JP5010283B2 - 接合装置、収納ケースおよび電気デバイス集合体の製造方法 - Google Patents

接合装置、収納ケースおよび電気デバイス集合体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、金属薄板接合体を引き出し端子とする電気デバイスの端子同士を接合する接合装置、収納ケースおよび電気デバイス集合体の製造方法に関するものである。
近年、モータ駆動用の電池を搭載する電気自動車やハイブリッド電気自動車(以下、単に「電気自動車等」という)の開発が急速に進められつつある。電気自動車等に搭載される電池には、操縦特性、一充電走行距離を向上させるため、当然ながら、軽量化が求められている。電池を軽量化するため、その外装体にアルミニウムなどの金属層と熱溶着性の樹脂層とを接着剤層を介して重ね合わせて薄いフィルムとなしたラミネート材を用いたフィルム外装電池が開発されている。ラミネート材は、一般に、アルミニウム等の薄い金属層の両表面を薄い樹脂層で被覆した構造であり、酸やアルカリに強く、かつ軽量で柔軟な性質を有するものである。
電気自動車等を電池で駆動するには、複数の電池を接続して形成した組電池化する必要がある。電池の端子を接続する方法としては、従来、図1に示すように、一の電池の端子と他の電池の端子とを、ボルトおよびナットを用いて接合する方法、または、溶接、溶着等により接合するという方法が一般に採用されていた。
図1の(a)、図1の(b)は、電極端子同士を締結することで電気的に接続する方法を示している。図1の(a)は、ボルト203およびナット204により機械的に電極端子201同士を締結する方法を示している。すなわち、図1の(a)に示す方法は、一のフィルム外装電池200から延出した電極端子201を、他のフィルム外装電池200の電極端子201と重ねあわせ、この重ねあわせた部分をさらに挟持板202で挟み込んでからボルト203およびナット204で締結するものである。一方、図1の(b)は、重ねあわせられた電極端子201同士を溶接205にて接合している例を示している。
また、図1および図2(b)に示すように電極端子201を重ねあわせる方法の他、図2の(a)に示すように、電極端子201同士を向かい合わせにしておき、この向かい合わせた部分をボルトおよびナットによる締結、あるいは溶接等にて接合する場合もある。
また、上述のように構成された組電池から電圧を取り出すため、図3に示すように、電極端子201には端子付きハーネス206が接合される。図3に示す端子付きハーネス206はボルトおよびナットにより電極端子201に締結される。
しかしながら、電極端子同士をボルトおよびナットによって接合すると部品点数が多くなる他、接合に時間と手間を要する。また、溶接の場合も同様に時間と手間を要する。また、上述した構成の場合、電極端子同士の接合とは関係なく、別作業として電圧を取り出す端子を電極端子に取り付ける必要がある。
特開2004−55348号公報には、電極端子を固定装置により固定した組電池が開示されている。固定装置は、平面形状の固定ベース部の上に、矢印形状の係合部材と、緩衝材と、開口部とが配置されてなるものである。この固定装置は、軸を中心に固定ベース部が折り曲げられると係合部材が開口部に挿入されるようになっている。そして、一の薄型電池の正極端子と他の薄型電池の正極端子とが同方向となるように積層された2枚の薄型電池の端子を、対向して配置された緩衝材で挟持する。さらに係合部材が開口部に係合されることにより、薄型電池が固定装置により組電池内部に固定される。この特開2004−55348号公報に開示されている組電池は、ボルトおよびナットによる接合に比べて接合に要する手間が省け、また、組電池からの電池の取り外しも容易な構成となっている。
しかしながら、特開2004−55348号公報に開示された構成では固定装置を構成する部品点数が多いため、固定装置の用意に手間を要することとなる。また、ボルトおよびナットによる接合に比べて接合に要する手間が省けるとはいえ、軸51aを中心に固定ベース部51が折り曲げ、さらに係合部材52を開口部54に係合する工程を要する。これらは製造コストの増大に繋がるものである。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、少ない部品点数で構成され、容易かつ確実なる電極端子の電気的な接合を可能とする接合装置、収納ケースおよび電気デバイス集合体の製造方法を目的とする。
本発明の一態様の接合装置は、電極端子が延出した電気デバイスの電極端子を電気的に接合する接合装置において、一の電気デバイスの電極端子と他の電気デバイスの電極端子とを重ね合わせて挟持面にて挟持する挟持部材と、挟持面で挟持されている各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける押し付け部材とを有し、挟持部材は、電極端子を沿わせる外周面と、挟持面とが形成された一対の部材を有し、押し付け部材は、第1の部分と、第1の部分に繋がり互いに対向し、挟持面の反対側の外周面側から各挟持部材を押し付ける2つの第2の部分と、を有し、挟持部材は、一方の部材の挟持面と、他方の部材の挟持面とが相補的にかみ合う形状であることを特徴とする。
