JP5010431B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP5010431B2
JP5010431B2 JP2007276340A JP2007276340A JP5010431B2 JP 5010431 B2 JP5010431 B2 JP 5010431B2 JP 2007276340 A JP2007276340 A JP 2007276340A JP 2007276340 A JP2007276340 A JP 2007276340A JP 5010431 B2 JP5010431 B2 JP 5010431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
outer box
rotation
tank
washing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007276340A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009100985A (ja
Inventor
功二 久野
修司 羽柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007276340A priority Critical patent/JP5010431B2/ja
Publication of JP2009100985A publication Critical patent/JP2009100985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5010431B2 publication Critical patent/JP5010431B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は回転槽を内設した水槽の振動と外箱の振動とによって回転槽の回転を制御するようにした洗濯機に関する。
ドラム式洗濯機では、回転槽(ドラム)を高速回転させることにより、回転槽内に収容された洗濯物の脱水が行われる。この脱水の際、回転槽内の洗濯物が偏って分布していると、これがアンバランス荷重となって回転槽が振れ回り、水槽を振動させたり、騒音を発生させたりする。そこで、従来では、水槽の振動を振動センサにより検出し、この振動センサにより検出された水槽の振動振幅に応じて回転槽の回転制御を行うようにしている(例えば特許文献1)。
また、水槽の振動は更に洗濯機の外箱にも伝わるが、外箱の振動が大きくなると、使用者に不快感を抱かせることとなるので、外箱に振動センサを設け、外箱の振動の大きさに応じてドラムの回転を制御するようにしたものもある(例えば特許文献2)
特許第3865791号公報 特開2006−311886号公報
水槽および外箱の振動は、洗濯機を据え付ける床の強度により、大きな影響を受ける。つまり、洗濯機の外箱は、大地に対して建物の床を介して弾性的に支持されているため、外箱の振動は、床の強度によっても影響を受ける。例えば、床の強度が低い場合には、床を含めた外箱の固有振動数が通常強度の床の場合に比べて低くなるため、回転槽の回転数が比較的低い帯域では、通常ならば外箱の振動はそれほど気にならない筈であるのに、外箱の振動が予想外に大きくなってしまう。
このように、洗濯機の振動は床の影響を受けるため、特許文献1のように、水槽の振動だけを考慮して回転槽の回転を制御するだけでは、外箱の振動を低く抑えることは困難である。
また、特許文献2では、外箱の振動について、回転槽の回転数に応じた基準値を記憶しておき、実際の外箱の振動とそのときの回転槽の回転数に応じた基準値とを比較して回転槽の回転を制御する構成で、具体的には、実際の外箱の振動が基準値を超えたとき、回転槽の回転数を低下させて洗濯物の偏りを是正するバランス運転を行い、洗濯物の偏りが是正されたならば、回転槽の回転数を最終目標回転数まで上昇させるという構成を採用している。
しかしながら、この特許文献2の構成では、次のような不具合を生ずる。つまり、床の強度が弱いと、水槽の少しの振動でも、外箱の振動が大きくなるため、バランス運転では修正できないような洗濯物の少しの偏りでも、回転槽の回転数が比較的低いうちに外箱の振幅が基準値を超えてしまう場合が発生し、このような場合には、結局、回転槽を高速回転させ得ないまま脱水運転時間が経過してしまうという問題を生ずる。逆に、回転槽の回転数が低い帯域において、水槽が大きく揺れていても、外箱の振動は比較的少ないことがあり、この場合には、異常振動を検出できないまま騒音が大きくなったり、水槽の大きな振れ回りによって回転槽が回転数を十分に上昇できなくなったりする。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、外箱を据え付ける床の強度により、床を含めた洗濯機の固有振動数が変化しても、外箱や水槽を異常に振動させることのないように回転槽の回転を制御することができる洗濯機を提供するにある。
