JP5002060B2 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置及び無線通信方法に関し、特に、無線通信を用いて、記録媒体に記録されたデータを他の機器に送信する無線通信装置に関する。
従来、スチルカメラではフィルムに画像(静止画像)データを保存し、ビデオカメラではVHSテープなどの記録媒体に映像(動画像)データを保存していた。現在では、AV機器のデジタル化の進展が著しく、デジタルスチルカメラ及びデジタルビデオカメラでは、SDカードなどのデジタル記録媒体が使用されている。さらに、記録した映像及び画像データの出力方法も変化してきている。
従来のスチルカメラではフィルムを現像するしかデータの出力方法が無かったが、デジタルスチルカメラでは、記録された画像データをSDカードなどのデジタル記録メディア、又はUSBケーブルなどの有線ケーブルを介して、パソコン又はHDDレコーダ等の記録装置へ転送して保存(以下、転送保存)したり、テレビ又はプロジェクター等の表示装置へ転送して表示(以下、転送表示)したりすることが可能となっている。
また、デジタルビデオカメラでも、SDカード又は有線ケーブルを介して、テレビ又はレコーダへ映像及び画像データを転送保存及び転送表示できる。
また、映像及び画像データの転送方法としては、Bluetooth又は無線LANなどを利用した無線データ転送もAV機器において用いられている。これに伴い、デジタルスチルカメラ及びデジタルビデオカメラに無線LAN機能を内蔵した機種などが発売されている。
一方で、ノートPC等の無線通信装置において、無線データ転送中に、データ送信元の無線通信装置の移動を検出し、当該無線通信装置が移動した際に、データ転送を中断する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。さらに、特許文献1記載の技術では、無線通信の品質が良好であれば、データ転送を中断せず、無線通信の品質が劣悪な場合にのみデータ転送を中断する設定も可能である。
これにより、特許文献1記載の無線通信装置は、無線データ転送において、データ送信中に無線通信が切断されることにより、データ送信先の記録装置のファイルシステムが破損することを防止できる。
特開2007−158471号公報
しかしながら、従来の無線通信装置では、無線データ転送の開始はユーザの操作に基づき行われる。具体的には、転送先の機器の選択、及び転送するデータの選択などをユーザが行う必要がある。
また、特許文献1記載の技術は、ノートPCに関するものであり、このようなノートPCのユーザは、電気製品の操作に慣れている可能性が高い。よって、データ転送の操作が多少複雑であっても、大きな問題にはならないと考えられる。
しかしながら、デジタルスチルカメラ及びデジタルビデオカメラなどのAV機器では電気製品の扱いに不慣れなユーザも多数おり、無線データ転送の操作を、より簡単にすることが望まれている。
そこで本発明は、簡単な操作で、無線通信を用いたデータ転送を行える無線通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る無線通信装置は、無線通信を用いて、記録媒体に記録されたデータを他の機器に送信する無線通信装置であって、前記無線通信装置が所定の通信エリア内に存在するか否かを判定する通信エリア判定部と、前記無線通信装置が静止しているか否かを検出する静止検出部と、前記通信エリア判定部で前記無線通信装置が所定のエリア内に存在すると判定され、且つ、前記静止検出部で前記無線通信装置が静止していることが検出された場合に、前記無線通信を用いた、前記記録媒体に記録されたデータの前記他の機器への送信を開始する無線通信部とを備える。
また、前記無線通信装置は、さらに、前記他の機器が、予め指定された指定機器であるか否かを判定する機器判定部を備え、前記無線通信部は、前記通信エリア判定部で前記無線通信装置が所定のエリア内に存在すると判定され、且つ、前記静止検出部で前記無線通信装置が静止していることが検出され、且つ、前記機器判定部で前記他の機器が前記指定機器であると判定された場合に、前記無線通信を用いた、前記記録媒体に記録されたデータの前記他の機器への送信を開始してもよい。
また、前記通信エリア判定部は、前記無線通信装置と無線通信可能な他の機器が複数存在する場合、当該複数の他の機器ごとに、所定の通信エリア内に存在するか否かを判定し、前記機器判定部は、前記複数の他の機器ごとに、当該他の機器が前記指定機器であるか否かを判定し、さらに、複数の前記他の機器が前記指定機器である場合、当該指定機器である複数の他の機器のうち、前記通信エリア判定部で所定エリア内に存在すると判定された他の機器の中で、検出された品質が最も高い他の機器をデータ送信先の他の機器に決定し、前記無線通信部は、前記機器判定部で決定された他の機器に、前記記録媒体に記録されたデータを送信してもよい。
また、前記無線通信装置は、さらに、ユーザにより操作される開始スイッチを備え、前記無線通信部は、前記通信エリア判定部で前記所定の通信エリアに存在すると判定され、且つ、前記静止検出部で前記無線通信装置が静止していることが検出され、且つ、前記開始スイッチがオンされている場合に、前記無線通信を用いた、前記記録媒体に記録されたデータの前記他の機器への送信を開始してもよい。
また、前記他の機器は、前記無線通信装置により送信された前記データを表示する表示装置であり、前記無線通信装置は、さらに、前記記録媒体に記録されたデータのリストを生成するリスト生成部を備え、前記無線通信部は、前記通信エリア判定部で前記無線通信装置が所定のエリア内に存在すると判定され、且つ、前記静止検出部で前記無線通信装置が静止していることが検出された場合に、前記リストを前記表示装置に前記無線通信を用いて送信し、前記リストに含まれるデータのうち、ユーザにより指定されたデータを前記表示装置へ送信してもよい。
また、前記無線通信部は、前記表示装置により送信される、前記リストに含まれるデータのうちユーザにより指定されたデータを示す情報を受信し、受信した情報に示されるデータを前記表示装置へ送信してもよい。