また、本発明の別の態様の接合装置は、電極端子が延出した電気デバイスの電極端子を電気的に接合する接合装置において、一の電気デバイスの電極端子と他の電気デバイスの電極端子とを重ね合わせて挟持面にて挟持する挟持部材と、挟持面で挟持されている各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける押し付け部材と、を有し、挟持部材は、電極端子を沿わせる外周面と、挟持面とが形成された一対の部材を有し、押し付け部材は、第1の部分と、第1の部分に繋がり互いに対向し、挟持面の反対側の外周面側から各挟持部材を押し付ける2つの第2の部分と、を有し、挟持部材の各部材は、各挟持面の各反対側の面に溝を有し、押し付け部材は第2の部分の端部に、溝に係合する係合部を有することを特徴とする。
また、本発明のさらに別の態様の接合装置は、電極端子が延出した電気デバイスの電極端子を電気的に接合する接合装置において、一の電気デバイスの電極端子と他の電気デバイスの電極端子とを重ね合わせて挟持面にて挟持する挟持部材と、挟持面で挟持されている各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける押し付け部材と、を有し、挟持部材は、電極端子を沿わせる外周面と、挟持面とが形成された一対の部材を有し、押し付け部材は、第1の部分と、第1の部分に繋がり互いに対向し、挟持面の反対側の外周面側から各挟持部材を押し付ける2つの第2の部分と、を有し、挟持部材の各部材の挟持面であって各電極端子が差し込まれる側には、各部材を対向して配置させることで凹部を形成する傾斜面が形成され、押し付け部材は、凹部に対応する部位に凸部を有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、電極端子の電気的な接合を挟持部材および押し付け部材のみで行うことができる。また、本発明の接合装置は、電極端子を挟持部材で重ね合わせて接合しておき、さらに押し付け部材によって各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付けるため、より確実なる電極端子の電気的な接合を行うことが可能となる。
また、第1の部分と第2の部分とによる押し付け部材の形状は矩形形状のような簡単な形状としてもよい。このように、押し付け部材の形状を矩形形状とすることで挟持面にて挟持されている電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける力を発生させる押し付け部材を容易に構成することができる。また、押し付け部材により、挟持部材の外周面を沿わせた電極端子が挟持部材へと押し付けられる。これにより、電極端子同士の固定は、挟持部材の挟持面による挟持の他、挟持部材と押し付け部材とによる挟持もなされることとなり、より確実となる。
また、一方の部材の挟持面と、他方の部材の挟持面とが相補的にかみ合う形状である狭持部材により挟持面に挟持された電極端子が挟持面から抜けにくくなるとともに電極端子同士の接触面積を広くすることができる。
また、押し付け部材の係合部が挟持部材の溝に係合する構成とすることで押し付け部材と挟持部材との係合が確実なものとなる。これにより、挟持部材に挟持された電極端子の接合も確実なものとなる。
また、本発明の接合装置は、係合部が中空形状であってもよい。係合部を中空形状とすることで、押し付け部材の係合部を挟持部材の溝に係合させる場合に、例えば、中空部分に棒状の部材を差し込んで押し付け部材を開いておいてから係合させるといった方法を採用することができる。これにより、接合装置の組み付けが容易となる。
また、本発明の接合装置は、凸部の両側に貫通孔が形成されているものであってもよく、また、凸部が突出する方向に凸となるように湾曲しているものであってもよいし、さらには押し付け部材が弾性部材からなるものであってもよい。この場合、押し付け部材の凸部を挟持部材の凹部に合わせ、貫通孔を利用して押し付け部材を挟持部材に対して例えばネジ等によってネジ留めすることができる。このネジ留めにより弾性を有し湾曲した状態の押し付け部材が挟持部材の取り付け面に沿って取り付けられることとなる。そうすると押し付け部材の凸部が凹部に対して強く押し付けられることとなる。これにより、電極端子を押し付け部材の凸部と挟持部材の凹部とによって強く挟み込むことができる。
また、本発明の接合装置の押し付け部材は外部に電圧を取り出すための電圧取り出し部を有するものであってもよく、さらには電圧取り出し部にて挟持部材に対して固定されるものであってもよい。
本発明の収納ケースは、電極端子が延出した複数の電気デバイスを収納する収納ケースにおいて、一の電気デバイスの電極端子と他の電気デバイスの電極端子とを重ね合わせて挟持面にて挟持する挟持部材を、収納ケースを構成する壁面に有し、挟持部材は、電極端子を沿わせる外周面と、挟持面とが形成されている一対の部材を有することを特徴とする。
本発明の収納ケースは壁面に挟持部材を有するため、例えば、壁面に挟持部材が一体的に設けられている場合、部品点数を少なくすることができる。
また、本発明の収納ケースの挟持部材は、一方の部材の挟持面と、他方の部材の挟持面とが相補的にかみ合う形状であってもよく、挟持部材の各部材は、各挟持面の各反対側の面に溝を有するものであってもよく、挟持部材の各部材の挟持面であって各電極端子が差し込まれる側には、各部材を対向して配置させることで凹部を形成する傾斜面が形成されていてもよい。
