JP5005608B2 - 車両盗難防止装置 - Google Patents

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本発明は、車両盗難防止装置に関する。
従来の技術として、車両を運転する運転者を撮像する撮像手段と、予め車両を運転する運転者の顔画像データを記憶する記憶手段と、撮像手段によって撮像された運転者の顔画像データと記憶手段に記憶された顔画像データとが一致した場合に車両のエンジンの始動が許可する制御手段と、を備えた車室内モニタ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この車室内モニタによると、事前に登録された運転者以外の者が、車両を運転しようと試みても、記憶手段に記憶された顔画像データと撮像手段によって撮像された顔画像データが一致しなければエンジンの始動が許可されないので、車両の盗難を防止することができる。
特開2003−226227号公報
しかし、従来の車室内モニタは、運転者の顔画像データを事前に登録するものであったため、帽子を被ったり眼鏡を掛けたりといった外見の変化、人の体の経年変化、体調、及び温度変化等によって正確な認証ができない可能性があるという問題があった。
従って本発明の目的は、運転者を正確に判定し、車両の盗難を防止する車両盗難防止装置を提供することにある。
(1)本発明は上記目的を達成するため、車両の運転者座席に着座する第1の操作者を撮像し、第1の画像データを出力する撮像部と、前記撮像部から出力された前記第1の画像データに基づいて作成される第1の顔画像テンプレートを記憶する記憶部と、前記車両のエンジンを始動する度に前記運転者座席に着座する前記第1の操作者を撮像して得られた前記第1の画像データに基づいて前記第1の顔画像テンプレートを作成し、前記記憶部に記憶させる登録モード、前記第1の操作者が前記運転者座席に着座しているか否かを判定する監視モード、及び前記第1の操作者が前記運転者座席に着座していないと判定された後、前記運転者座席に着座した者が、前記第1の操作者であるか否かを判定する警戒モード、に移行する判定制御部と、を備えたことを特徴とする車両盗難防止装置を提供する。
(2)本発明は上記目的を達成するため、さらに前記車両を操作する操作者の交代を示す交代信号を出力する交代スイッチを備え、前記判定制御部は、取得した前記交代信号に基づいて前記運転者座席に着座する第2の操作者を撮像して得られた第2の画像データから第2の顔画像テンプレートを作成して前記記憶部に記憶された前記第1の顔画像テンプレートと比較し、一致する場合、前記登録モードに移行することを特徴とする前記(1)に記載の車両盗難防止装置を提供する。
(3)本発明は上記目的を達成するため、前記判定制御部は、所定の警報及び所定の操作規制のうち少なくとも1つを行う警報モードを有し、前記第1の顔画像テンプレートと前記第2の顔画像テンプレートとを比較し、一致しない場合、前記警報モードに移行することを特徴とする前記(2)に記載の車両盗難防止装置を提供する。
(4)本発明は上記目的を達成するため、前記所定の警報は、音による警報、画像表示による警報、及び光による警報のうち少なくとも1つであることを特徴とする前記(3)に記載の車両盗難防止装置を提供する。
(5)本発明は上記目的を達成するため、前記所定の操作規制は、前記エンジンの停止、及び前記車両の操作部の規制のうち少なくとも1つであることを特徴とする前記3に記載の車両盗難防止装置を提供する。
(6)本発明は上記目的を達成するため、車両の運転者座席に着座する第1の操作者を登録するための第1の登録データを生成する登録データ生成部と、前記車両の前記運転者座席に着座する前記第1の操作者を撮像し、第1の画像データを出力する撮像部と、前記登録データ生成部により生成された前記第1の登録データ、及び前記撮像部から出力された前記第1の画像データに基づいて作成される第1の顔画像テンプレート、を記憶する記憶部と、前記車両のエンジンを始動する度に、前記運転者座席に着座する前記第1の操作者を登録して得られた第1の登録データ、及び前記運転者座席に着座する前記第1の操作者を撮像して得られた前記第1の画像データに基づいて作成した前記第1の顔画像テンプレート、を前記記憶部に記憶させる登録モード、前記第1の操作者が前記運転者座席に着座しているか否かを判定する監視モード、及び前記第1の操作者が前記運転者座席に着座していないと判定された後に着座した第2の操作者の第2の登録データと前記第1の登録データとを比較することにより、前記運転者座席に着座した者が、前記第1の操作者であるか否かを判定する警戒モード、に移行する判定制御部と、を備えたことを特徴とする車両盗難防止装置を提供する。