本発明は、水槽内に洗濯脱水兼用の回転槽を配設して槽体を構成し、この槽体を外箱内に弾性支持してなる洗濯機において、前記水槽の振動を検出する水槽用振動検出手段と、前記外箱に設けられ当該外箱の振動を検出するものであって前記水槽用振動検出手段とは別の外箱用振動検出手段と、脱水時における前記回転槽の回転を、前記水槽用および前記外箱用の両振動検出手段の検出振動に応じたパターンに変更して制御する制御手段とを備えてなる洗濯機にある。
この構成によれば、水槽と外箱の両方の振動を検出してその検出振動に応じたパターンにて回転槽の回転を制御するので、外箱が水槽に比べて大きく振動したり、或いは水槽が外箱に比べて大きく振動したりすることを防止しながら回転槽の回転を十分に上昇させることができる。
以下、本発明をドラム式洗濯乾燥機に適用した一実施形態につき、図面を参照しながら説明する。図1はドラム式洗濯乾燥機の全体構成を示している。この図1のように、外箱1の底部を構成する台板1aの下面の四隅には、ゴム脚1bが取り付けられている。また、外箱1内には、水槽2が配設され、水槽2内に回転槽(ドラム)3が配設されている。これら水槽2および回転槽3は同心状をなし、槽体4を構成している。この槽体4は、回転槽3の回転中心軸線C方向が前後方向となる横軸状で、且つ前上がりの傾斜状である。
外箱1の台板1a上には、左右一対の防振ダンパ5が配設され、前記水槽2がこの左右一対の防振ダンパ5によって弾性的に支持されている。これら一対の防振ダンパ5は、図3にも示すように、正面視にて下側が拡開する「ハ」の字状となるように傾斜して配設されている。また、水槽2は、その上部において、弾性部材としての引張りコイルばね6によって外箱1の天板1cに補助的に弾性支持されている。
上記防振ダンパ5は、図3に示すように、シリンダ7a内にピストン7bを摺動自在に配設した摩擦ダンパ機構7と、この摩擦ダンパ機構7のピストンロッド7cと同心状に配設された圧縮コイルばね(弾性部材)8とを備えている。尚、この防振ダンパ5において、シリンダ7aの上端部が水槽2に連結され、ピストン7bと一体のピストンロッド7cの下端部が台板1aに連結されており、圧縮コイルばね8がシリンダ7aと台板1aとの間にあってシリンダ7aを介して水槽2を弾性的に支持している。
上記水槽2および回転槽3は、共に前面部を開放した円筒状をなしている。このうち、水槽2の前面開放部分と外箱1の前面部に形成された洗濯物の出入口9との間は、ベローズ10によって連結されている。そして、外箱1には、出入口9を開閉する扉11が設けられている。出入口9から投入される洗濯物が収容される回転槽3は、洗濯、脱水および乾燥槽として兼用される。
前記外箱1の上部内側には、給水弁12に連結された給水ケース13が配設されている。上記給水弁12は、水道の蛇口にホースを介して接続され、洗濯時に水道水を給水ケース13内の洗剤投入室(図示せず)を通じて水槽2内に供給し、すすぎ時には水道水を仕上げ剤室を通じて水槽2内に供給するように構成されている。水槽2内に供給された水は、回転槽3の周側部および後面部に形成された多数の小孔3aを通じて回転槽3内に供給される。
水槽2の底部には、排水口14が形成されており、この排水口14には、排水弁15が接続され、更に、この排水弁15に排水ホース16が接続されている。そして、洗濯終了時および脱水時には、洗濯水および洗濯物から脱水された水が排水口14から排水弁15および排水ホース16を介して外部に排出される。
また、水槽2の後端面の外側には、洗濯機モータ17が取り付けられている。この洗濯機モータ17は、三相のブラシレスDCモータから構成され、その回転軸17aは、回転槽3に連結されている。この洗濯機モータ17は、PWM方式によって回転数の制御がなされ、洗濯時および乾燥時には回転槽3を比較的低速度で回転駆動し、脱水時には回転槽3を高速度で回転駆動する。
水槽2の前部上側には、温風出口18が形成され、後端面上部には、温風入口19が形成されている。そして、これら温風出口18と温風入口19との間が、通風路20によって接続されている。通風路20は、前後両端部に蛇腹管21,22を有し、この蛇腹管21,22を夫々温風出口18側と温風入口19側とに接続することにより、水槽2と通風路20との間での振動伝達の減少化を図っている。