また、本発明の一態様の電気デバイス集合体の製造方法は、電極端子が延出した電気デバイスの電極端子を電気的に接合して構成された電気デバイス集合体の製造方法において、一の電気デバイスの電極端子と他の電気デバイスの電極端子とを重ね合わせて挟持面にて挟持する挟持部材を用意する工程と、挟持面で挟持されている各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける押し付け部材を用意する工程と、挟持面にて一の電気デバイスの電極端子と他の電気デバイスの電極端子と重ね合わせてから押し付け部材にて挟持部材に挟み込んだ各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける工程とを含み、挟持部材を用意する工程は、電極端子を沿わせる外周面と、挟持面とが形成された一対の部材を有する挟持部材を用意することを含み、押し付け部材を用意する工程は、第1の部分と、第1の部分に繋がり互いに対向し、挟持面の反対側の外周面側から各挟持部材を押し付ける2つの第2の部分と、を有する押し付け部材を用意することを含み、挟持部材を用意する工程において、挟持部材は、一方の部材の挟持面と、他方の部材の挟持面とが相補的にかみ合う形状に形成されることを特徴とする。
また、本発明の別の態様の電気デバイス集合体の製造方法は、電極端子が延出した電気デバイスの電極端子を電気的に接合して構成された電気デバイス集合体の製造方法において、一の電気デバイスの電極端子と他の電気デバイスの電極端子とを重ね合わせて、挟持面間にて挟持する挟持部材を用意する工程と、挟持面で挟持されている各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける押し付け部材を用意する工程と、一の電気デバイスの電極端子と他の電気デバイスの電極端子とを挟持面間にて重ね合わせてから押し付け部材にて挟持部材に挟み込んだ各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける工程とを含み、挟持部材を用意する工程は、電極端子を沿わせる外周面と、挟持面とが形成された一対の部材を有する挟持部材を用意することを含み、押し付け部材を用意する工程は、第1の部分と、第1の部分に繋がり互いに対向し、挟持面の反対側の外周面側から各挟持部材を押し付ける2つの第2の部分と、を有する押し付け部材を用意することを含み、挟持部材を用意する工程において、挟持部材の各部材には、各挟持面の各反対側の面に溝が形成され、押し付け部材を用意する工程において、第2の部分の端部に、溝に係合する係合部が形成されることを特徴とする。
また、本発明のさらに別の態様の電気デバイス集合体の製造方法は、電極端子が延出した電気デバイスの電極端子を電気的に接合して構成された電気デバイス集合体の製造方法において、一の電気デバイスの電極端子と他の電気デバイスの電極端子とを重ね合わせて、挟持面間にて挟持する挟持部材を用意する工程と、挟持面で挟持されている各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける押し付け部材を用意する工程と、一の電気デバイスの電極端子と他の電気デバイスの電極端子とを挟持面間にて重ね合わせてから押し付け部材にて挟持部材に挟み込んだ各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける工程とを含み、挟持部材を用意する工程は、電極端子を沿わせる外周面と、挟持面とが形成された一対の部材を有する挟持部材を用意することを含み、押し付け部材を用意する工程は、第1の部分と、第1の部分に繋がり互いに対向し、挟持面の反対側の外周面側から各挟持部材を押し付ける2つの第2の部分と、を有する押し付け部材を用意することを含み、挟持部材を用意する工程において、挟持部材の各部材の挟持面であって各電極端子が差し込まれる側には、各部材を対向して配置させることで凹部を形成する傾斜面が形成され、押し付け部材を用意する工程において、押し付け部材の凹部に対応する部位に凸部が形成されることを特徴とする。
本発明の電気デバイス集合体の製造方法は、挟持部材と押し付け部材とを用い、挟持部材の挟持面にて電極端子同士を重ね合わせて押し付け部材にて圧接させるのみで電極端子同士を電気的に接合させることができる。このため、電気デバイスとして、フィルム外装電池等の蓄電池を用いた組電池、あるいは複数接続されたコンデンサを製造する場合、その製造工程を簡略化することができる。
本発明によれば、電極端子の電気的な接合を挟持部材および押し付け部材のみの、少ない部品点数で容易かつ確実に行うことが可能となる。
フィルム外装電池における、電極端子の従来の接合方法の一例を示す図である。 フィルム外装電池における、電極端子の従来の接合方法の他の例を示す図である。 フィルム外装電池における、電極端子の従来の電圧の取り出し方法の一例を示す図である。 本発明に適用可能なフィルム外装電池の外観斜視図である。 図4に示すフィルム外装電池を直列接続した際の、本発明の第1の実施形態の端子接合部の一部拡大図である。 接合部の分解斜視図である。 装着冶具による接合具の取り付けを説明する図である。 本発明の第1の実施形態の端子接合を組電池に適用した例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態の端子接合部の分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態の接合具の断面図であり、(a)は図9に示すA−A線における断面図であり、(b)は、出力端子を取り付けた状態での図9に示すB−B線における断面図である。 本発明の第2の実施形態の接合具の側断面図である。 本発明の第2の実施形態の接合具および接合装置用いた例であり、(a)は直列接続の例であり、(b)は4つのフィルム外装電池による並列接続の例である。
