JP5004116B2 - カップホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば飲料用容器等の保持対象物を保持するカップホルダに関するものである。
カップホルダは、例えば自動車等の車両の車室内に設けられ、例えば飲料用のカップ、ビン、カン、紙パック等の容器を保持するものである。
このような飲料用容器は、その形状、サイズが多様であることから、従来カップホルダは、所定の操作によって内周面から突き出した爪部が伸縮し、異なった外径の収容対象物を保持できるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−49479号公報
しかし、飲料用容器は、外径が小さい場合その高さも小さい場合が多く、この場合には径方向のがたつきは解消されてもカップホルダ内に奥まって収容されることから、取り出しにくくなるという問題があった。
本発明の課題は、収容対象物のサイズにかかわらず良好な保持性能と操作性とを確保したカップホルダを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、操作部と、収容対象物の下部と当接し、前記操作部と連動して昇降する底面部材と、前記操作部と連動して前記収容対象物の側面に対して近接又は離間する方向に移動し、前記収容対象物の側面を保持する側部保持部材とを備えるカップホルダであって、前記側部保持部材は、前記収容対象物の挿入方向にほぼ沿って配置された支軸回りに揺動可能に支持され、前記側部保持部材に設けられたカム及び前記カムと当接し前記操作部からの入力と連動して前記カムに対して相対変位する接触子を含む側部保持部材用カム機構部を備え、前記カムは、前記側部保持部材の外径側に張り出しかつ突出量が前記支軸からの距離に応じて増加するよう形成され、前記接触子は、前記側部保持部材を収容するケースの一部に前記カムと当接するよう形成され、前記操作部は、前記支軸を前記ケースに対して前記収容対象物の挿入方向にほぼ沿って配置された回転軸回りに回転させて前記フラップを揺動させることを特徴とするカップホルダである。
請求項2の発明は、請求項に記載のカップホルダにおいて、前記底面部材の下面部から突出しかつ突出量が前記底面部材の中心回りにおける角度に応じて変化するよう形成されたカム、及び、前記カムと当接し前記操作部からの入力と連動して前記カムに対して相対変位する接触子を含む底面部材用カム機構部と、前記側部保持部材及び前記底面部材を支持しかつ前記収容対象物の挿入方向にほぼ沿って配置された回転軸回りに前記ケースに対して回転する回転部材を備え、前記操作部は前記回転部材を前記回転軸回りに回動させ、前記側部保持部材用カム機構部及び前記底面部材用カム機構部は、それぞれ前記回転部材の回転に応じてその前記カムと前記接触子とが相対変位することを特徴とするカップホルダである。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2に記載のカップホルダにおいて、前記側部保持部材は、前記収容対象物が挿入される経路を閉塞する閉塞位置まで移動可能であることを特徴とするカップホルダである。
請求項の発明は、請求項に記載のカップホルダにおいて、前記底面部材は、前記側部保持部材の前記閉塞位置への移動と連動して下降することを特徴とするカップホルダである。
本発明によれば、1つの操作部とそれぞれ連動して側部保持部材及び底面部材が移動するから、簡単な操作によって収容対象物のサイズの違いに対応することができ、例えば収容対象物のサイズが小さい場合には、側部保持部材を内側に移動させて収容対象物の側面を保持するとともに、底面部材を上昇させてカップホルダからの収容対象物の突出量を多くし、取り出しやすい状態で保持することができる。
本発明は、収容対象物のサイズにかかわらず良好な保持性能と操作性とを確保したカップホルダを提供するという課題を、収容対象物の側面を保持するフラップの揺動と、収容対象物が載せられるボトムの昇降とを、共通の操作リングの回転操作と連動させることによって解決した。
以下、本発明を適用したカップホルダの実施例1について説明する。
実施例1のカップホルダは、例えば乗用車等の車両のインストルメントパネルに備えられるものであって、例えば飲料用の缶、ボトル、カップ、紙パック等を収容対象物とするものである。
図1は、カップホルダの外観斜視図である。
図2は、カップホルダの側面視切取図である。
図3は、カップホルダを分解した状態を示す模式図である。
カップホルダ1は、ケース10、ボトム20、フラップ30、フレーム40、ロングシャフト50、ショートシャフト60、操作リング70、トッププレート80を備えている。