この通風路20のうち、後部には、循環用送風機23が配設されている。この循環用送風機23は、乾燥運転時に起動され、水槽2(回転槽3)内の空気を、温風出口18から通風路20内に吸入し、そして、通風路20内を外箱1の前方側から後方側へと流通させて温風入口19から水槽2(回転槽3)内に戻すというように循環させる。
また、通風路20内には、上流側である前側に位置して蒸発器24、下流側である後側に位置して凝縮器25が配設されている。これら蒸発器24および凝縮器25は、通風路20内を流通する空気と熱交換する。これら蒸発器24および凝縮器25は、台板1aに配設された圧縮機26と共にヒートポンプ27を構成している。このヒートポンプ27は、乾燥運転時に起動され、通風路20内に吸入された空気を蒸発器24によって除湿した後、凝縮器25により加熱して水槽2内に戻す。これにより、回転槽3内の洗濯物の乾燥が行われる。
さて、水槽2には、これに発生する振動を検出するために、水槽用振動検出手段として、例えば2つの加速度センサ28,29が設けられている。これら加速度センサ28,29は、水槽2の外周部であって、回転槽3の回転中心軸線Cと直交する水平線に対して45度上方に傾いた位置に、回転中心軸線C方向に前後に隔てて配設されている。
また、外箱1には、これに発生する振動を検出するために、外箱用振動検出手段として、例えば1つの加速度センサ30が設けられている。この加速度センサ30は、外箱1の上部内側面に配設されている。
上記加速度センサ28〜30は、3次元方向の振動を検出できるようになっており、その振動検出構成は、錘を配設した支持部と、この支持部の撓み変形時の歪を抵抗値変化によって検出するピエゾ抵抗素子とを備えており、検出軸X,Y,Z方向の加速度が錘に加わることによるピエゾ抵抗素子の抵抗値変化に基づいて各検出軸方向の加速度の大きさを検出するものである。なお、以下では、加速度センサ28,29をそれぞれ水槽用前加速度センサ28、水槽用後加速度センサ29と称し、加速度センサ30を外箱用加速度センサ30と称することとする。
図2には、洗濯乾燥機の制御装置31が示されている。この制御装置31は、マイクロコンピュータを主体とするもので、洗濯乾燥機の動作全般を制御する制御手段として機能するようになっている。この制御装置31には、図示しない操作パネルに設けられた各種のキースイッチからなる操作入力部32より各種操作信号、水槽2内の水位を検出するように設けられた水位センサ33からの水位検知信号、洗濯機モータ17の回転数を検出するように設けられた回転数検出部(回転数検出手段)34からの回転数検出信号、水槽用前後両加速度センサ28,29からの振動検出信号、外箱用加速度センサ30からの振動検出信号などが入力されるようになっている。なお、制御装置31は、外箱1内の上部前側に設けられている(図1参照)。
そして、制御装置31は、上記各種の入力信号および予め記憶された制御プログラムに基づいて、前記給水弁12、排水弁15、洗濯機モータ17、循環用送風機23、圧縮機26を駆動回路35を介して制御し、洗濯乾燥運転を実行すると共に、駆動回路35を介して報知手段としての表示器36およびブザー37を制御する。
ところで、周知のように、洗濯運転において、洗剤洗い運転後およびすすぎ洗い運転後には、回転槽3を高速回転させる脱水運転が行われる。この脱水運転時、回転槽3内の洗濯物が偏って分布していると、これがアンバランス荷重となって回転槽3が水槽2を振動させ、その水槽2の振動によって外箱1も振動する。脱水運転の開始時には、回転槽3の回転は非常にゆっくりであるから、回転槽3はアンバランス荷重によって振れ回り、外箱1を揺らす。この時、振動音は余り問題とならないが、外箱1や回転槽3が異常に大きく振れ動くと、水槽2が外箱1に当たったり、回転槽3が回転数を十分に上昇させることができなくなったり、或いは、外箱1が隣接している家具に当たったりする。また、回転槽3が最終目標回転数に向って回転数を上昇させてゆく過程では、外箱1が回転槽3の振動に共振して振動し、耳障りな振動音を発したりする。このような脱水運転時における外箱1および水槽2の振動は、洗濯乾燥機を据え付けた床の強度の影響を受ける。
即ち、洗濯乾燥機の振動系をモデル化して示す図3のように、外箱1は、下部の四隅に設けられたゴム脚1bおよび床F(洗濯機を置くプラスチック製の防水パンを含む)を介して大地Eに支えられ、槽体4(水槽2と回転槽3)は外箱1に防振ダンパ5と引張りコイルバネ6によって弾性支持されている。このため、外箱1および水槽の振動は、床Fの強度の影響を受け、床Fの強度が弱い(床Fが撓み易い)ほど、外箱1の固有振動数は低くなる。
