JP5009942B2 - 魚釣用リール - Google Patents

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本発明は、釣糸を係止する釣糸係止装置を備えた魚釣用リールに関する。
魚釣用リールにおいては、従来から一般に知られるように、スピニングリールのスプールや両軸リールの側板等の適宜部位に、釣糸を係止する釣糸係止装置(糸止め)が設けられている。
例えば、特許文献1に開示される釣糸係止装置は、貫通孔を有するラインホルダ受けをリール本体の外壁に備えており、大径頭部を有するラインホルダの軸部が前記貫通孔内に上下方向にスライド可能に挿入されるとともに、前記軸部がバネ部材によって弾性係止されることにより、大径頭部とラインホルダ受けとの間で釣糸を挟着係止するようになっている。
また、特許文献2に開示される釣糸係止装置は、スプールやリール本体の構成部材に形成された貫通孔内にゴムで一体形成した釣糸係止部材を挿入して弾性的に抜け止め係止することによって構成されている。
一方、前記技術に関連するものとして、例えば特許文献3には、釣糸の保持に関与する保持手段が開示されている。この保持手段は、外側からアクセス可能な側に、釣糸を固定するためのクリップを有するとともに、クリップとは逆の側に、スプールの径方向に延びるガイド凸部を有している。前記ガイド凸部は、スプール軸に対して平行に延びる長手方向破断部内で案内され、その自由端がスプール内に支持された圧縮ばねと接続されている。つまり、保持手段は、圧縮ばねの力に抗してばね変位により双方向に移動できるようにスプールに取り付けられている。
実公平4−8780号公報 特許第3330481号公報 DE20 2005 016 007 U1号公報
ところで、前記釣糸係止装置は、スプールに巻き取られた釣糸の端部を係止してスプールに対する釣糸の巻回状態を保持する糸止めとしての基本的機能以外に、実釣時において釣糸の繰り出し長さを規定(規制)する繰り出しストッパ(沖釣りの場合には、棚取り)としての役目を果たすこともできる。
しかしながら、特許文献1に開示される釣糸係止装置を繰り出しストッパ(棚取り)として使用すると、釣糸の繰り出し停止時に、急激な負荷がラインホルダに対して直接に加わることとなり、ラインホルダが破損する可能性があるだけでなく、繰り出し停止時の衝撃(負荷)によって釣糸が損傷する(あるいは、切れる)可能性もある。特に、投げ釣りの場合の釣糸放出時には、釣糸やラインホルダに激しい衝撃が加わるため、前記問題が顕著になる。
一方、特許文献2に開示される釣糸係止装置を繰り出しストッパ(棚取り)として使用する場合にも問題が生じる。すなわち、釣糸係止部材がゴム材から成るため、釣糸繰り出し停止時の負荷によってゴム材が外側にめくれて、釣糸係止部材から釣糸が外れてしまう可能性がある。また、その際の急激な負荷によって釣糸係止部材が変形してスプールから外れてしまう虞もある。
これに対し、特許文献3に開示された保持手段によれば、仮にこれを繰り出しストッパ(棚取り)として使用しても、保持手段の移動によって釣糸繰り出し停止時の衝撃(負荷)をある程度吸収できると考えられる。しかしながら、保持手段(クリップ)の移動方向が一方向のみであるため、その方向でしか衝撃を吸収することができない。しかも、釣糸がクリップに固定保持された状態にあるため、釣糸がクリップと一体で移動し、したがって、釣糸の動きがクリップにより規制されてしまう。そのため、様々な方向で作用し得る衝撃力(負荷)を十分に吸収し得ない。一般に、釣糸を釣糸係止装置に係止させる方向や釣糸繰り出し停止時のスプールの回転停止位置(釣糸係止装置の周方向位置)によって釣竿の釣糸ガイド側から釣糸係止装置へと延びる釣糸の延在角度は異なり、それに伴って釣糸を介して釣糸係止装置に加わる衝撃力の方向も様々に変化するため、一方向のみの規制された移動だけでは、そのような多様な方向で作用する衝撃力に十分に対応しきれない。更に、特許文献3に開示された保持手段では、釣糸をクリップに通して固定する必要があり、通常の糸止めとしての使用を容易に行なうことができない。
このように、特許文献1ないし特許文献3に開示される構造はいずれも、糸止め及び繰り出しストッパ(棚取り)の両機能を実釣時に支障なく使い分けることができず、幅広い対応を行なうことが難しい。
本発明は、前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、糸止め及び繰り出しストッパ(棚取り)の両機能を実釣時に支障なく使い分けることができ、幅広い対応を行なうことができる釣糸係止装置を備える魚釣用リールを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、釣糸を巻回するスプールまたはその近傍に貫通孔を形成し、該貫通孔に釣糸係止部を有する係止部材の軸部を挿入して弾性的に抜け止め係止することにより、前記釣糸係止部とスプールとの間で釣糸を挟着可能とする釣糸係止装置を備える魚釣用リールにおいて、前記釣糸係止装置が、釣糸を介して前記係止部材に作用する力をスプールの軸方向と該軸方向に対して所定の角度を成す少なくとも1つの方向とに逃がすように前記係止部材を付勢力に抗して移動可能に案内する案内手段を有することを特徴とする。