また、前記無線通信装置は、さらに、前記記録媒体に記録されたデータのリストを生成するリスト生成部と、前記通信エリア判定部で前記無線通信装置が所定のエリア内に存在すると判定され、且つ、前記静止検出部で前記無線通信装置が静止していることが検出された場合に、前記リストを表示する表示部と、ユーザの操作を受け付ける入力部とを備え、前記無線通信部は、前記リストに含まれるデータのうち、前記入力部を介して、前記ユーザにより指定されたデータを前記他の機器へ送信してもよい。
また、前記無線通信装置は、さらに、前記無線通信部による前記データの前記送信中に、前記静止検出部で前記無線通信装置が移動していることが検出され、且つ、前記無線通信が所定の通信エリア内に存在するか否かを判定するための基準である第1閾値よりも広い所定の通信エリア内に存在するか否かを判定するための基準である第2閾値より外側であることが検出された場合、当該送信を中断する処理、及び、ユーザに警告を通知する処理のうち少なくとも一方の処理を行い、前記無線通信部による前記データの前記送信中に、前記静止検出部で当該無線通信装置が移動していることが検出され、且つ、前記通信エリア判定部で前記第1閾値の通信エリア外で、前記第2閾値の通信エリア内であることが検出された場合、前記少なくとも一方の処理を行う制御部を備えてもよい。
また、前記通信エリア判定部は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)を用いて通信エリアを判定してもよい。
また、前記通信エリア判定部は、PHY(Physical Layer)レートを用いて通信エリアを判定してもよい。
また、前記通信エリア判定部は、PER(Packet Error Rate)を用いて通信エリアを判定してもよい。
また、前記静止検出部は、加速度センサを用いて静止を判定してもよい。
また、前記静止検出部は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)を用いて、所定の時間間隔でRSSIを取得するためのタイマー部と、所定の回数RSSIを取得するためのカウンタ部とを備え、所定期間におけるRSSI値の変動が所定範囲内であるか否かにより静止を判定してもよい。
また、前記静止検出部は、タッチセンサを用いて、ユーザが前記無線通信装置に触れているか否かにより静止を判定してもよい。
また、前記静止検出部は、突起スイッチ部を用いて、前記突起スイッチ部が押されているか否かにより静止を判定してもよい。
なお、本発明は、このような無線通信装置として実現できるだけでなく、無線通信装置に含まれる特徴的な手段をステップとする無線通信方法として実現したり、そのような特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
また、本発明は、このような無線通信装置の機能の全て又は一部を実現する半導体集積回路(LSI)として実現してもよい。さらに、本発明は、このような無線通信装置を備えるデジタルスチルカメラ及びデジタルビデオカメラとして実現してもよい。
以上より、本発明は、簡単な操作で、無線通信を用いたデータ転送を行える無線通信装置及び無線通信方法を提供できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る無線通信装置のブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る無線通信装置に保存されたデータを記録装置にバックアップする際のフローチャートである。 図4は、本発明の実施の形態1に係る無線通信装置による指定機器判定処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態2に係る無線通信システムの構成を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態2に係る無線通信装置のブロック図である。 図7は、本発明の実施の形態2に係る無線通信装置に保存されたデータを表示装置に表示する際のフローチャートである。 図8は、本発明の実施の形態3に係る無線通信装置のブロック図である。 図9は、本発明の実施の形態3に係る無線通信装置に保存されたデータを表示装置に表示する際のフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る無線通信装置は、所定の通信エリア内に存在し、かつ、当該無線通信装置が静止している場合に、無線データ転送を開始する。これにより、本発明に係る無線通信装置は、簡単な操作で、無線通信を用いたデータ転送を行える。
まず、本発明の実施の形態1に係る無線通信システムについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示す無線通信システムは、無線通信装置1と、記録装置2とを含む。
無線通信装置1は、無線通信を用いて、記録媒体に記録されたデータを記録装置2に送信する。無線通信装置1は、例えば、図1に示すように無線通信機能を有するデジタルビデオカメラである。なお、無線通信装置1は、デジタルスチルカメラ、携帯電話機器、PDA(携帯情報端末)、又はノートPC等の携帯機器であってもよい。
記録装置2は、無線通信装置1により、無線通信を用いて送信されたデータを記録する。記録装置2は、例えば、図1に示すようにハードディスクレコーダである。なお、記録装置2は、データを記録する機能及び無線通信機能を有する機器であればよく、パーソナルコンピュータ等であってもよい。また、記録装置2は、据置機器に限定されるものではなく、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、携帯電話機器、PDA、又はノートPC等の携帯機器であってもよい。
ここで、無線通信装置1と記録装置2との間の無線通信に用いられる無線通信方式は、無線LAN、Bluetooth、又はUWB(Ultra Wide Band)などである。
