JP5003937B2 - 磁気メモリ - Google Patents

磁気メモリ Download PDF

Info

Publication number
JP5003937B2
JP5003937B2 JP2006514533A JP2006514533A JP5003937B2 JP 5003937 B2 JP5003937 B2 JP 5003937B2 JP 2006514533 A JP2006514533 A JP 2006514533A JP 2006514533 A JP2006514533 A JP 2006514533A JP 5003937 B2 JP5003937 B2 JP 5003937B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
wiring
magnetic
magnetic memory
tunnel junction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006514533A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2005122259A1 (ja
Inventor
哲広 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2006514533A priority Critical patent/JP5003937B2/ja
Publication of JPWO2005122259A1 publication Critical patent/JPWO2005122259A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5003937B2 publication Critical patent/JP5003937B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B61/00Magnetic memory devices, e.g. magnetoresistive RAM [MRAM] devices
    • H10B61/20Magnetic memory devices, e.g. magnetoresistive RAM [MRAM] devices comprising components having three or more electrodes, e.g. transistors
    • H10B61/22Magnetic memory devices, e.g. magnetoresistive RAM [MRAM] devices comprising components having three or more electrodes, e.g. transistors of the field-effect transistor [FET] type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Description

本発明は、磁気メモリに関し、特に、磁気トンネル接合素子(以下、「MTJ素子」という。)にデータを保持する磁気メモリに関する。
MTJ素子にデータを保存するMRAM(magnetic random access memory)は、有力な不揮発性メモリの一つである。MTJ素子は、典型的には、2つの強磁性層と、その間に介設された非磁性の絶縁層とを含んで構成される。2つの強磁性層のうちの一方の磁化は固定され、他方の磁化が反転可能である。磁化が固定された強磁性層は、固定層と呼ばれ、磁化が反転可能な強磁性層は、フリー層と呼ばれる。1つのMTJ素子は、フリー層の磁化の向きによって1ビットのデータを不揮発的に保持することができる。
MTJ素子からのデータの読み出しは、TMR効果(tunneling magnetoresistance effect)を利用して行われる。TMR効果により、MTJ素子の抵抗は2つの強磁性層の磁化の相対方向によって変化する。MRAMは、この抵抗の変化を利用してMTJ素子のデータの検知を行う。
一方、MTJ素子へのデータの書き込みは、MTJ素子の近傍に設けられる配線に書き込み電流を流すことによって行われる。書き込み電流を流すことにより、MTJ素子に磁場が作用される。その磁場によってフリー層の磁化が所望の向きに反転され、これにより、所望のデータの書き込みが達成される。
MRAMは、その集積度の向上が望まれているが、MRAMの集積度の向上は、下記の2つの要因によって妨げられている。一つは書き込み電流の増大であり、もう一つは熱擾乱によるデータエラーの発生である。MRAMの高集積化は、フリー層のサイズの縮小を必要とする。しかし、フリー層のサイズの縮小は、フリー層の反転磁場の増大を招き、従って、書き込み電流を増大させる原因になる。加えて、フリー層のサイズの縮小は、熱擾乱によるデータエラーの発生を一層に促進する。
書き込み電流の低減と熱擾乱によるデータエラーの抑制とは、一般的には、相反すると考えられている。書き込み電流の低減は、反転磁場を小さくすることによって達成可能である。例えば、特開2004−31694号公報は、フリー層をCoFeB又はCoFeNiBで形成することにより、反転磁場を小さくする技術を開示している。しかし、反転磁場を減少させると、磁化の反転を妨げるエネルギーバリアの高さが小さくなり、熱擾乱によるデータエラーの発生を促進する。