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。
(第1の実施形態)
図4に本実施形態のフィルム外装電池の外観斜視図を示す。
本実施形態のフィルム外装電池1は、不図示の正極側活電極、負極側活電極、および電解液を有する発電要素2と、アルミニウムなどの金属フィルムと熱融着性の樹脂フィルムとを重ね合わせて形成したラミネートフィルム7を熱融着部7aの4辺で熱融着して密封した構造を有している。
フィルム外装電池1の発電要素2は、不図示のセパレータを介して積層された正極側活電極と負極側活電極とからなる積層型であってもよいし、あるいは、帯状の正極側活電極と負極側活電極とをセパレータを介して重ねこれを捲回した後、扁平状に圧縮することによって正極側活電極と負極側活電極とが交互に積層された構造の捲回型であってもよい。
また、発電要素2としては、正極、負極および電解質を含むものであれば、通常の電池に用いられる任意の発電要素が適用可能である。一般的なリチウムイオン二次電池における発電要素は、リチウム・マンガン複合酸化物、コバルト酸リチウム等の正極活物質をアルミニウム箔などの両面に塗布した正極板と、リチウムをドープ・脱ドープ可能な炭素材料を銅箔などの両面に塗布した負極板とを、セパレータを介して対向させ、それにリチウム塩を含む電解液を含浸させて形成される。発電要素2としては、この他に、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、リチウムメタル一次電池あるいは二次電池、リチウムポリマー電池等、他の種類の化学電池の発電要素が挙げられる。さらに、本発明は、電気二重層キャパシタなどのキャパシタや電解コンデンサなどに例示されるキャパシタ要素のような、電気エネルギを内部に蓄積し化学反応または物理反応でガスが発生しうる電気デバイス要素を外装フィルムで封止した電気デバイスにも適用可能である。
フィルム外装電池1の短手方向の熱融着部7aからは、正極側活電極に接続された正極用電極端子3および負極側活電極に接続された負極用電極端子4がそれぞれ対向して延出している。正極用電極端子3としてはアルミニウムが多く用いられ、また、負極用電極端子4としては銅またはニッケルがその電気的特性により多く用いられている。
次に、図5に、図4で示したフィルム外装電池を直列接続した際の端子接合部の一部拡大図を、また、図6に接合部の分解斜視図をそれぞれ示す。
各フィルム外装電池1はセルケース10内に収納されており、開口部10aからそれぞれ正極用電極端子3および負極用電極端子4が外部に延出している。正極用電極端子3と負極用電極端子4との電気的な接合に用いる接合装置100は、挟持部材20と押し付け部材30とからなる。正極用電極端子3および負極用電極端子4は、図6に示すように、セルケース10上に配置された挟持部材20の外周面に沿って折り曲げられ挟持部材20の挟持面21a、22aに挟み込まれ、さらにこの状態において押し付け部材30を挟持部材20の上方から被せて固定される。
挟持部材20は、第1の部材21と第2の部材22とからなり、両者の挟持面21a、22aにて正極用電極端子3および負極用電極端子4を挟み込むものである。挟持面21a、22aは挟み込んだ各電極端子の抜けを防止するため、互いにかみ合う波形状、すなわち、相補的な形状としている。本実施形態では、これら挟持面21a、22aの形状は、各電極端子が挟持面21a、22aから抜けにくくする、かつ、重なり合った正極用電極端子3および負極用電極端子4への圧接力を過度に集中させないようにするため、図5および図6に示すようななだらかな波形状としている。しかしながら、挟持面21a、22aの形状は、このような形状に限定されるものではなく、例えば、三角波形状や矩形波形状であってもよい。
また、第1の部材21と第2の部材22の各挟持面21a、22aの反対側の側面20b側には、後述する押し付け部材30の係合部30aが引っ掛けられる、半円形状の係合溝23がそれぞれ形成されている。この係合溝23も半円形状に限定されるものではなく、係合部30aの抜け防止のため矩形等であってもよい。なお、各係合溝23は、係合部30aによる押圧力が均等に挟持面21a、22aにかかるように第1の部材21、第2の部材22ともに同じ位置高さに形成され、また、同じ形状とするのが好ましい。なお、開口部10aから延出している正極用電極端子3の長さは、第2の部材22の側面20b、係合溝23、挟持面22aからなる周長よりも長く、かつ、正極用電極端子3を挟持面22a内へと折り込んで挟み込むのに十分な長さとしておく必要がある。負極用電極端子4と第1の部材21との関係も同様である。
また、挟持部材20は、第1の部材21と第2の部材22とが完全に別体で構成された例を示したものであるが、例えば、差し込まれる電極端子と干渉しない部位で互いに接合され一体化されたものであってもよい。この場合、電極端子の良好なる電気的な接合を実現するために、その接合部位は弾性を有し、挟持面21a、22aで形成される隙間は十分狭く形成しておくのが好ましい。このような構成は部品点数を少なくする。
押し付け部材30は、正極用電極端子3および負極用電極端子4を挟み込んだ挟持部材20を両側からさらに挟み込むことで正極用電極端子3と負極用電極端子4とを確実に固定接合するためのものである。押し付け部材30は上面30bおよびこの上面30bに繋がる2つの側面30cからなるコの字形状に折り曲げられた弾性を有する薄板である。押し付け部材30の材質は弾性を有するものであれば、金属薄板であってもよいし、あるいは外部に対する電極端子の絶縁を考慮して絶縁性の樹脂で構成するものであってもよい。