また、図1に示すように、無線通信装置1と記録装置2との物理的な距離が短いほど、無線通信の品質(以下、通信品質)が高くなる。言い換えると、無線通信装置1を記録装置2に近づけるほど、通信品質が高くなる。
ここで、通信品質とは、通信が良好に行える度合いを示し、例えば、無線通信に用いられる電波の強度、通信速度、又は、通信エラーの発生頻度などである。また、通信品質が高いほど、通信がより良好に安定して行えることを示す。つまり、無線通信に用いられる電波の強度が高いほど、通信速度が速いほど、又は、通信エラーの発生頻度が低いほど、通信品質は高い。具体的には、通信品質とは、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、PHY(Physical Layer)レート、又はPER(Packet Error Rate)などである。
次に、無線通信装置1の構成を説明する。
図2は、無線通信装置1の構成を示すブロック図である。図2に示す無線通信装置1は、入力部11と、出力部12と、メモリ部13と、制御部14と、静止検出部15と、通信エリア検出部16と、無線通信部17とを備える。
入力部11は、操作ボタン、操作スイッチ又はタッチパネルなどであり、ユーザによる操作を受け付ける。
出力部12は、モニタ及びスピーカなどであり、外部へ画像又は映像を表示するとともに、音声を出力する。
メモリ部13は、無線通信装置1が備える撮影部(図示せず)により撮影された画像データ及び映像データ等の電子データ(以下、データ)を格納及び保存する。例えば、メモリ部13は、無線通信装置1が備えるハードディスクドライブ又は不揮発性メモリ等の記録部である。なお、メモリ部13は、無線通信装置1が備える記録媒体に限定されるものではなく、無線通信装置1に着脱可能な記録媒体であってもよい。例えば、メモリ部13は、CD、DVD及びBD(Blu−ray Disc)等の光ディスクであってもよいし、メモリカード及びUSBメモリ等の無線通信装置1に着脱可能な不揮発性メモリであってもよい。さらに、メモリ部13は、これら無線通信装置1が備える記録部と、無線通信装置1に着脱可能な記録媒体との組み合わせであってもよい。
静止検出部15は、加速度センサであり、無線通信装置1が静止しているか、移動しているかを検出する。
なお、静止検出部15は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)を用いて、所定の時間間隔でRSSIを取得するためのタイマー部と、所定の回数RSSIを取得するためのカウンタ部とを備え、所定期間におけるRSSI値の変動が所定範囲内であるか否かにより静止を判定してもよい。
また、静止検出部15は、タッチセンサを用いて、ユーザが無線通信装置1に触れているか否かにより静止を判定してもよい。
また、静止検出部15は、突起スイッチ部を用いて、当該突起スイッチ部が押されているか否かにより静止を判定してもよい。
通信エリア検出部16は、無線通信装置1と、記録装置2との間の無線区間における通信エリアを検出し、制御部14へ検出結果を通知する。また、通信エリア検出部16は、無線通信装置1と無線通信可能な機器が複数存在する場合には、当該複数の機器ごとに、当該機器と無線通信装置1との間の通信エリアを検出する。
無線通信部17は、メモリ部13に記録されるデータを、無線通信を用いて記録装置2へ送信する。また、無線通信部17は、通信エリア判定部19で所定のエリア内に存在することが検出され、且つ、静止検出部15で無線通信装置1が静止していることが検出された場合に、メモリ部13に記録されるデータの記録装置2への転送を開始する。
制御部14は、無線通信装置1の全体の制御を行う。この制御部14は、機器判定部18と、通信エリア判定部19と、通信開始制御部20と、通信中断制御部21とを備える。
機器判定部18は、記録装置2が、予め指定された機器(以下、指定機器)であるか否かを判定する。ここで、指定機器とは、無線通信装置1が認証済みの機器、指定された属性(機能)を有する機器(例えば、データ記録機能を有する記録装置)、又は、指定された型番の機器である。
また、機器判定部18は、無線通信装置1と無線通信可能な機器が複数存在する場合には、当該複数の機器ごとに、当該機器が指定機器であるか否かを判定する。さらに、機器判定部18は、無線通信装置1と無線通信可能な、指定機器が複数存在する場合には、通信エリア判定部19で所定のエリア内に存在すると検出された機器の中で、通信エリア検出部16で検出された通信エリアが最も近接した配置であると判定された機器をデータ送信先の機器に決定する。この場合、無線通信部17は、機器判定部18で決定された機器にデータを送信する。
通信エリア判定部19は、通信エリア検出部16で検出された通信エリアが、閾値HIGH以上である(以下、通信品質HIGH)か、閾値HIGHより小さく且つ閾値MIDDLE以上である(以下、通信品質MIDDLE)か、閾値MIDDLEより小さい(以下、通信品質LOW)かを判定する。ここで、通信品質HIGHは、通信品質が変動しても無線データ転送が安定して行える。つまり、無線通信装置1が移動しても無線データ転送が安定して行える通信品質である。また、通信品質MIDDLEは、無線通信装置1が静止していれば、無線データ転送を安定して行える通信品質である。また、通信品質LOWは、無線通信装置1が静止していても、無線データ転送を安定して行えない可能性がある通信品質である。
言い換えると、通信エリア判定部19は、無線通信装置1と記録装置2との距離を判定する。例えば、通信エリア判定部19は、無線通信装置1が、図1に示すHIGHレベル通信エリアに存在する(通信品質HIGH)か、MIDDLEレベル通信エリアに存在する(通信品質MIDDLE)か、LOWレベル通信エリアに存在する(通信品質LOW)かを判定する。
通信開始制御部20は、無線データ転送の開始を制御する。具体的には、通信開始制御部20は、通信エリア検出部16で無線通信装置1がMIDDLEレベル通信エリア、又はHIGHレベル通信エリアに存在すると判定され、且つ、静止検出部15で無線通信装置1が静止していることが検出された場合に、無線通信部17に、メモリ部13に記録されるデータの記録装置2への転送を開始させる。
