層配線導体との間における積層配線導体の接続方法において、前記第1および第3の平板導体に沿って第1および第3の平板導体の間に配置されるとともに、前記第4および第6の平板導体に沿って第4および第6の平板導体の間に配置されるようにして、前記第1および第2の積層配線導体の接続部における絶縁材に第1の溝が形成され、前記第2および第3の平板導体に沿って第2および第3の平板導体の間に配置されるとともに、前記第5および第6の平板導体に沿って第5および第6の平板導体の間に配置されるようにして、前記第1および第2の積層配線導体の接続部における絶縁材に第2の溝が形成され、前記第1および第2の平板導体に沿って第1および第2の平板導体の間に配置されるとともに、前記第4および第5の平板導体に沿って第4および第5の平板導体の間に配置されるようにして、前記第1および第2の積層配線導体の接続部における絶縁材に第3の溝が形成された状態で、前記第1および第4の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された第1および第4の折り曲げ部の平面を互いに接続し、前記第2および第5の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された第2および第5の折り曲げ部の平面を互いに接続し、前記第3および第6の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された第3および第6の折り曲げ部の平面を互いに接続することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、平板導体の折り曲げ部を互いに向かい合わせに配置することで、平板導体を互いに接続することができ、平板導体の接続部においても、平板導体間の間隔をそれ以外の部分と同一に保つことができるとともに、平板導体の幅についてもそれ以外の部分と同一に保つことができる。このため、平板導体の接続部においても、平板導体の平面部分が互いに向かい合うように配置することができ、インダクタンス成分を相殺することを可能として、配線インダクタンスを低減することが可能となるとともに、平板導体の接続部における抵抗の増大を防止することができ、平板導体の接続部の発熱を抑制することが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る電力変換装置について図面を参照しながら説明する。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置における積層配線導体の接続部の概略構成を示す斜視図、図1(b)は、図1(a)の積層配線導体の接続部を電流経路に沿って切断した断面図、図2(a)は、図1の積層配線導体の接続面の概略構成を示す斜視図、図2(b)および図2(c)は、図1の積層配線導体の導体部分の概略構成を示す斜視図である。
図1および図2において、積層配線導体11には、電位が互いに異なる2枚の平板導体101、102が設けられ、平板導体101、102は、平面部分が互いに向かい合うようにして平行に配置され、平板導体101、102間を絶縁する絶縁材にて周囲が覆われている。ここで、平板導体101、102には、平板導体101、102の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された折り曲げ部101a、102aがそれぞれ設けられ、折り曲げ部101a、102aは絶縁材から露出されている。
また、積層配線導体12には、電位が互いに異なる2枚の平板導体103、104が設けられ、平板導体103、104は、平面部分が互いに向かい合うようにして平行に配置され、平板導体103、104間を絶縁する絶縁材にて周囲が覆われている。ここで、平板導体103、104には、平板導体103、104の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された折り曲げ部103a、104aがそれぞれ設けられ、折り曲げ部103a、104aは絶縁材から露出されている。
また、積層配線導体11、12の接続部の絶縁材には溝51が形成されている。ここで、溝51は、平板導体101、102の間に平板導体101、102に沿って配置するとともに、平板導体103、104の間に平板導体103、104に沿って配置することができる。
そして、折り曲げ部101a、103aの平面を互いに当接させることで平板導体101、103が接続されるとともに、折り曲げ部102a、104aの平面を互いに当接させることで平板導体102、104が接続され、折り曲げ部101a、103aは接続材701にて互いに固定され、折り曲げ部102a、104aは接続材702にて互いに固定されている。なお、接続材701、702としては、例えば、ボルトなどの導電性のある締結部材を用いることができる。ここで、平板導体101〜104は、図7の配線503〜505、507としてそれぞれ使用することができる。そして、積層配線導体11、12を用いることにより、図7のスイッチング素子Q1、Q2や平滑コンデンサCを接続することができる。
そして、図7のスイッチング素子Q1のターンオフ時には、平板導体101、103と平板導体102、104とでは、電流変化の向きが互いに異なるようになり、磁束の向きが互いに異なるようになる。このため、スイッチング素子Q1のターンオフ時に発生する磁束を打ち消し合わせることができ、インダクタンス成分を相殺することが可能となることから、スイッチング時の電流の変化に伴う電圧の跳ね上がりを抑制することができる。