ケース10は、カップホルダ1を構成する各部材が支持される基部であって、図2に示すように、カップホルダ1の使用時における上下方向に延在して配置される筒状部10aの下端を、平板状の底面部10bによって閉塞したカップ状に形成されている。また、ケース10の筒状部10aの上端部には、外径側につば状に張り出したフランジ部10cが形成されている。これらの筒状部10a、底面部10b、フランジ部10cは、例えばABS等の樹脂材料を用いて一体にインジェクション成形されている。
なお、以下の説明において、便宜上ケース10の筒状部10aの中心軸方向を上下方向と称し、これと直交する方向を水平方向と称するが、本発明はこれに限らず、カップホルダを傾斜して配置してもよい。
図4は、ケース10の斜視切取図である。
ケース10は、フラップ収容部11、フラップ用突起部12、ボトム用突起部13を備えている。
フラップ収容部11は、筒状部10aの内周面を凹ませて形成された空間部であって、後述するフラップ30の一部を収容するものである。フラップ収容部11は、ケース10の周回りに、ほぼ等間隔にフラップ30と同数(実施例1の場合は、例えば3つ)が設けられている。
フラップ用突起部12は、筒状部10aの内周面から突き出して形成され、上下方向に延在する突条である。このフラップ用突起部12は、フラップ30の後述するアッパーフラップ31及びロワーフラップ32にそれぞれ形成されたリブ部31a,32aの外周縁部に形成されたカム面部と当接し、フラップ30を揺動させるカム機構の接触子として機能するものであって、上述した複数のフラップ収容部11の間にそれぞれ配置されている。
ボトム用突起部13は、ボトム20に設けられたカム部21と当接し、ボトム20を昇降させるカム機構の接触子として機能するものであって、フラップ用突起部12の突端面の一部から、さらに筒状部10aの内径側に突き出して形成されている。
ボトム20は、収容対象物の下部と当接し、操作リング70の回転と連動して昇降する底面部材である。ボトム20は、ほぼ円盤型の平板状に形成され、カップホルダ1の使用時において、ほぼ水平に配置される。
また、ボトム20は、カム部21を備えている。カム部21は、ボトム20の外周縁部から下側に突き出して形成され、ボトム20の中心回りにおける角度(位相)に応じて、ボトム20の下面からの突出高さが連続的かつリニアに変化するようになっている。その結果、カム部21は、ボトム20の径方向から見た平面形が、ほぼ三角形となっている。
ボトム20は、フレーム40の後述する底面部42の上側に載せられた状態で組み込まれる。このとき、ボトム20のカム部21は、フレーム40の底面部42の外径側からその下側に突き出した状態で配置される。カム部21は、ケース10のボトム用突起部13と協働して、底面部材用カム機構部を構成する。
図5は、カップホルダ1の切取斜視図であって、図5(a)、図5(b)は、それぞれ収容対象物の外径が比較的大きい場合、小さい場合を示している。
フラップ30は、操作リング70と連動して収容対象物の側面に対して近接又は離間する方向に移動し、収容対象物の側面を保持する側部保持部材であって、アッパーフラップ31と、その下側に設けられるロワーフラップ32とを備えている。フラップ30は、カップホルダ1の周回りにおいて、ほぼ等間隔に例えば3つ設けられている。
アッパーフラップ31及びロワーフラップ32は、上方から見た平面形がほぼ円弧状に形成され、その収容対象物と対向する側の面部は凹面となっている。また、アッパーフラップ31及びロワーフラップ32は、水平方向から見た平面形がほぼ矩形に形成されている。
アッパーフラップ31及びロワーフラップ32は、その一方の端部にロングシャフト50が挿入され、これを支軸として、フレーム40に対して揺動可能に支持されている。
また、アッパーフラップ31及びロワーフラップ32は、その円弧状の部分から外径側へ張り出して形成されたリブ部31a,32aをそれぞれ備え、これらのリブ部31a,32aの外径側への突出量は、ロングシャフト50からの距離に応じて連続的に増加しており、その結果、これらは上方から見た平面形が湾曲した扇形状に形成されている。
アッパーフラップ31のリブ部31aは、アッパーフラップ31aの上端部及びその下側に、相互に上下方向に間隔を隔てて例えば2つ設けられている。
ロワーフラップ32のリブ部32aは、ロワーフラップ32の上下方向における中間部に1つ設けられている。
そして、これらのリブ部31a,32aがケース10の内周面と対向する外周縁部は、アッパーフラップ31及びロワーフラップ32をロングシャフト50回りに揺動させるカム面部として機能し、ケース10のフラップ用突起部12と協働して側部保持部材用カム機構部を構成する。
また、ロワーフラップ32は、アッパーフラップ31に対して、ロングシャフト50及びショートシャフト60の軸方向に沿って引き違い状にスライド可能に支持され、これによって、フラップ30は、その全体の高さを伸縮可能となっている。