書き込み電流を抑制するための一つの方法は、配線を強磁性体のクラッド層(又はヨーク層)で被覆することである。配線をクラッド層で被覆することにより、書き込み電流によって発生される磁場をMTJ素子に集中することができる。これは、少ない書き込み電流でMTJ素子にデータを書き込むことを可能にする。このような技術は、例えば、米国特許第5、956、267号公報、特開2002−246566号公報、特開2002−334973号公報、特開2003−309251号公報、特開2003−318365号公報、特開2003−318366号公報、特開2003−318367号公報、特開2004−6729号公報、特開2004−31640号公報に開示されている。しかしながら、これらの文献は、熱擾乱によるデータエラーを抑制する技術について言及していない。
このような背景から、書き込み電流の低減と熱擾乱によるデータエラーの抑制とを同時に実現するための技術の提供が望まれている。
したがって、本発明の目的は、書き込み電流の低減と熱擾乱によるデータエラーの抑制とを同時に実現する磁気メモリを提供することにある。
本発明の一の観点において、磁気メモリは、固定層と、フリー層と、前記固定層と前記フリー層との間に介設された非磁性の絶縁層とを備えた複数のMTJ素子と、MTJ素子へのデータの書き込みに使用される書き込み電流が流される配線と、強磁性体で形成され、配線を被覆する複数のクラッド層とを備えている。前記複数のクラッド層は、複数のMTJ素子のそれぞれに対して一つずつ設けられている。
このような構成を有する本発明による磁気メモリは、書き込み電流の低減と熱擾乱によるデータエラーの抑制とを同時に実現することができる。クラッド層は、書き込み電流によって発生される磁場をMTJ素子に集中させ、書き込み電流を低減させるために有効である。加えて、複数のクラッド層が複数のMTJ素子のそれぞれに対して一つずつ設けられている構造は、MTJ素子のそれぞれの磁化を、対応するクラッド層の磁化に静磁的に結合させることを可能にする。クラッド層とMTJ素子の磁化を静磁的に結合させることは、MTJ素子の磁化の熱擾乱による反転を妨げるエネルギーバリアの高さを増大させ、熱擾乱によるデータエラーを有効に抑制する。このように、本発明によれば、書き込み電流の低減と熱擾乱によるデータエラーの抑制とを同時に実現することができる。
クラッド層とMTJ素子の磁化を静磁的に有効に結合させるために、複数のクラッド層のそれぞれは、その平面形状がより等方的になるように形成されることが好適である。具体的には、クラッド層のそれぞれは、配線が延設される方向である第1方向の長さLと、前記第1方向に垂直な第2方向の幅wとが下記式:
0.5≦L/w≦3、
を満足するように形成されることが好適である。
加えて、クラッド層とMTJ素子の磁化を静磁的に有効に結合させるためには、クラッド層とフリー層とは、前記クラッド層の厚さtと前記フリー層の厚さtとが下記式:
1≦t/t≦6、
を満足するように形成されることが好適である。また、配線の厚さは、20nm以下であることが好適である。
当該磁気メモリは、配線が複数のMTJ素子のそれぞれに対して一本ずつ設けられ、クラッド層が配線の上面の全体を被複する構造を有することが好適である。
クラッド層は、配線の下面を被覆するように形成され、前記MTJ素子は、配線の上方に形成されてもよい。この場合、フリー層は、配線の上方、且つ、固定層の下方に形成されることが好適である。
フリー層の磁気異方性は、配線が延設される第1方向と実質的に45°の角度をなす方向に向けられることが好適である。
当該磁気メモリは、配線と異なる方向に延設され、MTJ素子へのデータの書き込みに使用される他の書き込み電流が流される他の配線と、該他の配線を被覆する、複数の他のクラッド層とを備える場合がある。この場合、クラッド層は、複数のMTJ素子のそれぞれに対して一つずつ設けられることが好適である。
本発明の他の観点において、磁気メモリ製造方法は、
固定層と、フリー層と、固定層とフリー層との間に介設された非磁性の絶縁層とを備えた複数のMTJ素子を形成する工程と、
導電膜と強磁性体膜とを順次に形成して積層体を形成する工程と、
積層体をパターニングして、MTJ素子へのデータの書き込みに使用される書き込み電流が流される配線を形成する工程と、
配線の上に残されている前記強磁性膜をパターニングすることにより、複数のMTJ素子のそれぞれに対して一つずつクラッド層を形成する工程
とを備えている。当該磁気メモリ製造方法は、上述の磁気メモリの製造を可能にする方法の一つである。
製造工程の簡素化のためには、他の磁気メモリ製造方法も採用され得る。具体的には、他の磁気メモリ製造方法は、
固定層と、フリー層と、固定層とフリー層との間に介設された非磁性の絶縁層とを備えた複数のMTJ素子を形成する工程と、
導電膜と強磁性体膜とを順次に形成して積層体を形成する工程と、
前記積層体をパターニングして、MTJ素子へのデータの書き込みに使用される書き込み電流が流される複数の書き込み配線と複数のクラッド層とを同時に形成する工程
とを備えている。前記複数のクラッド層と前記複数の書き込み配線とは、いずれも、複数のMTJ素子のそれぞれに対して一つずつ設けられている。かかる磁気メモリ製造方法は、書き込み配線とクラッド層と
を同時に形成可能であり、製造工程の簡素化のために有効である。
