JP2018175391A - 洗濯機 - Google Patents

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【課題】洗濯機のガタつき設置不良による筐体振動や騒音の増加を抑制する。【解決手段】筺体と,該筺体に弾性支持された外槽と,該外槽に回転自在に支持された内槽と,前記内槽を駆動する駆動機構と,前記内槽の回転速度を計測する回転速度計測手段と,前記筐体の下部の少なくとも1箇所に高さを調整可能な調整脚を有し,前記筐体に少なくとも2軸の振動を検知可能な振動検出手段を有し,前記内槽を回転させたときの前記振動検出手段の2軸の出力からガタつきを評価する洗濯機。【選択図】図4

Description

本発明は,洗濯機設置時のガタつきにより,脱水時に過大な振動が発生することを防止するようにした洗濯機に関する。
縦型洗濯機では,内槽を高速回転させることにより,内槽内に収容された洗濯物の脱水を行う。この脱水の際に内槽内の洗濯物が片寄っていると,アンバランスとなって外槽が振動し,その振動が筐体に伝達して筐体が振動したり,騒音が発生したりする。そこで,水槽の振動を筐体に設置した安全スイッチや水槽に設置した振動センサにより検出し,過大な振動が生じた場合には内槽の回転を停止させる制御を行っている。しかし,洗濯機を据え付ける際に本体の脚がガタついて据え付けられた場合,水槽の振動が小さい場合でも,筐体の振動が過大となってしまうため,ガタつきなく設置することが重要である。そこで,特許文献1に記載の洗濯機では,外箱用加速度センサ30の検出振幅が所定振幅Bmを超えると,制御装置31は,洗濯機モータ17を断電した後,表示器36に据え付け不良を表示して検査運転を終了する(ステップS2で「YES」,ステップS6,S7)。使用者は,表示器36が「据え付け良」を表示していたならば,据え付け完了として洗濯機の使用に移る。表示器36が「据え付け不良」を表示していたならば,例えば,4個のゴム脚1bが全て床Fに接しているか,洗濯機の梱包時に水槽2が揺れ動かないように固定するための固定具が取り外されているかなどを点検し,再度,検査運転を行う,方法が提案されている。
特許5010431号
特許文献1に記載のドラム式洗濯機では,ゴム脚全てが床に設置しているかの判定ができ,据え付け良/据え付け不良の判定が可能である。しかしながら,据え付け不良と判定された場合にどの方向にガタがあるのか,またどの程度生じているのかを判定する方法の記載がなく,修正方法の報知もないため,修正方法は使用者が自ら試行錯誤することになる。
そこで本発明の目的は,ガタつきによる脱水時の筐体振動の増加を抑制する洗濯機を提供することである。
筺体と,該筺体に弾性支持された外槽と,該外槽に回転自在に支持された内槽と,前記内槽を駆動する駆動機構と,前記内槽の回転速度を計測する回転速度計測手段と,前記筐体の下部の少なくとも1箇所に高さを調整可能な調整脚を有し,前記筐体に少なくとも2軸の振動を検知可能な振動検出手段を有し,前記内槽を回転させたときの前記振動検出手段の2軸の出力からガタつきを評価する。
本発明によれば,ガタつきによる脱水時の筐体振動の増加を抑制することができる。
本発明が適用される洗濯機の外観斜視図である。 図1に示す洗濯機の内部を示す右側断面図である。 図1に示す洗濯機の下部を示す正面下部拡大図である。 本発明の制御処理の一部を示すフローチャートである。 ガタつきがない状態の筐体振動の測定結果を示す模式図である。 右前-左後方向にガタつきがある場合の筐体振動の測定結果を示す模式図である。 右前-左後方向に大きなガタつきがある場合の筐体振動の測定結果を示す模式図である。 左前-右後方向にガタつきがある場合の筐体振動の測定結果を示す模式図である。 左前-右後方向に大きなガタつきがある場合の筐体振動の測定結果を示す模式図である。 本発明の実施例2における制御処理の一部を示すフローチャートである。 本発明の実施例3における洗濯機の外観斜視図である。 本発明の実施例3におけるガタつきがない状態の筐体振動の測定結果を示す模式図である。 本発明の実施例3における右前-左後方向にガタつきがある場合の筐体振動の測定結果を示す模式図である。 本発明の実施例3における左前-右後方向にガタつきがある場合の筐体振動の測定結果を示す模式図である。