一方、外箱1および水槽2の振動は、回転槽3内の洗濯物のアンバランスな分布に起因するため、その振動数は回転槽3の回転数にほぼ一致する。従って、外箱1および水槽の振動、特に回転槽3が最終目標回転数に向って回転速度を上昇させてゆく際の振動振幅を抑制するには、回転槽3の回転数がそれらの固有振動数に一致する回転数帯を素早く通過するようにすれば良い。そのために、本実施形態では、床Fの強度を判定し、その判定した床の強度に応じた外箱1の固有振動数を求め、その外箱1の固有振動数に一致する回転数帯を素早く通過するように回転槽3の回転数を制御するようにした。
このような制御を行うために、発明者は、洗濯乾燥機を「非常に弱い床」、「弱い床」、「通常の床」の3段階の強度のモデル床に据え付け、アンバランス荷重を回転槽3に取り付けて当該回転槽3を回転駆動するという振動振幅測定試験を行った。この測定結果から、各強度のモデル床における外箱1の共振周波数と、3段階の強度のモデル床に共通の振幅しきい値(所定振幅)Bnを求め、外箱1の振幅がこの振幅Bnを超えたときの回転槽3の回転数から各モデル床についての外箱1の共振周波数を求めた。なお、前述したように床Fの強度が弱いほど、外箱1の固有振動数は低くなるので、外箱1の振幅が上記の所定振幅Bnを超えた時の回転槽3の回転数が低いほど弱い床となる。
ここで、上記の外箱1、水槽2の振幅は、各加速度センサ28〜30の検出加速度により求めるが、実際に各加速度センサ28〜30が検出する物理量は、加速度であるので、制御装置31は、この加速度センサ28〜30の検出加速度と、そのとき回転数検出部34により検出された洗濯機モータ17の回転数に基づいて振幅を演算する。なお、以下では、加速度センサ28〜30が直接振動振幅を検出するかのように説明する。また、本実施形態では、回転槽3を洗濯機モータ17の回転軸17aに直結しているので、回転数検出部34により検出した回転数がそのまま回転槽3の回転数となる。
このようにして求めた床Fの強度と各強度の床に応じて素早く通過させる回転槽3の回転数域との関係は、「通常の床」、「弱い床」、「非常に弱い床」に対し、例えば、600〜700rpm、500〜600rpm、400〜500rpmである。
更に、本実施形態では、回転槽3の最終目標回転数を床Fの強度に応じて変更するようにしている。例えば、「非常に弱い床」では1000rpm、「弱い床」では1200rpm、「通常の床」では1300rpmに定めている。このように床Fの強度によって最終目標回転数を変更している理由は、回転槽3の回転に伴い、アンバランス荷重部分(重い部分)が上から下へと移動し、そして上昇する際に、外箱1に対して下方へ叩くような衝撃的な力が作用するが、この衝撃的力は、最終的に外箱1から床Fへと伝えられる。このため、強度の弱い床ほど、この外箱1から伝えられる下方への衝撃的な力の作用回数が少ないほど床保護のためには良いため、強度の弱い床ほど、回転槽3の最終目標回転数を低くしているのである。
以上の結果、脱水運転時における各強度の床についての回転槽3の回転パターンは、図6に示すようになり、(a)は「通常の床」、(b)は「弱い床」、(c)は「非常に弱い床」の場合である。なお、図6(a)の「通常の床」の場合の回転パターンは、制御装置31の図示しないROM(記憶手段)にデフォルトプログラムとして記憶され、図6(b)の「弱い床」の場合の回転パターンは、上記ROMにプログラムBとして記憶され、図6(c)の「非常に弱い床」の場合の回転パターンは、同じく上記ROMにプログラムAとして記憶されている。
さて、本実施形態では、洗濯乾燥機を購入した家庭で洗濯乾燥機を据え付けた際、据え付けが良好に行われたか否かを検査する検査運転を行うことができるようになっている。そして、実際に洗濯乾燥機を運転する際、床の強度を加味しながら回転槽3の回転を制御して外箱1および水槽2の振動を抑制するようになっている。
上記検査運転は、洗濯乾燥機に付属品として備えられた錘を回転槽3の内周面の所定個所に固定して回転槽3を回転させることによって行われる。この検査運転の内容を図4に示すフローチャートに従って説明する。
回転槽3内に錘を固定し、操作入力部32を操作して検査運転を開始させる。すると、制御装置31は、洗濯機モータ17に通電し、回転槽3を所定の加速度、例えば30秒当たり100回転の加速度(目標)で通常の脱水運転の最終目標回転数、例えば1300rpmとなるまで回転させる(ステップS1〜S3の繰り返し)。この間、制御装置31は、外箱用加速度センサ30の検出振幅が所定振幅Bmを超えるか否かを監視し、所定振幅Bmを超えなければ、据え付け良と判断し、そして、洗濯機モータ17を断電し、且つこれを例えば操作パネルに設けられた表示器36に表示して検査運転を終了する(ステップS2で「NO」、ステップS3で「YES」、ステップS4,S5)。