図1は、本発明の実施の第1形態に係る磁気メモリの構成を示す断面図である。 図2は、MTJ素子とクラッド層の形状を示す上面図である。 図3Aは、クラッド層の長さが短いときのフリー層とクラッド層の磁化の配置を示す平面図である。 図3Bは、クラッド層の長さが長いときのフリー層とクラッド層の磁化の配置を示す平面図である。 図4は、規格化エネルギーバリアの大きさの、クラッド層の縦横比による変化を示すグラフである。 図5は、クラッド層の膜厚tのフリー層の膜厚tに対する比t/tによる、規格化エネルギーバリアの大きさの変化を示すグラフである。 図6は、ビット線の膜厚による、規格化エネルギーバリアの大きさの変化を示すグラフである。 図7は、本実施の形態における磁気メモリの他の構造を示す断面図である。 図8Aは、本実施の形態における磁気メモリの好適な構造を示す断面図である。 図8Bは、本実施の形態における磁気メモリの好適な構造を示す断面図である。 図9は、本発明の実施の第2形態に係る磁気メモリの構成を示す断面図である。 図10は、MTJ素子とクラッド層の形状を示す上面図である。 図11は、MTJ素子とクラッド層の好適な配置を示す上面図である。 図12は、本実施の形態における磁気メモリの他な構造を示す断面図である。 図13は、本実施の形態における磁気メモリの更に他の構造を示す断面図である。
(実施の第1形態)
図1は、本発明の実施の第1形態の磁気メモリ10の断面図である。磁気メモリ10は、概略的には、メモリセル部分1と、下地回路部分2とを備えている。メモリセル部分1は、メモリセルと、そのメモリセルにアクセスするための配線とで構成され、下地回路部分2は、メモリセルへの書き込み、及び読み出しを行うための回路で構成されている。
メモリセル部分1は、メモリセルとして機能するMTJ素子11と、下地電極12と、ビット線13と、書き込みワード線14とを備えている。ビット線13はy方向に、書き込みワード線14はx方向に延伸するように設けられている。MTJ素子11と下地電極12とは、ビット線13と書き込みワード線14とが交差する位置に対応して設けられている。図1には、ビット線13、及び書き込みワード線14は、一つずつしか図示されていないが、これらの数は複数であると理解されるべきである。更に、MTJ素子11、及び下地電極12は、ビット線13と書き込みワード線14とが交差する位置のそれぞれに対応して行列に配置されていると理解されるべきである。
MTJ素子11は、下地電極12の上に形成された反強磁性層11aと、反強磁性層11aの上に形成された固定層11bと、固定層11bの上に形成されたバリア層11cと、バリア層11cの上に形成されたフリー層11dと、フリー層11dの上に形成されているキャップ層11eとを備えている。反強磁性層11aは、例えばMnIr等の反強磁性体で形成されている。固定層11b、フリー層11dは、いずれも強磁性体、例えば、CoFe、NiFeで形成されている。バリア層11cは、非磁性の絶縁体、例えば、AlOで形成されている。キャップ層11eは、製造過程において固定層11b、バリア層11c、フリー層11dにダメージが加えられることを防止するための膜であり、導電性の金属、例えば、Taで形成されている。キャップ層11eは、ビット線13に接続されている。図2に示されているように、MTJ素子11は、x方向に長くなるように形成され、従って、固定層11bとフリー層11dの容易軸の方向は、いずれもx方向に平行である。
図1に戻り、下地電極12と、ビット線13と、書き込みワード線14とは、MTJ素子11にアクセスするための配線である。あるMTJ素子11へのデータの書き込みは、対応するビット線13と書き込みワード線14とに書き込み電流を流すことによって行われる。y軸方向に延設されているビット線13に書き込み電流が流されると、x軸方向に書き込み磁場が発生する。同様に、x軸方向に延設されている書き込みワード線14に書き込み電流が流されると、y軸方向に書き込み磁場が発生する。これらの書き込み磁場の合成磁場により、所望のMTJ素子11のフリー層11dの磁化が所望の方向に選択的に反転され、データ書き込みが行われる。一方、あるMTJ素子11からのデータの読み込みは、典型的には、対応するビット線13と下地電極12との間に所定の電圧を印加し、MTJ素子11を流れる電流、即ちMTJ素子11の抵抗を検知することによって行われる。この代りに、ビット線13と下地電極12を介してMTJ素子11に所定の電流を流し、この電流によってMTJ素子11に発生する電圧からMTJ素子11の抵抗、即ち、MTJ素子11データを検知することも可能である。
ビット線13の上面の一部は、クラッド層15によって被覆されている。クラッド層15は、MTJ素子11の上方に位置している。クラッド層15は、強磁性体、典型的には、Co、Fe、Ni、及びこれらの合金で形成されている。クラッド層15は、書き込み電流によって発生される磁場を、MTJ素子11に集中させる役割を有している。クラッド層15の使用は、書き込み電流の低減に有効である。
図1にはクラッド層15が一つしか図示されていないが、一つのMTJ素子11に対して、クラッド層15が一つずつ設けられていると理解されるべきである。後述されるように、一つのMTJ素子11に対してクラッド層15が一つずつ設けられていることは、MTJ素子11のフリー層11dの磁化とクラッド層15の磁化とを静磁的に結合し、もってフリー層11dの熱擾乱による不所望な反転を防止するために重要である。