通信中断制御部21は、無線データ転送の中断を制御する。具体的には、通信中断制御部21は、無線通信部17によるデータ送信中に、静止検出部15で無線通信装置1が移動していることが検出され、且つ、通信エリア判定部19で、MIDDLE通信エリアに存在すると判定された場合、出力部12を介してユーザに警告を通知するとともに、当該送信を中断する。また、通信中断制御部21は、無線通信部17によるデータ送信中に、静止検出部15で無線通信装置1が移動していることが検出された場合でも、通信エリア判定部19で、HIGHレベル通信エリアに存在すると判定された場合には、当該送信を継続する。ここで、警告とは、無線データ送信を中断すること、通信品質が低下したこと(無線通信を安定して行えないこと)、又は無線通信装置1が移動したこと等を、ユーザに通知(警告)する警告メッセージを出力部12に表示することである。また、通信中断制御部21は、警告メッセージの表示に加え、出力部12に警告音を出力させてもよいし、警告メッセージを表示せずに、出力部12に警告音のみを出力させてもよい。
以上の構成により、ユーザが無線通信装置1を記録装置2の近くに移動させたうえで、無線通信装置1を静止させることで、無線通信装置1は、自動的に、メモリ部13に記録されるデータを記録装置2に送信する。このように、本発明の実施の形態1に係る無線通信装置1は、簡単な操作で、無線通信装置1から記録装置2への無線データ転送を開始できる。
ここで、制御部14に含まれる各処理部の機能は、典型的には、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。なお、制御部14に含まれる各処理部の機能の一部又は全てを専用の回路(ハードウェア)により実現してもよい。
次に、転送保存時の無線通信装置1による動作を説明する。
図3は、無線通信装置1に保存されたデータを記録装置2にバックアップする際の無線通信装置1の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、無線通信装置1は、記録装置2との間で無線通信のリンクを確立する(S301)。
次に、静止検出部15により無線通信装置1の静止が検出されると(S302でYes)、通信エリア判定部19は、無線通信装置1がHIGHレベル通信エリア内に存在しているか否か、すなわち、通信エリア検出部16で通信品質HIGHが検出されているか否かを判定する(S303)。ここで、静止検出部15による静止及び移動の検出と、通信エリア検出部16による通信品質の検出、及び通信エリア判定部19のエリア判定は、所定の時間間隔で繰り返し行われている。
無線通信装置1がHIGHレベル通信エリアに存在すれば(S303でYes)、通信エリア判定部19は、警告機能をOFFに設定する(S304)。
一方、無線通信装置1がHIGHレベル通信エリアに存在しない場合(S303でNo)、通信エリア判定部19は、無線通信装置1がMIDDLEレベル通信エリア内に存在しているか否か、すなわち、通信エリア検出部16で通信品質MIDDLEが検出されているか否かを判定する(S305)。
無線通信装置1がMIDDLEレベル通信エリア内に存在している場合(S305でYes)、通信エリア判定部19は、警告機能をONに設定する(S306)。
一方、無線通信装置1がLOWレベル通信エリア内に存在している場合、すなわち、通信品質LOWであれば(S305でNo)、無線通信装置1は、静止検出部15で無線通信装置1の静止が再度検出されるまで待機する(S302)。
ステップS304又はS306の後、通信開始制御部20は、メモリ部13に記録装置2へ未送信のデータがあるか否か判定し(S307)、メモリ部13に未送信のデータが無ければ(S307でNo)、データ転送処理を終了する。
一方、メモリ部13に未送信のデータがあれば(S307でYes)、通信開始制御部20は、無線通信部17に、メモリ部13に格納される未送信のデータの記録装置2への送信を開始させる(S308)。
その後、データ送信中に、静止検出部15が無線通信装置1の移動を検出した場合(S309でYes)、通信中断制御部21は、警告機能がOFFに設定されているか否か判定する(S310)。
警告機能がONであれば(S310でNo)、通信中断制御部21は出力部12からユーザへ警告を通知するとともに、無線通信部17による無線通信を中断する(S312)。その後、無線通信装置1は、静止検出部15で無線通信装置1の静止が検出されるまで待機する(S302)。
一方、データ送信中に、静止検出部15で移動が検出されない場合(S309でNo)、及び、警告機能がOFFの場合(S310でYes)、通信中断制御部21は、無線通信が終了したか否かを判定する(S311)。
無線通信が終了していなければ(S311でNo)、通信中断制御部21は、ステップS309の処理に戻り、無線通信が終了していれば(S311でYes)、データ転送処理を終了する。
なお、ステップS309〜S311の処理は、所定の時間間隔で繰り返し行われる処理である。
以上により、本発明に係る無線通信装置1は、良好な通信品質(通信品質HIGH又は通信品質MIDDLE)を確保できる通信エリア内に存在するまで、記録装置2に無線通信装置1を近づけたうえで、無線通信装置1を静止させるという簡単な操作で、無線通信装置1に保存された未送信データを記録装置2にバックアップできる。これにより、電気製品の扱いに不慣れなユーザでも、容易にバックアップを行える。
さらに、本発明に係る無線通信装置1は、データ転送中に、無線通信装置1を移動させた場合には、再度、無線通信装置1が静止するまで、データ転送を中断する。これにより、記録装置2のファイルシステムが破損することを防止できる。
さらに、本発明に係る無線通信装置1は、データ転送中に無線通信装置1を移動させた場合でも、良好な通信品質を確保できる通信エリア内に存在する場合(通信品質HIGHの場合)には、データ転送を中断しない。これにより、不要なデータ転送の中断が発生することにより、データ転送時間の増加を抑制できる。
次に、無線通信装置1が無線通信可能な機器が複数存在する場合の、無線通信装置1の動作を説明する。