上記構成によれば、釣糸を介して係止部材に作用する力が複数の方向で逃がされるため、様々な方向で作用し得る釣糸繰り出し停止時の衝撃(負荷)を十分に吸収(緩和)できる。したがって、繰り出し停止時の衝撃(負荷)による釣糸係止装置の破損および釣糸の摩損、損傷(あるいは、糸切れ)等を防止することができる。また、前記釣糸係止装置では、釣糸が係止部材に固定される構成ではなく、釣糸が単に釣糸係止部とスプールとの間で挟着される構成であるため、釣糸の動きが係止部材によって規制されることがなく、釣糸に作用する力を確実且つ十分に逃がすことができる。つまり、上記構成の釣糸係止装置は、繰り出しストッパ(棚取り)としての機能を実釣時に支障なく果たすことができる。また、上記構成の釣糸係止装置は、付勢力に抗して移動可能な係止部材の釣糸係止部とスプールとの間で釣糸を単に挟着するだけで釣糸を係止するため、通常の糸止めとしての使用を容易に行なうことができる。
また、上記構成において、前記案内手段は、スプールの軸方向に対して所定の角度を成す方向へ延びる案内孔あるいはスプールの軸方向と該軸方向に対して所定の角度を成す互いに反対側に向かう2つの方向とにわたって延びる案内孔(特に略扇形状の案内孔)と、前記係止部材をその移動方向で付勢する付勢部材とを有していても良い。これによれば、釣糸を介して係止部材に作用する力を効果的に分散吸収することができる。更に、上記構成の釣糸係止装置は、前記釣糸係止部とスプールとの間で挟着される釣糸と接触して変形可能な緩衝部材を有していることが好ましい。これによれば、釣糸を介して係止部材に作用する力の分散吸収を更に高めることができる。
本発明によれば、糸止め及び繰り出しストッパ(棚取り)の両機能を実釣時に支障なく使い分けることができ、幅広い対応を行なうことができる釣糸係止装置を備える魚釣用リールを提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る魚釣用リールの側面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 図2のC方向矢視図である。 図4と同じ対応位置における本発明の第2の実施形態に係る魚釣用リールの釣糸係止装置の平面図である。 図4と同じ対応位置における本発明の第3の実施形態に係る魚釣用リールの釣糸係止装置の平面図である。 図3と同じ対応位置における図6の釣糸係止装置の断面図である。 図2と同じ対応位置における本発明の第4の実施形態に係る魚釣用リールの釣糸係止装置の断面図である。 図4と同じ対応位置における図8の釣糸係止装置の平面図である。
以下、本発明に係る魚釣用リールの実施形態について、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図4は本発明の第1の実施形態を示している。図1に示されるように、本実施形態の魚釣用スピニングリール1は、リール本体1aと、リール本体1aから延出する脚部1bと、脚部1bの端部に形成され且つ図示しない釣竿に取り付けられる竿取付部1cとを有している。リール本体1aには、ドライブギア12を有する公知の回転駆動機構によってハンドル5の回転操作に連動回転するロータ8と、ハンドル5の回転操作により公知の往復動機構20を介して前後動するスプール軸13の先端部(前部)に取り付けられ且つ釣糸Lが巻回されるスプール10とが支持されている。また、ロータ8には、釣糸案内部を有するベール支持部材15を介して、ベール6が釣糸放出(繰出)位置と釣糸巻取位置とに反転回動自在に支持されている。
このような構成では、ベール6を釣糸放出位置に反転操作して、釣糸を前記釣糸案内部から外した状態で、例えば釣竿を振り下ろす(キャスティングする)と、スプール10に巻回された釣糸が放出(仕掛けが投擲)される。次に、この状態から、ハンドル5を回転操作すると、例えばベール6が釣糸巻取位置に反転復帰するとともに、スプール10が前後に往復動しながら、ロータ8が回転駆動する。したがって、スプール10には、前記釣糸案内部を介して、釣糸が均等に巻回される。
また、本実施形態の魚釣用スピニングリール1では、図2に明確に示されるように、スプール10の適宜部位には貫通孔17が形成されており、この貫通孔17の周囲には、スプール10の端面で開放する釣糸配置溝10aが延在され、また、釣糸配置溝10aの周囲には、隆起段差部67を介して係止部材収容溝19が延在されている。そして、本実施形態では、釣糸Lを係止可能な糸止め及び繰り出しストッパ(棚取り)を兼ねる釣糸係止装置30が、係止部材収容溝19から釣糸配置溝10aおよび貫通孔17にわたって配設されている。