一つのMTJ素子11あたりに一つのクラッド層15を独立して設けるために、クラッド層15は、ビット線13の上に形成された強磁性膜をパターニングすることによって形成されている。より具体的には、ビット線13となる導電膜と、クラッド層15となる強磁性膜とを順次に形成して積層体を形成した後、該積層体を一括してパターニングすることによってビット線13が形成される。ビット線13の形成の後、ビット線13の上に残されている強磁性膜がパターニングされて、クラッド層15が、一つのMTJ素子11あたりに一つずつ形成される。
クラッド層15はMTJ素子11の上方に位置しており、MTJ素子11とクラッド層15とは、図2に示されているように、ビット線13に垂直なある対称面Sに対して鏡面対称になるように位置している。
図1に戻って、下地回路部分2は、NMOSトランジスタ22が形成された半導体基板21と、接地配線23とを備えている。NMOSトランジスタ22は、MTJ素子11に一対一に対応して設けられている。NMOSトランジスタ22のドレイン22aは、ビア26a〜26cとランド27a、27bとからなるコンタクト24を介して下地電極12に接続され、ソース22bはビア25を介して接地配線23に接続されている。MOSトランジスタ22のゲート22cは、読み出しワード線として使用される;読み出し動作時には、所望のMTJ素子11に対応するMOSトランジスタ22のゲート22cは活性化され、これにより、当該MTJ素子11が接地配線23に接続される。当該MTJ素子11が接地配線23に接続されることにより、データの読み出しに使用される電圧又は電流をMTJ素子11に印加することが可能になる。
本実施の形態では、一つのMTJ素子11に対してクラッド層15が一つずつ設けられ、これにより、MTJ素子11のフリー層11dの磁化とクラッド層15の磁化とが静磁的に結合されている;公知のクラッド層のように、単に書き込み配線を被覆するだけでは、フリー層11dの磁化とクラッド層15の磁化との間の、有効な静磁的結合は得られない。フリー層11dの磁化とクラッド層15の磁化との静磁的な結合は、フリー層11dの磁化の反転を妨げるエネルギーバリアの高さを増加させる。エネルギーバリアの高さの増大は、熱擾乱によるフリー層11dの磁化の反転を抑制し、従って、データエラーの発生を有効に抑制する。
図3A、図3Bを参照して、フリー層11dの磁化とクラッド層15の磁化とを静磁的に結合させるためには、クラッド層15は、そのy軸方向(即ち、ビット線13に書き込み電流が流される方向)の長さLが積極的に短くされることが重要である。図3Bに示されているように、クラッド層15がy軸方向に長いと、クラッド層15の端面に生じる磁極とフリー層11dの端面に生じる磁極との距離が離れ、クラッド層15とフリー層11dの磁化とは静磁的に結合しない。一方、図3Aに示されているように、クラッド層15の長さLをy軸方向に短くすることにより、クラッド層15とフリー層11dの磁化を、静磁的に結合することができる。クラッド層15とフリー層11dの磁化の静磁的な結合は、クラッド層15の磁化の方向がy軸方向に対して平行でなくなるという現象に現れる。
具体的には、クラッド層15は、その縦横比が、0.5以上3以下であるように形成されることが好適である。ここでクラッド層15の縦横比とは、クラッド層15のy軸方向の長さLと、幅方向(即ち、x軸方向)の幅wとを用いて、L/wで定義される値である。クラッド層15の縦横比が大きいことは、クラッド層15が、y軸方向に長いことを意味している。クラッド層15を、その縦横比が0.5以上3以下であるように形成することにより、クラッド層15の磁化とフリー層11dの磁化との間の静磁的な結合を有効に増強する。
以下では、クラッド層15の縦横比の制御の有効性が議論される。
図4は、クラッド層15の縦横比に対する、規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWの変化を示すグラフである。規格化エネルギーバリアとは、熱エネルギーkT及び反転磁場HSWによって規格化された、フリー層11dの磁化のエネルギーバリアEの大きさである。反転磁場HSWとは、フリー層11dの磁化が反転するときにフリー層11dに外部から印加されている磁場の強さである。規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWの大きさは、エネルギーバリアの高さが大きいほど大きく、且つ、反転磁界HSWが小さいほど大きい。言い換えれば、規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWの大きさは、熱擾乱による磁化の反転の発生確率が低いほど大きく、且つ、反転磁場HSWが小さいほど大きい。ゆえに、規格化エネルギーバリア(E/kT)/Hは、総合的には、熱擾乱によるデータエラーの発生率及び書き込み電流の低減の観点からみた、MTJ素子11の特性の良さの指標となる。
図4の規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWは、フリー層11dとクラッド層15との磁化からなる系が有するエネルギーEに基づいて得られている。フリー層11dとクラッド層15との磁化からなる系が有するエネルギーEは、下記式(1)で表現される:
E=(1/2)Hk1sinφ−Hk2sinφ
−Hextcos(θext−φ)+Hextcos(θext−φ
+M(Dxxcosφcosφ+Dyysinφsinφ).