図4は、上述したステップS301の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、機器判定部18は、記録装置2が指定機器であるか否かを判定する(S401)。また、機器判定部18は、無線通信装置1と無線通信可能な機器が複数存在する場合には、当該複数の機器ごとに、当該機器が指定機器であるか否かを判定する。
次に、無線通信装置1が無線通信可能な指定機器が複数存在する場合(S402でYes)、機器判定部18は、通信エリア検出部16で最も近接した配置であると判定された機器をデータ送信先の機器に決定する(S403)。
一方、無線通信装置1が無線通信可能な指定機器が1つの場合(S402でNo)、機器判定部18は、当該1つの指定機器をデータ送信先の機器に決定する(S404)。
また、無線通信装置1は、ステップS403又はS404で、機器判定部18によりデータ送信先の機器に決定された指定機器に対して、図3に示すステップS302以降の処理を行う。
また、無線通信装置1が無線通信可能な機器が指定機器でない場合(S401でNo)、無線通信装置1は、データ転送処理を終了する。
以上により、本発明の実施の形態1に係る無線通信装置1は、予め指定された機器に対してのみ、無線データ転送を行う。これにより、ユーザが意図しない機器に、誤ってデータが送信されてしまうことを防止できる。例えば、記録装置2(HDDレコーダ)の近くに、他の無線通信機能を有する機器(テレビ及びゲーム機等)が配置されている場合でも、記録装置2に無線データ転送が行われる。
さらに、複数のデータ転送先の機器が存在する場合であっても、本発明に係る無線通信装置1を、データ転送先の機器に最も近づけるという簡単な操作で、データ転送先の機器を選択できる。
なお、図3及び図4に示す処理の順序は、一例であり、処理の順序を変更してもよい。
例えば、無線通信装置1の静止を検出した直後(S302の直後)に、無線通信装置1がHIGHレベル通信エリア内に存在しているか、MIDDLEレベル通信エリア内に存在しているかの判定(S303及びS305)を行っているが、無線通信装置1の静止を検出した直後(S302の直後)では、通信品質MIDDLE以上であるか否かの判定を行い、データ送信開始後(S308より後)に無線通信装置1がHIGHレベル通信エリア内に存在しているか、MIDDLEレベル通信エリア内に存在しているかの判定を行ってもよい。
また、上記説明では、ステップS312で、通信中断制御部21は、警告の通知及び無線データ送信の中断を共に行うとしたが、ユーザに警告の通知のみを行ってもよいし、無線データ送信の中断のみを行ってもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、転送表示を行う場合の例を説明する。具体的には、本発明の実施の形態2に係る無線通信装置1aは、無線送信を開始する場合に、コンテンツデータのリストを表示し、ユーザにより選択されたデータのみを送信する。
まず、本発明の実施の形態2に係る無線通信システムについて説明する。
図5は、本発明の実施の形態2に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図5に示す無線通信システムは、無線通信装置1aと、表示装置3とを含む。
無線通信装置1aは、無線通信を用いて、記録媒体に記録されたデータを表示装置3に送信する。無線通信装置1aは、例えば、図5に示すように無線通信機能を有するデジタルビデオカメラである。なお、無線通信装置1は、デジタルスチルカメラ、携帯電話機器、PDA(携帯情報端末)、又はノートPC等の携帯機器であってもよい。
表示装置3は、無線通信装置1aにより、無線通信を用いて送信されたデータを表示する。この表示装置3は、例えば、図5に示すようにデジタルテレビである。なお、表示装置3は、データを表示する機能及び無線通信機能を有する機器であればよく、パーソナルコンピュータ等であってもよい。また、表示装置3は、据置機器に限定されるものではなく、携帯電話機器、PDA、又はノートPC等の携帯機器であってもよい。
図6は、本発明の実施の形態2に係る無線通信装置1aのブロック図である。なお、図2と同様の要素には同一の符号を付しており、重複する説明は省略する。
図6に示す無線通信装置1aは、図2に示す無線通信装置1の構成に加え、開始スイッチ41を備える。また、制御部14は、さらに、リスト生成部42を備える。また、通信中断制御部21が警告部43に置き換わり、通信開始制御部20aの機能が異なる。
開始スイッチ41は、無線通信のデータ送信を開始する制御スイッチであり、ユーザにより開始スイッチ41のオン/オフが操作される。例えば、開始スイッチ41は、トグルスイッチ又は押しボタンスイッチである。また、開始スイッチ41のオン/オフに対応する操作が、入力部11に入力されてもよい。
通信開始制御部20aは、無線データ転送の開始を制御する。具体的には、通信開始制御部20は、通信エリア判定部19で無線通信装置1がHIGHレベル通信エリア内に存在している、又は、MIDDLEレベル通信エリア内に存在していることが判定され、且つ、静止検出部15で無線通信装置1aが静止していることが検出され、且つ、開始スイッチ41がオンされている場合に、無線通信部17に、メモリ部13に記録されるデータの記録装置2への転送を開始させる。
警告部43は、無線データ転送中に出力部12を介して、ユーザに警告を通知する。具体的には、警告部43は、無線通信部17によるデータ送信中に、静止検出部15で無線通信装置1aが移動していることが検出され、且つ、通信エリア検出部16で、通信品質MIDDLEが検出された場合、出力部12を介して、ユーザに警告を通知する。ここで、警告とは、通信品質が低下したこと(無線通信を安定して行えないこと)、又は無線通信装置1が移動したこと等を、ユーザに通知(警告)する警告メッセージを出力部12に表示することである。また、警告部43は、警告メッセージの表示に加え、出力部12に警告音を出力させてもよいし、警告メッセージを表示せずに、出力部12に警告音のみを出力させてもよい。