(7)本発明は上記目的を達成するため、前記判定制御部は、前記警戒モードにおいて、前記第1の登録データと前記第2の登録データとを比較し、一致した場合、前記監視モードに移行することを特徴とする前記(6)に記載の車両盗難防止装置を提供する。
(8)本発明は上記目的を達成するため、前記判定制御部は、所定の警報及び所定の操作規制のうち少なくとも1つを行う警報モードを有し、前記第1の登録データと前記第2の登録データとを比較し、一致しない場合、前記警報モードに移行することを特徴とする前記(7)に記載の車両盗難防止装置を提供する。
(9)本発明は上記目的を達成するため、前記判定制御部は、前記運転者座席に着座する操作者が、登録を行わないで前記車両の操作を開始する場合、前記警報モードに移行することを特徴とした前記()に記載の車両盗難防止装置を提供する。
(10)本発明は上記目的を達成するため、前記登録データ生成部は、前記運転者座席に着座する者の登録を生体認証によって行うことを特徴とする前記()乃至(9)のいずれか1項に記載の車両盗難防止装置を提供する。
(11)本発明は上記目的を達成するため、前記生体認証は、指紋、静脈、及び虹彩のうち少なくとも1つに基づいて行われることを特徴とする前記(10)に記載の車両盗難防止装置を提供する。
(12)本発明は上記目的を達成するため、車両の運転者座席に着座する第1の操作者を撮像し、第1の画像データを出力する撮像部と、前記撮像部から出力された前記第1の画像データに基づいて作成される第1の顔画像テンプレートを記憶する記憶部と、前記車両のエンジンを始動する度に前記運転者座席に着座する前記第1の操作者を撮像して得られた前記第1の画像データに基づいて前記第1の顔画像テンプレートを作成し、前記記憶部に記憶させる登録モード、前記第1の操作者が前記運転者座席に着座しているか否かを判定する監視モード、前記第1の操作者が前記運転者座席に着座していないと判定された後、前記運転者座席に着座した者が、前記第1の操作者であるか否かを判定する警戒モード、及び前記警戒モードに移行した後、前記運転者座席に着座した第2の操作者を撮像した第2の画像データに基づいて第2の顔画像テンプレートを作成して前記第1の顔画像テンプレートと比較し、一致しない場合、所定の警報及び所定の操作規制のうち少なくとも1つを行う警報モード、に移行する判定制御部と、を備えたことを特徴とする車両盗難防止装置を提供する。
上記のような構成によれば、運転者を正確に判定し、車両の盗難を防止することができる。
以下に、本発明の車両盗難防止装置の実施の形態を図面を参考にして詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
(車両1の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両内部の概略図である。本発明の車両盗難防止装置を車両1に搭載した場合について説明する。
車両1は、各種電子機器及びエンジン等を搭載する車両本体10と、機械式鍵が挿入され、機械式鍵とともに回転操作されることによってエンジンの始動・停止を行うことができるキーシリンダ11と、電子鍵としての機能を有する正規鍵との認証が成立したのち、押下げることによってエンジンの始動・停止を行うことができるエンジンスイッチ12と、車両1の舵取装置の一部であり、左右に回転操作することによって、車両1の走行方向を決めることができるステアリング13と、各種計器類及びスイッチ類が設置されたインストルメントパネル14と、ステアリングコラムのスイッチ類の取付部を覆う装飾部品であるステアリングコラムカバー15と、音声を出力する音声出力部16と、画像を表示する表示部17と、運転者が着座する運転者座席18と、後述する撮像部21と、後述する交代スイッチ22と、を備えて概略構成されている。
(車両盗難防止装置2の構成)