フレーム40は、ボトム20及びフラップ30を支持するとともに、ケース10に対してその中心軸とほぼ一致しかつ上下方向に延在する回転軸A回りに回転可能に保持されている回転部材である。
図3に示すように、フレーム40は、環状部41、底面部42、連結部43を備え、これらは例えばABS等の樹脂材料を用いて一体にインジェクション成形されている。
環状部41は、フレーム40の上端部に設けられ、円形のリング状に形成された平板状の部分であって、回転軸Aとほぼ同心に配置されている。環状部41は、その上下方向における位置が、ケース10の上端部とほぼ同じ位置に配置される。
底面部42は、フレーム40の下端部に設けられ、回転軸Aとほぼ同心の円盤状に形成されている。また、底面部42は、ケース10の底面部10bに対して、間隔を隔てて対向して配置されている。
連結部43は、環状部41の外周縁部と底面部42の外周面部とを連結する部分であって、上下方向に延在する柱状に形成されている。連結部43は、回転軸A回りにおける位置がほぼ等間隔に離間して3つ設けられている。
ロングシャフト50は、フレーム40に対してボトム20及びフラップ30を支持する円柱状のステンレス鋼製の軸部であって、上下方向に延在して配置され、図2に示すように、その上端部は、フレーム40の環状部41の上面から突出し、操作リング70に挿入されている。また、その下端部は、フレーム40の底面部42に固定されている。ロングシャフト50は、その両端部に図示しないEリングが嵌め込まれ、これによってフレーム40からの抜けが防止されている。
ロングシャフト50は、フレーム40の環状部41と底面部42との間において、上方側から順にアッパーフラップ31、ロワーフラップ32、ボトム20に順に挿入されている。そして、ロワーフラップ32及びボトム20は、ロングシャフト50に沿って上下方向に移動可能に支持され、また、アッパーフラップ31及びロワーフラップ32は、上述したように、ロングシャフト50を支軸として揺動可能に支持されている。
また、ロングシャフト50は、アッパーフラップ31とロワーフラップ32とを上下方向に離間させる方向に付勢するとともに、アッパーフラップ31及びロワーフラップ32を回転軸Aに対する外径側へ退避する方向に付勢するスプリング51を備えている。
このロングシャフト50は、3つのフラップ30に対応して、それぞれ1本ずつ設けられている。
ショートシャフト60は、アッパーフラップ31及びロワーフラップ32の間に設けられた円柱状のステンレス鋼製の軸部であって、上下方向に延在して配置され、その長さはロングシャフト50よりも短くなっている。ショートシャフト60は、ロワーフラップ32のアッパーフラップ31に対するスライドをガイドするものであって、その上端部は、アッパーフラップ31の上端部よりも下側に配置された状態でアッパーフラップ31に挿入され、下端部は、ロワーフラップ32の下端部よりも上側に配置された状態でロワーフラップ32に挿入されている。
操作リング70は、ユーザが収容対象物のサイズに応じた調整の操作入力を行うものであって、回転軸Aとほぼ同心に配置された環状の部材であり、フレーム40の上部にカップホルダ1の外側に露出した状態で固定されている。
トッププレート80は、回転軸Aとほぼ同心に配置されたリング状の平板であって、ケース10の上端部をカバーするものである。
次に、実施例1のカップホルダ1の動作について説明する。カップホルダ1は、収容対象物である飲料用容器等のサイズに応じて、フラップ30をロングシャフト50回りに揺動させて異なった外径の収容対象物を保持するとともに、ボトム20の高さを変化させて高さが小さい収容対象物であっても取り出しやすい状態で保持する機能を備えている。このようなフラップ30及びボトム20の動作は、操作リング70を回転軸A回りに手動で回転させることによって、この操作リング70の動作と連動して行われる。
図6は、図2のVI−VI部矢視断面図であって、図6(a)、図6(b)、図6(c)は、それぞれフラップ30の内径が最大の場合、中間の場合、最小の場合を示す図である。
なお、本明細書において、フラップ30の内径とは、フラップ30の内側に形成される開口部のサイズを示すものであり、この開口に挿入可能な最大の円柱状の収容対象物の外径のことを指すものとする。
図6(a)の状態から、ユーザが操作リング70を反時計回りに回転させると、フレーム40及びこれに支持されたフラップ30もともに回転する。このとき、ケース10のフラップ用突起部12と当接するアッパーフラップ31及びロワーフラップ32のリブ部31a,32aは、外径側への張り出し量(カム高さ)が比較的小さい領域から大きい領域へ移行するから、フラップ30は、フラップ用突起部12に押されて、回転軸A側(内径側)へ揺動し、図6(b)、さらに、図6(c)の状態へ順次移行し、その内径は連続的に小さくなる。このようなフラップ30の揺動は、連続的に行われるから、ユーザは、カップホルダ1の内径を無段階に調整することができる。