リスト生成部42は、メモリ部13に記録されているコンテンツデータのリストであるコンテンツリストを生成する。また、出力部12は、通信エリア判定部19で無線通信装置1がHIGHレベル通信エリア内に存在している、又は、MIDDLEレベル通信エリア内に存在していることが判定され、且つ、開始スイッチ41がオンされている場合に、リスト生成部42により生成されたコンテンツリストを表示する。
次に、無線通信装置1aの動作を説明する。
図7は、無線通信装置1aに保存されたデータを表示装置3に転送表示する際のフローチャートである。なお、図7に示すステップS501〜S506及びS511〜S513の処理は、図3に示すステップS301〜S306及びS309〜S311の処理と同様であり、ステップS507〜S510及びS514の処理が、図3に示す処理と異なる。
まず、無線通信装置1aは、表示装置3との間で無線通信のリンクを確立する(S501)。
次に、静止検出部15により無線通信装置1aの静止が検出されると(S502でYes)、通信エリア判定部19は、無線通信装置1がHIGHレベル通信エリア内に存在しているか否か、すなわち、通信エリア検出部16で通信品質HIGHが検出されているか否かを判定する(S503)。
無線通信装置1がHIGHレベル通信エリアに存在すれば(S503でYes)、通信エリア判定部19は、警告機能をOFFに設定する(S504)。
一方、無線通信装置1がHIGHレベル通信エリアに存在しない場合(S503でNo)、通信エリア判定部19は、無線通信装置1がMIDDLEレベル通信エリア内に存在しているか否か、すなわち、通信エリア検出部16で通信品質MIDDLEが検出されているか否かを判定する(S505)。
無線通信装置1がMIDDLEレベル通信エリア内に存在している場合(S505でYes)、通信エリア判定部19は、警告機能をONに設定する(S506)。
一方、無線通信装置1がLOWレベル通信エリア内に存在している場合(S505でNo)、無線通信装置1aは、静止検出部15で無線通信装置1aの静止が検出されるまで待機する(S502)。
ステップS504又はS506の後、通信開始制御部20aは、メモリ部13にデータが格納されているか否か判定し(S507)、メモリ部13にデータが格納されていなければ(S507でNo)、データ転送処理を終了する。
一方、メモリ部13にデータが格納されていれば(S507でYes)、通信開始制御部20aは、開始スイッチ41がONであるか否かを判定する(S508)。
ユーザにより開始スイッチ41がONに設定されると(S508でYes)、リスト生成部42は、メモリ部13に記録されているコンテンツデータのリストであるコンテンツリストを生成する。次に、出力部12は、リスト生成部42により生成されたコンテンツリストを表示する(S509)。なお、リスト生成部42がコンテンツリストを生成するタイミングは、ステップS509以前であれば、任意のタイミングでよい。
次に、ユーザは、入力部11を用いて、出力部12により表示されたコンテンツリストから転送表示したいコンテンツデータを選択する。通信開始制御部20aは、無線通信部17に、ユーザが選択したコンテンツデータを表示装置3へ送信する無線データ送信を開始させる(S510)。
その後、データ送信中に、静止検出部15が無線通信装置1aの移動を検出した場合(S511でYes)、警告部43は、警告機能がOFFに設定されているか否か判定する(S512)。
警告機能がONであれば(S512でNo)、警告部43は出力部12を介して、ユーザに警告を通知する(S514)。その後、警告部43は、ステップS511の処理に移行する。
一方、静止検出部15で移動が検出されない場合(S511でNo)、及び、警告機能がOFFの場合(S512でYes)、警告部43は、無線通信が終了したか否かを判定する(S513)。
無線通信が終了していなければ(S513でNo)、警告部43は、ステップS511の処理に戻り、無線通信が終了していれば(S513でYes)、データ転送処理を終了する。
なお、ステップS511〜S513の処理は、所定の時間間隔で繰り返し行われる処理である。
以上により、本発明の実施の形態2に係る無線通信装置1aは、良好な通信品質(通信品質HIGH又は通信品質MIDDLE)を確保できる通信エリア(すなわち、Highレベル通信エリア、又は、MIDDLEレベル通信エリア)内に存在するまで、記録装置2に無線通信装置1を近づけたうえで、無線通信装置1を静止させるという簡単な操作で、メモリ部13に記録されるコンテンツデータのリストが表示される。ユーザは、このリストから表示装置3に表示させたいコンテンツデータを選択するという簡単な操作で、表示装置3に任意のコンテンツデータを表示できる。これにより、電気製品の扱いに不慣れなユーザでも、容易に無線通信装置1aに保存された電子データを表示装置3に転送表示できる。
さらに、本発明に係る無線通信装置1aは、データ転送中に、無線通信装置1aが移動された場合には、ユーザに警告を通知する。これにより、表示装置3に正しくデータが転送できないことにより、表示装置3にコンテンツデータが正しく表示されないことを防止できる。
さらに、本発明に係る無線通信装置1aは、データ転送中に無線通信装置1aが移動された場合でも、良好な通信品質を確保できる場合(HIGHレベル通信エリア内に存在する場合)には、警告を通知しない。これにより、不要な警告が通知されることを防止できる。
なお、実施の形態1と異なり、データ転送を中断しない理由は、転送表示時には、送信先機器でのファイルシステムの破損する恐れはなく、また、コンテンツの表示が中断されることにより、ユーザが不快に感じるからである。
また、上記説明では、ステップS508で、ユーザにより開始スイッチ41がオンされるとしたが、ステップS508より前に、ユーザにより開始スイッチ41がオンされていてもよい。また、開始スイッチ41がオンされている場合にのみ、無線通信装置1aは、図7に示すステップS501以降の処理を行ってもよい。