また、折り曲げ部101a〜104aを介して平板導体101〜104を接続することにより、平板導体101〜104の接続部においても、平板導体101〜104間の間隔をそれ以外の部分と同一に保つことができるとともに、平板導体101〜104の幅についてもそれ以外の部分と同一に保つことができる。このため、平板導体101〜104の接続部においても、平板導体101〜104の平面部分が互いに向かい合うように配置することができ、インダクタンス成分を相殺することを可能として、配線インダクタンスを低減することが可能となるとともに、平板導体101〜104の接続部における抵抗の増大を防止することができ、平板導体101〜104の接続部の発熱を抑制することが可能となる。
また、積層配線導体11、12の接続部の絶縁材に溝51を形成することにより、平板導体101、102間および平板導体103、104間の間隔を増加させることなく、積層配線導体11、12の接続部における沿面距離を増加させることができる。このため、電力変換装置の大型化や高価格化を抑制しつつ、積層配線導体11、12の接続部における絶縁性を確保することが可能となるとともに、平板導体101、102間および平板導体103、104間の絶縁材の厚さを抑制することができ、配線インダクタンスの増大を抑制することができる。
なお、上述した第1実施形態では、平板導体101、103および平板導体102、104をそれぞれ接続するために、接続材701、702をそれぞれ1個つづ設ける方法について説明したが、平板導体101、103および平板導体102、104を複数の接続材にてそれぞれ接続するようにしてもよい。
図3(a)は、本発明の第2実施形態に係る電力変換装置における積層配線導体の接続部の概略構成を示す斜視図、図3(b)は、図3(a)の積層配線導体の接続部を電流経路に沿って切断した断面図、図4(a)は、図3の積層配線導体の接続面の概略構成を示す斜視図、図4(b)および図4(c)は、図3の積層配線導体の導体部分の概略構成を示す斜視図である。
図3および図4において、積層配線導体221には、電位が互いに異なる3枚の平板導体211〜213が設けられている。そして、平板導体211、212は、所定の間隔を隔てて同一平面上に並列配置されるとともに、平板導体213は、平板導体211、212の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置され、平板導体211〜213間を絶縁する絶縁材にて周囲が覆われている。ここで、平板導体211〜213には、平板導体211〜213の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された折り曲げ部211a〜213aがそれぞれ設けられ、折り曲げ部211a〜213aは絶縁材から露出されている。
また、積層配線導体222には、電位が互いに異なる3枚の平板導体214〜216が設けられている。そして、平板導体214、215は、所定の間隔を隔てて同一平面上に並列配置されるとともに、平板導体216は、平板導体214、215の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置され、平板導体214〜216間を絶縁する絶縁材にて周囲が覆われている。ここで、平板導体214〜216には、平板導体214〜216の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された折り曲げ部214a〜216aがそれぞれ設けられ、折り曲げ部214a〜216aは絶縁材から露出されている。
そして、折り曲げ部211a、214aの平面を互いに当接させることで平板導体211、214が接続され、折り曲げ部212a、215aの平面を互いに当接させることで平板導体212、215が接続され、折り曲げ部213a、216aの平面を互いに当接させることで平板導体213、216が接続されている。そして、折り曲げ部211a、214aは接続材701にて互いに固定され、折り曲げ部212a、215aは接続材702にて互いに固定され、折り曲げ部213a、216aは接続材703にて互いに固定されている。なお、接続材701〜703としては、例えば、ボルトなどの導電性のある締結部材を用いることができる。
ここで、平板導体211、214は、図13の経路K11の配線導体として使用し、平板導体212、215は、図13の経路K14の配線導体として使用し、平板導体213、216は、図13の経路K12、K13の配線導体として使用することができる。そして、積層配線導体221、222を用いることにより、図13のスイッチング素子Q11〜Q14や直流コンデンサC1、C2などを接続することができる。
そして、図13のスイッチング素子Q11〜Q14や直流コンデンサC1、C2などを積層配線導体221、222にて接続することにより、路K11、K12のそれぞれの配線導体を組み合わせて配置するとともに、経路K13、K14のそれぞれの配線導体を組み合わせて配置することができ、スイッチング素子Q11〜Q14のスイッチング動作に伴う電流変化の向きを互いに異ならせることが可能となることから、配線インダクタンスを小さくすることができる。
また、折り曲げ部211a〜216aを介して平板導体211〜216を接続することにより、平板導体211〜216の接続部においても、平板導体211〜216間の間隔をそれ以外の部分と同一に保つことができるとともに、平板導体211〜216の幅についてもそれ以外の部分と同一に保つことができる。このため、平板導体211〜216の接続部においても、平板導体211〜216の平面部分が互いに向かい合うように配置することができ、インダクタンス成分を相殺することを可能として、配線インダクタンスを低減することが可能となるとともに、平板導体211〜216の接続部における抵抗の増大を防止することができ、平板導体211〜216の接続部の発熱を抑制することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、平板導体211、214、平板導体212、215および平板導体213、216をそれぞれ接続するために、接続材701〜703をそれぞれ1個つづ設ける方法について説明したが、平板導体211、214、平板導体212、215および平板導体213、216を複数の接続材にてそれぞれ接続するようにしてもよい。