具体的には、釣糸係止装置30は、係止部材収容溝19内に収容配置される円形の頭部40cと、貫通孔17内に挿入される軸部40bとを有する係止部材40を備えている。そして、係止部材40(釣糸係止装置30)は、軸部40bに巻回配置され且つスプール10の内壁に当接係止される付勢部材としてのスプリング45と、スプール10内に突出する軸部40bの部位に係着された抜け止め部材43とによって、スプール10に対して弾性的に抜け止め係止されている。なお、係止部材40の頭部40cの外周縁部には、係止部材収容溝19内へと下方に突出し且つ釣糸配置溝10a内に配置される釣糸Lの抜けを防止する抜け止め突起49が形成されている。
また、係止部材40は、釣糸Lを係止するための釣糸係止部40aを形成する緩衝部材50を有している。この緩衝部材50は、係止部材40の軸部40bの周囲に同軸的に装着されており、釣糸配置溝10a内に配置された釣糸Lを頭部40cに沿って延在するそのフランジ部50aとスプール10との間で挟持できる(挟着可能)ようになっている。なお、緩衝部材50は、釣糸配置溝10a内に配置される(釣糸係止部40aとスプール10との間で挟着される)釣糸Lと接触して変形できる材料、例えばゴム材などから形成されており、その軸部が軸部40bと共に貫通孔17内に挿通されている。
また、本実施形態の釣糸係止装置30は、釣糸Lを介して係止部材40(緩衝部材50)に作用する力をスプール10の軸方向と該軸方向に対して所定の角度を成す少なくとも1つの方向とに逃がすように係止部材40をスプリング45の付勢力に抗して移動可能に案内する案内手段を有している。本実施形態において、この案内手段は、スプール10の軸方向に対して所定の角度を成す方向へ延びる案内孔46と、係止部材40をその移動方向で(スピニングリール1(スプール10)の後端側(ハンドル側)へ向けて)付勢する付勢部材としての前記スプリング45とを有している。特に、本実施形態において、案内孔46は、前記貫通孔17によって形成されており、スピニングリール1の後端側から見て例えば右側へとスプール10の先端側へ向けて直線状(曲線状であっても良い)に延びている(図3および図4参照)。
したがって、このような構成を成す釣糸係止装置30を糸止めとして使用する場合には、スプール10に巻き取られた釣糸Lの端部を釣糸配置溝10a内に導入して釣糸係止部40a(緩衝部材50のフランジ部50a)とスプール10との間に挟持させれば良い。この場合、係止部材40の頭部40cの外周縁部側から釣糸Lを引っ掛けるようにして係止部材40(緩衝部材50)の軸部40b側へと当て付け、スプリング45のバネ力に抗して係止部材40を案内孔46に沿って移動させることにより釣糸Lを釣糸配置溝10a内に導き入れる。このようにすれば、係止部材40がスプリング45のバネ力によって元の位置に戻ることで、釣糸Lが釣糸配置溝10a内に収容保持され、スプール10に対する釣糸Lの巻回状態を保持することができる。このように、上記構成の釣糸係止装置30は、付勢力に抗して移動可能な係止部材40の釣糸係止部40aとスプール10との間で釣糸Lを単に挟着するだけで釣糸Lを係止するため、通常の糸止めとしての使用を容易に行なうことができる。
一方、上記構成の釣糸係止装置30を繰り出しストッパ(棚取り)として使用する場合には、所望の釣糸放出状態で釣竿の釣糸ガイド側から延びる釣糸Lを糸止めの場合と同様の操作により釣糸配置溝10a内に導入して釣糸係止部40a(緩衝部材50のフランジ部50a)とスプール10との間に挟持させる。その状態で、釣糸をスプール10に巻き取った後、再度、釣糸を放出する(繰り出す)と、釣糸係止部40aに係止された位置で釣糸Lの繰り出しが停止され、その際の急激な負荷が釣糸Lおよび係止部材40(緩衝部材50)に作用する。しかしながら、本実施形態の釣糸係止装置30では、その際の衝撃力が、バネ力に抗して案内孔46に沿って移動する係止部材40によって複数の方向で逃がされ且つ緩衝部材50の変形によって吸収緩和されるため、様々な方向で作用し得る釣糸繰り出し停止時の衝撃(負荷)を十分に吸収(緩和)できる。したがって、繰り出し停止時の衝撃(負荷)による釣糸係止装置30の破損および釣糸Lの摩損、損傷(あるいは、糸切れ)等を防止することができる。また、本実施形態の釣糸係止装置30では、釣糸Lが係止部材40に固定される構成ではなく、釣糸Lが単に釣糸係止部40aとスプール10との間で挟着される構成であるため、釣糸Lの動きが係止部材40によって規制されることがなく、釣糸Lに作用する力を確実且つ十分に逃がすことができる。つまり、上記構成の釣糸係止装置30は、繰り出しストッパ(棚取り)としての機能を実釣時に支障なく果たすことができる。