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る車両盗難防止装置に関するブロック図である。車両盗難防止装置2は、判定制御部(判定部)20と、撮像部21と、交代スイッチ22と、後述する顔画像テンプレート230を記憶する記憶部23と、車両1に搭載された各種センサ及び機器等を総合的に制御する車両ECU(制御部;Electronic Control Unit)100と、を備えて概略構成されている。
判定制御部20は、車両1のエンジン始動時に運転者座席18に着座する運転者を撮像するように撮像部21を制御する。また、判定制御部20には、交代スイッチ22が接続されている。
撮像部21は、ステアリングコラムカバー15上に設けられ、一例として、安価で低解像度の固定撮像素子を有するCCD(Charge Coupled Device)カメラ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラであって、所定の時間間隔に基づいて車両内部を撮像するものとする。なお、撮像部21は、CCDカメラ及びCMOSカメラに限定されず、入射した光をデジタル信号として出力する構成を有するカメラであれば良い。
また、撮像部21は、本実施の形態においてステアリングコラムカバー15上に設けられるが、これに限定されず、運転者座席18に着座する運転者の顔が撮像可能である場所であれば、設置場所を問わない。さらに、撮像部21は、例えば、居眠り検知用のカメラと併用されても良い。
車両ECU100は、エンジンECU101を制御する。エンジンECU101は、エンジンに対する燃料の噴射量、点火タイミング等のエンジンに関する制御を行う。
(撮像領域210について)
図3及び4は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像領域に関する概略図である。図3は、運転者3(第1の操作者)を撮像する様子を表しており、図4は、運転者3の代わりに運転を行う代理運転者4(第3の操作者)を撮像する様子を表している。
撮像領域210とは、図3及び4に示すように、撮像部21によって撮像される領域を表すものであり、その領域は、運転者3及び代理運転者4の顔30、40の近傍である。撮像部21によって撮像された運転者3を撮像した画像データ(第1の画像データ)、及び代理運転者4を撮像した画像データ(第3の画像データ)は、判定制御部20に出力される。
(動作)
以下に、本実施の形態における車両盗難防止装置の動作を各図を参照して詳細に説明する。運転者3が無線によってIDの認証を行う電子キーを有して、車両1に乗車する場合について説明する。
(運転者3の顔画像テンプレート登録動作について)
まず、運転者3の顔画像テンプレート230の登録動作について図5に示すフローチャートに従って説明する。
運転者が電子キーを有して車両1に接近するとき、車両ECU100は、無線通信によって取得した運転者3の所有する電子キーのIDと車両1のIDとの認証を行う。
車両ECU100は、認証が成立したとき、車両1のドアロックを解除し、運転者は、ドアを開閉して運転者座席18に着座する。
運転者3がエンジンスイッチ12を押すと、車両ECU100は、エンジンスイッチ12からのエンジン始動信号を受信し、エンジンECU101を制御してエンジンを始動させる(S1)。
続いて判定制御部20は、エンジンが始動したことを示す出力信号を車両ECU100から受信すると登録モードに移行する(S2)。
判定制御部20は、撮像部21を制御して、図3に示すように、運転者3の顔30を中心とした撮像領域210を撮像する(S3)。
判定制御部20は、撮像部21が撮像した運転者3の画像データから顔画像を抽出し、抽出された顔画像に基づいて顔画像テンプレート230を作成する(S4)。
続いて判定制御部20は、作成した顔画像テンプレート230を記憶部23に登録し、登録モードを終了する(S5)。
ここで、顔画像の抽出方法は、眼、口及び鼻等の特徴量に基づいたパターンマッチング等の公知の顔画像抽出処理が行われ、判定制御部20は、抽出された運転者3の顔画像を顔画像テンプレート230として記憶部23に登録する。
