JP5004529B2 - ヒスタミン遊離抑制剤 - Google Patents

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本発明は、ヒスタミン遊離抑制作用を有する抗アレルギー性物質を有効成分として含有する抗アレルギー剤、ならびに該抗アレルギー性物質を含有する飲食品および化粧料に関する。
花粉症やアレルギー性鼻炎といったアレルギー反応は近年大きな社会問題になっている。この反応は抗原の侵入により過剰に産生されたIgE抗体が肥満細胞や好塩基球に結合し、再び侵入した抗原とIgE抗体との結合によってヒスタミンなどのケミカルメディエーターが遊離され、炎症反応を引き起こすものである。従って、上記経路のいずれかを切断することによってアレルギー反応を防ぐことが可能となる。
シソ科植物抽出物の持つ抗アレルギー効果については幾つかの報告がされている。例えば、シソ科植物の配合を特徴とする抗アレルギー化粧料組成物(特許文献1参照) 、シソ科のシソ、ハッカ、ウツボグサのうち1種を含む抗アレルギー剤(特許文献2参照) 、シソ科のローズマリー、タイムおよびメリッサのうち1種を含む抗アレルギー剤(特許文献3参照) 、シソ科メンタ属のミズハッカ、セイヨウハッカ、ペニロイアルハッカ、マルバハッカ、オランダハッカおよびベルガモットハッカのうち1種を含むIgE産生抑制剤(特許文献4参照) などが報告されているが、シソ科のなかで著しく高い活性を保持している植物は報告されていない。
特開平6−293652号公報 特開平1−102027号公報 特開平8−333267号公報 特開2003−286182号公報
本発明の目的は、ヒスタミン遊離抑制作用の強い新規な抗アレルギー性物質を含有する抗アレルギー剤、ならびに該抗アレルギー性物質を含有する飲食品および化粧品を提供することである。
本発明者らは、新規な抗アレルギー性物質を探索するべく研究を重ねる中で、アレルギー症状の治療に有効な指標をヒスタミン遊離抑制活性として探索したところ、ヒスタミン遊離抑制活性を有することが報告されているシソ科植物の中で、特にスカルキャップ(Scutellaria lateriflora)に高いヒスタミン遊離抑制活性があり、スカルキャップおよびその抽出物が抗アレルギー性物質として非常に有用であることを見出した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、「スカルキャップまたはその抽出物を有効成分とするヒスタミン遊離抑制剤」を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明によれば、ヒスタミン遊離を有効に抑制することができ且つ安全性の高い抗アレルギー性物質を含有する抗アレルギー剤、飲食品および化粧料が提供される。
まず、本発明の抗アレルギー剤について説明する。
本発明の抗アレルギー剤の有効成分であるスカルキャップは、その全体、葉、仁、外果皮(青皮、未熟果皮を含む)、成熟果実、未熟果実、果皮、花、材、樹皮、根などの部位を使用することができる。
本発明の抗アレルギー剤は、スカルキャップの上記部位を粉砕してそのまま有効成分の抗アレルギー性物質として使用することができる。
スカルキャップの上記部位から抽出物を得る場合、スカルキャップをそのまま使用しても良いが乾燥して粉砕し、粉末として使用したほうが抽出効率がよくなり好適である。抽出に用いる溶媒に特に制限は無いが、水(熱水)、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、エーテル、ヘキサン、クロロホルム、酢酸エチル、アセトン、グリセリン、プロピレングリコールなどの有機溶剤およびこれらの混合物からなる群から選択されたものを抽出溶媒として用いることが可能である。しかし、スカルキャップ抽出物が経口摂取されることを考慮すると、安全性の面から水、エタノール、ヘキサンもしくはその混合液を用いて抽出することが望ましい。
スカルキャップを抽出する際は、上記溶媒を抽出溶媒として加えて10〜80℃の温度下で0.5〜48時間程度抽出を行うことが望ましい。次いで抽出液から抽出溶剤を留去した後、減圧下において濃縮または凍結乾燥したものを使用することができる。また、これらの抽出物を有機溶剤分画、カラムクロマトグラフィーなどにより分画精製したものを使用することもできる。
スカルキャップおよびその抽出物はI型アレルギー反応におけるヒスタミン遊離を抑制
する作用を有する。したがってスカルキャップまたはその抽出物を有効成分とする本発明の抗アレルギー剤は、I型アレルギー反応に起因するアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻
炎、花粉症またはアレルギー性喘息などの予防、治療に特に有用である。
また、本発明の抗アレルギー剤は、種々のアレルギー性疾患の予防剤または治療剤、抗炎症剤、ヒスタミン遊離抑制剤として有用である。
本発明の抗アレルギー剤は、上記のスカルキャップ粉砕物またはスカルキャップ抽出物をそのまま抗アレルギー剤としてもよく、また必要に応じて薬学的に許容される種々の担体、賦形剤、その他の添加剤、その他の成分を配合して製剤化することによって、抗アレルギー剤とすることができる。この抗アレルギー剤の剤型は、特に限定されるものではなく、錠剤、粉剤、顆粒剤、カプセル剤などの経口剤、軟膏、ローション、ゲル、点眼剤、点鼻剤などの非経口剤などが挙げられ、常法により製剤化することができる。また、他の成分として、その他の抗アレルギー作用を有する成分、抗炎症薬、各種ビタミン類、生薬、ミネラル類を適宜配合することができる。
本発明の抗アレルギー剤中の上記のスカルキャップ粉砕物またはスカルキャップ抽出物の含有量は、ヒスタミン遊離を抑制しうる量であればいかなる量であってもよく、使用形態、抗アレルギー剤の剤型、投与または摂取する者の症状や年齢性別などによって適宜変化させることができる。本発明の抗アレルギー剤を経口投与させる場合には、1人1日当たりのスカルキャップ粉砕物またはスカルキャップ抽出物の投与量が0. 1〜2500mgとなるように含有させることが好ましい。非経口投与させる場合には、スカルキャップ粉砕物またはスカルキャップ抽出物を0. 01〜250mg/cm2 の範囲内で皮膚または粘膜に滴下、塗布または噴霧されるように含有させることが好ましい。
次に、本発明の飲食品および化粧料について説明する。
本発明の飲食品および化粧料は、上記のスカルキャップ粉砕物またはスカルキャップ抽出物を含有するものであり、抗アレルギー性を有する。
飲食品の種類としては、清涼飲料、ジュース、栄養ドリンクなどの飲料、パン類、麺類、タブレット、キャンディーなどの菓子類などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、化粧料の種類としては、クリーム、ローション、エッセンス、入浴剤などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本発明の化粧料には、通常、化粧品に用いられる成分(例えば、各種の生薬エキス、油性成分、保湿成分、増粘剤、乳化剤、角層剥離剤、防腐剤、キレート剤など)を配合することができる。例えば、油性成分としては、炭化水素類、各種の合成エステル類、ロウ類、油脂類、高級脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン類などが挙げられる。
上記のスカルキャップ粉砕物またはスカルキャップ抽出物の飲食品または化粧料への添加時機は、特に制限されるものではなく、飲食品または化粧料の製造工程中に添加してもよく、製造された飲食品または化粧料に添加してもよい。
本発明の飲食品および化粧料中の上記のスカルキャップ粉砕物またはスカルキャップ抽出物の含有量は、特に制限されるものでなく、飲食品や化粧料の種類などによって適宜変化させることができるが、飲食品の場合は、1人1日当たりのスカルキャップ粉砕物またはスカルキャップ抽出物の摂取量が0. 1〜2500mgとなるように含有させることが好ましく、化粧料の場合は、スカルキャップ粉砕物またはスカルキャップ抽出物を0. 01〜250mg/cm2 の範囲内で皮膚または粘膜に滴下、塗布または噴霧されるように含有させることが好ましい。
次に本発明をさらに具体的に説明するために実施例を挙げるが、本発明は、以下の実施例に制限されるものではない。
〔実施例1〕
乾燥させたスカルキャップ粉末50gに100%エタノール1Lを加えて室温で45時間撹拌抽出し、ろ過して減圧濃縮することにより、本発明の抗アレルギー剤の有効成分であるスカルキャップ抽出物を得た。
〔比較例1〕
スカルキャップ以外のシソ科植物であるチリメンジソ、ヒソップ、サマーセイボリー、キャットニップ、スペアミント、セイジ、オウゴン、ローズマリー、ペパーミント、タイム、レモンバーム、ラベンダー、バジルの粉末50gに100%エタノール1Lを加えて室温で45時間撹拌抽出し、ろ過して減圧濃縮することにより、各シソ科植物の抽出物をそれぞれ得た。
〔実施例2〕
乾燥させたスカルキャップ粉末50gに水1Lを加えて100℃で1時間抽出し、抽出液を凍結乾燥させることにより、本発明の抗アレルギー剤の有効成分であるスカルキャップ抽出物を得た。