図5は本発明の第2の実施形態を示している。図示のように、本実施形態では、案内孔46Aの延在方向が第1の実施形態の案内孔46の延在方向と逆になっている。すなわち、本実施形態の案内孔46Aは、スピニングリール1の後端側から見て例えば左側へとスプール10の先端側へ向けて直線状(曲線状であっても良い)に延びている。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と同一であり、したがって、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図6および図7は本発明の第3の実施形態を示している。図示のように、本実施形態の案内孔46Bは、スプール10の軸方向と該軸方向に対して所定の角度を成す互いに反対側に向かう2つの方向とにわたって延びている。具体的には、案内孔46Bは、スプール10の先端側へ向けて左右に広がるように軸方向に延びる略扇形状を成しており、スピニングリール1の後端側から見て右側へとスプール10の先端側へ向けて直線状に延びる第1の側面46aと、スピニングリール1の後端側から見て左側へとスプール10の先端側へ向けて直線状に延びる第2の側面46bと、第1の側面46aの先端と第2の側面46bの先端とを繋ぐように円弧状に延びる先端面46cとを有している。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と同一であり、したがって、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、多様な方向で作用する衝撃力を効果的に分散吸収することができる。
図8および図9は本発明の第4の実施形態を示している。図示のように、本実施形態の釣糸係止装置30は、係止部材40をスラスト方向(図8の軸方向下向き)に付勢する皿状の板バネ60を更に有している。板バネ60は、緩衝部材50の内端部の周囲に嵌め付けられており、その外周縁部がスプール10の内壁に弾発性をもって当接されることにより、係止部材40をスプール10の内側に引き込む方向に付勢する。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と同一であり、したがって、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、釣糸Lの挟着力を高めることができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。例えば、前述した実施形態では、案内孔46(貫通孔17)がスプールに設けられているが、スプールの近傍の任意の部位に設けられていても良い。また、前述した実施形態では、付勢部材としてスプリング45(バネ部材60)が挙げられているが、係止部材40をその移動方向で付勢する付勢部材は、バネに限らず、ゴム、加圧気体、加圧液体など、係止部材40に付勢力を与えることができるものであれば何でも良い。また、釣糸係止部40aとスプール10との間での釣糸Lの挟着形態も前述した構成に限定されず、釣糸係止部40aとスプール10との間で釣糸Lを挟着できればどのような形態であっても良い。例えば、前述した実施形態では、釣糸係止部40aが、係止部材40に一体に取り付けられた緩衝部材50のフランジ部50aによって構成されているが、釣糸係止部40aが係止部材40自体によって形成され、係止部材40とスプール10との間で直接に釣糸Lが挟着されても良い。
1 スピニングリール(魚釣用リール)
10 スプール
17 貫通孔
30 釣糸係止装置
40 係止部材
40a 釣糸係止部
40b 軸部
43 抜け止め部材
45 スプリング(案内手段;付勢部材)
46 案内孔(案内手段)
50 緩衝部材
60 バネ部材(付勢部材)
L 釣糸

Claims (5)

  1. 釣糸を巻回するスプールまたはその近傍に貫通孔を形成し、該貫通孔に釣糸係止部を有する係止部材の軸部を挿入して弾性的に抜け止め係止することにより、前記釣糸係止部とスプールとの間で釣糸を挟着可能とする釣糸係止装置を備える魚釣用リールにおいて、
    前記釣糸係止装置は、釣糸を介して前記係止部材に作用する力をスプールの軸方向と該軸方向に対して所定の角度を成す少なくとも1つの方向とに逃がすように前記係止部材を付勢力に抗して移動可能に案内する案内手段を有することを特徴とする魚釣用リール。
  2. 前記案内手段は、スプールの軸方向に対して所定の角度を成す方向へ延びる案内孔と、前記係止部材をその移動方向で付勢する付勢部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 前記案内手段は、スプールの軸方向と該軸方向に対して所定の角度を成す互いに反対側に向かう2つの方向とにわたって延びる案内孔と、前記係止部材をその移動方向で付勢する付勢部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  4. 前記案内孔が略扇形状に延びていることを特徴とする請求項3に記載の魚釣用リール。
  5. 前記釣糸係止装置は、前記釣糸係止部とスプールとの間で挟着される釣糸と接触して変形可能な緩衝部材を更に有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の魚釣用リール。
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