図5(a)は、本発明の第3実施形態に係る電力変換装置における積層配線導体の接続部の概略構成を示す斜視図、図5(b)は、図5(a)の積層配線導体の接続部を電流経路に沿って切断した断面図、図6(a)は、図5の積層配線導体の接続面の概略構成を示す斜視図、図6(b)および図6(c)は、図5の積層配線導体の導体部分の概略構成を示す斜視図である。
図5および図6において、積層配線導体231には、電位が互いに異なる3枚の平板導体211、212、217が設けられている。そして、平板導体211、212は、所定の間隔を隔てて同一平面上に並列配置されるとともに、平板導体217は、平板導体211、212の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置され、平板導体211、212、217間を絶縁する絶縁材にて周囲が覆われている。ここで、平板導体211、212、217には、平板導体211、212、217の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された折り曲げ部211a、212a、217aがそれぞれ設けられ、折り曲げ部211a、212a、217aは絶縁材から露出されている。
また、平板導体217には、図6(c)に示すように、平板導体211、212の間の隙間に沿うようにして切り欠き部217bが形成され、折り曲げ部217aは切り欠き部217bにて分割され、接続部ConM1、ConM2が構成されている。
また、積層配線導体222には、電位が互いに異なる3枚の平板導体214、215、218が設けられている。そして、平板導体214、215は、所定の間隔を隔てて同一平面上に並列配置されるとともに、平板導体218は、平板導体214、215の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置され、平板導体214、215、218間を絶縁する絶縁材にて周囲が覆われている。ここで、平板導体214、215、218には、平板導体214、215、218の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された折り曲げ部214a、215a、218aがそれぞれ設けられ、折り曲げ部214a、215a、218aは絶縁材から露出されている。
また、平板導体218には、平板導体217と同様に、平板導体214、215の間の隙間に沿うようにして切り欠き部が形成され、折り曲げ部218aは切り欠き部にて分割され、接続部ConM1、ConM2が構成されている。
また、積層配線導体11、12の接続部の絶縁材には溝51〜53が形成されている。ここで、溝51は、平板導体211、217の間に平板導体211、217に沿って配置するとともに、平板導体214、218の間に平板導体214、218に沿って配置することができる。また、溝52は、平板導体212、217の間に平板導体212、217に沿って配置するとともに、平板導体215、218の間に平板導体215、218に沿って配置することができる。また、溝53は、平板導体217の切り欠き部217bを通して平板導体217を貫通するようにして、平板導体211、212の間に配置するとともに、平板導体218の切り欠き部を通して平板導体218を貫通するようにして、平板導体214、215の間に配置することができる。
そして、折り曲げ部211a、214aの平面を互いに当接させることで平板導体211、214が接続され、折り曲げ部212a、215aの平面を互いに当接させることで平板導体212、215が接続され、折り曲げ部217a、218aの平面を互いに当接させることで平板導体217、218が接続されている。そして、折り曲げ部211a、214aは接続材701にて互いに固定され、折り曲げ部212a、215aは接続材702にて互いに固定され、折り曲げ部217a、218aは接続材703にて互いに固定されている。なお、接続材701〜703としては、例えば、ボルトなどの導電性のある締結部材を用いることができる。
ここで、平板導体211、214は、図13の経路K11の配線導体として使用し、平板導体212、215は、図13の経路K14の配線導体として使用し、平板導体217、218は、図13の経路K12、K13の配線導体として使用することができる。そして、積層配線導体231、232を用いることにより、図13のスイッチング素子Q11〜Q14や直流コンデンサC1、C2などを接続することができる。
そして、図13のスイッチング素子Q11〜Q14や直流コンデンサC1、C2などを積層配線導体231、232にて接続することにより、路K11、K12のそれぞれの配線導体を組み合わせて配置するとともに、経路K13、K14のそれぞれの配線導体を組み合わせて配置することができ、スイッチング素子Q11〜Q14のスイッチング動作に伴う電流変化の向きを互いに異ならせることが可能となることから、配線インダクタンスを小さくすることができる。