側面30cの4隅近傍端部には挟持部材20の係合溝23に引っ掛けるための係合部30aが形成されている。押し付け部材30は挟持部材20の上面20a側から差し込んで挟持部材20に取り付けられる。このため、係合部30aは、挟持部材20の側面20bを容易に滑動し、かつ、係合溝23に引っ掛かると抜けにくくする必要がある。よって、係合部30aの形状は、円筒状に形成されている。また、係合部30aは図5に示すように中空円筒形状となるようなロール曲げ加工により形成したものであってもよいし、あるいは中実の円筒形状としてもよい。なお、対向する係合部30a(例えば、図5に示す30aと30a)との間隔lは、押し付け力を増すことで電極端子の固定をより確実なものとするため、電極端子を挟み込んだ状態での係合溝23の間隔L(図6参照)よりも若干狭く形成されている。なお、この係合部30aは省略された構成としてもよい。
また、押し付け部材30の上面30bは、挟持部材20に取り付けた状態で挟持部材20の上面20aに対して凸となるように曲げ加工が施されているものであってもよい。これにより、正極用電極端子3および負極用電極端子4の上面4a、4bを挟持部材20の上面20aに押し付けることができ、電極端子の固定をより確実なものとすることができる。
次に、挟持部材20および押し付け部材30による正極用電極端子3および負極用電極端子4の電気的な接続方法について説明する。
まず、セルケース10の開口部10aから正極用電極端子3および負極用電極端子4を延出させた状態にしておく。次いで、正極用電極端子3と負極用電極端子4との間に第1の部材21と第2の部材22からなる挟持部材20を配置する。なお、挟持部材20は、挟持部材20の各係合溝23が正極用電極端子3および負極用電極端子4側に向くようにしてセルケース10の壁面上に配置する。
この状態で正極用電極端子3を第2の部材22の外周面に沿わせて折り曲げる。同様に負極用電極端子4も第1の部材21を外周面に沿わせて折り曲げる。次に、各電極端子の面3b、4bを挟持面21a、22aに挟み込む。次に、電極端子の面3b、4bを挟持面21a、22aの曲面に沿わせるため、挟持部材20の両側から押さえ付ける。
次に、図7に示すように、装着冶具50で押し付け部材30を開いておき(図中矢印A方向)、押し付け部材30を挟持部材20に被せる。装着冶具50はその先端部に係合部30aの孔に差し込み可能な挿入部50aが設けられている。装着冶具50は、装着冶具50の上部を閉じる方向(図中矢印B方向)に回動させることで、挿入部50aが開く方向(図中矢印A方向)に回動する。
装着冶具50による、挟持部材20への押し付け部材30の装着方法は以下のとおりである。
まず、装着冶具50の挿入部50aを係合部30aの孔に差し込む。次に装着冶具50の上部を閉じる方向に回動させて押し付け部材30を開いておく。押し付け部材30を拡げた状態で挟持部材20に押し付け部材30を被せる。次いで押し付け部材30の係合部30aを挟持部材20の係合溝23に位置合わせする。位置あわせ後、装着冶具50の上部を開く方向に回動させて押し付け部材30を閉じることで係合部30aを係合溝23に係合させる。最後に、挿入部50aを係合部30aの孔から抜くことで挟持部材20への押し付け部材30の装着が完了する。なお、押し付け部材30の装着は装着冶具50を用いずに行うものであってもよい。
以上のようにして、正極用電極端子3と負極用電極端子4とを挟持部材20の挟持面21a、22aで挟み込むことで正極用電極端子3と負極用電極端子4の確実なる電気的な接続がなされる。
複数のフィルム外装電池1を接続して組電池を構成する場合は、上述した手順を繰り返すことで図8に示す組電池60を得ることができる。
(第2の実施形態)
図9に本実施形態の端子接合部の分解斜視図を示す。図10の(a)に、本実施形態の接合具の、図9に示すA−A線における断面図を、図10の(b)に出力端子を取り付けた状態での図7に示すB−B線における断面図をそれぞれ示す。また、図11に、本実施形態の接合具の側断面図を示す。
本実施形態の押し付け部材130は、その上面130bに電極端子を押さえ付けるための凸部132が形成されている。また、この凸部132の両端に、フィルム外装電池からの電圧を取り出す出力端子を接合可能な端子孔131が形成されている。また、図11に示すように押し付け部材130の上面130bは、凸部132が円弧の外側に突出するように湾曲して形成されている。すなわち、押し付け部材130は、凸部132が凸となるように突出して湾曲している。本実施形態の押し付け部材130も挟持部材120を挟んで固定するための側面130cに係合部130aが形成されている。なお、第1の実施形態においては係合部が内巻きに形成されている例を示したが、本実施形態では外巻きに形成された例を示している。
また、挟持部材120も、第1の実施形態と同様に、第1の部材121と第2の部材122との2つの部材とからなり、両者の接合面121a、122aにてフィルム外装電池1の正極用電極端子3および負極用電極端子4を挟み込む構成となっている。なお、本実施形態では第1の部材121と第2の部材122は左右対称形状であり、接合面121a、122aが波形状でなく平面である例を示している。また、第1の部材121と第2の部材122には、それぞれ出力端子を固定するためのネジ150を通す孔となる半孔部121c、122cが形成されている。さらに、第1の部材121と第2の部材122には、ネジ150と羅合するナット151を配置する孔を形成するための半孔部121e、122eが押し付け部材130の端子孔131に対応する位置に形成されている。