以下,本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
図1は洗濯機100の外観斜視図,図2は洗濯機100の右側面断面図,図3は洗濯機100の下部を示す正面下部拡大図である。図1より,洗濯機100は外郭を構成する筺体1を備え,筺体1の上部にトップカバー2を設けてあり,筐体1の下部にベース3が設けられている。ベース3には4つの脚が設けられているが,その内洗濯機本体に向かって右前の1箇所に高さが可能な調整脚3aが設けられており,残りの3箇所は高さの調整ができない固定脚3bが設けられている。洗濯機を設置する際には,この調整脚3aの高さを調整することで,本体の傾きやガタつきを調整する。また,トップカバー2には衣類投入口2aを覆うように外蓋2bが設けられている。トップカバー2の前側には,電源スイッチ4や操作スイッチ5,表示器6,筐体振動検出手段7を備えた操作パネル8が設けられている。なお,操作パネル8は,筺体1の背面に設けた制御装置14に電気的に接続している。筐体振動検出手段7は,左前の固定脚3bと右奥の固定脚3bを結ぶ方向,及び右前の調整脚3aと左奥の固定脚3bを結ぶ方向の2軸の振動を検知する(図1の矢印の方向)。
図3に示すように調整脚3a及び固定脚3bはベース3の両端に設けられている。調整脚3aはねじ式で軸方向に移動可能な可動部3cと可動部3cの回転を固定するためのロックナット3dで構成されている。調整脚3aの高さを調整する際には,ロックナット3dを緩めた後に可動部3cを回転させて高さを変更する。所定の位置になった際にロックナット3dを締めて可動部3cを固定する。
筺体1の内部には,水を溜める外槽10が四隅を吊り棒を介して筐体1に弾性支持されている。外槽10の背面には,エアトラップ21aが設けてあり,その内部の圧力がチューブ21bを介して水位センサ21に伝えられ,外槽10内に溜められた水の水位を検知する。筐体1の前方の隅には,安全スイッチ31が設けられており,脱水時に外槽10が振動した際に,所定の振動変位以上となった際に検知する構造となっている。
外槽10の内部には,衣類を収納するための内槽9を備える。内槽9は,その外周壁に通水および通風のための多数の小さな貫通孔9aと,その底壁に通水および通風のための複数の貫通孔9bを有し,その上縁部に流体バランサー9cを備え,底部の内側には回転翼11を回転自在に支持している。
外槽10の底部の外側にはモータ13が設けてあり,クラッチ機構12を制御することで,内槽9と回転翼11の回転を次のように動作させることが出来る。1つは,内槽9を静止させるように係止,または自由に回転できるように解放した状態で回転翼11を繰り返し正逆回転させる動作で,主に衣類を撹拌させる場合に用いる。もう1つは,内槽9と回転翼11を一体として同一方向に回転させる動作で,主に脱水する場合に用いる。また,モータ13には回転速度を測定するためにホールセンサなどによる回転速度計測手段13aが備えられている。
外槽10の上面には槽カバー23が設けてあり,槽カバー23は上面と下面を連通する衣類投入口23a,温風吹き出し口23b,給水入口25aを備える。また,槽カバー23には,衣類投入口23aを覆うように内蓋24が設けてあり,ヒンジ24aにより開閉自在とする。内蓋24は,取っ手24bを上方に持ち上げることでロックが解除されて開き,下方に押すことでロックされる。