また、外箱用加速度センサ30の検出振幅が所定振幅Bmを超えると、制御装置31は、洗濯機モータ17を断電した後、表示器36に据え付け不良を表示して検査運転を終了する(ステップS2で「YES」、ステップS6,S7)。使用者は、表示器36が「据え付け良」を表示していたならば、据え付け完了として洗濯乾燥機の使用に移る。表示器36が「据え付け不良」を表示していたならば、例えば、4個のゴム脚1bが全て床Fに接しているか、洗濯乾燥機の梱包時に水槽2が揺れ動かないように固定するための固定具が取り外されているかなどを点検し、再度、検査運転を行う。
さて、通常の洗濯運転時において、脱水運転に入ると、制御装置31は、図5に示すフローチャートのように洗濯機モータ17の回転を制御する。即ち、制御装置31は、脱水運転に入ると、洗濯機モータ17に通電して回転槽3を回転させる(ステップA1)。このとき、制御装置31は、洗濯機モータ17を、例えば回転槽3が30秒で100回転の割合で速度上昇するように制御される。この速度上昇過程において、制御装置31は、回転槽3が所定回転数となるまで、水槽用の前後両加速度センサ28,29の検出振幅が夫々異常振幅Ad1,Ad2以上か否か、外箱用加速度センサ30の検出振幅が異常振幅Bd以上か否かを監視する(ステップA2〜A4)。
なお、水槽2の前後両側の振動は、通常、前部の方が後部よりも大きいので、水槽用前加速度センサ28についての異常振幅Ad1は水槽用後加速度センサ29の異常振幅Ad2よりも大きく定められている。また、外箱1の異常振幅Bdは、前述した回転槽3の回転速度上昇過程での所定振幅Bnよりも大きい値である。
水槽用前加速度センサ28の検出振幅が異常振幅Ad1以上、または水槽用後加速度センサ29の検出振幅が異常振幅Ad2以上となったり(ステップA2で「YES」)、或いは外箱用加速度センサ30の検出振幅が異常振幅Bd以上になったりすると(ステップA3で「YES」)、制御装置31は、一旦、洗濯機モータ17を断電して回転槽3を停止させ、アンバランス修正運転を行う(ステップA5〜A7)。アンバランス修正運転の内容は、洗濯物が回転槽3の内周面に張り付く前の低速回転域(例えば50〜70rpm)において、上記30秒で100回転よりも低い加速度で緩やかに速度上昇させるというものである。このアンバランス修正運転を所定回数(例えば5回)行っても、なお洗濯物のアンバランスが修正されない場合には、制御装置31は、洗濯機モータ17を断電してブザー37、或いは表示器36により報知する(ステップA5で「NO」、ステップA8,A9)。
水槽用の前後両加速度センサ28,29の検出振幅が夫々異常振幅Ad1,Ad2以上とならず、且つ外箱用加速度センサ30の検出振幅が異常振幅Bd以上とならずに回転槽3の回転数が所定回転数を超えるまでに速度上昇すると(ステップA4で「YES」)、次に、制御装置31は、外箱用加速度センサ30の検出振幅が所定振幅Bn(異常振幅Bdより小)を超えたか否かを監視する状態となる(ステップA10で「NO」、ステップA11で「YES」の繰り返し)。
外箱用加速度センサ30の検出振幅が所定振幅Bnを超えることなく回転槽3の回転数が600rpm以上になると(ステップA10で「NO」、ステップA11で「NO」)、制御装置31は、床Fが通常の強度であると判定し(床強度判定手段)、回転槽3の回転を制御するためのプログラムとしてデフォルトプログラムを選択する(ステップA12)。そして、制御装置31は、回転槽3が600rpmから700rpmまで速度上昇する時間を他の速度域よりも速い15秒となるように洗濯機モータ17を制御して回転槽3の回転数が通常強度の床の外箱1の固有振動数帯域を早く通過するようにし、且つ最終目標回転数を1300rpmに設定する。その後、制御装置31は、回転槽3の回転数が700rpmを超えると、回転槽3が通常の30秒で100回転速度上昇するような元の加速度で洗濯機モータ17を制御し、そして、回転槽3が最終目標回転数である1300rpmに達すると、以後、設定された脱水時間が経過するまで当該回転数を維持し、脱水時間の経過したところで脱水運転を終了する(ステップA17で「YES」、ステップA18)。