また、送信先の機器が、記録装置2である場合にも、上述した開始スイッチ41による制御(S508)、及び、コンテンツリスト(データリスト)の表示処理(S509及びS510)のうち、少なくとも一方を行ってもよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る無線通信装置1bは、メモリ部13に記録されるコンテンツデータのリストを表示装置3に表示する。また、無線通信装置1bは、表示装置3に対するユーザの操作に基づき、無線データ転送を開始する。なお、実施の形態3に係る無線通信システムの構成は、例えば、図5と同様である。
図8は、本発明の実施の形態3に係る無線通信装置1bの構成を示すブロック図である。なお、図2及び図6と同様の要素には、同一の符号を付しており説明は省略する。
図8に示す無線通信装置1bは、図2に示す無線通信装置1の構成に加え、制御部14が、さらに、リスト生成部42を備える。また、通信中断制御部21が警告部43に置き換わり、通信開始制御部20bの機能が異なる。なお、リスト生成部42及び警告部43の機能は、実施の形態2と同様である。
通信開始制御部20bは、無線通信部17に、リスト生成部42により生成されたコンテンツリストを、表示装置3に無線送信させる。また、通信開始制御部20bは、表示装置3から送信された情報に基づき、表示装置3に送信するデータを選択する。
図9は、無線通信装置1bに保存されたデータを表示装置3に転送表示する際のフローチャートである。なお、図9に示すステップS601〜S607及びS611〜S614の処理は、図7に示すステップS501〜S507及びS511〜S514の処理と同様であり、ステップS608〜S610の処理が、図7に示す処理と異なる。
まず、無線通信装置1bは、表示装置3との間で無線通信のリンクを確立する(S601)。
次に、静止検出部15により無線通信装置1bの静止が検出されると(S602でYes)、通信エリア判定部19は、無線通信装置1がHIGHレベル通信エリア内に存在しているか否か、すなわち、通信エリア検出部16で通信品質HIGHが検出されているか否かを判定する(S603)。
無線通信装置1がHIGHレベル通信エリアに存在すれば(S603でYes)、通信エリア判定部19は、警告機能をOFFに設定する(S604)。
一方、無線通信装置1がHIGHレベル通信エリアに存在しない場合(S603でNo)、通信エリア判定部19は、無線通信装置1がMIDDLEレベル通信エリア内に存在しているか否か、すなわち、通信エリア検出部16で通信品質MIDDLEが検出されているか否かを判定する(S605)。
無線通信装置1がMIDDLEレベル通信エリア内に存在している場合(S605でYes)、通信エリア判定部19は、警告機能をONに設定する(S606)。
一方、無線通信装置1がLOWレベル通信エリア内に存在している場合(S605でNo)、無線通信装置1bは、静止検出部15で無線通信装置1bの静止が検出されるまで待機する(S602)。
ステップS604及びS606の後、通信開始制御部20bは、メモリ部13にデータが格納されているか否か判定し(S607)、メモリ部13にデータが格納されていなければ(S607でNo)、データ転送処理を終了する。
一方、メモリ部13にデータが格納されていれば(S607でYes)、リスト生成部42は、メモリ部13に記録されているコンテンツデータのリストであるコンテンツリストを生成する。次に、無線通信部17は、リスト生成部42により生成されたコンテンツリストを、表示装置3に無線送信する(S608)。なお、リスト生成部42がコンテンツリストを生成するタイミングは、ステップS609以前であれば、任意のタイミングでよい。
表示装置3は、無線通信部17により送信されたコンテンツリストを受信し、受信したコンテンツリストをユーザに表示する。ユーザは、表示装置3に表示されたコンテンツリストから表示装置3に転送表示したいコンテンツを選択する。例えば、ユーザは、表示装置3のリモコンなどを用いて、転送表示したコンテンツを選択する。次に、表示装置3は、ユーザにより選択されたコンテンツを示す選択情報を、無線通信装置1bに送信する。
無線通信部17は、表示装置3により送信された選択情報を受信し(S609)、通信開始制御部20bは、無線通信部17に、選択情報で示されるコンテンツのデータを表示装置3へ送信する無線データ送信を開始させる(S610)。
その後、データ送信中に、静止検出部15が無線通信装置1bの移動を検出した場合(S611でYes)、警告部43は、警告機能がOFFに設定されているか否か判定する(S612)。
警告機能がONであれば(S612でNo)、警告部43は出力部12からユーザに警告を通知する(S614)。その後、警告部43は、ステップS611の処理に移行する。
一方、静止検出部15で移動が検出されない場合(S611でNo)、又は、警告機能がOFFの場合(S612でYes)、警告部43は、無線通信が終了したか否かを判定する(S613)。
無線通信が終了していなければ(S613でNo)、警告部43は、ステップS611の処理に戻り、無線通信が終了していれば(S613でYes)、データ転送処理を終了する。
以上により、本発明の実施の形態3に係る無線通信装置1bは、良好な通信品質(通信品質HIGH又は通信品質MIDDLE)を確保できる通信エリア(すなわち、HIGHレベル通信エリア、又は、MIDDLEレベル通信エリア)内に存在するまで、記録装置2に無線通信装置1を近づけたうえで、無線通信装置1を静止させるという簡単な操作で、メモリ部13に記録されるコンテンツデータのリストが表示装置3に表示される。ユーザは、このリストから表示装置3に表示させたいコンテンツデータを選択するという簡単な操作で、表示装置3に任意のコンテンツデータを表示できる。これにより、電気製品の扱いに不慣れなユーザでも、容易に無線通信装置1bに保存された電子データを表示装置3に転送表示できる。