外槽10の後側には乾燥ダクト10cを設けている。乾燥ダクト10cは蛇腹10dを介して,乾燥ユニット19に接続している。乾燥ユニット19は,送風ファン19aの熱源であるヒータ19bと,温度センサ19cを備える。乾燥ユニット19は,蛇腹23cを介して,槽カバー23に設けられた温風吹き出し口23bに接続される。ヒータ19bで温度を上昇させた空気を,送風ファン19aより循環することで衣類の乾燥を行う。また,筺体1には給水口32に接続した給水電磁弁25が設けてあり,内槽9や乾燥ユニット19に給水可能となっている。外槽10の下部には排水するための排水口10bを備えており,排水弁15を介して排水ホース24が接続している。
洗濯機を設置する際には必要な確認事項がいくつかあり,水道船と給水弁が正しく接続されているか,排水ホースが正しく排水口に接続されているか,本体が水平やガタつき無く設置されているか,輸送用の固定ボルトが外されているかなどがある。このような確認を行わずに通常の運転をすると水漏れなどが生じる場合がある。また,ガタつきが生じている状態で据え付けが完了してしまうと,脱水運転の際に衣類が片寄り外槽の振動が発生した際に,小さな振動であっても筐体が大きく振動していまい,さらに騒音の原因にもなってしまう。そこで,こうした項目が正しく行われているかを確認するために,本体の状態を確認することを目的とした試運転モードが搭載されている。試運転モードでは,実際に給水を行い,水位センサで給水が行われているかを判定したり,排水を行った際に水位センサで水位を検出し,所定の時間で排水が完了するかなどを判定したりすることが可能である。本発明は,この試運転モードで運転する際に,洗濯機本体のガタつきを検知してガタつきの有無や調整脚の調整方法を表示し,設置者や使用者に正しい設置を促すものである。
次に,上記構成において据え付け時に試運転を行う際のガタつき判定制御を,図4に示すフローチャートを用いて説明する。Step101で試運転用の重りを本体下部に設置し,Step102で操作パネル8を操作して試運転モードの運転を開始する。Step103で内槽9の回転速度を所定の回転速度ωまで上昇させ,一定時間運転する。内槽9が回転速度ωで回転している際に,筐体振動検出手段7で右前-左奥方向の振動変位Vaと左前-右奥方向の振動変位Vbを測定する(Step104)。Step105でガタつきが生じているかを判定する。ガタつきの判定は2軸の出力差の絶対値(|Va-Vb|)を用いて行い,x1以下の場合はガタつきが小さいと判定してStep106に進み, x1以上の場合はガタつきが大きいと判定してStep108に進む。Step105でガタつきがないと判定された場合には,Step106で設置状態が正常であることを報知し,Step107で内槽9の回転を停止し,運転を終了する。Step105でガタつきがあると判定された場合には,Step108で筐体振動検出手段7の2軸の出力差の絶対値(|Va-Vb|)から調整脚の調整角度を算出する。次にStep109で調整脚3aの調整方向の判定を行う。2軸の出力差(Va-Vb)が0未満かどうかを判定し,2軸の出力差が0未満の場合はStep110に進み,調整回転方向を反時計回り(調整脚を短くする)と判定する(Step110)。一方,2軸の出力差(Va-Vb)が0以上の場合は,調整回転方向を時計回り(調整脚を長くする)と判定する(Step111)。Step108,Step110及びStep111で決定した調整角度及び調整回転方向を調整方法として表示する(Step112)。設置状態が正常な場合と同様に,Step107で内槽9の回転を停止し,運転を終了する。
次に,ガタつきが生じた場合の筐体振動検出手段7の出力例を図5〜図9を使って説明する。図5は正しく設置した場合,図6及び図7は右前-左奥方向にガタつきがある場合,図8及び図9は左前-右奥方向にガタつきがある場合の筐体上部の振動変位を示している。それぞれAに時間ごとの振動変位の変化を示し,Bに筐体を上方から見たときの振動変位を示している。また,図6,図8はガタつきが小さい場合,図7,図9はガタつきが大きい場合を示している。ここで,筐体振動検出手段7の出力は,右前-左後方向を検出するセンサは右前方向を正とし,左前-右後方向を検出するセンサは左前方向を正とする。また,試運転時の内槽9の回転方向は時計回りとする。