図7は、フラップ30の揺動と連動したボトム20の昇降動作を示す模式図であって、図7(a)、図7(b)、図7(c)は、それぞれ上述した図6(a)、図6(b)、図6(c)に対応する状態を示すものである。
操作リング70が回転し、これとともにフレーム40及びボトム20が回転すると、ボトム20のカム部21がケース10のボトム用突起部13に対して、回転軸A回りにおける周方向に変位する。そして、操作リング70がフラップ30を内径側に移動させる方向に回転された場合には、カム部21がボトム用突起部13を乗り越えることによって、ボトム20は、操作リング70の回転角度に応じて上昇する。
また、操作リング70を反対側の方向へ回転させると、上述した動作とは逆に、フラップ30は外径側に退避し、ボトム20は下降する。このとき、各カム機構部は実質的に駆動力を発生しないが、フラップ30の揺動、ロワーフラップ32及びボトム20の下降は、スプリング51の付勢力によって行われる。
以上のように、実施例1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)1つの操作リング70を操作することによって、ボトム20の昇降及びフラップ30の揺動が連動して行われるから、簡単な操作によって収容対象物のサイズの違いに対応することができる。例えば、収容対象物が外径、高さともに小さい場合には、フラップ30を内径側に移動させることによって側面を保持するとともに、ボトム20を上昇させて、収容対象物の上端部のカップホルダ1からの突出量を確保して取り出しやすい状態で保持することができる。
また、このような動作によって、ユーザに対して視覚的、意匠的な面白さを提供することができる。
(2)ボトム20及びフラップ30の一部にそれぞれカム部を形成し、これらがケース10側に設けられた突起部と協働してカム機構部を構成することによって、簡単な構成により所望の動作を行わせることができる。
(3)フラップ30をアッパーフラップ31とロワーフラップ32とに分割し、これらが上下方向に相対移動してフラップ30全体としての高さを変化させることによって、ボトム20の昇降にかかわらず、ケース10の上端部とボトム20との間を良好に閉塞することができ、内部に収容対象物が転落したり埃等が入ることを防止できる。
次に、本発明を適用したカップホルダの実施例2について説明する。上述した実施例1と同様の箇所については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
実施例2のカップホルダは、実施例1のものよりもフラップ30の揺動可能な角度を大きくし、フラップ30によってカップホルダの入口を実質的に全閉(閉塞)可能であり、また、フラップ30がカップホルダの入口を閉塞する際に、ボトム20が下降することによって、カップホルダ内に比較的小さい収容対象物であれば収容可能となっている。
図8は、実施例2のカップホルダにおける操作リング70の回転角度と、フラップ30の内径及びボトム20の高さとの関係を示すグラフである。
フラップ30は、操作リング70の回転角度に応じて、連続的に内径側に揺動し、最終的にはカップホルダの入口を閉塞するシャッタとして機能する。
また、ボトム20は、操作リング70の回転角度が小さい領域では、実施例1と同様に、フラップ30の内径側への揺動とともに上昇するが、その後移動方向が逆転して下降し、閉塞の直前にほぼ下限高さまで戻る。
このような機能は、フラップ30のアッパーフラップ31、ロワーフラップ32のリブ部31a,32aの張り出し量を大きくしてカムプロファイルを変更するとともに、ボトム20のカム部21のカムプロファイルを変更し、必要に応じて操作リング70の回転角度を増加することによって実現できる。
以上説明した実施例2によれば、カップホルダの入口をフラップ30によって閉塞可能としたから、カップホルダの不使用時に内側に埃等が入ることを防止でき、さらに、外観品質を向上することができる。
また、フラップ30がカップホルダを閉塞する際に、ボトム20を降下させることによって、フラップ30とボトム20との間に空間部を形成し、比較的サイズの小さい収容対象物であれば内部に収容することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)カップホルダの構成や各部材の形状、構造、材質等は、上述した各実施例に限らず、適宜変更することができる。例えば、各実施例は、ボトム及びフラップを動作させるカム部を、これらの部材側に設けているが、これに限らず、例えばケース側にカムを形成し、ボトム及びフラップには接触子を形成するようにしてもよい。また、カム機構に限らず、例えばギア機構やレバー等の他の機構によって部材を連動させてもよい。さらに、操作部材の形状も各実施例のようなリング状のものに限らず、例えばレバー等を用いてもよく、ボトム及びフラップ側を回転させる代わりにケース側を回転させてもよい。