〔比較例2〕
スカルキャップ以外のシソ科植物であるチリメンジソ、ヒソップ、サマーセイボリー、キャットニップ、スペアミント、セイジ、オウゴン、ローズマリー、ペパーミント、タイム、レモンバーム、ラベンダー、バジルの粉末50gに水1Lを加えて100℃で1時間抽出し、抽出液を凍結乾燥させることにより、各シソ科植物の抽出物をそれぞれ得た。
〔試験例1〕
実施例1で得られたスカルキャップ抽出物および比較例1で得られた各シソ科植物の抽出物を試料としてヒスタミン抑制効果を調べた。
本試験はラット由来好塩基球白血病細胞(RBL−2H3)を用いた抗アレルギー性試験を行った。
試験方法
(1) 脱顆粒抑制試験
RBL−2H3細胞を、10%ウシ胎児血清(JRH バイオサイエンス社製)含有ダルベッコ改変イーグル培地(シグマ社製)でCO2 濃度5%、37℃の条件で前培養を行う。前培養後、常法に従い、EDTA・トリプシン溶液を用いて細胞を剥がし、遠心分離により細胞を集める。24ウェルの培養プレートに収集したRBL−2H3細胞を2.0×105cell /wellになるように各ウェルに播種し、37℃で12時間培養する。培養後、培地を除去し、50ng/mlの抗DNP−IgE抗体を1ウェル当たり1ml添加し、37℃で2時間、細胞を感作させる。ウェルを修正タイロード液(以下、MTと称する)で2回洗浄した後、これに被検試料を600μg溶解させたMTを1ml加えて37℃で10分間培養する。対照として、被検試料を含まないMTを1ml加えて37℃で10分間培養する。これらにDNP−HAS抗原(シグマ社製)を50ng/mlになるように加え、さらに37℃で30分間培養後、培養上清を回収する(以下、培養上清を上清液と称する)。また、ウェル中の細胞に、TritonX−100を0. 1%含有するMTを100μl加え、細胞を溶解させる(以下、この溶解液を細胞液と称する)。
(2) ヒスタミン量の測定
上清液と細胞液それぞれ100μlに0. 1M塩酸を100μlずつ加え、15, 000rpm、室温で10分間遠心分離する。
得られた遠沈上清液をHPLCにより分離し、得られたヒスタミンのピーク面積を測定する(ヒスタミンのピークの位置は、ヒスタミン標品を流して確認する)。
HPLCの条件は以下の通りである。
カラム: shodex Asahipak ODP50 4E (4.6×250mm 昭和電工社製) にガードカラム
shodex Asahipak ODP50G 4A (昭和電工社製) を連結
移動相:アセトニトリル(180ml), 50mMホウ化ナトリウム(820ml),
o-フタルアルデヒド(134mg), N-アセチルシステイン(215mg)
流速:0. 5ml/分
カラム温度:40℃
検出:励起波長330nm,測定波長430nm
測定したヒスタミンのピーク面積により、ヒスタミン放出率(%)を下式により算出する。
〔上清液ピーク面積/(細胞液ピーク面積+上清液ピーク面積)〕×100
得られたヒスタミン放出率により、ヒスタミン放出抑制率(%)を下式により算出する。
〔(対照放出率−試験品放出率)/対照放出率〕×100
このようにして得られたヒスタミン放出抑制率(%)を図1に示す。
図1の結果より、シソ科植物エタノール抽出物の中にはヒスタミン遊離抑制効果が見られるものもあるが、スカルキャップ抽出物はその活性が特に高いことが示された。
〔試験例2〕
実施例2で得られたスカルキャップ抽出物および比較例2で得られた各シソ科植物の抽出物を試料としてヒスタミン抑制効果を試験例1と同様にして調べた。
その結果を図2に示す。
図2の結果より、シソ科植物熱水抽出物の中にはヒスタミン遊離抑制効果が見られるものもあるが、スカルキャップ抽出物はその活性が特に高いことが示された。
次に、本発明の抗アレルギー剤、飲食品および化粧料の製造例を示す。
〔実施例3〕(錠剤)
実施例1で得られたスカルキャップ抽出物 5 g
トウモロコシデンプン 10 g
乳糖 40 g
カルボキシメチルセルロースカルシウム 8 g
微結晶セルロース 27 g
ポリビニルピロリドン 7 g
ステアリン酸マグネシウム 3 g
合計 100 g
実施例1で得られたスカルキャップ抽出物にトウモロコシデンプン、乳糖、カルボキシメチルセルロースカルシウム、微結晶セルロースを混合し、次いでポリビニルピロリドンの水溶液を結合剤として加えて常法により顆粒化する。これに滑沢剤としてステアリン酸マグネシウムを加えて混合した後、1錠100mgの錠剤に打錠する。
〔実施例4〕(硬カプセル剤)
実施例1で得られたスカルキャップ抽出物 10 g
微結晶セルロース 55 g