図5A及び図5Bに示すように,本体にガタつきが無い場合は振動変位が小さく,左右や前後方向に対して略対称に振動する。一方,図6に示すように右前-左奥方向にガタつきがある場合は,その振動が大きくなり,非対称な振動が発生する。さらに,図7に示すようにガタつきが大きいほど,ガタつきがある方向への振動が大きくなる。同様に,図8,図9に示すように左前-右奥方向にガタつきがある場合も,その方向への振動が大きくなる。従って,筐体の振動方向及び大きさを検出することで,どの方向にガタつきがあり,どの程度のガタつきがあるのかを判断することが可能である。
例えば,試運転を行った際に図6に示すような測定結果が得られた場合,右前-左奥方向にガタつきがあることが分かるため,右前にある調整脚3aを長くすることでガタつきが低減できる。さらに,予め求めておいたガタつきの大きさと筐体の振動変位の関係を用いて,調整方向だけでなく,調整量も求めることが可能である。
このように,本実施例によれば,試運転時の筐体振動を測定することで,調整脚の調整方法を求めることができ,それを設置者や使用者に報知することで本体設置時の調整を容易にするとともに,設置精度を安定化することができる。それにより,運転時の異常な筐体振動の発生や騒音の発生を防止することが可能となる。ここで,調整方法の報知方法は,表示器6の7セグ部での表示や,液晶パネルでの表示,音声での報知などがある。また,Wi-FiやBluetooth(登録商標)などの通信手段を用いて,スマートフォンなどの外部端末等に情報を伝達してもよい。また,縦型洗濯機を例に説明しているが,ドラム式洗濯機についても同様である。
本実施例では,右前に調整脚3aが配置されているため,振動の方向と調整方法が前述のようになっているが,調整脚3aは必ずしも右前に設ける必要はなく,左前に設けてもよい。その場合,調整方向が本実施例の方向と逆向きとなり,右前-左奥方向にガタつきがある場合は調整脚3aを短くすることでガタつきを抑制することが可能となる。
さらに,調整脚3aは1箇所に限定するものではなく,2箇所以上に設けてもよく,例えば前側の2箇所に設けてもよい。調整脚3aが1箇所の場合,ガタつきの修正は可能だが,2箇所とすることでガタつきの他,本体の傾きも調整することが可能となる。水準器などで検知した本体の傾きと,本実施例によるガタつき判定の結果から,2箇所ある調整脚3aの調整方法を求めることができる。
本実施例では,試運転実施した際の筐体振動検出手段7で筐体の振動を測定し,調整方法を表示する方法を述べている。しかし,必ずしもガタつき判定や調整方法の表示は1回である必要はなく,一定時間ごとに測定と表示を繰り返してもよい。このようにすることで,設置者が運転中に調整脚3aを操作し,その後調整方法を再確認するように,調整と調整方法の確認を交互に繰り返すようにしてもよい。
また,試運転時のガタつき判定結果を記録装置に記録するようにし,ガタつき判定で正常と判定されるまでは,通常運転が実施できないようにしてもよい。このようにすることで,設置不良によって筐体振動が過大となることをより確実に防止することができる。
実施例1では,最初に重りを内槽9内に設置し,試運転モードで運転した場合について述べたが,ガタつき判定は通常の脱水運転中に実施してもよい。脱水運転時におけるガタつき判定の制御方法を図10に示すフローチャートで説明する。脱水運転を開始すると,内槽の回転速度を徐々に上昇させる(Step201)。回転速度を上昇する間,Step202で振動判定を行い,安全スイッチがOFFの状態を維持しているかを判定する。安全スイッチがOFFの状態であれば,振動が過大になっていないと判定し,Step203に進む。Step202で安全スイッチがONとなり振動が過大であると判定した場合には,Step204に進み,内槽の回転を停止させる。Step205で衣類の片寄りを修正後,再度Step201に進み,内槽の回転速度を上昇させる。Step203で内槽の回転速度がω1に到達したかを判定し,到達していない場合はStep201に進み,回転速度を上昇させる。