(2)各実施例において、側部保持部材は、例えば3つのフラップであったが、側部保持部材の数等はこれに限定されず、例えば4つ以上の側部保持部材を設けてもよい。
(3)各実施例は、アッパーフラップ31とロワーフラップ32とが相互にスライドすることによってフラップ30の高さを変えているが、これらの分割面にゴム膜等の伸縮可能なカバーを設けて、隙間をカバーするようにしてもよい。また、例えばエラストマー系樹脂等の伸縮性を有する材料によってフラップを形成し、フラップ全体が伸縮するようにしてもよい。
(4)カップホルダは、車両のインストルメントパネルに設けられるものに限らず、他の用途のものであってもよい。
(5)各実施例は、複数のフラップが実質的に同じ動作をするようになっているが、本発明はこれに限らず、複数の側部保持部材の動作量を相互に異ならせて、異型の収容対象物に対応するようにしてもよい。
(6)実施例2は、フラップの揺動角度を大きくすることによって、フラップによりカップホルダの入口を閉塞しているが、これに代えて、例えば、底面部材の上昇量を大きくし、底面部材がせり上がってシャッタとして機能し、カップホルダの入口を閉塞するようにしてもよい。
本発明を適用したカップホルダの実施例1の外観斜視図である。 図1のカップホルダの側面視切取図である。 図1のカップホルダを分解した状態を示す模式図である。 図1のカップホルダにおけるケースの斜視切取図である。 図1のカップホルダの斜視切取図である。 図2のVI−VI部矢視断面図である。 図1のカップホルダにおけるフラップの揺動と連動したボトム20の昇降動作を示す模式図である。 本発明を適用したカップホルダの実施例2における操作リングの回転角度と、フラップの内径及びボトムの高さとの関係を示すグラフである。
符号の説明
1 カップホルダ
10 ケース
11 フラップ収容部
12 フラップ用突起部
13 ボトム用突起部
20 ボトム
21 カム部
30 フラップ
31 アッパーフラップ
31a リブ部
32 ロワーフラップ
32a リブ部
40 フレーム
41 環状部
42 底面部
43 連結部
50 ロングシャフト
51 スプリング
60 ショートシャフト
70 操作リング
80 トッププレート

Claims (4)

  1. 操作部と、
    収容対象物の下部と当接し、前記操作部と連動して昇降する底面部材と、
    前記操作部と連動して前記収容対象物の側面に対して近接又は離間する方向に移動し、前記収容対象物の側面を保持する側部保持部材と
    を備えるカップホルダであって、
    前記側部保持部材は、前記収容対象物の挿入方向にほぼ沿って配置された支軸回りに揺動可能に支持され、
    前記側部保持部材に設けられたカム及び前記カムと当接し前記操作部からの入力と連動して前記カムに対して相対変位する接触子を含む側部保持部材用カム機構部を備え、
    前記カムは、前記側部保持部材の外径側に張り出しかつ突出量が前記支軸からの距離に応じて増加するよう形成され、
    前記接触子は、前記側部保持部材を収容するケースの一部に前記カムと当接するよう形成され、
    前記操作部は、前記支軸を前記ケースに対して前記収容対象物の挿入方向にほぼ沿って配置された回転軸回りに回転させて前記フラップを揺動させること
    を特徴とするカップホルダ。
  2. 請求項に記載のカップホルダにおいて、
    前記底面部材の下面部から突出しかつ突出量が前記底面部材の中心回りにおける角度に応じて変化するよう形成されたカム、及び、前記カムと当接し前記操作部からの入力と連動して前記カムに対して相対変位する接触子を含む底面部材用カム機構部と、
    前記側部保持部材及び前記底面部材を支持しかつ前記収容対象物の挿入方向にほぼ沿って配置された回転軸回りに前記ケースに対して回転する回転部材を備え、
    前記操作部は前記回転部材を前記回転軸回りに回動させ、
    前記側部保持部材用カム機構部及び前記底面部材用カム機構部は、それぞれ前記回転部材の回転に応じてその前記カムと前記接触子とが相対変位すること
    を特徴とするカップホルダ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のカップホルダにおいて、
    前記側部保持部材は、前記収容対象物が挿入される経路を閉塞する閉塞位置まで移動可能であること
    を特徴とするカップホルダ。
  4. 請求項に記載のカップホルダにおいて、
    前記底面部材は、前記側部保持部材の前記閉塞位置への移動と連動して下降すること
    を特徴とするカップホルダ。
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