また、第1の部材121と第2の部材122にはそれぞれ押し付け部材130の凸部132に対応する部位に凹部140を形成するための傾斜面121d、122dが形成されている。なお、本実施形態の押し付け部材130の係合部130aが上述したように外巻き形状であるため、第1の部材121および第2の部材122は、係合部130aが係合するための係合溝が形成されていない例を示している。
凸部132および凹部140の形状は、相補的に対応する形状であり、電極端子を挟み込むことが可能であれば、どのような形状であってもよい。すなわち、図10には、凹部140の断面形状が三角形状であるのに対して凸部132の断面形状が傾斜面121d、122dに沿う面を有する半円形状のものを一例として示したが、これに限定されるものではなく凸部132も三角形状としてもよい。さらにはそれぞれ半円形状、矩形形状等であってもよい。
また、端子孔131の位置および個数も図9に示すように凸部132の長手方向両側に2個形成されたものに限定されるものではない。挟持部材120に対して反り返った押し付け部材130が挟持部材120に電極端子を介して密着させることが可能であれば、例えば、凸部132の長手方向両側に2個ずつ、計4個形成するものであってもよい。あるいは押し付け部材130の側面130cによって挟持部材120を挟み込む力が上記密着性を確保するのに十分であれば、凸部132の長手方向片側に1個のみといった構成としてもよい。
次に、本実施形態の挟持部材120および押し付け部材130による正極用電極端子3および負極用電極端子4の電気的接続方法およびフィルム外装電池1からの電圧の取り出し方について説明する。
まず、正極用電極端子3を第2の部材122の外周面に沿わせて折り曲げ、同様に、負極用電極端子4も第1の部材121の外周面に沿わせて折り曲げる。次に、面3a、4aを接合面121a、122aの間に挟み込む。なお、本実施形態の場合、第1の部材121および第2の部材122には傾斜面121d、122dが形成されているので各電極端子をこれら傾斜面121d、122dに沿わせて折り曲げる。
次に、押し付け部材130を、挟持部材120の上方から、その凸部132が凹部140に対応するように位置合わせして被せる。この際、第1の実施形態で示した装着冶具50を用いるのが好ましい。次いで電圧取り出し線161の先端に取り付けられた圧着端子160を端子孔131に合わせてネジ150およびナット151で押し付け部材130と共締めする。押し付け部材130は上述したように反っているため、押し付け部材130の長手方向両端部に形成されている端子孔131を2箇所ねじ止めすることで、凸部132が凹部140内の電極端子を傾斜面121d、122dに密着させるように押し付けて固定する。なお、本実施形態では、第1の部材121と第2の部材122とのそれぞれ形成された半孔部121c、122cおよび半孔部121e、122eによって孔が形成される構成を示したが本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、第1の部材121、あるいは第2の部材122のいずれか一方、あるいは双方に孔が形成されており、押し付け部材130の端子孔131はこれらに対応する位置に形成されているものであってもよい。
以上の説明したように、挟持部材120と押し付け部材130とによる挟み込みおよび押さえ込みにより、正極用電極端子3および負極用電極端子4の電気的接続がなされる。また、本実施形態においては電極端子の電気的接合とともに電圧の取り出しも同時に行うことができる。
次に、図12にセルケースに収納されたフィルム外装電池に本実施形態の押し付け部材130および挟持部材120を用いた例を示す。図12の(a)は直列接続の例であり、図12の(b)は4つのフィルム外装電池による並列接続の例である。
直列接続の場合は、第1の実施形態で説明したように2枚のフィルム外装電池1を並べ、各電極端子間に挟持部材120を配置することとなる。一方、並列接続の場合は、2枚のフィルム外装電池1の電極端子(図12の(b)では正極用電極端子3を例に説明する)同士をまずそれぞれ重ね合わせておき、これら2枚重ねされた正極用電極端子3を挟持部材120の接合面122a、122bに挟み込む。
なお、係合部130aの間隔Lは電極端子の幅Lよりも広くしておく必要がある(図9参照)。このような構成とすることで電極端子と係合部130aとが干渉することなく、図12の(b)に示すような並列接続を実現することが可能となる。
なお、各実施形態では、セルケースの外壁面に挟持部材が設けられており、セルケースの外部に延出させた電極端子をセルケース外にて挟持部材および押し付け部材からなる接合装置により電気的に接合する例を示した。しかしながら本発明はこれに限定されるものではなく、挟持部材をセルケースの内壁面に設け、セルケース内にて電極端子の電気的な接合を行う構成としてもよい。
また、各実施形態では、セルケースと挟持部材とは別体で構成された例を示したが、挟持部材がセルケースに一体的に設けられている構成であってもよい。
また、上記説明においては、電圧を取り出す構成は第2の実施形態においてのみ説明したが、第2の実施形態で示した電圧の取り出し方は第1の実施形態の押し付け部材に適用可能であることは言うまでもない。
以上、説明したように本発明によれば、電極端子の電気的な接合を挟持部材および押し付け部材のみの少ない部品で容易かつ確実に行うことが可能となる。