・・・(1)
ここで、Hk1、Hk2は、それぞれ、フリー層11dとクラッド層15の異方性磁界を示しており、M、Mは、それぞれ、フリー層11dとクラッド層15の磁化を示している;V、Vは、フリー層11dとクラッド層15の体積を示しており、φ、φは、それぞれ、フリー層11dとクラッド層15の磁化の+x方向に対する角度である;Hextは、書き込み電流によって発生される書き込み磁場の大きさであり、θextは、書き込み磁場の方向の+y方向に対する角度である;ここで、フリー層11dとクラッド層15には、書き込み磁場が反平行に書き込まれることに留意されたい;加えて、Dxx、Dyyは、それぞれ、x軸方向、y軸方向におけるフリー層11dとクラッド層15との静磁結合定数である。エネルギーEは、フリー層11dとクラッド層15とが有する磁区が単一であるという仮定の下で算出されている。
上述のエネルギーバリアEとは、書き込み磁場Hextが0であるときのエネルギーEの極大値と極小値との差である。一方、反転磁場HSWとは、下記のヤコビアンJ:
Figure 0005003937
を0にするような書き込み磁場Hextである;式(2)のヤコビアンJが0であることは、フリー層11dとクラッド層15との磁化からなる系のポテンシャルが不安定な形状になることを意味していることに留意されたい。
図4に示されているように、クラッド層15の縦横比を0.5以上3以下に調節することにより、規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWが顕著に増大される。これは、クラッド層15の縦横比を0.5以上3以下に設定することにより、熱擾乱によるデータエラーの発生の抑制及び書き込み電流の低減との両方を実現できることを意味している。クラッド層15の縦横比は、1前後に設定されることが好適である。クラッド層15の縦横比を1前後に設定することにより、規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWを最大にし、もって、熱擾乱によるデータエラーの発生の抑制及び書き込み電流の低減の両方を好適に実現することができる。
クラッド層15とフリー層11dの膜厚の制御は、クラッド層15とフリー層11dの間の静磁的結合の強さに影響を及ぼすため重要である。図5は、規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWの、クラッド層15の膜厚tのフリー層11dの膜厚tに対する比t/tによる変化を示すグラフである。クラッド層15がフリー層11dと比較して薄すぎると、クラッド層15とフリー層11dとの間の静磁的結合が弱くなるため、大きな規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWは得られない。一方、クラッド層15がフリー層11dと比較して厚すぎると、クラッド層15の磁化が傾きにくくなるため静磁的結合が弱くなり、従って、大きな規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWは得られない。
具体的には、図5に示されているように、クラッド層15の膜厚tの、フリー層11dの膜厚tに対する比t/tは、1以上6以下であることが好適である。比t/tを、1以上6以下に設定することにより、大きな規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWを得ることができる。
加えて、ビット線13の膜厚の制御も、クラッド層15とフリー層11dの間の静磁的結合の強さに影響を及ぼすため重要である。ビット線13の膜厚が厚くなると、クラッド層15とフリー層11dの間の距離が増大し、静磁的結合が弱くなる。静磁的結合が弱くなることは、規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWの減少を招くため好ましくない。具体的には、ビット線13の膜厚に対する規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWの変化を示す図6から理解されるように、ビット線13の膜厚は20nm以下に抑制されることが好適である。ビット線13の膜厚を20nm以下にすることにより、規格化エネルギーバリア(E/kT)/HSWを顕著に増大させることができる。
図7に示されているように、クラッド層15に加え、書き込みワード線14にクラッド層16が設けられることは一層に好適である。クラッド層16は、書き込みワード線14の下面を被覆するように形成される。この場合、クラッド層16は、クラッド層15と同様に、その縦横比が、0.5以上3以下であるように形成されることが好適である。ここでクラッド層16の縦横比とは、クラッド層16のx軸方向の長さL’と、幅方向(即ち、y軸方向)の幅w’とを用いて、L’/w’で定義される。クラッド層16の縦横比を0.5以上3以下に調節することにより、クラッド層16の磁化とフリー層11dの磁化とを、積極的に静磁的に結合させることができる。これは、フリー層11dの磁化のエネルギーバリアの高さを一層に増加させ、熱擾乱によるデータエラーの発生を一層に抑制することを可能にする。
また、図8Aに示されているように、クラッド層15は、ビット線13の上面のみならず側面も被覆するように形成されていることが好適である。このような構造は、書き込み磁場を一層にフリー層11dに集中させることを可能にし、書き込み電流を一層に低減する事を可能にする。書き込みワード線14にクラッド層16が設けられる場合には、図8Bに示されているように、クラッド層16も書き込みワード線14の側面を被覆するように形成されていることが好適である。
(実施の第2形態)
図9は、本発明の実施の第2形態の磁気メモリ10’の構造を示している。実施の第2形態では、書き込み電流が流される配線がMTJ素子のそれぞれについて一本ずつ用意される構造を採用する磁気メモリ10’に、本発明が適用されている;本実施の形態では、書き込み電流は、複数の配線に流されるのではない。本実施の形態の磁気メモリ10’の構造が以下に詳細に説明される。