また、登録モードとは、運転者座席18に着座する者の顔画像テンプレート230を作成し、記憶部23に登録させるモードのことである。登録モードは、一例として、車両1のエンジンが始動されたときから開始され、顔画像テンプレート230の登録が終了すると解除され、監視モードに移行するものとする。
監視モードとは、登録された運転者3が運転者座席18に着座しているか否かを監視するモードのことであり、撮像部21によって撮像された画像データを処理することによって着座しているか否かを検知させても良いし、例えば車両1に搭載され、運転者座席18に設置され、運転者座席18に着座する者がいるか否かを検知する公知の着座センサを用いる構成としても良く、これに限定されない。
(運転者判定動作について)
続いて運転者3が、運転者3が認めた代理運転者4に車両1の運転を交代する場合の動作について図6に示すフローチャートに従って説明する。
運転者3は、車両1の運転を交代するため、車両1を停車させる(S10)。続いて運転者3は、図1に示す交代スイッチ22を押す(S11)。
このとき、判定制御部20は、交代スイッチ22を押す者を記憶部23に登録された顔画像テンプレート230に基づいて判定する。
判定制御部20は、交代スイッチ22を押す者が顔画像テンプレート230として登録された運転者3であるとき、交代スイッチ22から出力された出力信号に基づいて登録モードに移行する(S12)。また、判定制御部20は、交代スイッチ22を押す者が顔画像テンプレート230として登録された運転者3ではないとき、警報モードに移行し、後述する警報を行う。
運転者3は、ドアを開け車両1から降車すると、代理運転者4が運転者座席18に着座しドアを閉める。
判定制御部20は、撮像部21を制御して、図4に示すように、代理運転者4の顔40を中心とした撮像領域210を撮像する(S13)。
判定制御部20は、撮像部21が撮像した代理運転者4の画像データから顔画像を抽出し、抽出された顔画像に基づいて新たに顔画像テンプレート230を作成する(S14)。
続いて判定制御部20は、作成した顔画像テンプレート230を記憶部23に登録し、登録モードを終了する(S15)。
(不正な運転交代における動作について)
次にエンジンを始動した状態で、運転者3が車両1から離れた隙に、第三者(第2の操作者)が車両1を盗もうとした場合について、図7に示すフローチャートに従って説明する。
運転者3は、所用のため、車両1を停車させ、エンジンをアイドリング状態に保ったまま、ドアを開け、車外に出る(S20)。
判定制御部20は、撮像された画像データに基づいて運転者3が運転者座席18に着座していないことを検知し、監視モードから警戒モードへ移行する(S21)。
第三者が、ドアを開け、図4に示すように、運転者座席18に着座すると、判定制御部20は、撮像部21によって撮像された画像データ(第2の画像データ)から顔画像を抽出する(S22)。
続いて判定制御部20は、記憶部23に記憶された運転者3の抽出された顔画像である顔画像テンプレート230を読み出し、抽出された第三者の顔画像と比較する(S23)。
判定制御部20は、顔画像テンプレート230と抽出された顔画像が一致しないことから(S24;No)、警戒モードから警報モードに移行する(S25)。
判定制御部20は、車両1の購入時等に予め運転者3の顔画像テンプレート230を登録するのではなく、エンジンが始動する度に運転者座席18に着座する人物を撮像し、顔画像テンプレート230を作成して記憶部23に登録するので、例えば、帽子を被ったり眼鏡を掛けたりといった外見の変化、人の体の経年変化、体調、及び温度変化による影響を受けずに正確な判定を行うことができる。
ここで警報モードとは、所定の操作規制の一例として規制車両1のエンジンを強制的に終了させたり、ステアリング13をロックして運転を不可能な状態にさせたりするモードのことである。
判定制御部20が警報モードに移行したとき、一例として、車両ECU100は、エンジンECU101を制御してエンジンを停止させる。
また車両ECU100は、所定の警報の一例として音声出力部16から警告音を出力したり、表示部17に警告画像を表示したり、車両1のライトを点滅状態にしたり、といったうちの少なくとも1つの制御を行う。なお、車両1が、無線通信が可能な構成である場合、登録された車両1のオーナのメールアドレスに盗難の危険を知らせる文章を通信部に送信させたりしても良く、これに限定されない。