一方、回転槽3が600rpm未満の状態において、外箱用加速度センサ30の検出振幅が所定振幅Bnを超えると(ステップA10で「YES」)、制御装置31は、所定振幅Bnを超えたときの回転槽3の回転数を回転数検出部34から取得し、そのときの回転数が400rpm以下であった場合(ステップA13で「YES」)、床Fが非常に弱いと判定(床強度判定手段)してプログラムAを選択し、回転槽3が400rpmから500rpmまで速度上昇する時間を15秒となるように洗濯機モータ17を制御して回転槽3の回転数が非常に弱い床であるときの外箱1の固有振動数帯域を早く通過するようにし、且つ最終目標回転数を1000rpmに設定(ステップA14)する。
その後、制御装置31は、回転槽3の回転数が500rpmを超えると、回転槽3が通常の30秒で100回転の加速度で速度上昇するように洗濯機モータ17を制御し、そして、回転槽3が最終目標回転数である1000rpmに達すると、以後、設定された脱水時間が経過するまで当該回転数を維持し、脱水時間の経過したところで脱水運転を終了する(ステップA17で「YES」、ステップA18)。
外箱用加速度センサ30の検出振幅が所定振幅Bnを超えたときの回転数が400rpmを越え500rpm以下であった場合(ステップA13で「NO」、ステップA14で「YES」)、制御装置31は、弱い床と判定(床強度判定手段)して回転槽3の回転を制御するプログラムとしてプログラムBを選択し、そして、回転槽3が500rpmから600rpmまで速度上昇する時間を15秒となるように洗濯機モータ17を制御して回転槽3の回転数が弱い床であるときの外箱1の固有振動数帯域を早く通過するようにし、且つ最終目標回転数を1200rpmに設定(ステップA16)する。
その後、制御装置31は、回転槽3の回転数が600rpmを超えると、回転槽3が通常の30秒で100回転の加速度で速度上昇するように洗濯機モータ17を制御し、そして、回転槽3が最終目標回転数である1200rpmに達すると、以後、設定された脱水時間が経過するまで当該回転数を維持し、脱水時間の経過したところで脱水運転を終了する(ステップA17で「YES」、ステップS18)。
外箱用加速度センサ30の検出振幅が所定振幅Bnを超えたときの回転数が500rpmを越えていた場合(ステップA13で「NO」、ステップA15で「NO」)、制御装置31は、通常の強度の床と判定してデフォルトプログラムを選択し、そして、前述したと同様に回転槽3が600rpmから700rpmまで速度上昇する時間を15秒となるように洗濯機モータ17を制御し、且つ最終目標回転数を1300rpmに設定(ステップA12)する。
その後、制御装置31は、上述したと同様に、回転槽3の回転数が700rpmを超えると、回転槽3が通常の30秒で100回転の加速度で速度上昇するように洗濯機モータ17を制御し、そして、回転槽3が最終目標回転数である1300rpmに達すると、以後、設定された脱水時間が経過するまで当該回転数を維持し、脱水時間の経過したところで脱水運転を終了する(ステップA17で「YES」、ステップA18)。
このように本実施形態によれば、脱水運転の開始初期に、水槽2が大きく触れ回って回転槽3の回転数が上昇できないような場合、或いは、水槽2の振動が小さい場合であっても外箱1が異常に振動して大きく揺れるような場合、アンバランス修正運転を行い、或いは脱水運転を停止させるので、水槽2や外箱1が異常に振動するとった不具合を防止することができる。
また、洗濯乾燥機を据え付けた床の強度に応じて回転槽3の高加速度で通過する速度帯域を変更するようにしたので、外箱1の固有振動数が床の強度によって変わるという事情があっても、外箱1が共振状態を起こして大きく振動するといった不具合の発生を効果的に防止することができる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは変更が可能である。
床の強度の判定(ステップA10〜ステップA16)は、据え付け後の初回の洗濯時にだけ行い、以後は、初回の洗濯時に判定された床の強度に応じた回転数にて回転槽3の回転を制御するようにしても良い。
床の強度の判定(ステップA10〜ステップA16)は、洗濯時に行うのではなく、据え付け時に付属部品である錘を回転槽に取り付けて行い、以後の洗濯運転時における脱水運転では、据え付け時に判定された床の強度に応じて回転槽3の回転を制御する構成であっても良い。
床の強度の判定(ステップA10〜ステップA16)を、据え付け時、或いは据え付け後の初回の洗濯時にだけ行う場合、一定の使用間隔、例えば洗濯回数が所定回数(例えば600回)に達する毎に床の強度の判定を行うように構成しても良い。洗濯回数は、例えば洗濯乾燥機の電源スイッチのオンオフを検出してオンオフを洗濯1回とカウントする。この場合、洗濯回数が600回に達したことは、報知手段としての表示器36に表示する構成を採用できる。