また、本発明の接合装置は、挟持部材、押し付け部材は、ともに単純な形状でありながら、挟持部材の挟持面による挟持の他、挟持部材と押し付け部材とによる挟持もなされる構成であるため、電極端子のより確実なる固定が可能となる。
また、挟持面を相補的にかみ合う形状とした本発明の挟持部材は、電極端子を抜けにくくすることができるとともに電極端子同士の接触面積を広くすることができる。
また、挟持部材が溝を有し、押し付け部材はこの溝に係合する係合部を有する本発明の接合装置は、押し付け部材と挟持部材との係合が確実となることで、挟持部材に挟持された電極端子の接合が確実なものとなる。
また、本発明の接合装置は、係合部が中空形状であってもよい。係合部を中空形状とすることで、押し付け部材の係合部を挟持部材の溝に係合させる場合に有利である。この場合、例えば、中空部分に棒状の部材を差し込んで押し付け部材を開いておいてから係合させるといった方法により組み付けることが可能となり、組み付け容易性を向上させることができる。
また、本発明の接合装置は、挟持部材の各部材との挟持面であって各電極端子が差し込まれる側に、各部材を対向して配置させることで凹部を形成する傾斜面が形成され、押し付け部材は凹部に対応する部位に凸部を有するものであってもよい。
また、本発明の接合装置は、押し付け部材が弾性部材からなるものであってもよいし、凸部の両側に貫通孔が形成されているものであってもよい。
また、弾性を有し、湾曲した形状の本発明の押し付け部材は、挟持部材に対してネジ留めすることにより押し付け部材と挟持部材との間で電極端子を強く挟み込むことができる。
また、組電池化する場合、収納ケース(セルケース)の壁面に挟持部材を設けることで部品点数を少なくすることができる。

Claims (16)

  1. 電極端子が延出した電気デバイスの前記電極端子を電気的に接合する接合装置において、
    一の前記電気デバイスの前記電極端子と他の前記電気デバイスの前記電極端子とを重ね合わせて挟持面にて挟持する挟持部材と、
    前記挟持面で挟持されている各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける押し付け部材と、を有し、
    前記挟持部材は、前記電極端子を沿わせる外周面と、前記挟持面とが形成された一対の部材を有し、前記押し付け部材は、第1の部分と、前記第1の部分に繋がり互いに対向し、前記挟持面の反対側の前記外周面側から前記各挟持部材を押し付ける2つの第2の部分と、を有し、
    前記挟持部材は、一方の前記部材の前記挟持面と、他方の前記部材の前記挟持面とが相補的にかみ合う形状であることを特徴とする接合装置。
  2. 電極端子が延出した電気デバイスの前記電極端子を電気的に接合する接合装置において、
    一の前記電気デバイスの前記電極端子と他の前記電気デバイスの前記電極端子とを重ね合わせて挟持面にて挟持する挟持部材と、
    前記挟持面で挟持されている各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける押し付け部材と、を有し、
    前記挟持部材は、前記電極端子を沿わせる外周面と、前記挟持面とが形成された一対の部材を有し、前記押し付け部材は、第1の部分と、前記第1の部分に繋がり互いに対向し、前記挟持面の反対側の前記外周面側から前記各挟持部材を押し付ける2つの第2の部分と、を有し、
    前記挟持部材の前記各部材は、前記各挟持面の各反対側の面に溝を有し、前記押し付け部材は前記第2の部分の端部に、前記溝に係合する係合部を有することを特徴とする接合装置。
  3. 前記係合部は中空形状である、請求項に記載の接合装置。
  4. 電極端子が延出した電気デバイスの前記電極端子を電気的に接合する接合装置において、
    一の前記電気デバイスの前記電極端子と他の前記電気デバイスの前記電極端子とを重ね合わせて挟持面にて挟持する挟持部材と、
    前記挟持面で挟持されている各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける押し付け部材と、を有し、
    前記挟持部材は、前記電極端子を沿わせる外周面と、前記挟持面とが形成された一対の部材を有し、前記押し付け部材は、第1の部分と、前記第1の部分に繋がり互いに対向し、前記挟持面の反対側の前記外周面側から前記各挟持部材を押し付ける2つの第2の部分と、を有し、
    前記挟持部材の各部材の前記挟持面であって前記各電極端子が差し込まれる側には、前記各部材を対向して配置させることで凹部を形成する傾斜面が形成され、前記押し付け部材は前記凹部に対応する部位に凸部を有することを特徴とする接合装置。
  5. 前記押し付け部材は前記凸部の両側に貫通孔が形成されている、請求項に記載の接合装置。
  6. 前記押し付け部材は前記凸部の形成された側が凸となるように湾曲して形成されている、請求項に記載の接合装置。
  7. 前記押し付け部材は弾性部材からなる、請求項1から6のいずれか1項に記載の接合装置。
  8. 前記押し付け部材は外部に電圧を取り出すための電圧取り出し部を有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の接合装置。
  9. 前記押し付け部材は前記挟持部材に対して前記電圧取り出し部にて固定される、請求項に記載の接合装置。
  10. 電極端子が延出した複数の電気デバイスを収納する収納ケースにおいて、