(効果)
上記した第1の実施の形態における車両盗難防止装置2によれば、事前に登録された顔画像に基づいて車両1を運転する運転者が、車両1の所有者であるか否かの判定を行わず、車両1のエンジンが始動される度に、運転者座席18に着座する者の顔から顔画像テンプレート230を作成し、作成された顔画像テンプレート230に基づいて着座する者を判定するので、帽子を被ったり眼鏡を掛けたりといった外見の変化、人の体の経年変化、体調、及び温度変化等に左右されず精度の高い判別を行うことができる。
また、車両盗難防止装置2は、交代スイッチ22を有しているので、車両1の運転を交代するとき、誤った警報を防ぐことができる。
さらに車両盗難防止装置2は、交代スイッチ22を押したのち、交代した代理運転者4の顔画像テンプレート230を作成するので、代理運転者4がエンジンを始動させたまま車両1を離れ、第三者が車両1に乗り込んだとしても、第三者に対して警報を発することで、車両1の盗難を防止することができる。
[第2の実施の形態]
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る指紋認証装置が設けられた車両の概略図である。なお、本実施の形態において同じ機能及び構成を有する部分については、同じ符号を付し、説明は省略するものとする。
上記した第1の実施の形態において、運転者座席18に着座する者の登録は、撮像部21によって撮像された画像データに基づいて行われたが、生体認証の一例としてエンジン始動時に指紋を登録し、登録された指紋に基づいて着座する者を判定しても良い。
例えば、車両盗難防止装置2は、ステアリング13上に判定制御部20に接続された指紋認証装置24を備えた構成とし、エンジンの始動時に指紋認証装置24の読取部240を所定の指でなぞり、指紋を記憶部23に登録する。なお、この読取部240には、指紋を読み取る装置が設けられているものとする。
車両盗難防止装置2の判定制御部20は、運転者座席18に着座する者を撮像部21から送信される画像データに基づいて監視し、着座する者が運転者座席18から離れたとき、監視モードから警戒モードへと移行する。
警戒モードのとき、判定制御部20は、登録された指紋と運転者座席18に乗り込んだ者の指紋が一致する場合は、警戒モードから監視モードへと移行し、指紋が一致しない場合は、警戒モードから警報モードへと移行し、警報を行う。
また、判定制御部20は、乗り込んだ者が指紋の登録を行わず、車両1を操作しようとするとき、一例としてエンジンECU101を制御して、エンジンを停止させ、警報モードに移行して警報を行う。
車両盗難防止装置2は、エンジン始動時に指紋を登録するので、人体の経年変化等に影響されないので、精度良く指紋の認証を行うことができる。また、車両盗難防止装置2は、指紋を登録することによって車両1を操作する者を判別するので、例えば安価なCPU(central processing unit)によって判定制御部20を構成することができるので、コスト的に有利である。
[第3の実施の形態]
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る静脈認証装置が設けられた車両の概略図である。
本実施の形態においては、生体認証の一例としてエンジン始動時に静脈を登録し、登録された静脈に基づいて着座する者を判定する。
例えば、車両盗難防止装置2は、シフト装置5のシフトレバー50上に判定制御部20に接続された静脈認証装置25と、エンジンスイッチ12と、を備えた構成とし、エンジンの始動時にエンジンスイッチ12を押下げしたとき、操作者の手の静脈を記憶部23に登録する。
静脈認証装置25は、シフトレバー50上に設けられているので、車両1を操作する操作者は、必ず触れるものであり、静脈認証装置25に対する手の位置は、ほぼ決まっているので安定した認証を行うことができる。
車両盗難防止装置2の判定制御部20は、運転者座席18に着座する者を撮像部21から送信される画像データに基づいて監視し、着座する者が運転者座席18から離れたとき、監視モードから警戒モードへと移行する。