また、折り曲げ部211a、212a、214a、215a、217a、218aを介して平板導体211、212、214、215、217、218を接続することにより、平板導体211、212、214、215、217、218の接続部においても、平板導体211、212、214、215、217、218間の間隔をそれ以外の部分と同一に保つことができるとともに、平板導体211、212、214、215、217、218の幅についてもそれ以外の部分と同一に保つことができる。このため、平板導体211、212、214、215、217、218の接続部においても、平板導体211、212、214、215、217、218の平面部分が互いに向かい合うように配置することができ、インダクタンス成分を相殺することを可能として、配線インダクタンスを低減することが可能となるとともに、平板導体211、212、214、215、217、218の接続部における抵抗の増大を防止することができ、平板導体211、212、214、215、217、218の接続部の発熱を抑制することが可能となる。
また、積層配線導体231、232の接続部の絶縁材に溝51〜53を形成することにより、平板導体211、212、214、215、217、218間の間隔を増加させることなく、積層配線導体231、232の接続部における沿面距離を増加させることができる。このため、3レベル電力変換装置の大型化や高価格化を抑制しつつ、積層配線導体231、232の接続部における絶縁性を確保することが可能となるとともに、平板導体211、212、214、215、217、218間の絶縁材の厚さを抑制することができ、配線インダクタンスの増大を抑制することができる。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置における積層配線導体の接続部の概略構成を示す斜視図、図1(b)は、図1(a)の積層配線導体の接続部を電流経路に沿って切断した断面図である。 図2(a)は、図1の積層配線導体の接続面の概略構成を示す斜視図、図2(b)および図2(c)は、図1の積層配線導体の導体部分の概略構成を示す斜視図である。 図3(a)は、本発明の第2実施形態に係る電力変換装置における積層配線導体の接続部の概略構成を示す斜視図、図3(b)は、図3(a)の積層配線導体の接続部を電流経路に沿って切断した断面図である。 図4(a)は、図3の積層配線導体の接続面の概略構成を示す斜視図、図4(b)および図4(c)は、図3の積層配線導体の導体部分の概略構成を示す斜視図である。 図5(a)は、本発明の第3実施形態に係る電力変換装置における積層配線導体の接続部の概略構成を示す斜視図、図5(b)は、図5(a)の積層配線導体の接続部を電流経路に沿って切断した断面図である。 図6(a)は、図5の積層配線導体の接続面の概略構成を示す斜視図、図6(b)および図6(c)は、図5の積層配線導体の導体部分の概略構成を示す斜視図である。 スイッチング素子にIGBTが適用された2レベル電力変換装置の1相分の回路構成を示す図である。 従来の2レベル電力変換装置における積層配線導体の接続部の概略構成を示す斜視図である。 図8の積層配線導体の導体部分の概略構成を示す斜視図である。 図8の積層配線導体の接続部を電流経路に沿って切断した断面図である。 従来の電力変換装置における積層配線導体の接続部のその他の概略構成を示す斜視図である。 図11の積層配線導体の導体部分の概略構成を示す斜視図である。 スイッチング素子にIGBTが適用された3レベル電力変換装置の1相分の回路構成を示す図である。 図14(a)は、従来の3レベル電力変換装置における積層配線導体の接続部の概略構成を示す斜視図、図14(b)は、図14(a)の積層配線導体の導体部分の概略構成を示す斜視図、図14(c)は、図14(a)の積層配線導体の接続部を電流経路に沿って切断した断面図である。
符号の説明
11、12、221、222、231、232 積層配線導体
101〜104、211〜216、217、218 平板導体
101a〜104a、211a〜216a、217a、218a 折り曲げ部
701〜703 接続材
51〜53 溝
217b 切り欠き部

Claims (4)

  1. 所定の間隔を隔てて並列配置された第1および第2の平板導体を有するとともに、前記第1および第2の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置され、絶縁材にて互いに絶縁された第3の平板導体を有する第1の積層配線導体と、
    所定の間隔を隔てて並列配置された第4および第5の平板導体を有するとともに、前記第4および第5の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置され、絶縁材にて互いに絶縁された第6の平板導体を有する第2の積層配線導体と、
    前記第1および第4の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成され、前記第1の平板導体と前記第4の平板導体とを同一面上で接続可能な第1および第4の折り曲げ部と、
    前記第2および第5の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成され、前記第2の平板導体と前記第5の平板導体とを同一面上で接続可能な第2および第5の折り曲げ部と、
    前記第3および第6の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成され、前記第3の平板導体と前記第6の平板導体とを同一面上で接続可能な第3および第6の折り曲げ部とを備えることを特徴とする電力変換装置。
  2. 所定の間隔を隔てて並列配置された第1および第2の平板導体を有するとともに、前記第1および第2の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置され、絶縁材にて互いに絶縁された上で、前記第1および第2の平板導体の間の隙間に沿うようにして切り欠き部が形成された第3の平板導体を有する第1の積層配線導体と、
    所定の間隔を隔てて並列配置された第4および第5の平板導体を有するとともに、前記第4および第5の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置され、絶縁材にて互いに絶縁された上で、前記第4および第5の平板導体の間の隙間に沿うようにして切り欠き部が形成された第6の平板導体を有する第2の積層配線導体と、
    前記第1および第4の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成され、前記第1の平板導体と前記第4の平板導体とを同一面上で接続可能な第1および第4の折り曲げ部と、
    前記第2および第5の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成され、前記第2の平板導体と前記第5の平板導体とを同一面上で接続可能な第2および第5の折り曲げ部と、
    前記第3および第6の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成され、前記第3の平板導体と前記第6の平板導体とを同一面上で接続可能な第3および第6の折り曲げ部と、
    前記第1および第2の積層配線導体の接続部における絶縁材に形成され、前記第1および第3の平板導体に沿って第1および第3の平板導体の間に配置されるとともに、前記第4および第6の平板導体に沿って第4および第6の平板導体の間に配置された第1の溝と、
    前記第1および第2の積層配線導体の接続部における絶縁材に形成され、前記第2および第3の平板導体に沿って第2および第3の平板導体の間に配置されるとともに、前記第5および第6の平板導体に沿って第5および第6の平板導体の間に配置された第2の溝と、
    前記第1および第2の積層配線導体の接続部における絶縁材に形成され、前記第1および第2の平板導体に沿って第1および第2の平板導体の間に配置されるとともに、前記第4および第5の平板導体に沿って第4および第5の平板導体の間に配置された第3の溝とを備えることを特徴とする電力変換装置。
  3. 所定の間隔を隔てて並列配置された第1および第2の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置された第3の平板導体を有する第1の積層配線導体と、所定の間隔を隔てて並列配置された第4および第5の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置された第6の平板導体を有する第2の積層配線導体との間における積層配線導体の接続方法において、
    前記第1および第4の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された第1および第4の折り曲げ部の平面を互いに接続し、前記第2および第5の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された第2および第5の折り曲げ部の平面を互いに接続し、前記第3および第6の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された第3および第6の折り曲げ部の平面を互いに接続すること特徴とする電力変換装置。
  4. 所定の間隔を隔てて並列配置された第1および第2の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置された第3の平板導体を有する第1の積層配線導体と、所定の間隔を隔てて並列配置された第4および第5の平板導体の平面部分と互いに向かい合うようにして平行に配置された第6の平板導体を有する第2の積層配線導体との間における積層配線導体の接続方法において、
    前記第1および第3の平板導体に沿って第1および第3の平板導体の間に配置されるとともに、前記第4および第6の平板導体に沿って第4および第6の平板導体の間に配置されるようにして、前記第1および第2の積層配線導体の接続部における絶縁材に第1の溝が形成され、
    前記第2および第3の平板導体に沿って第2および第3の平板導体の間に配置されるとともに、前記第5および第6の平板導体に沿って第5および第6の平板導体の間に配置されるようにして、前記第1および第2の積層配線導体の接続部における絶縁材に第2の溝が形成され、
    前記第1および第2の平板導体に沿って第1および第2の平板導体の間に配置されるとともに、前記第4および第5の平板導体に沿って第4および第5の平板導体の間に配置されるようにして、前記第1および第2の積層配線導体の接続部における絶縁材に第3の溝が形成された状態で、
    前記第1および第4の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された第1および第4の折り曲げ部の平面を互いに接続し、前記第2および第5の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された第2および第5の折り曲げ部の平面を互いに接続し、前記第3および第6の平板導体の端部を鉛直面内にそれぞれ折り曲げることで構成された第3および第6の折り曲げ部の平面を互いに接続することを特徴とする積層配線導体の接続方法。
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