乾燥機能のないドラム式洗濯機であっても良い。また、回転槽および水槽を縦軸型に配置した通常の脱水兼用洗濯機であっても良い。
本発明の一実施形態を示す洗濯乾燥機の縦断側面図 電気的構成を示すブロック図 洗濯乾燥機の振動系をモデル化して示す図 洗濯乾燥機の据え付けの良否判定の制御内容を示すフローチャート 脱水運転での回転槽の回転制御の内容を示すフローチャート 床の強度に応じた回転槽の回転パターンを示す図
符号の説明
図面中、1は外箱、2は水槽、3は回転槽、4は槽体、5は防振ダンパ、8は圧縮コイルばね、17は洗濯機モータ、28,29は水槽用前および後加速度センサ(水槽用振動検出手段)、30は外箱用加速度センサ(外箱用振動検出手段)、31は制御装置(制御手段)、34は回転数検出部を示す。

Claims (4)

  1. 水槽内に洗濯脱水兼用の回転槽を配設して槽体を構成し、この槽体を外箱内に弾性支持してなる洗濯機において、
    前記水槽の振動を検出する水槽用振動検出手段と、
    前記外箱に設けられ当該外箱の振動を検出するものであって前記水槽用振動検出手段とは別の外箱用振動検出手段と、
    脱水時における前記回転槽の回転を、前記水槽用および前記外箱用の両振動検出手段の検出振動に応じたパターンに変更して制御する制御手段と
    を備えてなる洗濯機。
  2. 請求項1記載の洗濯機において、
    前記制御手段は、前記回転槽の回転開始後で前記水槽用振動検出手段の検出振動が所定値以下のとき、前記回転槽の最終目標回転数に向かって前記回転槽の回転数を上昇させる制御を実行し、且つ、前記外箱用振動検出手段の検出振動が所定値を超えたとき、異常振動を生じさせる回転数帯の回転加速度を高く変更することを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1または2記載の洗濯機において、
    前記制御手段は、前記回転槽の回転開始後で前記水槽用振動検出手段の検出振動が所定値以下のとき、前記回転槽の最終目標回転数に向かって前記回転槽の回転数を上昇させる制御を実行し、且つ、前記外箱用振動検出手段の検出振動が所定値を超えたとき、前記外箱用振動検出手段の検出振動に応じて前記最終目標回転数を変更することを特徴とする洗濯機。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の洗濯機において、
    前記制御手段は、初回の洗濯運転の際に、脱水時における前記回転槽の回転を前記水槽用および前記外箱用の両振動検出手段の検出振動に応じたパターンに設定して制御し、その後、一定の使用間隔が経過するまで当該設定パターンにて脱水時における前記回転槽の回転を制御し、以後、前記一定の使用間隔経過毎に、初回の洗濯運転の際に、脱水時における前記回転槽の回転を前記水槽用および前記外箱用の両振動検出手段の検出振動に応じたパターンに設定して当該初回の洗濯運転での脱水時および以後の洗濯運転での脱水時における前記回転槽の回転を制御することを繰り返すように構成されていることを特徴とする洗濯機。
JP2007276340A 2007-10-24 2007-10-24 洗濯機 Expired - Fee Related JP5010431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276340A JP5010431B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276340A JP5010431B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009100985A JP2009100985A (ja) 2009-05-14
JP5010431B2 true JP5010431B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=40703403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007276340A Expired - Fee Related JP5010431B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5010431B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018175391A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 日立アプライアンス株式会社 洗濯機