警戒モードのとき、判定制御部20は、登録された静脈と運転者座席18に乗り込んだ者の静脈が一致する場合は、警戒モードから監視モードへと移行し、静脈が一致しない場合は、警戒モードから警報モードへと移行し、警報を行う。
また、判定制御部20は、乗り込んだ者が静脈の登録を行わず、車両1を操作しようとするとき、一例としてエンジンECU101を制御して、エンジンを停止させ、警報モードに移行して警報を行う。
車両盗難防止装置2は、エンジン始動時に静脈を登録するので、人体の経年変化等に影響されないので、精度良く静脈の認証を行うことができる。また、車両盗難防止装置2は、静脈を登録することによって車両1を操作する者を判別するので、例えば安価なCPUによって判定制御部20を構成することができるので、コスト的に有利である。
また車両盗難防止装置2は、静脈認証装置25がシフト装置5のシフトレバー50上に設けられているので、安定した静脈の認証を行うことができる。
また上記した生体認証方法の他に眼の虹彩等によって運転者座席18に着座する者の判定が行われても良いし、他の公知の生体認証方法を用いても良い。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る車両内部の概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両盗難防止装置に関するブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る撮像領域に関する概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る撮像領域に関する概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る登録モードに関するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る運転者交代に関するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る警報モードに関するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る指紋認証装置が設けられた車両の概略図である。 本発明の第3の実施の形態に係る静脈認証装置が設けられた車両の概略図である。
符号の説明
1…車両、2…車両盗難防止装置、3…運転者、4…代理運転者、5…シフト装置、10…車両本体、11…キーシリンダ、12…エンジンスイッチ、13…ステアリング、14…インストルメントパネル、15…ステアリングコラムカバー、16…音声出力部、17…表示部、18…運転者座席、20…判定制御部、21…撮像部、22…交代スイッチ、23…記憶部、24…指紋認証装置、25…静脈認証装置、30…顔、40…顔、50…シフトレバー、100…車両ECU、101…エンジンECU、210…撮像領域、230…顔画像テンプレート、240…読取部

Claims (12)

  1. 車両の運転者座席に着座する第1の操作者を撮像し、第1の画像データを出力する撮像部と、
    前記撮像部から出力された前記第1の画像データに基づいて作成される第1の顔画像テンプレートを記憶する記憶部と、
    前記車両のエンジンを始動する度に前記運転者座席に着座する前記第1の操作者を撮像して得られた前記第1の画像データに基づいて前記第1の顔画像テンプレートを作成し、前記記憶部に記憶させる登録モード、前記第1の操作者が前記運転者座席に着座しているか否かを判定する監視モード、及び前記第1の操作者が前記運転者座席に着座していないと判定された後、前記運転者座席に着座した者が、前記第1の操作者であるか否かを判定する警戒モード、に移行する判定制御部と、
    を備えたことを特徴とする車両盗難防止装置。
  2. さらに前記車両を操作する操作者の交代を示す交代信号を出力する交代スイッチを備え、
    前記判定制御部は、取得した前記交代信号に基づいて前記運転者座席に着座する第2の操作者を撮像して得られた第2の画像データから第2の顔画像テンプレートを作成して前記記憶部に記憶された前記第1の顔画像テンプレートと比較し、一致する場合、前記登録モードに移行することを特徴とする請求項1に記載の車両盗難防止装置。