実施の第2形態の磁気メモリ10’のメモリセル部分1’は、MTJ素子11と、読み出し配線層31と、書き込み配線層32と、クラッド層33とを備えている。MTJ素子11は、読み出し配線層31の上に形成されている。MTJ素子11の構造は実施の第1形態と同様であり、MTJ素子11は、反強磁性層11a、固定層11b、バリア層11c、フリー層11dと、キャップ層11eとを含んで構成されている。図10に示されているように、MTJ素子11は、x軸方向に長く形成され、固定層11b、フリー層11dの容易軸は、x軸方向に平行である。図9に示されているように、書き込み配線層32は、キャップ層11eの上面に接合され、更に、クラッド層33が書き込み配線層32の上面の全体に形成されている。書き込み配線層32は、典型的にはAl、Cu、及びこれらの合金で形成され、クラッド層33は、強磁性体で形成されている。書き込み配線層3
2は、y軸方向に延設されており、書き込み電流は、書き込み配線層32にy軸方向に流される。
図9には、MTJ素子11は一つしか図示されていないが、MTJ素子11は、行列に配置されていると理解されなくてはならない。加えて、書き込み配線層32、クラッド層33は、一のMTJ素子11に対して一つずつ設けられていると解釈されなくてはならない。実施の第1形態で説明されているように、一のMTJ素子11に対してクラッド層33が一つずつ設けられていることは、クラッド層33の磁化とMTJ素子11の磁化とを静磁的に結合させ、熱擾乱によるデータエラーの発生を抑制するために有効である。
図10を参照して、クラッド層33は、実施の第1形態のクラッド層15と同様に、その縦横比が、0.5以上3以下であるように形成されることが好ましい。クラッド層33の縦横比は、クラッド層33のy軸方向の長さLと、幅方向(即ち、x軸方向)の幅wとを用いて、L/wで定義される値である。クラッド層33の縦横比が、0.5以上3以下であることは、MTJ素子11のフリー層11dの磁化とクラッド層33の磁化とを静磁的に結合させ、熱擾乱によるデータエラーの発生を有効に抑制する。
実施の第2形態の磁気メモリ10’の下地回路部分2’は、NMOSトランジスタ42が形成された基板41と、第1ビット線43と、第2ビット線44とを備えている。NMOSトランジスタ42は、MTJ素子11に一対一に対応して設けられており、読み出し動作、及び書き込み動作の両方において、アクセスされるMTJ素子11を選択するために使用される;アクセスされるMTJ素子11に対応するNMOSトランジスタ42がターンオンされ、NMOSトランジスタ42を介してMTJ素子11がアクセスされる。NMOSトランジスタ42のソース42aはビア45を介して第1ビット線43に接続され、ドレイン42bは、ビア45a、45bとランド45cとからなるコンタクト45を介して書き込み配線層32の一端に接続されている。第2ビット線44は、ビア46を介して書き込み配線32の他端に接続されている。
実施の第2形態の磁気メモリ10’の読み出し動作及び書き込み動作は、以下のようにして行われる。書き込み動作は、データの書き込み先のMTJ素子11に対応するNMOSトランジスタ42を活性化し、第1ビット線43から第2ビット線44に、又は、第2ビット線44から第1ビット線43に書き込み電流を供給することによって行われる。書き込み電流が供給されると、書き込み配線層32にy軸方向に書き込み電流が流され、x軸方向に書き込み磁場が発生する。この書き込み磁場により、所望のデータが、MTJ素子11に書き込まれる。一方、読み出し動作は、データの読み出し元のMTJ素子11に対応するNMOSトランジスタ42を活性化し、書き込み配線層31と第1ビット線43との間に、所定の電流、又は所定の電圧を印加することによって行われる。MTJ素子11に発生する電圧、又は、MTJ素子11に流れる電流から、MTJ素子11の抵抗、即ち、MTJ素子11に保持されているデータが識別可能である。
クラッド層33が書き込み配線層32の上面の全体に形成されている図9の磁気メモリ10’の構造の利点は、書き込み配線層32とクラッド層33とを別々にパターンニングする必要がない点にある。本実施の書き込み配線層32となる導電膜と、クラッド層32となる強磁性層とが順次に形成された後、その導電膜と強磁性層とが同時にパターニングされる。かかる構造及び工程は、磁気メモリ10’の製造工程の簡略化の点で好適である。実施の第1形態のように、一のビット線13が複数のMTJ素子11へのデータの書き込みに使用される構造では、クラッド層15を分離する必要があるためにビット線13とクラッド層15とを同時にパターニングすることはできないことに留意されたい。ただし、本実施の形態において、クラッド層33が書き込み配線層32の上面の全体に形成されることは必須であると解釈されてはならない。クラッド層32の縦横比を小さくする場合には、導電膜をパターニングすることによって書き込み配線層32が形成された後、強磁性層がパターニングされてクラッド層32が形成されることが好適である。
図11を参照して、MJT素子11がy軸方向と45°の角をなす方向に長く形成され、これにより、フリー層11d(及び固定層11b)の容易軸がy軸方向と45°をなす角度に向けられることが好適である。容易軸と45°をなす方向は、磁化を反転させる磁場が最小となる方向であるから、図11のようなMTJ素子11の配置は、書き込み電流の一層の低減に有効である。
図12に示されているように、書き込み配線層32は、MTJ素子11の下に形成されることも可能である。この場合、クラッド層33は、書き込み配線層32の下面を被覆するように形成され、読み出し配線層31は、MTJ素子11のキャップ層11eの上面に接合される。