内槽の回転速度がω1に上昇した場合には,筐体振動検出手段7で右前-左奥方向の振動変位Vcと左前-右奥方向の振動変位Vdを測定する(Step206)。Step207でガタつきが生じているかを判定する。2軸の出力差の絶対値(|Vc-Vd|)がx2未満の場合はガタつきが小さいと判定してStep208に進み,2軸の出力差の絶対値がx2以上の場合はガタつきが大きいと判定して場合はStep209に進む。Step209で筐体振動検出手段7の2軸の出力差の絶対値(|Vc-Vd|)から調整脚の調整角度を算出する。次にStep210で調整脚3aの調整方向判定を行う。2軸の出力差(Vc-Vd)が0未満の場合は調整回転方向を反時計回り(調整脚を短くする)と判定し(Step211),Step208に進む。一方,2軸の出力差(Vc-Vd)が0以上の場合は,調整回転方向を時計回り(調整脚を長くする)と判定し(Step212),Step208に進む。Step208で脱水運転の設定時間が経過したかを判定し,経過した場合はStep213で内槽の回転を停止させる。Step214では,Step207で判定した結果ガタつきがないと判定した場合には,正しく設置されていることを報知し,Step207で判定した結果ガタつきがあると判定した場合には,Step209,Step211及びStep212で決定した調整方法を表示する。調整方法を表示した後,運転を終了する。
本実施例のように,ガタつき判定は試運転モードに限るものではなく,通常運転時に実施してもよい。通常運転時にも判定を行うことで繰り返し運転することによる調整脚の高さの変化や,掃除などにより本体を移動して設置状態が変化した場合にも対応することができる。このように,常に正常な設置状態での運転が可能となり,筐体振動の増加を防止することができる。
図11に本発明の第2の実施の形態の洗濯機101の斜視図を示す。洗濯機101では,トップカバー2に設ける筐体振動検出手段102が検知する方向を左右方向及び前後方向の2軸を検出する(図11の矢印の方向)。その他の構成は実施の形態1と同様であり,詳細な説明は省略する。また,振動変位は右及び前を正とし,運転時の内槽の回転方向を時計回りとする。
上記構成において,試運転を行った際の筐体振動検出手段102の出力例を,図12〜図14を使って説明する。図12は正しく設置した場合,図13は右前-左奥方向にガタつきがある場合,図14は左前-右奥方向にガタつきがある場合の筐体上部の振動変位を示している。ガタつきの大きさに関しては,実施の形態例1と同じであるため,省略する。
図12に示すように,正しく設置されている場合は筐体の振動変位は小さく,左右方向の出力と前後方向の出力は略90度位相がずれる。一方,図13に示すように右前-左後方向にガタつきがある場合,左右方向の出力と前後方向の位相差はほぼ0となる。また,図14に示すように左前-右後方向にガタつきがある場合は,左右方向の振動変位と前後方向の振動変位の位相が略180度となる。従って,筐体振動検出手段102を左右方向及び前後方向を検出する向きに設置した場合,左右方向と前後方向の位相差が90度よりも小さい場合は右前-左奥方向にガタつきがあることが分かり,位相差が90度よりも大きい場合は左前-右後方向にガタつきがあることが分かる。このように,筐体振動検出手段102の検出方向を左右方向及び前後方向としても,ガタつきの方向及び大きさを判定することが可能となる。
また,本実施例では筐体振動検出手段102の検出方向を左右方向と前後方向として,両者の位相差及び大きさでガタつきを判定する方法を述べたが,左右方向の出力と前後方向の出力を元に左前の固定脚3bと右奥の固定脚3bを結ぶ方向と右前の調整脚3aと左奥の固定脚3bを結ぶ方向に変換し,実施の形態例1のように判断してもよい。
本実施例の洗濯機は,Wi-FiやBluetoothなどの通信手段を有し,実施例1に記載の洗濯機のように筐体振動検出手段を備えない構成とする。それ以外の構成は実施例1に記載の洗濯機と同様であるため説明は省略し,ガタつき判定方法について説明する。