トウモロコシデンプン 25 g
乳糖 30 g
ポリビニルピロリドン 4 g
ステアリン酸マグネシウム 1 g
合計 125 g
上記成分を常法により顆粒化した後、ゼラチン硬カプセルに充填する。
〔実施例5〕(散剤)
実施例1で得られたスカルキャップ抽出物 50 g
微結晶セルロース 600 g
トウモロコシデンプン 300 g
ポリビニルピロリドン 50 g
合計 1000 g
実施例1で得られたスカルキャップ抽出物を微結晶セルロース、トウモロコシデンプンおよびポリビニルピロリドンと混合し、常法により散剤とする。
〔実施例6〕(顆粒剤)
実施例1で得られたスカルキャップ抽出物 10 g
乳糖 130 g
トウモロコシデンプン 87 g
ポリビニルピロリドン 8 g
L−メントール 15 g
軽質無水ケイ酸 5 g
合計 255 g
上記の処方で、実施例1で得られたスカルキャップ抽出物、乳糖、トウモロコシデンプンおよびポリビニルピロリドン水溶液を混合し、造粒機にて攪拌下加熱造粒する。冷却後、粒度500μm以下に篩分けし、L−メントールを加えた後、無水ケイ酸を加え、混合し分包(1. 0g)して顆粒剤とする。
〔実施例7〕(キャンディー)
砂糖 50 g
水飴 33 g
クエン酸 2 g
香料 0. 2g
実施例2で得られたスカルキャップ抽出物 1. 5g
水 13.3g
合計 100. 0g
砂糖、水飴および水を鍋に入れて煮沸して溶解させ、煮沸温度が125℃に達した後、火から下ろし、香料、実施例2で得られたスカルキャップ抽出物を添加する。撹拌しながら冷却板に流し込み、80℃まで冷却した後に、棒状にして適当な長さに切断して、一粒当たり3.33gのキャンディーを製造する。
〔実施例8〕(ロールパン)
小麦粉(強力粉)150gとドライイースト2gを混ぜる。別に、実施例2で得られたスカルキャップ抽出物2g、砂糖20g、食塩3g、脱脂粉乳6gを温湯70gに溶かし、鶏卵1個を添加してよく混ぜる。これを小麦粉とドライイーストとの混合物に加え、手でよくこねた後、バター40gを加えてさらに手でよくこね、8個のロールパン生地を作る。次いで、発酵させた後、表面に溶き卵を塗り、オーブンにて180℃で約15分焼成し、ロールパンを製造する。このロールパンは、1個当たり実施例2で得られたスカルキャップ抽出物を約250mg含有する。
〔実施例9〕(うどん)
水150gに実施例2で得られたスカルキャップ抽出物10gおよび食塩15gを分散させたものを、小麦粉(中力粉)300gに良く混ぜた後、 こねて寝かす。この後、生地を延伸し、幅約5mmで切断してうどんを製造する。これを沸騰したお湯で約10分茹でたところ、外観、味、食感ともに良好であった。このうどんは、1食分当たり実施例2で得られたスカルキャップ抽出物を約1.2g含有する。
〔実施例10〕(果汁ゼリー)
オレンジ果汁200mlに対して、ゼラチン4. 5g、 砂糖45g、水15gをとり、火にかけ、ゼラチンを完全に溶かす。ゼラチンが溶けたことを確認後、実施例2で得られたスカルキャップ抽出物3gをよく混ぜて溶解させる。この後、これを4個分のカップに流し込み、冷蔵庫で2時間以上冷やして固め、オレンジ果汁ゼリーを得る。
〔実施例11〕(青汁)
実施例2で得られたスカルキャップ抽出物15gとオーガニック青汁(日清ファルマ社製)585gを良く混ぜ、この後、1食分当たり約3gのスティック包装の青汁を得る。
〔実施例12〕(クリーム)
A スクワラン 20 g
オリーブ油 8 g
精製蜜蝋 5 g
グリセリンモノステアレート 3 g
セトステアリルアルコール 2 g
B ポリオキシエチレン硬化ひまし油 3 g
実施例1で得られたスカルキャップ抽出物 2 g
グリセリン 10 g
精製水 適量
A液とB液を80℃に加温する。撹拌しながらA液にB液を加え、均一になるまで乳化させ、クリームとする。
〔実施例13〕(入浴剤)
グリセリンモノステアレート 10 g
グリセリン 50 g
米糠エキス 10 g
実施例2で得られたスカルキャップ抽出物 10 g
香料 0. 1g
色素 0. 1g
精製水 20 g
合計 100. 2g
全成分を混合し、ホモミキサーで乳化して入浴剤を調製する。
試験例1の試験結果を示すグラフである。 試験例2の試験結果を示すグラフである。

Claims (2)

  1. スカルキャップまたはその抽出物を有効成分とするヒスタミン遊離抑制剤
  2. スカルキャップ抽出物が、水またはエタノールで抽出したものである請求項1記載のヒスタミン遊離抑制剤。
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