JPH0722459U - 組バツテリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数のバツテリを搭載する車両等における、
バツテリ端子の接続作業を容易かつ安全に行なえるよう
にする。 【構成】 上端開放したボツクス状のバツテリキヤリア
１と、このバツテリキヤリア１に枢支されるバツテリカ
バ−７と、前記バツテリキヤリア１内に規則的に配列し
て収容したバツテリ群３と、前記バツテリカバ−７の内
面に形成され前記バツテリ群３の端子に係合して全バツ
テリ２を直列に接続する接続板５と、接続された全バツ
テリ２の両端を構成する端子から導出されるケ−ブル８
とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は多数のバツテリを搭載する車両等における、車載式のバツテリ端子 の接続作業を容易に行なえるようにするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のバツテリの接続作業は、各バツテリの端子と端子を接続用のケ−ブル又 は接続板でつないで、ボルト、ナツトで締めつけているが、バツテリの数が多い 車両等では、すべてのバツテリの結線を行なうのに大変な工数がかかつていた。

【０００３】 なお従来、例えば実開昭５７−１２５５５０号公報には、複数個の太陽電池モ ジユ−ルを並列に接続して低電位太陽電池架を形成し、複数個のこれら低電位太 陽電池架を取外しの容易な接続手段又は開閉器で直列接続するという技術手段が 提案されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は上述の従来の技術においては開示されていない構成によつて、極め て簡易な組バツテリを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

すなわちこの考案は、上端開放したボツクス状のバツテリキヤリアと、このバ ツテリキヤリアに枢支されるバツテリカバ−と、前記バツテリキヤリア内に規則 的に配列して収容したバツテリ群と、前記バツテリカバ−の内面に形成され前記 バツテリ群の端子に係合して全バツテリを直列に接続する接続板と、接続された 全バツテリの両端を構成する端子から導出されるケ−ブルとからなる組バツテリ を提案するものである。

【０００６】

【作用】 この考案の組バツテリは、多数のバツテリを規則的に配列して収容したバツテ リキヤリアに対し、このバツテリキヤリアに枢支されるバツテリカバ−をかぶせ ることによつて、前記各バツテリの端子とバツテリカバ−内に形成した接続板と が係合するため、前記全バツテリが直列に接続され、接続された全バツテリの両 端を構成する端子からケ−ブルを介して所望の電力を取り出すのである。

【０００７】

【実施例】

次にこの考案を図示の実施例によつて詳細に説明する。 図１において、１は上端開放したボツクス状のバツテリキヤリアで、このバツ テリキヤリア１内には多数のバツテリ２が規則的に配列されて収容され、バツテ リ群３を構成する。

【０００８】 これらバツテリ群３を構成するバツテリ２にはバツテリ端子４が突設されてお り、これらバツテリ端子４と係合される各一対の板からなる接続板５は、前記バ ツテリキヤリア１に被装すべく蝶番６を介して枢支されるバツテリカバ−７の内 面に突設される。

【０００９】 図２にはバツテリ２の端子４と、バツテリカバ−７に突設した接続板５との係 合が行なわれる状態を示す図である。

【００１０】 上記構成において、前記バツテリカバ−７を閉めることにより、接続板５によ つてバツテリ端子４が挟みつけられるように係合し、各バツテリ群３を構成する 各バツテリ２の全バツテリ端子４が対応する接続板５と一斉に係合し、一瞬にし て、全バツテリ２が直列に接続されるように前記接続板５の配置態様を定められ ている。

【００１１】 前記バツテリ群３を構成する全バツテリ２によつて構成される直列接続の両端 を形成するバツテリ端子からは、ケ−ブル８が導出されて所定の用途に供される ものであり、また、９はボルトであつて、前記バツテリキヤリア１とバツテリカ バ−７に穿設したボルト穴１０，１１に挿通されて、バツテリカバ−７のバツテ リキヤリア１に対する閉塞状態を確保する。

【００１２】

【考案の効果】

この考案の上述の構成からなる組バツテリによれば、バツテリの接続作業が極 めて簡便に行なえるものであつて、バツテリカバ−を開けることにより、瞬時に 全バツテリがオ−プン状態になるということでも作業性が特に要求される車載式 のバツテリとして特に有用である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の組バツテリの斜視図である。

【図２】バツテリ端子と接続板との係合が行なわれる直
前の状況態様の拡大説明図である。

【符号の説明】

１ バツテリキヤリア ２ バツテリ ３ バツテリ群 ４ バツテリ端子 ５ 接続板 ７ バツテリカバ− ８ ケ−ブル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上端開放したボツクス状のバツテリキヤ
   リアと、このバツテリキヤリアに枢支されるバツテリカ
   バ−と、前記バツテリキヤリア内に規則的に配列して収
   容したバツテリ群と、前記バツテリカバ−の内面に形成
   され前記バツテリ群の端子に係合して全バツテリを直列
   に接続する接続板と、接続された全バツテリの両端を構
   成する端子から導出されるケ−ブルとからなる組バツテ
   リ。