JP5003100B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、シートバックの内部に送風ユニットやランバーサポートの駆動ユニットなどが組み込まれた構成の車両用シートに関する。
従来、シートバック内に組み込まれるユニットは、バックフレーム間に張られたクッションスプリングに結合して支持されている。このためシート着座者の側から作用する荷重によってシートバックが大きく変形すると、ユニットもシートバックの背面方向へ変位してバックボードに干渉する場合がある。
なお、特許文献1には、シートバックのバックボードを廃止し、その代わりに収納ポケット付きの生地が張られた枠フレームをシートバックの背面に設けた技術が開示されている。
特開2005−152513号公報
ユニットがバックボードに干渉すると、シートバックに底付き感が生じ、あるいはユニットが損傷するといった不具合の原因となる。そこで、バックボードに対するユニットの干渉を避けるべく、バックボードの一部を後方へ膨らませることも可能であるが、そうすると後側シートのニースペースが狭くなってしまう。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、バックボードに対するユニットの干渉を避けてシートバックが底付き感あるいはユニットの損傷などを防止し、かつ、後側シートのニースペースが犠牲になることも解消することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、シートバックの内部に組み込まれたユニットが、このシートバックの前面側から作用する荷重によって背面方向へ変位するように支持された構成の車両用シートであって、シートバックのバックボードが、ユニットと対向する位置において開けられた開口を備えている。このバックボードの表面が、開口を含む全域にわたって表皮で被われているとともに、この表皮で被われた開口のうち、ユニットの背面方向への変位により干渉する部位の表皮の裏面に保護シートがその周囲を表皮で囲まれ、かつ、該表皮と一体的に設けられている。
この構成においては、バックボードの表面全域を被う表皮によって意匠性が保たれるとともに、シートバックの前面側から作用する荷重によってユニットが背面方向へ変位したとき、このユニットはバックボードの開口を通じ、そこを被っている表皮を変形させて外方向へ逃げる。この結果、バックボードに対するユニットの干渉が回避され、シートバックが底付き感のない適正なクッション特性に保たれるとともに、ユニットの損傷などが防止される。
また、ユニットは表皮の裏面に一体的に設けられた保護シートに接触するため、ユニットの角が当たった場合でも表皮は保護される。さらに、通常の状態でのバックボードの表面はフラットであるから、ユニットの変位を逃がす目的でバックボードを外方へ膨らませた構成とは異なり、後側シートのニースペースが犠牲になるといった不具合も解消される。
第2の発明は、第1の発明において、シートバックの背面に収納ポケットが設けられているとともに、この収納ポケットにおける入口の縁部が、バックボードの開口を被っている表皮の箇所に位置している。
この構成では、収納ポケットの入口に手を掛けて開くときに、バックボードの開口を被っている表皮が手によって簡単に内方へ撓むので、ポケットの入口を開いて雑誌などを出し入れするのが容易になって使いやすい。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、車両用シートを背面側から見た斜視図である。シートはシートクッション10とシートバック12とを備え、シートバック12の背面には樹脂製のバックボード20が設けられている。このバックボード20の表面は後で説明するように表皮24で被われ、シートバック12の表面(表皮)と調和させている。
図2は、バックボード20の背面図である。図3は、図2のA-A矢視方向の断面図である。これらの図面からも明らかなようにバックボード20は、その一部に開けられた開口22を備えている。この開口22は、シートバック12内のクッションスプリング14に取り付けられた送風ユニット16と対向する位置に開けられている(図3)。この送風ユニット16は、モータおよび送風用のファンを備えており、シートバック12の前面(背もたれ面)への送風が可能である。なお、シートバック12に内蔵するユニットとしては送風ユニット16の他にランバーサポートの駆動ユニットなどがある。
バックボード20の表皮24は、開口22を含むバックボード20の表面全域にわたって張られている。したがってバックボード20の表面は、開口22が表皮24で覆い隠されてフラットな意匠面となっている。また、バックボード20の表皮24において、開口22を被っている部分の裏面には、軟質樹脂製の保護シート26が固定されている。この保護シート26は、表皮24を送風ユニット16の干渉から保護するためのものである。
バックボード20の背面、つまりシートバック12の背面には、雑誌などの物品を入れるための収納ポケット30が設けられている。この収納ポケット30は、樹脂製の基材31と、その表面側において意匠面を構成するポケット生地32とからなり、帯状のゴムバンド(図示省略)などによってバックボード20に取り付けられている。そして、収納ポケット30の上部においてバックボード20との間に構成されている入口34を、図4で示すように開くことにより、物品の出し入れを行うことができる。
以上のように構成された車両用シートにおいて、シートバック12がその前面側から作用する荷重によって大きく変形すると、クッションスプリング14に支持されている送風ユニット16も図3の仮想線で示すようにシートバック12の背面方向へ変位する。そして、この変位量が大きいときは、送風ユニット16がバックボード20の開口22を被っている表皮24を変形させながらバックボード20の外方向へ移動する。このように送風ユニット16とバックボード20との干渉が避けられることから、送風ユニット16の損傷などが防止される。またシート着座者からすると、送風ユニット16がバックボード20に干渉した場合のシートバック12の底付き感が解消される。
シートバック12の背面方向へ変位した送風ユニット16は、表皮24の裏面に設けられた保護シート26に接触することから、この送風ユニット16の角が保護シート26に当たった場合でも表皮24にキズがつくことはない。また、収納ポケット30に対して雑誌などを出し入れするために、図4で示すように収納ポケット30の入口34に手を掛けたとき、バックボード20の開口22を被っている部分の表皮24が手によって簡単に内方へ撓む。したがって収納ポケット30の入口34を簡単に開くことができ、雑誌などの出し入れが容易となる。
また、図5で示すようにバックボード20における開口22の周縁を、シートバック12の内方へ湾曲させた形状とすることも可能である。これにより、開口22を被っている箇所の表皮24が背面側から押されたときに、開口22内周のエッジが意匠面に境界線として現れることが防止される。
車両用シートを背面側から見た斜視図 バックボードの背面図 図2のA-A矢視方向の断面図 収納ポケットの入口を開くときの様子を表した断面図 バックボードにおける開口の別形状を表した部分断面図
符号の説明
12 シートバック
16 送風ユニット
20 バックボード
22 開口
24 表皮

Claims (2)

  1. シートバックの内部に組み込まれたユニットが、このシートバックの前面側から作用する荷重によって背面方向へ変位するように支持された構成の車両用シートであって、
    シートバックのバックボードが、ユニットと対向する位置において開けられた開口を備え、このバックボードの表面が、開口を含む全域にわたって表皮で被われているとともに、この表皮で被われた開口のうち、ユニットの背面方向への変位により干渉する部位の表皮の裏面に保護シートがその周囲を表皮で囲まれ、かつ、該表皮と一体的に設けられている車両用シート。
  2. 請求項1に記載された車両用シートであって、
    シートバックの背面に収納ポケットが設けられているとともに、この収納ポケットにおける入口の縁部が、バックボードの開口を被っている表皮の箇所に位置している車両用シート。
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