  3. 前記判定制御部は、所定の警報及び所定の操作規制のうち少なくとも1つを行う警報モードを有し、前記第1の顔画像テンプレートと前記第2の顔画像テンプレートとを比較し、一致しない場合、前記警報モードに移行することを特徴とする請求項に記載の車両盗難防止装置。
  4. 前記所定の警報は、音による警報、画像表示による警報、及び光による警報のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項に記載の車両盗難防止装置。
  5. 前記所定の操作規制は、前記エンジンの停止、及び前記車両の操作部の規制のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項に記載の車両盗難防止装置。
  6. 車両の運転者座席に着座する第1の操作者を登録するための第1の登録データを生成する登録データ生成部と、
    前記車両の前記運転者座席に着座する前記第1の操作者を撮像し、第1の画像データを出力する撮像部と、
    前記登録データ生成部により生成された前記第1の登録データ、及び前記撮像部から出力された前記第1の画像データに基づいて作成される第1の顔画像テンプレート、を記憶する記憶部と、
    前記車両のエンジンを始動する度に、前記運転者座席に着座する前記第1の操作者を登録して得られた第1の登録データ、及び前記運転者座席に着座する前記第1の操作者を撮像して得られた前記第1の画像データに基づいて作成した前記第1の顔画像テンプレート、を前記記憶部に記憶させる登録モード、前記第1の操作者が前記運転者座席に着座しているか否かを判定する監視モード、及び前記第1の操作者が前記運転者座席に着座していないと判定された後に着座した第2の操作者の第2の登録データと前記第1の登録データとを比較することにより、前記運転者座席に着座した者が、前記第1の操作者であるか否かを判定する警戒モード、に移行する判定制御部と、
    を備えたことを特徴とする車両盗難防止装置。
  7. 前記判定制御部は、前記警戒モードにおいて、前記第1の登録データと前記第2の登録データとを比較し、一致した場合、前記監視モードに移行することを特徴とする請求項6に記載の車両盗難防止装置。
  8. 前記判定制御部は、所定の警報及び所定の操作規制のうち少なくとも1つを行う警報モードを有し、前記第1の登録データと前記第2の登録データとを比較し、一致しない場合、前記警報モードに移行することを特徴とする請求項に記載の車両盗難防止装置。
  9. 前記判定制御部は、前記運転者座席に着座する操作者が、登録を行わないで前記車両の操作を開始する場合、前記警報モードに移行することを特徴とした請求項に記載の車両盗難防止装置。
  10. 前記登録データ生成部は、前記運転者座席に着座する者の登録を生体認証によって行うことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の車両盗難防止装置。
  11. 前記生体認証は、指紋、静脈、及び虹彩のうち少なくとも1つに基づいて行われることを特徴とする請求項10に記載の車両盗難防止装置。
  12. 車両の運転者座席に着座する第1の操作者を撮像し、第1の画像データを出力する撮像部と、
    前記撮像部から出力された前記第1の画像データに基づいて作成される第1の顔画像テンプレートを記憶する記憶部と、
    前記車両のエンジンを始動する度に前記運転者座席に着座する前記第1の操作者を撮像して得られた前記第1の画像データに基づいて前記第1の顔画像テンプレートを作成し、前記記憶部に記憶させる登録モード、前記第1の操作者が前記運転者座席に着座しているか否かを判定する監視モード、前記第1の操作者が前記運転者座席に着座していないと判定された後、前記運転者座席に着座した者が、前記第1の操作者であるか否かを判定する警戒モード、及び前記警戒モードに移行した後、前記運転者座席に着座した第2の操作者を撮像した第2の画像データに基づいて第2の顔画像テンプレートを作成して前記第1の顔画像テンプレートと比較し、一致しない場合、所定の警報及び所定の操作規制のうち少なくとも1つを行う警報モード、に移行する判定制御部と、
    を備えたことを特徴とする車両盗難防止装置。
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