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5119082B2 (ja) * 2008-08-08 2013-01-16 日立アプライアンス株式会社 洗濯機
JP5289229B2 (ja) * 2009-07-31 2013-09-11 シャープ株式会社 洗濯機
JP6184672B2 (ja) * 2012-09-28 2017-08-23 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
JP2016137091A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 日立アプライアンス株式会社 洗濯機
JP2019154481A (ja) * 2018-03-07 2019-09-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機を制御する制御方法、制御装置及びプログラム
JP7178244B2 (ja) * 2018-11-27 2022-11-25 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 洗濯機
JP7167811B2 (ja) * 2019-03-28 2022-11-09 ブラザー工業株式会社 工作機械、情報処理方法及びコンピュータプログラム
KR20240028854A (ko) * 2022-08-25 2024-03-05 삼성전자주식회사 세탁기 및 그 제어 방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3152833B2 (ja) * 1994-03-31 2001-04-03 株式会社東芝 洗濯機
JPH10244091A (ja) * 1997-03-04 1998-09-14 Hitachi Ltd ドラム式洗濯機
JP2002028393A (ja) * 2000-07-13 2002-01-29 Sanyo Electric Co Ltd 全自動洗濯機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018175391A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 日立アプライアンス株式会社 洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009100985A (ja) 2009-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5010431B2 (ja) 洗濯機
JP4756054B2 (ja) ドラム式洗濯機
KR100984392B1 (ko) 드럼식 세탁기
WO2012114751A1 (ja) ドラム式洗濯機
JP5753974B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP4674601B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP4748973B2 (ja) 洗濯機
JP6139161B2 (ja) 洗濯機
JP6151094B2 (ja) 洗濯機
JP5075719B2 (ja) 洗濯機
JP5209558B2 (ja) 洗濯機
KR20100102311A (ko) 세탁장치 및 이를 이용한 세탁방법
JPH06233890A (ja) ドラム式洗濯機
KR101054431B1 (ko) 세탁기 및 그 탈수 제어 방법
JP6184672B2 (ja) 洗濯機
JP2010125250A (ja) ドラム式洗濯機
JP5612066B2 (ja) 洗濯機
JP2011062334A (ja) ドラム式洗濯機
JP2013013603A (ja) 洗濯機
JP5270746B2 (ja) 洗濯機
CN112912557A (zh) 洗衣机
JP2009213802A (ja) ドラム式洗濯機
JP5077313B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2016137091A (ja) 洗濯機
JP4888478B2 (ja) ドラム式洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5010431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees