JP5011335B2 - 粒子線治療システム及びシンクロトロンの運転方法 - Google Patents
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Description
そこで、本発明の目的は加速終了後の出射準備期間や出射期間中に発生しうるビーム不安定性を抑制して、出射ビーム電流の増強と安定化により高い線量率が安定に得られ、高いスループットの治療照射を実現する粒子線治療システム及びシンクロトロンの運転方法を提供することにある。
以下、図1〜図7を用いて、本発明の第1の実施形態による粒子線治療システムの構成及び動作について説明する。最初に図1を用いて、本実施形態による粒子線治療システムの全体構成について説明する。
<第2の実施形態>
以下、図8〜図10を用いて、本発明の第2の実施形態による粒子線治療システムの構成及び動作について説明する。なお、本実施形態による粒子線治療システムの全体構成は第1の実施形態の図1と同様であり、シンクロトロン200、ビーム輸送系300の説明は以下省略する。
<第3の実施形態>
以下、図11〜図13を用いて本発明の第3の実施形態による粒子線治療システムの構成及び動作について説明する。本実施形態による粒子線治療システムの全体構成を図11に示す。第1の実施形態の図1と同様に、粒子線治療システム100の基本構成は、シンクロトロン200、ビーム輸送系300、照射装置500、制御装置600である。以下では相違する部分について説明する。
12…前段ブースタ加速器
21…偏向電磁石(シンクロトロン)
22…収束/発散型四極電磁石(シンクロトロン)
23…六極電磁石
24…入射装置
25…加速空胴
25A…高周波電力増幅器
26…出射装置
26A…出射用高周波電源
27…出射偏向装置
31…偏向電磁石(ビーム輸送系)
32…収束/発散型四極電磁石(ビーム輸送系)
41…患者
42…患部
51…走査電磁石
52…ビームモニタ
53…散乱体
54…エネルギー幅形成器
55…コリメータ
56…ボーラス
61…タイミング信号生成器
62…運転パターンデータ生成器
63…運転パターンデータ制御器
64…高周波発振器
65…位相調整器
66…振幅調整器
67…信号合成器
100…粒子線治療システム
200…シンクロトロン
300…ビーム輸送系
400…治療室
500…照射装置
600…制御装置
Claims (8)
- 加速空胴に印加した高周波加速電圧で荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速したのち出射するシンクロトロンと、前記シンクロトロンから出射された荷電粒子ビームを治療室まで導くビーム輸送系と、前記治療室で患者の患部形状に合わせて荷電粒子ビームを照射する照射装置とから構成される粒子線治療システムにおいて、
前記シンクロトロンで荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速したのちに、基本波成分とその整数倍の周波数を有する高調波との合成波で形成された高周波加速電圧を前記加速空洞に対して印加することによって、進行方向に対して平坦部を有する安定領域を形成し、その後荷電粒子ビームを出射する制御手段を設けたことを特徴とする粒子線治療システム。 - 加速空胴に印加した高周波加速電圧で荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速したのち出射するシンクロトロンと、前記シンクロトロンから出射された荷電粒子ビームを治療室まで導くビーム輸送系と、前記治療室で患者の患部形状に合わせて荷電粒子ビームを照射する照射装置から構成される粒子線治療システムにおいて、
前記シンクロトロンで荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速したのちに、前記高周波加速電圧を少なくとも一度OFFしたのち再びONし、さらに基本波成分とその整数倍の周波数を有する高調波との合成波で形成された高周波加速電圧を前記加速空洞に対して印加することによって、進行方向に対して平坦部を有する安定領域を形成し、その後荷電粒子ビームを出射する制御手段を設けたことを特徴とする粒子線治療システム。 - 前記制御手段は、前記シンクロトロンで荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速する際に前記加速空胴に印加する前記高周波加速電圧の基本波成分の周波数が、荷電粒子ビームが前記シンクロトロンを周回する周波数の整数倍に実質的に一致し、一方、前記シンクロトロンで荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速した後に前記加速空胴に印加する前記高周波加速電圧の基本波成分の周波数が、荷電粒子ビームが前記シンクロトロンを周回する周波数に実質的に一致するように前記高周波加速電圧の周波数を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の粒子線治療システム。
- 前記制御手段は、前記シンクロトロンで荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速する際に前記加速空胴に印加する前記高周波加速電圧を基本波成分とその整数倍の周波数を有する高調波成分の合成波で形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の粒子線治療システム。
- 加速空胴に印加した高周波加速電圧で荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速したのち出射するシンクロトロンと、前記シンクロトロンから出射された荷電粒子ビームを治療室まで導くビーム輸送系と、前記治療室で患者の患部形状に合わせて荷電粒子ビームを照射する照射装置とから構成される粒子線治療システムにおけるシンクロトロンの運転方法において、
前記シンクロトロンで荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速したのちに、基本波成分とその整数倍の周波数を有する高調波との合成波で形成された高周波加速電圧を前記加速空洞に対して印加することによって、進行方向に対して平坦部を有する安定領域を形成し、その後前記高周波加速電圧を基本波成分とその整数倍の周波数を有する高調波成分の合成波で形成し荷電粒子ビームを出射することを特徴とするシンクロトロンの運転方法。 - 加速空胴に印加した高周波加速電圧で荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速したのち出射するシンクロトロンと、前記シンクロトロンから出射された荷電粒子ビームを治療室まで導くビーム輸送系と、前記治療室で患者の患部形状に合わせて荷電粒子ビームを照射する照射装置から構成される粒子線治療システムおけるシンクロトロンの運転方法において、
前記シンクロトロンで荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速したのちに、前記高周波加速電圧を少なくとも一度OFFしたのち再びONし、さらに基本波成分とその整数倍の周波数を有する高調波との合成波で形成された高周波加速電圧を前記加速空洞に対して印加することによって、進行方向に対して平坦部を有する安定領域を形成し、その後荷電粒子ビームを出射することを特徴とするシンクロトロンの運転方法。 - 前記シンクロトロンで荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速する際に前記加速空胴に印加する前記高周波加速電圧の基本波成分の周波数が、荷電粒子ビームが前記シンクロトロンを周回する周波数の整数倍に実質的に一致し、一方、前記シンクロトロンで荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速した後に前記加速空胴に印加する前記高周波加速電圧の基本波成分の周波数が、荷電粒子ビームが前記シンクロトロンを周回する周波数に実質的に一致するように前記高周波加速電圧の周波数を設定することを特徴とする請求項5又は6に記載のシンクロトロンの運転方法。
- 前記シンクロトロンで荷電粒子ビームを所定のエネルギーまで加速する際に前記加速空胴に印加する前記高周波加速電圧を基本波成分とその整数倍の周波数を有する高調波成分の合成波で形成することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のシンクロトロンの運転方法。
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JP2009081816A JP5011335B2 (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 粒子線治療システム及びシンクロトロンの運転方法 |
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