    一の前記電気デバイスの前記電極端子と他の前記電気デバイスの前記電極端子とを重ね合わせて挟持面にて挟持する挟持部材を、前記収納ケースを構成する壁面に有し、
    前記挟持部材は、前記電極端子を沿わせる外周面と、前記挟持面とが形成された一対の部材を有することを特徴とする収納ケース。
  11. 一方の前記部材の前記挟持面と、他方の前記部材の前記挟持面とが相補的にかみ合う形状である、請求項1に記載の収納ケース。
  12. 前記挟持部材の前記各部材は、前記各挟持面の各反対側の面に溝を有する、請求項1に記載の収納ケース。
  13. 前記挟持部材の各部材の前記挟持面であって前記各電極端子が差し込まれる側には、前記各部材を対向して配置させることで凹部を形成する傾斜面が形成されている、請求項10に記載の収納ケース。
  14. 電極端子が延出した電気デバイスの前記電極端子を電気的に接合して構成された電気デバイス集合体の製造方法において、
    一の前記電気デバイスの前記電極端子と他の前記電気デバイスの前記電極端子とを重ね合わせて、挟持面間にて挟持する挟持部材を用意する工程と、
    前記挟持面で挟持されている各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける押し付け部材を用意する工程と、
    前記一の前記電気デバイスの前記電極端子と前記他の前記電気デバイスの前記電極端子とを前記挟持面間にて重ね合わせてから前記押し付け部材にて前記挟持部材に挟み込んだ前記各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける工程とを含み、
    前記挟持部材を用意する工程は、前記電極端子を沿わせる外周面と、前記挟持面とが形成された一対の部材を有する前記挟持部材を用意することを含み、前記押し付け部材を用意する工程は、第1の部分と、前記第1の部分に繋がり互いに対向し、前記挟持面の反対側の前記外周面側から前記各挟持部材を押し付ける2つの第2の部分と、を有する前記押し付け部材を用意することを含み、
    前記挟持部材を用意する工程において、前記挟持部材は、一方の前記部材の前記挟持面と、他方の前記部材の前記挟持面とが相補的にかみ合う形状に形成されることを特徴とする電気デバイス集合体の製造方法。
  15. 電極端子が延出した電気デバイスの前記電極端子を電気的に接合して構成された電気デバイス集合体の製造方法において、
    一の前記電気デバイスの前記電極端子と他の前記電気デバイスの前記電極端子とを重ね合わせて、挟持面間にて挟持する挟持部材を用意する工程と、
    前記挟持面で挟持されている各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける押し付け部材を用意する工程と、
    前記一の前記電気デバイスの前記電極端子と前記他の前記電気デバイスの前記電極端子とを前記挟持面間にて重ね合わせてから前記押し付け部材にて前記挟持部材に挟み込んだ前記各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける工程とを含み、
    前記挟持部材を用意する工程は、前記電極端子を沿わせる外周面と、前記挟持面とが形成された一対の部材を有する前記挟持部材を用意することを含み、前記押し付け部材を用意する工程は、第1の部分と、前記第1の部分に繋がり互いに対向し、前記挟持面の反対側の前記外周面側から前記各挟持部材を押し付ける2つの第2の部分と、を有する前記押し付け部材を用意することを含み、
    前記挟持部材を用意する工程において、前記挟持部材の前記各部材には、前記各挟持面の各反対側の面に溝が形成され、前記押し付け部材を用意する工程において、前記第2の部分の端部に、前記溝に係合する係合部が形成されることを特徴とする電気デバイス集合体の製造方法。
  16. 電極端子が延出した電気デバイスの前記電極端子を電気的に接合して構成された電気デバイス集合体の製造方法において、
    一の前記電気デバイスの前記電極端子と他の前記電気デバイスの前記電極端子とを重ね合わせて、挟持面間にて挟持する挟持部材を用意する工程と、
    前記挟持面で挟持されている各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける押し付け部材を用意する工程と、
    前記一の前記電気デバイスの前記電極端子と前記他の前記電気デバイスの前記電極端子とを前記挟持面間にて重ね合わせてから前記押し付け部材にて前記挟持部材に挟み込んだ前記各電極端子を互いに圧接させる方向に押し付ける工程とを含み、
    前記挟持部材を用意する工程は、前記電極端子を沿わせる外周面と、前記挟持面とが形成された一対の部材を有する前記挟持部材を用意することを含み、前記押し付け部材を用意する工程は、第1の部分と、前記第1の部分に繋がり互いに対向し、前記挟持面の反対側の前記外周面側から前記各挟持部材を押し付ける2つの第2の部分と、を有する前記押し付け部材を用意することを含み、
    前記挟持部材を用意する工程において、前記挟持部材の各部材の前記挟持面であって前記各電極端子が差し込まれる側には、前記各部材を対向して配置させることで凹部を形成する傾斜面が形成され、前記押し付け部材を用意する工程において、前記押し付け部材の前記凹部に対応する部位に凸部が形成されることを特徴とする電気デバイス集合体の製造方法。
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