さらに、本発明の実施の形態3に係る無線通信装置1bは、コンテンツリストを表示装置3に表示した後、表示装置3に対するユーザの操作に基づき、無線データ転送を開始する。これにより、ユーザは、無線通信装置1bに対して、複雑な操作を行うことなく、無線データ転送を開始できる。具体的には、ユーザは、無線通信装置1bを、表示装置3に近づけたうえで、これからコンテンツを表示しようとしている表示装置3(例えば、テレビ)のリモコンを操作するという容易な操作で、転送表示を開始できる。また、コンテンツリストが、デジタルビデオカメラ等が備える小画面の表示部ではなく、テレビ等の大画面に表示されるので、ユーザのコンテンツ選択の操作が快適である。
なお、無線通信装置1bは、上述した実施の形態2と同様に、開始スイッチ41を備え、当該開始スイッチ41に基づき、無線データ送信開始の制御を行ってもよい。
また、本発明は、上記実施の形態1に係る無線通信装置1と、実施の形態2又は3に係る無線通信装置1a及び1bのうち一方との機能を有する無線通信装置として実現してもよい。
また、上記実施の形態1〜3に係る、無線通信装置1、1a、1b及びその変形例の機能のうち少なくとも一部を組み合わせてもよい。
本発明は、無線通信装置に適用でき、特に、デジタルスチルカメラ及びデジタルビデオカメラ等のモバイルAV機器に適用できる。
1、1a、1b 無線通信装置
2 記録装置
3 表示装置
11 入力部
12 出力部
13 メモリ部
14 制御部
15 静止検出部
16 通信エリア検出部
17 無線通信部
18 機器判定部
19 通信エリア判定部
20、20a、20b 通信開始制御部
21 通信中断制御部
41 開始スイッチ
42 リスト生成部
43 警告部

Claims (3)

  1. 無線通信を用いて、記録媒体に記録されたデータを他の機器に送信する無線通信装置であって、
    前記無線通信装置が所定の通信エリア内に存在するか否かを判定する通信エリア判定部と、
    前記無線通信装置が静止しているか否かを検出する静止検出部と、
    前記通信エリア判定部で前記無線通信装置が所定のエリア内に存在すると判定され、且つ、前記静止検出部で前記無線通信装置が静止していることが検出された場合に、前記無線通信を用いた、前記記録媒体に記録されたデータの前記他の機器への送信を開始する無線通信部と
    前記無線通信部による前記データの前記送信中に、前記静止検出部で前記無線通信装置が移動していることが検出され、且つ、前記通信エリア判定部で、前記無線通信が所定の通信エリア内に存在するか否かを判定するための基準である第1閾値よりも広い所定の通信エリア内に存在するか否かを判定するための基準である第2閾値より外側であることが検出された場合、当該送信を中断する処理、及び、ユーザに警告を通知する処理のうち少なくとも一方の処理を行い、前記無線通信部による前記データの前記送信中に、前記静止検出部で当該無線通信装置が移動していることが検出され、且つ、前記通信エリア判定部で前記第1閾値の通信エリア外で、前記第2閾値の通信エリア内であることが検出された場合、前記少なくとも一方の処理を行う制御部とを備える
    無線通信装置。
  2. 無線通信装置が、無線通信を用いて、記録媒体に記録されたデータを他の機器に送信する無線通信方法であって、
    前記無線通信装置が所定の通信エリア内に存在するか否かを判定する通信エリア判定ステップと、
    前記無線通信装置が静止しているか否かを検出する静止検出ステップと、
    前記通信エリア判定ステップで前記無線通信装置が所定のエリア内に存在すると判定され、且つ、前記静止検出ステップで前記無線通信装置が静止していることが検出された場合に、前記無線通信を用いた、前記記録媒体に記録されたデータの前記他の機器への送信を開始する無線通信ステップと
    前記無線通信ステップによる前記データの前記送信中に、前記静止検出ステップで前記無線通信装置が移動していることが検出され、且つ、前記通信エリア判定ステップで、前記無線通信が所定の通信エリア内に存在するか否かを判定するための基準である第1閾値よりも広い所定の通信エリア内に存在するか否かを判定するための基準である第2閾値より外側であることが検出された場合、当該送信を中断する処理、及び、ユーザに警告を通知する処理のうち少なくとも一方の処理を行い、前記無線通信ステップによる前記データの前記送信中に、前記静止検出ステップで当該無線通信装置が移動していることが検出され、且つ、前記通信エリア判定ステップで前記第1閾値の通信エリア外で、前記第2閾値の通信エリア内であることが検出された場合、前記少なくとも一方の処理を行う制御ステップとを含む
    無線通信方法。
  3. 無線通信装置が、無線通信を用いて、記録媒体に記録されたデータを他の機器に送信するためのプログラムであって、
    前記無線通信装置が所定の通信エリア内に存在するか否かを判定する通信エリア判定ステップと、
    前記無線通信装置が静止しているか否かを検出する静止検出ステップと、
    前記通信エリア判定ステップで前記無線通信装置が所定のエリア内に存在すると判定され、且つ、前記静止検出ステップで前記無線通信装置が静止していることが検出された場合に、前記無線通信を用いた、前記記録媒体に記録されたデータの前記他の機器への送信を開始する無線通信ステップと
    前記無線通信ステップによる前記データの前記送信中に、前記静止検出ステップで前記無線通信装置が移動していることが検出され、且つ、前記通信エリア判定ステップで、前記無線通信が所定の通信エリア内に存在するか否かを判定するための基準である第1閾値よりも広い所定の通信エリア内に存在するか否かを判定するための基準である第2閾値より外側であることが検出された場合、当該送信を中断する処理、及び、ユーザに警告を通知する処理のうち少なくとも一方の処理を行い、前記無線通信ステップによる前記データの前記送信中に、前記静止検出ステップで当該無線通信装置が移動していることが検出され、且つ、前記通信エリア判定ステップで前記第1閾値の通信エリア外で、前記第2閾値の通信エリア内であることが検出された場合、前記少なくとも一方の処理を行う制御ステップとをコンピュータに実行させる
    プログラム。
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