書き込み配線層32がMTJ素子11の下に形成される場合、図13に示されているように、MTJ素子11を構成する層が積層される順番が上下反対にされることが好適である。この場合、フリー層11dは、書き込み配線層32の上に直接に、又は、薄いシード層(図示されない)を間に挟んで形成される。書き込み配線層32がMTJ素子11の下に形成され、且つ、フリー層11dが固定層11bより下に位置する図13の構成は、フリー層11dと書き込み配線層32との間に厚いキャップ層を形成する必要をなくし、フリー層11dと書き込み配線層32との間の距離を近づけることを可能にする。これは、フリー層11dとクラッド層33との間の静磁的結合の強さを強めるために好適である。

Claims (11)

  1. 固定層と、フリー層と、前記固定層と前記フリー層との間に介設された非磁性の絶縁層とを備えた複数の磁気トンネル接合素子と、
    前記磁気トンネル接合素子へのデータの書き込みに使用される書き込み電流が流される配線と、
    強磁性体で形成され、前記配線を被覆する複数のクラッド層
    とを含み、
    前記複数のクラッド層は、前記複数の磁気トンネル接合素子のそれぞれに対して一つずつ設けられ
    前記配線は、第1方向に延設され、
    前記複数のクラッド層のそれぞれは、前記第1方向の長さLと、前記第1方向に垂直な第2方向の幅wとが下記式:
    0.5≦L/w≦3、
    を満足するように形成された
    磁気メモリ。
  2. 請求項1に記載の磁気メモリであって、
    前記複数のクラッド層のそれぞれは、それぞれの磁化が対応する前記磁気トンネル接合素子の磁化と静磁的に結合するような形状を有するように形成されている
    磁気メモリ。
  3. 請求項1に記載の磁気メモリであって、
    前記クラッド層と前記フリー層とは、前記クラッド層の厚さtと前記フリー層の厚さtとが下記式:
    1≦t/t≦6、
    を満足するように形成された
    磁気メモリ。
  4. 請求項1に記載の磁気メモリであって、
    前記配線の厚さは、20nm以下である
    磁気メモリ。
  5. 請求項1に記載の磁気メモリであって、
    前記配線は、前記複数の磁気トンネル接合素子のそれぞれに対して一本ずつ設けられ、
    前記クラッド層は、前記配線の上面の全体を被複する
    磁気メモリ。
  6. 請求項1に記載の磁気メモリであって、
    前記クラッド層は、前記配線の下面を被覆するように形成され、
    前記磁気トンネル接合素子は、前記配線の上方に形成された
    磁気メモリ。
  7. 請求項に記載の磁気メモリであって、
    前記フリー層は、前記配線の上方、且つ、前記固定層の下方に形成された
    磁気メモリ。
  8. 請求項1に記載の磁気メモリであって、
    前記フリー層の磁気異方性は、前記配線が延設される前記第1方向と実質的に45°の角度をなす方向に向けられた
    磁気メモリ。
  9. 請求項1に記載の磁気メモリであって、
    更に、
    前記配線と異なる方向に延設され、前記磁気トンネル接合素子へのデータの書き込みに使用される他の書き込み電流が流される他の配線と、
    前記他の配線を被覆する、複数の他のクラッド層とを備え、
    前記他のクラッド層は、前記複数の磁気トンネル接合素子のそれぞれに対して一つずつ設けられている
    磁気メモリ。
  10. 固定層と、フリー層と、前記固定層と前記フリー層との間に介設された非磁性の絶縁層とを備えた複数の磁気トンネル接合素子を形成する工程と、
    導電膜と強磁性体膜とを順次に形成して積層体を形成する工程と、
    前記積層体をパターニングして、前記磁気トンネル接合素子へのデータの書き込みに使用される書き込み電流が流される配線を形成する工程と、
    前記配線の上に残されている前記強磁性体膜をパターニングすることにより、前記複数の磁気トンネル接合素子のそれぞれに対して一つずつクラッド層を形成する工程
    とを備え、
    前記配線は、第1方向に延設され、
    前記複数のクラッド層のそれぞれは、前記第1方向の長さLと、前記第1方向に垂直な第2方向の幅wとが下記式:
    0.5≦L/w≦3
    を満足するように形成された
    磁気メモリ製造方法。
  11. 固定層と、フリー層と、前記固定層と前記フリー層との間に介設された非磁性の絶縁層とを備えた複数の磁気トンネル接合素子を形成する工程と、
    導電膜と強磁性体膜とを順次に形成して積層体を形成する工程と、
    前記積層体をパターニングして、前記磁気トンネル接合素子へのデータの書き込みに使用される書き込み電流が流される複数の書き込み配線と複数のクラッド層とを同時に形成する工程
    とを備え、
    前記複数のクラッド層と前記複数の書き込み配線とは、いずれも、前記複数の磁気トンネル接合素子のそれぞれに対して一つずつ設けられ、
    前記複数の書き込み配線は、第1方向に延設され、
    前記複数のクラッド層のそれぞれは、前記第1方向の長さLと、前記第1方向に垂直な第2方向の幅wとが下記式:
    0.5≦L/w≦3
    を満足するように形成された
    磁気メモリ製造方法。
JP2006514533A 2004-06-10 2005-06-08 磁気メモリ Active JP5003937B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006514533A JP5003937B2 (ja) 2004-06-10 2005-06-08 磁気メモリ

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004172770 2004-06-10
JP2004172770 2004-06-10
PCT/JP2005/010464 WO2005122259A1 (ja) 2004-06-10 2005-06-08 磁気メモリ
JP2006514533A JP5003937B2 (ja) 2004-06-10 2005-06-08 磁気メモリ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2005122259A1 JPWO2005122259A1 (ja) 2008-04-10