振動検出手段を有する外部機器を洗濯機本体の上部付近に固定し,脱水運転を開始する。洗濯機はガタつき判定を行う回転速度となったことを通信手段により外部機器に伝達する。外部機器は少なくとも2軸の振動を検出し,振動の大きさや2軸の位相差を求める。求めた筐体の振動情報は洗濯機に伝達され,その情報を元に洗濯機はガタつき判定を実施し,判定結果を表示する。このように,本実施例の洗濯機は外部機器による筐体振動の検出結果を通信手段により取得することで,筐体振動検出手段を備えなくてもガタつき判定を実施することが可能である。
本実施例では,外部機器が測定した筐体の振動変位を洗濯機に伝達して,洗濯機がガタつき判定を実施する構成としたが,必ずしも筐体の振動変位を洗濯機に伝達する必要はなく,外部機器がガタつき判定を実施し,ガタつきの有無や調整脚3aの調整方法を表示してもよい。また,洗濯機に外部機器を固定するための溝や,ゴムシートなどを筐体上面に設けることで,測定精度を向上することが可能となる。
1 筺体
3 ベース
3a 調整脚
3b 固定脚
7 筐体振動検出手段
9 内槽
10 外槽
11 回転翼
12 クラッチ機構
13 モータ
31 安全スイッチ

Claims (7)

  1. 筺体と,該筺体に弾性支持された外槽と,該外槽に回転自在に支持された内槽と,該内槽を駆動する駆動機構と,前記内槽の回転速度を計測する回転速度計測手段と,前記筐体の下部の少なくとも1箇所に高さを調整可能な調整脚を有し,
    前記筐体に少なくとも2軸の振動を検知可能な振動検出手段を有し,前記内槽を回転させたときの前記振動検出手段の2軸の出力からガタつきを評価することを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機において,
    調整脚の調整方法は回転方向と回転角度であることを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1乃至請求項2に記載の洗濯機において,前記振動検出手段は左右方向から鉛直軸周りに略45度回転させた2軸の検出が可能であることを特徴とする洗濯機。
  4. 請求項1乃至請求項2に記載の洗濯機において,
    前記振動検出手段は左右方向及び前後方向の検出が可能であることを特徴とする洗濯機。
  5. 請求項1乃至請求項4に記載の洗濯機において,
    記録手段と,据え付け時などに実施する試運転モードを備え,試運転時の判定結果を前記記録装置に記録し,前記記録装置に記録されている判定結果が合格でない場合は通常運転を実施しないことを特徴とする洗濯機。
  6. 筺体と,該筺体に弾性支持された外槽と,該外槽に回転自在に支持された内槽と,前記内槽を駆動する駆動機構と,前記内槽の回転速度を計測する回転速度計測手段と,前記筐体の下部の少なくとも1箇所に高さを調整可能な調整脚を有し,
    外部機器と通信する手段を有し,該外部機器は振動を検出する手段を有し,前記外部機器を前記洗濯機に当接させた状態で脱水運転を行い,前記外部機器が測定した前記筐体の振動を洗濯機に送信し,前記洗濯機が送信された振動測定結果を元にガタつき判定を行うことを特徴とする洗濯機。
  7. 洗濯機と通信可能な端末であって、
    外部機器と通信する手段と、
    振動を検出する振動手段と、を有し,
    前記洗濯機は、
    筺体と,該筺体に弾性支持された外槽と,該外槽に回転自在に支持された内槽と,前記内槽を駆動する駆動機構と,前記内槽の回転速度を計測する回転速度計測手段と,前記筐体の下部の少なくとも1箇所に高さを調整可能な調整脚と、を有し,
    該端末を前記洗濯機に当接させた状態で脱水運転を行い,前記振動手段が測定した前記筐体の振動を前記洗濯機に送信し,前記洗濯機がに送信された振動測定結果を元にガタつき判定が行われることを特徴とする端末。
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