JP5003937B2 true JP5003937B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=35503379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006514533A Active JP5003937B2 (ja) 2004-06-10 2005-06-08 磁気メモリ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5003937B2 (ja)
WO (1) WO2005122259A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001274480A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Sharp Corp 磁気メモリの製造方法
JP2003309251A (ja) * 2002-04-18 2003-10-31 Toshiba Corp 磁気ランダムアクセスメモリ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002246566A (ja) * 2001-02-14 2002-08-30 Sony Corp 磁気メモリ装置
US6475812B2 (en) * 2001-03-09 2002-11-05 Hewlett Packard Company Method for fabricating cladding layer in top conductor
JP3949900B2 (ja) * 2001-03-29 2007-07-25 株式会社東芝 磁気記憶素子、磁気記憶装置および携帯端末装置
JP3980990B2 (ja) * 2002-10-31 2007-09-26 株式会社東芝 磁気メモリ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001274480A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Sharp Corp 磁気メモリの製造方法
JP2003309251A (ja) * 2002-04-18 2003-10-31 Toshiba Corp 磁気ランダムアクセスメモリ

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2005122259A1 (ja) 2008-04-10
WO2005122259A1 (ja) 2005-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4400037B2 (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ,及びその製造方法
JP5470602B2 (ja) 磁気記憶装置
US8362581B2 (en) Magnetic memory element and magnetic memory device
JP6090800B2 (ja) 磁気抵抗効果素子および磁気メモリ
JP4384183B2 (ja) 磁気抵抗素子および磁気メモリ
US7869265B2 (en) Magnetic random access memory and write method of the same
JP2009252878A (ja) 磁気記憶装置
TW200841497A (en) Memory device and memory
US20090251955A1 (en) Mram and data read/write method for mram
JP2005327988A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ及びその磁気ランダムアクセスメモリのデータ書き込み方法
JP4834403B2 (ja) 磁気書き込み線を利用したmramメモリ
US6831857B2 (en) Magnetic memory
US8427866B2 (en) Magnetic storage element and magnetic storage device
JP2002289807A (ja) 磁気メモリ装置および磁気抵抗効果素子
US7016221B2 (en) Magnetoresistive effect element, magnetic memory device and method of fabricating the same
US6894919B2 (en) Magnetic random access memory
JP2002299574A (ja) 磁気記憶素子、磁気記憶装置および携帯端末装置
JP5003937B2 (ja) 磁気メモリ
JP2007053143A (ja) 記憶素子、メモリ
JP4492052B2 (ja) 磁気記憶セルおよび磁気メモリデバイス
JP2011253884A (ja) 磁気記憶装置
US9093139B2 (en) Counterbalanced-switch MRAM
JP2008218736A (ja) 磁気記憶装置
JP5050318B2 (ja) 磁気メモリ
JP5441024B2 (ja) 磁気記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120426

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120509

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5003937

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150